トリクロルメチアジド錠

№10-J-059
・・・医薬品の適正使用に欠かせない情報です。必ずお読み下さい。・・・
平成23年1月
使用上の注意改訂のお知らせ
日本薬局方
トリクロルメチアジド錠
チアジド系降圧利尿剤
この度、標記製品に関しまして「使用上の注意」を改訂致しましたのでご案内申し上げます。
今後のご使用に際しましては下記内容をご参照下さいますようお願い申し上げます。
1.改訂内容(抜粋)
改
(平成23年1月11日付事務連絡による追加箇所 下線:
(自主改訂による追加箇所 下線:
(自主改訂による削除箇所 下線:
訂
後
3相互作用
併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
<略>
糖質副腎皮質 臨床症状:低カリウ
ム血症が発現するお
ホルモン剤
それがある。
ACTH
※ グリチルリチ 血清カリウム値の低
ン製剤
下があらわれやすく
甘草含有製剤 なる。
糖尿病用剤
SU剤
インスリン
糖尿病用剤の作用を
著しく減弱するおそ
れがある。
現
機序・危険因子
共にカリウム排泄作
用を有する。
これらの薬剤は低カ
リウム血症を主徴と
した偽アルドステロ
ン症を引き起こすこ
とがあり、本剤との
併用により低カリウ
ム血症を増強する可
能性がある。
)
)
)
行
3相互作用
併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
<略>
糖質副腎皮質 臨床症状:低カリウ
ム血症が発現するお
ホルモン剤
それがある。
ACTH
糖尿病用剤の作用を
糖尿病用剤
著しく減弱するおそ
SU剤
インスリン れがある。
機序・危険因子
共にカリウム排泄作
用を有する。
機序は明確ではない
が、チアジド系利尿
剤によるカリウム喪
失により膵臓の β 細
胞のインスリン放出
が低下すると考えら
れている。
<略>
機序は明確ではない
が、チアジド系利尿
剤によるカリウム喪
失により膵臓の β 細
胞のインスリン放出
が低下すると考えら
れている。
<略>
4副作用
4副作用
(1)重大な副作用(頻度不明)
(1)重大な副作用(頻度不明)
再生不良性貧血 再生不良性貧血があらわれることがある
1)再生不良性貧血 再生不良性貧血があらわれることがあ
ので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与
るので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には
を中止すること。
投与を中止すること。
※2)低ナトリウム血症 倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙
攣、意識障害等を伴う低ナトリウム血症があらわれるこ
とがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場
合には、投与を中止するなど、直ちに適切な処置を行う
こと。
※3)低カリウム血症 倦怠感、脱力感、不整脈等を伴う低カ
リウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に
行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど、
直ちに適切な処置を行うこと。
-トリクロルメチアジド錠「タイヨー」
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改
訂
後
現
行
(3)その他の副作用
(3)その他の副作用
頻 度 不 明
<略>
※ 代謝異常 電解質失調(低クロール性アルカローシス、血中
カルシウムの上昇等)
、血清脂質増加注2)、高尿酸
血症注2)、高血糖症注2)
<略>
注1)~注2)
<略>
頻 度 不 明
<略>
代謝異常 電解質失調(低ナトリウム血症、低カリウム血
症、低クロール性アルカローシス、血中カルシウ
ムの上昇等)
、血清脂質増加注2)、高尿酸血症注2)、
高血糖症注2)
<略>
注1)~注2)
<略>
※印:平成23年1月改訂
2.改訂理由
(1)平成23年1月11日付事務連絡に基づき「副作用」の項の追加改訂を致しました。(下線:
)
)
(2)自主改訂に基づき「相互作用」の項の追加改訂を致しました。(下線:
(3)自主改訂に基づき「副作用」の項の削除改訂を致しました。(下線:
)
本添付文書改訂情報は医薬品医療機器総合機構のインターネット情報提供ホームページ(http://www.info.pmda.go.jp/)に最新
添付文書並びに医薬品安全対策情報(DSU)が掲載されています。あわせてご利用下さい。
-トリクロルメチアジド錠「タイヨー」
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