J-STAGE 運用マニュアル

09-JS-US-MAN-242
J-STAGE 運用マニュアル
書誌事項表示情報ファイル(BIB)
の書き方
<第 3.2 版>
平成21年11月
独立行政法人科学技術振興機構
書誌事項表示情報ファイル(BIB)の書き方
目次
1. はじめに ..............................................................................................................................................1
1.1. このマニュアルについて ...............................................................................................................1
1.2. ファイル形式 .................................................................................................................................1
1.2.1. アップロードに必要なファイル ..............................................................................................1
1.2.2. ファイル名...............................................................................................................................1
1.2.3. ファイルの記述内容 ................................................................................................................1
1.2.4. 注意事項 ..................................................................................................................................2
1.3. 書誌事項表示情報ファイル(BIB) ..................................................................................................2
1.3.1. 注意事項 ..................................................................................................................................2
1.4. 全文検索用ファイル(TXT) ............................................................................................................3
1.5. 各ファイルの使われ方...................................................................................................................4
2. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)項目一覧..........................................................................................5
3. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)の項目の説明 ..................................................................................7
4. 公開画面イメージ..............................................................................................................................13
5. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)の例...............................................................................................16
本書の著作権は、原則として独立行政法人科学技術振興機構(JST)に帰属します。これらは、著
作権法上認められた範囲において使用することは可能ですが、転載、複製、公衆送信、翻訳、商用
利用などを行う際には、著作権者の承諾を得る必要があります。
i
1. はじめに
1.1. このマニュアルについて
J-STAGE に論文ファイルをアップロードするファイル形式のひとつとして BIB があります。これ
は、J-STAGE が独自に定義した項目名に対して、その内容を記述して作成するプレーンテキストフ
ァイルです。
このマニュアルでは、主に BIB のファイル形式(以下、「BIB ファイル」と呼ぶ)について説明
します。また、BIB ファイルの項目名に関する説明と共に、全文検索用ファイル(以下、「TXT ファ
イル」と呼ぶ)についても説明します。
1.2. ファイル形式
1.2.1. アップロードに必要なファイル
BIB 形式のファイルで論文をアップロードする場合には、次のように3つのファイルが必要にな
ります。
表 1-1 アップロードに必要なファイル
ファイルの種類
PDF ファイル
BIB ファイル
TXT ファイル
ファイル名
巻_開始頁.pdf
巻_開始頁.bib
巻_開始頁.txt
必須
必須
必須
任意
用途
公開された論文の閲覧用
書誌事項表示用(引用文献表示用含む)
全文検索用
必須となるファイルは、PDF ファイルと BIB ファイルです。引用文献リンクの情報は、BIB ファ
イルに記述されている引用文献情報を元に自動解析されます。また、TXT ファイルがない場合は、
全文検索のサービスを受けることができません。
なお、1ファイルに1論文分の情報のみ記述します。1つのファイルに、複数の論文の情報を記
述することはできません。そのため、1 論文に対して、通常、PDF ファイル、BIB ファイル、TXT
ファイルの3つのファイルが存在することになります。
1.2.2. ファイル名
ファイル名の命名規則は「巻_開始頁.拡張子」です。これ以外の名前を付けた場合は、J-STAGE
のシステムにアップロードする際、エラーとなります。
例:Vol.152 (2006) No.1 pp.2-7 の論文の場合
PDF ファイル→152_2.pdf、BIB ファイル→152_2.bib、TXT ファイル→152_2.txt
但し、号毎に開始頁が1頁から始まる論文誌では、「巻_号_開始頁」と付ける場合がありますの
で注意してください。
1.2.3. ファイルの文字コード・改行コード
BIB ファイルと TXT ファイルの文字コードは「SHIFT-JIS」、改行コードは「CR+LF」としてく
ださい。それ以外のコードのファイルは、J-STAGE のシステムでアップロードする際、エラーにな
ります。Windows 環境であれば、文字コード、改行コードは、改めて設定する必要はありせんが、
Mac 環境でデータ作成をする場合には、設定漏れがないよう注意してください。
1
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1.2.4. 注意事項
ファイル作成にあたっての注意事項をまとめました。
・ ファイル名の命名ルールは「巻_開始頁.拡張子」としてください。
例:152_2.bib・・・Vol.152 p.2 の論文の場合
・ 1ファイルに1つの論文を記述してください。
・ BIB/TXT ファイルの文字コードは「SHIFT-JIS」、改行コードは「CR+LF」としてください。
1.3. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)
BIB ファイルは、論文タイトルや著者名、抄録、引用文献などの論文の書誌情報を、項目別に書
き出したプレーンテキストファイルです。「項目名=」という形式で定義されたファイルを任意の
テキストエディタで開き、「項目名=」の「=」の後に、それぞれ項目の内容を記述してください。
作成した BIB ファイルを J-STAGE のシステムでアップロードすると、BIB ファイルの「項目名=」
の「=」の後に記述したデータが、HTML に変換され、J-STAGE の書誌事項画面や引用文献画面に表
示されます。そのため、「=」以降に誤ったデータを記述した場合、それらが、そのまま書誌事項
画面や引用文献画面に表示されてしまいます。誤った情報が公開されないよう、データを作成する
際は、十分注意してください。
また、BIB ファイルでは、「項目名=」から改行までを 1 つのデータ項目とみなすため、項目の途
中に改行を入れることはできません。抄録の段落を区切るために改行が必要な場合は HTML の <BR>
タグを使用してください。
アクセント付きアルファベットなど WEB 画面に表示できない特殊な文字は、文字実体参照や代替
文字に置き換える必要があります。
なお、BIB ファイルに記述する内容は、原文(冊子もしくは PDF)通りを原則としてください。
1.3.1. 注意事項
BIB ファイル作成にあたっての注意事項をまとめました。
・ 記述するデータは、原文(冊子もしくは PDF)通りにしてください。
・ 1項目は1行で記述し、項目の途中に改行は入れないでください。
・ 英語項目は、半角英数字で記述してください。
・ 特殊文字など WEB 画面に表示できない文字は、置き換えが必要です。
2
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1.4. 全文検索用ファイル(TXT)
全文検索用ファイル(TXT)とは、公開後の J-STAGE の検索機能で、論文本文を検索対象とする
ことを目的としたファイルです。作成は必須ではありませんが、全文検索用ファイル(TXT)をア
ップロードすることで、BIB ファイルに含まれない論文本文の内容を検索情報としてもつことが可
能になります。
全文検索用ファイル(TXT)は、他のファイル同様、ファイル名は「巻_開始頁.拡張子(txt)」
とし、文字コードは「SHIFT-JIS」、改行コードは「CR+LF」としてください。記述する内容は、
本文のみでも、書誌情報や引用文献情報を含めた形でも、どちらでもかまいませんが、表示用デー
タではありませんので、BIB ファイルのような文字実体参照への置き換え等の対応は不要です。た
だし、本文が途中で途切れてしまった場合など、その箇所が検索対象になりませんので注意してく
ださい。
3
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1.5. 各ファイルの使われ方
このリンクを
クリックする
とアップロー
ドしたPDFが閲
覧できます。
目次画面
書誌事項画面
TXTファイルはこの
画面の全文検索で使
用します。
ここに表示される
引用文献も、BIBフ
ァイルに記述した
内容です。
BIBファイルに
記述した引用
文献を自動解
析して、このよ
うにリンクさ
れます。
4
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2. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)項目一覧
BIB ファイルで使用する項目の一覧を、表 2-1 に示します。
「No.」欄は項目の番号です。各項目はこの順序で記述しますが、繰り返す項目もあるため実際
の BIB ファイルの行と一致しません。
「項目」欄は、BIB ファイルで使用する項目名になります。
「項目名称」は項目に入れるべきデータの名称です。記述すべきデータの詳しい説明は後述しま
す。
「必須」欄は、記述必須の項目かどうかを示します。それぞれの記号の意味は、次の通りです。
◎:必須
○:書誌としてある場合は記述してください。但し、表示設定が必要な場合があります。
●:条件により必須となります。
△:任意
表 2-1 書誌事項表示情報項目一覧
No
1
2
3
4
5
項
目
start-ver
cd-journal
no-vol
cd-vols
no-issue
項 目 名 称
フォーマットバージョン
ジャーナルコード
巻
分冊
号
必須
◎
◎
◎
○
◎
6
article-no
論文番号
●
7
8
9
10
11
12
13
start-page
end-page
dt-received
dt-revised
dt-accepted
dt-pub-year
dt-pub
開始ページ
終了ページ
受付日
改訂日
掲載決定日
発行年
発行日
◎
○
○
○
○
◎
△
14
dt-online
オンライン発行日
△
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
en-article
kn-article
en-subject
kn-subject
en-title
kn-title
en-subtitle
kn-subtitle
en-abstract
kn-abstract
en-copyright
kn-copyright
原稿分類(英)
原稿分類(日)
原稿分野(英)
原稿分野(日)
論文タイトル(英)
論文タイトル(日)
論文サブタイトル(英)
論文サブタイトル(日)
抄録(英)
抄録(日)
コピーライト(英)
コピーライト(日)
△
△
△
△
◎
◎
○
○
○
○
△
27
28
29
30
31
32
en-aut-sei
en-aut-mei
kn-aut-sei
kn-aut-mei
aut-affil-num
空白行
著者名・姓(英)
著者名・名(英)
著者名・姓(日)
著者名・名(日)
著者所属対応番号
△
●
○
○
○
○
●
備
考
1.4固定
ジャーナル固有のコード
アップロード時、照合
ほとんどのジャーナルは分冊なし
アップロード時、照合
早期公開用、あるいは、開始ページの代わりに
論文番号をDOIに表示する場合は必須
早期公開の場合は必ず空欄とする
年月日8桁(YYYYMMDD) 例)20080401
抄録画面に表示可能
各論文の発行年 西暦4桁 (YYYY) 例)2008
年月日8桁(YYYYMMDD) 例)20080401
J-STAGE以外でオンライン発行された
日を表示可能
年月日8桁(YYYYMMDD) 例)20060401
目次表示形式でパターンE,Fを選択した場合の
み表示可能
どちらか片方が、入力必須
4,000バイトまで
論文毎にコピーライトが異なる場合のみ入力
空欄の場合は、ヒアリングシートで決定した初
期の内容を表示
項番27~32
著者名を記述する場合は必須
を著者人数
分繰り返す
姓以外は全て、名とする
コンマで区切って、最大6個
5
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No
33
34
35
36
37
38
項
affil-num
en-affil
kn-affil
en-keyword
項 目 名 称
空白行
所属番号
所属(英)
所属(日)
空白行
キーワード(英)
39
kn-keyword
キーワード(日)
○
空白行
●
40
目
必須
●
●
○
○
●
○
41
citation
引用文献
○
42
END
1論文終了マーク
◎
備
考
所属機関を記述する場合は必須
半角数字で連番
項番33~36
を所属数分
繰り返す
キーワードを記述する場合は空白1行が必須
キーワード数分の項目を記述
項番38~39
をキーワー
ド数分繰り
返す
引用文献を記述する場合は空白1行が必須
引用文献数分の項目を記述
引用文献数
分繰り返す
大文字
No.1 のフォーマットバージョン(start-ver=)から No.26 コピーライト(日)(kn-copyright=)までの
項目群は基本項目群です。基本項目群の項目は、記述するデータがない場合も空欄のまま残してお
いてください。
No.27~32(著者情報)の全ての項目に記述するデータがない場合は、項目の記述は不要です。
一つの項目でも記述するデータがある場合は、全ての項目を記述してください。
No.33~36(所属機関)、37~39(キーワード)、40~41(引用文献)についても同様です。
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3. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)の項目の説明
「2.」で示した BIB ファイル項目一覧の各項目について説明します。次の( )内の番号は、表
2-1 の「No.」の番号に対応します。
(1) フォーマットバージョン(start-ver)
BIB ファイルのフォーマットのバージョンを示します。この値は「1.4」固定です。
例:
start-ver=1.4
(2) ジャーナルコード(cd-journal)
ジャーナルごとに決められた識別コードです。J-STAGE 利用時に、希望を元に決定したもの
を英数半角小文字で記述してください。
例:
cd-journal=sample
(3) 巻(no-vol)
ジャーナルの巻(Volume)を記述します。巻は、先頭が A-Z、a-z、0-9、それ以降は A-Z、a-z、
0-9、
「.」の文字が入力可能です。原則、冊子通りの巻番号を記述してください。
システムでアップロードする際、巻は、システム内の巻と照合されますので、記述に誤りが
あるとエラーになります。
例:
no-vol=152
(4) 分冊(cd-vols)
ジャーナルの分冊を記述します。分冊のあるジャーナルは希で、通常この項目は空欄にしま
す。
例:
cd-vols=
(5) 号(no-issue)
ジャーナルの号(No)を記述します。号は、先頭が A-Z、a-z、0-9、それ以降は A-Z、a-z、0-9、
「.」
「/」
「_」の文字が入力可能です。原則、冊子通りの号を記述してください。
システムでアップロードする際、号は、システム内の号と照合されますので、記述に誤りが
あるとエラーになります。
例:
no-issue=1
なお、以下、例外的な対応です。
・号の記載がない場合
号のない場合(年1回の発行など)は、「0」を記入してください。号を「0」とすることで、
公開画面で号のない状態にできます。
例:
no-issue=0
・合併号などの場合
合併号などの場合、
「3_4」のように、数字と数字をアンダースコア等の記号で区切って記
入してください。号の記述で使用可能な区切り記号は、半角のピリオド(.) スラッシュ( / )
アンダースコア( _ )です。
例:
no-issue=3_4
(6) 論文番号(article-no)
論文番号を記述します。早期公開用、あるいは、開始ページの代わりに論文番号を DOI に表
示する場合は記述が必須です。
例:
article-no=
(7) 開始ページ(start-page)
論文の開始ページを記述します。開始ページに使用可能な文字は、A-Z、a-z、0-9、「_」の文
7
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字です。原則、ページは冊子通りに記述します。
開始ページは、システムでアップロードする際、ファイル名と照合しますので、ファイル
名の開始ページと異なると、エラーになります。
早期公開の場合は必要のない項目ですので、何も記述しないでください。
例:
start-page=2
なお、以下、例外的な対応です。
・ページが号単位の場合
巻で通しページではなく、号単位で十時ページとなっているジャーナルの場合、
「号_ペ
ージ」と記述してください。
例:
start-page= 1_50
この場合、ファイル名は、[巻_号_開始ページ.拡張子]となります。
・ページ記載がローマ字の場合
まれに「i」
、
「x」など小文字のローマ数字で書かれているページがありますが、その場合、
そのままローマ数字をアルファベットで表現して記入します。
例:
start-page= ii
・冊子にページの記載が無い場合
巻頭言や口絵などにページの記載がない場合、
「ページ略語 + 号数(2 桁) + "_"(アンダー
スコア) + 通し番号」と記述することが可能です。
№
1
2
3
4
種類
表紙
巻頭言
口絵
上記以外
例:
ページ略語
Cover
Pref
Pict
「J-STAGE 公開画面ページ表記例について ver1_0.pdf」を参照し
てください
記入例
Cover03_1
Pre03_1
Pict03_1
-
start-page= Cover03_1
(8)終了ページ(end-page)
論文の終了ページを記述します。
例:
end-page=7
(9,10,11) 論文受付日(dt-received)、論文改訂日(dt-revised)、論文掲載決定日(dt-accepted)
論文受付日は、一般に初回投稿日です。
論文改訂日は、一般に論文の最終改訂日です。
論文掲載決定日は、一般に論文受理日です。
それぞれ、日付を YYYYMMDD のように西暦年、月、日の順に8桁の数字で記述してください。
例:
dt-received=20051025
dt-revised=20051201
dt-accepted=20060126
8
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(12) 発行日(dt-pub)
発行日は冊子体の発行年月日がわかる場合、YYYYMMDD のように8桁の数字で記述してくださ
い。
例:
dt-pub=20090101
(13)発行年(dt-pub-year)
発行年は必須項目です。各論文が発行された年を、YYYY のように4桁の数字で記述してくだ
さい。
例:
dt-pub-year=2009
年度で出版している場合など、号が年をまたいで発行され、巻の発行年と号の発行年が異な
るジャーナルも存在します。その場合も、必ず、巻の発行年ではなく、号の発行年を記述して
ください。
なお、発行年は、書誌事項画面下方の「本論文を引用する際にご利用ください:」以降に書誌
メタデータとして表示されます。また、書誌メタデータは、様々なデータベースや電子ジャー
ナルサイトとのデータのやり取りに使用されるデータになります。誤りのないよう十分注意し
てください。
(14) オンライン発行日(dt-online)
J-STAGE 以外でオンライン発行された日を記述します。
YYYYMMDD のように8桁の数字で記述してください。
例:
dt-online=
(15,16) 原稿分類(en-article、kn-article)
論文の原稿分類を記述できます。目次表示パターンが E か F の場合、目次画面に表示されま
す。パターン A~D の場合は表示されないので記述の必要はありません。
例:
en-article=
kn-article=
(17,18) 分野(en-subject、kn-subject)
論文の原稿分野を記述できます。目次表示パターンが E か F の場合、目次画面に表示されま
す。パターン A~D の場合は表示されないので記述の必要はありません。
例:
en-subject=
kn-subject=
(19,20) 論文タイトル(en-title、kn-title)
論文のタイトルを記述します。英文タイトルは en-title=に、和文タイトルは kn-title=に記
述してください。
英文タイトル(en-title=)のみ記述がある場合、日本語画面のタイトルには、en-title=に
記述した英文タイトルが表示されます。
例:
en-title=Importance of treatise magazine Internet public presentation
kn-title=学術論文誌インターネット公開の重要性
(21,22) 論文サブタイトル(en-subtitle、kn-subtitle)
論文のサブタイトルを記述します。英文サブタイトルは en-subtitle=に、和文サブタイトル
は kn-subtitle=に記述してください。
英文サブタイトル(en-subtitle=) のみ記述がある場合、日本語画面のサブタイトルには、
en-subtitle=に記述した英文サブタイトルが表示されます。
例:
en-subtitle=-In the case of J-STAGE Previewkn-subtitle=-J-STAGE Preview の場合-
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(23,24) 抄録(en-abstract、kn-abstract)
抄録を記述します。英文抄録は en-abstract=に、和文抄録は kn-abstract=に記述してくださ
い。抄録内で改行の必要がある場合は、HTML の<BR>タグで改行してください。
英文抄録(en-abstract=)のみ記述がある場合、日本語画面の抄録には、en-abstract=に記
述した情報が表示されるため、kn-abstract の記述は不要です。
例:
en-abstract=In order to maintain and develop Japan's science and technology resea
rch at an international level, it is important to disseminate outstanding researc
h and development results to the world instantaneously. To that end, it is import
ant to computerize bulletins of academic societies and research papers that are c
urrently appeared on paper by user organizations and release them to the appearan
ce on the Internet.<br> In order to support the information transmission function
of user organizations, the "Japan Science and Technology Information Aggregator,
Electronic" &lt;J-STAGE&gt;, developed by Japan Science and Technology Agency (J
ST), set up the hardware and software necessary for electronic journal release wi
thin JST to provide services 24 hours a day, 7 days a week. By taking advantage o
f the hardware and software, the user organizations are able to computerize bulle
tins of academic societies and research papers currently appeared with ease and a
t low cost. Computerized documents can be accessed from anywhere in the world wit
h this system.
kn-abstract=日本の科学技術研究を国際的なレベルに保ち発展させていくためには、優れた
研究開発成果をいち早く世界に向けて発信していくことが重要です。そのためには、現在利
用機関でおこなわれている紙の出版物としての学会誌,論文誌の発行を電子化し、インター
ネット上で公開していくことが重要です。<br>独立行政法人科学技術振興機構 (JST) が構
築した「科学技術情報発信・流通総合システム」&lt;J-STAGE&gt; では利用機関の情報発信
機能を支援するため、電子ジャーナル出版に必要なハードウェア・ソフトウェアを JST 内
に用意し、24 時間年中無休で運用をおこないます。利用機関はそのハードウェア,ソフト
ウェアを利用して、現在発行中の学会誌,論文誌を容易に、かつ低コストで電子化できます
。電子化した論文はこのシステムにより、世界中どこからでもアクセスできるようになりま
す。
なお、抄録は 4000 バイトまで入力可能ですが、4000 バイト以上の抄録の場合、適当な位置
で抄録を区切り、「(View PDF for the rest of the abstract.)」と入れてください。
(25,26) コピーライト(en-copyright,kn-copyright)
通常、この項目は空欄としてください。空欄の場合、ヒアリングシートで決定したコピーラ
イトが自動的に表示されます。
論文によって著作権が異なる場合のみ、この項目の記述が必要です。その際は、例えば、以
下のように、『Copyright (c) {$PUBDATE}』に続けてコピーライトを記述します。
例:
en-copyright=Copyright (c) {$PUBDATE} Japan Science and Technology Agency
kn-copyright=Copyright (c) {$PUBDATE} 独立行政法人科学技術振興機構
なお、この項目に限り、英文項目の記述が日本語画面に表示されません。コピーライト項目
を記述する場合は、必ず英文項目(en-copyright=)と和文項目(kn-copyright=)の両方に記述
する必要があります。
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(27~32) 空白行、著者情報(en-aut-sei、en-aut-mei、kn-aut-sei、kn-aut-mei、aut-affil-num)
著者名は、
「姓」
、
「名」の項目がありますが、それぞれに記述してください。
日本語著者名の項目で、外字が使用されている場合、近い文字や仮名、もしくは、ゲタ文字
(〓)に置き換えてください。
著者所属対応番号は著者と所属機関の対応番号になります。必ず半角数字で記述してくださ
い。一人の著者が 2 カ所以上に所属している場合は、「1,2」のようにコンマ(,)で区切って指
定します。この時、間にスペースなどが入らないように注意してください。最大6件まで指
定できます。
例:
en-aut-sei=YAMADA
en-aut-mei=Hanako
kn-aut-sei=山田
kn-aut-mei=花子
aut-affil-num=1,2
なお、以下、例外的な対応です。
・ミドルネームがある場合
ミドルネームは名(en-aut-mei=/ kn-aut-mei=)に記述してください。
例:Roland Alexis Bernard Hatson
en-aut-sei=Hatson
en-aut-mei=Roland Alexis Bernard
例:鈴木エリザベス花子
kn-aut-sei=鈴木
kn-aut-mei=エリザベス花子
・グループ著者の場合
グループ著者全体を姓の項目に記述し、名の項目は空欄にします。
例:
en-aut-sei=Japan Science and Technology Agency
en-aut-mei=
kn-aut-sei=独立行政法人科学技術振興機構
kn-aut-mei=
著者が1人もいない場合は、(27)~(32)は項目名も含めて削除してください。
(33~36) 空白行、所属番号(affil-num)、所属(en-affil、kn-affil)
所属番号は所属機関番号になります。半角数字で番号を記述してください。著者名と所属機
関はこの番号で対応させます。
所属には所属機関の名称を記述します。
ただし、J-STAGE では、以下の情報は所属機関に含めない方針です。
・所属機関の所在地
・著者の肩書き
・論文執筆時以外の所属
(冊子発行時の所属は BIB ファイルに記述しないでください)
なお、英語の所属機関(en-affil=) のみ記述がある場合、日本語画面の所属機関には、
en-affil=に記述した情報が表示されます。
例:
affil-num=1
en-affil=Japan Science and Technology Agency
kn-affil=独立行政法人科学技術振興機構
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所属機関がひとつもない場合は、(33)~(36)は項目名も含めて削除してください。
(37~39) 空白行、キーワード(en-keyword、kn-keyword)
1項目に1キーワードずつ、キーワード数分繰り返して記述します。
英語のキーワードと日本語のキーワードは、その出現順に対応づけられます。日本語のキー
ワードの記述がない場合は、日本語画面には英語のキーワードが表示されます。日本語のキ
ーワードが英語のキーワードより数が少ない場合は、日本語の画面には足りない分だけ英語
のキーワードが表示されます。
また、英語のキーワードが日本語のキーワードより少ない場合は、英語画面ではキーワード
の数が少なくなります。全くない場合は、「in Japanese」と表示されます。
例:
en-keyword=J-STAGE
kn-keyword=科学技術 情報発信・流通総合システム
en-keyword=www
kn-keyword=ワールドワイドウェブ
en-keyword=Internet
kn-keyword=インターネット
en-keyword=Electronic Journal
kn-keyword=電子論文誌
キーワードがひとつもない場合は、(37)~(39)は項目名も含めて削除してください。
(40~41) 空白行、引用文献(citation)
1項目に1件ずつ、引用文献数分繰り返して記述します。太字<B>~</B>、斜体字<I>~</I>、
上付<SUP>~</SUP>、下付<SUB>~</SUB>などの HTML タグも、必要に応じて付加することがで
きます。
この項目に全角文字が入っている場合は、自動的に和文扱いとなり、英語画面では、[in
Japanese]と表示されます。英語の引用文献は、カンマ(,)やピリオド(.)などの記号について
もすべて半角で記述してください。
また、引用文献番号は自動ではつきません。引用文献番号が必要な場合は、併せて記述して
ください。
例:
citation=1) Koichi FUKUDA, Hiromu SUGIYAMA, Kazuhide MIZOBATA and Liqun SUN: "Exper
imental Investigation on Flow Structure of Mach 4 Pseudo-Shock Wave in a Square Duc
t" , TVSJ, Vol. 23 (2003), pp.39-45.
なお、引用文献に、記述できないハングル文字やロシア文字が含まれている場合、
「表示でき
ない文字で記述されている」という内容のメッセージ[Written in non-displayable
characters.]に代替することが可能です。
例:
citation=1) [Written in non-displayable characters.]
記述できない文字で書かれた引用文献数が多い場合は、以下のようにメッセージをひとつに
まとめて表記してもかまいません。
例:
citation= 1)-10) [Written in non-displayable characters.]
引用文献がひとつもない場合は、(40)~(41)は項目名も含めて削除してください。
(42) 1論文終了マーク(END)
ファイルの最後には必ず「END」を記述してください。
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4. 公開画面イメージ
各項目は、次のように公開画面に反映されます。
3.[no-vol=]
5.[no-issue=]
7.[start-page=]
8.[end-page=]
20.[kn-title=]
22.[kn-subtitle=]
32.[kn-aut-sei=]
33.[kn-aut-mei=]
34.[aut-affil-num=]
13
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24.[kn-abstract=]
38.[kn-affil=]
36.[affil-num=]
9.[dt-received=]
10.[dt-reviced=]
11.[dt-accepted=]
41.[kn-keyword=]
12.[dt-pub-year=]
26.[kn-copyright=]
14
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43.[citation=]
15
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5. 書誌事項表示情報ファイル(BIB)の例
次に書誌事項表示情報ファイルの具体的な例を示します。わかりやすいように、項目名は太字に
してあります。
start-ver=1.4
cd-journal=sample
no-vol=152
cd-vols=
no-issue=1
article-no=
start-page=2
end-page=7
dt-received=20051025
dt-revised=20051201
dt-accepted=20060126
dt-pub-year=2006
dt-pub=
dt-online=
en-article=Original Article
kn-article=原著論文
en-subject=
kn-subject=
en-title=Importance of treatise magazine Internet public presentation
kn-title=学術論文誌インターネット公開の重要性
en-subtitle=- In the case of J-STAGE Preview kn-subtitle=- J-STAGE Preview の場合 en-abstract=In order to maintain and develop Japan's science and technology research at an inte
rnational level, it is important to disseminate outstanding research and development results to
the world instantaneously. To that end, it is important to computerize bulletins of academic s
ocieties and research papers that are currently appeared on paper by user organizations and rel
ease them to the appearance on the Internet.<br> In order to support the information transmissi
on function of user organizations, the "Japan Science and Technology Information Aggregator, El
ectronic" &lt;J-STAGE&gt;, developed by Japan Science and Technology Agency (JST), set up the h
ardware and software necessary for electronic journal release within JST to provide services 24
hours a day, 7 days a week. By taking advantage of the hardware and software, the user organiz
ations are able to computerize bulletins of academic societies and research papers currently ap
peared with ease and at low cost. Computerized documents can be accessed from anywhere in the w
orld with this system.
kn-abstract=日本の科学技術研究を国際的なレベルに保ち発展させていくためには、優れた研究開発成果を
いち早く世界に向けて発信していくことが重要です。そのためには、現在利用機関でおこなわれている紙の
出版物としての学会誌,論文誌の発行を電子化し、インターネット上で公開していくことが重要です。<br
>独立行政法人科学技術振興機構 (JST) が構築した「科学技術情報発信・流通総合システム」&lt;J-STAGE
&gt; では利用機関の情報発信機能を支援するため、電子ジャーナル出版に必要なハードウェア・ソフトウ
ェアを JST 内に用意し、24 時間年中無休で運用をおこないます。利用機関はそのハードウェア,ソフトウ
ェアを利用して、現在発行中の学会誌,論文誌を容易に、かつ低コストで電子化できます。電子化した論文
はこのシステムにより、世界中どこからでもアクセスできるようになります。
en-copyright=
kn-copyright=
en-aut-sei=YAMADA
en-aut-mei=Hanako
kn-aut-sei=山田
kn-aut-mei=花子
aut-affil-num=1
en-aut-sei=YAMAMOTO
en-aut-mei=Taro
kn-aut-sei=山本
kn-aut-mei=太郎
aut-affil-num=2
16
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en-aut-sei=SATO
en-aut-mei=Satoshi
kn-aut-sei=佐藤
kn-aut-mei=智
aut-affil-num=1,2
affil-num=1
en-affil=Japan Science and Technology Agency
kn-affil=独立行政法人科学技術振興機構
affil-num=2
en-affil=J-STAGE Center
kn-affil=J-STAGEセンター
en-keyword=J-STAGE
kn-keyword=科学技術 情報発信・流通総合システム
en-keyword=www
kn-keyword=ワールドワイドウェブ
en-keyword=Internet
kn-keyword=インターネット
en-keyword=Electronic Journal
kn-keyword=電子論文誌
citation=1) Koichi FUKUDA, Hiromu SUGIYAMA, Kazuhide MIZOBATA and Liqun SUN: "Experimental Inve
stigation on Flow Structure of Mach 4 Pseudo-Shock Wave in a Square Duct" , TVSJ, Vol. 23 (2003
), pp.39-45.
citation=2) Masamoto Arakawa, Kiyoshi Hasegawa and Kimito Funatsu; "Selection of Bioactive Conf
ormations and Alignment Rules by 4way PLS Analysis", J. Comput. Aided Chem., Vol. 1 (2000) pp.1
-7.
citation=3) Akira Nagai, Yoshinao Kano, Ryozo Funasaka and Katsuhiko Nakamuro; "Mutagenic Chara
cteristics and Contribution of Polycyclic Aromatic Hydrocarbons to Mutagenicity of Concentrates
from Municipal River Water by Blue Chitin Column", J. Health Sci., Vol. 48 (2002) pp.232-241.
citation=4) 時実象一 「学術系電子雑誌の現状」、情報管理、41(5),343-354,1998.
citation=5) 森田歌子、石黒裕康、千葉吉一: 「『情報管理』誌 SGML編集システム - 冊子体、全文 DB、
電子ジャーナルの同時作」、情報管理、41(6),445-459,1998.
citation=6) Japan Science and Technology Information Aggregator, Electronic., http://www.jstage
.jst.go.jp/
END
以上
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