メルクセローノ株式会社は4月末日にアービタックス®のコ・プロモーション

News Release
報道関係各位
2015 年 2 月 13 日
メルクセローノ株式会社は
4 月末日にアービタックス®のコ・プロモーションを終了し、
日本国内のオンコロジー領域基盤構築と営業部門の拡大を目指す
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メルクセローノ株式会社およびブリストル・マイヤーズ株式会社は、アービタック
ス®のコ・プロモーションを 4 月末日に終了し、アービタックス®に関する全ての情
報提供活動をメルクセローノ株式会社に移行することで合意しました。
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アービタックス®の情報提供活動がメルクセローノ株式会社に移行されるのを機に、
弊社はオンコロジー領域の基盤構築と日本の営業部門の拡大を進めます。
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メルクセローノ株式会社は、ファイザー社との共同開発を進める当社の抗 PD-L1 抗
体薬など、有望なオンコロジー領域のパイプラインを有し、今後、国内オンコロジ
ー市場において長期にわたるリーダーシップ・ポジションの確立を目指します。
2015 年 2 月 13 日、東京発 –
メルクセローノ株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締
役社長:ジェームス・フェリシアーノ、以下 MSJ)は、MSJ とブリストル・マイヤーズ
株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ダビデ・ピラス、以下、BMKK)が、
アービタックス®(一般名:セツキシマブ)について 4 月末日にコ・プロモーションを終
了し、2015 年 5 月 1 日から MSJ による単独情報提供活動の開始に合意したことを本日発
表します。アービタックス®は、MSJ がオンコロジー領域で最初に発売した製品です。
MSJ は BMKK とともにアービタックス®を EGFR 陽性の治癒切除不能な進行・再発の結
腸・直腸癌の治療薬として 2008 年 9 月に上市し、その後 2012 年 12 月に頭頸部癌の適用
追加承認を得ました。
BMKK と MSJ は、過去 7 年間にわたるめぐまれたパートナーシップにより、アービタッ
クス®の上市および情報提供活動を力強く成功へと導きました。この 7 年間、KRAS 野生
型大腸癌患者さんおよび頭頸部癌患者さんの治療を前進すべく、両社は全関連部門にお
いて途切れのない緊密な連携体制を保持してまいりました。
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MSJ 代表取締役社長のジェームス・フェリシアーノは次のように述べています。「弊社
を代表して、BMKK のパートナー精神に心から感謝申し上げます。この度、単独のアービ
タックス®情報提供活動に移行されることで、弊社ではオンコロジー領域の基盤構築およ
び日本の営業部門の拡大が可能となります。ファイザー社との共同開発を進める弊社の
抗 PD-L1 抗体薬などの有望なオンコロジー領域のパイプラインを有し、今後、弊社は国
内オンコロジー市場において、長期にわたるリーダーシップ・ポジションの確立を目指
します。」
メルク社メルクセローノ事業部・上席副社長でグローバルコマーシャル・ヘッドのエリ
ツィン・エルグンは「弊社の日本法人をオンコロジー市場におけるリーティング・プレ
イヤーとすべく、メルク本社は日本に対する投資継続にコミットしてまいります。」と
話しています。
両社は、アービタックス®に関するBMKKの情報提供活動のMSJへの移行を途切れること
なく、円滑に推進するための計画に合意し、これに基づき両社は2015年5月末を目途に移
行プロセスを完了する予定です。
セツキシマブ (アービタックス®)について
セツキシマブはEGFRを標的とするIgG1モノクローナル抗体です。セツキシマブの作用機序は、モノクローナル抗体と
して、EGFRに対して特異的に結合するという点で従来の標準的な化学療法とは明確に異なります。EGFRに結合す
ることによって受容体の活性化と下流のシグナル伝達が阻害され、正常組織への腫瘍細胞の増殖、浸潤と転移が抑
制されます。また、化学療法や放射線療法によって引き起こされた損傷を修復する腫瘍細胞の活性を抑制し、腫瘍内
血管新生を抑制するとも考えられており、それによって腫瘍の増殖を全体的に抑えるとされています。
セツキシマブに最も多い副作用はざ瘡様皮疹であり、皮疹の程度(グレード)と治療効果は相関があると報告されてい
ます。また、結腸・直腸がんの患者さんを対象とした使用成績調査において、約5%に過敏反応(インフュージョン・リア
クション)が発生し、このうちの約2分の1が重度な症状を示しました。
セツキシマブ は結腸・直腸がん及び頭頸部扁平上皮がんの治療薬として、90 カ国以上で市販承認を受けています。
メルクは1998年、イーライリリーの100%子会社であるイムクロン社から米国、カナダ以外でのセツキシマブの販売権
をライセンス供与されました。メルクはグローバルでがん治療の進展に継続的にコミットしており、対象領域における新
規治療法の研究に取り組んでいます。
Merck Serono(メルクセローノ)について
メルクセローノは Merck(メルク)のバイオ医薬品部門です。ドイツ・ダルムシュタットに本拠を置き、世界 150 カ国にお
いて、がん、多発性硬化症、内分泌・代謝疾患及び循環器疾患の治療に用いられる先進的な医薬品を提供していま
す。合衆国及びカナダにおいては、EMD Serono が独立した法人として設立されたメルクセローノ子会社として事業を
展開しています。
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メルクセローノは、化学及び生物由来のスペシャリティ領域における医療用医薬品の研究開発、製造及び販売を行っ
ています。重点領域である腫瘍領域、免疫腫瘍領域、免疫領域および神経領域における最新の治療法の提供に注力
しています。
メルクセローノの詳細については、www.merckserono.com.をご覧ください。
Merck(メルク)は、医薬・化学品分野において、最高水準の品質と高度な技術に基づく革新的な製品を提供するリー
ディングカンパニーです。メルクセローノ、コンシューマヘルス、アレルゴファーマ、バイオシミラー、パフォーマンスマテ
リアルズ、メルクミリポアの 6 事業部を有し、2013 年の総売上高は約 111 億ユーロとなっています。世界 66 カ国に
おけるグループ従業員約 39,000 名が、患者さんのクオリティ・オブ・ライフの向上や顧客企業の支援、グローバルな
課題の解決に向け取り組んでいます。
メルクは世界で最も歴史の古い医薬・化学品会社です。1668年以来、革新性、事業の成功及び責任ある企業家精神
を標榜しています。メルクの創業家は全体の約70%の株式を保有し、今日にいたるまで株式の過半数を所有し続けて
おります。EMD Serono, EMD Millipore, EMD Performance Materials として事業を行っているカナダ及び合衆国を
除き、ドイツ・ダルムシュタットのメルクはMerckの名称及びブランドのグローバルな権利を有しています。
メルクセローノ株式会社について
メルクセローノ株式会社は、ドイツ、ダルムシュタットに本社を置くメルク(Merck)のバイオ医薬品事業部門の日本法
人で、2007年10月1日に発足し、がん及び不妊治療領域を重点領域としています。
メルクセローノ株式会社の詳細については www.merckserono.co.jpをご覧ください。