平成27年度ボーリング孔内水位及び水中放射線量等観測データ回収業務仕様書 1.業務の目的 本業務は、双葉町及び大熊町において地質調査のため設置してあるボーリング孔内観測孔か ら孔内水位及び水中放射線量の観測データを回収するとともに、双葉町において設置してある 観測ポイントから河川水の水中放射線量等観測データを回収することを目的とする。 2.業務の内容 (1)水位及び水中放射線量観測対象観測孔:21 孔(双葉町7孔及び大熊町 14 孔) 水中放射線量等観測対象河川水観測ポイント:1箇所(双葉町) (2)計画準備 本業務の目的、趣旨を把握した上で、業務内容を確認し、実施方針、実施体制、打合せ計 画、工程、連絡体制等を検討して業務計画を契約締結後速やかに作成する。 (3)用地交渉 業務に必要な用地に関して、請負者の責任において交渉を行う。なお、本業務の実施に伴 い使用する用地その他補償に係る費用は請負者の負担によるものとする。 (4)観測データ収集・整理 調査地域について、地下水・河川水の観測データ収集・整理を行う。実施内容は以下に示 すものとする。 1) 地下水 双葉町及び大熊町に設置し自記記録を行っているボーリング孔内観測孔 21 孔より、孔内 水位、水中放射線量の記録データを機器操作マニュアルに従い回収し、管理台帳に整理す る。データの回収は、原則、各地点において 12 回程度(平成 27 月4月~平成 28 月3月の 間に月 1 回を想定)実施する。 2) 河川水 双葉町に設置し自記記録を行っている河川水観測ポイント1箇所より、水中放射線量、 濁度の記録データを機器操作マニュアルに従い回収し、管理台帳に整理する。データの回 収は、地下水同様 12 回程度とする。 3.電離放射線に対する安全対策等 電離放射線下で作業を進めるにあたり、関係法規及び法令を遵守し、放射線管理に努めること を基本とし、東日本大震災により生じた放射性物質により汚染された土壌等を除染するための業 務等に係る電離放射線障害防止規則(平成 23 年厚生労働省令第 152 号。以下「除染電離則」と いう。 )及び除染等業務に従事する労働者の放射線障害防止のためのガイドライン(平成 23 年厚 生労働省基発 1222 第 6 号。以下「除染電離則ガイドライン」という。 )に従うものとする。 1 (1) 作業を進めるにあたり、環境省除染等工事共通仕様書(第7版)1-1-3 除染特別地域に おける作業を準用する。 (2) 被ばく線量管理が適切に実施されるよう、環境省除染等工事共通仕様書(第7版)1-1-4 放射線管理責任者、作業指揮者等(1)(3)(4)を準用する。なお、放射線管理責任者は、放射 線関係の国家資格保持者又は専門教育機関等による放射線管理に関する講習等の受講者か ら選任することが望ましい。 (3) 下請負に付する場合には、環境省除染等工事共通仕様書(第7版)1-1-14 工事の下請負 を準用する。 (4) 作業員の名簿、身分証明等については、環境省除染等工事共通仕様書(第7版)1-1-22 除 染等作業員名簿・身分証明書等を準用する。 (5) 作業員への手当等の支給については、環境省除染等工事共通仕様書(第7版)1-1-23 手 当等の支給を準用する。 (6) 環境省除染等工事共通仕様書(第7版)1-1-34 電離放射線に対する安全対策を準用する。 また、特に高線量区域での作業を行う場合は、 「除染電離則」及び「除染電離則ガイドラ イン」に従って、線量の測定、線量の測定結果の確認及び記録、元方事業者による被ばく 状況の一元管理等の措置を徹底する。 また、 「除染等業務従事者等被ばく線量登録管理制度について」 (平成 25 年厚生労働省基 発 1115 第4号)に参加するものとする。 (参考)環境省除染等工事共通仕様書(第7版) http://www.env.go.jp/jishin/rmp/attach/josen-const_cs-h25-7.pdf 4.実施期間 契約締結日から平成 28 年3月 31 日まで。 5.成果物 業務結果を取りまとめ、報告書を作成する。 提出期限:平成 28 年3月 31 日 紙媒体:報告書(A4版 100 頁程度)10 部 電子媒体:報告書の電子データを収納した電子媒体(DVD-R)2式 報告書及びその電子データの仕様及び記載事項は、別添によること。 提出場所:東北地方環境事務所福島環境再生事務所中間貯蔵施設等整備事務所 6.著作権等の扱い (1)成果物に関する著作権、著作隣接権、商標権、商品化権、意匠権及び所有権(以下「著作 権等」という。 )は、環境省が保有するものとする。 (2)請負者は、自ら制作・作成した著作物に対し、いかなる場合も著作者人格権を行使しない ものとする。 (3)成果物に含まれる請負者又は第三者が権利を有する著作物等(以下、 「既存著作物」という。 ) の著作権等は、個々の著作者等に帰属するものとする。 (4)納入される成果物に既存著作物等が含まれる場合には、請負者が当該既存著作物の使用に 2 必要な費用の負担及び使用許諾契約等に係る一切の手続を行うものとする。 7.情報セキュリティの確保 請負者は、下記の点に留意して、情報セキュリティを確保するものとする。 (1)請負者は、請負業務の開始時に、請負業務に係る情報セキュリティ対策とその実施方法及 び管理体制について環境省担当官に書面で提出すること。 (2)請負者は、環境省担当官から要機密情報を提供された場合には、当該情報の機密性の格付 けに応じて適切に取り扱うための措置を講ずること。 また、請負業務において請負者が作成する情報については、環境省担当官からの指示に応 じて適切に取り扱うこと。 (3)請負者は、環境省情報セキュリティポリシーに準拠した情報セキュリティ対策の履行が不 十分と見なされるとき又は請負者において請負業務に係る情報セキュリティ事故が発生した ときは、必要に応じて環境省担当官の行う情報セキュリティ対策に関する監査を受け入れる こと。 (4)請負者は、環境省担当官から提供された要機密情報が業務終了等により不要になった場合 には、確実に返却し又は廃棄すること。 また、請負業務において請負者が作成した情報についても、環境省担当官からの指示に応 じて適切に廃棄すること。 (5)情報システムを構築・改良する業務にあっては、請負者は、環境省情報セキュリティポリ シーに準拠したシステムを構築すること。 (6)請負者は、請負業務の終了時に、本業務で実施した情報セキュリティ対策を報告すること。 (参考)環境省情報セキュリティポリシー http://www.env.go.jp/other/gyosei-johoka/sec-policy/full.pdf 8.その他 請負者は、本仕様書に疑義が生じたとき、本仕様書により難い事由が生じたとき、あるいは 本仕様書に記載のない細部については、環境省担当官と速やかに協議しその指示に従うこと。 3 (別添) 1.報告書等の仕様及び記載事項※1 報告書等の仕様は、「環境物品等の調達の推進に関する基本方針」(平成 26 年 2 月 4 日閣議決定。 以下「基本方針」という。)の「印刷」の判断の基準を満たすこと。 なお、「資材確認票」(基本方針 190 頁、表3参照)及び「オフセット印刷又はデジタル印刷の 工程における環境配慮チェックリスト」(基本方針 191 頁、表4参照)を提出するとともに、印 刷物にリサイクル適性を表示する必要がある場合は、以下の表示例を参考に、裏表紙等に表示す ること。 リサイクル適性の表示:印刷用の紙にリサイクルできます。 この印刷物は、グリーン購入法に基づく基本方針における「印刷」に係る判断の基準にしたがい、 印刷用の紙へのリサイクルに適した材料[Aランク]のみを用いて作製しています。 なお、リサイクル適性が上記と異なる場合は環境省担当官と協議の上、基本方針 (http://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/kihonhoushin.html)を参考に適切な表示を 行うこと。 2.電子データの仕様 (1)Microsoft 社 Windows7 SP1 上で表示可能なものとする。 (2)使用するアプリケーションソフト及びファイル形式については、以下のとおりとし、その 他のアプリケーションソフトの使用等が必要な場合は環境省担当官と協議すること。 ・文章;ワープロソフト Justsystem 社一太郎(jtd 形式)、又は Microsoft 社 Word(ファイル形 式は DOCX 形式以下) ・計算表;表計算ソフト Microsoft 社 Excel(ファイル形式は XLSX 以下) ・画像;BMP 形式又は JPEG 形式(写真の有効画素数は黒板の文字を読み取れる程度とし、およそ 100 万画素を目安とする。) ・図面:DWG 形式及び SXF(P21)形式 (3)(2)による成果物に加え、それらの電子ファイルを「PDF ファイル形式」で保存した成 果物を作成すること。 (4)以上の成果物の格納媒体は DVD-R、CD-R または BD-R(25GB・50GB、以下「DVD-R 等」とい う。)とし、データを追記・書き換えできない方式で保存すること。また、事業年度及び事業名 称等を収納ケース及び DVD-R 等に必ず付記すること。DVD-R 等への付記は、別図に従い、直接印 刷又は油性フェルトペンでの手書きにより行うこと。 (5)文字ポイント等、統一的な事項に関しては環境省担当官の指示に従うこと。 3.電子成果物のフォルダ構成 電子成果物の作成にあたっては、紙納品された成果物の目録に対応したフォルダを作成した上で、 4 データを保存すること。 また、格納媒体が複数枚にわたる場合は、フォルダ構成の一覧を作成添付すること。 4.ウイルスチェック 電子媒体に対し、ウイルスチェックを行うこと。ウイルスチェックソフトは常に最新のデータに アップデートしたものを利用すること。 5.その他 成果物納入後に受注者側の責めによる不備が発見された場合には、受注者は 無償で速やかに必要な措置を講ずること。 ※1 「環境物品等の調達に関する基本方針」は、これまで毎年 2~3 月に変更閣議決定がなされ ている。最新の基本方針に則し、閣議決定日等の記述を適宜修正して用いること。 5 別図 電子媒体への表記 電子媒体のラベル面に、次の事項を表記すること。 1)「工事番号」(別途指定する工事番号を記載すること) 2)「工事・業務名称」(正式名称を記載すること) 3)「作成年月」(工期終了時の年月を記載すること) 4)「発注者名」(正式名称を記載すること) 5)「受注者名」(正式名称を記載すること) 6)「何枚目/総枚数」(総枚数の何枚目であるかを記載すること) 7)「発注者署名欄」(主任監督職員又は主任調査職員が署名すること) 8)「受注者氏名欄」(現場代理人又は管理技術者が署名すること) (表記方法にかかる留意事項) ・ ラベル面には、必要項目を表面に直接印刷、又は油性フェルトペンで表記し、媒体に損傷を 与えないように留意すること。 ・ 電子媒体のラベル面へ印刷したシールを貼り付ける方法は、シール剥がれ等による電子媒体 や使用機器への悪影響を鑑み、行わないこと。 ・ 表記事項のレイアウトは、以下の表記例によること。 (電子媒体への表記例) 6 平成27年度ボーリング孔内水位及び水中放射線量等観測データ回収業務 東北地方環境事務所 福島環境再生事務所 平成27年度ボーリング孔内水位及び 水中放射線量等観測データ回収業務 費目・工種・種別・細別・規格 業務費内訳書 単位 数 量 業務委託料 Ⅰ 技術業務直接人件費 1)計画準備・打合せ 主任技師 人日 技師A 人日 技師C 人日 20 25 15 (小計) 2)報告書作成 技師長 人日 主任技師 人日 技師A 人日 (小計) Ⅰ 技術業務直接人件費計 1頁 10 10 40 単 価 金 額 摘 要 平成27年度ボーリング孔内水位及び 水中放射線量等観測データ回収業務 費目・工種・種別・細別・規格 業務費内訳書 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 Ⅱ 一般調査業務直接調査費 データ回収 式 1 1号内訳書 Ⅲ 技術業務直接経費 印刷製本費 式 1 Ⅳ 一般調査業務間接調査費 旅費交通費 式 防護服等 式 1 2号内訳書 1 2号内訳書 Ⅳ 一般調査業務間接調査費計 Ⅴ 技術業務その他原価 2頁 式 1 平成27年度ボーリング孔内水位及び 水中放射線量等観測データ回収業務 費目・工種・種別・細別・規格 Ⅵ 技術業務一般管理費等 Ⅶ 一般調査業務諸経費 計 消費税 業務委託料合計 3頁 業務費内訳書 単位 式 式 数 量 1 1 単 価 金 額 摘 要 内訳書 一般調査業務直接調査費 名 称・規 格 ( 1号内訳書 ) 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 備 考 1. 直接調査費 1.1 双葉町 1.1.1 地下水位観測 自記水位計観測 自記水位計資料整理 箇所×回 箇所×回 84 1号代価表 7か所×12回 84 2号代価表 7か所×12回 84 3号代価表 7か所×12回 84 4号代価表 7か所×12回 12 3号代価表 1か所×12回 12 4号代価表 1か所×12回 1.1.2 水中放射線量調査 サーベイメーター観測 サーベイメーター資料整理 箇所×回 箇所×回 1.1.3 河川水放射線量調査 河川水サーベイメーター観測 河川水サーベイメーター資料整理 双葉町 小計 1 頁 箇所×回 箇所×回 内訳書 データ回収直接調査費 名 称・規 格 ( 1号内訳書 ) 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 備 考 1.2 大熊町 1.2.1 地下水位観測 自記水位計観測 自記水位計資料整理 箇所×回 箇所×回 168 1号代価表 14か所×12回 168 2号代価表 14か所×12回 168 3号代価表 14か所×12回 168 4号代価表 14か所×12回 1.2.2 水中放射線量調査 サーベイメーター観測 サーベイメーター資料整理 大熊町 小計 一般調査業務直接調査費計 2 頁 箇所×回 箇所×回 内訳書 一般調査業務間接調査費 名 称・規 格 1班(2名)当たり ( 2号内訳書 ) 単位 数 量 単 価 金 額 摘 要 備 考 旅費交通費 移動ライトバン 高速道路料金 福島西~常磐富岡、普通車 小計 日 回 4日/回×12回 48 4日/回×12回×2 96 防護服等 防護服 タイベックソフトウェア-Ⅲ シューズカバー タイベックシューズカバー 小計 3 頁 着 足 5号代価表 96 96 代価表 自記水位計観測 1箇所(孔)/回当たり (帰還困難区域:双葉町・大熊町) 名 称・規 格 単位 数 量 人件費 地質調査技師 人 地質調査員 人 0.02 0.23 小計 材料費 消耗品 式 小計 1か所(孔)/回当たり 計 1 頁 1か所(孔)/回当たり ( 1号代価表 ) 1 単 価 金 額 摘 要 備 考 代価表 自記水位計資料整理 1か所/孔当たり 1か所(孔)/回当たり ( 2号代価表 ) 名 称・規 格 単位 数 量 人件費 地質調査技師 人 地質調査員 人 0.1 0.8 小計 材料費 消耗品 式 小計 1か所(孔)/回当たり 計 2 頁 1 単 価 金 額 摘 要 備 考 代価表 サーベイメーター観測 1か所(孔)/回当たり (帰還困難区域:双葉町・大熊町) 名 称・規 格 単位 数 量 人件費 地質調査技師 人 地質調査員 人 0.02 0.23 小計 材料費 消耗品 式 小計 1か所(孔)/回当たり 計 3 頁 1か所(孔)/回当たり ( 3号代価表 ) 1 単 価 金 額 摘 要 備 考 代価表 サーベイメーター資料整理 1か所(孔)/回当たり 1か所(孔)/回当たり ( 4号代価表 ) 名 称・規 格 単位 数 量 人件費 地質調査技師 人 地質調査員 人 0.1 0.8 小計 材料費 消耗品 式 小計 1か所(孔)/回当たり 計 4 頁 1 単 価 金 額 摘 要 備 考 代価表 ライトバン損料 1500cc (福島市~現地) 1日当たり 名 称・規 格 動力費(ガソリン、スタンド) 供用1日当たり損料 単位 L 供用日 運転1時間当たり損料 時間 計 5 頁 ( 5号代価表 ) 数 量 13 0 1 5 単 価 1日当たり 金 額 摘 要 備 考
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