平成27年2月の目標「電気事故“ゼロ”」 平成27年1月に発生した電気事故は以下の とおりでした。 ○感電・アーク等による死亡事故・・・0件 ○感電・アーク等による負傷事故・・・2件 ○主要電気工作物の破損・・・1件 ○電気火災・・・0件 ○波及事故・・・6件(前年度比-5) 雨水、雪等の侵入防止策 (お知らせ) 1月は、感電・アークによる負傷事故が発 生致しました。この事故は事業所の解体工 事中に発生したものです。受電を停止する までは、主任技術者の管理立会いのもと工 事を行うようお願い致します。 次回は、事故報告の際に頂いたアンケート の今年度分の取りまとめを掲載致します。 前月に引き続き、今月は、雪害対策だけで なく雨水侵入対策にも効果的な事例を紹介 致します。左図のように、防噴流対策板等を 取り付けることにより、雪や雨、風による高 圧機器への影響を低減させることができま す。 平成26年2月の事故事例について 普段は事故には至らないようなことが、暴 風雪等の要因が加わることによって、事故 の主原因となる波及事故がありました。この ような事故は、日頃の目視点検等で小さなト ラブルを改善することで防止できます。 平成26年2月の事故事例について 作業者の過失による波及事故 UGSの常用/試験スイッチが試験に入っていた。 保守不完全、氷雪による波及事故 短絡破壊したLBS 【概要】 大雪の影響によりキュービクル通気口から雪が吹き込み、以 前より絶縁低下が指摘されていた箇所に付着したため地絡状 態になった。UGSが設置されていたが、前回の年次点検から 常用/試験スイッチが試験側に入ったままであったため、SOG が正常に動作せず波及事故に至った。 【概要】 月次点検の際にキュービクルの施錠を失念し、強風と大雪の 影響でキュービクルの扉が開き、雪が内部に侵入した。前年、 年次点検を行っていなかったためLBSに埃が積もった状態で あり、そこに雪が付着したため短絡し、PAS・UGSが設置され ていないことから波及事故に至ったと考えられる。 【設置者のとった対策】 ・年次点検時の復旧操作マニュアルを作成し、作業終了後は 必ず2名で確認を行う。 ・年次点検を行う際は、確認事項を記載したマグネットシールを 貼り、確認漏れがないようにする。 ・雪や強雨が予想される際は、キュービクル通気口にカバーを 取り付け雪や雨の侵入を防止する。 【設置者のとった対策】 ・点検時に現場を離れる際は、再度施錠の確認を行う。 ・年次点検は毎年必ず行い、事故のリスクを低減させる。
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