Short Cut 3-10 3-10 関係代名詞(2)…目的格用法 (1)目的格用法 「あなたが昨日会った女性」を英語にすると、修飾を受ける名詞「女性 the woman」が 前、修飾する「あなたが昨日会った you met yesterday」が後ろになるので the woman you met yesterday になる。形容詞節を勉強している人ならこれでも良いが、you と the woman の間に関係代名詞 whom を入れて、マークとする。 前にある名詞 the woman は、後ろの you met yesterday にとっては、目的語になるの で、目的格用法と呼ぶ。前にある名詞が人なら whom(か that)、物なら which(か that)と使い 分ける。また、前置詞の後にある名詞でも目的格用法を使う。 《設例 1》関係代名詞 who, which を適切な位置に入れて後置修飾にする ◇先行詞になる目的語が人なら who 【a】 修飾する語句 《日本語では前から後ろ》 修飾される名詞 女性 あなたが会った 修飾・被修飾の関係 修飾される名詞 《英語では後ろから前》 the woman 修飾する語句 whom you met yesterday 修飾・被修飾の関係 ◇先行詞になる目的語が物なら which 【b】 私のとても好きな the movie which 映画 I like very much 1 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 3-10 ◇先行詞になる語が、前置詞の後にあるものでも whom, which。でも前置詞は残す。 【c】 あなたがいっしょに話していた the girl whom 少女 you were talking with 【d】 彼が世話をしている the rabbit which うさぎ he is taking care of [基本 1] 和訳に合うように、( )の関係代名詞を使って、[ ]の文から何かを省略して、後から 修飾する形にしなさい。 1. 彼女が聴いている音楽 (which) the music 2. [I have ever taught them] ← [He is learning them now] 彼女がまだ終わっていない宿題 (which) the homework 5. ← 彼が今習っている科目 (which) the subjects 4. [She is listening to the music] 私が今までに教えた生徒たち (whom) the students 3. ← ← [She hasn't finished it yet] 彼が会いたいと思っている人物 (whom) the person ← [He wants to see him] 2 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 3-10 (2)目的格用法の文中での使い方 名詞は、主語 S「∼は」、目的語 O「∼を」、補語 C「主語の説明」に使うことができる。 その名詞を後ろから修飾する語句として、関係代名詞が引っ張ってくる部分=関係詞節を 付ける。ただし目的格用法の関係代名詞より後ろには、目的語や、前置詞の後の名詞が入 っていない形になるのが、目的格用法だ。 和訳は、先行詞のところまで来たら、whom,which や that 以下を先に済ませる。修飾 されている名詞が、本文の主語の場合はいきなり「後ろへ回る」から、これも注意だ。 《設例 2》関係代名詞を使って、文中の名詞を修飾する。 ◇修飾される名詞が、主文の一番後ろにある場合。 【a】 修飾する語句を先に和訳! the woman I know whom you met yesterday . (私はあなたが昨日会った女性を知っています) = I know the woman you met yesterday. whom(=that)を省略したら形容詞節になる。正式な形が関係代名詞で、略式が形容詞節だ。 ◇修飾される名詞が、主語の場合は文を分断する。和訳はいきなり「後ろから」。 【b】 修飾する語句を先に和訳! The subject which I don’t like very much is math. (私があまり好きでない科目は数学です) = The subject I don’t like very much is math. ◇前置詞の後ろにいる目的格 前置詞はちゃんと残す 【c】 The girl whom you were talking with is Yuri. (あなたがいっしょに話していた少女はユリです) = The girl you were talking with is Yuri. 3 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 3-10 [基本 2] [ ] 内の文を、前にある文中の下線付きの名詞に関係代名詞を使って、修飾語として付 属させなさい。下線のある語が同一人物・同一物とします。和訳も参考にすること。 1. これが、私たちが会いたい男性です。 This is the man. 2. [We want to see him ] 私が日本で英語を教えた生徒たちは、素敵で優秀だった。 The students were very nice and good. 3. [ I taught them English in Japan] あなたは私が昨日一緒にテニスをしていた男の子を知っていますか。 Do you know the boy? 4. [I was playing tennis with him yesterday] 私は祖父がくれた古いペンをまだ持っています。 I still have the old pen. 5. [My grandfather gave it to me] あなたが湖で描いた絵は、とても美しい。 The pictures were very beautiful. 6. [You drew them at the lake] これは、母が飲みたがっているスープではない。 This is not the soup. [My mother wants to have it ] [基本 3] ( )の部分を和訳に合うように並び換え、文を完成しなさい。 1. 彼が見つけた問題点は、大切だった。 (he / which / the problem / was / found)very important. 2. その人が発明した機械は、たくさんの電気を使わない。 エレクトリシティ=電気 (invented / use / the man / the machine / doesn’t / which)much electricity. 3. こちらは、彼女がいっしょに話していた人ではない。 This isn’t(was / whom / talking / the man / she / with). 4. 彼女が住んでいた部屋は、廊下のつき当たりです。 コリドァ=廊下 (at the end / which / she / is / in / lived / the room)of the corridor. 5. あなたが招いたお客は、車で来るでしょう。 (invited / you / whom / will / the guest) come by car. 4 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 3-10 [解答] [基本 1] 【1】the music which she is listening to【2】the students whom I have ever taught【3】 subjects which he is learning now【4】the homework which she hasn't finished yet【5】 the person whom he wants to see [基本 2] 【1】This is the man whom(=that) we want to see.【2】The students whom(=that) I taught English in Japan were very nice and good. 【 3 】 Do you know the boy whom(=that) I was playing tennis with yesterday? 【4】I still have the old pen which(=that) my grandfather gave to me.【5】The pictures which (=that) you drew at the lake were very beautiful.【6】This is not the soup which(=that) my mother wants to have. [基本 3] 【1】The problem which he found was(very important).【2】The machine which the man invented doesn’t use(much electricity).【3】 (This isn’t)the man whom she was talking with.【4】The room which she lived in is at the end(of the corridor). 【5】 The quest whom you invited will (come by car). 5 誠衛塾 英語学習相談室
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