HANNOVER MESSE 2015 国際産業技術見本市 会期:2015 年 4 月 13 日~17 日 会場:ハノーバー国際見本市会場 2014 年 12 月 世界の最新イノベーションが集結する HANNOVER MESSE - 産業用材料が一堂に集まる Industrial Supply 2015 - 黎明期を迎える産業用ロボットを展示する Industrial Automation - 第 4 次産業革命への道筋をつける MDA - SurfaceTechnology の新企画グループ・プレゼンテーション 2015 年 4 月 13 日(月)から 17 日(金)まで、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場 で開催される国際産業技術見本市 HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)2015。 その概観を、注目される各種技術見本市に焦点を当てながら紹介する。 セラミック、プラスチック、アルミニウムの驚くべき新用途-Industrial Supply 産業用部品における産業用材料の用途の開発が継続的に発展することで、世界規模の 委託製造の流れが一貫して拡大している。この傾向は、炭素繊維強化あるいはガラス 繊維強化プラスチックといった新素材によるところが大きいが、アルミニウムやゴム、 工業用セラミックといった従来の素材についても意外な用途が開発されている。これ らのすべての素材が、HANNOVER MESSE 2015 の委託製造・軽量構造技術に関わる 主要見本市 Industrial Supply(インダストリアルサプライ)で披露される。 工業用セラミックの効率向上 最新加工技術により、チューブ内側表面に織目模様を加工できるようになり、熱伝導 効率が上昇し、その結果、炉のエネルギー効率を高めることができるようになった高 性能セラミック製バーナーチューブはその好例だ。また、半透明セラミックにおいて も大きな進歩が見られた。革新的な製造プロセスにより、酸化アルミニウムはガラス のように透明に製造することができるようになった。この新素材は様々な用途に利用 されている。医療技術から、照明、腕時計、宝飾、さらには原料探査で重要な役割を 担う深海探査にも利用されている。 1 HANNOVER MESSE 2015 国際産業技術見本市 会期:2015 年 4 月 13 日~17 日 会場:ハノーバー国際見本市会場 強化プラスチック-万能素材として大きな存在感 多数の合成化学材料のメーカーや取扱業者が、HANNOVER MESSE におけるビジネ スチャンスを期待し参加する。強化プラスチックは、例えば、最新のエアバス A350 には 50%以上もの割合で使用されている。加工技術が進歩し、コスト削減が実現し、 トルコや中東でのスチール管も、段階的にガラス強化プラスチック(GRP)パイプラ インに置き換えられている。 多機能アルミサンドイッチパネル Industrial Supply におけるもう一つのトレンドは多機能性である。単一機能に複数の 機能を加えることで、材料は付加価値を高める。そのため、材料の節約になり全体サ イズを縮小することが可能となる。一例として、アルミサンドイッチパネルがあるが、 これは、建設や輸送、機械加工の分野で広く使用されている。 当内容のリリース全文はこちら 産業用ロボットの最新世代を展示する Industrial Automation 産業用ロボットは、大規模工場で使用する大型・高重量のもので、安全柵の中で同一 動作を繰り返すというのが従来のイメージである。しかし最近では小規模工場にも入 ってきている。このような工場では、ロボットは小型で多用途型となり、安全柵を超 え作業者のすぐ側で「仕事仲間」として活躍している。新たな分野への展開と世界的 な需要の増大が相まって、ロボットの売り上げは上昇している。国際ロボット連盟 (IFR)の報告によると、会員企業だけで 2013 年に 170,000 台を販売した。2012 年 比で 12%増であり、2014 年も同程度の成長が見込まれる。 ファナック、Güdel、Kuka といった企業が Industrial Automation に最新製品や技術を 出展し、Comau、川崎重工業、Stäubli、三菱、エプソン、IBG、ABB 等が、ロボット 支援の自動化技術を展示する。紹介される革新技術の中では、簡素化プログラムや明 2 HANNOVER MESSE 2015 国際産業技術見本市 会期:2015 年 4 月 13 日~17 日 会場:ハノーバー国際見本市会場 瞭タッチパッドコントロール技術等が注目される。 このような最新型ロボットを採用することで、工場の融通性が上昇し、量産ラインの 中で高まる顧客の個別ニーズに対応できるようになる。ロボットはより手頃な価格に なり、プログラムも容易になっていることから、今や、中小企業にも浸透していこう としている。 当内容のリリース全文はこちら 明日の工業生産システムを見据えた製品と技術が紹介される MDA 第四次産業革命(Industry 4.0)の時代は近いのだろうか。もしそうであれば、メーカ ーはどのような改良と調整が必要になるのだろうか。MDA(モーション、ドライブ、 オートメーション)2015 では、このような疑問に対する答やそれ以上の情報を獲得 できるだろう。MDA には、世界中のパワートランスミッションやパワーコントロー ルに関わるメーカー1,100 社が参加する。出展企業は、市場のニーズに即した広範な 技術と次世代の生産システムの基盤技術を披露する。 次世代生産システムの鍵となるパワートランスミッションとパワーコントロールの技 術においては、動力、アクチュエーター、センサー、コントロールユニットを統合し てシステムを構築することが、製造プラントや機械が情報共有、モニターリング、ツ ール摩耗検出、自己最適化を短時間に実施できるようにするための必須の要素である。 その他 Industry 4.0 に関わるものとしては、機械部品や工具、ならびに生産した製品 を、通信ネットーワークで網羅し、「モノのインターネット(IoT)」を構築する技術 が注目される。 当内容のリリース全文はこちら 3 HANNOVER MESSE 2015 国際産業技術見本市 会期:2015 年 4 月 13 日~17 日 会場:ハノーバー国際見本市会場 SurfaceTechnology 新企画グループ・プレゼンテーション HANNOVER MESSE 2015 のホール 3 は、テーマを「表面処理技術」に絞った見本市 SurfaceTechnology の会場となる。横断型見本市としての役割の中で、ここではあら ゆる領域の製品、システム、サービスが紹介される。従来の当分野では、電気メッキ、 産業用塗料コーティング、プラズマ・コーティング、マイクロ材料マシニングに焦点 を 絞 っ て い た 。 2015 年 は International Association for Microtechnology, Nanotechnology, Advanced Materials and Optics & Photonics(IVAM)による新しい グループ・プレゼンテーションが初めて開催される。ここで注目されるのは、マイク ロ材料とマイクロシステムである。SurfaceTechnology 2015 のその他の主要テーマ には、エネルギー節減、資源効率、環境に優しい前処理などがある。 ドイツメッセの HANNOVER MESSE 担当上級副社長 Marc Siemering(マルク・ジメ リング)は、「SurfaceTechnology の大きな強みは、世界で最も重要な産業技術見本 市 HANNOVER MESSE 傘下で開催されることだ」と述べ、さらに「風力発電、圧縮 空気・真空技術など、HANNOVER MESSE で取り上げられる産業分野はすべて表面 処理製品に依存していることから、SurfaceTechnology の出展社にとって、これらの 分野には潜在的な顧客やパートナーがいる。同時開催される各見本市とはテーマ面で 相乗効果を持っている」と語った。同じことが、ホール 2 の Research & Technology (研究・技術)で紹介されるナノテクノロジーや、ホール 4 の Industrial Supply(イ ンダストリアル・サプライ)で重要な役割を担う産業用材料にも言える。一定の業種 に特化した垂直市場向け見本市や従来型のユーザー志向の見本市と異なり、 SurfaceTechnology はあらゆる領域の材料に対応する見本市である。金属、プラスチ ック、木材、ガラス、セラミックなど、材料の種類を問わず、ユーザーは最適な表面 処理ソリューションを見つけることができる。 SurfaceTechnology のプログラムには、多数の特別プレゼンテーションが含まれる。 産業と研究の分野のカンファレンスや講演のプログラムで構成される SurfaceTechnology Forum は、知識やノウハウの交換、最新のトレンドや開発に関す 4 HANNOVER MESSE 2015 国際産業技術見本市 会期:2015 年 4 月 13 日~17 日 会場:ハノーバー国際見本市会場 るディスカッションのプラットフォームを提供する。ドイツの業界団体 Central Association of Surface Treatment Professionals(ZVO/中央表面処理専門家協会)主 催の表面処理業界についての特別プレゼンテーション「World of Surface Treatment」 では、全プロセス・チェーンに沿ってイノベーションが紹介される。「Competence Center for Surface Technology 」 も ハ イ ラ イ ト の 1 つ で あ り 、 ド イ ツ 企 業 AB Anlagenplanung GmbH が完全機能型コーティング・プラントのデモを行う。共同ブ ース「Surface-Plasma Network」では、プラズマ・コーティングにスポットライトを あてる。また、エネルギー節減は、ドイツ機械工業連盟(VDMA)のグループ・プレ ゼンテーションの上位テーマに入っている。出展社は塗料コーティング、吹き付け加 工、産業用プラズマ技術を専門とした企業で構成される。さらにドイツ連邦経済エネ ルギー省が後援するグループ・プレゼンテーションは、HANNOVER MESSE のプレ ゼンテーションに関連して初期の支援が必要なスタートアップ企業を対象としている。 人気の高い B2B プラットフォーム「SchauPlatz NANO」では、産業用表面処理向け に、市場投入を待つ製品やソリューションを紹介する。研究志向のナノテクノロジ ー・アプリケーションに重点を置くホール 2 の「World of NANO」とテーマが密接に 関 連 し て い る 。 ま た 、 今 回 初 め て 「 Schauplatz NANO 」 と プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 「IVAM Product Market “Micro, Nano & Materials”」が同一会場に設定される。特に産 業用アプリケーションに重点を置きながら、マイクロテクノロジー、ナノテクノロジ ー、フォトニクス、新材料のイノベーションに焦点を絞る。 HANNOVER MESSE の SurfaceTechnology は、ドイツメッセ株式会社が開催する 3 つの表面処理技術見本市の1つである。他の 2 つは、国際工業部品清浄専門見本市 parts2clean と 、 国 際 表 面 処 理 & コ ー テ ィ ン グ 専 門 見 本 市 O&S で あ る 。 次 回 の parts2clean は 2015 年 6 月 9 日(火)から 11 日(木)まで開催され、2016 年は parts2clean と O&S が同時に 5 月 31 日(火)から 5 月 2 日(木)まで、いずれもド イツ・シュトゥットガルトで開催される。 リリースの全文こちら 5 HANNOVER MESSE 2015 国際産業技術見本市 会期:2015 年 4 月 13 日~17 日 会場:ハノーバー国際見本市会場 世界の最新イノベーションが結集する HANNOVER MESSE 世界最大規模の国際産業技術見本市 HANNOVER MESSE は、毎年、ドイツ・ハノー バーで開催されている。次回の HANNOVER MESSE は、2015 年 4 月 13 日から 17 日 ま で 、 イ ン ド を 公 式 パ ー ト ナ ー カ ン ト リ ー に 迎 え て 実 施 さ れ 、 Industrial Automation 、 Motion, Drive & Automation (MDA)、Energy 、 Wind 、MobiliTec、 Digital Factory 、 ComVac ( 圧 縮 空 気 ・ 真 空 技 術 ) 、 Industrial Supply 、 SurfaceTechnology(表面処理技術) 、Research & Technology(研究と技術)の 10 の専門展示会で構成される。特に、Industrial Automation と IT、動力伝達と制御、エ ネルギーと環境技術、産業用部品、生産技術とサービス、研究開発が重点分野となる。 詳細はウェブサイトをご覧ください:www.hannovermesse.de/home ドイツメッセ株式会社 ドイツ・ハノーバーを本拠地とするドイツメッセ株式会社は、世界 10 大見本市企業 の一社であり、世界最大の国際見本市会場を運営している。2013 年には 3 億 1,200 万ユーロ(約 430 億円)の売上高を計上した。同年には世界各地で 119 の見本市と 会議を企画、開催し、その出展社数は計 4 万 1,000、来場者数は計 400 万にのぼった。 CeBIT(IT 通信)、HANNOVER MESSE(産業技術)、CeMAT(イントラロジステ ィクス)、DOMOTEX(フロアカバリング)、LIGNA(木材加工と林業)などの、世 界をリードする各種産業見本市を運営。従業員数は 1,000 名を超え、100 か国以上で 計 66 の代表事務所、子会社、支店を展開している。 見本市に関する詳細は下記へお問い合わせ下さい。 ハノーバーフェアーズジャパン株式会社 〒102-0074 東京都千代田区九段南 2-5-1 Tobunsha BLDG. 1 階 Tel: (03) 5215-7121 Fax: (03) 5215-7122 www.hannovermesse.co.jp 6
© Copyright 2024 Paperzz