摂食機能の発達と食物形態

【摂食に関する特集⑥】 これまでお伝えしてきたことが一覧の表になっています。
摂食機能の発達と食物形態
発達区分
〈初 期〉 〈中 期〉 〈後 期〉
嚥下練習期 捕食練習期 押しつぶし練習 (そしゃく練習初期)
そしゃく練習期
( 嚥下練習 ~ 充実期~ ) (そしゃく練習 ~ 充実期~ )
口唇摂取 処理の特徴 ~嚥下練習 押しつぶし嚥下 (嚥下の充実) そしゃくと咬断~そしゃく処理の充実
(歯を使った処理ができるようになる)
口唇
単純閉鎖(弱い) より強い閉鎖 複雑動作(突出・牽引・変位)
(処理時に口唇と顎の協調)
口角
ほとんど動かず 嚥下時に左右対処に引かれる 処理時に口角が偏位、活発化
舌尖の位置 前方位 嚥下時に固定 舌
前後運動 上下運動 顎
単純上下運動 固有口腔内に後退、活発化
移行 移行 側方運動
側方運動(そしゃく型) 臼摩
捕食
弱い しっかり さらにしっかり かじりとり
処理の保留 短時間 より長時間 さらに長時間
(押しつぶし処理) (舌による移動処理) (顎堤によるそしゃく)
嚥下
食物形態
食物の特徴
食物の具体例
おもに乳児様 成熟嚥下へ よりしっかりした成熟嚥下
ペースト食 押しつぶし食 トロミ+軟固形食 軟固形
食
~マッシュ食 ~トロミ+軟固形食 ~軟固形食
~普通食に近い
〈初期食〉 〈中期食〉 〈後期食〉
・トロミ
・舌で押しつぶせる程度の軟ら
・なめらかさ
かさとかたち
(均一性)
・トロミ(粘ちゅう性)
・適度の水分
(分離しないこと)
・嚥下力に合わせて 水分量を
変える
・舌で移動できるような、ある程
度の形、大きさ(押しつぶし食の
含有水分量を減らす)
ポタージュ
ヨーグルト
プリン
かぼちゃ
ペースト等
売れたバナナ
軟らかいニンジンソテー
絹ごし豆腐
テリーヌ
・トロミを配慮
・歯茎で押しつぶせる程度の軟ら
かさ(2、3回噛んで飲み込めるぐ
らい)
・少々とろみを配慮
・大きさはスティック状
(そしゃく練習)など様々な大きさ
・前歯で噛み切れる物も試す
・刻む時はトロミを加える
軟らかめの果物
木綿豆腐
大根の煮物等
※咬断・・・前歯で食物を噛み切る機能
※顎堤・・・歯が生える、あるいは生えていた、土手状に盛り上がった歯肉の部分
※粘ちゅう性・・・粘りけがあること ドロッとしていること
※ 臼摩・・・食べ物をすりつぶすこと
・歯で噛み取り、すりつぶせる程度