様式 平成26年 平成25年度重点研究チーム年次報告書 1.研究チーム概要 研 究 チ ー ム の 名 称 病害虫・雑草の総合防除研究 研究代表者 農学研究科・生命機能科学専攻・土佐幸雄 部局・専攻・氏名 当 指 導 学 生 数 博士 17人,修士 該 外 部 資 金 科学研究費補助金 年 獲 得 実 績 奨学寄附金 26人,その他 24人 30,700 千円,受託研究経費 1,060 千円,その他 4,185 千円 度 特許出願件数 0 2.構成員 氏 名 部局・専攻 土佐幸雄 農学研究科・生命機能科学専攻 池田健一 農学研究科・生命機能科学専攻 竹田真木生 農学研究科・生命機能科学専攻 前藤 薫 農学研究科・生命機能科学専攻 伊藤一幸 農学研究科・資源生命科学専攻 杉本幸裕 農学研究科・生命機能科学専攻 中馬いづみ 自然科学系先端融合研究環 笹山大輔 自然科学系先端融合研究環 27,820 千円, 4月26日 3.研究成果の概要等について (土佐・中馬) イネ科栽培植物いもち病菌 Pyricularia oryzae は、イネに寄生するイネ菌、コムギに寄生する コムギ菌、エンバクに寄生するエンバク菌等の菌群に分化している。我々のこれまでの研究の結 果、エンバク菌のコムギに対する非病原性にはPWT3, PWT4という2つの非病原力遺伝子が関与し ていることが明らかとなり、それらのクローニングに成功した。本年度は、これらの遺伝子の機 能解析を試みた。PWT3はP. oryzaeに広く分布していた。ペレニアルライグラス菌のPWT3を破壊 したところ、コムギに対する病原性を獲得した。このことから、PWT3の突然変異によって、ペ レニアルライグラス菌がコムギにホストジャンプを起こす可能性が示唆された。 一方、2粒系コムギ系統にコムギいもち病抵抗性遺伝子を見出し、Rmg7と命名した。この遺伝 子に対応する非病原力遺伝子の同定にも成功し、AVR-Rmg7と命名した。その他にも、普通系コ ムギの1品種に、コムギいもち病抵抗性遺伝子とそれに対応する非病原力遺伝子を見出した。こ れら非病原力遺伝子をクローニングし、それらの安定性を評価すれば、対応する抵抗性のdurability を予測することができると考えられる。 (池田) ①植物病原糸状菌の病原性因子について細胞学・生化学・分子生物学解析を行った。ROS生成 遺伝子として知られているNADPH oxidase(Nox)は、ナシ黒斑病菌において2コピー見つかり、 その中でNoxBが宿主侵入に重要であることが明らかとなった。侵入能力を発揮するために、細胞 骨格系が大きな役割を果たしていると考え、アクチンを視覚化できるLifeAct-GFPを導入したレポ ーター変異株を作出し、宿主侵入においてアクチンが付着器に集積することを明らかとした。さ らに、noxBの変異およびracAの変異により、このアクチンの集積が消失することを見出し、Nox 複合体とアクチンの関連性を証明することができた。 ②白紋羽病菌の細胞質不和合性反応について、細胞学的および分子生物学的解析を進めた。本 菌においては、二つの菌糸が接近すると、細胞質不和合性反応が引き起こされるが、これには、 分泌性因子が関与し、これら物質を活性炭などで除去すると、和合性反応までもキャンセルされ ることから、菌糸のコミュニケーションにおいて、多様な分泌性因子が介在していることを明ら かとした。また、細胞質不和合性反応を引き起こした細胞を用いてRNA-seq解析を行い、不和合 性において発現誘導される遺伝子を明らかとし、ミトコンドリアの機能を向上させる遺伝子およ び酸化酵素系遺伝子などが活性化されることを示唆した。 (竹田) 温 帯 以 北 に 住 む 昆 虫 の 生 活 史 は 、ス ト レ ス 耐 性 ス テ ー ジ を ス ト レ ス 期 に 同 調 さ せ る こ と に よ っ て 、不 適 環 境 を 生 き 延 び る 。こ の 同 調 機 構 は 、多 く の 多 化 性 昆 虫 の 場 合 、日 長 を 読 み 取 る 機 構 、す な わ ち 光 周 性 に よ っ て 支 え ら れ て い る 。こ の 光 周 性 は 、概 日 時 計 の 制 御 を 受 け る と 信 じ ら れ て い る が 、具 体 的 に ど の よ う に そ う な の か と い う こ と に つ い て は ほ と ん ど わ か っ て い な か っ た 。サ ク サ ン は 変 態 の 内 分 泌 機 構 の 研 究 で 古 く か ら 使 わ れ て き た 材 料 で あ る が 、そ の 蛹 休 眠 は 脳 が 不 活 性 化 し て 、脱 皮 ホ ル モ ン を 誘 導 す る 前 胸 腺 刺 激 ホ ル モ ン (PTTH)の 分 泌 が 止 ま る こ と に よ っ て 実 現 さ れ る 。 逆 に 休 眠 覚 醒 は 、 脳 が 活 性 化 さ れ PTTHが 放 出 さ れ る こ と に よ っ て 起 こ る 。こ れ ま で の 研 究 で 、PTTH合 成・分 泌 細 胞 に 2 種 の セ ロ ト ニ ン 受 容 体 と メ ラ ト ニ ン 受 容 体 が 存 在 す る こ と が 分 か っ た 。そ こ で 、こ れ ら の 受 容 体 遺 伝 子 の 転 写 産 物 の 動 態 を 休 眠 蛹 の 長 日 へ の 暴 露 に よ っ て 、日 長 に 反 応 す る も の を 同 定 し た 。長 日 に 反 応 す る タ イ プ の セ ロ ト ニ ン 受 容 体 を 二 重 鎖 RNAの 注 射 に よ っ て 干 渉 し て や る と 、短 日 に も か か わ ら ず 休 眠 は 破 れ た の で 、セ ロ ト ニ ン と そ の 受 容 体 の 結 合 が 休 眠 開 始 と 維 持 に 重 要 で あ る と い う 結 論 が 示 唆 さ れ た 。こ れ は 、メ ラ ト ニ ン 受 容 体 遮 断 薬 ル ジ ン ド ー ル と セ ロ ト ニ ン の 同 時 注 射 、及 び 5 ,7 − ジ ヒ ド ロ キ シ ト リ プ ト フ ァ ン の 注 射 に よ っ て 確 認 さ れ た 。前 者 は 長 日 で も 休 眠 が 強 化 さ れ 、後 者 は 短 日 で も 休 眠 が 醒 め る 。 セ ロ ト ニ ン は ア リ ル ア ル キ ル ア ミ ン N − ア セ チ ル 転 移 酵 素 ( NAT) ト ヒ ド ロ キ シ イ ン ド ー ル O − メ チ ル 転 移 酵 素 ( HIOMT) に よ っ て 、 メ ラ ト ニ ン に 変 わ る 。そ こ で 、NATを RNA干 渉 し て や る と 、長 日 で も 休 眠 は 破 れ な い 。し た が っ て 、光 周 性 の 発 現 に は NATが 重 要 だ と い う 結 論 に な る 。で は 、ど の よ う に NATの 転 写 は 制 御 さ れ て い る だ ろ う か ? 概 日 振 動 の 転 写 因 子 CYCと CLKを ノ ッ ク ア ウ ト す る と NATの 転 写 は 起 こ ら な く な る 。 し た が っ て 、 NAT遺 伝 子 は 概 日 時 計 の 下 流 に あ る こ と が 結 論 さ れ た 。 そ こ で 、NAT遺 伝 子 の 上 流 制 御 領 域 に CYC/CLKが 結 合 す る E-Boxが 探 さ れ 、そ れ は 確 認 さ れ た 。 で は 、 E-Boxへ の 転 写 因 子 の 結 合 を 阻 害 す る 、 PER遺 伝 子 を ノ ッ ク ア ウ ト す る と 、NATの 転 写 は 増 進 し 、メ ラ ト ニ ン の 脳 内 濃 度 は 高 く な り 、休 眠 は 覚 醒 し た 。こ の 結 果 サ ク サ ン で は 、光 周 性 は 概 日 系 の 支 配 の 下 に 、NATの 転 写 調 節 で 制 御 さ れ る イ ン ド ー ル ア ミ ン 代 謝 に よ る 、 PTTH放 出 機 構 の 制 御 に よ る と い う シ ン プ ル な シ ス テ ム で 制 御 さ れることが分かった。動物において光周性の機構の分子的な解明の初の例となった。 (前藤) 鱗 翅 目 害 虫 に 広 く 寄 生 す る 重 要 天 敵 で あ る コ マ ユ バ チ 科 の 寄 生 蜂 Meteorus pulchricornisに は 、 通 常 の 二 親 生 殖 型 (両 性 型 、 産 雄 性 単 為 生 殖 系 統 )の ほ か に 減 数 分 裂 を 行 わ な い 単 親 生 殖 型 (単 性 型 、産 雌 性 単 為 生 殖 ク ロ ー ン )が 知 ら れ て い る 。両 生 殖 型 を 示 す 系 統 を 各 地 で 採 取 し て ミ ト コ ン ド リ ア COI遺 伝 子 の 系 統 解 析 を 行 っ た と こ ろ 、単 親 型は二親型からおそらく複数回起源し、さらにはその一部に部分的な二親型への回帰 (産 雌 雄 性 単 為 生 殖 系 統 )が 認 め ら れ た 。ま た 、核 マ イ ク ロ サ テ ラ イ ト を 調 査 し た と こ ろ 、 二 親 生 殖 型 と 単 親 生 殖 型 の 間 に は 明 瞭 な 分 化 が 認 め ら れ ず 、核 遺 伝 子 の 流 動 、つ ま り 両 生 殖 型 の 間 の 可 変 性 が 示 唆 さ れ る 結 果 を 得 た 。ま た 、薄 暮・夜 間 活 動 性 を 示 す 本 種 の 行 動 に つ い て 恒 暗・恒 明 条 件 下 を 含 む 実 験 を 行 い 、そ の 歩 行 活 動 性 に 概 日 リ ズ ム が あ る こ と を 確 か め る と と も に 、恒 明 条 件 下 で は リ ズ ム が 乱 れ る こ と を 見 出 し た 。夜 間 照 明 に よ っ て 害 虫 の 行 動 を 抑 制 す る 防 蛾 灯 防 除 は 、本 種 の よ う な 夜 行 性 の 寄 生 蜂 の 行 動 に 影 響 す る可能性のあることが分かった。 害 虫 天 敵 類 の 同 定 支 援 シ ス テ ム を 整 備 す る た め 、引 き 続 き ヒ メ バ チ 上 科 寄 生 蜂 の 分 類 学 的 研 究 を 進 め た 。ま た 、畑 作 害 虫 の 捕 食 性 天 敵 と し て 重 要 な ゴ ミ ム シ 類 の 餌 生 物 同 定 技 術 を 開 発 す る た め 、野 外 条 件 を 模 擬 し た 複 数 種 餌 生 物 の 摂 食 実 験 を 行 な い 、ゴ ミ ム シ 自 身 の DNAの 増 幅 を 阻 害 す る ブ ロ ッ キ ン グ オ リ ゴ を 加 え て 餌 生 物 の DNAバ ー コ ー ド 領 域 (mtCOI)を 増 幅 し た 後 に 、 サ ン プ ル を イ ン デ ッ ク ス で 識 別 し て イ ル ミ ナ の 次 世 代 シ ー ケ ン サ ー で シ ー ケ ン ス を 試 み た 。イ ン デ ッ ク ス を 付 し た ア ン プ リ コ ン の 増 幅 効 率 な ど に 課 題 は あ る も の の 、捕 食 者 に 特 異 的 な ブ ロ ッ キ ン グ オ リ ゴ を 混 ぜ た PCRと 次 世 代 シ ー ケ ンサーを組み合わせることによって捕食者の餌生物を探索的に同定することが可能に な っ た 。こ の 手 法 は ゴ ミ ム シ 類 だ け で な く 、捕 食 性 カ メ ム シ 類 な ど 、施 設 栽 培 に お け る 害虫防除素材として重要な微小捕食者類の餌分析に応用できるだろう。 (伊藤・笹山) Strigaの種内変異を調べるため、ケニア西部の複数のトウモロコシ畑、ソルガム畑、シコクビエ 畑でStriga hermonthicaの葉緑体DNAの変異を調べた。どの圃場も圃場内での遺伝子多様性が高く、 他殖植物であろうと推定した。Striga hermonthicaに抵抗性を示す「日本晴」と感受性の野生イネ Oryza ruffipogonとの雑種後代を持いて、ケニア東部のBusiaの陸稲栽培条件で抵抗性検定を実施し た。また、その材料の葉緑体DNAを用いてQTL解析を実施した。第9染色体上のRM242近傍に、 S. hermonthicaの抵抗性に関するQTLが推定された。また、マラウイのStriga asiatica汚染圃場にお けるトウモロコシとマメ科作物の混作に関する試験の結果を論文にまとめた。単作と比べ、各種 のマメ科作物と混作はStrigaの被害を軽減し、多収が得られた。さらに、ケニア東部におけるStriga hermonthicaの防除に関する論文を執筆した。トウモロコシやソルガムはマメ科作物との混作がい いが、マメ科の根寄生雑草Alectra vogeryとの混合寄生している場合もあり、こうした圃場では抵 抗性育種が必要であると述べた。 (杉本) 根 寄 生 雑 草 Orobanche cumanaは ヒ マ ワ リ を 宿 主 と す る 。ヒ マ ワ リ が 分 泌 す る O.cumana の種子に対する発芽刺激物質として4種のセスキテルペンラクトンが報告されている が、 ストライゴラクトンの報告はない。ストライゴラクトンには鋭敏に応答するがこ れ ら の セ ス キ テ ル ペ ン ラ ク ト ン に は 応 答 し な い 根 寄 生 雑 草 Striga hermonthicaの 種 子 を ヒ マ ワ リ 水 耕 液 で 処 理 す る と 高 頻 度 で 発 芽 が 誘 導 さ れ た 。こ の こ と か ら 、ヒ マ ワ リ は ス ト ラ イ ゴ ラ ク ト ン を 生 産 し て い る こ と が 示 唆 さ れ た 。 そ こ で 、 S. hermonthica種 子 に 対 する発芽誘導活性を指標にヒマワリ水耕液を各種クロマトグラフィーによって精製し、 ほ ぼ 単 一 の 成 分 か ら 成 る 活 性 画 分 を 得 た 。 質 量 分 析 に よ り 、 活 性 物 質 の 分 子 量 は 360で あ り 、ス ト ラ イ ゴ ラ ク ト ン に 特 徴 的 な m/z 97の フ ラ グ メ ン ト が 観 測 さ れ た 。詳 細 な NMR 解 析 の 結 果 、こ の 物 質 は ス ト ラ イ ゴ ラ ク ト ン と 同 じ D環 部 分 を 有 す る が 、B環 と C環 が 開 いた新規のカルラクトン様の構造を有することが明らかとなった。 4.論文・著書 [論文] (土佐・中馬) Inoue, Y., Mori, R., Takahashi, Y., Kiguchi, S., Enomoto, T., Chuma, I., and Tosa, Y. (2013) Identification and molecular mapping of a wheat gene for resistance to an unadapted isolate of Colletotrichum cereale. Phytopathology 103:575-582. Hoat, T. X., Nakayahsiki, H., Yang, Q., Tosa, Y. and Mayama, S. (2013) Molecular cloning of the apoptosis-related calcium-binding protein AsALG-2 in Avena sativa. Mol. Plant Pathol. 14: 222-229. Ikeda, K., Vu, B.V., Kadotani, N., Tanaka, M., Murata, T., Shiina, K., Chuma, I., Tosa, Y., and Nakayashiki, H. (2013) Is the fungus Magnaporthe losing DNA methylation? Genetics 195: 845-855. Vy, T.T.P., Hyon, G-S., Nga, N.T.T., Inoue, Y., Chuma, I., and Tosa, Y. (2014) Genetic analysis of host-pathogen incompatibility between Lolium isolates of Pyricularia oryzae and wheat. J. Gen. Plant Pathol. 80:59-65. Murata, N., Tosa, Y., and Chuma, I. (2014) Various species of Pyricularia constitute a robust clade distinct from Magnaporthe salvini and its relatives in Magnaporthaceae. J. Gen. Plant Pathol. 80:66-72. (池田) 池田健一(2013)マイコウイルス伝搬の障壁となる細胞質不和合性機構とその克服.JATAFF ジャー ナル「特集 農作物生産におけるウイルスの有効利用」1: 9-13. Ikeda, K., Inoue, K., Kida, C., Uwamori, T., Sasaki, A., Kanematsu, S., and Park, P. (2013) Potentiation of mycovirus transmission by zinc compounds via attenuation of heterogenic incompatibility in Rosellinia necatrix. Applied and Environmental Microbiology 79: 3684-3691. Ikeda, K., Vu, B. V., Kadotani, N., Tanaka, M., Murata, T., Shiina, K., Chuma, I., Tosa, Y., and Nakayashiki, H. (2013) Is the fungus Magnaporthe losing DNA methylation? Genetics 195: 845-855. Kitagawa, H., Shimoi, S., Inoue, K., Park, P., and Ikeda, K. (2014) Durable and broad-spectrum disease protection measure against airborne phytopathogenic fungi by using the detachment action of gelatinolytic bacteria. Biological Control 71: 1-6. (竹田) Uno T, Isoyama Y, Sakamoto K, Uno Y, Sakamoto K, Kanamaru K, Yamagata H, Takagi M, Mizoguchi A, Takeda M. Characterization of rab-interacting lysozomal protein in the brain of Bombyx mori. Histochem.Cell Biol. (in press) He Z-Q, Takeda M. The influence of developmental days on body size and allometry of head width in male Loxoblemmus angulatus (Orthoptera:Gryllinae). Canadian Entomologist (in press) Tufail M, Nagaba Y, Elgendy AM, Takeda M Regulation of vitellogenin genes in insects. Entomol. Sci. (invited review in press). Moon Soo Park, Yuichi Egi, Makio Takeda and Katsuhiko Sakamoto The clock protein PERIOD is expressed in goblet cells of the larval midgut in the silkworm, Bombyx mori Biol.Rhythm Res. In press Zhuqing HE and Makio Takeda Discrete modes of life cycle in Velarifictorus micado species complex. .ISRN Entomology 85158 Moo Soo Park and Makio Takeda Cloning of PaAtg8 and roles of autophagy in adaptation to starvation with respect to the fat body and midgut of the Amerian cockroach, Periplaneta americana Cell and Tissue Research (in press) Suzuki, T., Y. Yoshioka, O. Tsarsitalidou, V. Ntalia, S. Ohno, K. Ohyama, Y. Kitashima, T. Gotoh, M. Takeda and D.S. Koveos. An LED-based UV-B irradiation system for tiny organisms: system description and demonstration experiment to determine the hatchability of eggs from four Tetranychus spider mite species from Okinawa. Journal of Insect Physiology 62, 1-10 Ahmed A. M. M., Q.-S. Wang, J. Bembenek, N. Ichihara, S. Hiragaki, T. Suzuki and M. Takeda (2014) N-acetyltransferase (nat) is a critical conjunct of photoperiodism between the circadian system and endocrine axis in Antheraea pernyi PLoS ONE 9(3): e92680 Zuqing He, M.Takeda The influence of developmental days on body size and allometry of head width in male Lozoblemmus angulatus (Orthoptera: Gryllidae). Canadian Entomologists (in press) Li Xiaoding, M.Takeda Effects of photoperiods on activity level, developmental time, body size and metabolic rate in the nymph of cricket, Gryllus varius (Orthoptera:Gryllidae). Chinese Journal of Applied Entomology (accepted for publication) (前藤) Abe, Y., Nishimura, T. and Maeto, K. (2013) Causes of polymorphic melanism and its thermoregulatory function in a parasitoid wasp Meteorus pulchricornis (Hymenoptera: Braconidae). European Journal of Entomology 110(4): 627‒ 632. Watanabe, K. and Maeto, K. (2013) Review of the subgenus Diblastomorpha Förster, 1869, of the genus Glypta Gravenhorst, 1829 (Hymenoptera, Ichneumonidae, Banchinae). Japanese Journal of Systematic Entomology 19(1): 129-137. Watanabe, K. and Maeto, K. (2013) First description of male of the genus Townesion Kasparyan, 1993 (Hymenoptera Ichneumonidae, Banchinae). Japanese Journal of Systematic Entomology 19(1): 139-145. Ito, M., Watanabe, K. and Maeto, K. (2013) A review of Metachorischizus unicolor Uchida, 1928, with the first description of males (Hymenoptera, Ichneumonidae, Acaenitinae). Japanese Journal of Systematic Entomology 19(1): 181-185. Taki, H., Maeto, K., Okabe, K. and Haruyama, N. (2013) Influences of the seminatural and natural matrix surrounding crop fields on aphid presence and aphid predator abundance within a complex landscape. Agriculture, Ecosystems and Environment 179: 87-93. Watanabe, K. and Maeto, K. (2014) Taxonomic status of the subgenus Conoblasta Förster, 1869, of the genus Glypta Gravenhorst, 1829, with revision of Japanese species (Hymenoptera, Ichneumonidae, Banchinae). Zootaxa 3755 (1): 1–032. http://dx.doi.org/10.11646/zootaxa.3755.1.1 Watanabe, K. and Maeto, K. (2014) Revision of the genus Apophua Morley, 1913, from Japan (Hymenoptera, Ichneumonidae, Banchinae). Zootaxa 3784 (5): 501–527. http://dx.doi.org/10.11646/zootaxa.3784.5.1 前藤 薫 (2014) DNA バーコーディング:生物を同定するための新しい道具.森林防疫 63: 74-79. Tsutsui, Y., Maeto, K., Hamaguchi, K., Isaki1, Y., Takami, Y., Naito, T. and Miura, K. (2014, in press) Apomictic parthenogenesis in a parasitoid wasp Meteorus pulchricornis, uncommon in the haplodiploid order Hymenoptera. Bulletin of Entomological Research (伊藤・笹山) Atera, E. A., T. Ishii, J. C. Onyango, K. Itoh, and T. Azuma, (2013) Striga infestation in Kenya: status, distribution and management options. Sustainable Agriculture Research 2, 99–108 Shitamichi, N., Matsuoka, D., Sasayama, D., Furuya, T., Nanmori, T. (2013) Over-expression of MAP3K 4, an ABA-inducible Raf-like MAP3K that confers salt tolerance in Arabidopsis. Plant Biotechnology 30, 111-118. Azuma, T., Inoue, Y., Hamada, Y., Okishio, T., Sasayama, D., Itoh, K. (2013) Anoxia promotes gravitropic curvature in rice pulvini but inhibits it in wheat and oat pulvini. Journal of Plant Physiology 170, 1158-1164. Atera E.A., Kondo F. & Itoh K. (2013) Evaluation of intercropping and permaculture farming system for control of Striga asiatica in maize, Central Malawi. Tropical Agriculture and Development Journal 57(4): 114-119 Shoji, K., K. Itoh, F. Kawahara, Y. Yoshida, Y. Yamamoto and K. Suto (2013) Micro-elevations in paddy fields affect the efficacy of mechanical weeding: Evaluation of weeding machines to control Monochoria vaginalis in herbicide-free farming Weed biology and Management 13, 45-52. Sasayama, D., Ganguly, A., Park, M.H., Cho, H-T. (2013) The M3 phosphorylation motif has been functionally conserved for intracellular trafficking of long-looped PIN-FOMREDs in the Arabidopsis root hair cell. BMC Plant Biology 13, 189. (杉本) Tanaka, M., Sugimoto, Y., Kuse, M., Takikawa, H. (2013): Synthesis of 7-oxo-5-deoxystrigol , a 7-oxygenated strigolactone analog. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 77, 832-835. Nomura, S., Nakashima, H., Mizutani, M., Takikawa, H., Sugimoto, Y. (2013): Structural requirements of strigolactones for germination induction and inhibition of Striga gesnerioides seeds. Plant Cell Reports, 32, 829-838. Motonami, N., Ueno, K., Nakashima, H., Nomura, S., Mizutani, M., Takikawa, H., Sugimoto, Y. (2013): Bioconversion of 5-deoxystrigol to sorgomol by the sorghum, Sorghum bicolor (L.) Moench. Phytochemistry, 93, 41-48. Inoue, T., Yamauchi, Y., Amani Aamed Eltyeb, Samejima, H., Abdel Gabar Eltaybe Babiker, Sugimoto, Y. (2013): Photosynthetic capacity and stomatal response of root hemi-parasite Striga hermonthica and sorghum under short-term soil water stress, Biologia Plantarum, 57, 773-777. [著書] 池田健一(2013)病原菌をウイルスで病気にさせる生物防除法;ヴァイロコントロール.温古知 新, 50; 120-126. 伊藤一幸(2013)水稲作における水田雑草の生態的適応と技術革新により増えた雑草、減った雑草. 1 ∼7.農業及び園芸、88, 1: 669-675, 2: 775-781, 1041-1047, 6: 1144-1146, 3: 875-878, 4: 917-920, 5: 7: 1231-1235. 5.関 連 活 動 及 び 特 記 事 項 (1)学位 ( 博 士 ) 4名 ( 修 士 ) 15名 (2)受賞 ○平成 25 年度日本植物病理学会学術奨励賞(中馬いづみ) .いもち病菌における抵抗性遺伝 子適応機構に関する研究. ○平成25年度日本植物病理学会論文賞(中馬いづみ).受賞論文:Chuma, I., Y. Hotta, and Y. Tosa. (2011) Instability of subtelomeric regions during meiosis in Magnaporthe oryzae. Journal of General Plant Pathology 77:317-325. (3)その他 ○招待講演(中馬いづみ)国際植物命名規約改訂に伴ういもち病菌属名に関する議論の現状. 日本菌学会第57回大会.於東京農業大学.2013年年6月 ○招 待 講 演 ( Ikeda, K., Kitagawa, H., Shimoi, S., Inoue, K., Osaki, Y., Nakayashiki, H., Park, P.) Attachment of airborne pathogens to their host; a potential target for disease control. 10th International Congress of Plant Pathology (Beijing, China, August, 2013) ○ 招 待 講 演 ( 池田健一) ミクロの世界から見た植物病理学(高知大学植物健康基礎医学シ ンポジウム、南国市、2013年12月) ○公開講座(竹田 真木生)ムシのお話5つ星レストラン2013年5月6日 ○公開講座(竹田 真木生)ミクロの探検隊 ○学術講演(竹田 真木生)Molecular mechanisms that control polyphenism 2013年10月7日 中 2013年8月24日 神戸大学瀧川会館 名古屋大学博物舘 国科学院動物学研究所 ○学術講演(竹田 真木生)Integrated pest management of the two spotted spider mite. 2013年10 月7日、中国農業大学 ○招待講演(前藤 薫)捕食・被食系分析ツールとしてのDNAバーコーディングの可能性.(日 本学術会議公開シンポジウム 九州大学、2013年7月20日) ○学術講演(杉本幸裕)根寄生植物の生活環調節とストライゴラクトン、2013年7月5日、住 友化学健康・農業関連事業研究所
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