Advanced Speaking Grammar Points in Japanese (文法のまとめ 文法のまとめ) 文法のまとめ 1 Unit 1 教科書(American Headway 2)のユニット1では、英語で現在・未来・過去の話をする際に使われる形 と、さらにいつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのようになど、いわゆる5W1H といわれている疑問 文の作り方が、まとめて出てきます。色々ありますので、混乱することも珍しくありません。分からな くなったら、はじめに戻って復習するとすっきりします。では、少しづつ説明していきます。 英語で何か話そうと思ったら、 主語の部分 + 動詞の部分 + その他の部分 と 3 つの部分を考 えると分かりやすいようです。もちろんこれ以外の形もありますが、それは出てきたところで説明しま すので、まず今回はこれに集中しましょう。 1) 2) 3) 4) 5) I am a student at the University of Brasilia. She lives near Boston. She is studying art. He is going to work as a translator. They can speak four languages. Be 動詞の文 一般動詞の文 Be 動詞 + 一般動詞の ing 形 Be 動詞 +going to + 一般動詞 助動詞 + 一般動詞 こうして全体を見ると、長さは異なりますが、3 つの部分から出来ているという点では同じです。意味 的にはどんな違いがあるのか、見ていきましょう。 Be 動詞の文は、左側と右側がイコールで結ばれるような話によく使います。 「私は、誰かというと、 ブラジリア大学の学生です」という感じです。 2)一般動詞の文は、日常的なこと・習慣的なことなどを説明する際に登場します。「彼女は、(昨日も今 日も明日も、つまり一時的ではなく日常的に)ボストンの近くに住んでいます」というニュアンスです。 3)Be 動詞 + 一般動詞の ing 形は、いま目の前で起こっていることや、ある一定期間に取り組んでい ること・行われていることなどを説明するのに使われます。「彼女は、目下のところ、美術を学んでいま す」といった響きになります。 4)さらに長くなって、Be 動詞 +going to + 一般動詞になると、未来の話、特にすでに決めている予定 や計画の話をする際に使われます。「彼は翻訳者になるつもりなのです」という気持ちが伝わってきま す。 5)助動詞 + 一般動詞の文になると、今度は「∼ができる」という能力を考慮にいれた文で、「あの人 たちは、4 ヶ国語を操ることが出来ます」という雰囲気になります。 1) 次にこの 5 つの文を、疑問文にしてみましょう。 1)は I(私)が主語の文ですが、(疑問文にすると自問自答になってしまいますので)、分かりやすくする ために、you に変えて作ってみます。 6) 7) 8) 9) 10) Are you a student at the University of Brasilia? Does she live near Boston? Is she studying art? Is he going to work as a translator? Can they speak four languages? 四角で囲んであるところと最後に?マークをつけるのが、もとの肯定文と違うところです。 6)と 8)と 9)は Be 動詞の文ですので、主語の部分と Be 動詞だけをひっくり返せばよいわけです。つ まり studying の部分は、そのまま置いておきます。 10)の助動詞 can の文は、Be 動詞はありませんが疑問文の作り方は似ていて、今度は主語の部分と助動 詞だけをひっくり返せばいいのです。ここでは動詞 speak は触らずに、そのままです。 7)の一般動詞の文は、ひっくり返すという作業ではなく、あらたに疑問文を作るための 助っ人つまり助動詞 does(主語が she や he なら does を使って動詞の部分は s のない形に戻り、I や you や we や they などにあたる場合は do)が文頭に登場します。他の部分は変えません。 さらに進めて、これを過去形にしてみます。 11) 12) 13) 14) 15) Were you a student at the University of Brasilia? Did she live near Boston? Was she studying art? Was he going to work as a translator? Could they speak four languages? 11)13)14)は Be 動詞 Are と Is をそれぞれ過去形にして Were と Was に、12)は助動詞 Does を過去形に して Did に、15)は助動詞 Can を過去形にして Could になります。 最後に5W1H の文ですが、これらの語を文頭に使い、今まで見てきた疑問文の形を参考にして、作るこ とが出来ます。(肯定文からいきなり5W1H の文を作ろうとすると、動詞の語順を間違えてしまうこと があるので、疑問文を参考にするのが、お勧めです。 ) 例えば「彼女がどこに住んでいるか」知りたければ、7)Does she live near Boston?をもとに、 near Boston の部分がわからない(つまり知りたい)のだから、それを除いたうえで、文頭に Where を 置き、7)の残りを繋げばいいわけです。Where does she live?という疑問文の完成です。 過去形ならば、Where did she live?のように、助動詞を過去形に変えればいいだけです。 さらに、 「なぜボストンの近くに住んでいるのか」というような質問をしたければ、今度は 7) Does she live near Boston?のどこにも手をつけずに、冒頭に Why をつけて Why does she live near Boston?とすれば、出来上がりです。過去形の話なら、Why did she live near Boston?です。 Be 動詞の文に関しても、同様の取り組み方で、5W1H の疑問文を作ることができます。例えば「彼女 が目下のところ、何を勉強しているのか」尋ねたければ、art の部分がわからないのだから、8)Is she studying art?をもとに What を文頭に持ってきて、What is she studying?となります。過去形なら、What was she studying?ですし、 「なぜ」か知りたければ、Why is she studying art?さらに、過去形なら Why was she studying art?です。 最後に、一つ付け加えたいことがあります。この文章のはじめの方で、 「英語で何か話そうと思ったら、 主語の部分 + 動詞の部分 + その他の部分 と 3 つの部分を考えると分かりやすい」と書きまし た。この 主語の部分ですが、人とは限りませんので、注意してください。 たとえば 16) Her program started a year ago.では、主語の部分は she や I などではなく、her program です。
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