Ⅲ 指導の体制 Ⅲ 指導の体制 〔1〕指導の形態・組織 1 指導の形態 計画訪問・要請訪問・相談指導 2 指導の組織 指導主事(県総合学校教育センター指導主事及び三戸地方教育研究所指導主事も含む) 〔2〕指導の実施要項 1 計画訪問 青森県教育委員会の「学校教育の指針」「平成26年度学校教育指導の方針と重点」 ⑴ 目 的 並びに三八教育事務所「年度計画」に基づき学校を訪問し、その学校の課題解決の 相談にあずかるとともに指導・助言を行い、教育水準の維持向上を図る。 町村教育委員会の要請に基づいて教育事務所が計画し、各学校を原則として1回 ⑵ 方 法 訪問する。三戸・田子町には、三戸地方教育研究所指導主事も訪問する。 八戸市については、八戸市教育委員会教育指導課訪問に同行する。 ⑶ 期 間 5月下旬~10月下旬(期日は教育事務所で調整して定め、日程は下記⑷内容を参 考に、各学校の実情に応じて計画する。) ① 学校運営全般についての説明(20~30分) 校長 …学校運営の方針 教頭 …学校課題と取組、校内研修の状況、生徒指導の状況 「学校訪問における話合いの具体的項目」(p42)の説明など 教務主任…教育課程の実施状況、学習指導の実態(県学習状況調査の活用 等)、特別支援教育の状況など ⑷ 内 容 ② 学校運営全般についての話合い(10分) ③ 一般授業参観について ・ 一般授業参観は、校長・教頭・(教務主任)以外の全員が授業を行うことを 原則とする。 ・ 道徳と学級活動及び訪問指導主事の担当教科を含める。 (道徳と学級活動については、学校事情によりそのどちらかでもよいものとする。) (複式学級は、道徳と学級活動にとらわれず、複式指導のできる教科とする。) ④ 校内研究主題による研究授業 ・ 児童生徒の実態や、予想されるつまずきに対する指導の手立てが分かること。 ・ ねらいを明確にし、学習過程や評価について工夫すること。 - 40 - ・ 自校の研修計画との関連が分かること。 ・ 指導案は、48~55ページを参考にする。 ⑤ 一般授業についての話合い、指導・助言(20~40分) ・ 一般授業についての話合いと指導・助言は、分科会形式を原則とする。 (学校課題等について、校長と教育課長との話合い) ⑥ 校内研究主題による研究協議 ・ ⑦ 校内研究に関する指導・助言は、研究協議の際に行う。20分程度とする。 全体講評 ・ ※ 全体講評は、15分程度とする。 以上①~⑦を原則とし、その他学校の諸活動の公開など必要なものがあれば、 それらを加味して学校が日程を決める。 ※ 特に各学校から質問事項がある場合は、事前に教育事務所に連絡する。 ① 訪問日の日程及び指導案(A4判)、学校要覧等は、訪問者数に事務所用1部 を加え訪問日の7日前までに教育課長あてに提出する。 ※ 道徳の授業を含める場合は、指導案に資料を必ず添付する。また、ワークシート 等を使用する場合も同様とする。 ※ 音楽の授業で教科書にない教材を扱う場合は、指導案に楽譜を必ず添付する。 また、曲の入ったCD等も提出する。 ※ 指導案集に、研修計画書及び校内見取り図を添付する。 ② 訪問日は校内研修日とする。 ③ 当該校の訪問日を変更する必要が生じた場合は、校長と教育課長が連絡をとり 調整する。 ⑸ 留意事項 ④ 説明の補足となる諸計画・資料の準備 ・ ・ 学年・学級経営案 道徳、総合的な学習の時間、特別活動、食育、情報教育、環境教育、キャリ ア教育などの全体計画 ・ 各教科、道徳、外国語活動、総合的な学習の時間、学級活動、キャリア教育、 児童会(生徒会)活動、学校行事などの年間指導計画 ・ 生徒指導計画(いじめ防止基本方針も含む)、学校保健計画、学校安全計画、 特別支援教育指導計画(個別の指導計画等)、道徳の学級における指導計画など ・ 教育課程の実施管理資料 ・ ・ 校内研修計画及び実践記録 初任者研修・10年経験者研修関係の諸表簿(実地研修記録簿) ・ その他(道徳と各教科等との関連資料等) - 41 - 平成26年度 学校訪問における話合いの具体的項目 立 学校 ※評価は「1,2,4,5」の4段階とし、観点ごとに行う。 項目評価は、各項目の評価合計の小数点第1位までの平均をとる。 指 導 項 目 重 点 学校運営 ⑴学校教育目標の具現化 ⑵経営方針 ⑶組織運営 ⑷家庭・地域社会等との連携 ⑸教育課程の実施管理 ⑹その他 ⑴基礎的・基本的内容に即した教材の工夫と教 1 授業の充実 材研究の深化 ⑵個に応じた学習過程と評価を重視した指導の 工夫 ⑶自ら課題を見付け、よりよく問題を解決する 力を身に付ける指導の工夫 ⑷学校図書館の積極的な活用 ⑸総合的な学習の時間の充実 ⑴道徳的実践力を高める指導の工夫 2 道徳教育の ⑵豊かな心を育む体験活動の推進 充実 ⑶郷土に関する資料の開発と活用 ⑴自主的な態度を育てる学級活動の工夫 3 特別活動の 充実 ⑵自治的な意識を高める児童会活動・生徒会活 動の工夫 観 点 学校課題の把握、学校課題解決の手立て、学校評価 教育目標に応える設定、経営の重点、共通理解、教職員の参画意識 校務分掌、学年・学級経営、各種委員会、職員会議 家庭との連携、地域社会との連携、学校評議員、他校種との連携、説明、公表 全体計画、指導計画、実践と評価、学力管理 情報・文書管理、施設・設備、危機管理 年間指導計画の作成と活用、教材の工夫、教材研究の深化 学習のねらいに応じた学習形態の工夫、評価規準の設定、評価の場及び方法の工 夫 学ぶ意欲を高め主体的な学習を促す指導の工夫、学習方法や学習習慣が身に付く 指導の工夫、体験的な学習活動の推進 学校図書館の整備、学校図書館やコンピュータ室の積極的活用 全体計画及び年間指導計画の工夫・改善、指導と評価の工夫、指導体制の整備・充実 道徳教育推進教師を中心とした協力体制の整備、指導計画の作成と改善、内面的 な深まりを目指した指導の改善 体験活動の推進 郷土に関する資料の積極的活用、郷土や地域の素材に着目した教材開発・収集 年間指導計画の作成、協力して活動できる人間関係づくり、主体的な活動を促す 指導の工夫 年間指導計画の作成と指導体制の確立、ねらいを明確にした活動内容の設定、子 どもの発想や活動計画を生かす指導 ⑶児童の個性の伸長と触れ合いを深めるクラブ 活動の工夫(小学校) 年間指導計画の作成、クラブ活動の教育的意義を踏まえた指導及び運営の工夫 ⑷感動や連帯感を高める学校行事の工夫 調和のとれた指導計画の作成、子どもが積極的に参加できる指導と運営の工夫、 充実と改善を図るための適切な評価 ⑴運動に親しむ資質や能力の育成及び体力の向 4 体育、健康 上を図る指導の充実 調和のとれた具体的な指導計画の作成、基礎的な運動の技能や知識を習得させる 指導の工夫、知識や技能を活用する学習活動の工夫、体力の向上を図る指導の充 実、運動の習慣化を図る効果的な指導の工夫、体育的活動の実施に当たっての安 全への配慮 ⑵健康に関する知識を身に付け、自ら健康な生 活を実践できる指導の充実 学校保健計画の作成と活用、養護教諭や学校医・スクールカウンセラーなどとの 連携 ⑶食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身 に付けることができる指導の充実 子どもの実態に即した指導の工夫、望ましい食習慣の形成を図るための家庭との 連携 ⑷安全に関する情報を正しく判断し、安全を確 保することができる指導の充実 学校安全計画の作成・組織体制の充実、地域や学校の実態に即した安全管理の徹 底、実践力を育てる安全教育の工夫、交通安全指導の徹底と家庭、地域社会及び 関係機関との連携 教育の充実 ⑴基本的な生活習慣や自己指導能力を育成する 5 生徒指導の 協同指導体制の充実 充実 ⑵家庭や地域社会及び関係機関等との連携の充 実 協同指導体制の充実、指導の充実 保護者と教職員との信頼関係の確立、家庭、地域社会や関係機関などと一体と なった指導の推進 ⑶生徒指導の機能を生かした学年・学級経営の 充実 同一歩調体制の学年・学級経営、積極的な生徒指導の推進 ⑷児童理解・生徒理解に基づいた教育相談の充 実 教育相談体制の整備、教育相談の積極的な推進 ⑴キャリア教育指導体制の整備・充実 校内指導体制の整備、共通理解に立ったキャリア教育、キャリア教育の指導の工 夫 6 キャリア教 育の推進 ⑵現在及び将来の生き方を考える指導・進路指導 全体計画・指導計画の作成、適切な指導・援助 の充実 ⑶児童生徒の発達の段階に応じた勤労観・職業 観の育成 ⑴校内支援体制の充実 7 特別支援 ⑵個別の指導計画の作成と活用による指導の充 教育の充実 実 ⑶交流及び共同学習の推進 ⑴各教科等間の連携を踏まえた指導の工夫 8 環境教育の ⑵地域の環境の実態に即した指導の工夫 推進 9 国際化に 対応する ⑶環境にかかわる体験学習の推進 ⑴郷土に対する愛着と誇りを涵養する教育の推 進 体験活動における事前・事後指導の充実、勤労観・職業観を育成する指導の工 夫、学校と保護者等との連携 校内委員会の設置及び充実、特別支援コーディネーターの役割の明確化 個別の指導計画の作成、個別の指導計画の活用と見直し、個別の教育支援計画の 策定 交流及び共同学習の実施 環境教育に対する共通理解、各教科等との関連を図った指導計画の作成 子どもの実態に即した指導の工夫、地域性を生かした指導の工夫、多彩な学習活 動の展開 直接的・具体的な体験活動の重視、家庭や地域社会との連携 郷土についての教育の計画的な推進、我が国と諸外国の文化や風土などの特質に 気付かせる指導 ⑵外国語指導助手等の活用や言語活動の工夫・ 充実による、外国語を通じたコミュニケーシ 指導計画の作成、外国語指導助手等の活用、言語活動の工夫・充実 教育の推進 ョン能力の育成 ⑶異なった文化や習慣をもつ人々との交流の推進 地域に住む外国人等との交流の推進、諸外国の姉妹・友好提携校等との交流の推進 ⑴情報教育を推進する指導体制の整備・充実 系統的な情報教育の充実、研修体制の整備・充実 10 情報化に ⑵学習指導におけるICTの適切な活用の推進 対応する 教育の推進 ⑶情報通信ネットワーク等を適切に活用した教 育の推進 ⑷情報モラル教育の推進 11 研修の充実 ⑴校内研修体制の整備・充実 ⑵学校課題解決のための実践的研究の充実 ⑶家庭や地域社会と連携した特色ある教育活動 の研究・推進 ⑷学習指導要領に基づく実践的研究の充実 12 複式教育の ⑴学校運営・学級経営の創意工夫 充実 ⑵複式指導の充実 ICTの活用に対する共通理解、ICTの特性を生かした適切な活用 情報通信ネットワーク等の活用の工夫 情報モラルの育成、家庭との連携 専門職としての調和のとれた研修計画の作成、今日的課題についての研修、校内 研修と結び付く自己研修の推進と活用 学校課題解決に向けた研究計画の作成、子どもの変容を目指した実践的研究の推進 地域や子どもの実態を踏まえた特色ある教育活動、地域社会の教育力の活用 学習指導要領の理解、個に応じたきめ細かな指導の充実 運営計画の創意工夫、学習と生活を高め合う学級経営 指導計画の工夫と活用、複式指導の工夫、研修の充実 - 42 - 評 価 項 目 評 価 2 要請訪問Ⅰ(学校課題解決) ⑴ 方 法 学校からの要請によって訪問する。 ⑵ 期 日 5月中旬~翌年の2月末 ⑶ 日 程 日程・内容については要請校において計画する。 ① ⑷ 留意事項 学校訪問等の要請をする場合、あらかじめ当該指導主事と連絡をとり、訪問要 請日を確定する。 ② 訪問要請日の7日前までに決められた下記の様式(A4判)により、指導主事 訪問要請書を所長あてに提出する。 ③ 要請訪問について変更する必要が生じた場合は、校長と教育課長が連絡をとり 調整する。 3 要請訪問Ⅱ(個人課題解決) ⑴ 方 法 ① ② 各学校の要請により、教員の相談指導を行う。 教科指導や生徒指導など、個人の課題解決における相談指導を行う。 ⑵ 留意事項 ① ② 相談を要請する場合、当該指導主事と連絡をとり、訪問要請日を確定する。 要請訪問と同様の様式で要請書を作成し、所長あてに提出する。 (様 式) 文 平成 三八教育事務所長 書 年 学校 校長 印 指導主事学校訪問等要請書 下記のとおり要請しますので、よろしくお取り計らい願います。 記 1 要請する指導主事名 2 期 ・ 時 間 平成 年 : 3 要 4 日 5 そ 号 日 殿 立 日 番 月 請 内 容 程 の 他 - 43 - 月 ~ 日( : ) 〔3〕研修計画書、研修実施報告書の提出 ⑴ ⑵ 研修計画書の提 出 研修計画書をA4判で3部作成し、1部を教育事務所、1部を町村教育委 員会へ、平成26年5月7日(水)までに提出する。1 部は学校控えとする。 研修実施報告書 の提出 研修実施報告書をA4判で3部作成し、1部を教育事務所、1部を町村教育 委員会へ、平成27年3月4日(水)までに提出する。1 部は学校控えとする。 〔4〕自主発表会 ⑴ 校内研究成果を自主発表しようとする学校は、前年度の12月3日までに町村教育委員会に申し 出る。 ⑵ 町村教育委員会教育長は、学校と協議の上、前年度の12月28日までに教育課長に連絡する。 ⑶ 郡内で小・中学校別に複数校が発表会を持つ場合は、前年度の1月7日までに関係教育委員会 教育長が教育課長と協議の上、発表日を調整する。 〔5〕三戸郡教育振興会委託研修関係 ⑴ ⑵ 三戸郡教育振興会は、郡内の教育水準向上のため、下記の研修会を開催する。 ○ 小・中学校研修主任研修会、発達障害等研修会、小・中学校学級経営研究協議会、 キャリア教育研究協議会、小・中学校教育課程編成研修協議会 研修会の内容・運営等については、教育事務所が主管する。 - 44 - Ⅳ 教育指導参考資料 Ⅴ 各種手続等 Ⅵ 平成26年度主要事業一覧 Ⅶ 平成26年度三八教育事務所関係提 出書類・報告事項等一覧 (学校教育関係) Ⅳ 教育指導参考資料 〔1〕「学力」のとらえ方 -「生きる力」・「確かな学力」・「基礎・基本」・「基礎学力」- 生きる力 知・徳・体の調和のとれた全人的な力 「生きる力」の重要な要素 ① 基礎・基本を確実に身に付け、いかに社会が変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学び、自ら 考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力 ② 自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性 ③ たくましく生きるための健康や体力 確かな学力 「確かな学力」とは、これからの子どもたちに求められる学力であり、「生きる力」の知の側面を取り あげたものである。 教育基本法及び学校教育法の改正によって、「学力」の重要な要素は、 ① 基礎的・基本的な知識・技能の習得 ② 知識・技能を活用して課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力等 ③ 学習意欲 であることが明確に示された。 基礎・基本 「基礎・基本」とは、学習指導要領の各教科等の目標、内容として定められたもの全体を一言で表現し たものである。「基礎的・基本的な内容」という場合も、同じ意味である。 「基礎・基本」の要素は、①関心・意欲・態度 ②思考・判断・表現 ③技能 ④知識・理解の4つが あげられる。このことからも「基礎・基本」は、基礎的な知識・技能にとどまるものではなく、思考力・ 判断力・表現力等も含んだものといえる。 学習指導の中心的役割は、この「基礎・基本」を確実にすべての子どもに定着させることである。 基礎学力 「基礎学力」とは、何かを学ぼうとしたときに、その学習を可能にする基礎となる力である。 ① 読み・書き・計算に代表される、すべての学習を成立させる上で必須の基礎的な知識・技能 ② 各教科における独自の基礎的な知識・技能 (例えば、社会科では、都道府県の位置と名称、地図の方位や縮尺、時代を代表する歴史上の人物 名など) 〔2〕「豊かな心」のとらえ方 「生きる力」の重要な要素となる豊かな人間性について、学習指導要領道徳の解説書には、 ① 美しいものや自然に感動する心などの柔らかな感性 ② 正義感や公正さを重んじる心 ③ 生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観 ④ 他人を思いやる心や社会貢献の精神 ⑤ 自立心、自己抑制力、責任感 ⑥ 他者との共生や異質なものへの寛容などの感性及び道徳的価値を大切にする心 であると示されている。 子ども自らが学ぶ意思や意欲を持ち、未来への夢や目標を抱き、自らを律しつつ、自己の責任を果たし、 自分の利益だけではなく社会や公共のために何をなし得るかを大切に考える豊かな心をはぐくむことが重 要である。 - 46 - 〔3〕「健やかな体」のとらえ方 教育基本法に示された「健やかな身体」を実現するために、学校教育法第21条第8項では、「健康、 安全で幸福な生活のために必要な習慣を養うとともに、運動を通じて体力を養い、心身の調和的発達を図 ること」と規定されている。 また、「生きる力」の中では、「たくましく生きるための健康や体力」ととらえられており、これを受 けて、「健やかな体」の基礎となるものは ① 身体能力と知識 ② 身に付けた段階に応じ運動を豊かに実践していくための資質や能力 ③ 健康、安全に関する内容を科学的に理解できる力 と考えられる。したがって、運動を通じて体力を養うとともに、望ましい食習慣など、健康的な生活習慣 を形成することが必要である。 構造図 「生きる力」 豊かな心 自らを律しつつ、他人とともに協調し、 他人を思いやる心や感動する心などの 豊かな人間性 健やかな体 たくましく生きるための 健康や体力 確かな学力 基礎・基本を確実に身に付け、いかに社会が 変化しようと、自分で課題を見つけ、自ら学 び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題 を解決する資質や能力 確かな学力 基礎・基本 教科等の目標、内容 基礎学力 基礎的な知識・技能 確かな学力⊃基礎・基本⊃基礎学力 - 47 - 〔4〕学習指導案の作成について は じ め に 指導案づくりは授業づくりだといわれる。学習指導要領が目指す学力観を踏まえ、教材研究に よって指導のねらいや内容を明確にし、子どもの実態に即して指導法が工夫され、授業計画が 組み立てられる。指導案は、各教科・道徳・特別活動・総合的な学習の時間・外国語活動によ って内容や形式は異なり、目的や用途によっても多様なものになるであろう。しかし、その必 要性や活用の実際などから、一般的・共通的なものが考えられるので、資料として、学習指導 案を書くことのねらいや作成の例と観点を取り上げた。 (1) 学習指導案を書くことのねらい <指導者自身が、子どもの側に立ったより望ましい指導を求めていくために> ・指導計画全体の中での本時の位置づけをはっきりさせ、単元全体を見通した指導をおこなうため ・目標を確認し、明確にするため ・指導者が学習内容に関して子どもの実態を把握するため ・教材、教具、資料等の準備や効果的な利用の仕方を明確にするため ・予想される子どものつまずきに対する対策を明確にするため ・評価の観点や項目、場や方法を明確にするため ・理解度を確かめ、補充・深化の手立てをもつため ・教師自らの教え方で授業を進めるのではなく、子どもの学び方を見て教えていくという視点 をもつため ※ 学習指導案とは、学習のねらいを達成させるための仮説である。 (2) 学習指導案作成の観点と例 【 細案 】 ○○(科)(学習)指導案 ○月○日○校時(場所) ○学年○組(男○名、女○名) (※ 特別支援学級は障害種を記載) 指導者 職・氏名 1 単元(主題・題材)名 2 単元(主題・題材)について (1) 教材観 指導者がその単元の学習内容をどのように理解しているか以下の観点をもとに記述する。 ・学習指導要領の目標や内容との関連 ・他教科や日常生活との関連 ・指導内容の系統性(前後する学年の学習内容との関わりが分かるように) ※なお、後半には本時の授業において扱う教材について単元の中での流れを踏まえながら、その指導する内容 を記述する。 (2) 児童観(生徒観) その単元における指導者の子どもの理解状況について記述する。 例:学習状況調査等の各種検査の結果や事前テスト、アンケート調査等を活用して分析した内容を記述する。 (3) 指導観 指導者が、単元の学習内容について、子どもの実態を踏まえ、どのような手順・方法で指導するのか以下の観 点をもとに具体的に記述する。 ・単元全体の流れにおける指導上工夫した点 ・単元を学習する際に予想されるつまずき等 ※なお、後半には本時の授業において、子どもの予想されるつまずきとその対策も記述する。 3 校内研との関わり 校内研究主題や研究仮説を教科部会や指導者としてどのように捉え、具体的に実践していこうとするのかを記述 する。 ※なお、後半には、本時での仮説検証の手立てを明記する。 「(4) 展開」(51ページ)に、検証場面が分かるようにする。 (例)検証場面を枠組みで示す等 - 48 - 4 単元指導計画 (1) 単元の目標 学習指導要領や「関心・意欲・態度」「思考・判断・表現」「技能」「知識・理解」などの観点を参考に目 標を設定する。 記述にあたっては観点別ではなく、総括的な表現とする。 (2) 単元の評価規準 単元(題材)の目標に応じて観点別に評価規準を設定する。その際、「評価規準の作成、評価方法等の工夫改 善のための参考資料」(平成23年11月 国立教育政策研究所教育課程研究センター)に示された「評価規準に盛 り込むべき事項等」を参考にする。 ※http://www.nier.go.jp/kaihatsu/shidousiryou.html (3) 指導計画 指導計画の項目としては、「時間」、「目標(ねらい)・学習活動」、「単元の評価規準との関連」、「学習活 動に即した評価規準・評価方法」など ※ただし、「学習活動に即した評価規準」は、「次」単位で具体化することがあってもよい。その場合は「5本 時の指導の⑶評価規準」は、「次」を基に具体化して示すことになる。 5 本時の指導(本時○/○) (1) 題材名 (2) 目 標(ねらい) 単元の目標を達成するために、本時において子どもにどのような力を身に付けさせるのかを記述する。 (3) 評価規準 目標に対して、「おおむね満足できると判断されるもの」を観点別で表記する。 1時間ですべての観点にわたって評価を行うのは一般的には難しいことなので、目標に照らし合わせて1~2 観点を重点的に評価する観点として設定することとし、それを「4 ⑶指導計画 学習活動に即した評価規準・ 評価方法」と一致させる。 (4) 展 開 いろいろな項目や形式があり、それぞれの授業の意図に即して決めることになるが、次のような項目が考えら れる。 *以下枠内の具体例を参照のこと ・段 階 … 展開の過程を区分して書く ※ 時間も明示する。 ・学習内容・学習活動 … 本題材で子どもが学習する内容や学習活動を記述する。 ・指導上の留意点(教師の発問と課題提示) … 教師の発問や指導・支援にあたっての配慮事項、教育機器や工夫したことな どを記述する。 ・評価の観点及び方法等 … 5(3)に該当する評価規準の番号、評価方法、規準に達しない子どもへの手立て などを記述する。 ※必要に応じ、指導内容、教師の働きかけ、予想される反応、学習形態、資料、準備などの項目が考えられる。 【細案 具体例】 算 数 科 学 習 指 導 案 ○月○日○校時(場所) ○学年○組(男○名、女○名) 指導者 職・氏名 1 2 単元名 「図形の面積」 単元について ⑴ 教材観 ・・・・・・・・・(p48の観点と例を参照) ⑵ 児童観 ・・・・・・・・・(p48の観点と例を参照) ⑶ 指導観 ・・・・・・・・・(p48の観点と例を参照) ・観点について総括的な表現で記入し 3 校内研との関わり ます。 ・・・・・・・・・(p48の観点と例を参照) 4 単元指導計画 ⑴ 単元の目標 平行四辺形、三角形、台形、ひし形の面積の求め方を理解し、公式をつくり出してそれらの面積を求めるこ とができる。 ⑵ 単元の評価規準 ア 算数への関心・意欲・態度 ・(国立教育政策研究所教育課程研究センター)に示された「評価規準に盛り込むべき事項 等」を参考にします。 イ 数学的な考え方 ウ 数量や図形についての技能 ○平行四辺形、三角形、台 ○既習の正方形や長方形の ○公式を適用して、平行四辺 形、ひし形の面積の求め 面積の求め方を基にして 形、三角形、台形、ひし形 方について、既習の正方 平行四辺形、三角形、台 の面積を求めることができ 形や長方形の面積の求め 形、ひし形の面積の求め る。 方に帰着させて考えよう 方を工夫して考えてい としている。 る。 - 49 - エ 数量や図形についての知識・理解 ○平行四辺形、三角形、台形、ひし形 の面積は計算によって求めること ができることを理解している。 また、面積の大きさについての 豊かな感覚をもっている。 ⑶ 指導計画 【例1】 時間 or 次 単元の評価規準 との関連 関 考 技 知 目標・学習活動 平行四辺形を長方形に等積変形して、面 積を求めることができる。 1 ・周りの長さが等しい長方形と平行四辺 形の面積の大小について話し合う。 学習活動に即した評価規準・評価方法 (括弧内は評価方法) ・平行四辺形の面積を、既習の長方形の面積に帰着させ て考えて求めようとしている。 (調べたり発表したりする様子の観察、ノートへの記 述の観察) ○ ・5 本時の指導⑶の評価規準と一致させます。 ○ ( 平行四辺形の面積の公式を考え、それを 2 適用して面積を求めることができる。 ・平行四辺形の面積を求めるために必要 本 な長さを考え、公式を作る。 時 ・平行四辺形の必要な長さを測って、面 積を求める。 ) ○ ・等積変形した長方形の縦と横の長さに着目して、平行 四辺形の面積の公式を考え説明している。(学習活動 の観察、ノートへの記述の観察) ・底辺と高さを見つけ、平行四辺形の面積の公式を用い て面積を求めることができる。 (ノートへの記述の観察、ペーパーテスト) 【例2】 学習活動に即した評価規準・評価方法(括弧内は評価方法) ア 算数への関心・意欲・態度 イ 数学的な考え方 ウ 数量や図形についての 技能 エ 数量や図形についての 知識・理解 ・平行四辺形の面積 1 平行四辺形を長方形に等積変形して、 を既習の長方形の 面積を求めることができる。 面積に帰着させて ・周りの長さが等しい長方形と平行四 考えて求めようと 辺形の面積の大小について話し合う。 している。 (調べたり発表した りする様子の観察 ノートへの記述の 観察) 時間 or 次 5 目標・学習活動 本時の指導(本時2/13) ・「学習活動に即した評価 ⑴ 題材名 「平行四辺形の面積」 規準・評価方法」欄の文 ⑵ 目 標 言と一致させます。 平行四辺形の面積の公式を考え、それを適用して面積を求めることができる。 ⑶ 評価規準 ① 等積変形した長方形の縦と横の長さに着目して、平行四辺形の面積の公式を考え説明している。 (数学的な考え方) ② 底辺と高さを見つけ、平行四辺形の面積公式を用いて面積を求めることができる。 (数量や図形についての技能) ・教師の立場で記入します。 ⑷ 展 開 ・子どもの立場で記入します。 段階 学習内容・学習活動 ( 導 1 前時の学習内容を確認する。 入 平行四辺形の面積の求め方を黒板 の図形をもとに発表する。 10 ) ・子どもの予想される反応を考えるこ とで、教師の働きかけを具体的に見 直すことができます。 <予想される反応> (1) (2) (3) … 2 本時の学習課題を確認する 展 開 ( 25 指導上の留意点 (教師の発問と課題提示) 評価の観点 及び方法等 <発問①> どのような方法で平行四辺形の面 積を求めたか黒板の図を使って、振 り返ってみよう。 ・子どもに対する発問は一 問一答式にならないようそ ・前時に使用した平行四辺形の型紙を の内容の吟味が必要です。 できれば、授業前に考えて 黒板に貼り付け(型紙は分割できる おきましょう。 ようにしておく)、等積変形の動き が見えやすくしておく。 ・復習が必要な子どもに指名し、具体 物を使って説明させる。 ・等積変形のみに着目させ、具体面に 面積を出す式までは触れない。 ・本時の学習課題をノートに書かせ、 全員に読ませる。 <学習課題> それぞれの面積の求め方をもとにして、平行四辺形の面積を求める公式を考 え、面積を求めましょう。 ) - 50 - ・学習課題は、内容課題と 活動課題とを意識して提 示するようにします。 <活動課題> →「○○をχで表し、○○を使って求めよう」 <内容課題> →「○○はなぜ○○したのだろう」 3 それぞれの方法について具体的に ・短冊黒板を使って提示する。 面積を求めてみる。 ・それぞれの方法について具体的に面 ・式を立てて、ワークシートに記入 積を計算させる。 する。 ・計算の数字が図形のどの部分か意識 させる。 ・学習活動の形態や配慮事項 ・ワークシートを使用する。 ・等積変形した長方形の縦と横の長さを なども記入し、授業の具体 使って説明させる。 的なイメージをもつことが 重要です。 4 面積を求めるために使った数値が <発問②> 平行四辺形のどの部分か考える。 ・平行四辺形の面積を計算で求める <予想される反応> ために必要な長さは、平行四辺形 ・平行四辺形の底辺の部分 のどの部分でしょう。 ・底辺に垂直に引いた直線の長さ ・・・・・・・・・ ・求め方の共通点に着目させる。 ・評価する場面では、その評価方法や 達しない子どもへの対策等を明記 し、実践することが重要です。 【仮説の検証場面】 校内研の仮説の検証場面が、展開のどの場面なのか分かるようにする。 (例)枠組みで示す。 7 ノートに平行四辺形の面積の求め ・底辺と高さという言葉を使って、平 方を記述する。 行四辺形の面積の求めさせる。 ・授業のねらいにせま っていく1~2個の重 要な発問はあらかじめ 指導上の留意点を踏ま え、その内容を考えて おくことが重要です。 評価規準① (学習活動の観察ノート への記述への観察) 規準に達しない子どもへの手立て: ・等積変形した長方形の 縦と横の長さが、平行 四辺形のどの長さと対 応しているか確認する。 ・校内研の仮説の検証場 面は、枠を使って強調す るなどの工夫が考えられ ます。 ・ノートを使って、平行四辺形の面積 の求め方を表現させる。 8 ・・・・・・・・ 9 まとめ ま と め <まとめ>・平行四辺形の面積は、底辺×高さで求められる。 ( ) ・ノートにまとめを書く。 10 ・いろいろな平行四辺形における底 辺と高さを発表する。 ・子どもの言葉を生かし板書する。 ・平行四辺のどの部分が底辺・高さ がであるかを確認させる。 ・まとめは、学習課題との 整合性を図るよう留意し ましょう。 ⑸ 板書計画 ・・・・・・・・ ・授業における板書計画を考えるこ とにより、授業での思考の流れが はっきり見えるようになります。 ※この他に子どもの座席表・授業で使用するプリントなど参考になるものを添付すると、いろいろな角度から 授業を振り返ることができます。 - 51 - 【 略案 】 ○○(科)(学習)指導案 ○月○日○校時(場所) ○学年○組(男○名、女○名) (※ 特別支援学級は障害種を記載) 指導者 職・氏名 1 題材(主題)名(本時○/○) 2 題材(主題)について… (1) 教材観 指導者がその題材の学習内容をどのように理解しているか、学習指導要領の目標や内容との関連・指導内容 の系統性(既習事項との関わり)等を踏まえ指導する内容を記述するとともに、その後の流れについて記述す る。 (2) 児童観(生徒観) その題材における子どもの実態について簡単に記述する。 (3) 指導観 指導者が、題材について、子どもの実態を踏まえ、本時の授業においての子どもの予想されるつまずきとそ の対策を記述する。 3 校内研との関わり 研究主題や研究仮説に対して本時での仮説検証の手立てを明記する。 4 指導計画 … 本時と前後の指導の関連が分かるように簡潔に記述する。 5 目 標(ねらい) … 題材の目標を達成するために、本時において子どもにどのような力を身に付けさせるの かを記述する(到達目標)。 6 評価規準 … 目標に対して、「おおむね満足できると判断されるもの」を観点別で記述する。 ※1時間ですべての観点にわたって評価を行うのは、一般的には難しいことなので、目 標に照らし合わせて1~2観点を重点的に評価する観点として設定する。 7 展 開…[具体例]を参考に書く。 【略案 具体例】 算 数 科 学 習 指 導 案 ○月○日○校時(場所) ○学年○組(男○名、女○名) 指導者 職・氏名 1 題材(主題)名 「平行四辺形の面積」(本時2/13) 2 題材(主題)について ⑴ 教材観 ⑵ 児童観 ⑶ 指導観 3 ・(p48・49の観点と例を参照) 校内研との関わり 4 指導計画 ・・・・・・・・・・ 2(本時2/13) ・合計を題材(主題)名の合計 ・・・・・・・・・・ 2 時数と合致させます。 ・・・・・・・・・・ 3 5 6 目 標 平行四辺形の面積の公式を理解し、それを適用して面積を求めることができる。 ・「具体的な子どもの姿」を 考え、記述します。 評価規準 等積変形した長方形の縦と横の長さに着目して、平行四辺形の面積の公式を考え説明している。 (数学的な考え方) ② 底辺と高さを見付け、平行四辺形の面積公式を用いて面積を求めることができる。 (数量や図形についての技能) ① <<<<<<<<<<<< ここまでをA4、1枚にまとめる - 52 - >>>>>>>>>>>> 7 展 開 段階 ・子どもの立場で記入します。 学習内容・学習活動 ・教師の立場で記入します。 指導上の留意点 (教師の発問と課題提示) ( 導 1 前時の学習内容を確認する。 ・前時の学んだ内容を黒板の図を使っ 入 平行四辺形の面積のいろいろな求 て復習させる。 め方を黒板の図形をもとに発表する。 ・前時に使用した平行四辺形の型紙を 10 黒板に貼り付け(型紙は分割できる ・子どもの予想される反応を考えること ようにしておく)、等積変形の動き で、教師の働きかけを具体的に見直 が見えやすくしておく。 評価の観点 及び方法等 ) ・学習活動の形態や配慮 事項なども記入し、授業 の具体的なイメージをも つことが重要です。 すことができます。 <予想される反応> (1) (2) ・復習が必要な子どもに指名し、具体 物を使って説明させる。 ・等積変形のみに着目させ、具体面に 面積を出す式までは触れない。 (3) … 2 本時の学習課題を確認する 展 開 ( 25 ・本時の学習課題をノートに書かせ、 全員に読ませる。 ・学習課題は、内容課題と 活動課題とを意識して提 示するようにします。 <活動課題> →「○○をχで表し、○○を使って求めよう」 <内容課題> →「○○はなぜ○○したのだろう」 <学習課題> それぞれの面積の求め方をもとにして、平行四辺形の面積を求める公式を考 え、面積を求めましょう。 ) 3 それぞれの方法について具体的に ・短冊黒板を使って提示する。 面積を求めてみる。 ・それぞれの方法について具体的に面 ・式を立てて、ワークシートに記入 積を計算させる。 する。 ・計算の数字が図形のどの部分か意識 させる。 ・ワークシートを使用する。 ・等積変形した長方形の縦と横の長さを 使って説明させる。 4 平行四辺形の面積を求めるために <発問①> 使った数値が図形のどの部分か考え ・平行四辺形の面積を計算で求める る。 ために必要な長さは、平行四辺形 <予想される反応> のどの部分でしょう。 ・平行四辺形の底辺の部分 ・底辺に垂直に引いた直線の長さ ・求め方の共通点に着目させる。 ・・・・・・・・・ ・評価する場面では、その評価方法や 達しない子どもへの対策等を明記 し、実践することが重要です。 【仮説の検証場面】 校内研の仮説の検証場面が、展開のどの場面なのか分かるようにする。 (例)枠組みで示す。 7 ノートに平行四辺形の面積の求め ・底辺と高さという言葉を使って、平 方を記述する。 行四辺形の面積の求めさせる。 ・授業のねらいにせま っていく1~2個の重 要な発問はあらかじめ 指導上の留意点を踏ま え、その内容を考えて おくことが重要です。 評価規準① (学習活動の観察ノート への記述への観察) 規準に達しない子どもへの手立て: ・等積変形した長方形の 縦と横の長さが、平行 四辺形のどの長さと対 応しているか確認する。 ・校内研の仮説の検証場 面は、枠を使って強調す るなどの工夫が考えられ ます。 ・ノートを使って、平行四辺形の面積 の求め方を表現させる。 8 ・・・・・・・・ ま と め 9 まとめ <まとめ>・平行四辺形の面積は、底辺×高さで求められる。 ( ) ・ノートにまとめを書く。 10 ・いろいろな平行四辺形における底 辺と高さを発表する。 ・子どもの言葉を生かし板書する。 ・平行四辺のどの部分が底辺・高さ がであるかを確認させる。 - 53 - ・まとめは、学習課題との 整合性を図るよう留意し ましょう。 道徳のおける学習指導案の作成について 【小学校学習指導要領解説道徳編より】 1 学習指導案の内容 道徳の時間における学習指導案とは、授業をしようとする教師が、年間指導計画に位置付けられたそれぞれの主 題を指導するに当たって、児童や学級の実態に即して、教師自身の個性を生かして作成する指導計画である。具体 的には、主題のねらいを達成するために、児童がどのように学んでいくのかを十分に考慮し、何を、どのような順 序、方法で指導し、評価し、更に指導に生かすのかなど、学習指導の構想を一定の形式に表現したものである。 学習指導案は、教師の指導の意図や構想が最も適切に表現されることが好ましく、各教師の創意工夫が期待される。 したがって、その形式に特に決まった基準はないが、一般的には次のような事項が取り上げられている。 (1) 主題名 *出典名等あれば記入する 原則として年間指導計画における主題名を記述する。 (2) ねらいと資料 年間指導計画を踏まえてねらいを記述するとともに資料名を記述する。 (3) 主題設定の理由 年間指導計画における主題構成の背景などを再確認するとともに、(ア) ねらいや指導内容についての教師の考え 方、(イ) それと関連する児童の実態と教師の願い、(ウ)使用する資料の特質や取り上げた意図及び児童の実態とかか わらせた指導の方策などを記述する。 記述に当たっては、児童の肯定的な面やそれを更に伸ばしていこうとする観点からの積極的なとらえ方を心がけ るようにする。また、抽象的なとらえ方をするのではなく、児童の学習場面を予想したり、発達の段階や指導の流 れを踏まえたりしながら、より具体的で積極的な生かし方を記述するようにすることが大切である。 (4) 学習指導過程 ねらいに含まれる道徳的価値について、児童が自覚を深めていくための教師の指導と児童の学習の予想される手 順を示すものである。一般的には、学習指導過程を導入、展開、終末の各段階に区分し、児童の学習活動、主な発 問と予想される児童の発言や心の動き、指導上の留意点や支援の観点、指導の方法、評価の観点などを指導の流れ に即して記述することが多い。 (5) 他の教育活動などとの関連 特に関連のある教育活動や体験活動、日常生活との関連、事前の指導や事後の指導の工夫などについて記述する。 (6) その他 例えば、評価の観点、資料分析、板書、場の設定、個別指導との関連、家庭や地域社会との連携、校長や教頭な どの参加、他の教師との協力的な指導、保護者や地域の人々の参加や協力など、学習の特質に応じて授業が円滑に 進められるよう必要な事柄を記述する。 なお、重点的に取り上げる内容や複数の時間にわたって関連をもたせて指導する場合は、全体的な指導の構想と その中における本時の位置付けなどについて記述することが望まれる。 2 学習指導案作成の主な手順 学習指導案の作成の手順は、それぞれの状況に応じて異なるが、おおむね次のようなことが考えられる。 (1) ねらいを検討する 指導の内容や教師の指導の意図を明らかにする。 (2) 指導の要点を明確にする ねらいに関する児童の実態と、それを踏まえた教師の願いを明らかにし、各教科等での指導との関連を検討し て、指導の要点を明確にする。 (3) 資料を吟味する 資料について、ねらいとのかかわりで道徳的価値がどのように含まれているかについて検討する。例えば、人物 が登場する読み物資料の場合、資料中の登場人物の行為や心の動き、資料に対する児童の感じ方や考え方などを分析し、 どのようにすれば児童の学習意欲を高め、道徳的価値の自覚を深めることができるかなどについて多面的に検討す る。 (4) 学習指導過程を構想する ねらい、児童の実態、資料の内容などをもとに、授業の展開について考える。その際、児童がどのような問題意 識をもって学習に臨み、ねらいとする道徳的価値を追求し、多様な感じ方や考え方によって学び合うことができる かを具体的に予想しながら、それが効果的になされるための発問や授業の全体の展開を構想する。 (5) 一人一人を生かす方法を考える 様々な表現活動、書く活動、グループでの話合い、意図的指名など、一人一人の感じ方や考え方が生かされ、学 び合うことのできる方法を工夫する。 - 54 - 【中学校学習指導要領解説道徳編より】 1 学習指導案の内容 道徳の時間の学習指導案とは、指導に当たる教師が道徳の時間に、学級の生徒を指導するために作成した具体的 な指導計画案のことである。つまり、主題のねらいを達成するために、生徒がどのように学んでいくのかを十分に 考慮して、何を、どのような順序で、どのような方法で指導し、評価し、更に指導に生かすのかなど、学習指導の 構想を一定の形式にまとめたものである。学習指導案には定まった形式や基準はなく、各教師の創意工夫が期待さ れるが、内容としては次のようなものが考えられる。 (1) 主題名 原則として年間指導計画における主題名を記述する。 (2) ねらいと資料 年間指導計画を踏まえてねらいを記述するとともに資料名を記述する。 (3) 主題設定の理由 年間指導計画における主題構成の背景などを確認するとともに、ねらいや指導内容についての指導者の基本的な 考え方、それと関連する生徒の実態と教師の願い、使用する資料の特質や取り上げた意図及び生徒の実態とかかわ らせた指導の方策などを記述する。 記述に当たっては、生徒の肯定的な面やそれを更に伸ばしていこうとする観点からの積極的なとらえ方を心掛ける ようにする。また、抽象的なとらえ方をするのではなく、生徒の学習場面を予想したり、発達の段階や指導の流れ を踏まえたりしながら、より具体的で積極的な生かし方を記述するようにすることが大切である。 (4) 指導区分 指導区分とは、1主題に2単位時間以上を充てて指導しようとする場合、それぞれの単位時間の指導が、全体と しての主題の指導においてどのような位置にあるかを明らかにし、各単位時間の指導のねらいを示すものである。 (5) 学習指導過程 ねらいに含まれる道徳的価値について、生徒が内面的な自覚を深めることを目指し、資料や生徒の実態などに応 じて、教師がどのような指導を展開していくか、その手順を示すものである。一般的には学習指導過程を、導入、 展開、終末の各段階に区分し、生徒の学習活動、主な発問と生徒の予想される反応、指導上の留意点などで構成さ れることが多い。生徒の実態や資料の特質、教師の指導の目的などに応じて多様な展開を工夫する必要がある。 (6) その他 道徳の時間の指導の効果を高めるために、事前指導と事後指導、各教科等における道徳教育との関連、体験活動 や日常の個別指導との関連、校長や教頭などの参加、他の教師との協力的な指導、家庭や地域社会との連携、評価 の観点などについて示すことも大切である。 なお、重点的に取り上げる内容や複数時間にわたって関連をもたせて指導する場合は、全体的な指導の構想と本 時の位置付けについて記述することが望まれる。 2 学習指導案作成の主な手順 各学校において、日課表や時間割の弾力的な編成や運用が推進される状況の中で、道徳の時間の学習指導案の作 成においても、各教科等との関連を密にした学習、体験活動等を生かした学習、複数時間にわたる学習など一層の 創意工夫が求められる。学習指導案作成の手順や留意点としては、次のようなことが考えられる。 (1) ねらいを検討する 年間指導計画に示されている主題名とねらいを確認し、指導の内容や教師の指導の意図を明らかにする。 (2) 指導の要点を明確にする ねらいに関する生徒の実態、各教科、総合的な学習の時間及び特別活動における指導との関連も考慮し、指導の 要点を明確にする。 (3) 資料を吟味する ねらいとのかかわりで道徳的価値がどのように含まれているか、生徒の実態に適合しているか、更に資料をどの ように活用すれば、生徒の学習意欲を高め、授業に深まりと広がりをもたせることができ、道徳的価値及びそれに 基づいた人間としての生き方についての自覚を深めさせることが可能かどうかなどの観点から検討を加える。例え ば、読み物資料を利用する場合、資料の筋を追って登場人物の心情の変化を推し量るだけでなく、人間としての生 き方に関わって生徒に何を考えさせるのかという視点で資料を吟味することが大切である。 (4) 生徒の感じ方、考え方を予測し、主な発問を考える ねらいや指導内容及び資料について、生徒がどのように感じたり考えたりするのかを具体的に予測し、ねらいに 的確に迫るための発問を考える。その際、生徒が価値とのかかわりのなかで人間の真実やよりよく生きる意味につ いて考えを深めることができるよう、資料の特質や生徒の実態を考慮し発問を吟味することが大切である。 (5) 学習指導過程を考える ねらい、生徒の実態、資料の内容などから、授業の流れの中心となる展開の段階について考え、生徒の感じ方、 考え方を一層深めるためにはどのような順序で発問すれば効果的かを検討する。その際、ねらいに迫るために展開 の段階におけるそれぞれの発問が、全体の流れの中でそれぞれ意味をもつように、発問と発問とのかかわりを検討 して、生徒が人間としての生き方について自ら問いかけるよう、発問構成を工夫し対話を深められるようにする。 次に、その展開のための導入、終末はどうあったらよいかを考える。更に、生徒の心に響く道徳授業を工夫するた めに、体験活動や日常生活の具体的事柄をどのように活用するか検討する。 (6) 板書計画を立てる ねらいにかかわって、指導の意図や資料の内容の整理、生徒の感じ方や考え方の整理をするために、板書を有効 に活用することを検討する。学習指導過程との関連をもたせて計画を立てる。 (7) 事前指導、事後指導について考える 豊かな体験活動や日常的な指導、各教科等での指導との関連をはじめ事前の実態把握や事後の個別的な指導、家 庭や地域社会との連携をも含めて検討する。 - 55 - 〔5〕複式指導における「わたり」と「ずらし」 1 わ た り 2個学年を一人の教師が同じ時間に指導するとき、教師は両学年間を移動して直接指導しなくてはな らない。この教師の移動を「わたり」という。(両学年を「わたり歩く」ことからこの用語が生まれた。)「わ たり」の実用的研究から「わたり」の類型が幾つか出されているが、理論的究明はされていない。それぞれ の類型に特色があり、どれが最適とはいえないが、一般的な留意点は、 ⑴ わたりの回数をあまり多くしないこと。(学習段階を細かく設定するとわたりの回数も多くなり、指導が断片的 となる。) ⑵ あまり綿密な計画を立てると、ずれが生じたり、授業がぎくしゃくしたりする。 ⑶ できる限り両学年一緒の直接指導の場をもつこと。 ⑷ 課題に対して自力で解決できる力や手立てがあるか確認し、間接指導へ移る。(児童に間接指導時での見 通しをもたせる) ⑸ 一方の学年の学習が空白にならないように、間接指導時の学年へ時々目を向け、声をかけてやる。 (このことを「小わたり」と呼んでいる。) などである。次に、代表的と思われる「わたり」の類型を紹介する。 A B C D 導 入 下 導 上 整 理 【特色】 ・計画がおおまか ・柔軟に指導できる ※ 2 ず 下 導 上 整 理 ② 入 導 下 上 整 ・計画が綿密 ・直接指導が明確 ①上・下は上学年・下学年 ら 入 下 理 上 整 ・一方の学年に重点 をおく (空欄)は直接指導 入 理 ・両学年共通の直接 指導の場をもつ (同単元指導の場合) ③ 蛇行線は教師の「わたり」 し 直接指導と間接指導を交互に無理なく、それぞれの指導内容を充実したものにするためには、事前に 計画的、合理的に学習段階を「ずらし」た学習過程の工夫が必要である。すなわち、「ずらし」とは、 学習段階を「ずらす」意味の用語である。 複式指導の定型といわれる4段階学習過程で、「ずらし」の代表的類型を紹介する。 【4段階学習過程】 第1段階 第2段階 第3段階 学習課題把握 自力解決 定 (直接指導) 主として 間接指導 【代表的な類型】 ① 第 1 第 4 第4段階 着 習熟・応用・発展・評価 (直接指導) 主として 間接指導 第 2 第 3 第 4 第 1 第 2 第 3 この型は、第1段階の直接指導から入る学年を基準として、他学年の段階を1段階「ずらし」た指導段 階である。 ② 第 1 第 2 第 3 第 4 第 2 第 3 第 4 第 1 この型は、①ほどではないが時々みられ、家庭学習との関連で効率が高いといわれている。例えば、 社会科などの調べ学習が必要な場合、このようなずらし方が効果的である。 - 56 - 以下、4段階学習過程の基本的な内容を示す。 段 階 第 1 段 階 第 2 段 階 第 3 段 階 第 4 段 階 目 ・学習のめあてをもつ ・方法、見通しをもつ 的 ・課題に取り組む ・発表の準備 ・学習成果の発表、討 議、修正、まとめ ・習熟、応用、発展、 評価 学 ・学習のめあて、課題 をはっきりつかむ 習 ・予想、仮説をたてる ・学習の手順を話し合 内 い、活動の見通しを もつ 容 ・予想、仮説、学習問 題に基づき一人学習 で解決に向かう ・解決したことをまと める ・発表の準備をする ・解決事項を全体発表 する ・理由、思考の筋道を 明確にする ・友達の解決方法を知 る ・わかったことをまと める ・類似問題を解決する ・発展問題を解決する ・学習内容を整理する ・自己(相互)評価する ・次時の学習を知る など 形 ・発問法 ・全 体 態 ・話合い ・一 人 ・ペ ア ・グループ ・全 ・討 ・助 ・一 ・ペ ・全 ・レディネスをふまえ 学習意欲につながる 動機づけを行う ・解決の見通しをもた 意 せる ・成就可能の意識をも たせる 点 ・いろいろな学習方法 を取り入れる ・学び方を育成する ・多様な考え方を引き 出す ・つまずいている子に 支援する (タイミングを見てわ たる) ・全員が参加できるよ うに工夫する ・説明の理由づけを明 らかにする ・思考活動のみがき合 いができるよう工夫 する ・教師が資料を十分に 用意する ・学習状態をつかむ ・自己評価、相互学習 を大切にし、学習の 振り返りをさせる 資 ・課題把握、思考を助 料 けるための資料提示 ・ワークシート等 ・解決のための資料提 示 ・評価のための資料 留 3 体 議 言 人 ア 体 ガイドの育成 ガイド学習は、間接指導の効率化を図るために考え出された小集団学習の形態で、学級集団から選ばれ た児童(ガイド)が、教師とともに立てた学習計画によってリードしながら、共同で学習する方法である。 ⑴ ガイド学習のよさ ①問題解決活動の効率化と解決のための手だて(学び方)の習得を図る。 ②リーダーシップの養成を図る。 ③話合いの学習を推進することによって、言語能力を高める。 ⑵ ガイドの役割 ①学習の準備をする。 ・学習の準備に参加させ、主体的な学習の基本を身に付けさせる。 ②学習の進行をする(ガイドの中核的役割)。 ・教師の指導のもとに立てた学習計画に沿って学習を進行させる。 ③学習規律を守らせる。 ・学習態度に注目し、学習活動に支障をきたす場合は、注意を促すなど、学習の体制を整える。 ④学習のねらいを達成する。 ・他の児童と協力し励まし合いながら、全員がねらいに到達できるよう配慮する。 <参考文献>青森県教育委員会 ◎へき地・複式ハンドブック(事例編) 平成19・20年度指導資料第34集 ◎へき地・複式ハンドブック(授業実践編) 平成21・22年度指導資料第35集 ◎へき地・複式ハンドブック(算数科編) 平成23・24年度指導資料第36集 平成21年3月 平成23年3月 平成25年3月 - 57 - 〔6〕キャリア教育で培いたい資質、能力、態度 (国が例示したキャリア教育で育てたい力) 4領域8能力 人間関係形成能力 自他の理解能力 青森県教育委員会が目指す「キャリ ア教育で培いたい資質、能力、態 度」 コミュニケーション 能力 平成16年、キャリア教育の推進に関 する総合的調査研究協力者会議 基礎的・汎用的 能力 人間関係形成・社会形成能力 平成23年、中央教育審議会「今後 の学校におけるキャリア教育・職業 教育の在り方について(答申) 〔キャリア教育で培いたい資質、能力、態度を支える心〕 資質、能力 態度等 自分自身を 大切に思う気持ち ふるさとを 誇りに思う気持 自己を見つめる力 発達の段階 高2~高3 中2~高1 小5~中1 小3~小4 小1~小2 (含幼稚園) ◎ 自分自身のよさを知 ◎ 集団の中での役割や ◎ 郷土の良さや他地域 り、社会に出た時に 様々な経験が社会に の文化との違いを知 能力を発揮しようと 出たときにどのよう り、社会に出たとき する心 に役立つかを考えよ にその知識や経験を うとする心 生かそうとする心 ○ 集団の中の自分の役割 を理解し、ストレスを 客観的に把握し、その コントロールや解消法 を身に付け、行動する 力 ◎ 自分に与えられた役 ◎ 集団の中でリーダー ◎ 学習したことや経験 割を工夫して最後ま とフォロワーの役割 したことを基に、自 でやり遂げようとす を自覚し、行勤しよ 分の考えや意見を地 る心 うとする心 域に発信しようとす る心 ○ 亙いのよさを生かし合 い、率直なことを言い 合えるように、自らの 思考や感情をコント ロールしようとする力 ◎ 自分に割り当てられ ◎ 集団の中で他者を尊 ◎ 自分が住んでいる地 た係活動や仕事に対 重しながら、自分の 域とそれを取り巻く して、工夫して取り 意見を持とうとする 地域との関連を意識 組もうとする心 心 し、考えながら生活 しようとする心 ○ 自分らしさと同時に自 分と異なる意見も理解 し、生活をより良く変 えていこうとする力 ◎ 自分に割り当てられ ◎ 集団の中で自分の意 ◎ 地域での活動に積極 た手伝いや仕事・役 見を伝えようとする 的に参加し、地域の 割の必要性を感じよ 心 特性や自分とのかか うとする心 わりについて知ろう とする心 ○ 自分の感惰を抑えた り、自分の短所に気付 いたりすることがで き、できることから変 えていこうとする力 ◎ 自分のことは自分で ◎ 集団の中の―員とし ◎ 学校の学習や家庭で 行おうとする心 て、周りを意識しな の遊びを通して、地 がら行動しようとす 域の様子や人を知ろ る心 うとする心 ○ 自分のよさを知り、前 向きに考えて行動しよ うとする力 (活用にあたって) ※発達の段階の区分は、「縦の連携」を意識し、一部、あえて学校種間をまたがる設定としています。 学校の実態に応じて、特に接続段階の児竜生徒の実態を加味して、ご覧ください. - 58 - *図中の破線・・・は、両者の関係が相対的見て弱いことを示しています。 情報活用能力 情報収集・探索能力 将来設計能力 役割把握・認識能力 職業理解能力 自己理解・自己管理能力 意志決定能力 計画実行能力 選択能力 課題解決能力 キャリアプランニング能力 課題対応能力 〔キャリア教育で培いたい資質、能力、態度〕 他者とつながる 社会とつながる 未来とつながる 動く/生かす力 創り出す力 つながる力 ○ 他者と場に応じた適 ○ インターンシップや ○ 理想と現実との葛藤 ○ 自分なりの価値観や、 ○ 生きがいや仕事への 望ましい職業観・勤労 切なコミュニケーショ 奉仕活動等の様々な や経験等を通し、将来 やりがいを持ち、自己 観を身に付け、職業に ンを図り、自分の職業 体験的な学習を通し 設計を立案し、実現に を生かせる進路や生 かかわる権利、義務・責 的な能力・適性を理解 て、働くことの意義を 向けて、今取り組むべ き方を強い意志と責 任や職業に就く手続き し、他者とかかわりな 理解する力 き学習や活動を理解 任で切り拓く力 等を理解し、将来の進 がら、これを伸ばす力 し実行に移す力 路を選択する力 ○ 自分のよさや個性、他 ○ 体験活動等を通して ○ 将来設計を達成する ○ よりよい生活や学習、 ○ 環境を最大限に生か 者のよさや感情を理 社会生活の意義や働 ための困難を理解し、 生き方を目指して生 し、他者と力を合わ 解し、他者に配慮し く人々の思いを知り、 それを克服するため 活の中に積極的に課 せながら、企画立案 ながら積極的に人間 社会の一員としての に努力しようとする 題を見い出そうとす し、より良いものを 関係を築こうとする 行動には義務と責任 力 る力 創り出そうとする力 力 が伴うことを理解し ようとする力 ○ 友だちと力を合わせ ○ 社会生活には、いろい ○ 憧れとする職業を持 て行動し、自分の役 ろな役割があること ち、将来の夢を達成 割と責任を果たし、周 を知り、仕事における する上で現実の問題 囲への貢献について 役割の関連性や変化 を解決しようとする 考えようとする力 に気付こうとする力 力 ○ 生活や学習の課題に ○ 自分の考えや他者の 気付き、他者の意見 考えのよさを知り、よ も大事にしながら、解 り良い発想を学習や 決しようとする力 生活に生かそうとす る力 ○ 自分の生活を支えて ○ 身近な地域からの情 ○ 将来の夢や希望を持 くれる人に感謝し、友 報を得て、いろいろな ち、日常の生活や学 だちのよさを認め、 職業や生き方がある 習と将来の生き方を 励まし合いながら協 ことを知ろうとする 関連付けて考えよう 力して取り組もうと 力 とする力 する力 ○ 自分のやりたいこ ○ 自分の感覚だけでな と、良いと思うこと、 く周囲と協働し、失敗 してはいけないこと を恐れず行動しよう を判断し、行動しよ とする力 うとする力 ○ あいさつや返事等を ○ 係や当番の活動に取 し、友だちと仲良く り組み、その意味や 遊び、助け合おうとす 大切さを知ろうとす る力 る力 ○ 自分の好きなこと、大 ○ 約束やきまりを守 切なものを持とうと り、自分のことは自 する力 分で行おうとする力 ○ 自分の感覚を大切 に、失敗があっても、 様々なことに挑戦し ようとする力 ※ここで挙げられる「培いたい資質、能力、態度」は包括的な概念なので、これらを基本として学校や地域の特色、児童生徒の発達の段階に応じ た工夫や焦点化を行い、各学校において具体の「培いたい資質、能力、態度の設定を行っていく必要があります。 ※全ての能力を育成するのではなく、重点を定めて取りくんでいくことも重要です。ただし、常に評価と改善を意識する必要があります。 *『生きる・働く・学ぶをつなぐ 青森県教育委員会キャリア教育の指針<総論編> 平成24年3月』 p13から引用 - 59 - Ⅴ 各種手続等 〔1〕「児童生徒指導状況報告書」「生徒指導推進状況報告書」について 生徒指導推進要綱に基づき、各学校で指導したものを取りまとめ、下記により提出するもの とする。 1 提出について 提出先等 学校→ 市町村教育委員会 → 提出書類 市町村教育委員会 1 児童生徒指導状況報告書(Ⅰ期分) 7/25(金)3部 8/5(火)2部 2 児童生徒指導状況報告書(Ⅱ期分) 12/26(金)3部 1/8(木)2部 3 児童生徒指導状況報告書(Ⅲ期分) 3/26(木)3部 4/2(木)2部 生徒指導推進状況報告書 〃 3部 三八教育事務所 〃 2部 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ期の区分について Ⅰ期(4/1~7/21) 2 Ⅱ期(7/22~12/22) Ⅲ期(12/23~3/31) 留意事項(学校(1)(2)・教育委員会(3)(4)) (1) Ⅰ期分提出日の約1か月前に各学校へ本報告書に係る事務連絡とともに、本年度使用 する「児童生徒指導状況報告書」及び「生徒指導推進状況報告書」の様式を配布する。 ① 「児童生徒指導状況報告書」についてはコピーするなどして、Ⅲ期まで使用する。 ② 様式はA4判とし、公印は省略する。 (2) Ⅲ期の報告については、3学期(2学期制をとる学校は2学期)の修了式の実施日を 集計日として報告する。ただし、その後数値の追加等が必要になれば、学校は直ちに所 管の各市町村教育委員会へ報告する。 (3) 学校からの報告書は、三八管内小・中学校一覧の学校順にして提出する。 (4) Ⅲ期の報告後に学校から数値の追加があった場合は直ちに三八教育事務所の担当者へ 連絡する。 - 60 - 生 徒 指 導 推 進 要 綱 青森県教育委員会 Ⅰ 趣 旨 各学校においては、すべての児童生徒のよりよき発達を目ざすとともに、一人一人の児童生徒が、 明るく充実した学校生活を送ることができるよう、生徒指導の推進に努める必要がある。 本要綱は、各学校が具体的に推進すべき事項とその内容を示し、生徒指導の一層の充実を図るも のである。 Ⅱ 1 2 3 4 Ⅲ 1 2 推進事項 生徒指導体制を確立し、全教職員が協同して指導すること。 共感的な児童生徒理解に努め指導すること。 一人一人の児童生徒が充実感や存在感を持てるよう、指導の工夫に努めること。 家庭や地域社会及び関係機関・団体等との連携を密にし、協力を得て指導すること。 推進内容 推進事項1について ⑴ 指導方針や実践すべき内容を明確にして、共通理解を図り、全教職員が協力し合い指導に 当たること。 ⑵ 学級(ホームルーム)、学年、生徒指導部等でそれぞれ実践すべき指導内容や方法を確認 し合い指導に当たること。 ⑶ 生徒指導に関する校内研修を計画的、継続的に実践し、指導力の向上に努めること。 推進事項2について 一人一人の児童生徒の置かれている状況や心情を、児童生徒の立場に立って理解するよう 努めること。 ⑵ 一人一人の児童生徒を他の教職員の協力を得ながら、多面的、総合的に理解するよう努め ること。 ⑶ 上記の児童生徒理解に基づいて、一人一人の児童生徒の個に応じた指導に努めること。 ⑴ 3 推進事項3について 一人一人の児童生徒が学ぶ喜びや成就感を味わえるよう、授業の充実に努めること。 一人一人の児童生徒にとって、心のよりどころとなる好ましい人間関係に支えられた学級 (ホームルーム)づくりに努めること。 ⑶ 児童生徒理解が自主的によりよい学校生活を築いていけるよう、児童会・生徒会活動等の 充実に努めること。 ⑷ 自然との触れ合いや勤労及び奉仕等の体験的な活動を充実させるよう努めること。 ⑴ ⑵ 4 推進事項4について 学校の指導方針や保護者の考え方などについて、学校と家庭が相互の理解を一層深めるよ う努めること。 ⑵ 地域の文化活動やスポーツ活動等の諸活動に参加させるなど、地域社会との連携を密にす るよう努めること。 ⑶ 関係機関・団体等との連携を深め、健全育成などについて望ましい協力関係を築くよう努 めること。 ⑴ Ⅳ 1 2 推進状況の確認と報告 校長は生徒指導の推進状況を定期的に確かめながら、指導の改善・充実に努めること。 学校と県教育委員会及び市町村教育委員会との連携を密にし、生徒指導の充実を図るため、 県立学校長にあっては県教育委員会教育長に、市町村立小・中学校長にあっては市町村教育委 員会を通して所轄教育事務所長に、別に示すところにより、各学期末に児童生徒指導状況報告 書、年度末に生徒指導推進状況報告書を提出すること。 <参考資料> ・生徒指導必携(改訂版)理論編 平成19年3月 - 61 - 青森県教育委員会 〔2〕特別非常勤講師の制度と活用について 1 特別非常勤講師制度について 通常、児童生徒の学習指導(授業)は、教員免許状を有する者が行うが、免許状を有しないが、特定 の分野・領域において幅広い経験や優れた知識・技能を持つ社会人等を特別非常勤講師として活用する ことにより、より専門的で多様な指導を行うことを目的とするものである。(教育職員免許法第3条の2)。 2 担任できる教科等について ⑴ 特別非常勤講師の活用により、教育の効果を高め得る理由が存在すること。 ⑵ 担任できるのは、全教科の領域の一部に係る事項、クラブ活動、道徳の一部及び総合的な学習の時 間の一部であること。(例えば、家庭科の調理、英語の英会話、社会の郷土史等、特に必要があると 認められるもの。) 活用事例「特色ある特別非常勤講師の活用状況に関する事例集(平成15年度)」 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/katsuyou/main16_a2.htm ⑶ 経験、資格等から特別非常勤講師を行うにふさわしい知識、技能を有すると認められること。 ⑷ 小学校については小学校免許状を所有している者、中学校については担任する教科の中学校免許状 を所有している者は、特別非常勤講師に該当しないこと。 ⑸ 予算の範囲内で採用することとなるため、採用することができない場合もあること。 (学校栄養職員などの、県または市町村を任命権者とする者は除く) ⑹ 原則として、各小・中学校1名の任用として、年間10~35時間とすること。 3 手続き(採用・発令)について(青森県教職員免許状に関する規則) 市町村教育委員会(設置者)から、当該教育事務所を経由して、県教育委員会に届け出る。 活用する 連絡調整 市町村教育委員会 届け出 三八教育事務所 提出 県教育委員会教育長 学 校 * 教 育 長 * 所 長 * (県教育庁教職員課) *関係書類 ①「特別非常勤講師採用願」(別紙様式1)毎年、県教育委員会から市町村教育委員会に配布される ②担任させる教科の領域の一部に係る事項に関して資格等を有することを証明する書類 ③学校の年間指導計画 ⑴ 市町村教育委員会から出される「特別非常勤講師の採用手続きについて(通知)」を参照すること。 なお、届け出の期限は前年度末と決められている。 ⑵ 学校栄養職員については、上記に限らず随時届け出ることができる。 4 身分等について ⑴ 身分について 地方公務員法第3条第3項第3号に規定する特別職に該当する。 ⑵ 職務専念義務の免除について 身分が別の地方公共団体にまたがる場合は必要であり、同一地方公共団体内の場合は不要である。 ⑶ 特別職としての報酬について ① 報酬が支給される。 ② 学校栄養職員については、 ア 報酬を受けることはできるが、本務について勤務しなかった時間に対する給与は減額される。 (「報酬は支給しない」とする場合が多い。) イ 勤務時間の内外にかかわらず、旅費または実費弁償を受けることができる。 ウ 市町村教育委員会の許可があれば、勤務時間外に特別職として勤務し、報酬を受けることがで きる。 - 62 - おもて (別紙様式1) 平成 年 月 日 特 別 非 常 勤 講 師 採 用 願 青森県教育委員会 殿 教育委員会教育長 印 下記の者について、特別非常勤講師に採用してください。 記 ふ り が 氏 学 校 な 名 生年月日 名 担当する 教 科 任用を希望 す る 期 間 平成 年 月 日から 担当時間 平成 年 月 日まで 年間総時数 昭和 年 週 月 ( 日生 歳) 時間 時間 担当内容(できるだけ具体的に記入すること) 教科を担任させる理由(できるだけ具体的に記入すること) うら 本 籍 現 住 所 最終卒業学校 資 名 称(種類) 取 得 年 月 日 格 年 月 日 ・ 年 月 日 免 年 月 日 許 年 月 日 年 月 日 職歴(任免・賞罰その他の事項) 人物に関する所見 - 63 - 年 月 授 日卒業 与 権 者 発令庁・その他 〔 3〕特別 支援学級 等指導 員・巡回 相談員制 度につ いて 1 趣旨 につ い て 小・ 中 学 校 の 特別 支 援 学 級 、 通 級指 導 教 室 及び 特 別 な 支 援 を 必要 と す る 児 童生 徒 が在 籍 し て い る 通常 の 学 級 に おけ る 学 級 運 営及 び 学 習 指 導 の 改善 ・ 充 実 を進 め る た め に 、各 校か ら の 要 請に 応じ て、特別 支 援学 級等 指 導員( 以 下「 指 導員」と いう 。)及 び 巡回 相 談員( 以 下「 相 談 員」 とい う。)を 派遣 し、 必 要な 助 言・ 援助 を 行う 。 2 指導 員・ 相 談員 の派 遣 につ い て ( 1 ) 派遣 期 間 原則 と して 、 平成 26 年 6月 ~1 2 月 ( 2 ) 派遣 回 数 原則 と して 、 1校 につ き 3回 まで ( 3 ) 相談 内 容( 例) ① 特 別 支援 学級 の 経営 ( 教育 課程 、 指導 計画 、 指導 要 録、 通知 票 等) ② 児 童 生徒 理解 、 障害 の 理解 (観 察 、諸 検査 の 実施 法 及び 結果 を 生か した 指 導) ③ 学 習 指 導( 日 常 生 活の 指 導 、 遊 び の 指導 、 生 活 単 元学 習 、 作 業 学習 、 個 別 の指 導 計 画等) ④ 教 材 ・教 具の 工 夫及 び 活用 ⑤ 教 室 環境 ⑥ 進 路 指導 ⑦ 交 流 及び 共同 学 習、 協 力学 級と の 連携 ⑧ 通 常 学級 に在 籍 する 発 達障 害等 が 疑わ れる 児 童生 徒 への 対応 ⑨ 保 護 者・ 関係 機 関と の 連携 ⑩ 校 内 支援 体制 ( 4 ) 要請 方 法 ① 今 年 度 、 派 遣 の 要 請 を 希 望 す る 小 ・ 中 学 校 は 、「 特 別 支 援 学 級 等 指 導 員 ・ 巡 回 相 談 員 派 遣 要 請 書 」( 以 下 「 要 請 書 」 と い う 。) を 作 成 し 、 平 成 2 6 年 4 月 3 0 日 ( 水 ) まで に 市町 村教 育 委員 会 教育 長に 2 部提 出す る 。 ※ 一 年間 を見 通 し計 画 する こと 。 様式 は、 次 頁。 ② 市 町 村 教育 委 員 会 は、 平 成 2 6 年 5 月7 日 ( 水 ) まで に 三 八 教 育事 務 所 長 に「 要 請 書」 を 1部 提出 す る。 ③ 特 に 相 談の 必 要 が ある 場 合 に は 、 ① の期 日 以 降 の 要請 も 可 能 で ある 。 そ の 際に は 、 市町 村 教育 委員 会 を通 し て、 事前 に 三八 教育 事 務所 担 当者 に連 絡 する 。 ( 5 ) 報告 書 の提 出 ① 指 導 員 及び 相 談 員 の訪 問 を 受 け た 小 ・中 学 校 の 校 長は 、 訪 問 終 了後 2 週 間 以内 に 、 市町 村 教育 委員 会 教育 長 及び 三八 教 育事 務所 長 に活 用 報告 書を 1 部ず つ提 出 する。 (様 式は 、 派遣 の通 知 に別 途 同封 する。) ( 6 ) その 他 ① 原 則 と して 午 後 か らの 要 請 を 計 画 す る。 指 導 員 及 び相 談 員 も 自 校の 学 級 を 担当 し て いる の で、 訪問 日 の変 更 がな いよ う 、年 間計 画 に位 置 付け る。 ② 指導員及び相談員の割り振りは、相談内容や指導員及び相談員の勤務校の都合な ど を 考 慮 の う え 、 三八 教 育 事 務 所 が 行 う 。 ③ 指導員及び相談員は、訪問した学校の校長に助言等の内容を口頭で報告すること に な っ て い る の で 、要 請 し た 学 校 の 校 長 は 、 指 導 員 の 報 告 を 必 ず 受 け る こ と 。 ④ 指 導 員に 対す る 旅費 は 、三 八教 育 事務 所が 負 担す る 。 ⑤ よ り 高 い専 門 性 が 求め ら れ る 相 談 等 につ い て は 、 大学 教 員 や 県 教育 委 員 会 指導 主 事 な どで 編 成 さ れ る 専門 家 チ ー ム が 要請 に 応 じ て 訪問 す る 制 度 も ある 。 詳 し く は三 八 教 育事 務 所担 当者 ま で問 い 合わ せる こ と。 ⑥ 「 要 請 書」 作 成 に あた っ て は 、 相 談 内容 ・ 助 言 し てほ し い 内 容 につ い て で きる だ け 具体 的 に記 入す る こと 。 ⑦ 要 請 を希 望す る 指導 員 及び 相談 員 があ れば 、「そ の 他」 に 記入 する 。 - 64 - (様式) 文 平成 三八教育事務所長 書 年 番 月 号 日 殿 立 学校 校長 印 特別支援学級等指導員・巡回相談員 派遣要請書 このことについて、下記のとおり要請します。 記 相 談 者 氏 名 相談を受ける児童・生徒の学級(学年) 特別支援学級 要請を希望する 指導員・相談員 要請を希望する 日時 (なるべく午後の時間を 設定すること) 1 2 ・ 通常学級 (第 特別支援学級担当経験年数 学年) 管内の小・中学校の指導員を希望する。 県立の特別支援学校の指導員・相談員を希望する。 年 どちらかを○で囲む 第 1 回 第1希望 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第2希望 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第 2 回 第1希望 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第2希望 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第 3 回 第1希望 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 第2希望 月 日( ) 時 分 ~ 時 分 要請の対象とな る児童・生徒 1 知的障害 2 言語障害 3 自閉症・情緒障害 4 弱視 5 難聴 6 病弱 7 肢体不自由 8 LDの疑い 9 ADHDの疑い (番号を○で囲む。) 10 高機能自閉症の疑い 11 アスペルガーの疑い 12 その他〔 連絡先(学校) 電話( ) - FAX( ) 児童・生徒の実態、相談したい内容(必要な場合は別紙資料を添えること) (※ 指導員及び相談員の先生には、後日別途詳細資料等を送付してください。) その他 - 65 - - 〕 〔4〕欠席届について 主要事業(68~69ページ参照)に申込み後、病気等のやむを得ない事情によりに参加できなく なった場合は、速やかに学校長から担当に電話の上、欠席届を教育事務所長あて提出する。 文 平成 三八教育事務所長 校長 欠 席 届 下記の者は、出席できなくなりましたのでお届けします。 記 業 名 開 催 日 職 ・ 氏名 事 番 月 号 日 殿 立 事 書 年 由 - 66 - 学校 印 ○ 平成26年度研究委託校(指定) 委託機関 学 校 名 各 領 域 ・主 題 研究期間 三 戸 郡 田 教育振興会 子 中学校 学習指導(全教科) 平成 24~26 「進んで表現する力を高めるための指導法の 研究」 戸 来 小学校 学習指導(国語科) 平成 25~27 「確かな読解力を育成する学習指導の研究」 上 郷 小学校 八 戸 市 長 者 教育委員会 湊 高 館 第 三 北 稜 八 戸 市 田 階 上 町 学校組合立 教育委員会 代 未 定 小学校 学習指導「主体的に学ぶ子」 小学校 学習指導「聞く力・話す力を育てる ~ユニ バーサルデザインの視点を生かして~ 」 小学校 学習指導「考えをもち、深めるための指導法 の工夫 ~学び合う活動を通して~ 」 中学校 学習指導「特別支援教育の視点を生かした指 導の充実」 中学校 学習指導「確かな学力(思考力・判断力・表 現力)を育てる授業の研究」 平成 26 平成 26 平成 26 平成 26 平成 26 中学校 学習指導「学習課題を的確にとらえ、論的に 平成 26 考えて表現・伝達させる授業づくり」 平成 8~ 明 治 小学校 健康教育実践研究支援事業 平成 25~26 大 館 中学校 中学生英語力育成事業 平成 25~26 小中野 小中野 小学校 あおもりで「生きる・働く」を学ぶキャリア 平成 26~27 中学校 教育実践事業 五 五 戸 戸 小学校 いじめ防止対策学校実践研究事業 中学校 文部科学省 城 下 小学校 LD、ADHDの児童生徒に対する通級によ 平成 18~ 小学校 る指導の在り方に関する研究事業 平成 18~ 小学校 〃 平成 22~ 中学校 〃 平成 22~ 小学校 〃 平成 24~ 五 第 根 ○ 戸 三 岸 10月8日 平成 26~28 青 森 県 管内配置・派遣 スクールカウンセラー配置事業 教育委員会 校36校 湊 26年度発表 平成 26~27 平成26年度三八管内研究大会 期 日 大 会 名 7月25日(金) 第30回県学校教育相談研究会・研究協議会三八大会 会 場 グランドサンピア八戸 10月 2日(木) 第21回県中学校教育研究会特別活動研究大会八戸・ 三戸大会兼第25回東北地区中学校進路指導研究大会 青森大会 八戸市立第二中学校 10月 8日(水) 三戸郡教育振興会研究委託公開授業 田子町立田子中学校 11月 4日(火) 県中学校英語教育研究大会八戸大会 八戸市立東中学校 - 67 - Ⅵ 平成26年度学校教育主要事業一覧 ○三八教育事務所主催・主管事業 № 事 業 名 1 ○ 初任者研修赴任時研修 2 ○ 初任者研修 第1回校長等連絡協議会 拠点校指導教員研修会 対 象 者 新規採用教職員 予定期日 4月1日(火) ●三戸郡教育振興会委託事業 予 定 会 場 八戸市総合教育センター 関係校長・指導教員 4月3日(木) 八戸市総合教育センター 3 ○ 第1回三戸郡小・中学校長会議 小・中学校長 4月11日(金) 八戸プラザホテル 4 ○ 10年経験者研修連絡会議 関係校長 4月14日(月) 南部町農村環境改善セ ンター(福寿館) 5 ● 三戸郡小・中学校研修主任研修会 研修主任 4月17日(木) 南部町農村環境改善セ ンター(福寿館) 6 ○ 第1回三八管内小・中学校臨時講師研修会 臨時講師 養護助教諭 4月22日(火) 剣吉公民館 5月14日(水) 南部町農村環境改善セ ンター(福寿館) 7 ○ 三八管内特別支援教育支援員スキルアップ 特別支援教育支援 研修会 員の参加希望者 8 ○ 第1回初任者研修拠点校等指導教員連絡会 拠点校指導教員 単独校指導教員 5月15日(木) 合同庁舎 9 ○ 柔道安全指導研修会 中学校体育 担当教員 5月27日(火) 八戸市武道館 初任者(中) 5月29日(木) 白山台中学校 特別支援教育(知的障害等)新担当教員研修会 特別支援学級 (小学校) 新担当教員 6月10日(火) 五戸小学校 10 ○ 初任者研修示範授業研修(中学校) 11 ○ 12 ○ 三八管内複式学級担任者研修会 複式学級担任者 6月13日(金) 是川東小学校 13 ○ 初任者研修示範授業研修(小学校) 初任者(小) 6月19日(木) 根城小学校 特別支援教育(知的障害等)新担当教員研修会 特別支援学級 (中学校) 新担当教員 6月27日(金) 第三中学校 7月3日(木) 南部町民ホール (楽楽ホール) 14 ○ 15 ○ 三八地区キャリア教育研修会 小・中学校関係教 員 16 ○ 地区就学相談・教育相談会 相談申込者 17 ○ 初任者研修宿泊研修 初任者 (小・中・養護教諭) 18 ○ 第2回三八管内小・中学校臨時講師研修会 臨時講師 養護助教諭 7月22日(火) 19 ● 三戸郡発達障害等研修会 小・中学校教員 (3分の1程度) 7月23日(水) ハートフル・プラザはしかみ 20 ○ あおもり型給食普及事業調理講習会 八戸市内中学校 三戸郡小学校教員 7月29日(火) 林料理学校 指導教員 7月30日(水) 八戸市総合教育センター 22 ○ 平成25年度小学校教育課程地区研究集会 小学校教員(校長 を含む)の5分の 1程度 7月31日(木) 南部町民ホール (楽々ホール) 名久井小学校 23 ● 三戸郡小・中学校学級経営研究協議会 小・中学校教員 8月1日(金) 南部公民館 24 ● 三戸郡キャリア教育研究協議会 小・中学校教員 8月1日(金) 南部公民館 25 ○ 三八管内道徳教育研究協議会① 小・中学校教員 8月4日(月) 南部町総合福祉センター 21 ○ 初任者研修 第2回校長等連絡協議会 拠点校指導教員研修会 中学校教員(校長 26 ○ 平成25年度中学校教育課程地区研究集会 を含む)の3分の 1程度 - 68 - 7月22日(火) 三戸小学校 7月24日(木) 湊小学校 7月22日(火) 小川原湖青年の家 ~25日(金) 8月5日(火) 南部町総合福祉センター (ゆとりあ) (ゆとりあ) 南部町民ホール (楽々ホール) 名川中学校 ○三八教育事務所主催・主管事業 № 事 業 名 対 象 者 予定期日 ●三戸郡教育振興会委託事業 予 定 会 場 関係教員 8月6日(水) 8月7日(木) ~8日(金) 28 ○ 特別支援教育教育課程事務所別研究集会 特別支援学級 担当教員 8月11日(月) 種差少年自然の家 29 ○ 初任者研修一般授業研修Ⅰ 初任者(小・中) 8月18日(月) 八戸市総合教育センター 30 ○ 三八管内道徳教育研究協議会② 小学校教員 9月4日(木) 石鉢小学校 31 ○ 初任者研修道徳教育研修(小学校) 初任者(小) 9月4日(木) 石鉢小学校 32 ○ 青森県立高等学校入学者選抜要項説明会 関係者 9月9日(火) 剣吉公民館 33 ○ 三八管内道徳教育研究協議会③ 中学校教員 9月25日(木) 下長中学校 34 ○ 初任者研修道徳教育研修(中学校) 初任者(中) 9月25日(木) 下長中学校 27 ○ 10年経験者研修教育事務所別研修 (社会体験研修) 八戸市総合教育センター 分散方式 35 ○ 問題行動への対応に関する総合推進会議 三八地区健全育成推進会議 小・中・高・特支 関係者 9月26日(金) ハートフルプラザ・はしかみ 36 ○ 特別支援教育(知的障害等)新担当教員 実地研修会 特別支援学級 新担当教員 9月30日(火) 七戸養護学校(上北担当) 37 ○ 初任者研修特別支援教育体験研修 初任者(小・中) 10月9日(木) 八戸第二養護学校 38 ○ 第2回初任者研修拠点校等指導教員連絡会 拠点校指導教員 単独校指導教員 10月16日(木) 合同庁舎 39 ○ 冬季学校体育実技講習会 (スケート) 小・中・高等学校 の教職員 10月28日(火) 田名部記念アイスアリーナ 40 ○ 体育・健康リーダー育成研修会 八戸市内小学校 三戸郡中学校教員 10月30日(木) 八戸市福祉公民館・福祉体育館 41 ○ 初任者研修特別活動研修(中学校) 初任者(中) 11月20日(木) 川内中学校 42 ○ 初任者研修特別活動研修(小学校) 初任者(小) 11月27日(木) 吹上小学校 関係者 12月12日(金) 合庁4階大会議室 44 ○ 冬季学校体育実技講習会(スキー) 小・中・高等学校 の教職員 1月上旬2日間 未定 45 ○ 初任者研修一般授業研修Ⅱ 初任者(小・中) 1月7日(水) 46 ○ 学校教育関係行事調整会議 各教育委員会・団体 1月8日(木) 八戸市総合教育センター 教務主任 特別支援学級担当者 1月9日(金) 南部町農村環境改善セ ンター(福寿館) 小・中学校長 1月20日(火) 南部町農村環境改善セ ンター(福寿館) 指導教員 1月22日(木) 八戸市総合教育センター 50 ○ 初任者研修まとめ研修 初任者(小・中) 2月5日(木) 南部町農村環境改善セ ンター(福寿館) 51 ○ 第3回初任者研修拠点校等指導教員連絡会 拠点校指導教員 単独校指導教員 2月19日(木) 合同庁舎 52 ○ 初任者研修拠点校指導教員事前研修会 次年度拠点校指導教員 3月26日(木) 合同庁舎 関係校教務主任 3月27日(金) 八戸市総合教育センター 43 ○ 47 ● 三八管内教育長・校長会長・教育事務所 合同会議 三戸郡小・中学校教育課程編成研修 協議会 48 ○ 第2回三戸郡小・中学校長会議 49 ○ 初任者研修 第3回校長等連絡協議会 拠点校指導教員研修会 53 ○ 初任者研修次年度実施校事前説明会 次年度拠点校指導教員 - 69 - 西園小学校 Ⅶ 三八教育事務所関係提出書類・報告事項等一覧(学校教育関係) 事 項 提出・報告先 部数 提出期日 三八教育事務所長 3 5月30日(金) Ⅰ期分 地教委長 3 7月25日(金) Ⅱ期分 地教委長 3 12月26日(金) Ⅲ期分 地教委長 3 3月26日(木) 3 生徒指導推進状況報告書 地教委長 3 3月26日(木) 1 学校要覧 児童生徒 指導状況報告書 2 留 意 点 3部 4/1~7/21までの分 地教委は2部を8/5まで教育事務所へ 7/22~12/22までの分 60 地教委は2部を1/8まで教育事務所へ 12/23~3/31までの分 地教委は2部を4/2まで教育事務所へ 1年間の生徒指導推進状況についてⅢ期分と一 緒に提出。地教委は4/2まで2部教育事務所へ 三八教育事務所長 1 地教委長 1 三八教育事務所長 1 地教委長 1 地教委長 2 巡回相談員活用報告書又は 三八教育事務所長 1 訪問終了後2週間以内 特別支援学級等指導員活用報告書 地教委長 1 それぞれに提出 三八教育事務所長 1 主要事業に申込み後参加できな かった場合、速やかに 66 あらかじめ欠席時に学校長から担当に電話連絡 訪問1週間前 48 訪問者数に事務所用1部を加える 4 研修計画書(*) 5 研修報告書(*) 6 特別支援学級等指導員・巡回相談員派遣要請書 7 参考頁 8 欠席届 5月 7日(水) 44 3部作成、1部学校控 3月 4日(水) 44 3部作成、1部学校控 4月30日(水) 64 地教委は1部を5/7まで教育事務所へ 特に相談の必要が生じた場合 64 地教委は速やかに教育事務所へ 9 計画訪問指導案等(*) 事務所教育課長 64 三八教育事務所により通知されたいずれかの様 式により提出 10 計画訪問指導案等(八戸市のみ) 事務所教育課長 2 訪問3日前 11 指導主事学校訪問等要請書 三八教育事務所長 1 随時(要請7日前まで) 43 あらかじめ担当指導主事と日程調整の上 12 特別非常勤講師採用願 三八教育事務所長 1 前年度末 62 地教委から教育事務所へ提出 13 教育課程届出書 地教委 2 各地教委が指定した日まで 14 教育課程報告書 地教委 2 各地教委が指定した日まで (*)印:三戸郡小中学校対象 - 70 - 説明資料・実践研究計画書・指導案を一緒に綴る
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