警防科(第85期) 危機管理・防災教育科国民保護コース(第7回)

警防科(第85期)
警防科第85期は、警防業務に関する高度な専門的知識
及び技術を修得し、さらに教育指導者等としての資質の
向上を目的として、全国から60名が6月9日関東地方の
梅雨入りと同じくして入校し、7月31日に卒業しました。
訓練では、消防力の整備指針に新たに組み込まれた3
人体制での指揮隊の活動要領を修得するため、消防本部
及び現地指揮本部の適正な運用方法を疑似体験するシ
ミュレーション訓練を行いました。特に指揮訓練につい
ては、前回の警防科卒業生を教育支援教官として招聘し、
指揮隊の具体的な活動要領を学びました。さらに東京消
防庁の実働部隊の支援を受けた大隊訓練等により、指揮
大隊長を総代とした大隊訓練
隊の重要性と各隊員の活動要領などを修得することがで
別による活動対策などを学び、高度な知識を修得するこ
きました。
とができました。
座学では、消防法制や消防実務管理、教育指導者とし
また、講義演習においては、各学生が各都道府県の消
ての教育技法、火災現場指揮をはじめとする各種災害種
防学校等において警防業務に関する講義が行えるよう予
め指定されたテーマに沿って講義資料を作成し発表する
など、教育指導者としてより実践的な演習も行いました。
このほか、加圧排煙機を利用した消防戦術(PPV
〈Positive Pressure Ventilation〉:火災で発生する熱気・
濃煙を排出することにより、消防隊員の活動環境の改善、
要救助者の早期発見、水損の軽減を目的としたもの。)
の実習も行いました。
学生からは、これからの警防業務に必要となる能力の
向上が図れたとの声が多く寄せられました。
この研修中に習得した知識、技術、情報及び全国的な
ネットワークをもとに各消防機関の幹部として、更なる
3人体制による現場指揮訓練
活躍をされるよう期待しています。
危機管理・防災教育科 国民保護コース(第7回)
平成21年度の「危機管理・防災教育科 国民保護コー
ス(第7回)」は、6月8日から6月12日までの5日間
実施されました。
本コースは、それぞれの地方自治体における国民保護
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