ドル円の推移 前週のドル円レビュー 今週の重要指標予定 米金融・経済

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5 月 16−20 日週のドル円 weekly レポート
May 23, 2011
■ドルインデックスの推移
■ドル円の推移
80.00
86.00
79.00
84.00
78.00
77.00
82.00
76.00
80.00
75.00
74.00
78.00
73.00
2011/05/18
2011/05/12
2011/05/06
2011/05/02
2011/04/26
2011/04/20
2011/04/14
2011/04/08
2011/04/04
2011/03/29
2011/03/23
2011/03/17
2011/03/11
2011/03/07
2011/02/23
2011/03/01
72.00
2011/05/18
2011/05/10
2011/05/02
2011/04/22
2011/04/14
2011/04/06
2011/03/29
2011/03/21
2011/03/11
2011/03/03
2011/02/23
76.00
Open
High
Low
Close
Open
High
Low
Close
80.93
82.23(5/19)
80.63(5/16)
81.75
75.88
76.00(5/16)
74.96(5/20)
75.44
■テクニカルポイント(ドル円)
■前週のドル円レビュー
ユーロドル主導の市場は続く。ユーロ圏財務相会合
83.90(52 週移動平均線)
でポルトガル支援は承認。しかし、ギリシャ債務再編
83.10(4 月 20 日高値)
は ECB と EU で見解の相違が根底にあり、懸念はく
82.73(200 日移動平均線)
すぶり続けて高官の発言のたびに乱高下。ドル円は米
82.46(日足一目均衡表・雲の上限)
経済指標が相対的に悪化して、米長期金利が低下で
==先週末の NY クローズ 81.75 円==
3.1%割れもあったものの、ドル円のオプション81円、
81.06(日足一目均衡表・雲の下限、週足一目・基準線)
81.60円のドルコールがあり動き難い状況下、海外勢は
80.15(5 月 10 日安値)
本邦企業の M&A また MSCI の日本銘柄20社削減によ
79.57(5 月 5 日安値)
る円売りをはやし立てたものの、上値は米金利低下で
76.25(3 月 17 日安値=史上最安値)
重い。週末、ワイトマン独連銀総裁が「ギリシャ国債
は償還期限延長されると、ECB の担保として受け入れ
不可能」とコメント、ノルウエーがギリシャへの支援金
支払い停止と発表。ユーロドル売りから、ドル円は81
ル売り主導となり、ドル円は底堅く 81 円後半で推移。
■今週の重要指標予定
23:00
〔予想〕
〔予想〕
〔-2.5%〕
〔予想〕
(+4.1%)
FRB の好むブレークイーブンレートについてダドリ
ーNY 連銀総裁は、
「景気回復は依然として連邦公開市
(前回)
〔+0.5%〕
わけではない。ドル円は 17 日に 81.77 円まで上昇し
たものの、依然として米長期金利は低水準持続であり、
(前回)
米 4 月個人消費支出
一歩は住宅ローン担保証券(MBS)の償還金再投資を
やめると一致したことであり、引き締めが近く始まる
(前回)
米 1Q・GDP 改定値(前期比年率)〔+2.2%〕(+1.8%)
■5/27(金)
21:30
場は即反応したものの、内容はあくまで正常化への第
(前回)
米 4 月耐久財受注
■5/26(木)
1:30
FOMC 議事録で出口議論がされていることに債券市
米 4 月新築住宅販売件数 〔30.0 万件〕(30.0 万件)
■5/25(水)
21:30
〔予想〕
■予想レンジ:79.50−82.50 円
週末、ギリシャ債務再編問題から引き続きユーロド
円後半で推移。81.75円で越週した。
■5/24(火)
■アウトルック ダイジェスト版
(+0.6%)ほか
■米金融・経済基礎情報
場委員会(FOMC)の目標に届いていない」との認識
で、ドル円の上値を重くしているのは事実。ドル円の
短期的な動きは、また米長期金利の動向を注視しなが
現在の米政策金利:0.00−0.25%(前回は据え置き)
らの展開が続くとみられる。ドル円は目先の目標
次回の政策金利スケジュール:6/21−22
82.20 円を超えると、テクニカル的に 200 日移動平均
直近の GDP:前期比年率+1.8%
線を試すか。81 円のドルコールオプションの設定は引
直近の CPI(コア):前月比+0.2%
き続き今週もありそうだ。
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