クリスマスプレゼント - 大阪競馬ストーリー ~将来を豊かにするための

「大阪競馬ストーリー」から親愛あるあなたに…
クリスマスプレゼント
-創刊号-
今回が創刊号になります。
競馬に関するメルマガは、たくさんありますが、自分が読みたいと思うメルマガが見当たらなかったので、
「だったら自分で書いちゃえ。」
ということで始めました。
このメルマガでお伝えすることは、単なる「馬券で金儲け」が目的なのではありません。
勿論、儲からなければ意味がないんですけど、それだけが目的ではありません。
競馬は、自分なりに予想を組み立て、買い目を決め、その結果を確かめ、時には誰かに自慢したり、タラレバを
語ったり・・・、
そういった「ワクワク」感こそが楽しいんだと思っている方にお届けできれば、と思っています。
一方で、出し惜しみなく「秘訣」も公開していきます。
多分・・・、ですけど、このメルマガを読み続ければ、高額なマニュアルなんて要りません。
メルマガを発行するのは、実に数年ぶりです。
当時は異業種交流会系のメルマガを発行していました。
あの「まぐまぐ!」さんが、まだ数名で運営されていた頃で、パソコン通信なんかも全盛でね、ニフティ・サーブとか
PC-VAN とか言ってた頃です。
訳分かんないでしょ?
あまり長々書いてると、歳バレそうですね。
さて、本題です。
今回は、「70 パーセント以上の確率で三連複馬券を的中させる方法」についてお話します。
「そんなアホな・・・。」
そう思われるかも知れませんが、本当の話です。
万馬券だってビシバシ獲れます。
ちなみに結果から遡っていえば、先週(オークスが開催された週ですね。)の場合、東京では 23 戦 17 勝、中京は
23 戦 18 勝、裏開催の新潟で 24 戦 15 勝。(障害レースは不可抗力要素が多いので対象外)
勝率は 71.4 パーセント。
獲得した万馬券本数は、なんと 17 本!
ね、凄いでしょ?
その前週(マイルカップが開催された週)も東京では 23 戦 10 勝、京都は 23 戦 17 勝、そして新潟は 24 戦 21 勝。
勝率は 72.9 パーセント。
獲得した万馬券は 12 本です。
一体どんな方法かというと・・・、
極めて単純です。
単勝 1 番人気から単勝 9 番人気までの馬をボックス買いしているだけです。
たったこれだけのことで、開催週、開催場により、若干増減はあるものの、ほぼ 70 パーセント以上の的中率を確保
出来ます。
が、買い目が非常に多いです。
なんと 84 通り!100 円ずつ買っても、ひとつのレースに 8,400 円必要です。
もし、すべてのレースの馬券を買ったとしたら、土日で約 60 万円使うことになります。
ところが、60 万円ほど使い、84 通りもの馬券を買っても回収率は約 75 パーセント。つまり、儲からないのです。
尤も適切な資金マネージメントを駆使すれば、この方法でもお金は増やせますが、掃いて捨てるほどのお金持ちの
方とか、「ご利用は計画的に」のお店を数軒はしごしてお金を集めることのできる方しか実行できません。
早い話、一般的競馬ファンにとっては、机上の空論、再現性がありません。
とても実践できる代物ではありませんが、実はこの方法に、効率的に馬券を的中させるヒントが隠されています。
-第1号-
「まぐまぐ!」からの発行は、今回が第1号ということになります。
当方の勝手なお願いでこちらに購読登録された方、感謝します。
26 日(土)までにお知らせ下さった方には、27 日(日)の午前中に無料レポートをお送りしましたが、お手にされました
でしょうか?
もし、受信されていなければ、メールソフトやウェブメールのメール受信箱の「迷惑フォルダ」や「ごみ箱」を確認して
みて下さい。
最近は迷惑メール対策が施されたことにより、本来必要なメールであっても、そっちに移ってたりしますので。
さて、ダービーは、皆さん、馬券はどうでしたか?
当方は、馬券は獲れても予想は当たらず・・・、でした。
ブログの方にウォッカとアドマイヤオーラのワイド馬券を・・・、
買わない、と書いておきながら、正直に告白すると、ウォッカがお父さんのタニノギムレットと同じ馬番になったことが
気になって、500 円だけ買いました。
配当は3番人気と4番人気の組合せで 2,000 円。ワイドでこれですよ。
↑
(この一行、非常に重要です。他のことは忘れてもらっても結構ですが、これは記憶の片隅に入れておいて下さい。)
腹が立ったのはドリームジャーニー。
「お前、競馬してないだろ!」
皐月賞の時の最速の上がりは、フサイチホウオーとアドマイヤオーラの 33.9 秒。
その次はドリームジャーニーの 34.1 秒。
位置取りは、先の両馬が中団やや後ろから3着、4着でゴール。
対して、ドリームジャーニーは一番後ろからで8着。
ということは、より直線の長い東京コースだとはいえ、同じ走法では、少なくともこの両頭に先着するのは難しいという
のは、素人でも分かることです。
あなた、どうですか?
ライバルに負けた時、次こそは、と考えて、やり方変えませんか?
普通何か策を練ると思うのですが。
ダービーも全く一緒。
先の両馬は中団で、勝ったウォッカはその後ろ。で、ドリームジャーニーは最後方。
上がりはどうかといえば、ウォッカは 33.0 秒に対してドリームジャーニーは 33.1 秒。
着順の差は、単純に位置取りの差と考えます。
鞍上に学習能力が無いのか、それともこういう走り方しか出来ない馬なのか・・・。
最後方で4コーナーから大外をブン回す乗り方だったら、見習い騎手でもできること。
着順が悪くてもいいから、「勝ちにいく」競馬をしてもらいたかったと思ってます。
ヴィクトリーは勿体無かった・・・、悔いが残りますね。
出遅れが? いや、鞍上のこと。
この鞍上、以前何かで「馬の気に任せて走る」みたいなことを言ってましたが、何か勘違いしてないかと。
何気にキングヘイローを連想してしまいました。
そういえば本馬場に入る時にアナウンサーが言ってましたね。
「GI なんて関係ない!」
ほんまやわ、これ。
そのキングヘイローの騎乗の是非で散々叩かれた福永騎手の殿様キングス、いや、アサクサキングスは、結果で
言えば「人気薄の逃げ馬」ですが、出来ることを一生懸命やったという印象を受けました。
みなさんのダービーの印象はどうでしたか?
ウォッカのダービー制覇をはじめ、色々といいニュースがあった中、ZARD が亡くなった知らせは、ちょっとショック
でした・・・。
-第2号-
今年は武豊が精彩を欠いているように感じます。
先週の時点でリーディング7位。1位の岩田との勝利数の差は 27 も開いています。それどころか、前号でこき下ろし
た某騎手にも負けています。
ただ、獲得賞金は射程権をとらえているので、重賞など、決める時にはビシッと決めているということでしょうか。
事の真偽は分かりませんが、あるニュースによると、
何でも不振の原因は、騎乗停止による出遅れよりも、寧ろある競馬専門紙が結成したエージェントの存在が影響
しているようです。
エージェントというのは、騎手が騎乗に専念できるように、彼らに代わって乗り馬を調教師と調整するのが仕事で、
そのエージェントが、実力のある騎手を複数確保し、有力な馬を彼らに回している為、武豊に「いい馬」の騎乗依頼
が減少したと言われています。
で、騎乗する馬を確保する代りに、騎手の取り分の賞金から 5~10%を報酬として受け取るという仕組みです。
これ、リーディングの上位にくるような騎手を複数確保した、という着眼点がいいですね、ビジネスとして考えれば。
土壇場で武豊に騎乗を断られた調教師の「悩み」を解決し、且つ彼の有力馬独占、というこれまで当然のように
考えられていた既成概念を打破したのですから。
ただ、一競馬ファンとして考えると、一部の人間の利害のために、競馬専門紙とはいえ、中立の立場であるべきはず
のマスコミが絡んでいるというのは、ちょっとおかしいような気もします。
さて、本題です。
今回は、「効率的に馬券を的中させるには」についてお話します。
前回、「70 パーセント以上の確率で単勝1番人気から単勝9番人気までの馬が3着以内に絡んでいます。」という
お話をしました。
では、それらの人気馬たちを個別に見た場合にどうかと言うと、下のような感じになります。
2000 年から今年のオークス開催の週までのデータを、ちょっと拾ってみました。(単位はパーセント)
*レースにより出走頭数が異なるので、分母の数値は同一ではありません。
勝率
単勝1番人気
2着率
33.8
連対率
19.4
53.2
3着率
12.7
複勝率
65.9
単勝2番人気
19.0
18.5
37.5
14.4
51.9
単勝3番人気
13.4
14.8
28.2
13.3
41.5
単勝4番人気
9.3
11.5
20.8
12.4
33.2
単勝5番人気
6.9
9.3
16.2
10.5
26.7
単勝6番人気
5.5
7.2
12.7
8.8
21.5
単勝7番人気
3.8
5.4
9.2
7.2
16.4
単勝8番人気
2.7
4.2
6.9
6.1
13.0
単勝9番人気
2.1
3.4
5.5
4.7
10.2
当たり前の話ですが、人気が低くなる程その数値も低下しています。
今回数年分をまとめて出しましたが、面白いことに毎年この数値は、判でついたように、ほぼ一定したものになって
います。
これって考えてみたら凄いことです。
作為的にやろうと思っても出来ない筈。
「今年は3番人気になった馬が、勝率で1位に輝きました。」
なんてことはない訳です。
なので、今のところ「不変の法則」と捉えて考えてもよい部分ではないかと思います。
さて、他の無料レポート等に書かれているのと同じことを書いても仕方がないので、違った見方をしてみます。
まず、「2着率」を見ると、単勝1番人気から4番人気は二桁をキープ。
5番人気にしても 9.3 パーセントです。
一方「3着率」は、単勝5番人気までが二桁の率になっています。
こうして特定の部分だけの数値を見ると、単勝1番人気も下位人気も、勝率ほどには極端に大きな差が見られな
いことが分かります。
ならば、予想の際に、2着、3着になりそうな馬を一括りにして、この中から1着になる馬がいるという仮定のもとで、
取敢えず「2頭」を軸にして考えてみてはどうかと。
少し乱暴な捉え方になりますが、各々の馬をあれこれ考えながら選び出すよりも、まず、「2頭軸」を拾い出してから、
後で消し込んでいく方法の方が作業的には早いです。
では、どこまでの範囲を「2頭軸」に据えればよいか。
単勝6番人気が、勝率、2着率、3着率のいずれも一桁台ながら、「複勝率」で 20 パーセントを超えているので、
取捨に悩むところです。
この判断は、個々で異なるとは思いますが、三連単や三連複馬券を買う場合、複勝率が 20 パーセントを超えてい
るという事実は捨て難いものがあるので、
今回は、一応のところ、
「単勝1番人気から単勝6番人気の中から2頭を軸にする」
を前提に考えたいと思います。
次回はこの前提条件で、万馬券にフォーカスしてみます。
「え、万馬券なんて獲れるの?」
流石に狙って獲れるものではありませんが、応用の利く、確率の高い話ですから、覚えておいて損はないと思います。
日本ダービーで総理大臣ご夫妻が、揃ってウォッカの単・複を的中したそうですが、結果的に、タイミングの悪い
パフォーマンスになりました。
皇太子さまは馬券買ってないんですかね。
ヒラボクロイヤルの単勝とか・・・。
-第3号-
藤原紀香と陣内智則の結婚披露宴の平均視聴率が、関西地区では何と 40 パーセント。
「格差婚」と世間から揶揄されながらも、それを跳ね返してのものだけに、感動を与えた披露宴でしたね。
この披露宴の経済効果が、日銀神戸支店の試算によると、驚くことに、最大で 120 億円にも上るとか。
マジ凄い・・・。
さて、今回は「増刊」として、「安田記念」に関してあれこれお話したいと思います。
漠然と傾向を知りたかったので、東京 1600 メートルで行われた芝の重賞レースに限定し、10 年前まで遡って調べて
みました。
対象となったのは、先日のヴィクトリアマイルやNHKマイルカップを含めた 49 の重賞レースです。
・騎手別勝利数
これは武豊が8勝と2位以下を大きく引き離しています。ちなみに勝率は 25.0 パーセント、連対率 31.3 パーセント、
複勝率は 46.9 パーセントです。
スズカフェニックスに騎乗する今回も当然有力候補です。
2位は横山典弘、蛯名、田中勝春、北村の関東勢で3勝。
今回はエアシェイディに横山典、シンボリエスケープに蛯名騎手の騎乗が予定されています。
こうした騎手たちに率で上回っているのが、ダイワメジャーに騎乗予定の安藤勝己騎手。
2勝ながら、勝率は 13.3 パーセント、連対率 33.3 パーセント、複勝率 40 パーセントと高い数値を示しています。
・厩舎別勝利数
トップは藤沢厩舎で、断トツの8勝。ですが、今回出走予定馬がいないようです。
2番手は橋田満厩舎と松田国厩舎で4勝です。
スズカフェニックスには心強いデータです。
・単勝人気別成績
まずは下をご覧下さい。
成績
勝率
連対率 複勝率
1番人気
14- 6- 7-22
28.6
40.8
55.1
2番人気
7-10- 4-28
14.3
34.7
42.9
3番人気
6- 3- 7-33
12.2
18.4
32.7
4番人気
5- 4-10-30
10.2
18.4
38.8
5番人気
0- 5- 6-38
0.0
10.2
22.4
6番人気
3- 8- 4-34
6.1
22.4
30.6
7番人気
4- 2- 3-40
8.2
12.2
18.4
8番人気
0- 1- 2-46
0.0
2.0
6.1
9番人気
2- 3- 0-44
4.1
10.2
10.2
10 番人気
3- 4- 0-42
6.1
14.3
14.3
11 番人気
2- 1- 1-45
4.1
6.1
8.2
木曜日のメルマガでは、勝率、連対率、複勝率は「毎年判でついたように同じ数値が並ぶ」とお伝えしましたが、
ここではちょっと面白い現象が起こってます。
*5番人気と8番人気は1勝もしていない。
*連対率、複勝率では6番人気が上位に位置する。
*4番人気の複勝率が、2番人気に迫るほどの高率である。
*10 番人気の連対率、複勝率が平均値を大きく上回っている。
三連単や三連複、或いはワイドで馬券を買われる方は、下位人気の馬も慎重に検討した方がよいかも…。
では脚質別に見ると、どうなっているのでしょう。
・脚質別成績(3着まで)
逃げ
2- 4- 3
先行 14-16-14
中団 24-15-21
後方
9-14-11
スピードと共にそこそこのスタミナも要求される東京 1600 メートルを逃げ切るのは並大抵ではないようで、コンゴウリキ
シオーには歓迎できるデータではありませんね。
やはり、3着以内に絡むのは、先行・中団に位置する馬の方が多いようです。
安田記念は、サンデーサイレンス産駒の相性が良くないレースだと言われますが、密かにオレハマッテルゼに期待して
います。
少しはお役に立ったでしょうか。
これらは、あくまでも一定条件におけるデータなので、「右から左に受け流し」て、予想に捻りを加えて頂ければ、
と思います。
あの結婚披露宴で「スペシャルゲスト」として歌ったムーディ勝山。
蒼々たる著名な出席者を前にして、一体どんな気持ちだったんだろ?
-第4号-
「ウィークリーまぐまぐ」に掲載されてから、少しずつ読者さんが増えています。
新たに購読登録をされた方、とても感謝しています。
有難うございます!
ところで・・・、
「サザエさん症候群」というのが、また最近になって、トレンドキーワードになっているようです。
ご存じない方はいないでしょうが、
日曜の夕方、「サザエさん」が始まると、翌日からの通学や通勤を考えて、気持ちがブルーになってしまう症状で、
酷い人になると、体調不良や倦怠感を訴えるそうです。一種の「うつ」状態ですね。
「ドリーム競馬」や「スーパー競馬」を観て、
「ありゃぁ、また外しちまった・・・。」
と、軽いショックを引きずりつつ、夕方から家族と共に、車で近所のスーパーに出掛けたり、或いは大して面白くもない
ゴルフ番組を観たりして過ごし、「笑点」が始まる頃には、ちょっと笑えない状態になり、「サザエさん」がダメを押す。
「お魚くわえたドラ猫・・・」のテーマソングを聴くや否や、「今日1日何やってたんだろ?」と憂鬱な気持ちになる訳
です。
あなた、大丈夫ですか?
ま、対策としては、「夕方はテレビを観ないこと」。
子供と一緒に遊ぶとか読書するとか、或いは自転車に乗って出掛けるとかですね、他のことをやる。
個人的には、自転車に乗って出掛けるのが好きです。
車じゃなくて自転車。
同じ道を走っても、見える光景が微妙に違って、車で走ってた時には気付かなかったことに気付いたりして、街並を
ライヴに捉えることができます。
ぜひ試してみて下さい。
さて、安田記念はどうでしたか?
ダイワメジャーって強くなりましたね。
個人的には「3着にはくるかも。」とオレハマッテルゼに期待しましたが、やはり買うのを止めました。
待たなくてよかった・・・。
で、どうしたかというと、ワイド馬券の 18 点買い。
これでもちゃんと儲かります。
詳しくは、木曜日の通常発行版をご覧になって下さい。
読み続けてさえ下されば、少なくとも競馬で「サザエさん症候群」に陥ることはありません。
-第5号-
大阪のあるお好み焼きチェーン店が、お好み焼きを形どったキャンディーを近々売り出すそうです。
いつも思うのですが、東京の発想が「斬新」なイメージを受けるのに対し、大阪のそれは「こってり」。
新たな「おみやげ」としての購買を狙っているようです。
「おみやげ」といえば、週末の夕方から夜にかけての羽田空港と大阪空港を比べてみると面白いですね。
羽田空港の大阪行きの搭乗口あたりにいる出張族が、おみやげで手にしてるのは、「東京ばなな」とか「銀座の
いちご」の紙袋。
一方大阪空港から帰京する出張族は、「551」の紙袋。
毎回同じ人が居るんじゃないかと思える位、よく見掛ける光景です。
一時期、冬場になると、羽田空港で BURBERRY のマフラーを首に巻いている人が多かったです。
浜松町で売っている 1,000 円のやつ。
あのマフラーしている人を見ると、みんな同じ顔に見えてくるから不思議です。
さて、本題です。
今回は、「上位人気馬の2頭軸で万馬券を獲る方法」についてお話します。
以前、三連複馬券のお話をした時に、ヴィクトリアマイルが開催された週は 12 本、オークスが開催された週には 17
本が万馬券の組合せだったことをお伝えしました。
ちなみにダービーが行われた週は、新潟開催が終了し、東京と中京で 7 本が万馬券の組合せでした。
その 36 本の万馬券の組合せから、まずは、上位人気馬の2頭軸で万馬券になっているものを抜き出すと、
ヴィクトリアマイルが開催された週は、10 本の万馬券
オークスが開催された週は、11 本の万馬券
ダービーが開催された週は、4本の万馬券
ということになります。
これ自体、あまり意味のある比率ではありませんが、この3週間で発生した三連複万馬券全 81 本のうち、
約 31 パーセントは「上位人気馬の2頭軸」での組合せになります。(障害レースは省いています。)
仮に全てのレースで同じ買い方をしたとすると、約 13.5 パーセントの的中率ということになり、実は、この数字は、
単勝3番人気の勝率とほぼ同じ位の確率になります。
実際には、万馬券だけではなく、結構な高配当の馬券も獲れることが多いので、単純に率だけの比較なら、実質
的にはこちらの方が上回ることになるかも知れません。
では、具体的な買い目はどうなるか、
「単勝1番人気から単勝6番人気の2頭の組合せ」から「単勝7・8・9番人気」へ流します。
全部で 45 点買いということになります。
これで、あれこれ考えなくても、万馬券が獲れるようになります。
万馬券を獲るだけなら、至って簡単であることがお分かり頂けたと思います。
ただ、全てのレースでこれだけの点数を買い続けても、1日単位では黒字になることも稀にありますが、長期的には
赤字になることの方が多いです。
そこで、何らかの工夫が必要です。
例えば、大別すると、
・自分の予想を加味して、購入点数を減らす
・買うべきレース自体を絞り込む
ことが考えられますが、どちらかといえば、後者の方が「当て易い」ように思えます。
重賞しか馬券を買わない方には、案外この買い方は有効です。
実際、安田記念の前哨戦である京王杯スプリングカップとかオークス、安田記念は、このパターンで万馬券が
出ています。
1点 100 円ずつ買っても 4,500 円。
そこまで買うお金が無ければ、無理して 45 点も買わなくても、上記の組合せから、オッズを見比べながら、ワイド馬券
に変換すればいいんです。
これでも結構な配当になりますよ。
賭け金の大小なんて関係ないです。要は楽しめればいいんです。
そして、それが的中して儲かれば、尚結構!
さて、「買うべきレース自体を絞り込む」方法ですが、簡単に「買うレース」と「買わないレース」を判別する方法があり
ます。
ちなみに6月2日の東京と中京で試したところ、
東京は4レース中3レース的中。
中京は4レース中1レース的中。
的中率は 62.5 パーセント、回収率は 173.2 パーセントでした。
ちょっとしたもんでしょ?
と思ったら、翌日の結果は・・・、
東京は1レース不的中。
中京は2レース中2レース的中。
と、まあまあなのですが、他のことをしながら馬券を買った為、オッズを確認せずにいたら、1,200 円ほど凹みました。
もう少し精査してから、近日まとめたいと思います。
ところで、余談になりますが、上記のように、上位人気の馬から下位人気の馬に流して馬券を買うことを、「フランク
流し」といいます。
多分、検索しても殆どヒットしないと思うので、簡単に言うと、由来は、歌手のフランク永井さんからきています。
知ってます?「有楽町で会いましょう」や「おまえに」とか歌ってた人。
実は 50 年ほど前の彼の歌に「西銀座駅前」というのがあって、その中に、
A、B、C。X、Y、Z。
これがおいらの口癖さ。
今夜も刺激が欲しくって、メトロを下りて、階段上りゃ、霧に渦巻く、眩しいネオン、イカスじゃないか、西銀座駅
前・・・。
という歌詞があります。
アルファベットの上の部分と下の部分を上位人気馬と下位人気馬に引っ掛けているんです。
あの・・・、私、フランク永井さんは知ってますが、この歌は知りませんので、念の為。
1958 年の歌だそうです。
今は、「東京メトロ」には西銀座駅はなく、場所的には、丸の内線、というか、日比谷線の銀座駅あたりになります。
-第6号-
購読頂き、有難うございます。
今回から購読される方、はじめまして。
このメルマガは、基本的には木曜日の発行ですが、それ以外に不定期で週に何回か発行しています。
先日の安田記念を制したダイワメジャーもGIレースを4勝したことで、「格」的にはオグリキャップやメジロマックイーン
あたりと肩を並べたことになります。
「強い馬」であることに異論はないものの、例えば、オグリキャップあたりと同格に語れる馬か、となると、そうは思えない
んですね。
オグリキャップが走っていた 80 年代後半は、バンブーメモリーが、スーパークリークが、ヤエノムテキやタマモクロス、オサ
イチジョージなんかが、ある時は「主役」として、またある時は「敵役」として活躍していました。
昔の日活映画みたいな感じ。
ロマンポルノじゃないですよ。もっと前の。
宍戸錠や二谷英明が、石原裕次郎の敵役をやっていたかと思うと、別の映画じゃ主役を演じている、
あんな雰囲気。
余計分かり難いですか?
何が言いたいかというと、
役者が不足してるんですよ、今の競馬。
だから、感動するレースはあっても、それは勝った馬に対してのもので、レースそのものは、個人的には
面白くなかった。
ウォッカにしても、ディープインパクトにしても。
要するに、スターホースは存在しても、白熱した、馬券を離れて手に汗するような見応えのあるレースが少なくなった
んじゃないかと。
もし、時間のある方は、89 年の毎日王冠、天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップ、ジャパンカップを立て続きに観て
みて下さい。
別段オグリが好きな訳ではありませんが、マジで凄いです。
さて、本題です。
今回は、「オッズの傾向による馬券の買い方」についてお話します。
前回、三連複万馬券についてお話しましたが、引き続き三連複馬券で本命や中穴について考える前に、オッズの
傾向により、効率的な馬券の買い方が見えてこないだろうか、ということを考えてみました。
で、オッズの傾向を、大雑把に4通りに分けてみました。
対象にしたのは、先月行われた、障害レースを除く 13 頭以上出走したレースで、サンプル数は 214 レースと
なります。
(A)
単勝オッズ1桁の馬の数 > 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 > 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
この傾向にあるものが実に多く、全レースの 54.7 パーセント(117 レース)の割合になります。
(B)
単勝オッズ1桁の馬の数 > 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 < 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
競馬新聞的には「上位拮抗」というのでしょうか。
全レースの 29.9 パーセント(64 レース)にあたります。
(C)
単勝オッズ1桁の馬の数 < 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 > 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
実質的に一番少ない傾向にあるようで、全レースの 14.5 パーセント(31 レース)の割合です。
(D)
単勝オッズ1桁の馬の数=単勝オッズ 10 倍台の馬の数=単勝オッズ 20 倍台の馬の数
僅かに2レースのみでした。よって今回は無視します。
実は、元々4つ目のパターンは下のものを想定していたのですが、
単勝オッズ1桁の馬の数 < 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 < 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
ありそうで無かったです。
では、(A)から(C)を個別に見ていくことにします。
取敢えず今回は、一番比率の少なかった、
(C)
単勝オッズ1桁の馬の数 < 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 > 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
を見てみます。
以前からのお話(三連複)の成り行き上、以下のように分類しました。
(1)単勝1番~6番人気のうち2頭+単勝7番~9番人気から1頭
(2)単勝1番~6番人気のうち1頭+単勝7番~9番人気から2頭
(3)単勝1番~6番人気の組合せ
(4)単勝1番~9番人気のうち2頭+単勝 10 番人気以降のうち1頭
(5)単勝1番~6番人気のうち2頭+単勝 10 番人気以降のうち1頭
(6)単勝1番~9番人気のうち1頭+単勝 10 番人気以降のうち2頭
対象レースは 31 レースでしたね。
上の(1)から(6)の内訳は下のようになります。
(1)の決着・・・7レース
(2)の決着・・・1レース
(3)の決着・・・10 レース
(4)の決着・・・1レース
(5)の決着・・・10 レース
(6)の決着・・・2レース
自分で集計していて驚きましたが、10 番人気以降の馬が、結構3着以内に突っ込んできてますね。全体の4割も
あります。
そして、上記の内訳を見ると、1番人気から6番人気が3着以内に2頭絡んでいるのが、27 レースです。
90 パーセントにもなります。
更に付け加えると、仮に1番人気から6番人気を馬連のボックス買い(15 点)にすれば、22 レース的中していることに
なります。
なんと7割です。
あなたが上の条件下で馬券を買うなら、どのような買い方をされますか。
馬券は三連複馬券以外でも構いません。
次回までちょっと考えてみて下さい。
メール下さってもいいですよ。
このメールに返信すれば届きますので。
-第7号-
購読頂き、有難うございます。
今回から購読される方、はじめまして。
このメルマガは、基本的には木曜日の発行ですが、それ以外に不定期で週に何回か発行しています。
「サラリーマンの小遣い調査」
GEコンシューマー・ファイナンスが、毎年夏のボーナスの支給時期前に行っている調査なんですが、今年の
平均小遣い額は 48,800 円だそうです。
2004 年から比べると、1万円以上もアップしていることから考えて、表向きは、景気回復基調がサラリーマンの
小遣いにも反映されているように感じます。
特に自動車や電気、鉄鋼業などは、過去最高益を記録した企業もあり、また、日銀によるゼロ金利政策の解除
なんかも要因に挙げられるでしょうが、一体それを実感として捉えている人がどの位いるのか、となると甚だ疑問に
感じる面はありますね。
地元である大阪は、経済の基盤が中小企業で支えられていますから、どうしても実感が湧きません。
社長さんは、財津一郎みたいな人ばかりですから。
ま、百歩譲って、平均のお小遣いが 48,000 円として、競馬の好きなサラリーマンが、馬券にいくら費やすことができる
かを大雑把にみてみましょう。
昼食代は、先の調査の平均だと、590 円だそうです。
単純に 25 日間だと 14,750 円です。
590 円だとファミレスは無理ですね。
吉野家だと「特盛」が食べれますが、ペッパーランチだと、かなりメニューが限られてきます。
マクドナルドで「ポテトも如何ですか。」と尋ねられても、「いや、今日はいいです。」と答えなければいけません。
街中で移動販売しているお弁当がよく売れているのも頷けます。
週末、「おい、今日軽く一杯行くか。」なんて誘ったり、誘われたりすることもあるでしょう。
月に3回行ったとすると、平均が 4,380 円だそうですから、13,140 円必要ですね。
週末だと、スナックに行って、チーママに「えーと、6人だけど、ひとり 3,000 円でいけるかなぁ。」なんて交渉が成立する
可能性は、かなり低いといえるでしょう。
お姐さんを横にして飲むのは無理があるようです。
必然的に白木屋とか和民みたいな居酒屋で飲むことになります。
もうこれだけで 28,000 円程が消えました。
煙草代や本代、その他コンビニでちょこちょこと買っていると、あっという間に1万円程が飛んでいきます。
更に携帯電話の料金、車やバイクのガソリン代、クレジットで買った代金の支払いが追い討ちをかけます。
通勤の為の定期代がお小遣いに含まれている方だと、赤字に突入してしまいます。
せめて自宅から駅までのバス代だけでも節約しようと自転車に乗れば、駐輪場代をとられる始末・・・。
お金が出て行く一方です。
「着信アリ」のストーリーよりも凍りつく現実です。
となると・・・、
馬券を買うお金を捻出できません。
上に書いた中のどれかを節約、例えば煙草を吸わないとか、自宅から弁当を持参するとかしている方で、
馬券を買えるお金は、多く見積もっても月に1万円程・・・、ですか?
私もそんなに多くのお金は賭けません。
1点に賭けるのは、多い時で 500 円です。殆どは 100 円とか 200 円。
一応黒字にはなっていますが、それは結果論であって、賭けているお金もこの程度ですから。
基本的に小心者なので、増えたお金でレバレッジ効果を出すようにして、コツコツ積み重ねることを考えてます。
皆さんは、月にどの位の金額を馬券に投じているんでしょう?
そして、1点にいくら賭けておられるのでしょうか?
差し支えなかったら教えて下さい。
このメルマガに返信すると届きますので。
さて、木曜日は前回の続きをお話します。
-第8号-
購読頂き、有難うございます。
今回から購読される方、はじめまして。
このメルマガは、基本的には木曜日の発行ですが、それ以外に不定期で週に何回か発行しています。
これまで数回発行してきましたが、競馬のメルマガの中で、ひょっとして一番長文のメルマガ書いてるんじゃないか、と
最近思えるようになりました・・・。
さて、
今回は、「確率5割以上!馬連5点で仕留める方法」についてお話します。
読者さんから早速「俺はこういう買い方をする」とメールを頂きました。
レスポンスを頂くというのは、とても嬉しいことです。
この場を借りてお礼申し上げます。有難うございました。
さて、殆どの方は「馬連」が確率的にいいんじゃないか、とお感じになったのではないかと思います。
何せ7割強の的中率ですから。
また、結果的には、この 31 レースを1番人気から6番人気のボックス馬券を買い続けると、回収率は 105 パーセント
ほどでした。
一方で、ワイドもいいかも・・・、と思った方もいるかも知れません。
こちらは 90 パーセントの確率ですが、27 レースのうち、17 レースが、3着以内の1頭に7番人気以降の馬が含まれて
いるので、馬連と同様にボックスで馬券を買った場合、的中とされるパターン(1着-2着、1着-3着、2着-3着)
の中の1つしか「あたり」がないことになります。
文章にすると、ややこしいですが、分かりますか?
そこへ以って、一般的にワイドというのは、馬連よりも配当が低いです。
ところが、意外なことに、馬連とワイドとの平均配当を比べてみると、
「え、そんなもんなの?」という程の差でしかありません。
・馬連の平均配当 ・・・1,577 円
・ワイドの平均配当・・・1,235 円
的中したレースは、ワイドが 27 レースに対して、馬連は 22 レースです。
配当差は驚くほどないにせよ、ワイドの回収率は約 82.3 パーセントと赤字です。
この程度なら、的中率が高いので、資金配分の仕方で黒字に転じさせることは十分に可能です。
が、今回は別の角度からアプローチしてみたいと思います。
タイトル通り、馬連5点です。
ここで、馬連で1番人気が絡んだレースが何レースあったかというと、22 レースのうち、14 レースです。
つまり、1番人気から6番人気のうち、2頭以上が3着以内に絡んだ 27 レース中、半数以上の 14 レースで1番人気
が連対したことになります。
(C)のパターンは、
単勝オッズ1桁の馬の数 < 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 > 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
でしたね。
これに該当する 31 レースの単勝オッズ1桁の馬の数の内訳を見ると、
・2頭・・・7レース
・3頭・・・18 レース
・4頭・・・5レース
・5頭・・・1レース
そこから、1番人気から6番人気のうち、2頭以上が3着以内に絡んだ
27 レースの単勝オッズ1桁の馬の数の内訳は、
・2頭・・・7レース
・3頭・・・15 レース
・4頭・・・4レース
・5頭・・・1レース
更に1番人気から6番人気の2頭が、1着・2着で決まった 22 レースに絞り込んでみると、
・2頭・・・6レース
・3頭・・・12 レース
・4頭・・・3レース
・5頭・・・1レース
もっと絞込みます。
単勝1番人気が連対した 14 レースの単勝オッズ1桁の馬の数の内訳は、
・2頭・・・4レース
・3頭・・・8レース
・4頭・・・1レース
・5頭・・・1レース
ここまで絞り込むと見えてきましたね。
つまり、こういうことです。
単勝オッズ1桁の馬が2頭、若しくは3頭の時、
且つ単勝オッズ 10 倍台の馬が、単勝オッズ1桁の馬や単勝オッズ 20 倍台の馬の数よりも多い時、
50 パーセント近い確率で、単勝1番人気の馬が連対し、しかも、その相手は2番人気から6番人気である。
取分け単勝オッズ1桁の馬が2頭の時、対象となるレースは、かなり少なくなりますが、57.1 パーセントとなります。
また、単勝オッズ1桁の馬が2頭、及び3頭の時でも 48 パーセントです。
1番人気から6番人気の馬連ボックスで7割的中するなら、それでもいいんじゃないの?
という考え方もありますが、今回は、出来るだけ少ない買い目で、そこそこの率を維持できないか、ということに拘って
みました。
予想をされる上で、ひとつの目安にして頂ければ、と思います。
次回は、
(B)
単勝オッズ1桁の馬の数 > 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 < 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
について見ていきたいと思います。
-第9号-
好きな方言ランキングというのがあるようで、大阪弁、京都弁、博多弁が上位ベスト3らしいです。
大阪弁は、やはり吉本興業の芸人の影響でしょうか。
最近だと、藤原紀香の効果もあるかも知れません。
いずれの方言も「女のコが喋っていると可愛い。」という意見が多いのは、個人的には頷けます。
浜松町で耳にするビジネスマンの大阪弁は、違和感を感じますが、中州で話しかけてくる女のコの博多弁は、
その気になってしまいます・・・。
さて、本題です。
今回は、「見送るレースを判別する方法」についてお話します。
今回は、
(B)
単勝オッズ1桁の馬の数 > 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 < 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
について見てみます。
対象となるレースは、64 レース(29.9 パーセント)です。
(C)の時と同様に、
(1)単勝1番~6番人気のうち2頭+単勝7番~9番人気から1頭
(2)単勝1番~6番人気のうち1頭+単勝7番~9番人気から2頭
(3)単勝1番~6番人気の組合せ
(4)単勝1番~9番人気のうち2頭+単勝 10 番人気以降のうち1頭
(5)単勝1番~6番人気のうち2頭+単勝 10 番人気以降のうち1頭
(6)単勝1番~9番人気のうち1頭+単勝 10 番人気以降のうち2頭
に分類してみます。
上の(1)から(6)の内訳は下のようになります。
(1)の決着・・・11 レース
(2)の決着・・・5レース
(3)の決着・・・20 レース
(4)の決着・・・6レース
(5)の決着・・・20 レース
(6)の決着・・・2レース
これまた驚きの結果ですが、10 番人気以降の馬が、3着以内に突っ込んできているレースが 28 レースもあり、全体
の 43.8 パーセントと割合的には(C)の時より多くなっています。
逆に、1番人気から6番人気が3着以内に2頭以上絡んでいるのが、51 レースと(C)の時より倍近く増えてはいるも
のの、割合的には 79.7 パーセントと下回っています。
同様に、1番人気から6番人気を馬連のボックス買い(15 点)をしたと仮定して調べてみると、34 レース的中していま
すが、53.1 パーセントと(C)の時より大幅に下回ってしまいました。
果たして有効な方法はあるのでしょうか。
取敢えず1番人気を見てみると、
まず、64 レース全体で3着以内にきたレースが 38 レース、連対したレースが 27 レースありました。
率でいくと、それぞれ 59.4 パーセントと 42.1 パーセント。
これは、以前お話した1番人気の連対率、複勝率を共に下回っており、ちょっと信頼性に欠けますね。
軸にするには物足りません。
ちなみに2番人気はどうかというと、
連対率で 40.6 パーセント、複勝率で 53.1 パーセントです。
1番人気と然程変わらないので、一見良さげに見えますが、これとて平均的な2番人気の率と比較して、少し
上回っている程度です。
敢えて狙う程のものでもないと思います。
では、最も確率の高いワイド馬券で堅実に「あたり」を狙い、増額の投資方法を使って何とかならないか?
結論からいえば、無理なことではありませんが、厳密に計算していないので断定はできないものの、的中率が
80 パーセント弱であったとしても、
その的中した 51 レースのうち、38 レースが1番人気絡みであること、
2番人気絡みも平均値を上回っていること
を考えると、その配当額も低いが故に、賭けているお金ほどには増えていかないので、殆どの方は、継続することに
根負けしてしまうと思います。
実は、やったことあるんですが、的中してもちっとも嬉しくありません。
上位に拮抗しているようなイメージがあったので、案外狙いを特定し易いのでは、と予測しましたが、現実は異なる
ようです。
ということで、
単勝オッズ 10 倍台の馬の数が、
単勝オッズ1桁の馬の数や単勝オッズ 20 倍台の馬の数よりも少ない場合、
基本的には「見送り」。
ただ、どうしても見過ごせないのが、
43.8 パーセントもの複勝率の 10 番人気以降の馬の存在です。
軽視されがちな 10 番人気以降の馬が、時として3着以内に突っ込んでくるというのは、やはり摩訶不思議です。
特にこのパターンの場合、「十把一絡げ」での比率とはいえ、1番人気の連対率をも上回っています。
次回はそのことについて考えてみたいと思います。
テレビに出ている人の言うことを冷静に聴いていると、たまに面白いことを言っています。
「ウォッカが宝塚記念に出走するとなると、51 キロですからね。もうこれは裸同然です。」
って、馬は何キロ背負っていようが裸だと思うんだけど・・・。
-第10号-
ヒルズ族の大馬主さんが、参院選に出馬するそうです。
他には、親子喧嘩の耐えない女性ゴルファーの父親、ニコリともしない元女性アナウンサー、行列をつくる弁護士さん
とかも。
一時期は昔の御三家の歌手やサッカー選手の名前も挙がっていましたが、参院選というのは著名人の「天下り先」、
みたいに感じるのは自分だけですかね・・・。
さて、夏競馬です。
宝塚記念の後は、実力馬の殆どが充電期間に入るので、興味が削がれる方もいるかも知れませんが、一方では
来年のクラシックを賑わすかも知れない馬たちのデビュー時期でもあります。
また、「降格」させられる馬もたくさんいます。
サラリーマンに例えると、「部長」だった人が「課長」に降格になったら、その人のモチベーション次第で返り咲くことも
できるかも知れません。
しかし、「部長」だった人が「係長」にまで落っこちると、これはもう、ちょっとやそっとじゃ這い上がることは難しいです。
(と思います。)
今回は、そんな馬たちを調べてみました。
先の大馬主さんの「あんな馬」も降級しています。
*以下の馬が全てではありません。
■オープンから 1600 万下に降級の馬
ゴウゴウキリシマ(牡4)・・・シンザン記念1着馬
ジャリスコライト(牡4)・・・京成杯1着馬
デンシャミチ(牡4)・・・京王杯2歳S1着馬
トーセンシャナオー(牡4)・・・セントライト記念1着馬
タガノバスティーユ(牡4)・・・ファルコンS1着馬
インテレット(牡4)・・・毎日杯、AJCC2着馬
ソリッドプラチナム(牝4)・・・マーメイドS1着馬
シェルズレイ(牝4)・・・ローズS、チューリップ賞2着馬
フサイチジャンク(牡4)・・・若葉S1着馬
など・・・。
浜ちゃんが、あれだけ大騒ぎしていたフサイチジャンクも 1600 万下になってしまいました。
この原稿を書いている時点では、シェルズレイのマーメイドSの結果が分かりませんが・・・。
■オープンから 1000 万下に降級の馬
ショウナンタキオン(牡4)・・・新潟2歳S1着馬
ラッシュライフ(牝4)・・・函館2歳S、ファンタジーS2着馬
ディープエアー(牡4)・・・札幌2歳S2着馬
ユメノオーラ(牝4)・・・フィリーズレビュー2着馬
アペリティフ(牡4)・・・京都新聞杯2着馬
ヴィクトリーラン(牡4)・・・プリンシパルS1着馬
ニシノフジムスメ(牝4)・・・忘れな草賞1着馬
など・・・。
ここらあたりに落っこちると、大抵、次走は「実績上位」として持上げられますが、不思議と勝てませんね。
宝塚記念は、タイトルホースがたくさん出走するようで楽しみです。
個人的には、ドリームパスポートの名前が無いことに寂しさを感じます。
もし、今度出てくる時は、ぜひ高田騎手とのコンビで走って欲しいです。
-第11号-
先日ニュースレターの方で告知したら、30 名ほどの方が、新たに「まぐまぐ!」の方に購読登録して下さいました。
ここ数日読者さんの増加が殆ど無かったので、素直に嬉しいです。
どうも有難うございました。
「強い牝馬」というキーワードは、どうやらアメリカでも有効なようです。
先日、アメリカの三歳三冠レースの最終戦であるベルモント・ステークスで、ラグストゥリッチズという呼び難い名前の
牝馬が優勝したとのこと。
このレースの牝馬の優勝は、1905 年以来らしいので、実に 102 年ぶりの快挙です。
ウォッカのダービー制覇なんぞ何のその、という感じです。
ただ、出走馬が7頭というのは、ちょっと寂しいですね。
そのウォッカも宝塚記念の出走が確定し、「先輩」相手にどんな走りをするのか、見どころのひとつです。
さて、本題です。
競馬というのは、個人的には予想のし易いギャンブルではないか、と考えています。
ただ、一般的な方は、限られた予算の中で馬券を買わないといけませんから、その予算の都合上、最終時点で切り
捨てた馬がきた、とか、馬単で馬券を買ったがために外した、なんてことがよく起こります。
通常だと、オッズや「何とか指数」などを使って予想をされている方は、初期段階において、根本的にその方法、
選択肢が間違っている、というのは滅多に生じ得ないと思います。
それは、指標となるべきものを確認することで、ある程度まで、馬の能力差を知ることができ、また、これらの能力差
が安定している為です。
ただ、どうしても避けれない、信じ難い壁が確実に存在します。
それが、「10 番人気以降の馬が、馬券に絡む。」という事実です。
今回は、このことについてお話したいと思います。
まず、本来見向きもされない、こうした馬たちが馬券に絡む理由を捻り出してみましょう。
「レースに何らかのアクシデントが生じた。」
有力馬が他の馬と接触した、とか、進路が塞がって前に行けなかった、などですね。レース中に故障発生、
なんてのもあります。
しかし、これは毎回発生するものではないと思います。
逆に毎回発生しているようだと、馬云々以前に騎手のレベルが「どないやねん。」ということになります。
次に、「人間同様、馬にも気分や体調の良し悪しがある。」
人間でもよくあることですから、これは分かるにしても、有力馬を負かす程の要素になり得るか、となると疑問です。
極端な例ですが、カゼ気味で滅茶苦茶体調の悪い北島康介選手と体調万全の水泳部の普通の高校生が
「ヨーイドン!」しても、殆どの方は北島選手が「勝つ」と予想すると思います。
「馬場状態と走る位置による有利不利。」
これはありますよね。
開催も後半に差し掛かると、内枠はボコボコ状態なので、必ずしも有利とはいえません。かといって、比較的馬場の
良い外を走ると、距離のロスが起こります。
また、天候による馬場コンディションの変化によっても有利不利が発生します。
「レースのペースが乱されることによる有利不利。」
いくら能力のある馬でも、自分のペースで走れなかった時に惨敗する、というのはよくあります。
単騎で逃げれなかった為に、最後に脚色が衰えたり、極端なスローペースで差すに差せなかったり・・・。
あと、上に挙げたことに起因しますが、あくまでも根拠のない、個人的に考えていることで、
「馬が最後まで一生懸命走っていない。」
最後の直線で、先頭の馬が、後続が追ってこないと判断した時に「持ったまま」ゴールするのを稀に見掛けます。
競馬というのは、タイムを競うのではなく、先頭でゴールすれば「勝ち」ですから、これはこれでいい訳です。
余談になりますが、「競馬」の意味を辞書で調べると面白いです。
「大辞泉」
それぞれの馬に騎手が乗って、所定の距離を一緒に走らせ、速さを競わせるもの。
「大辞林」
競走馬に一定の距離を走らせ、順位を競う競技。
順位を競うと明記している「大辞林」の方が、的確な表現に思えます。
話を戻します。
普段テレビでレースを観ている時、ゴール前の直線では、先団にいる馬しか映っていませんから、後方にいる馬のこと
は一切分かりません。
競馬場に居れば、後方も見渡せるでしょうが、そもそも「どれが勝つか」という最中に、後方の馬の様子を窺う、
なんてことをする筈がありません。
問題は、この後方の馬。
1着は無理にしても、3着以内とか掲示板に載るなどのチャンスがあれば、騎手も賞金目当てに必死に
追うでしょうが、
「今更あがいても駄目だ、こりゃ。」
みたいな時は、必死に追うだけ無駄です。
賞金も手にできないのに、下手に追って、馬が故障でもしたら大変です。
で、力を出さずにさっさと諦める。
着順が悪いので、当然次走の人気は落ちます。
こういうことを度々繰り返していると、どんどん人気が落ちて、気が付けば下から数えた方が早いくらいの下位人気に
なります。
ところが、そんな馬が、たまたま出走したレースで、「走れる」条件に巡り合い、万馬券の片棒を担ぐ・・・。
これ、案外「当たらずしも遠からず」だと思うのですが。
もし、そうだとすると、前日の夜や当日の朝、競馬新聞なんかを眺めていても、元々見過ごし易い馬ですから、到底
分かりっこないです。
次回は、最後に残った(A)のパターンについて見てみたいと思います。
ここ数日の間に読者さんになって下さった方、お待たせしました。
これが、
「この土日に行われたレースの中で、32 レースのうち 28 レース的中できた方法」
になります。
今週は木曜日の配信をパスして金曜日にお送りしたいと思います。
-第12号-
JR東日本から、夏競馬のナマ観戦にお誂え向きのパッケージツアーが発売されているようです。
その名も「新潟・福島競馬日帰り観戦パック」。
新幹線の指定席往復、競馬場と駅間の往復バス、そして、競馬場の入場料+S指定の観戦席がセットに
なっています。
料金は、例えば東京駅発着で新潟競馬場に行くなら 13,800 円ですから、JRの通常料金のほぼ半額で行けること
になります。
が、行程はハードです。
朝の6時過ぎ、若しくは7時に東京駅を出発。帰りは一番早い時間の新幹線に乗車しても、東京駅に着くのが夜
の9時半頃。
日曜日に行ったとすれば、月曜日はちょっとヘロヘロ状態になるかも知れません。
これで競馬場で「スッテンテン」になろうものなら、寝込みそうになってしまいます。
ま、格安で利用できるというのは有難いですね。
さて、本題です。
今回は、「堅実に的中するオッズパターンとは?」についてお話します。
いよいよ最後の(A)になりました。
(A)は、
単勝オッズ1桁の馬の数 > 単勝オッズ 10 倍台の馬の数 > 単勝オッズ 20 倍台の馬の数
というパターンで、全レースの半数以上にあたる 117 レース(54.7 パーセント)になります。
まずは、
(1)単勝1番~6番人気のうち2頭+単勝7番~9番人気から1頭
(2)単勝1番~6番人気のうち1頭+単勝7番~9番人気から2頭
(3)単勝1番~6番人気の組合せ
(4)単勝1番~9番人気のうち2頭+単勝 10 番人気以降のうち1頭
(5)単勝1番~6番人気のうち2頭+単勝 10 番人気以降のうち1頭
(6)単勝1番~9番人気のうち1頭+単勝 10 番人気以降のうち2頭
に分類してみます。
上の(1)から(6)の内訳は下のようになります。
(1)の決着・・・38 レース
(2)の決着・・・5レース
(3)の決着・・・49 レース
(4)の決着・・・5レース
(5)の決着・・・18 レース
(6)の決着・・・2レース
当初は(B)のパターンが、最も上位の馬同士の決着が多いだろうと思っていましたが、冷静に考えると、単勝オッズ
1桁の馬が、10 倍台や 20 倍台の馬よりも多い訳ですから、こちらの方が安定性があると言えますね。
1番人気から6番人気が3着以内に2頭以上絡んでいるのが、105 レース。
ワイドのボックス馬券なら、実に 90 パーセント近く的中することになります。
率的には(C)と同じになりますが、対象レースに4倍近い差があってのものなので、抜群の信頼性といえます。
次に1番人気から6番人気を馬連のボックス買い(15 点)にした場合を見てみましょう。
全 117 レース中、79 レースが1番人気から6番人気の2頭で決着しており、率的にも 67.5 パーセントと高いです。
これなら所謂「増額投資」の方法を用いれば、間違いなく黒字になります。
多分、ほどほどにウハウハになると思います。
が、的中しても低額配当だった時、ワイドと違って「当たり」は1点のみなので、次のレースに賭けるお金が、結構
必要になります。
それに、的中率が比較的高いとはいえ、2レース続けて不的中という確率も 10 パーセントあります。
お金が尽き果てた、という状況には、殆どならないと思いますが、そこそこお金を回せる方以外は向きません。
ただ、この 15 点をベースに予想を組み立て、そこから絞り込むということであれば、少なからず効率化されると
思います。
実際のところ、この(A)のパターンで、コツコツと堅実に「当たり」を拾っていけるのは、ワイド馬券になります。
参考までに、馬連のボックス馬券とワイドのボックス馬券を、同じ金額、同じ買い目で買い続けたらどうなるか?
両方とも1番人気から6番人気までの組合せとします。
先週、対象となったレースは 31 レースあり、賭け金の合計は 46,500 円になります。
それに対し、馬連で回収出来たのは、半分以下の 21,800 円。
一方ワイドの方は、40,290 円です。
尤も、ワイドであっても負けは負けなので、決してこれで良し、にはなりませんが、買い方を工夫すれば、十分黒字に
することはできます。
ワイドの場合、個々では「ちまちま」した配当ですが、当たりが三通りある訳ですから、全てが的中した場合、結構な
金額になっていることがあり、時に三連複の配当よりも高い時すらあります。
「それでもワイドで 15 点はねぇ・・・。」
なるほど、なるほど。
では、先月の例から絞り込むヒントになる話をします。
先程の 79 レースで1番人気が連対しているのが、約半分の 39 レースです。
必然的に残りの 40 レースが2番人気から6番人気の組合せということになります。点数にして 10 点、馬連での率に
すると約 34.2 パーセントです。
ところが、この 40 レースを更に分解してみると、結構偏りが見られます。
2番人気と3番人気の組合せが8レース、その他の2番人気絡みが 10 レース、その他の3番人気絡みが 12 レース。
つまり、40 レースのうち、30 レースが2番人気、或いは3番人気絡みということになります。
点数にすると7点ですね。
流石にここまで絞り込んでしまうと、馬連だと約 25.6 パーセントとガクッと落ち込んでしまいます。
なお、この 30 レースの中には、2番人気、或いは3番人気と1番人気の組合せは含めていません。
一応書き添えますが、
「この7点のワイドがいいですよ。」という意味ではありません。
あくまでもヒントに過ぎませんので。
ということで、これまで何回かに分けてお話してきましたが、ひとまず今回で終了し、次回は「単勝2点買いは儲かる
か?」をお話したいと思います。
現役時代あれほどの活躍をしたオグリキャップも、種牡馬としては大成できなかったようです。
種牡馬の世界は、例え競走成績が一流であっても、結果を出せないと、数年で処分されることもある厳しい世界
です。
競馬は「ブラッド・スポーツ」とも言われますが、表舞台でロマンを感じる反面、人間の都合による不合理な社会で
「生かされている」現実は、ある意味、人間よりも過酷な気がします。
そういう感覚でセゾンカードのCMを観ていると、ほのぼの感よりも寧ろ悲壮感を感じてしまいます。
-第13号-
毎週発行されている「ウィークリーまぐまぐ」の中に「新作メールマガジン発行部数ベスト 10」というコーナーが
あるのですが、今回2位に入ることができました。
「ウィークリーまぐまぐ」に載ると載らないでは、全然違ってきますので、とても嬉しいです。
どうも有難うございました。
世の中には妙な研究をしている人がいるものです。
「サザエさんの視聴率が上がると株価が下がる。」
あれほどの長寿番組でありながら、ブルーマンデーだの株価が下がるだのと、よくこき下ろされてます。
で、株価に影響を与える根拠に挙げているのが、「磯野家のライフスタイル」。
ブランドモノを身に付けている訳でも無し、車やパソコンすら所有していませんし、ワカメちゃんやタラちゃんは、
デパートに行くだけで大喜び。
要するに、サザエさんたちの、今の世の中では殆ど見掛けない位の「質素」な生活がテレビに映し出されるのは、
景気にあまり良い影響を与えていない、ということみたいです。
細木数子さんあたりが聞いたら、怒り狂いそうな分析です。
さて、本題です。
今回は、「単勝2点買いは儲かるか?」についてお話するつもりで、色々調べていたら、面白い事実を発見しました
ので、内容を変更し、
「買えない1番人気と買える2番人気」
についてお話したいと思います。
まず、1番人気と2番人気を 2002 年から 2006 年までの5年間について、「新馬戦」「未勝利戦」「500 万下」「1000
万下」「1600 万下」「特別・オープン特別」「GIII」「GII」「GI」の9つに分けて、オッズごとに調べてみました。
なお、以下のデータの拾い出しの基準は、
1番人気は、平均勝率(33.8 パーセント)を上回っていること、
2番人気は、1番人気の勝率を上回るもの、若しくは、出来るだけ1番人気の勝率に近いもの
に絞り込み、それ以外のものは省いています。
レースというのは、諸条件によって結果が左右されますから、率が悪いからといって、一概に「消し」と決め込むことは
できませんが、絞込みをする上において、必見のデータだと思います。
まずは「新馬戦」です。
*1番人気
オッズ
着別成績
勝率
連対率 複勝率
1.0~1.4
120- 45- 16- 20
59.7
82.1
90.0
1.5~1.9
149- 93- 47- 82
40.2
65.1
77.9
「血統と鞍上だけで人気の度合いが決まる」といっても過言ではない「新馬戦」で、取分け 1.4 倍以内の馬は、軸と
して相当信頼性が高いと言えます。
一方2番人気は、勝率で目を見張るものは無かったものの、2倍台のオッズの場合、連対率 53.6 パーセント、複勝
率 68.9 パーセントと平均的な2番人気の数値はおろか、1番人気をも上回る高い率です。
「未勝利戦」
*1番人気
オッズ
着別成績
勝率
1.0~1.4
391-107- 51- 75
1.5~1.9
588-276-154-262
45.9
67.5
79.5
2.0~2.4
428-268-175-394
33.8
55.0
68.9
62.7
連対率 複勝率
79.8
88.0
裏開催では、オッズ1倍台の馬がボコボコ馬群に沈んでいる印象があるのですが、こうして見ると、1.4 倍以内なら
かなりの高率です。
2番人気は、新馬戦同様に、オッズ2倍台の時は、連対率 52.3 パーセント、複勝率 69.4 パーセントと、これまた
高い数値を示しています。
上記の1番人気のオッズが 2.4 倍以内の時と遜色ありません。
「500 万下」
*1番人気
オッズ
着別成績
勝率
1.0~1.4
161- 59- 21- 46
1.5~1.9
463-199-119-242
56.1
45.3
連対率 複勝率
76.7
84.0
64.7
76.3
*2番人気
オッズ
2.0~2.9
着別成績
勝率
84- 65- 43- 65
32.7
連対率 複勝率
58.0
74.7
ほぼ「新馬戦」や「未勝利戦」と同様の傾向にありますが、注目する点として、オッズ2倍台の2番人気の勝率が、
平均的な1番人気の勝率に肉薄している点です。
「1000 万下」
*1番人気
オッズ
1.0~1.4
1.5~1.9
着別成績
63- 15-
勝率
連対率 複勝率
5- 13
65.6
81.3
86.5
182- 91- 59- 92
42.9
64.4
78.3
*2番人気
オッズ
2.0~2.9
着別成績
42- 18- 14- 30
勝率
40.4
連対率 複勝率
57.7
71.2
なんとオッズ2倍台の2番人気の勝率は4割強と異常な数値を示しています。
「1600 万下」
*1番人気
オッズ
着別成績
1.0~1.4
12- 6- 3- 6
1.5~1.9
43- 25- 12- 28
勝率
44.4
39.8
連対率 複勝率
66.7
63.0
77.8
74.1
*2番人気
オッズ
2.0~2.9
着別成績
9- 1- 4- 10
勝率
37.5
連対率 複勝率
41.7
58.3
三連単で勝負されている方には、「1600 万下」は、ちょっと危険かも知れません。オッズ 1.4 倍以内でも 50 パーセン
ト以下ですから。
当然1番人気の平均値以上の数値ですが、オッズ1倍台でこれでは心許ない感じがします。
オッズ2倍台の2番人気は、1着か4着以下という「オールオアナッシング」みたいな感じですね。
「特別・オープン特別」
*1番人気
オッズ
着別成績
1.0~1.4
146- 49- 14- 42
1.5~1.9
360-177-106-211
勝率
58.2
42.2
連対率 複勝率
77.7
62.9
83.3
75.3
*2番人気
オッズ
2.0~2.9
着別成績
勝率
88- 56- 45- 58
35.6
連対率 複勝率
58.3
76.5
オッズ2倍台の2番人気が抜群の成績です。
すべての点において、1番人気の平均的な数値を上回っています。
如何だったでしょうか。
結果的に、1番人気の1倍台と2番人気の2倍台のオッズが中心になってますが、同じ1番人気でも個々にその率
が微妙に違っていることが分かります。
漠然と目先のレースの馬券を買うのと、少しでも可能性の高いレースに絞って馬券を買うのとでは、自ずと結果も
変わってくると思います。
ぜひ、一度確認してみて下さい。
次回は、続いて重賞を見ていきます。
結構おかしな傾向になっているものがあります。
秋以降のGIレースに役立つと思いますよ。
宝塚記念では、ウォッカが並み居る古馬を押しのけて堂々の1番人気。
が、結果は折り合いを欠いたことが最後まで響いて8着敗退。
結果が付いてくるに越したことはありませんが、挑戦するという、その姿勢こそが大切だと思います。
このまま方針を変えず、ぜひ凱旋門賞に挑んで欲しいです。
と言いながら、馬券はウォッカを外して買いました。
それとこれとは別なので・・・。
-第14号-
最近の若い人は「略語」をよく使うので、時々何のことを指しているのか分からない時があります。
「オリラジ」とか「ホマキ」程度ならすぐに分かりますが、「ハマショー」は専ら浜田翔子のことを指すそうです。
自分の世代だと、瞬間的に浜田省吾を連想するのですが・・・。
さて、本題です。
今回は、「続・買えない1番人気と買える2番人気」についてお話します。
前回に引き続き、グレードごとに重賞を見てみたいと思います。
データの拾い出しの基準は、2002 年から 2006 年までの中で、
1番人気は、平均勝率(33.8 パーセント)を上回っていること、
2番人気は、1番人気の勝率を上回るもの、若しくは、出来るだけ1番人気の勝率に近いもの
に絞り込んでいます。
「GIII」
*1番人気
オッズ
着別成績
勝率
50.0
連対率 複勝率
1.0~1.4
10- 3- 2- 5
65.0
75.0
1.5~1.9
23- 10-
7- 11
45.1
64.7
78.4
2.0~2.4
22- 8- 8- 17
40.0
54.5
69.1
*2番人気
オッズ
2.0~2.9
着別成績
9- 4- 3- 3
勝率
47.4
連対率 複勝率
68.4
84.2
重賞とはいえ、GI の常連さんは殆ど出走しませんので、1番人気でも流石に 1.4 倍以内のオッズになることは少ない
ようです。
大抵「混戦ムード」が漂うものですが、1倍台の時は、軸として信頼できる数値を示しています。
更に安定しているのが、2倍台のオッズの時の2番人気。
同じ2倍台の1番人気も平均値以上の数値ですが、それをも上回る異常な数値です。
これなら軸として十分頼りにできそうです。
「GII」
*1番人気
オッズ
着別成績
勝率
連対率 複勝率
1.0~1.4
13- 3- 0- 2
72.2
88.9
88.9
1.5~1.9
21- 6- 0- 10
56.8
73.0
73.0
2.0~2.4
13- 7- 1- 12
39.4
60.6
63.6
前哨戦としてGI の常連さんも出てくるので、多分GI でも期待される馬が1倍台のオッズになっていると思います。
不思議と3着というのがありませんが、特に 1.4 倍以下の場合は、抜群の安定度ですね。これなら軸にせざるを
得ません。
ここには記載しませんでしたが、逆に1番人気でオッズが 2.5~2.9 倍だったら、「消し」でもいいと思います。
勝率 13.3 パーセント、複勝率でも 36.7 パーセントと、とても1番人気とは思えない、散々たる数値です。
2番人気は、勝率こそ見劣るものの、オッズ2倍台の連対率は、52.4 パーセント、複勝率で 76.2 パーセント。3倍台
でも連対率 44.5 パーセント、複勝率 65.9 パーセントと「相手」候補としては、信頼できるゾーンです。
「GI」
*1番人気
オッズ
1.0~1.4
着別成績
10- 1- 0- 1
勝率
83.3
連対率 複勝率
91.7
91.7
これは別格扱い。
過去5年のデータから拾っていますが、10 勝のうち7勝はディープインパクトですから。
GI レースで、1番人気がオッズ 1.5~1.9 倍なら「大本命」と考えがちですが、現実は意外なことに、これほど頼りない
馬はいません。
勝率は、たったの 13.3 パーセント。連対すら危なくて、複勝率で辛うじて 66.7 パーセントです。
2番人気とのオッズ差があると、どうしても「この馬で仕方ないかなぁ。」と思いがちですが、これが現実です。
単勝や三連単を馬券の中心にされている方は、「消し」でいいと思います。
ではオッズが2倍以上だと、もっと頼りないのかというと、
やはり頼りないです・・・。
が、2.0~2.4 倍の場合は、勝率は極めて低いですが、3着以内なら 73.1 パーセント。
2.5~2.9 倍の場合は、勝率は 42.9 パーセントと平均値よりはよいのですが、これも「オールオアナッシング」型。
案外安定度の高いのが、1番人気が 3.0~3.9 倍の時。
勝率 33.3 パーセント、連対率 52.4 パーセント、複勝率 71.4 パーセントと信頼できる数値です。
一方2番人気はどうかというと、
*2番人気
オッズ
着別成績
勝率
連対率 複勝率
2.0~2.9
3- 1- 0- 3
42.9
57.1
57.1
3.0~3.9
9- 2- 2- 13
34.6
42.3
50.0
勝率、連対率なら、1.5~2.4 倍の1番人気よりも寧ろ良い位です。
買えるのは、この範囲のみで、4倍以上なら「その他大勢」扱いでもよい程の低い率です。
ざーっと早足で見てきましたが、オッズが1倍台だからといって、その1番人気馬が信頼できるかというと、必ずしもそう
ではないことがお分かり頂けたと思います。
次回は、「同じ回収率なら買い易い馬券はどっち?」についてお話したいと思います。
ソフトバンクの「ホワイト家族24」のCM、面白くないですか?
上戸彩と樋口可南子が母娘役で、お父さん役が犬・・・。
-第15号-
最近の映画は、つい先日劇場公開されたと思ったら、1年経つか経たないかのうちにテレビ放映されたり、DVD化
されたりします。
なので、公開前に興味が無ければ、大抵は後からテレビで観てますが、何となく観たいなぁ、と思った映画は、
ヤフオクで試写会の葉書を出品されている方が多いので、それを落札して観に行ってます。
以前「私と一緒に観て下さい。」と書いて出品している方がいて、三谷幸喜の監督作品だし、きっと女性かも・・・、と
思って落札したら、男性の方だったので、お金は払いましたが、都合が付かなくなったと嘘をつき、丁重にお断りした
ことがありました。
稀に「キモい」のが居ますが、映画の好きな方には、早く安く観れるので、ヤフオクで試写会の葉書を落札するのは
おすすめですよ。
さて、今回は「同じ回収率なら買い易い馬券はどっち?」についてお話します。
よく三連複 10 点を 100 円ずつ買って万馬券を獲るのと、1点 1,000 円で 10 倍のオッズの馬券を獲るのとでは
回収率は同じ、
などと書かれているのを見掛けます。
なるほどその通りなのですが、これは裏側の本質を理解出来ていない表現の仕方だと思います。
まず、万馬券を狙って 10 点買いするのと、10 倍のオッズを1点で仕留めるという、そもそも狙いどころの異なる買い方
を比較すること自体がナンセンスです。
ただ、買い方そのものについて考えれば、
前者の買い方は、何が来るか分からないから、取敢えず3着までに入れそうな馬を寄せ集め、オッズと見比べて
組合せた結果が 10 点。
早い話、自信がないから「数撃ちゃ当たる」の理屈で買っている馬券です。
万馬券を狙うか否かは別として、殆どの方はこの買い方ではないかと思います。
と、偉そうに書いていますが、実は自分もこの買い方です。
一方後者は、余程自信があるか、開き直っているのか、切符のいい買い方です。
で、どちらが買い易い馬券かとなると、多点買いの方だと思うんですね。
買い易いというよりは、常盤貴子のロト6じゃないけど、「当たる気がする」。
回収率が同じという条件なら、間口を広くとって構えた方が、絶対的に有利です。
ですが、現実問題として、財布と相談して馬券を買わねばなりませんから、ある程度制約された上でのことに
なります。
そう考えると、買い方のスタンスの問題ではなく、馬券に注ぎ込めるお金を持っているかいないかの違いと考えた方が、
的を得ているかも知れません。
一般的に 1,000 円程度で単勝や複勝が 1.2 倍の馬券を買う人はいないと思います。
理由は儲かる金額が少ないから。
なので、1,000 円を馬連や三連複で 3,000 円位に出来ないかなぁとあれこれ考えます。
ところが、複勝 1.2 倍の馬にポンと1万円賭ければ、1番人気馬なら複勝率は高いので、的中すれば 2,000 円
なんてすぐに作れます。
この場合、賭ける金額はともかく、「買い易い=当たる気がする」馬券は、断然複勝になります。
複勝は賭ける金額が少ないと儲からない、と思われがちですが、意外とそうとも言い切れないのです。
例えば、複勝 1.2 倍の馬券と馬連 6.5 倍の馬券では、どちらが儲かる馬券かといえば、当然配当の高い馬連の
馬券です。
ところが、この2種類の馬券を 1,000 円ずつ 100 レース買い続けたとすると、
面白いことに回収する額に逆転現象が生じます。
馬連 6.5 倍だと、
6.5 倍×11.5 パーセント×1,000 円=74,750 円
複勝 1.2 倍だと、
1.2 倍×66.6 パーセント×1,000 円=79,920 円
この 11.5 パーセントとか 66.6 パーセントというのは、そのオッズに対する理論上の的中率になります。
計算方法は、(100-控除率)÷オッズで簡単に出ます。
100 レース経た段階では、回収する額はたった 1.2 倍の複勝を買い続けた方が上回ります。
尤も上の金額から馬券を勝った金額を引くと、両者共に赤字にはなってしまいますが・・・。
そこで、馬券を外した時に何らかのリカバリーをしてやれば、利益を残せるんじゃないか、ということで色々な資金配分
の方法を考えたりします。
次回はこのことに触れてみたいと思います。
メイショウサムソンは、凱旋門賞を武豊とのコンビで挑むことが先日発表されました。
これまでの主戦の石橋騎手には、気の毒な部分もありますが、オーナーの立場からすれば、当然の選択だと
思います。
一般企業にありがちな「気付いた時には蚊帳の外」みたいな人事ではなく、オーナー自身が両騎手同席のもとで
方針を伝えたのは、石橋騎手にとって良かったのでは、と思います。
-第16号-
「華麗なる一族」のダイイチルビーが4月に蹄葉炎で死亡していたそうです。
現役当時のことを知っている方は少ないかも知れませんが、当初は武豊騎手が主戦を務めていたものの、成績が
パッとせず、途中から兄弟子の河内現調教師に乗り替りました。
そこからあれよあれよという間に重賞を4勝し、安田記念とスプリンターズステークスのタイトルを取った名牝です。
残念ながら、これまでの繁殖成績は芳しくありませんが、父クロフネの最後の産駒に期待したいところです。
さて、本題です。
今回は「均等配分買いの落とし穴」についてお話します。
いきなり質問ですが、
オッズが 4.2 倍と 6.4 倍の馬連の馬券を 1,000 円で買うとしたら、どんな配分の仕方をされますか?
こんな時、買い目のオッズを見て、どちらが的中しても、儲けが均等の額になるように配分して馬券を買う方もいると
思います。
4.2 倍の方に 600 円、6.4 倍の方に 400 円みたいな買い方です。
そうすることで、4.2 倍の方が的中すれば 2,520 円の配当を、6.4 倍の方が的中すれば 2,560 円の配当を得ることが
できます。
これは、「的中すれば」の話ですが、常に安定した利益が得られるように錯覚しがちです。
どれが来ても 1,500 円儲かるぞと。
ところが、この考え方は、当たるか外れるかの単純な「博打」と同じ考え方になります。
意味分かります?
この場合、4.2 倍の馬券も 6.4 倍の馬券も回収金額がほぼ同じになりますから、賭け金と的中した時の回収金額の
比率は同じになりますよね。
要するに、約 2.5 倍のオッズの馬券を1点買いしているのと同じな訳です。
これは馬券の買い方や配分の仕方が異なるものの、考え方の根底は、あの「マーチンゲール法」と同じです。
一応ご存知ない方の為に、
マーチンゲール法とは、所謂「倍々法」のことで、賭け方は単純です。
1レース目が外れたら、次のレースに最初に賭けた倍の金額を賭けていくというものです。
2倍以上の配当なら儲かりますが、外れ続けると資金が続かなくなってしまいます。
余談ですが、マーチンゲール法の由来は、幾つか諸説があって、どれが本当なのかよく分かりません。
はっきり言えるのは、競馬の為に考案された賭け方ではないということです。
で、
もし、6.4 倍のオッズの方に何となく自信があって、本心は1点でもいいかなと思っている反面、一応 4.2 倍も押さえて
おいた方がいいかも・・・、
と2点買って、結果、自信のあった 6.4 倍の方が的中したら、
ちょっとつまらないですよね。
自信のある馬券と一応押さえた馬券が同じ比率ですよ。
個人的には、自信のある予想通りの結果になった時は大儲け(尤も元手が少ないので大儲けとまでは無理です
が・・・。)、自信は無いけど、的中したら、ちょこっと儲かってラッキー、みたいなのがいいと思っています。
先の例でいけば、6.4 倍の方に 700 円、4.2 倍の方に 300 円という感じです。
もし、自信が無かったとしても、オッズの高いものに多く賭けるのが正解だと思います。
胴元の立場から考えると簡単に分かります。
負ける回数が同じとすれば、ちょこちょこ勝つ客とたまに大勝ちする幅のある客と、どちらがウザいかといえば、幅のある
客の方になります。
何故なら、大勝ちした時点で止めて帰られると、そのお金は戻ってきませんから。
どの段階でお客が精算するのかが、胴元にとっては大きな問題になります。
昔の時代劇なんかでありますよね。
大勝ちして賭場を出ようとする客に「おぅ、おぅ、おぅ!」とヤクザが刀を抜いて絡むシーン。
とっとと帰って貰ったら困る訳です。
さて、競馬の胴元のJRAは一定の控除額を差し引いた残りを的中者に分配しています。
実は胴元は、控除額さえ貰えば、あとは 100 万馬券が出ようが本命馬券になろうが知ったこっちゃない・・・、では
済まされません。
確かに控除率は 20 パーセントなり 25 パーセントなりと一定したものではありますが、問題はその額です。
一定水準以上の控除額をキープし続けないと、成り行き任せだと破綻してしまいます。
そこで、流石に農林水産省が勝ち逃げする人間に向かって、刀を振りかざして続行させる訳にいきませんから、
残った人間に如何にして次のレースの馬券をたくさん買わせ、控除額の上積みをするかが重要になってきます。
極端な例を言えば、1レースから立て続けに 10 万馬券ばかりだとすれば、勝った人は勿論のこと、殆どの人は予想
が当たらず、面白くないので馬券を買うのを止めると思います。
そうなってしまっては胴元にとって元も子もありません。
この馬がどうとか、オッズがどうとかという以前にこうしたことに的中のヒントが隠されているのかも知れません。
ま、素人が簡単に究明はできないでしょうけど・・・。
いずれにせよ、均等な配当を得られるように資金配分されている方は、ほんの少しでもその比率を変えてみては
如何でしょう。
次回は「金の成る木の投資法」についてお話したいと思います。
内閣支持率が 20 パーセント台にまで落ち込んでいます。
はっきり言って無いのと同じです。
昔、「自民党をぶっ壊す。」なんて小泉さんが言っていましたが、日本をぶっ壊してますな・・・。
-第17号-
7日の阪神競馬の障害未勝利戦にNHKマイルCを勝ったウインクリューガーが出走していたそうです。
「え、まだいたの?」という感じですが、結果は圧勝。
ダートと芝の両方のGIレースを制覇したのは、ご存知クロフネですが、平地と障害のGIレースを制覇した馬は過去に
いるんですかね?
どうせならここを目指して頑張って欲しいです。
障害レースというのは、自分も含めて、平地で通用しなかった馬の溜まり場みたいな感覚を持っている方も多いと
思いますが、ウインクリューガーが障害GIレースに勝つようなことになれば、話題を呼んで、世間の障害レースの見方
が変わるかも知れませんね。
さて、今回は「金の成る木の投資法」についてお話します。
これは、10 レース以内に3倍以上のオッズの馬券を的中させることが出来れば、確実に利益を生む方法で、ココモ
投資法といいます。
有名な方法なので、ご存知の方も多いかも知れません。
賭け方は至って簡単です。
毎回レースに賭ける金額が予め決められており、それに則って実行するだけです。
で、どのように賭けるかというと、
1-1-2-3-5-8-13-21-34-55の割合になります。
例えば最初のレースに 500 円を賭けて外れたなら、次のレースも 500 円を賭けます。
それも外れたら、その次は 1,000 円。
この 1,000 円の馬券も外れたら、これまでの損失金額は 2,000 円です。
そこで次のレースには最初に賭けた3倍の額の 1,500 円を賭けます。
この時点で3倍のオッズの馬券が的中すれば、配当は 4,500 円、これまでに使ったお金は 3,500 円なので、利益が
出ます。
回収率は 128.6 パーセントですから、一応及第点です。
そして、的中した段階で、また最初に戻り、500 円からスタートさせます。
同じ条件でマーチンゲール法を使った場合は、最初は 500 円、次は 1,000 円、その次は 2,000 円、そして4レース目
には 4,000 円を賭けねばなりません。
マーチンゲール法は2倍以上のオッズで有効ですが、同様に3倍のオッズが的中したとして、配当は 12,000 円、
これまでに使ったお金は 7,500 円ですから、回収率は 160 パーセントです。
一見マーチンゲール法の方が良さげに見えますが、倍賭けしているので、外れを重ねるごとに資金を必要とし、心理
的プレッシャーも相当圧し掛かってきます。
それと比較すれば、ココモ投資法は賭け金が少なくて済む、という利点はありますが、それでも9レース連続で不的中
なんてことになると、仮に 100 円でスタートしても、8,800 円の損失金額となり、10 レース目で 5,500 円必要になって
きます。
普通の方なら少ない金額じゃないと思います。
幸い 10 レース目で的中して、3倍の配当を得られたとしても、回収率は 115.4 パーセントと落ち込んでしまいます。
実はこのココモ投資法は、回を追う毎に回収率は低くなっていきます。
最も美味しい部分は3レース目までに的中させること。
これなら回収率を 150 パーセントで維持できます。
どうですか?
使えますか、この方法。
「枠連の5点買い位だったら3レース以内に的中できるかも・・・。」
もし、そうだとすれば、100 円ずつ5点買って2レース続けて外しても、3レース目は 1,000 円(200 円×5点買い)で
済みますし、それまでの損失金額も 1,000 円です。
これなら何とか出来そうです。
しかし、回収率を 150 パーセントに置くなら、最低 7.5 倍以上のオッズのものを選択しなければなりませんね。
回収率を 130 パーセントとやや低めに置いても 6.5 倍です。
但し、これは最初のレースだけです。
外れれば、次のレースでは 10 倍のオッズのものを的中させて、ようやく「チャラ」です。
要するに多点数の買い目に対応していない訳です。
こうして少し調べると、「金の成る木の投資法」と言われていることが、如何にいい加減なものかがお分かり頂けると
思います。
そもそもこうした一連の増額投資法は、ルーレットに適用させる為に考えられたものを競馬に適用させているものなの
で、どうしても無理が出てきますね。
それと、増額投資法というのは、負けてからスタートする為、的中率の低いもので使ったりすると「負のスパイラル」に
陥ってしまう危険性が多分にあります。
さて、
ここでちょっとお知らせです。
実は今、競馬商材の構想を練っています。
というか、構想は出来上がっています。
で、近いうちにモニターになって下さる方を5名~10 名程募集したいと思っています。
勿論無料です。
これは「まぐまぐ!」だけで告知する予定です。
なので、
「ボーナスも出たことだし、競馬商材を買ってみようかな。」
と思っている方は、出来ればちょっと待ってて欲しいです。
その数万円のお金は、馬券代に、いや、他の買い物に充てた方がいいです。
少し前からサントリー「金麦」のCMに出ている女優さんが気になって仕方なかったのですが、やっと分かりました。
壇れいという元宝塚歌劇団の女優さんらしいです。
観てなかったので知らなかったのですが、キムタクの「武士の一分」に出演して、ブルーリボン新人賞を獲得されている
そうです。
可愛いですね、あの人・・・。
-第18号-
先日何気にメルぞうのトップページを見ていたら、「××××」が、
なんと新着ランキングの1位!
ちょっと驚きました。
正直言って、ダウンロードされた数だけ見れば、前作の方が遥かに多かったからです。
それでも1位というのは、素直に嬉しいです。
このメルマガの新着ランキングも2位でしたし、今まで何をやっても2位とか3位というナイスネイチャみたいな人生
でしたから。
どうも有難うございました。
さて、今回は、いつもとは趣向を変えて、幾つかのレポートをご紹介したいと思います。
「自分の年金加入記録を調べる方法」
社会保険庁のずさんさは、ニュースを見るたびに怒りがこみ上げてきます。
詳しくは書きませんが、実は個人的にもえらいことになっています。
レポート自体は、ちょっと調べれば、すぐに分かるような内容を、僅か5ページに淡々と書かれています。
正直言って、ダウンロードするほどのものではありません。
ですが、将来に関わることなので、穴馬のチェックより、まず、年金のチェックを!
「暦から習うお金に困らない方法」
とても新鮮に感じ、「ほー、なるほど。」と思える面白い内容です。
このレポートに書かれている暦が週末とかち合ったら、大勝ちできるかも…なんて不純なことを考えてしまいます。
とても興味深いレポートです。
「タバコを我慢せずに吸いながら自然とやめられる究極の禁煙法」
街中で喫煙できる場所が徐々に減って、ヘビースモーカーの自分は、ちょっと辛い時があります。
一応ポケット灰皿を持っていますが、どうしても人目が気になります。
「あんた、そこまでして吸いたいか?」と思われているようで。
このレポートは、敢えて「逆転の発想」で捉え、無謀な方法を紹介していますが、至って真面目に書かれているので、
妙に説得力があります。
でも、内容は面白いですが、真に受けない方がいいと思います。
「JRA-VAN Data Lab.対応競馬ソフトの始め方」
非常に良い内容だと思います。
利用するまでの手順が詳しく書かれています。
競馬商材の販売者さんの殆どは、これを使っていると言い切っても過言ではない筈です。
適切に数字を理解出来る方なら、これを利用してデータを吸い上げれば、何万円も出して競馬商材を買う必要
なんてありません。
しかし、月々の利用料金も発生しますし、作業時間も結構掛かるので、空いた時間にちょこちょこと・・・、
という訳にはいきませんが。
それ程膨大なデータを色々抽出できます。
逆に、こうした作業が面倒だとお感じの方は、手前味噌ですが、このメルマガを読み続ける方が遥かに楽です。
ただ、これを利用することで、精度は「?」ですが、予想ソフトも使えるようになります。
シェアウェアが殆どですが、フリーソフトも幾つかあるようです。
最近物忘れが多くなった方へ・・・。
カレーを食べるといいかも知れません。
カレーに含まる「ターメリック」という成分が、脳の働きを阻害し、アルツハイマー病を特徴付けるタンパク質を吸収する
免疫細胞を活性化する可能性があるとアメリカで発表されたそうです。
色んなことを研究されている方がいるのですね。
-第19号-
宝塚記念を制したアドマヤムーンにトレード話が持ち上がっているそうです。移籍金はなんと 40 億円。
これは、今年阪神からヤンキースにポスティングで移籍した井川投手を遥かに上回った金額です。
いやはや、俺の稼ぎって馬以下・・・。
そう考えると、ちょっと情けない気もしますが、野球やサッカーを始めとするプロスポーツでは、有能な人材が海外で
活躍しているご時世。
ついに競争馬も、という感じですね。
馬には頑張って欲しいと思うけど、オーナーさんはちょっと・・・・、ね。
さて、今日はモニター募集のお話の続きです。
実は、今回モニターをお願いする部分は、商材全体のほんの 30 パーセント程度の内容でしかありません。
内容的には 30 パーセントであっても、的中するか否かの肝心要の部分なので、ある意味 100 パーセントに近い内容
でもあります。
的中しないことには、残りの 70 パーセントの内容が生きてきませんので、まずは的中精度を実際に確かめて頂きたい
のです。
この半年間、こっそり試していましたが、正直なところ、月ごとの的中率に少しバラつきがあります。
90 パーセント近い月もあれば、50 パーセントしかない月もあります。
そもそも的中率や回収率というのは、過去から直近に至るまでの結果の数字でしかありません。
将来を保証する数字ではない訳です。確率とも少し異なります。
多くの方は、ここで誤解を招きます。
過去からこれまでの、判で付いたようなデータを以ってしても、的中率は、上記のようなバラつきが発生するのです。
なので、参考にするデータを見誤る、つまり、結果だけを追いかけたデータをベースにすると、馬券を買えども買えども
当たらないというとんでもない結果になります。
一方、この内容はというと、モニターになって下さった方が見ると、拍子抜けする位、のほほんとしたものです。
格好良く表現すれば、偶然を狙った必然、とでも申しますか・・・。
作業的には、予想をされた内容とレース結果を照合し、こちらにメールでお知らせ頂くだけです。実際に馬券を
買って頂く必要はありません。
当初、5名から 10 名程度の募集、とお伝えしましたが、ある程度フォロー可能なキャパシティまでは受付けしたいと
思います。
その代わり、お願いしたいことが1点。
実は、申込みフォームにアンケートを加えています。これに回答頂きたいのです。
決して個人情報に関わることではありませんので、安心して下さい。
回答は1分あれば大丈夫です。
明朝6時配信の増刊号で申込みフォームの URL をお知らせします。
募集はお昼の 12 時で締め切ります。
もし、あなたが、競馬新聞などであれこれ情報を入手し、予想をしても 50 パーセント以下の的中率しかないので
あれば、ぜひ試してみて下さい。
蛯名、田中勝、後藤騎手が、新潟中越沖地震に被災された人たちに、賞金の一部を義援金として届けることを
計画しているそうです。
素晴らしいニュースだと思います。
しかし、一方で、週末の新潟競馬は予定通り開催されるとのこと。
今なおライフラインが絶たれた状況の中で苦しんでいる人々がいる、そのほんの少し離れた場所で、勝った負けたと
お金が飛び交う現実。
一体主催者は何を考えているのか。
あんたらもお上の端くれなら、少しは考えたらどうだ。
とても腹立たしいので、個人的には今週馬券を買うのを止めようと思ってます。
-第21号-
本日無料モニターの申込みをされた方、本当に有難うございます。
当初は、時間の制約を設けているし、煩わしいアンケートなんかも作ってしまったので、せいぜい応募者は 15 名程度
だろうと推測をしていたのですが・・・、
そんな数を遥かに上回る人数の方にお申込み頂きました。
まさかこれ程多数の応募者になるとは思ってなかったので、前々回のメルマガで、
万が一・・・、ですが、多くの方が申し込まれた場合、モニターをお断りする場合もございますので、その際はご容赦
願います。
と書きましたが、朝早くから時間を割いて、お願いを聞いて頂いたのですから、これに応えない訳にはいきません。
なので、今回、応募された全員の方にモニターをお願いしたいと思います。
ただ、その伝達方法などは、少し考えさせて下さい。
考えがまとまり次第、お知らせ致します。
それから、今回のアンケート結果は、同意を頂いた方のものだけを集計し、木曜日のメルマガでお伝えしたいと
思います。
ご協力下さった皆さんに感謝!
-第22号-
武豊騎手が、先週JRA通算 2944 勝の新記録を達成しましたね。
岡部さんが、56 歳まで現役を続けて成し遂げた記録を、38 歳の若さで塗り替えてしまったのですから大したもの
です。
「いい馬、いい人に巡り会えた。決して1人では来られなかった。馬と人に感謝です。」とコメントを残していますが、
そうした環境を作り出そうと思えば、まず自分が先に信用を築かなければなりません。
信用を築くには、人格も大切ですが、まずは、勝たなければなりません。
その為の努力を人の何倍も積み重ねてきたのだと思います。
現役で彼に続くのは、横山典弘騎手や柴田善臣騎手、蛯名正義騎手などがいます。
彼らの勝利数も実に立派なものですが、武豊騎手との差は、気が遠くなる程の開きがあります。
この三騎手が岡部さん位の年齢までコンスタントに活躍を続け、且つ武豊騎手が早々に引退する、この条件以外
に記録を塗り替える手段は無いんじゃないか・・・、そう思えてきます。
さて、今回は、先日モニター募集の際に回答して頂いたアンケート結果をお届けしたいと思います。
なお、この結果は、公表を同意して下さった方のみの回答を反映させています。
「あなたの馬券のスタンスは右のうちどれですか?」
レースによって狙い方を変えている・・・回答数 23
中穴以上の馬券・・・回答数 20
万馬券・・・回答数8
本命馬券・・・回答数6
「月に何回位馬券を購入されていますか?」
毎週土日は欠かさず・・・回答数 36
毎週土日のいずれか・・・回答数 17
月に2~3日・・・回答数3
月に1日あるかないか・・・回答数1
休日は、奥さんや子供にせがまれてお出かけ、或いは、彼女とゆっくり過ごす・・・、なんてことがあると思うので、個人
的には「月に2~3日」が多いかなと推測していましたが、「毎週土日は欠かさず」の方が遥かに多かったのは、少し
驚きました。
「どんな方法で馬券を購入されていますか?」
これはもう圧倒的にパソコンを使って購入されている方が多かったです。
情報面においても利便性においても、インフラが整っていて、居ながらにして全て完結できるので、本当に便利になり
ましたね。
自分の場合も、予定のない時は、レースによって狙い方を変えて、土日の両方共パソコンを使って馬券を買っていま
すが、すぐに判断できないレースは躊躇せず、パスしています。
最近「JRA-VAN NEXT」を試しに使ってみたら、案外使い易いブラウザだったので、今は専らこれを利用してい
ます。
で、殆どパソコンの前に張り付いているので、レースとレースの合間にネットサーフィンしたり読書したりしています。
「予想の際、決め手にされているのは右のうちどれですか?」
(複数回答可)
オッズ・・・回答数 44
競馬新聞を含む他人の予想・・・回答数 28
新聞の馬柱欄・・・回答数 13
新聞の印・・・回答数7
当日の馬の状態・・・回答数6
新聞の調教欄・・・回答数5
やはり殆どの方は、オッズを参考にしているようです。
次に多いのは、「競馬新聞を含む他人の予想」。
馬を取捨する上において、他人の意見を参考にしたいと考えている方が多いようです。
その割には、「新聞の印」をアテにしている方が少ないのは、面白いですね。
馬券を買う寸前まで色々考え込んで、なかなか自分の買い目をまとめられない方に、良い方法があります。
まず、競馬新聞などの情報源を一切排除します。
「買わない」という意味ではなく、当日のオッズを確認するまでは見ないようにするのです。
早い時間のオッズを見れば、異常に投票が集中している馬や、その時点で既に人気になっている馬が分かります。
また、レースによっては馬券種ごとにオッズを丹念にチェックすると、1頭や2頭は「あれ?」と目が止まる馬が見つかる
と思います。
特に早い時間のオッズは「ガセ」も多いので、そういった馬だけを新聞などで確認し、取捨を決めれば、多分これまで
の半分以下の時間で予想ができるようになると思います。
パドックでの馬の状態や馬体重の増減が影響するものか否かは、自分で判断できなくても、必ずレース直前のオッズ
に反映されますから、それを利用すればOKです。
他人が考えた買い目を自分であれこれ考えるよりは、オッズを主体に人様の力を借りて、気になる部分だけを自分
でチェックする方が、かんたんに早く予想できます。
「1日の馬券購入の資金はお幾ら位ですか?」
1万円以下・・・回答数 31
2万円以下・・・回答数 15
3万円以下・・・回答数4
5万円以下・・・回答数5
5万円以上・・・回答数2
やはり予想通り、1万円以下の方が最も多いですね。
殆どの方は色々遣り繰りして馬券代を捻出している、といったところでしょうか。
中には5万円以上を1日の資金にされている方もいるようです。
土日共にそうならば、1週間に 10 万円。月に4週開催されれば 40 万円です。
これはちょっと凄いです。
ただ、幾ら何でも負けっ放し、ということはないでしょうから、全般的には上記の金額よりは幾分か少ないのでは、
と思います。
一般的な考えだと、小額で馬券を買っている方ほど「穴狙い」の傾向にあるのではないでしょうか。
読者の皆さんの質問の回答はどうでしたか?
次回は、アンケートに回答下さった方が、巷に溢れる競馬の情報商材をどのように見ているかをお伝えします。
これは皆さんも結構気になる部分だと思います。
ついにハリー・ポッターシリーズの完結編が発売されました。
日本語訳の出版は、後になるとのことで、国内ではそれ程の話題でもないように感じますが、イギリスやアメリカでは
大騒ぎみたいですね。
作者である J・K・ローリングが、以前、最低でも2人の登場人物が死ぬ、なんてことを言っていたのが気になって、
ペーパーバックを手に取ってみましたが・・・、意味分かりません。
英語というのは、喋れる人は英語で表現が浮かぶそうです。
喋れない人は、まず日本語で浮かんだ表現を英語に変換する作業が伴います。聴き取る場合はその逆ですね。
なので、数テンポは遅れをとってしまいます。
経験上、東南アジア系の人の英語は、テンポがややスローなのと、多少でたらめな部分があるので、変換作業をして
いても、何とかついていけますが、相手がアメリカ人だともうさっぱり・・・。
ラミちゃんカチカチ!アイーンゲッツ!
どなたか堪能な方、マスターする早道教えて下さい。
-第23号-
毎年秋口になると、様々な資格試験が行われます。
なので、読者さんの中には、追い込み態勢に突入されている方もいるかも知れません。
資格は、キャリアアップに直結するもの、持っていないとその仕事に就けないもの、自身のスキルアップに役立つものが
殆どですが、
どうにも解せないものに「馬検」というのがあります。
何でも競馬力を試す認定試験のようです。
正確に言うと、これは資格ではありません。
なので、第三者に認定されたところで何の役にも立ちません。
この何の役にも立たない「馬検」の受験料が3級で 3,880 円、2級で 4,880 円・・・。
多分、主催企業が、何らかの囲い込みを目的としたものなのでしょうが、存在そのものが無意味に思えます。
そもそも「競馬力」ってどういう意味?
さて、今回も引き続き、アンケート結果をお届けしたいと思います。
なお、この結果は、前回同様、公表を同意して下さった方のみの回答を反映させています。
「競馬の情報商材をお買いになったことはありますか?」
情報販売サイトで購入したことがある・・・回答数 43
購入したことはない・・・回答数8
スポーツ新聞の広告を見て購入したことがある・・・回答数4
Yahoo!オークションで購入したことがある・・・回答数2
「その情報商材の販売価格はお幾らでしたか?」
5万円以下・・・回答数 25
3万円以下・・・回答数 11
2万円以下・・・回答数9
1万円以下・・・回答数3
5万円以上・・・回答数1
購入された半数以上の方は3万円~4万円台のお金を使われています。
これは、商材の販売価格が、その情報量の大小、内容の程度とは無関係にある程度「右に倣え」的に決められま
すので、特定のプライズゾーンに集中するのは頷けます。
「これ位の値段にしておけば、アフィリエイターの報酬や手数料、広告費を差し引いても、これだけ手元に残るな。」
という感じですね。
一方、低価格帯のものは、「あの商材はサンキュッパで売れているみたいだな。よし、こっちは1マーク下のニッキュッパ
でいこう。」的な発想で決められたものでしょう。
このあたりは市中商品の値付けの仕方と何ら変わりはないです。
「その情報商材の不満だった点は右のうちどれですか?」
(複数回答可)
内容が販売価格に見合わない・・・回答数 33
そもそも的中しない・・・回答数 26
セールスページの内容と実際の内容が異なる・・・回答数 23
買い目の点数が多過ぎて資金が続かない・・・回答数 22
不的中の時、資金を増額するので辛い・・・回答数 11
満足している・・・回答数2
数万円叩いて買った商材なのに、蓋を開けたら、もう不満のオンパレードです。
「的中しない」では目も当てられません。
でたらめな情報を考えられない高値で売りつけている現況は、本当に残念です。腹立たしくも感じます。
ただ、満足されている方も極少数ですが、現実にいます。非常にラッキーな方だと思います。
もし、差し支えなければ、その商材名とどんなところが良かったのか教えて下さい。
読者さんに紹介したいと思います。
このアンケートからだと、大多数の方は、数万円のお金を出して商材を買ったものの、結果的に騙された・・・、という
ことになりますね。
確かに最近のセールスページは、非常に精巧に作られている・・・、ように見えますが、見破るのはそう難しく
ありません。
客観的な立場で「アラ探し」をすればいいんです。
まずは、そのセールスページをじっくり1日1回、3日で3回は読み直してみて下さい。
1回目は、内容のことは一切考えず、誤字、おかしな言い回しが無いかを見ます。
殆どと言って良いほど、「確率」が「確立」になっています。
「投資」を謳っているものであれば、「投資」の意味が何たるかを辞典で調べてみて下さい。
猫も杓子も長いセールスレターを書いているので、冒頭と最後で微妙に言い回し、表現が変わっていることが
あります。
2回目は、数字をチェックしてみて下さい。
儲かった金額や的中率、回収率、そして何点買いしなければならないか、などの数字です。
馬券種なんてどうでもいいです。数字だけ。
それらを電卓で弾けば、出てくる数字が妥当かどうか分かります。
そして、ご自身の競馬に使えるお金と照らし合わせれば、あなたに合う商材か否かが判断できると思います。
3回目は、買い目の基準をどこに求めているかを想像しながら、ゆっくり読んでみて下さい。
過去のデータなのか、サインなのか、或いは出目なのか・・・、などです。
3回も同じページを読めば、誰でもその良し悪しが判断できます。
騙されたと思ってやってみて下さい。
それから、商材のレビューサイトなんかもありますが、わざわざ見る必要はないと思います。
自分自身の目で確かめるのが、最善の方法です。
今回のアンケート結果は、これから商材を出そうとする自分にとって、参考になることがたくさんありました。
ご協力下さった方、有難うございました。
-第24号-
「姫の虎退治」
先日の参院選に当選した姫井由美子さんの「掴み」ですが、これ、抜群に優れたキャッチコピーですね。
誰が考え付いたのか分かりませんが、公約を見なくても、これだけで明確に伝わってきます。
キャッチコピー同様、ぜひ国民に分かり易い政治をして貰いたいものです。
さて、
読者さんで三連単の馬券を買っている方、います?
単純に三連複の1点は、三連単の6点に相当します。
ということは、三連単の配当は、三連複の6倍以上なければ、期待値以下で割に合いません。
三連単の馬券は、順列で的中させねばなりませんし、必然的に買い目も増えますから、今まで興味が無かったので
すが、先週末の結果を何気に見てみると・・・、
以前、このメルマガで、
「三連複馬券の 70 パーセント以上は、単勝1番人気から9番人気までの3頭の組合せである。」
とお話したことがありますが、その観点で見ると、
函館、新潟、小倉で開催された、三連単馬券の発売された全 24 レース中、
単勝 10 番人気以降の馬が馬券に絡んでいるのが 11 レース。
単勝1番人気から9番人気までの3頭の組合せで、三連単の配当が、三連複の6倍に満たない、或いはほぼ同等
のレースが 10 レース。
期待値以上の配当を手に出来た、つまり、三連単の馬券を買う意義のあったレースは、僅かに3レースです。
要するに、結果論とはいえ、11 レースは不的中、10 レースは割に合わない、ということが言えます。
「割りに合わない」のは、たまたまそういう結果になったから。
もし、瞬間的にこう考えた方は、三連複の組合せを三連単に変換して馬券を買っていませんか?
だとしたら、ハイリスクローリターンな買い方をしていることになります。
「割りに合わない」結果になるのは、得てして上位人気の馬が1着になっていることが多い筈です。
これが本線として狙った馬券なら問題は無いのですが、「裏で決まったら嫌だから、一応抑えで・・・。」という買い方、
つまり、「マルチ」で買ったなら、三連単1点の購入額の6倍のお金で、最初から三連複を素直に買った方がいいと
思うんですね。
ですから、「どう考えても勝つのはこの馬」という確信が無い限り、三連単で狙わない方がいいです。
別の捉え方をするならば、三連単のマルチ6点買い=三連複1点買いは、同義の予想をしていることになります。
つまり、同じような予想のイメージを描いている、ということです。
別の例を挙げると、あるレースで1着をA、2着をBと予想したなら、単勝A、複勝B、馬単A→Bは同義の予想
です。
逆に馬連A-Bは、予想の根底が「AとBの両方が、1着か2着のいずれかに絡む。」ですから、同義の予想とは
言えません。
この「同義の予想」という考え方は、オッズを見る上でも様々なヒントを与えてくれます。
オッズを「もし、的中したら幾らになるんだろ?」という確認だけで終わらせるのは勿体無いです。
ぜひ、この週末は、少し時間を多めに割いて、じっくりオッズを眺めてみて下さい。
最初のうちは、中々ピンとこないと思います。
だったら、「分からない時は全部買う。」
これも予想力を身に付ける一つの方法です。
ある意味、競馬力というか、予想力というのは、「馬券を外す」ことを極力少なくするように買う能力、言い換えれば、
確信を持てなくても、具体的な馬券にでき、程々に回収することではないかと思います。
朝青龍に厳しい処分が下されましたね。
ついに、というか、やっと、というか・・・。
個人的には、日本相撲協会の対応は、領収書問題で世間を騒がせた大臣に対する与党の対応と重ね合わせて
しまいます。
-第25号-
これまで木曜日に定期発行をしていましたが、今回から月曜日の発行に変更することにしました。
理由は、単に「まぐまぐ!」で上位表示される期間が長くなるから。
殆どの競馬のメルマガは、買い目を提供しているものが多いので、発行日は大抵土日。
となると、木曜日に発行していたこのメルマガは、金曜日は上位表示されますが、土曜日以降は一気に順位が落ち
て、人の目に触れなくなってしまうのです。
発行を月曜日に変更すると、火曜日から金曜日は「安泰」ですので。
さて、
来年から一部のレースで、馬券売上の5パーセントを上限に、的中者に上乗せして払い戻す、という分かった様な
分からない様な制度が始まるそうです。
そう言えば、一頃、政府が競馬法、競馬会法改正案で控除率を引き下げるとか何とか言ってましたけど、閣議で
正式決定されていたのですね。
売上げ低迷の打開策の一つとして検討されたのでしょうが、個人的には、「何か意味あるの?」位の印象しか
受けません。
そもそも的中しない人にとっては、何パーセント還元されようが、根本的に無縁な話です。
控除率というのは、色々複雑に絡み合っていますが、一般的には、売上げの 10 パーセントの国庫納付金、
15 パーセントのJRAのテラ銭を一括りにして考えられています。
赤字だらけの国家財政ですから、控除率が引き下がっても、国庫納付金の比率が変わるとも思えません。
ということは、JRAの利益が単純に落ちることになります。
ディープインパクトが感動的なラストランを飾った昨年暮れの有馬記念、あの時の売上げが 440 億円。
一方、牝馬ウォッカが参戦し、見事に牡馬を一蹴した今年の日本ダービーの時の売上げが 330 億円です。
少しでも補填する為に、目黒記念が最終レースになったのも頷けます。
的中さえすれば、上乗せされて戻ってくるのですから、悪い話ではないですが、的中者一人あたりに換算すると、
多分大した金額ではないですね。
要するに、上乗せされて戻ったところで、有難みを感じないお金です。
「余分に戻ってくるなら貰っておこう。」位のものです。
お客を増やしたいという思惑を主体に考えたら、言葉は悪いですが、単なる「無駄金」です。
これでは意味がありません。
「既存客」に還元する位なら、そのお金で「新規客」を集めることを考えたらどうかと思うんですけどね。
億単位の予算があったら、相当大々的にアピールできる気がします。
家族揃って競馬場に足を運んで貰うには、どんなイベントがあればよいか、
簡単なクイズレベルの馬券を作って、配当を主婦向けに、スーパーで使えるお買い物券にしたらどうか、
お年寄りでも競馬を楽しんでもらうにはどうすればよいか、
素人考えでも 10 個程度のアイデアがすぐに浮かんでくると思います。
競馬がギャンブルであるという特性は変えられなくても、競馬場に行けば楽しいことがある、馬券を買えばワクワクする、
という「場作り」位は出来る筈です。
何を訴えたいのか意味不明な織田裕二のCMに金を使うより、もっと身近なところから変えないと。
緻密な計算をいとも簡単に処理してしまう「超」スーパーエリート集団が、なぜ、こんなことに気付かないんだろ?
神田昌典さんあたりがJRAのコンサルタントをやったら、相当面白いことになるんじゃないか、と考えてしまいます。
ウォッカが凱旋門賞への参戦を断念したそうです。
これはこれで仕方の無いことですが、今後は秋華賞を目指すとのこと。
ちょっとちょっと・・・、目標が小さくなってないか?
一度は世界最高峰のレースに挑もうとしたのなら、
「なーに、ジャパンカップを勝ってみせますよ。」
程度の大見栄張って欲しかったね、角居さん。
-第26号-
強行採決しておきながら、未だに「1円以上の全領収書の添付」とかやってますが、この場に及んでも、
「政治資金の性格からして領収証を取れないものもある。1円以上の全領収書の添付は現実的に可能か?」
なんてことを平然と言っている人がいます。
政治資金の「性格」って、どーゆー意味?
「私の政治活動は、胡散臭いです。」と自ら言ってるようなものじゃないかと。
さて、
前回のメルマガで、控除率を漠然と、売上げの 10 パーセントは国庫納付金、15 パーセントはJRAの取り分、みたい
な形で表現しましたが、厳密には的中票の割合でその率は異なります。
大抵の場合、本命馬券の方が、穴馬券の時よりも、払戻金の総額が多くなります。
その払戻金を算出する為に、以下のような算式があります。
第1号算式
(勝ち馬に投票された金額+負け馬に投票された金額÷勝ち馬の頭数)×(1-18%)=A
第2号算式
(A-勝ち馬に投票された金額)×10%=B
払戻金の総額は、A-Bで出ますから、それを的中票の総数で割れば、払戻金が算出出来ますね。
更に払戻金に1円単位の端数が発生した場合、スパッと切り捨てられます。
これも、一般的に考えて、的中票が多ければ多い程、単純に増えることになる筈です。
ということは、本命サイドで決着したレースでは控除率が低くなり、穴馬が突っ込んだレースでは控除率が高くなる、と
いうことが言えます。
ここで気になるのが、上記の算式の「A」とか「B」ってやつ。
「A」はJRAの取り分に見えますし、「B」は国庫納付金のように見えてきます。
だとすると、そのレースがド本命で決着しようが、超万馬券で決着しようが、JRAの取り分は変わらないものの、国庫
納付金は大きく違ってくることになります。
国庫納付金が、国家予算の中に組まれているものであるならば、年度ごとにその金額に大きなバラつきがあると、
具合が悪い筈です。
ということは、これを毎年ほぼ一定の金額にするには、JRAもレース結果を成り行き任せに出来ないことになります
ね。
こういう仮説で以って地道にレース結果を見ていくと、面白い発見をするかも知れません。
最近のプロ野球は審判のミスジャッジが目立つような気がします。
審判も人間である以上、ある意味仕方ない面もありますが、不利益を蒙るチームはたまったものじゃないです。
いや、岡田監督が退場になった先日の阪神-中日戦の話。
VTRを見る限り、誰に訊いてもセーフでしょ、あれ。
競馬のような「写真判定」が必要かも。
-第27号-
先日の馬インフルエンザ騒動による開催中止で、JRAはおよそ 447 億円もの売上げがチャンスロスになったそうです
が、凄い額ですね。
数日後には、オーストラリアでも馬インフルエンザの感染が判明した為、競馬は中止になりましたが、種付け時期が
間近に迫っているので、各地から種牡馬が集結しており、また、APECの警備に馬を使っていることもあって、日本
以上に神経を尖らせているかも知れません。
メルボルンカップに参戦表明しているデルタブルースやポップロックに悪影響が出ないことを願いたいです。
さて、今回は「簡単に軸馬を見つける方法」についてお話します。
オッズを注意深く見ていると、たまに単勝人気の順位よりも複勝人気の順位の方が低い、或いは、複勝では上位
人気なのに単勝はそうでもない、なんて馬を見掛けます。
このような「オッズの歪み」が生じている時は、併せて馬連とワイドのオッズも確認してみて下さい。
上から順に見比べてみると「何、これ?」と感じる部分が必ずあります。
もし、ワイドよりも馬連の方の人気順位が上位になっている、若しくは同じ順位である組合せを見つけたら、もう一度、
その馬番の単勝・複勝オッズを確認してみて下さい。
大抵の場合、「オッズの歪み」を演出している馬になっている筈で、このような馬は、割合馬券に絡むことが
多いです。
いきなり下位人気の馬まで見ようとすると大変なので、まずは、単勝1番人気から3番人気あたりを見るようにすれば、
それだけでも軸馬を決めるヒントになると思いますよ。
勿論、外れることもありますが、見慣れてくると、段々「カン」が働いてきて、必ずイメージが湧いてきます。
その「カン」を検証することによって、今度はそれがあなたの「引き出し」に変わります。
最初は付け焼き刃的な情報であっても、少し考えるだけで、ちょっとしたノウハウに変換することは、そう難しいことで
はないと思います。
土曜日にあるセミナーに参加しました。
有名な情報起業家の方をはじめ、何名かの方から「もたもたしてないで早く商材を作りなさい。」とお説教を
喰らいましたので、ちょっとピッチを上げていこうと思っています。
-第28号-
先日までの蒸し暑さも、ここ数日は幾分凌ぎ易くなったな、と思ったら、もう9月・・・。
年齢を重ねるにつれ、毎日が滅茶苦茶早いです。
ばんえい競馬でお馴染みの帯広競馬場で、昨日「ファン感謝お楽しみ抽選会」が実施されたそうです。
馬券三千円につき抽選券を1枚配り、15 インチの液晶テレビやホットプレート、ふとん乾燥機など、76 本用意された
賞品を当選者に進呈するという、「歳末大売出し」さながらの内容。
ばんえい競馬の1つのレースで、一人あたりの平均馬券購入額がどの位なのかは分かりませんが、多分この
「三千円」というのは、「いつもよりは多目に買ってね。」という額であることは容易に推測出来ます。
もし、ばんえい競馬がこの企画を「表のターゲット」は誰か、「裏のターゲット」は誰か、という視点で展開していたなら、
それは凄いことです。
ばんえい競馬に興味の無い人が、ばんえい競馬の馬券を買っている人に動機付けを与えるとどうなるか?
「ねえ、お父さん、今度の日曜日、三千円馬券を買ったら抽選券が貰えて、それでテレビとかホットプレートが当たる
らしいよ。」
って奥さんに言われたら、お父さんは「よーし、一丁やったるか。」となる訳です。
大手を振って三千円の馬券を買えますね。
尤も、そこまで考えての企画かどうかは分かりませんが、応用出来るビジネスヒントだと思います。
さて、今回は「意外に回収率の良い買い方とは」についてお話します。
以前も似たようなお話をしていますが、今回はちょっと「切り口」が違います。
のほほんと予想もせずに、何と 90 パーセント以上の確率で馬連を的中させる方法をご存知ですか?
至って簡単な方法です。
単勝1番人気から 10 番人気の馬をボックス買いするだけです。
これだけで 90 パーセント以上の確率で面白いように的中させることが出来ます。
買い目の点数は 45 点。
この確率の精度を然程落とさずに買い目の点数を減らすなら、単勝8番人気までの 28 点買い。
これで確率的には、概ね 85 パーセント弱といったところです。
さらに 28 点の買い目を半分程度に出来ないか?
それなら単勝6番人気までのボックス買いで 15 点買いになります。
確率的にも 70 パーセント前後ですから、そう悪くはありません。
このあたりが、普通に馬券を買っている方の許容出来る最大値ではなかろうかと思います。
のほほんと買いながら、さらに点数を少なく、それでいて確率的にもそこそこ・・・、となると、単勝1番人気から
4番人気の6点ボックス買いになります。
確率的には、45 パーセントから 50 パーセント前後といったところです。
これらの4通りの買い方を8月 25 日、26 日開催のレースに当て嵌めると、以下のようになります。
的中率
単1-10 ボックス
90.9
回収率
81.1
単1-8ボックス
83.6
68.6
単1-6ボックス
69.6
68.0
単1-4ボックス
47.8
81.2
買い目が多ければ多い程、高額万馬券が的中する確率が高くなるのは当然のことながら、一定水準の極力ブレの
少ない回収率を目指すなら、断然買い目の少ない「単1-4ボックス」に分があります。
これは、買い目の点数が少ない分、配当のレンジも必然的に狭くなるからです。
実際、この方法でオッズを確認しながら買い続ければ、回収率を 100 パーセント以上にすることは、そう難しいことで
はありません。
しかし、それでは回収額が物足りなくなってきます。
そこで「中間シフト」を組みます。
つまり、「単1-4ボックス」と「単1-8ボックス」あたりを合体させてしまいます。
上の的中率と回収率を比較すれば、取敢えず軸馬を単勝1番人気から4番人気にすれば良いことは、漠然と
分かると思います。
あとは、その他の馬をワイド馬券で繋げるだけです。
のほほんと買い続けても、的中率 60 パーセント、回収率 90 パーセントは叩きだせると思うので、少し注意深くオッズ
を観察すれば、馬連の「単1-4ボックス」よりも高い回収率と回収額が得られるようになると思います。
-第29号-
購読頂き、有難うございます。
今回から購読される方、はじめまして。
来年度から控除率の引き下げを実施するにあたり、1日に改正日本中央競馬会法が施行されました。
あるニュースサイトには、「損して得とれのサービス」なんて書かれていましたが、これはちょっと意味が違うような気が
します。
「損して得とれ」
大辞林には、「一時は損をしても、その損によって将来大きな利益を得る方がよい。」と明記されています。
一般的な商売の概念で考えれば、メーカーさんが商品を売り込む為に、無料サンプルや格安のお試しセットを頒布
して、実売に結び付けることがこれにあたります。
「フロントエンド」と「バックエンド」という言葉がありますが、この場合、無料サンプルやお試しセットが「フロントエンド」
商品、実際に売り込みたい商品が「バックエンド」商品になります。
これは供給する側からの見方。一方、それを受け入れる側から見ると、最初にサービスありきなんですね。
今回の控除率の引き下げというのは、まず、私たちが馬券を買うことが大前提になります。
当初は日本ダービーなどの馬券売上げを見込めるレースに限定されるようなので、これを「お試し」と考えられなくもな
いですが、「お試し」にしているのは、あくまでもJRAの都合。
主体が競馬ファン=お客になっておらず、JRAが勝手に実施して、勝手にテストしているに過ぎません。
また、レースごとにオッズがまちまちなのに、的中させた時、果たして控除率が引き下げられたことを実感出来るか
どうか・・・。
例えば、今年の日本ダービーに出走した 18 頭の馬たちが、揃って来年の宝塚記念に出走し、オッズも着順も日本
ダービーの時と一緒、という状況になったなら話は別ですが、こんなこと有り得ませんから、然程有難みを感じないと
思うのですが。
そういう意味で、これを「損して得とれのサービス」と言えるのかどうか、個人的には疑問を感じます。
ただ、一つ良いところは、「100 円元返しが解消される」こと。
これまでの「複勝 100 円」というのが、110 円になるのですから、考え方によっては凄いことです。
僅か数分後に1割の利息が付いて戻ってくるんですよ。
ちなみに昨年は、100 円元返しが単勝、複勝、ワイドで 243 回あったそうですから、これらの馬に1万円賭ければ、
暮れには 24 万円殖えていることになります。
単勝 1.4 倍以下の馬の複勝率は、阪神タイガースのJFK並みに強烈ですから、黙ってこれに賭け続ければいい訳
です。
ある意味、「最も安全確実な運用法」ですね。
ま、JFKの「K」が、たまに打ち込まれることがあるように、1.4 倍以下の馬ですら、着外になることもありますが、下手
に穴狙いする位なら、こうした買い方の方が、精度が上がると思います。
「回収率を重視すべき」なんて主張で、的中率を犠牲にしてでも万馬券を狙うものがありますが、「見えないもの」を
考えようとするより、「見えているもの」だけを考える方が、数段気持ちが楽です。
メイショウドトウで宝塚記念を制した元騎手が恐喝の疑いで逮捕されたそうですが、アホですな・・・。
-第30号-
土曜日に「ヨドバシカメラ」に買い物に行った序でに、近くの WINS 梅田に立ち寄りました。
「場外馬券売場に来るなんて何年ぶりだろう。」と思い起こしてみると、なんと最後に買った馬券が、
サクラプレジデントが勝った札幌記念ですから実に4年ぶりです。
この時は、PAT 口座の残高が足りず、わざわざ買いに行ったのですが、今考えると、馬連で 200 円もつかないような
馬券に、なぜそんなに必死になっていたのか・・・。
4年も来ていないと、妙に懐かしい場所に訪れた気持ちになります。
昔は、GIともなると、窓口は「列の最後はどこやねん。」という程の長蛇の列で、馬券を買うのもうんざりしましたが、
この日は土曜日なので、そこまで人はいないものの、ちょっとしたセール会場並みの人口密度です。
馬券を買いに行ったのではなく、ただ、気が向いただけなのですが、少し「ロバの耳」になると、案外面白い独り言が
聞こえてきます。
「お、枠連の方がついてるやん。」
よくありますね、こんなこと。
馬連と枠連のような「被る」馬券のオッズは、両方見ておいた方がいいです。
たかが数十円・・・、と考えるのは勿体無い。
こんなのは、ましな方です。
「軸は間違ってなかったのになぁ。ヒモを絞り込んで外してしもたわ。」
分からないのに何でわざわざ絞り込むの?
分からないなら、総流しが基本でしょ。意味が分かりません。
ところが、案外、点数を絞り込むことが、効率の良い買い方だと勘違いをしている方が多いです。
「根拠が定まらないなら、考えられるものは全部買う。」
これを実践するだけで、飛躍的に的中率は向上します。
トリガミでもいいんです、最初は。全部持っていかれるよりはましです。
こんなことを繰り返していると、トリガミを減らすにはどうすれば良いか、を考えるようになります、普通は。
「あーあ、三連複やったら当たってたのに・・・。」
ちょっと、おっさん!
だったら、最初から三連複で馬券を買うべきでしょ。
なぜ、三連単で買うの?
あなたも経験無いですか?
多分、このおっさん達の予想は、結構なレベルにあると思います。
なのに馬券を外している・・・。
予想が合っているのに馬券を外しているのは、どこかで判断を誤っている訳で、その原因の多くは馬券の買い方に
あります。
「より的中に導く可能性のある馬券は何か?」
このことを常に考えるだけで、自ずと結果も変わりますよ。
アルバニアの芸術家が、150 万本の爪楊枝を使って完成させた馬のモザイク画が、ギネス世界記録に認定された
そうです。
何でも縦2メートル、横4メートルもの大きさで、完成させるのに 40 日を要したとのこと。
150 万本の爪楊枝・・・、考えただけでゾッとします。
-第31号-
ジャパンカップダートが、来年から阪神ダート 2000m に舞台を移す計画が浮上しているそうです。
昨年は、国際招待レースながら招待馬はゼロ。
というか、招待しても、来日して貰えない訳です。
そこで、毎年 12 月に阪神競馬場で行われる「ワールドスーパージョッキーズシリーズ」に引っ付けちゃえばどうだろうと。
とか何とか理由付けをしてますが、結局は、土曜日に行うGIレースは売上げが伸びない、というのが本音だったり
して。
ジャパンカップダートといえば、思い出されるのはクロフネの圧勝劇。
あの時は、天皇賞(秋)に参戦するつもりが、アグネスデジタルの突然の参戦で除外になってしまい、半ば開き直りの
参戦に見えた武蔵野ステークスで快勝した後の出来事でした。
もし、翌年のドバイに参戦していたらどうなっていただろうと、今でも思いますね。
ちなみに、「ウィニングポスト7」でクロフネをドバイに参戦させたら、クビ差の2着でした。
一方、クロフネの邪魔をしたアグネスデジタルが、サクッと天皇賞を勝ってしまったのですから、これはこれで大したもの
です。
ともあれ、ジャパンカップダートの阪神開催が実現すれば、関西にとっては、少し嬉しいニュースではあります。
さて、話は変わって、予想の参考に競馬新聞やスポーツ新聞を買う方は多いと思います。
皆さんはどちらを買いますか?
個人的には、「日刊スポーツ」や「スポニチ」のカラフルで賑やかそうなところが好きですが、日頃は未勝利戦や下級
条件戦を主体に馬券を買っているので、殆ど読みません。
買っても、どうせ小さく書いてあるだけだし。
で、新聞には必ず「本社予想」とかを含めて、何人かの予想印がズラーッと並んでいます。
「どうせ新聞の予想なんて当たらない。」と割り切って買っている方はいいのですが、割合、印を真剣に見ている
方・・・、
特に、スポーツ新聞は、参考にしない方がいいと思います。
それは、彼らの予想が駄目、ということでは無くて、彼らの仕事は予想をすることでは無いからです。
彼らの本分は、私たちが足を踏み入れることの出来ない場所に行き、そこで取材した事実を的確に読者に伝える
ことです。
尤も、中には話半分の記事を書いて楽しませてくれるスポーツ新聞もありますが・・・。
なので、客観的事実が書かれた内容だけを見れば、それで十分な訳です。
記者の主観が書かれた記事など、全く不要。
「折角買ったのだから、隅々まで読まなきゃ損。」という気持ちも分からないでは無いですが、特にGIレースともなると、
その影響がとんでもない方向に行きます。
例えば、何度も例に出して申し訳無いけど・・・、
日本ダービーの時のフサイチホウオー。
皐月賞の時が、単勝 3.7 倍の2番人気で、結果は3着。
それが日本ダービーでは、単勝 1.6 倍の1番人気。
1番人気は良いとして、単勝 1.6 倍なんて、当日のイレ込み云々とは別の次元で、普通に考えておかしい訳です。
特に、馬券を買うのは重賞だけ、みたいな方は、新聞の見方を少し変えると、逆に予想の幅が広がると思いますよ。
ある方のメルマガを見て、「おっ」と思ったのですが、「ALWAYS 三丁目の夕日」って映画ご存知ですか?
滅茶苦茶面白かったです。
その続編が 11 月に公開されますが、今回のキャストも殆ど前作と同じメンツなので、楽しみです。
今回は、奥さん誘ってみようかな・・・。
-第32号-
現役を引退することになったメイショウカイドウが、小倉競馬場の誘導馬として、第二の「人生?」を歩むそうです。
10 勝のうち8勝は小倉競馬場で勝利したもので、「小倉」と前置きは付くものの、立派な三冠馬ですから、暗に
希望していたとはいえ、誘致されるのは、当然と言えば当然ですね。
メイショウカイドウは、小倉の馬場が得意中の得意な馬でしたが、このような馬は、馬柱欄を見れば容易に
分かります。
見分けるのが厄介なのは、馬場の「質」を得手不得手にしている馬。
競馬場というのは、コース形態だけでは無く、馬場の質も「軽い」ものと「重い」ものに分かれます。
全てに当て嵌まる訳では無いですが、軽い馬場の場合、走破時計、上がりの時計が速く、基本的には逃げ・先行
馬が有利、重い馬場の場合はその逆で、時計が遅く、差し馬にもチャンス到来です。
大抵は、前者はスローペース、後者はハイペースです。
では、どの競馬場の馬場が軽くて、どの競馬場の馬場が重いのか・・・。
ざっと以下のようになります。
軽い芝・・・東京、京都、新潟
重い芝・・・中山、阪神
滅茶苦茶重い芝・・・函館、札幌
軽いダート・・・東京、京都
重いダート・・・中山、新潟、阪神、小倉
未勝利戦や下級条件戦などは、前走の着順次第でコロコロ人気が入れ替わることが多いので、例えば、前走阪神
で2着、今回京都に場所を移し、1番人気ながら結果は5着・・・、なんて馬を見掛けます。
勿論、馬の調子、展開にも左右されますが、「馬場の質がその馬に合っていない。」ことも考えられます。
特に、ずっと下級条件に居座っている馬の馬柱欄を注意深く見ると、中には1頭や2頭、そんな馬がいる筈です。
東京では良積を残しているが、中山はさっぱり、或いは、京都は駄目だけど、阪神はそこそこ・・・、みたいな馬です。
よく「開催替りの時は荒れる」なんて言われますが、こんなことも要因の一つになります。
これって、改めて読むと、何てことは無いのですが、いざ、馬柱欄を見ながら検討を始めると、意識が飛んでしまって
いることが往々にしてあるものです。
コンピ、オッズ、サイン、新聞の○○・・・、馬券の買い方、考え方は色々あれど、それだけで完結させず、最後の
最後は、やはり、既成の事実を「自分で確かめる」必要はあると思います。
先日、ザサンデーフサイチがようやく勝ちました。
フサイチジャンクに続く、テレビ局タイアップ馬の第二弾。
ご存知の通り、馬主は「あの人」ですが、テレビ局に売り込ませる戦略は上手いなと感心します。
情報商材のセールスページを見ると、「タレントの○○さんと対談しました。」と書かれていたりしますが、殆ど同じ
手法です。
唯一違うのは、番組の人間もその気になっていますから、タダで宣伝されること。
フサイチジャンクは見事にずっこけましたが、ザサンデーフサイチは如何に?
-第33号-
ニュースサイトに今年の流行語大賞の選考が難航しているようなことが書かれていましたが、どうも「どんだけ~」や
「そんなの関係ねえ!」というのは、選考者の好みじゃなようで。
一方、競走馬に流行語を付けちゃった馬主さんがいます。
馬の名前が、「ソンナノカンケーネ」
馬には失礼ですが、思わず笑ってしまいました。
デビューはまだ先のようですが、美浦の戸田厩舎が管理しているようです。
ダートや長距離に適した馬のようですが、レースに出走したら、アナウンサーの実況を聴いてみたいものです。
「大外からソンナノカンケーネ!」
「ソンナノカンケーネ!」
「ソンナノカンケーネ!」
「ソンナノカンケーネ、1着でゴールイン!」
「オッパッピー!」は言わないか・・・。
そのうち「ベツニ」とか「トクニナイデス」とかいう馬が出てくるかも知れません。
さて、
ギャンブルに勝ちたければ「大衆を欺け」なんて言葉を稀に聞きます。
非常に抽象的な表現ですが、ある意味、的を得ていると思います。
JRAが大衆を欺く、という意味で。
9レース以降は三連単が発売されるので、これはさておき、お手隙の時に8レースまでの結果をじーっと眺めてみて
下さい。
全て、とは言いませんが、大抵、何かの馬券種は荒れています。
このあたりの事情が「粗利」と密接に関係しているんですね・・・、なんて深いことを考えていると、知恵熱が出そうに
なるので、素直に競馬を楽しみましょう。
面白い情報を仕入れましたので、読者さんとシェアしたいと思います。
実は、自分自身も漠然と感じていたことですが・・・、
時間が許せば、1番人気馬の単勝オッズを締切り 15 分前のものと 10 分前のものとを比べてみて下さい。
10 分前の時、オッズが下がっていたら×、逆に上がっていたら○。
例えば、2.7 倍(15 分前)→2.4 倍(10 分前)は消し、
2.4 倍(15 分前)→2.6 倍(10 分前)なら買い、ということです。
締切り寸前に手際良く馬券を買える方なら、併せて2番~4番人気あたりも見てみると、何か発見があるかも
知れません。
競馬と全然関係無いのですが、ミニコミ誌、というかフリーペーパーを収拾されている方いますか?
東京、横浜あたりのものを探しています。
見終わったらポイと捨てているなら譲って下さい。
送料はお支払いしますので。
「譲ってやってもいいぞ。」という方はメール下さい。
このメールに返信すれば届きます。
-第34号-
先日の内藤×亀田戦は、色々物議を醸し出していますね。
何でもTBSには「亀田寄り」の放送だったとかで、多数の苦情が舞い込んだとか。
こんなので文句を言っていたら、関西で阪神戦の中継なんて、とても観るに耐えませんよ。
阪神が終盤大差で負けていても、アナウンサーは「最後まで何が起こるか分かりません。」とか言っていますから。
阪神が先に点を与えると、まず勝てないのを分かっていて言っているので、余計にタチが悪いです。
ま、ボクシングの方は、亀田一家の目上の人に対する話し方や態度は、目に余るものがあっただけに、内藤選手の
爽やかさだけが印象に残った結果になりました。
それにしても、タイトルホルダーよりも挑戦者のファイトマネーが 10 倍も高額なのはなぜ?
さて、皆さんの秋華賞の結果は如何でしたか?
週初めにメールを下さった読者さんに、
---------------------------------
そろそろ来年の「スター」を拵えねばならない時期なので、
ダイワスカーレット1着→マイルCS2着か3着
ウォッカ2着か3着→ジャパンカップ1着
ベッラレイア2着か3着→エリザベス女王杯1着
---------------------------------
と予言しましたが、ほぼ的中。
問題は次走がどうかですが・・・。
当初はこれらにピンクカメオとのワイド馬券を考えていましたが、鞍上が後藤騎手だと分かった段階でパスし、
ラブカーナとレインダンスに変更。
あと、当日武豊騎手は「勝ち過ぎ」だったので、ベッラレイアをパス、さらに、1番人気のウォッカの単勝オッズが、3倍
台から2倍台になったのでパス。
結局、ダイワスカーレットとのワイドの2点買いでも結構な払戻しだったので、このお金で今週を乗り切ります。
来週は菊花賞ですね。
どういう訳か、ロックドゥカンブの斤量が、他馬より軽い 55.0kg ですし、無傷の4連勝ですから、多分、この馬が
1番人気でしょう。
あと、ドリームジャーニー、ヴィクトリー、フサイチホウオーあたりが続くのでしょうが、もし、出走したら狙ってみたい馬は
デュオトーンです。
鞍上が誰になるかによりますが。
-第35号-
ちょっと男心を擽るシューティングゲームを見つけました。
男性用フレグランス「AXE」のホームページにあるのですが、セクシー女性5人組と恋愛の自由をかけて戦うという
内容です。
一度やり出すと止まらなくなります。
さて、今回は「荒れるレースを見分ける簡単な方法」についてお話します。
一般的には、単勝オッズを人気順に見た時に、上下間のオッズが離れているレースが荒れ易い傾向にあるようです。
数値的に把握するなら、全ての単勝オッズを合計し、その平均値を出してみるとよいでしょう。
レースによって頭数は異なりますから、基準としての正確性には欠けますが、それなりに目安になると思います。
この単勝オッズの平均値が、高ければ高いほど、上位人気の馬が多くの支持を集めていることになり、低ければ低い
ほど、上位から下位にかけてオッズが接近していることになります。
ちなみにスプリンターズステークスの時は、単勝オッズの平均値が 31.65 で3-1-5人気の着順。
馬連 1,180 円、三連複 3,800 円でした。
秋華賞は、平均値 92.37、2-7-1人気の着順、馬連 5,800 円、三連複が 4,640 円。
昨日の菊花賞は、平均値 43.88、4-6-1人気の着順、馬連 2,930 円、三連複は 3,630 円でした。
さて、今週の天皇賞は・・・、
ダイワメジャー、アドマイヤムーン、メイショウサムソンが人気を分け合うでしょうから、オッズの形態は秋華賞に近いもの
になるでしょう。
ただ、東京 2000m は外枠は絶対不利と言われていますから、前で競馬をするダイワメジャー、好位に位置するで
あろうメイショウサムソンあたりは、外目の枠を引くとしんどいかも知れません。
もし、これら三頭以外の「中途半端なGIホース」たちが内枠に入って、逃げるかインの3・4番手あたりを追走すると
面白いかなぁと今のところは考えています。
コスモバルクの3歳時のジャパンカップの時のような走りを少しだけ期待。
金曜日に「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の試写会に行ってきました。
女房を誘ったのですが、ドタキャンを喰らい、ひとりで鑑賞。
前作も観ましたが、ほんとノスタルジックな気分にさせてくれる映画です。
-第36号-
天皇賞は、メイショウサムソンが同枠のエイシンデピュティの「援護」もあってか、スピードに乗り損ねたダイワメジャーや
アドマイヤムーンを尻目に楽な勝ち方をしたように見えました。
先行するであろうコスモバルクとデルタブルースが内枠を引きましたが、同じ枠というのが気になって、結局「消し」に。
もうその手には引っ掛りませんよ、JRAさん。
そこで、ある読者さんがおすすめしていたアグネスアークを便乗買い。
複勝で 780 円、ワイドで 1,690 円なら言うことなしです。
読者さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。
「おおきに!」
勝った武豊騎手のインタビューを聞いていると、先日の内藤選手のようなことを言っていましたね。
「国民の期待に応えてくれるところです。」
ということは、アドマイヤムーンに騎乗した岩田騎手は亀田・・・。
いや、この馬のオーナーのことかな?
嫌味っぽく聞こえたのは私だけ?
微熱を出しながら、セミナーに参加したり、天皇賞を観たりしていたら、流石にふらふらしてきました。
今日はこのへんですんません・・・。
-第37号-
先日の日本シリーズの「落合采配」が、案外騒ぎになっていないことが少し意外です。
個人的には中日の優勝なんてどうでもよく、山井投手の大記録だけを期待して、テレビを観続けていたので、
交代した時はがっかり。
それまでテレビを観ていたことが、時間の浪費にすら思えてきて、無性に腹が立ったので、すぐにテレビを消して
しまいました。
さて、早いもので、もう 11 月です。
再び立て続きにGIレースが開催されますが、これまでの皆さんの収支は如何なものでしょうか?
競馬で負け続けている人と、そこそこ儲かっている人というのは、決定的に違う部分があります。
ちょっとしたノウハウを知っているか否かというのも、強ち無関係では無いですが、それ以前に、同じ視点で考えている
かどうかという点が違うのです。
毎回同じ視点に立ち、同じ種類のデータから、同じパターンで予想をしていたなら、そうそう負け続けるものでは
ありません。
これは、同じ馬券種を買うというのとは違います。
「考え方」が同じ、という意味です。
こういうワンパターンの予想をしていると、買うレースと買わないレースの区別ができ、的中率を平均化させることが
出来ます。
「さぞかしつまらない馬券なんだろうな。」と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
「考え方」は、必ずしも結果の大小とリンクしません。
その「考え方」というのは、具に過去を調べると、割合簡単に分かるようになります。
例えば、今年1年間のレースの1着から3着の馬が何番人気なのか、これを調べるだけでも、相当気付くことがあると
思います。
と言っても、殆どの人はやらないでしょうから、もっと手っ取り早い方法をお教えしましょう。
「まぐまぐプレミアム」の買い目を配信しているメルマガを全部購読するのです。
中途半端は駄目、全部です。一つ残らず。
購読を始めた初月は無料ですから、月末に解除すれば、課金はされません。
その配信された買い目をメルマガごとに整理して、軸馬を中心に結果と比べるのです。
これだけで「何か」見えてくると思います。
結局、信頼出来るデータさえ分かれば、それでいいんです。
では信頼出来るデータとは何か、ですが、早い話が「同じことが繰り返されていること」を見つけること。それだけです。
-第38号-
ジャパンカップダートが来年から阪神競馬場に舞台を移し、12 月1週目にダート 1800m で開催されるそうです。
何でも売上げは、GIレース中最低らしく、言わば、興行面のテコ入れになるのですが、それでも昨年は 86 億円です
からね。
これでエリザベス女王杯から有馬記念まで7週連続でGIレースが開催されることになります。
そのエリザベス女王杯は、ウォッカが直前になって回避。
それでも、しっかりダイワスカーレットが、単勝1倍台の1番人気にのし上がって結果を出したのですから、大したもの
です。
ダイワスカーレットが割合楽に勝てたのも、アサヒライジングが二番手追走したからでしょう。
観ている分には分かり難いですが、何でも二番手で走る時のアサヒライジングは、中団から後ろの馬を封じ込めるの
が抜群に上手いそうです。
ところで、「ソンナノカンケーネ」って馬、ご存知ですか?
あのサンツェッペリンと同じ馬主さんだそうです。
土曜日に出走したそうですが、注目のデビュー戦は、5番人気で6着。
ある意味、今が「旬」ですが、小島よしおが消えちゃったら、
「そんなのみっともねぇ!」
さて、次回はマイルチャンピオンシップ。
ダイワメジャーが1番人気になりそうですね。
これに続きそうなのが、成長著しいアグネスアーク、スズカフェニックスあたりでしょうか。
GIホースが少なくて、面白みが少し欠けますが、ここらあたりで忘れられた3歳馬、フサイチホウオーの復活・・・、
は無いな・・・。
-第39号-
【主権不在】
先週の土曜日の朝、栗東トレセン所属の馬に、インフルエンザの陽性反応が判明したとのこと。
朝早く判明しているのに、JRAは、素知らぬ顔で競馬開催をし、公式発表しているのは夕方。
これってどういうこと?
しかも翌日の発表は、
「なお、陽性が確認された馬については、直ちに隔離しており、施設等の消毒を徹底するなど、防疫対策を適切に
実施していますので、競馬の開催に支障はありません。」
「競馬の開催に支障はありません。」ですか・・・。
競馬場に足を運ぶ人たちは、パドックで馬を真近で見る訳だし、もうちょっと「お客」主体の発表ができないものか?
何と無く競馬ファンが軽く見られているようで腹が立つ・・・。
【予想に役立つ?プチノウハウ】
日曜日はある商工交流会に招かれていたので、マイルチャンピオンシップの馬券を買えず、帰宅後にレースを
見ていたのですが、三連複は、1-4-5番人気の組合せで 5,000 円とは驚きました。
以前から少し「おやっ?」と感じていたのですが、たまたまこのレースが当て嵌まったので、「プチノウハウ」として、皆さん
とシェアしたいと思います。
まずは、単・複勝オッズをご覧下さい。
8 ダイワメジャー
3.8
1.5 - 2.0
12 アグネスアーク
5.0
1.6 -
2.2
5.1
1.7 -
2.2
9 カンパニー
7 スーパーホーネット
7.3
11 スズカフェニックス 8.2
2.2 - 2.9
2.7 - 3.8
----------------------
6 フサイチリシャール 17.9
4.0 -
3 キングストレイル
18.4
4.4 - 6.1
2 エイシンドーバー
20.8
4.3 - 6.0
17 ベクラックス
4 マイネルシーガル
14 ピンクカメオ
24.4
31.6
37.0
5.6
6.5 - 9.3
6.8 - 9.6
9.8 - 14.1
10 トウショウカレッジ 53.5 10.1 - 14.5
1 コイウタ
15 ジョリーダンス
13 ローレルゲレイロ
60.6 14.2 - 20.6
70.8
10.2 - 14.6
78.1 13.5 - 19.5
5 ローエングリン
79.8 20.1 - 29.1
16 ピカレスクコート
174.1 35.9 - 52.1
18 サンバレンティン 195.9 35.3 - 51.2
このレースは、単勝1桁台に支持されている馬が5頭います。
で、5番人気のスズカフェニックスと6番人気のフサイチリシャールとの単勝オッズの開きが、倍以上になってますよね。
こういうオッズになっている時、どういう訳か、1番人気馬の連対率がいいんです。
ちなみに先週の土日で、このようなオッズのパターンになっていたレースが、このレースを含めて4レースありました。
17 日の東京 11 レース、東京 12 レース、福島6レースです。
1番人気が連対したのは、4レース中3レース。
では、1番人気馬を軸にして、相手はどうするか、ですが、5番人気までの馬連流し4点買い。
単勝オッズ1桁の馬が5頭もいるということは、殆どの人が迷った挙句の投票のはずなので、大抵は、馬連1番人気
でもそこそこのオッズになっています。
来週は、「単勝1桁台の馬が5頭いて、オッズが下位人気まで切れ目無くダラーッと伸びている」パターンを採り上げ
てみたいと思います。
-第40号-
【ウォッカ激走!】
と言ってもいいんじゃないですか、ジャパンカップは。
斤量の恩恵があったとはいえ、最後方から怒涛の追い込みで4着まで押し上げたのですから。
尤も、レース自体がスローペースだったので、それなりの脚があるなら、後ろでじっとしていれば、それなりに追い込める
ものですが、最後まで諦めずに四位騎手が追っていたことに、少し感動しました。
有馬記念は、ダイワメジャー、メイショウサムソンやポップロックなどの実力のある先輩連中に混じってのダイワスカーレ
ットとの対決が、個人的には楽しみです。
もし、勝てば、ダイワスカーレットとのGIレースの重みの差を考えると、年度代表馬の可能性だって残されていると
思います。
アンカツはどっちに騎乗するのかな?
私が彼の立場で、希望を受け容れて貰えるなら、スカーレットにするかな。
ところで、ジャパンカップを勝ったアドマイヤムーンは、何と単勝5番人気。いくら何でも評価落ち過ぎでしょ。
【予想に役立つ?プチノウハウ(2)】
今回は、「単勝1桁台の馬が5頭いて、オッズがある程度の下位人気まで、切れ目無くダラーッと伸びている」オッズ
パターンを見てみたいと思います。
文章で書くと、何やらややこしく感じますが、例を挙げると、以下のようなものになります。
16 オープンザゲート
4.4
3 ジョウテンロマン
4.6
5 マルブツバンダリー
5.4
4 リキサンファイター
15 コリントシチー
1.8 1.9 1.8 -
2.3
2.5
2.2
6.7
2.1 -
2.7
6.7
1.8 -
2.3
2 タケデンイーグル
11.4
3.0 -
4.0
13 トーセンセイント
14.8
3.3 -
4.4
10 アポロアパッチ
24.1
9.0 -
12.3
11 リワードパットン
26.1
5.9 -
8.0
7 ライカート
39.5
8.7 -
11.9
8 トップオブドーラ
45.0
10.9 - 15.0
14 アドマイヤベッカム
52.5
11.5 - 15.7
6 シャイニングムーン
76.3
13.3 -
12 スキマチェリー
96.8
18.3
20.5 - 28.3
---------------------------------------------9 ノーブルカフェ
308.4
60.1 - 83.1
1 セイカモリオカ
458.1 128.8 - 178.0
これは、先週の金曜日に行われた東京 10 レース「深秋特別」の確定オッズです。
このレースでは、上位の馬と下位の馬とで単勝オッズが大きくかけ離れているのは、14 番人気のスキマチェリーと 15 番
人気のノーブルカフェ。
取敢えずは、この 15 番人気と 16 番人気の2頭は、まず、馬券には絡まないでしょうから、消えてもらいます。
そして、その後に「分解」するのです。
具体的にはこんな感じ。
16 オープンザゲート
4.4
3 ジョウテンロマン
4.6
5 マルブツバンダリー
5.4
4 リキサンファイター
15 コリントシチー
1.8 1.9 1.8 -
2.3
2.5
2.2
6.7
2.1 -
2.7
6.7
1.8 -
2.3
---------------------------------------------2 タケデンイーグル
11.4
3.0 -
4.0
13 トーセンセイント
14.8
3.3 -
4.4
10 アポロアパッチ
24.1
9.0 -
12.3
11 リワードパットン
26.1
5.9 -
8.0
---------------------------------------------7 ライカート
39.5
8 トップオブドーラ
45.0
10.9 - 15.0
14 アドマイヤベッカム
52.5
11.5 - 15.7
6 シャイニングムーン
76.3
13.3 -
12 スキマチェリー
96.8
8.7 -
11.9
18.3
20.5 - 28.3
単勝オッズ1桁台の群(仮に「A」とします。)、単勝6番人気から9番までの群(「B」とします。)、単勝 10 番人気
以降の群(「C」とします。)の三つに分解します。
そして、それぞれの「似たもの同士」のグループから1頭ないし2頭拾い上げます。
単勝オッズの低い馬ほど、単純に馬券に絡む可能性が高いと判断出来ますから、「A」から2頭、「B」から2頭、
「C」から1頭という感じで宜しいかと思います。
ただ、複勝圏まで考えた場合、以前メルマガでお伝えしましたが、「A」+「B」、つまり、単勝1番人気から9番人気
までの9頭で馬券が構成される確率が、70 パーセント以上。
なので、ある程度堅実に馬券を買うなら、この時点で「C」は切ってしまっても良いと思います。
例えば、「A」は、2、3番人気に「決め撃ち」してしまえば、「B」から2頭選ぶことだけ考えれば良いので、手っ取り
早く予想が出来るようになりますね。
資金配分に頭を使えば、ひたすらこの買い方をするだけでも、プラスに出来ます。
割合応用の利く方法ですから、試してみて下さい。
その際に、複勝オッズも見比べると、面白いことを発見出来たりしますよ。
【遂に調教施設も全天候型】
何でも美浦トレセンに馬の脚への負担が少ない全天候型馬場が完成したらしい。
これはこれで素晴らしいことだとは思いますが、極端な話、毎週末の競馬開催の時、悪天に見舞われても、
競馬やるんでしょ?
負担の少ないところで練習して、負担の大きいところで本番をすればどうなるか、素人でも分かりそうなもの
だけど・・・。
-第41号-
昨日の日本対韓国の野球五輪予選をご覧になりましたか?
まさに手に汗握る大激闘。
成瀬(ロッテ)-川上(中日)-岩瀬(中日)-上原(巨人)という普段では絶対に見れない超豪華リレーで、
辛うじて1点を死守。
今日の試合も楽しみです。
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ハルウララの再来?
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ご存知の方もいると思いますが、岩手競馬の「トレジャースマイル」という2歳馬が人気を集めているようです。
人気の原因は、額の「白斑」がハートの形をしているから。
写真で見ましたが、結構可愛い。
そんなところから、連敗記録で話題になったハルウララの再来と言われているようで。
一度も勝てなかった馬と一緒にされるのは、この馬にとっては、甚だ迷惑なことでしょうが、地方競馬を活性化させる
のに貢献しているのは、取敢えずは良しとしましょう。
しかし、人気の「本質」が違うと思うんですね。
ハルウララの場合は、決して最初から人気があった訳じゃない。
寧ろ、馬券を買う人には、存在感の無い馬だったと思います。
それが、負けても負けても走り続ける「ひたむきさ」に社会背景が重なり、そこに共感が生まれた。
言わば、演歌歌手みたいな感じ。
一方、トレジャースマイルは、単に可愛いだけのアイドル系。
赤字続きの岩手競馬は、この先、単年度収支で黒字に出来なければ廃止になるとのことで、色々策を講じるよう
ですが、果たしてどうなりますか。
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予想に役立つ?プチノウハウ(3)
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タイトル考えるの面倒なので、不定期でシリーズ化します。
昨日の阪神ジュべナイルフィリーズは、先週お伝えした内容がズバリ嵌りましたので、今回は、先週の「再放送」
です。
11 オディール
4.2
1.4 - 1.7
10 エイムアットビップ
6.1
1.7 - 2.2
15 トールポピー
4 アロマキャンドル
14 ラルケット
7.7
2.3 - 3.2
9.2
2.9 - 4.2
9.8
A群
3.3 - 4.7
-------------------------------------------3 レジネッタ
11.8
3.8 - 5.5
17 エイシンパンサー
12.1
2.9 - 4.1
9 レーヴダムール
15.3
3.8 - 5.5
18 エフティマイア
16.9
B群
4.9 - 7.1
-------------------------------------------6 シャランジュ
2 トラストパープル
24.0
25.8
1 ヴァリアントレディ 32.9
5.2 - 7.6
6.1 - 9.0
9.0 - 13.5
13 カレイジャスミン
37.1
7.7 - 11.4
7 マイネブリッツ
45.1
10.5 - 15.7
8 ハートオブクィーン 49.0
12.8 - 19.1
16 ヤマカツオーキッド 52.2
13.2 - 19.8
5 ニシノガーランド
55.8
C群
12.8 - 19.2
-------------------------------------------12 グラーフ
126.7
31.5 - 47.2
まず、ブービーメーカーの「グラーフ」は、すぐ上の「ニシノガーランド」と単勝オッズに大きな開きがあり、多分、馬券には
絡まないと思うので、真っ先に消し。
次に、単勝オッズ1桁台の群を「A」、単勝6番人気から9番までの群を「B」、単勝 10 番人気以降の群を「C」と
して、三つに分解します。
そして、それぞれの「似たもの同士」のグループから1頭ないし2頭拾い上げます。
ある程度堅実に馬券を買うなら、この時点で「C」は見限って、軸を「A」の2、3番人気に「決め撃ち」し、「B」の4頭
に引っ掛けるのが、手っ取り早いです。
馬券種は、私の場合はワイドにしています。
私は、今回はレジネッタとエフティマイアを外した4点買いでしたが、8点買いでも回収率は 442.5 パーセントなら悪く
ありません。
但し、この方法の使い処は、単勝オッズ1桁の馬が5頭の時、且つ、9番人気の単勝オッズが 30 倍以下の時に限り
ます。
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粋なことやるじゃないか、函館競馬場
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函館競馬場が、幼稚園や保育園の子供たちに気軽に馬と触れ合ってもらおうという目的で、スペースなどの条件は
あるものの、ポニーを派遣するサービスを始めるそうな。
こういうのは大賛成。
ぜひ、他の競馬場も馬券を外しまくっている連中からもっともっとお金を毟り取って、少しは子供たちの「成育」に
役立つサービスにお金を使ってもらいたい。
が、こっちもそう簡単に負ける訳にもいかん・・・。
-第42号-
ある報道番組が、偽装問題を「偽装」して報道しているというおかしな現実。
「あるある」が何の教訓にもなっとらん。
もう世の中のあれこれが、何が真実で何が嘘なのか、訳分からんですね。
そのうち競馬でも、2頭の馬がゼッケン取り違えて走ってた・・・、なんてことが起こるかも知れません。
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ユキチャン初勝利!
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土曜日の中山未勝利戦で、「ユキチャン」という真っ白な馬が勝ち上がりました。
白毛の馬ということと、お父さんがあのクロフネということもあってか、単勝は5番人気。
競馬ファンから見れば、単なる白い馬で、どうでもよいことですが、勝利を飾ったのは、史上2頭目、牝馬としては
初めてというのだから、快挙と言って良いでしょう。
こういう白毛の馬の生産を粛々と行うことが、一体何をもたらすのか、よく理解出来ませんが、現場の人たちは、多分、
夢や使命感を持って取り組んでいるのでしょうね。
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朝日杯フューチュリティステークスは・・・
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結局、馬券を買うのを止めました。
そもそも何を狙ってよいのかが分からん・・・。
元々、興味を掻き立てる馬もいなかったせいか、レース前に居眠りをしてしまい、目覚めた時は「ちびまる子」
だった・・・。
こういうレースをきちんと予想して、的中させる人は、凄いと思います。
いや、嫌味じゃなく、本心で。
1回か2回しか勝っていない馬同士をものさしで計るなんぞ、私には出来ませんわ。
そんな中、勝ったのは、ゴスホークケン。
早くも来年春の3歳三冠クラシック戦線の主役とか見出しになっています。
確かにこのレースを勝って、その後、活躍した馬には、蒼々たる実力馬がいます。
ミホノブルボン、ナリタブライアン、バブルガムフェロー、グラスワンダー、アドマイヤドン・・・。
一方で、「え、GI馬だったの?」みたいな馬もたくさんいます。
エルウェーウィン、マイネルマックス、メジロベイリー、エイシンチャンプ、コスモサンビーム、マイネルレコルト、
フサイチリシャール・・・。
さて、ゴスホークケンはどっちになるか・・・。
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岩手競馬サポートローン?
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岩手日報だったかに、こんなのを見つけました。
てっきり馬券を買うお金を融資してくれるのかと思った・・・。
何でもある信用金庫が、水沢競馬場所属の調教師、騎手、厩務員を対象に、事業運転資金として 500 万円を
上限に、最長2年間貸し付けるというもの。
出走手当や賞金などがカットされたことにより、現場では、大幅な減収となり、必要経費や生活の面で深刻な影響
が出ているようなので、本気で支援する気があるなら、朗報と言えるかも知れません。
しかし、返済能力の無い奴に金を貸す銀行なんて、普通考えられない。
ましてや、存続が危ぶまれているのに・・・。
「頼みの綱」が一転して、「貸しはがし」みたいなことが起こらないことを願います。
というか、それ以前に、本当に貸すのか?
-第43号-
あるお酒のCMに江川さんと小林さんが出演していますね。
あの二人といえば、「空白の1日」事件。
かれこれ 30 年ほど前の話で、プロ野球界全体を揺るがすほどの大事件に発展しました。
この年、「天中殺」と共に流行った言葉が「エガワる」。
意味は、「周囲を省みず、強引に自分の意見を押し通す」こと。
個人的には、今年の世相を反映しているキーワードである「空気」「倫理」と似た面があるなと思いながら、CMを
観ています。
さて、来週は、競馬の総決算ともいえる「有馬記念」ですが、個人的には、これほど世相が反映されているレースも
珍しいと思っています。
そこで、今回は、1990 年以降を世相と共に振り返ってみます。
少しは予想の参考になるかも・・・。
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世相と共に「有馬記念」を振り返る
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1990 年
「怪物」オグリキャップの引退と共にバブル景気が崩壊。
1991 年
湾岸戦争勃発、ソ連崩壊のこの年、アッと驚くダイユウサク。
1992 年
風船おじさんがどこかへ消えたこの年、メジロパーマーのあれよあれよの逃亡劇。
1993 年
トウカイテイオーが、1年ぶりの出走で、奇跡の復活。
ちなみにこの年流行ったのが「規制緩和」。
1994 年
最強の3歳牡馬、牝馬のナリタブライアン、ヒシアマゾンが、ぶっちぎりでワンツーフィニッシュ。
先着された並み居る諸先輩は、「同情するなら金をくれ。」
1995 年
阪神・淡路大震災によって、多くの人が犠牲になったこの年、勝ったのは、マヤ(麻耶)ノトップガン。
1996 年
遅咲きの出世を果たしたサクラローレルが、「自分で自分を褒めたい。」と言ったとか言わなかったとか・・・。
1997 年
ダイアナ妃が事故死したこの年の流行語が「失楽園」。
失楽園・・・アダムとイブの楽園追放を神とサタンとの争闘のうちに描き、人間の原罪と神の恩寵の問題を追求した
もの。
マーベラスサンデー、エアグルーヴとのデッドヒートの末、有馬記念を制したのは、この年のクラシックレースで散々期待
を裏切り続けたシルクジャスティス。(正義・公正)
1998 年
この年の3歳馬は、「貸し渋り」の世相に反発するかのような大豊作。
セイウンスカイ、スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、キングヘイロー、そして、有馬記念で帳尻を合せた
グラスワンダー。
1999 年
スペシャルウィークが、宝塚記念の「リベンジ」を果たすべく、グラスワンダーに挑むも、僅か数センチの差で返り討ちに。
お陰で年度代表馬は、1度も国内で走ってないエルコンドルパサーに。
2000 年
大騒ぎしたものの、結局、何も起こらず、拍子抜け。
競馬界は、テイエムオペラオーが、「最高で金、最低でも金。」と言わんばかりに金字塔を打ち立てる。
2001 年
アメリカ同時多発テロが起こったこの年、ワンツーしたのは、マンハッタンカフェにアメリカンボス。
ブラックジョークもここまでくると・・・。
2002 年
タマちゃんやサラ金CMのチワワに癒されたこの年の1番人気は、3歳牝馬のファインモーション。
しかし、「エロカワイくない」ので、栄冠は3歳牡馬のシンボリクリスエスに。
2003 年
SMAPの「世界に一つだけの花」が大ヒット。オンリーワンで良かったのに、9馬身もの差でナンバーワンになったのは、
ペリエ騎手とシンボリクリスエス。
2004 年
「気合だ!気合だ!」とゼンノロブロイで同一GI3連覇の偉業を成し遂げたペリエ騎手。
多分、「チョー気持ち良かった」ことでしょう。
2005 年
仲間由紀恵に影響されてか、ジャージ姿が目立ったこの年、「小泉劇場」に期待した多くの国民がハーツクライ・・・。
2006 年
何とか「日本沈没」させようと第二部まで出来たこの年、そうはさせじと頑張ったのは、ディープインパクト。
如何ですか?
「こじつけ」でもここまでやったら立派なものでしょ?
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では 2007 年の「有馬記念」は・・・
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個人的には、今年の世相は、先の「エガワる」に少しばかり似ているかなと感じています。
例えば、「KY」(空気が読めない)。
その典型的なのが政治。
「なんとか還元水」に始まって、「産む機械」に「しょうがない」・・・、挙句の果てに「消えた年金」。
その結果、参院選では、自民党の歴史的惨敗。
そして、新内閣を組閣し、所信表明演説を行った後、首相の突然の辞任劇。
そういう状況の中、開き直って流行ったのが、「そんなの関係ねぇ!」。
有馬記念は、データ的に6歳馬の分が悪いようですが、ここは、そういった空気を読まずに、「そんなの関係ねぇ!」と
ばかりに、引退式のお膳立てまでされたダイワメジャーを三連複の1頭に。
ダイワ⇒大和⇒大和尚(戒和上としての最高を意味する尊称。)
それから、「コンプライアンス」(法令遵守)という言葉も話題になりました。
ところが・・・、
昨年の耐震偽装問題に始まって、「発掘!あるある大事典」の捏造、そして、不二家、ミートホープ、赤福、船場
吉兆、白い恋人などの「食品偽装」が次々と明るみになりました。
その他にも、
亀田大毅の反則に時津風部屋の不祥事、朝青龍問題・・・。
こと競馬に関しては、女性騎手の前でスッポンポンになって、告訴されたアホな調教師もいました。
もう「倫理」の欠片もありません。
これだけ芋づる式にニュースになったのは、近年に無かったといえます。
で、調べてみるといるんですよ、そういう馬が。
シルクネクサス(連鎖、関係)
そして、こんな世相は「力で何とかせにゃならん。」ということで、
メイショウサムソン(怪力の人)
また、「ワーキングプア」や「ネット難民」など、格差がより鮮明になった1年でもありました。
そこで出てくるのが、ドリームパスポート!
「結局、そこかい!」みたいな結論になりましたが・・・。
ちなみに先日の阪神カップを制したのは、スズカフェニックス。
フェニックス⇒宮崎県⇒どげんかせんといかん
暮れのレースは、世相や流行語を強ち無視出来ませんよ。
ま、暮れの忙しい時期ですが、興味を持った人は、色々調べてみて下さい。
-第44号-
いやはや・・・、有馬記念は「KY」になることは察知していましたが、「夢」では無くて「祭」の方でしたか・・・。
やはり、ダイワスカーレットは只者じゃないですね。
3歳牝馬がマツリダゴッホ以外の古馬を余裕で打ち負かしたのですから。
ほぼ、ウォッカとの勝負付けは済んだと言って良いのではないでしょうか。
個人的には、ダイワメジャーの複勝を押えていたので、無駄な出費はせずに済みましたが、フィナーレとしては、どうも
「しっくり」きません。
ただ、ドリームパスポートの鞍上が高田騎手だったのは良かったなと。
このコンビだけは崩さないで欲しいなと思っています。
あの神戸新聞杯の時の勝ちっぷりが印象的だったので。
ということで、年内の発行はこれにて終了。
31 日の発行は休ませて頂き、新年7日に再開します。
ところで、今日はクリスマスイヴ。
皆さんはどんな1日を過ごされるのでしょうか。
私は、仕事が溜っているので、苦しみます・・・。
では、来年、またお会いしましょう。
-第45号-
あけましておめでとうございます。
今年は、金杯の開催が土曜日だったので、馬券を買えた方も多かったと思いますが、「初馬券」の結果は
如何だったでしょうか?
幸先良く的中させた方も、駄目だった方も、馬券を買わなかった方も、本年もどうぞ宜しくお願いします。
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話が違うぞ、JRA!(前編)
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2008 年から「JRAプレミアム」と「JRAプラス10」という新しい制度が導入されました。
これは、昨年も採り上げましたが、「何やねん、それ?」という方の為に、簡単に記すと、
■ JRAプレミアム
年間 14 レースを対象に、払戻金に売上げの5パーセントを上乗せする制度。
先日の東西金杯は対象レースでしたから、今年は、あと 12 レースですね。
■ JRAプラス10
これまで稀にあった「100 円元返し」を 10 円上乗せして解消しようというもので、全てのレースが対象。
で、実は、今年一発目のメルマガで、
100 円に対して 10 円、率にすれば何と 10 パーセント。
これは、大きいですよ。
時と場合によって、馬券戦略を変えなきゃいかんですね。
なんてことを書く予定でしたが、
何と初日の時点で、予想外の結末に唖然・・・。
それは・・・、To be continue !
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お年玉~1冊の「雑誌」で馬券を買うお金を捻出する方法
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この話は、競馬と何の関わりもありません。
しかし、上手く嵌れば、馬券を買うお金位は捻出出来ます。
実は、面白そうな正月番組が無かったので、「Yahoo!オークション」の直近の落札価格を色々調べていたのですが、
面白い出品を見つけました。
「女性セブン」の1月 11 号です。
1月3日に落札されたものを見ると、開始価格 2,500 円に対して、落札価格が何と 7,850 円!
何でも、暮れのテレビ番組に出演していた、霊能者の木村藤子さんを始めとする、スピリチュアル鑑定人の連絡先が
掲載されていることが、「お宝」になっている原因のようです。
ま、根拠なんてどうでもいいです。
数百円の雑誌が、8,000 円近くになるのですから、馴染みの喫茶店や美容院から今すぐ貰ってきて出品すれば、
馬券を買うお金位は出来ますよ。
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話が違うぞ、JRA!(後編)
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さて、初日、つまり、1月5日に何があったかというと、
京都1レースのダート 1800m「3歳未勝利」でのこと。
1番人気は、前走2着で武豊騎乗のコロナグラフという馬で、単勝 1.1 倍。
このレースは、知っている人は知っている、ある「ノウハウ」で馬券を買おうと思っていたのですが、どうも上手く相手を
見定めることが出来ず、
「やっぱ、見送ろうかな・・・。」と思った矢先、
「こういう時こそ、『JRAプラス10』だ!」と閃き、コロナグラフの複勝馬券を買ったのです。
結果は、コロナグラフが1着。
「へへ、これだけで 10 パーセントも儲かるんだものなぁ。」と喜んだのも束の間。
払戻額は 100 円也。
「話違うやん!」
あとで知ったのですが、
「払戻金総額と上乗せする金額の合計額が、売上げの総額を超える場合には、従来通り 100 円の元返しと
なる。」
という規定があるそうな・・・。
ま、「無い袖は振れん。」というJRAの言い分は、理解出来なくも無いですが、ならば、一体どんなレースで適用され
るのかと、制度そのものを疑いたくなります。
そもそも馬券を買う側は、収支のバランスが見えないのですから。
ちなみに今回のコロナグラフの支持率は 77.2 パーセントだったそうな。
こういうのを「有名無実」と言うんですな。
新年早々ぼやいてしまった・・・。
-第46号-
日曜日のフジテレビの競馬中継は、来週から模様替えするそうですね。
今年になって、関東の重賞を中継する時、解説者が替わったのは、そのせいでしょうか。
個人的には吉田さんの方が良かったかな。
予想の精度の良し悪しは別として、解説自体は分かり易かったので。
関西の「ドリーム競馬」を観ていると、彼らの「出演時間」は1分あるか無いかの短かさなので、○崎さんのヘラヘラ
笑いながら、何言ってんだか分からないタメ口の解説は、耳障りにすら感じます。
その「ドリーム競馬」で、お馴染みの○本さんが、JRA賞についてこんな苦言を呈していました。
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日本ダービーの重み
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直接的には、「最優秀父内国産馬」がダイワスカーレットであったことが、○本さんには、どうやら「?」だったようです。
牝馬限定戦と言えど、GIレースを3勝し、ウォッカとの勝負付けは済んでいるので、「最優秀3歳牝馬」はダイワスカ
ーレットで仕方ないとしても、日本ダービーの重みを考えれば、64 年ぶりに牝馬がダービーを制したことを、もっと評価
すべきでは無いかと。
個人的には、日本ダービーという「場」が格式の高いものであることに、些かの異論も無いですが、その中の「器」と
いうか、出走した馬の「格」はどうなのかも考えねばならないと思います。
ウォッカのダービー挑戦、そして、64 年ぶりの快挙を成し遂げたことは、確かに賞賛に値するものの、昨年の3歳牡馬
は、1年を通しての結果論ではありますが、どう考えても「弱い馬」の集まり。
逆説的に捉えれば、勝算があるから出走を決断したとも考えられます。
もっといやらしい表現をすれば、あの時点でオークスとダービーを見据え、フサイチホウホーとダイワスカーレットを天秤に
かけたとも。
だったら、展開や馬場条件云々はあったにせよ、強豪の揃った有馬記念で2着したダイワスカーレットの方が上に
来るべきではないかと。
サドンデスで消去してもそうなります。
結局、何が言いたいかというと、レースの重みというのは、レースの「格」に比例するのでは無く、出走メンバーの「格」
に比例するのではないかということです。
このバランスが崩れた時、そのレースは、大なり小なり波乱になる訳です。
-第47号-
ガソリン税の暫定税率が最終的にどうなるのか、直接的に関わることなので、注目度の高い話題ですが、最近、
ニュースで「開かずの踏切り」の光景をよく見掛けます。
要は、「暫定税率が撤廃されると、ここを高架にすることが出来ません。」と言いたいのでしょうが、ずーっと放置して
おいて、今頃何言ってんだという感じです。
何でもそうですが、何か事を起こそうとすると、必ず「オール・オア・ナッシング」の議論になる。
国民が望んでいることだけやればそれでいいことなのに・・・。
---------------------------------
1万勝騎手って・・・
---------------------------------
昨年、武豊騎手が 3,000 勝を達成した時は、大変話題になりましたが、何と海外では1万勝もしている騎手がいる
そうな。
達成したのはブラジルのリカルドという騎手ですが、何とも凄い記録です。
この人まだ 46 歳だそうですが、武豊騎手がこの年齢まで騎手を続けても、まず追い付くことは不可能でしょう。
尤も、日本とはレース体系も違うでしょうから単純比較は出来ませんが。
「無事之名馬」なんてよく言われますが、騎手だって、才能だけでは無く、屈健な体がないと出来るものじゃない
ですね。
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簡単!ヒモ馬抽出法
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全てのレースに使えるものでは無いですし、必ず的中するというものでも無いのですが、結構面白い傾向なので、
頭の片隅に入れておいて損は無いと思います。
それなりに役立ちます。
下は、先週土曜日の小倉4レースの確定オッズを人気順に並べ替えたものです。
4 メイショウローラン 1.2 14 マイネルコルベット 1.1 -
1.7
1.4 ☆
7 インテンスブルー
1.7 -
2.9
5 アドマイヤワイド
3.1 -
5.6
17 オサナゴコロノキミ 2.6 -
4.5 ☆
9 ニューホープ
2.8 -
5.0
10 ステラダルク
5.3 -
9.8
13 ラブイズビクトリー
1 アグネスルビー
3.3 7.9 -
5.9 ☆
14.8
--------------------
3 ダイメイリリー
8.2 - 15.4
6 カストルキング
9.2 - 17.4
8 ユウフジ
12.2 - 23.4
11 ロスアンゼルス
7.5 -
14.1 ☆
18 スティールシャーク 18.5 - 35.7
16 リッチメロス
2 トウカイカスタム
15.8 -
30.4 ☆
18.1 - 34.9
12 オーラノツバサ
54.3 - 105.1
15 キングセンプー
38.1 - 73.7 ☆
今回は、単勝オッズは用が無いので省きました。
上の数字は複勝オッズです。
ただ、並んでいる順は、単勝人気順になっています。
で、数字の隣に「☆」印を付けているオッズと、すぐ上のオッズとを見比べてみて下さい。
「☆」印の方が、低いオッズになっています。
つまり、単勝人気の順位よりも複勝人気順位の高い馬です。
こういう馬が複数頭いる場合、どれかの馬が、結構な確率で3着以内に絡みます。
ちなみに、1月 12 日・13 日と 19 日の3日間で、このような傾向のレースは 57 レースあり、そのうち約半数の
26 レースで「☆」印の馬が馬券に絡んでいます。
尤も、これは無条件に抽出した場合のことで、前々から何度も申しているように、大抵の場合、馬券になっている
のは9番人気までの馬なので、このあたりに着眼する比重を高めれば、もう少し精度は上がります。
この場合、「馬券に絡む」ということだけなので、最もおすすめ出来る「お遊び馬券」はワイドです。
ワイドでも下位人気馬が突っ込んできたりすると、そこそこの高配当になりますから、小額で楽しむには適した買い方
に思います。
ただ、これとは別に軸馬も決めなきゃなりませんが・・・。
-編集後記-
先日何気にヤフオクをウォッチしていたら、殆ど国内では見掛けない車が出品されているのを発見!
以前から物色していた車だったので、気付いた時は競り落としていました。
で、今週、九州まで見に行ってきます。
-第48号-
昨日のAJCCでは、ドリームパスポートがあと一歩伸び切れずの5着。
馬名が好きなので、ずっと応援していますが、環境の変化などの影響もあったのか、ちょっと不甲斐無かったですね。
あのメンバーなら勝って欲しかった・・・。
ま、次は阪神大賞典か日経賞あたりでしょうが、巻き返しを期待したいです。
-編集後記-
昨日は大阪国際女子マラソンも開催されていましたが、有力視されていた福士加代子が 30 キロ地点を過ぎた
あたりでまさかの失速。
何と無くAJCCのアドマイヤメインの逃げとイメージが重なりました。
一方、大阪府知事選は、案の定H弁護士が当選しました。
大阪は、タレント候補が必ず当選するのよね。
で、その度に「大阪人は適当に投票している」なんて批判する人がいますが、選ぶ方の立場にもなってくれ。
「該当者なし」というのも有効票にして欲しい・・・。
-第49号-
年が明けて1ヶ月ほどしか経っていないのに、「メイショウサムソン年内で引退」という記事を見ても、何だかピンと
来ませんね。
今年は活躍の場を海外に移すようですが、オーナーさんもああいう馬にはそうそう巡り会えませんから、結果は二の次
として、「チャンスのある時にチャレンジしたい。」という気持ちが高ぶるのでしょう。
春の天皇賞には出走するのかな?
ま、先のことなのでいいか・・・。
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次工程は俺たちだよ
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食品偽装問題が表面的には沈静化し、ガソリン価格でワーワー言い出したかと思ったら、今度は中国製ギョーザ。
ニュースを観るまで中国製の冷凍食品なんて、あることすら知りませんでした。
それでも他人事のように思っていたら、我が家にも・・・、あった。
「金のどんぶり 牛たま丼」
尤も、これは、メーカーさんが自主回収を行っている商品なので、現時点では「クロ」とも「シロ」とも言えませんが。
企業がコストを抑える為に、国内よりも人件費の安い海外に業務委託するのは理解出来ますが、問題はその管理
体制。
もっと突き詰めて言えば、消費者が「お客」では無くて、企業の「金儲けの対象」に成り下がってしまったのかなと。
結局、自分たちのことしか考えていない。
一頃は TQC(Total Quality Control)というのが持て囃され、その中に「次工程はお客様」というのがあったけど、今の
時代にそんなことを言ったら、「あんたはアホか。次工程は俺たちだよ。」と軽くあしらわれるんでしょうな。
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無料レポートは申し込むな!
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無料レポートスタンドに群がっている連中も、ご他聞に漏れず、自分のことしか考えていない。
例えばAという人間とBという人間がいる。
Aが紹介した無料レポートをBがダウンロードしまくる。
Bが紹介した無料レポートをAがダウンロードしまくる。
そうするとAとBに無料レポートスタンドからポイントが貰えます。
そのポイントが増えると、AとBの発行するメルマガの読者が増えるんですね。
無料レポートをダウンロードする時に、レポートを提供した人のメルマガ以外に好むと好まざるに関わらず、複数の
メルマガに登録しないといけません。
あそこに出てくるのがこいつらってこと。
かくして訳の分からん奴から「買え、買え」メールが届くのです。
ウザいからと解除をすると、今度は名前を変えてまた送り付ける。
この繰り返しです。
読者(無理矢理だけど)を金儲けの対象としか考えていないから、この程度のことは全然平気。
何度解除したってめげません。
このメルマガを発行した時に作成した無料レポートが、未だに毎日5名~10 名の人にダウンロードされています。
無料レポートを作ったのは昨年の5月ですよ。
有り得ないって・・・。
たかだか無料レポートですが、ここまで荒んでいます。
パソコンの向うにいる人間のことを完全に忘れてる・・・。
-第50号-
先週の土曜日は、降雪の為、京都競馬は第2レースで打ち切り。
この日は大阪でも少し積もりました。
日曜日は東京競馬が2週続きで降雪による中止。
京都競馬場は日曜日の開催に向けて、除雪作業を 600 名も動員して夜遅くまで行ったとのこと。
ホント、大変ですね。
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サダムイダテンは本当に強いのか?
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最初、サダムフセインと読み違えていました。
「JRAもよく認可したものだ。」と。
前走の怒涛の末脚が印象的ですが、個人的には、何と無くニュービギニングとイメージが被ります。
何だかんだ言っても、まだ2戦しただけ。
正直、「本当に強いのか?」と疑ってます。
共同通信杯は、サブジェクトも出走しますが、スマートファルコンなんてどうでしょう?
一方、京都のエルフィンステークスにはポルトフィーノが出走します。
新馬戦を消化しただけですが、そこはクロフネとエアグルーヴの子。
単勝 1.4 倍の断トツ1番人気と見ました。
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馬券の収支なんてつけてますか?
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たまに勝手に送り付けてくる「メルマガもどき」にこんなことを書いている人がいます。
競馬で儲からないのは収支をつけてないからだと…。
そこまで言い切るなら、収支をつける意味をちゃんと説明しろ!
単にプラスマイナスをつけるだけなら意味は無いです。
意味の無いことは最初からしない方がまし。
寧ろ、その収支の結果をどう「戦略」につなげるかだと思います。
ちょっと大袈裟な話ですが…。
営業の仕事をしている人は、毎月会社から突き付けられた予算に対して、一応、どう立ち回るかを考えるはずです。
「あそこには○○を○個売って、あそこには…」みたいな感じですね。
馬券で言うなら、例えば、今日の元手である1万円を2万円にするにはどうするか、或いは、午前中に負けた5千円
を午後のレースでどう取り返すかという「戦略」の部分です。
それによって馬券を買うレースや買い方も、本来は必然的に変わると思います。所謂「戦術」の部分ですね。
要は、ワイドは儲からないとか三連単はデカいとかという次元の話では無くて、儲ける為には、或いは損失を取り戻す
には、何をどう組合せて、どの馬券種で買うかの話かなと。
ところが、自分の意思で馬券を買っている人が、意外に少ないように感じます。
このことは、買い目を配信している有料メルマガの数が非常に多いことからも明らかです。
他人に教えてもらった買い目を信用して、自分のお金で馬券をそのまま買って楽しいか、と思ったりもしますが、
皆さんがそうされているということは、余程的中するのでしょうか…。
こういったメルマガは好きな時に書けますが、買い目の配信はそうはいきません。週末に自分で予想をして、メルマガ
書いて、配信して…、結構なハードワークです。
個人的にはとてもやる気になれませんけど。
-第51号-
「競輪場や競馬場に行っていた人が、株売買の手数料が下がったから、パソコンを使って証券市場に来た。最も
堕落した株主の典型だ。」
経済産業省のお役人が、何を根拠にこんなことを言ったのかは分かりませんが、国民をバカにする前にやることを
ちゃんとやって欲しい…。
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根拠の無い「根拠」
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「ダイヤモンドS」は、アンカツがブラックシェルを見切って騎乗を選択したアドマイヤモナークが楽勝。
天皇賞が面白くなりそうです。
一方、見限られたブラックシェルは案の定…。
面白いのは両馬のオッズですね。
同じ1番人気でも、アンカツが確信を持って選んだ馬は単勝 3.6 倍で、見限られた馬は 2.3 倍。
これだけでブラックシェルを切りました。
アドマイヤモナークもブラックシェルも1番人気馬が予想された馬。
騎手とすれば、体は一つなので、当然勝てる可能性の高い馬を選びます。
あれこれ考えるよりも、「トップジョッキーがどちらを選択するか?」をチェックするのも一つの方法かなと。
ヒントというのは、傍から見れば、根拠らしい根拠の無い、存外シンプルなところに潜んでいるような気がします。
ということで、フェブラリーステークスはダイワスカーレットをバッサリ切る予定です。
走って駄目なら、ドバイデューティーフリーの方に出走すればいい訳だし、もし、大敗しても幾らでも言い訳
出来ますし。
それにしても、また出るのかな、ノボトゥルー。
もう 12 歳だけど…。
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評判の悪い競馬中継
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フジテレビの「みんなのケイバ」が皮肉なことに、そのタイトルとは裏腹に評判が宜しくないようで。
関西では直接観る機会が無いので、どんな内容なのかは知りませんが、評判が悪いということは、余程極端な路線
変更をしたのかなと。
ちなみに関西の「ドリーム競馬」では、柳沼淳子という綺麗なお姐さんがキャスターで、あの杉本清さんを始め、他に
も色々な人が出ていますが、
終了したレースの速報 ⇒ 関西の準メインの実況 ⇒ 5分~10 分の「特集」⇒ 関西のメインのパドック解説 ⇒
関東のメインの実況 ⇒ 関西のメインの実況 ⇒ レース回顧 ⇒ 来週の予告
の流れで1時間です。
関東でGIレースがある時やローカル開催のある時は、若干異なりますが、大体こんな感じ。
たかが1時間の番組なので、余計なものが割り込む余地なんて無いはず。
当初は柳沼さんも時々「トチリ」がありましたが、許容の範囲内。
本来、観たいのはレースそのものなので、特に番組が面白い訳では無いですが、不満も無い。
そういう類の番組の評判が悪いというのは、どういうことかと思ってしまいますね。
司会者云々という話もありますが、寧ろ、番組内容と脇を固める人間の資質の問題だと思いますけど。
-編集後記-
先日、契約している駐車場の大家さんと 30 分位電話でもめました。
次の車の車庫証明の書類の件で、申請にお金が必要なのは承知していたのですが、それとは別で、
大家「どこそこに 2,000 円払って下さい。」
私「それって何の為の 2,000 円ですか?」
大家「ウチは、駐車場協会に加盟しているので、そこに支払うお金です。」
私「なぜ、その協会に私が払う必要あるんです?」
大家「だからぁ、ウチは駐車場協会に加盟してるから…」
私「それはそちらの勝手でしょ。私、関係無いもん。」
大家「たった 2,000 円じゃないですか。」
私「2,000 円だろうが 10 円だろうが、意味不明なお金は出せませんよ。大体、何やってるところですか、その何ちゃら
協会ってとこ。」
大家「民間駐車場の運営の…、いや、もういいです。」
結局、支払いを拒んだまま書類を貰ったのですが、後で確認したら、警察署に書類の記入と提出を代行してくれる
ところで、2,000 円は単なる証紙代のこと。
最初からそれを言えよ!
-第52号-
そろそろキャンディーズの「春一番」を聴きたい時期ですが、大阪の週末は、ユーミンの「ブリザード」の方が相応しい
ほど寒かったです。
昔はユーミンなどを聴きながら、車で苗場などにスキーに行ったりしましたが、今では外に出るのも億劫になってしまい
ました。
馬は寒くないんですかね?
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マコ、甘えてばかりでごめんね…
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JRAのGIホースの中では、多分最高齢であろう 12 歳のノボトゥルーは、先日のフェブラリーステークスがラストラン
だったそうです。
結果はブービーの 14 着ですが、2001 年にはこのレースを制しているんですね。
で、その 12 歳馬に唯一後塵を拝したのは、昨年の皐月賞馬のヴィクトリー。
どうせボロボロに負けるのなら、後先考えずにツインターボ並みに逃げて欲しかった…。
ま、12 歳でGIレースに出走したノボトゥルーも大したものですが、園田競馬場(兵庫県)にはマコーリーという
推定 23 歳の現役誘導馬がいるそうです。
この馬、おじいちゃんにも関わらず、絶大な人気だそうで、今や岩田騎手を抜き差って「園田の顔」にのし上がる
存在。
愛称は「マコちゃん」だって。
おじいちゃんが「客寄せパンダ」になって頑張っているというのも、何と無くせつない感じがします。
マコ、甘えてばかりでごめんね…。
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頑張れ、ニッポン!
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日本代表のサッカーの試合を観る度に思うのですが、実況や解説をする奴らは、何故にああも能天気なのか…と
思う時があります。
「いいこと」しか言わない。
同じ日本代表の試合でも、野球はちゃんと解説してましたが、サッカーは気分でモノを言っているようにしか聞こえな
いんですね。
先日の東アジア選手権の韓国戦は、素人目で見ても相手の方がレベルが高いように思えるのですが、永遠の
ライバルなんて気安く言っていいものか。
殆どボール触ってないじゃん!
それでどうやって勝つの。
どう贔屓目に見ても、適当にパスを出しているようにしか見えないプレーのどこが「いい」のか?
トルシエやジーコの時は海外組が幅をきかせていたので、「華」がありましたが、ちょっと今のメンバーはねぇ…。
さて、同じ海外組でもドバイに出て行く方。
メイショウサムソンやダイワスカーレットが取り止めて、少しテンションが下がり気味ですが、ヴァーミリアンをはじめとする
出走馬には頑張って欲しいと思いますが、
ウォッカは大丈夫か?
競馬ファンは、ダービーを勝った時のイメージをそのまま引きずっているでしょうし、「華」のある馬なので、好走を期待
したいです。
一方で米三冠レースを狙っている馬もいます。
カジノドライヴという藤沢厩舎の馬。
まだ新馬戦を勝ったばかりだというのに、デビュー前から既にベルモントステークスが目標だったとのこと。
藤沢調教師は馬と話が出来る特技があるようなので、この馬は存外「ホンモノ」かも知れません。
日本では、特にオープンクラスになると、ダート馬は芝を走る馬よりも格下に見られる傾向にあるようなので、向うで
名を轟かせ、JCダートでヴァーミリアンと一騎打ち…にでもなりませんかね。
-編集後記-
最近、袋物の食品は、裏面の原産国の表示を見るようにしていますが、「中国製」のモノって思った以上に多い
ですね。
ギョーザ問題は、あれだけ大騒ぎしたものの、結局、何も分からないまま終わりそう…。
で、またまた出ました、食品偽装。
まだ分からんのか、それともバレたら取敢えず頭下げときゃいいやという程度の認識しかないのか…。
新幹線でうかうか弁当も食えん。
-第53号-
なーんかテレビ観ていて気になっているのですが、「三○元社長」って呼び方、おかしくないですか?
妙に違和感がある…。
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ホースニュース社倒産に思うこと…
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3月29日のドバイ・デューティフリーに出走するウォッカには武豊騎手が騎乗することが決まって話題になっているよう
です。
京都記念でそのウォッカを破った「元・お手馬」のアドマイヤオーラの参戦も決まり、果たして連覇を達成するのは
騎手か、それともオーナーか…。
競馬場ではお互いソッポを向くのでしょうかね。
そのウォッカを寝取られた四位騎手のローレルゲレイロが、何とか武豊騎手のスズカフェニックスを振り切って勝った
阪急杯。
一矢報いたといったところでしょうか。
こうした観点で見ていると、ちょっとしたドラマを感じつつも、何だか程良くバランスを保っているなぁとも思えます。
一方、バランスを保てなかったホースニュース社は潰れちゃったみたいですね。
どんな新聞を作っていたのかは知りませんが。
昭和 22 年の設立ですから 60 年ですか…。
何でも、今で言うところの「馬柱欄」を最初に考案したのは創業者とか。
普段何気に見ていますが、そう考えると凄いですね。
競馬新聞は、一般紙と違って「広告料」で賄うことが出来ませんから、読者の数が正味の売上げ。
殆どの人は、新聞なんて何でもいいと思っているでしょうし、容易く差別化出来る要素も無いので、普通の人は
「どれも一緒」なら安い新聞を買います。東スポとかスポニチとか…。だって300円も違うもん。
個人的には競馬新聞は買っていません。
オッズだけで馬券を買う人なので、必要無いから。
でも重賞だけはヘボ予想をしているので、一応、馬柱欄位は見たい訳です。
が、その程度ならインターネットで事足りる。
競馬新聞は「予想をする為の新聞」という認識は、全ての人に共通していても、何と無く…ですが、ニーズにマッチ
していないのかなと。
それに何よりインターネットで無料で見れるものに何故お金を出さなきゃならんのかという話です。
要するに、情報を提供する側の価値観とお金を支払う側の価値観が合っていないのですね。
-編集後記-
「だいすき」ってドラマ、観ている人いますか?
知的障害を持つ女性が出産、育児、仕事を通して成長していくドラマですが、これが結構面白い…。
それと「斉藤さん」と「佐々木夫妻の仁義なき戦い」
以上、最近癖になっているベスト3でした…。
-第54号-
シルヴィ・バルタンの「あなたのとりこ」という曲、知ってます?
若い読者さんには、「ウォーターボーイズ」の挿入歌と言った方が、話が早いかも知れません。
日本で流行ったのは 1972 年に再リリースされたものですが、元は 1960 年代の音楽。
たまに聴いてみると、結構新鮮に感じます。
「トゥー マトレーナ イレシスティブルマン ヴェル トワ コマンヴァン…」
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競馬界も格差社会に…
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最近、70 歳の定年を待たずして廃業に追込まれている調教師が増加しているとのこと。
2000 年に厩舎の上限預託頭数が馬房数の3倍まで許可されるようになり、リーディング上位を争うような厩舎に
馬が集まったことも原因の一つですが、直接的には、成績により馬房が増減される、2004 年の所謂「メリット制」の
導入の影響によるもの。
成績が悪い ⇒ 馬房の削減 ⇒ 馬主の信用を失う ⇒ 馬が集まらない ⇒預託料収入の減少 ⇒ 赤字経営
⇒ 体力消耗 ⇒ 廃業 …という図式です。
一方、馬をレースに出走させれば、35 万円の出走手当が支給されますが、馬の「供給過多」で出走すら
ままならず…。
そんな「使えない馬」を置いていては、馬主も出費が嵩むだけなので、意味不明の放牧へ出され、さらに厩舎の
収入が減ることに…。
安泰と信じて疑わなかった業種が、斜陽の一途を辿っているので、当事者にとっては大変なことだろうけど、
一般社会に於いては極めて普通。
慣れというのは怖いもので、ぬるま湯に浸かっていると、それが未来永劫続くものと錯覚し、変革に対する意識が
薄れてしまいます。
不自由しなかったのですから、変える必要性なんて無かった訳です。
調教師とはいえ、一人の経営者。
今、生じている格差は、確かに技術的な面や馬主との人間関係に左右される度合いは強いものの、経営者自身
の理念や先見力の欠如というのも相当部分あるのかなと感じます。
それにしても「メリット制」がデメリットを引き起こしているというのは、何とも皮肉な話です。
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久々に無料レポートを作りました
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半年ぶりにレポートを作成しました。
「×××××」なんて偉そうなタイトルを付けています。
高松宮記念の過去 12 年のデータと中京芝 1200m の過去 10 年のデータとを比較してコラム的に書き上げました。
興味本位にデータを拾ってみると、同じ競馬場、同じ距離にも関わらず、傾向がまるで違うのですね。
-第55号-
無料レポート「×××××」を出したことで、読者さんが1週間で 40 名ほど増えました。
ダウンロードされた方、有難うございます。
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勇気を出して明日を変えよう…
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これ、黒柳徹子さんが出ているある医薬品のCMソングのフレーズですが、結構気に入ってます。
この1フレーズごとに、色々な人が入れ替わって歌った本格的な「はしり」は、確か「We Are The World」
が最初だったように思います。
「We Are The World」は、1985 年に飢餓に苦しむアフリカの人々に救いの手を差し伸べようと、総勢 45 人の
スーパースターが集まって作成されたチャリティレコードです。
ハリー・ベラフォンテ、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、ケニー・ロギンス、レイ・チャールズ、スティーヴィー・ワン
ダー、ダイアナ・ロス、ビリー・ジョエル、ボブ・ディラン…。
個々にギャラを払っていると、莫大な金額になる面子が 45 人も揃っています。競馬で言えば、ディープインパクト、
トウカイテイオー、ナリタブライアン、シンボリルドルフ、ミスターシービーなどが一緒に走るようなものですわ。
ダビスタみたい…。
当時、日テレの「愛は地球を救う」でも放映されたと記憶しています。
最近、何かと暗い話題ばかりが報道されていますが、この曲を聴くと、少しは元気になるかも知れません。
ご存知の方も多いでしょうが、何度聴いても飽きないですよ。
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桜花賞は如何に…
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土曜日に「フラワーカップ」が開催されるものの、一応、桜花賞トライアルは先週で終了。
桜花賞では、やはりトールポピーが1番人気になるでしょうね。
レースそのものは、日曜日のフィリーズレビューも見応えはありましたが、結果論ではあるものの、レベルとしては、
チューリップ賞の方が上のように感じます。
1着のエアパスカル、3着のオディール、アネモネステークスを勝ったソーマジックあたりは、直前になると、日替わりで
スポーツ新聞の紙面を賑わすことでしょう。
一時は桜花賞の最有力候補とされたポルトフィーノは、スポーツ新聞もしっかり惑わす記事を書くと思うので、
最終的には、上位人気は必至。
GIレース位は、2着・3着になる馬はともかくとして、1着になる馬は、「誰もが納得する馬」に勝ってもらいたいもの
です。
訳の分からん馬が勝ったりすると、レースが白ける…。
馬券は荒れて欲しいのですが。
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もう少し「商品」を大切に出来んのか?
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最近、アドマイヤキッス、サンアディユと続けざまに死亡しました。
アドマイヤキッスは、状況的に、まぁ仕方無いのかも知れません。
しかし、サンアディユの死は、防ぐことが出来なかったのか…。
先日のオーシャンステークスでの結果は、なんとブービーメーカー。
しかし、単勝 1.7 倍もの支持を得た馬が、ブービーの馬に追い付こうにも追い付けない走りは、素人目に見ても
おかしい。
それでも騎手は追っている。
しかも、スタート前には、JRA職員がフラフラと様子を見に行こうとしているのを、隣の職員が制止している。
見方によっては、このおっさんは、何か異変に気付いたのかも知れない。
そして、栗東まで馬運車で戻って、翌日心不全で急死。
毎日毎日馬と接している人間が取り囲んでいながら、誰もたった1頭の馬の異変に気付かなかったのだろうか…。
馬だって私たちと同様に生きている。
ましてやJRAにとっては「商品」のはず。
溢れんばかりの競争馬がいるとはいえ、ちょっと扱いが粗末では無かったか…と感じます。
救急治療の必要性のある人が、平気で病院をたらい回しにされるご時世、たかが馬1頭の話ですが、
「何か忘れている」人間が多くないかと思うのは自分だけですかね。
-第57号-
お陰さまで「×××××」が、自分の予想を遥かに上回る売行きを見せています。
ご注文頂いた読者の皆さん、有難うございました。
メルマガ読者限定価格での先行販売は、明日が最終日です。
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高校生の 57%が宮崎の場所が分からない…
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先日来、しばしばこんな記事を目にしますが、日本地理学会というところが調査しているそうな。
何の為にこんな調査をやっているのかは不明ですが、調査結果に対して「場所が分からないのは、地理の学び方が
表面的だから」と結論付けています。
「学び方なんて昔と変わらんだろ」と思うんですけどね。
テレビを観ていたら、ウケ狙いでわざとやっているのか、関西方面を指差しているバカがいた。
大学生ですら、33%の人間が間違えていたらしい。
「お前ら、一体何勉強しとんねん!」
大宮市が合併して「さいたま市」になったのとは訳が違う。
宮崎県は、ずーっと前から宮崎県。
高校生の頃、3回も停学喰らってロクに授業も受けれなかった自分でさえ、何県が何処にあるかは知っていました。
当の東国原知事は、「日本の教育の問題」とコメントしていますが、「教育=試験に合格すること」になってしまった
弊害でしょうか。
しかし、この程度のことは、教育以前に「常識」だと思いますが…。
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内田浩一なんて騎手は知らなんだ…
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流石にこれは、競馬ファンに「常識だろ」とは言えません。
多分、知らない人の方が多いでしょう。
何せ、最後に勝利した重賞は、1999 年の中日新聞杯ですから。
「メジロマックイーンの主戦騎手は誰?」と訊くと、殆どの人は「武豊!」と答えるでしょうが、元はこの人が
主戦騎手。(ちなみに、最初は村本騎手でした。)
1990 年の菊花賞を制した時に騎乗していたのは、内田浩一騎手で、武豊騎手に乗り替ったのは、翌年の
阪神大賞典からです。
個人的には、ラッキーゲランの主戦騎手という印象がありますが、引退戦を終えた内田浩一騎手は、
「メジロマックイーンのお陰でここまで来れました」という挨拶をしていたことを思うと、ずーっと「しこり」を残していたのかも
知れません。
騎乗に失敗して降ろされたのでは無いですから。
で、メジロ一族の「親子三代天皇賞制覇」など、美味しいところを全部持っていかれた訳です。
しかも、乗り替った武豊騎手とは同期。
サラリーマン社会でも、どんどん出世をする同期や後輩に遅れをとる人は存在しますから、特に気の毒だとは
思いませんが、地味でも何でも、長くやっていると必ず「いいこと」があるようです。
彼の引退日の中山 10 レースに出走したホクトスルタン、中山 11 レースの「中山牝馬ステークス」に出走した
ヤマニンベルメイユは、共にマックイーン産駒。
その2頭が揃って勝ったのですから、何か因縁を感じます。
天国のマックイーンの内田浩一騎手への「はなむけ」かも知れませんね。
-第59号-
高松宮記念は、最後の直線でフサイチリシャールが先頭に躍り出た時は、「来た!」と思ったのですが…。
レース中に左前脚の腱を断裂し、予期せぬ「引退レース」になってしまいました。
これが無ければ、あったかなぁ…。
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競馬に勝てないのは、脳の働きに原因があるらしい…
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という研究結果が、先頃、スイスで発表されたようです。
正確に言うと、「人間がリスクを過小評価する時に、活発になる脳の領域を特定した」という研究結果。
常にリスクが変化し続けるギャンブル課題、或いは、ギャンブルを模した意思決定課題を遂行している人の脳の
活性を測定したところ、「前島」と言われる脳の領域の初期の活性が、リスク予測の間違いと関連していたと。
あー、難しい。
要するに、「前島」という領域は、感情の統合や処理も司っているようなので、「なぜ、ギャンブルに嵌る人がいるのか」
とか「なぜ、トレーダーは相場を読み違えるのか」が、将来解明出来る可能性があるとか無いとか。
以前、ある大手銀行が、トレーダーの不正取引により、7600 億円の損失をもたらしたこともあり、こうした研究が、
かなり注目されているようです。
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来週はGIよりも豪華メンバーの揃ったGII が…
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昨日の高松宮記念に出走したGI馬は、スズカフェニックスとフサイチリシャールの2頭のみ。
何気に来週の産経大阪杯の登録馬を見ると、ダイワスカーレット、メイショウサムソン、アサクサキングス、ヴィクトリー、
ロジックと何と5頭もGI馬がいるではありませんか。
他にもアドマイヤメイン、インティライミ、ドリームパスポートなどの重賞の常連さんもいるので、多分、来週の阪神
競馬場は、人集りになるでしょうね。
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「桜花賞対策」無料レポート作りました
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「××××××」という長ったらしいタイトルです。
内容を箇条書きすると、
■ 外回りコースになって「外枠不利」は本当に解消されたのか?
■ 実は1番人気馬よりも安定度の高い○番人気馬
■ 下位でもチェックを怠らない方がいい○番人気馬
■ 上位人気だけど無視してもよい○番人気馬
■ 意外に信頼性の高い単勝オッズの「ゾーン」とは?
■ 存外無視出来ない前走の「人気順位」
■ 阪神芝 1600m で最も「お買得」な騎手は?
それにしても、この類のレポートは、作るのしんどいですね。
毎週重賞のテーマでレポートを作成している人がいますが、頑張っているなぁという感じです。
スポーツ新聞が書かないことを書こうとすると時間が掛かるし、賞味期限は短いし。
無料レポート書くのに3時間以上掛かったのは初めて。
無理すると続かないので、4月からは自分のスタンスで作成しようと思います。
-編集後記-
結局ドバイ組は玉砕してしまいましたね。
競馬といえど、「日の丸」を意識すると、どうしても過度な期待を抱いてしまいます。
過度な期待と言えば、開幕3連勝の阪神タイガース。
昨日実況していたアナウンサーは、「優勝に向かって着実に前進!」なんて言っていました。
おいおい、残り試合の方が多いだろ…。
-第60号-
4月になって、値下げをしたガソリンスタンドは、今以って、車の列・列・列…。
皆さん、ガス欠寸前で頑張っていたのですね。
先日、値下げしたのを見届けて、行ってはみたものの、時間帯が悪かったのか、車の列に並ぶ羽目に。
が、ボサーッと待つのも嫌なので、洗車だけやって早々に退散しました。
皆さんのところはどうですか?
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カエルの子はカエル
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横山典弘騎手の長男が、JRA競馬学校に入学し、父子三代ジョッキーに向けて、その一歩を踏み出しました。
騎手として無事デビュー出来るか否かは分かりませんが、メタボの人や大柄な人は、就きたくても就けない職業だけ
に、競馬学校に入学しただけでも大したものだと思います。
「父のレースを見て格好いいと思ったし、父が取りこぼしたレースを獲ってやると思って騎手を目指しました。」
と、後継者に悩む小さなお店の経営者が聞くと、羨ましくなるような言葉。
大抵の経営者は、「親父と同じ道を行くのは、真っ平御免!」と我が子に突き付けられますからね。
カエルの子がカエルにならないご時世の中、何気無い記事ですが、「子は親の背中を見て育つ」ということを少し考え
させられました。
ちなみに馬の「父子三代」と言えば、あのメジロアサマ-メジロティターン-メジロマックイーンの天皇賞制覇が有名
ですね。
それにしてもノリも 40 歳ですか…。
武豊騎手も 39 歳だし、松永幹夫は調教師になったし…。
昔、ジャニーズ系だった騎手も、いい「おっさん」になったものです。
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他人の競馬手法を盗み出す方法
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あなたは「まぐまぐ!プレミアム」の有料メールマガジンを購読していますか?
その中で、競馬のメルマガが幾つあるかご存知ですか?
「馬」で検索すると、4月8日時点で 261 件もヒットしました。
「まぐプレニュース」というのを購読していますが、毎月 20 誌位が新着メルマガとして紹介されています。
まぁ、人のことは言えませんが、何と専門家の多い分野でしょう。
というか、これも「裏事情」がありますが、それはともかくとして、この有料メルマガを使って、他人の競馬手法を
盗み出す方法をお教えしましょう。
ご存知の人も多いでしょうが、「まぐまぐ!プレミアム」のメルマガは購読した最初の月は無料で読めます。
例えば、月初に登録して月末に解除すれば、その間、無料で購読でき、翌月課金されることはありません。
で、新着でも既存のものでも良いので、幾つかのメルマガの購読登録をします。
殆どのメルマガは、買い目の配信が多いと思うので、ここから選択します。
複数のメルマガを購読した方が良い理由は、それぞれのメルマガの買い目のつけ合せをする為です。
それらを今度は、確定オッズやレース結果とつけ合せします。
すると、配信内容の傾向が見えてきます。
次に、過去レースで以って、その傾向を検証する訳です。
但し、この方法は、1回で上手く傾向を捉えることは難しいです。
気長に「数撃ちゃ当たる」と思ってやった方がいいでしょう。
ちなみに、忘れっぽい人は止めた方がいいです。
個々のメルマガの購読料は決して安くないので、一度に5誌位登録して、月末に解除するのを忘れると、
とんでもないことになりますから。
-第61号-
67 歳ながら、北京五輪の馬術日本代表に選出された法華津さん。
「じじいの星」とか呼ばれて、他人事ながら腹が立ちます。
オリンピックの代表選手を茶化して何が面白いのか。
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三連単で 700 万円ですか…
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吉本芸人で「シャンプーハット」というコンビがいますが、その片割れがソーマジックを軸にした3連単で、
桜花賞を的中させたとか。
買い目の点数 126 通り。
1点 100 円で 12,600 円也。それで 700 万円だから凄いものです…。
まぁ、馬券の買い方は人それぞれですが、自分で数を数えることが出来ない位の買い目を押えるのは、
個人的にはどうもねぇ…。
それにしても、レジネッタに騎乗した小牧騎手は嬉しかったでしょうね。
園田競馬に所属していた頃は、岩田騎手よりも上に位置付けされていたにも関わらず、後から移籍した彼に
先を越された感がありましたから。
今年のクラシック戦線は、走る度にコロコロ勝ち馬が変わりますね。
これを戦国時代と考えるか、単なる不作と考えるか…。
桜花賞で「×××××」を使った人は、レジネッタがピックアップされたと思います。
ワイドで 5,880 円もついてましたね。
さて、桜花賞といえば、古い競馬ファンなら 17 年前の民事訴訟を思い起こす人もいるのでは?
あの「イソノルーブル事件」です。
スタート前に、鞍上の松永幹夫現調教師が、右前脚の蹄鉄が落鉄していることに気付き、打ち直しをするも、
馬が興奮してしまい、上手くいかない。
業を煮やしたJRAが、「蹄鉄を装着しなくても、競走能力を減退させる決定的な要因にならない」とそのまま
走らせた。
1番人気ながら、結果は5着。
そのまま走らせたことも問題ですが、騒ぎが大きくなり、裁判沙汰になった直接の原因は、馬券を買った人が、事後
にそのことを知ったことで、「事実を知らされず、損害を被った」と。
イソノルーブル自身は、オークスで見事にリベンジを果たしましたが、裁判は、原告、つまり、桜花賞でイソノルーブル
の馬券を買った人の請求は棄却されました。
刑事事件じゃなくて、こういう事件の裁判員制度なら、申し出たい気がするなぁ。
国民不在という体質は、昔から変わっていないようです。
-第62号-
皐月賞は、ダンツウイニングとタケミカヅチをワイド馬券でマイネルチャールズに引っ掛けての二点買い。
マイネルチャールズが辛うじて3着になってくれたので、取敢えずは結果オーライでした。
ワイド馬券や複勝馬券を「儲からない」とバカにしている人が多いけど、決してそんなこと無いですよ。
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競馬のために1億8千万円も着服なんて…バカじゃないの?
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こういうメルマガを1年もやっていると、ネタ探しの時に「競馬」の二文字がスッと飛び込んで来るようになります。
で、見つけたのがこのニュース。
何でも東京都のJ○職員が、凡そ1億8千万円を着服して、競馬に使って、そのまま何処かへ行っちゃったとか…。
何処かへ行っちゃったのだから、多分、負けて使い果たしたのでしょう。
何をどうすればこれだけ負けますかねぇ…。
菊池寛が、「日本競馬讀本」(昭和 11 年)の中で、こんなことを書いています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
馬券買いにおいて勝つこと甚だかたし。ただ、自己の無理をせざる犠牲に
おいて馬券を娯しむこと。
勝たん勝たんとして、無理なる金を賭するが如き、慎しみてもなお慎しむ
べし。
馬券買いは道楽なり、散財なり。真に金を儲けんとせば、正道の家業を
励むに如かず。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
大金を着服したJ○職員には、
「×××××」を教えてあげたかった…。
サイトには敢えて記載していませんが、購入された方に「サポート通信」を配信しています。
その「サポート通信」を読まれた方からこんな「声」を頂いています。
-----------------------------------------------------------------きちんと購入後のサポートをして頂ける点も好感がもてます。
(××さん)
低価格で優良な情報を提供していただき、有リ難うございます。購入後の
サポートも良いと思います。
(××さん)
これからもお忙しいでしょうが、メールサポート楽しみにしていますので
よろしくお願いします。
(××さん)
またレポートを楽しみにしています。
もう変な商材に心動かされることも、当たらない予想配信にいらつくこと
もないでしょう。藤本さん、本当にありがとうございます。
(××さん)
------------------------------------------------------------------編集後記-
livedoor スポーツで記事をよく見掛けますが、「○外タイムス」の藤○京子って何者ですか?
脱ぐなら脱ぐ、予想をするなら予想をする…どっちかにしてもらいたい。
-第63号-
先週1週間で読者さんが 300 名位増えました。
無料レポートをダウンロードして下さった方、有難うございます。
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競馬の刹那さ…皐月賞馬と菊花賞馬を負かした馬の第二の「人生」は乗馬
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あのウォッカが快挙を成し遂げた昨年の日本ダービーで単勝 1.6 倍の圧倒的な1番人気に指示された
フサイチホウオーが屈腱炎を発症し、引退するとのこと。
そして、第二の「人生」は、何と乗馬…。
この馬、2006 年のラジオ NIKKEI2歳ステークスでは、後の皐月賞馬となるヴィクトリーや菊花賞馬のアサクサキングス
に勝っているんですけどね。
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購入者からクレームが来ました!
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先日、「××××××」を購入された方からこんなメールが届きました。
「昨日購入させてもらいました。とりあえず今月の結果を確認したのですが、的中しているものがあまりなく感じる
のですが。」
正直言って、これは事実です。
勿論、すぐにこの方に返信しました。すると…、
-------------------------(一部抜粋)----------------------------
おはようございます。
早速ご連絡を頂き感謝致します。
私も実はマニュアルを検証することが大好きなんですね。
しかし本物でなければ深くまで検証については行いません。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
非常に効果的な商材を確認いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スピーディにメールを返信いただきましたから、いいかたであろうと思い
メールさせていただきました。
-----------------------------------------------------------------本音を言えば、こういう内容は公開したくありません。
返信はしたものの、多分、この方は、まだスッキリした気分にはなっていないでしょう。
しかし、そんな中でも一定の評価をして下さいました。
とても有難いことです。
-第65号-
連休の最終日って、無意識に「次の連休はいつだろう」とカレンダーを繰って見てしまいます。
ちなみに次は…7月の4週目ですね。
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メイショウサムソンも舐められたものです
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天皇賞は如何でしたか?
メイショウサムソンの三連覇の野望は打ち砕かれたものの、GIレースらしい見応えのある内容だったように思います。
それにしても、金曜日の時点では、GIレースを4勝もしている馬の単勝オッズが 10.4 倍の6番人気。
最終的には2番人気まで押上げたものの、随分と舐められたものです。
覇気が無いだの、もう終わっただの…。
以前、スペシャルウィークが秋の天皇賞に参戦した時もこんな感じでした。
前走の京都大賞典が7着。
すると、たちまち人気が大暴落して、天皇賞では直前でも4番人気。
ちなみに、そのレースでは、皐月賞と菊花賞でスペシャルウィークを負かしているセイウンスカイの1番人気は良しと
しても、GI初出走のツルマルツヨシが2番人気。
いずれも、興味本位に書き立てられた記事に如何に振り回されているか…という典型的な事例です。
人間は、最終的な意思決定を自分で行っているようで、実は、外部から入る客観的な情報が潜在的に刷り込まれ
ることによって、無意識にそれを受け入れ、意思決定の判断基準にする習性があると言われています。
「的中させる」ことを目的として馬券を買うのであれば、無用で雑多な情報を脳裏に刷り込むと、どうしてもブレが
生じてしまいます。
だから、「メイショウサムソンの取捨をどうするか」なんて話になる訳で、少し考えれば、GIレースを4勝もしている馬が、
天皇賞三連覇を目論んで、しかも、凱旋門賞をも視野に入れて出走するのですから、少なくとも無様な競馬は
しないはず。
普通に考えたら分かりそうなものだと思うけど…。
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古馬GIレースを的中させる最も簡単な方法
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要するに「格」だけ見てれば良いということです。
あれこれ考えない、捻らない、情報にも惑わされない簡単な方法です。
シンプルに買い目を出すなら、まずは、重賞の連対率や複勝率を見ます。
一応、重賞で複勝率が 50%以上を基準にします。
今回の天皇賞の場合、重賞の複勝率の高い順に挙げると、
ポップロック
連対率
複勝率
54.5%
72.7%
メイショウサムソン 62.5%
68.8%
ドリームパスポート 50.0%
66.7%
アドマイヤジュピタ 66.7%
66.7%
アサクサキングス
55.6%
アイホッパー
44.4%
42.9%
50.0%
となります。
次にピックアップされた馬のGIレースだけの複勝率を見ます。
複勝率
メイショウサムソン 60.0%
ドリームパスポート 57.1%
ポップロック
アサクサキングス
アイホッパー
アドマイヤジュピタ
40.0%
40.0%
25.0%
0.0%
そして、GIレースを勝っているのは、4勝のメイショウサムソンと菊花賞を勝ったアサクサキングスだけ。
こうして見れば、雑多な情報を逐一チェックしなくても、大抵の古馬GIレースは、それなりにピントが合ってきます。
時には、率的に低いものの、「腐ってもGI馬」みたいな馬が出走していることがありますが、殆どの場合、フロックで
勝てた馬でしょうから、ことGIレースでは、無視しても良いと思います。
あとは、どう買うかですが、GIレースに限っては、個人的には3点以内でワイド馬券を買っています。
ワイド馬券は儲からない…なんて言われますが、決してそんなことは無いですよ。
競馬って、変に欲を出さず、身の丈に合せてコツコツやっていると勝てるものです。
よしんば負けても、青ざめるような負け方は、まず、有り得ません。
-第66号-
昨日、ディープインパクトの競馬殿堂入りが発表されましたね。
JRA最多タイのGI7勝という並外れた成績もさることながら、あれほどたくさんの競馬ファンに愛された馬は
オグリキャップ以来かなと。
競馬ファンに共感を与えた馬に共通しているのは、必ず、一度は「挫折」を味わい、ラストでそれをはね返しているん
ですね。
ディープインパクトもオグリキャップもトウカイテイオーも…。
競馬ファンは、そこに自分の人生を重ねるから共感が生まれる。
今の中央競馬には、そういう馬いませんねぇ。
個人的には、ドリームパスポートにそれを期待していましたが…。
管理調教師さん、もうちょっと空気を読んで下さい。
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武豊は儲かるか?
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以前、武豊で生活費を稼ぐ…なんて書籍があったと思います。
が、流石に武豊だけに「おんぶに抱っこ」では儲かりません。
つまり、単勝や複勝を買い続けても話にならんということですね。
普通に馬券を買って…という前提ですが。
一方で、武豊を絡めた馬券は「儲からないから」と敢えて外して馬券を買う人もいるようです。
非常に潔いのですが、この買い方だと確率的に 12 レース中7レースか8レースは、的中させることを自ら放棄すること
になってしまいます。
競馬で少なからずも儲けようとするなら、まずは、可能性の高い「事実」に着目することだと思います。
今回のテーマは「武豊」なので、ここ3年位のデータを拾ってみると、
勝率
連対率
複勝率
1番人気
36.7%
52.6%
66.0%
2番人気
19.9%
39.5%
53.1%
3番人気
10.2%
25.3%
38.6%
これは、彼が1番~3番人気馬に騎乗した時のものです。
次に、これをオッズから捉えてみると、
勝率
連対率
複勝率
1.0~1.4
62.3%
79.5%
86.9%
1.5~1.9
43.7%
61.5%
77.3%
2.0~2.9
30.0%
47.8%
61.6%
3.0~3.9
20.0%
39.4%
53.8%
背景的なものは色々あるにせよ、これだけの率を叩き出しているのであれば、数値上からは外す理由が
見当たりません。
少なくとも、
・武豊が騎乗する馬が1番人気か2番人気
・そして、その馬の単勝オッズが 3.9 倍まで
の時は、ワイド、三連複、三連単で馬券を買うなら「軸馬」にした方が得策ということになります。
とはいえ、彼も人の子ですから、1日に5勝する時もあれば、まる1日精彩を欠く時がありますので、
闇雲に追いかけると効率が悪いです。
しかし、この解決法は簡単です。
アナログ的な提案になりますが、案外確実な方法は、開催日毎に「正の字」を付けること。
1着何回、2着何回…という具合ですね。
武豊に限って言えば、毎年ほぼ一定の率を残しているので、確実性は自ずと高くなります。
-第67号-
米国三冠レース最終戦のベルモントステークスに向けて遠征中のカジノドライヴが、重賞レースで圧勝したとのこと。
こういうグローバルな話題を聞くと、NHKマイルカップがどうの…などというのは、スケールが小さく感じられます。
が、何気に隣のコンビニにタバコを買いに行ったら、そこのオーナーが、
「いやぁ、来ましたねぇ、ダノンゴーゴー。馬券獲れましたよ。」
正面切って感謝されると素直に嬉しい…。
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その馬券、儲け損なっていませんか?
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買い目は5点、資金は 2,000 円。何も考えずに、単純に1点 400 円ずつ配分して馬券を買えれば何の問題も無い
ですが、そうそう上手く事が運ばない時があります。
例えば、選択した買い目の中の最低の倍率は 3.5 倍。400 円の配分では、的中しても 1,400 円にしかならない…。
あなたは、こんな時どうします?
潔い人は、3.5 倍の買い目をスパッと切って、残った買い目で勝負をするかも知れませんが、優柔不断な人は、ここで
立ち止まってしまいます。
そして、損の無い様に分配する金額を「調整」すると思うんですね。
A型で几帳面な人ほどこの傾向にある…か否かは分かりませんが、資金は 2,000 円と決まっているので、
一箇所いじると、他の買い目に割り当てた 400 円も変えざるを得ません。
で、「よーし、これで何が来ようと損は無いぞ」と。
実は、この買い方は、×とまでは言いませんが、○とは言えないのです。
これは、数字を当て嵌めるとよく分かります。
選択した買い目が、3.5 倍、5.4 倍、7.8 倍、9.7 倍、12.1 倍だったとしましょう。
400 円ずつ均等に配分すると、3.5 倍の買い目は「トリガミ」になるので、調整すると、凡そ下のようになると思います。
賭け金
払戻額
400 円時の払戻額
3.5 倍
600 円
2,100 円
1,400 円
5.4 倍
400 円
2,160 円
2,160 円
7.8 倍
400 円
3,120 円
3,120 円
9.7 倍
300 円
2,910 円
3,880 円
12.1 倍
300 円
3,630 円
4,840 円
資金の分配の仕方は、他にもあるので、あくまでも「仮」の話です。
ここで問題とすべきなのは、9.7 倍と 12.1 倍の二つの買い目が、調整したことによって、大幅に回収額を低下させて
しまっている点。
尤も、額にして、9.7 倍なら 970 円、12.1 倍で 1,210 円と微々たるものです。
が、馬券を買う資金は 2,000 円ですから、9.7 倍の買い目で 48.5%、12.1 倍の買い目で 60.5%も損をしていること
になるのです。
では、最も低い 3.5 倍はどうかというと、400 円ずつ均等に買った時は、30%にあたる 600 円の損失ですが、
調整したところで僅か 100 円、5%の得でしかありません。
あなたは、60.5%も儲け損なって「まぁ、いいや」と済ませますか?
「まぁ、いいや」と済ますのは、寧ろ、600 円の損失だと思います。
これは、的中してはじめて成り立つ理屈ですが、的中率が同じと仮定するなら、どちらが得をするか…感覚的に
理解出来るでしょう。
ここで惑わされ易いのが「オッズ」です。
3.5 倍と 12.1 倍の買い目を比較した時、どうしても 3.5 倍の買い目の方を「確率が高い」と考えてしまいます。
が、オッズは、その発生確率から的中予測は出来ても、的中結果の発生確率を表している訳では無いのです。
なので、「トリガミ」の買い目があっても、資金を調整せずに均等買いを貫いた方が、的中時の儲けを最大化
出来る…ということです。
-第69号-
サザンオールスターズが、年内を以って無期限で活動を休止するとのこと。
ある程度の年齢の人は、「夏=サザン=海」「冬=ユーミン=スキー」みたいな図式になっていると思いますが、どちら
も四半世紀以上もの間、ずっと第一線でやっているのですから、凄いの一言ですね。
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あなたの思考を停止させる「情報」とは?
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「ウォッカは大丈夫かなぁ」
こんな時、どんな馬券でエントリーしますか?
1着になっても何ら不思議の無いメンバー構成だけど、2着、或いは3着かも知れない…。
となると、自然に馬券種は三連複やワイドに行き着くのが普通であって、「ギャンブルをする」なら、この時点で
三連単馬券は有り得ません。
尤も、「1着はエイジアンウインズ」と結論付けた上で、「1着は無いけど、3着までならある」馬の中にウォッカを含めて
考えた三連単馬券なら有りです。
この考え方なら、「1着は無いけど、3着までならある」馬を5頭組合せれば、20 点で済みます。
これが本来の三連単馬券の買い方だと思います。
「頭」がニシノマナムスメやベッラレイアだったり、「一応」ウォッカであったりして、数十点もの点数になるのは、
ちょっと違うかなと。
特定の馬を選択した意図を考えれば、このような発想にならないはず。
これは、「博打」であって、「ギャンブル」ではありません。
ちなみに、博打は「偶然の成功を狙ってする危険な試み」という意味。
一方、ギャンブルは、「賭け事」そのもの。
一般的には同義語ですが、辞書の意味はこれだけ違います。
確かに、単勝上位人気の5頭を組合せた三連単馬券は、割合お手軽に万馬券を獲れますが、
これは、傾向であってノウハウではありません。
自分の選択した馬が、どういう意図で以って選択されたのかを考えれば、自ずと方向性が定まるはずです。
ところが、意図の見えない情報があったりするので、結構ややこしい…。
例えば、競馬新聞の印。
印の意図というか本質を考えれば、「本紙◎-▲で的中!」なんて表現はおかしい訳です。
指数の類もそうですね。
様々な要因を数値化して加算しているので、本来なら、数値の高いものほど「1着」に近いはず。
そう考えると、「先週の指数1位馬の成績は、1着 12 回、2着3回、3着1回…」という記載に何の意味が
あるのでしょう。
これだけ曖昧にされると、「一体、何頭のボックス馬券を買えばいいの?」という話です。
要するに、分からないのです、何が来るか。
であれば、これらは馬券を買う側の思考停止を誘発しているに過ぎません。
しかし、「3着までならあるかも…」という程度の予測なら、重賞レースに限れば、これらの情報に頼らなくても、
それほど困難ではないはず。
この時点で、馬券に投じる資金の限界点によっては、三連複馬券を断念せざるを得ないこともあるでしょう。
となると、流れ的に、馬券種はワイドか複勝になりますが、「それじゃ儲からん」とそこで否定をして、無理に背伸びを
するのでは無くて、その範囲内で的中した時の儲けを最大化させる手段は無いかと考える…。
そこで始めて「的中させるための手段」と「儲けるための手段」の違いが明確化される訳です。
-第70号-
今週はオークスが開催されますね。
GIレースは、買い目を決めるまでのプロセスが、他のレースよりも格段に楽しい…というのがあります。
遠足に行く前日の夜みたいな。
直前は、当初と考え方がコロッと変わりますけど。
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レースを絞り込む本当の意味は?
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「回収率を上げる為には、レースを絞り込んで的中率を上げなければいけない…」
あなたは、この理屈を正しいと思いますか?
例えば、今、全てのレースの馬券を買った時の、あなたの的中率が 25%だったとしましょう。
しかし、1日1レースと絞り込むことによって 75%になったとします。
これだけ差をつけたとしても、レースを絞り込んだ時の方が、殆どの場合、回収率は低下します。
なぜなら、レースを絞り込んだことによる本質的な問題があるから。
仮に土日で 12 レースずつ 24 レースの馬券を買うとすると、
全てのレースの馬券を買って、25%の的中率なら、24×0.25 で、6レースの的中が見込めます。
一方、絞り込んだ結果、75%の的中率なら、2×0.75 で、1.5 レースの的中が見込めます。
それまで1レースの馬券購入額が 1,000 円だったとすると、前者の場合は合計で 24,000 円。
後者の場合は、絞り込んだことにより、1レース 12,000 円投じることになります。
収支を考えた場合、
1レース 1,000 円で6回的中した時に得られる払戻額
1レース 12,000 円で 1.5 回的中した時に得られる払戻額
は、どちらが安定してお金を得られるでしょうか?
的中率が 25%ということは、単純に4レースに1回的中する割合です。
一方、的中率 75%は、4レースに1回はずれる可能性が含まれます。
前者の賭け金は、1レース 1,000 円なので、4レースに1回的中するそのレースで 4,000 円の払戻額を得られれば
「回収率 100%=チャラ」です。
1点買いなら倍率4倍に、2点なら最低8倍のものに、5点なら最低 20 倍、10 点なら最低 40 倍に…となります。
一方、後者は1レースに 12,000 円投じるので、回収率を 100%にするには、単純に考えて、的中する3レースで
4,000 円ずつ回収せねばなりません。
この解決策は、理屈だけ言うなら簡単です。
単勝 1.4 倍の馬の単勝馬券を買えば、12,000 円×1.4 倍=16,800 円で済みますね。複勝で 1.4 倍つきそうな
馬でもいいです。
ところが、「的中率」という表面の数字に捉われていると、ここで矛盾が生じるんですね。
「単勝 1.4 倍の勝率ってどうよ?」
「複勝 1.4 倍に相当する人気順位の馬の複勝率ってどうよ?」
いずれも 75%の確率には遠く及びません。
非常に分かり易い例で示していますが、手法から出された「的中率」というのは、このあたりの数字を度外視している
ので、大抵、ここで躓くことになります。
しかし、確率から見ていけば、自ずと「損の少ない考え方」が見えます。
これは、「損の少ない考え方」であって、「儲かる考え方」ではありません。
では「損の少ない考え方」の使える、最も的中させ易いポイントはどこにあるか…。
オッズは毎回異なるのですから、ここに「回収率」という意識は、本来介在しないはずです。
極端な言い方をすると、馬券は成り行き任せ。
成り行き任せでも儲かるかも知れませんが、儲からないかも知れない。
そこで初めて、「この考え方で儲かる手段は無いのか?」と考える訳です。
「損の少ない考え方」を「的中させ易いポイント」に使って、それに「儲かる手段」を講じたらどうなるか…。
普通に考えたら分かるはずです。
-第71号-
先週の東海ステークスは、ワイドの払戻額が 7,770 円!
ガソリンスタンドで久々に「ハイオク満タン!」と言えました。
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疑わしきは罰せず
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これは、刑事裁判の原則で、裁く側から見た言葉。
対して裁かれる側から見た言葉は推定無罪。
時々JRAは、両者に当て嵌まらない意味不明の「裁定」を下すことがありますね。
それが先週のオークス。
トールポピーは、内にモタれたのでは無く、完全に切り込んでいってる。
結果、1位入線も長い審議。
素人目で見ても明らかに斜行。
確信を持って買ったレジネッタは3着だったものの、トールポピーの斜行によって煽りを受けたオディールは…。
既に馬券とは「無縁」が確定したので、個人的には、最終結果はどうでも良かったのですが、トールポピーは
「推定無罪」で、騎乗していた池添騎手は「有罪」となり、2日間の騎乗停止処分。
カワカミプリンセスが降着になったエリザベス女王杯の時と何が違うの?
馬が無罪なら、例え本人や周囲が何と言おうと騎手も無罪。
騎手が有罪なら、当然、馬も有罪。
これが最も分かり易い裁定のように思えますが…。
-第72号-
土曜日の金鯱賞にはカワカミプリンセスが、日曜日は「日本ダービー」のあとの「目黒記念」にロックドゥカンブが
出てきますね。
いずれも「格」のある重賞なので、ちょっとワクワクします。
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日本ダービーの出目を公開!
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今回は特別に「日本ダービー」に合せた出目を少しお見せしましょう。
1(1)ディープスカイ
57 四位
1(2)サクセスブロッケン 57 横山典
2(3)ブラックシェル
57 武 豊
2(4)タケミカヅチ
57 柴田善
3(5)アグネススターチ
57 赤木
3(6)モンテクリスエス
57 福永
4(7)スマイルジャック
57 小牧太
4(8)アドマイヤコマンド 57 川田
5(9)マイネルチャールズ 57 松岡
5(10)レインボーペガサス 57 安藤勝
6(11)レッツゴーキリシマ 57
6(12)サブジェクト
7(13)ベンチャーナイン
幸
57 吉田豊
57 武士沢
7(14)エーシンフォワード 57 和田
7(15)フローテーション
57 藤岡佑
8(16)メイショウクオリア 57 岩田
8(17)ショウナンアルバ
57 蛯名
8(18)クリスタルウイング 57 内田博
多分、単勝1番人気になるのは、ディープスカイかマイネルチャールズになるでしょう。
が、ここでは「3着までに着そう」な上位人気が予想される馬の枠を見てみます。
すると、1枠、5枠、2枠…というのが、殆どの人の見方でしょうか。
これらの枠の馬を「軸」とすると、
1枠を「軸」にするなら⇒2枠・3枠・6枠・7枠
5枠を「軸」にするなら⇒2枠・4枠・6枠・7枠
2枠を「軸」にするなら⇒1枠・5枠・6枠・7枠
もし、あなたが、1枠、5枠、2枠のいずれかの枠の馬が「3着までにくる」という確信があるなら、これでいいです。
馬券種は、「3着までに着そう」という基準で選んでいますので、三連単、三連複、ワイドになります。
ただ、三連単や三連複馬券を買う人は、これらの枠の馬で1着~3着を占めるということでは無いので念の為。
さて、「軸」の確信が持てない人へ…
上の三行を見ると、「何だか2枠が強そう(馬じゃなくて出目が)」と「6枠と7枠ってどうよ?」という二通りの印象を
持つと思います。
そこで、6枠と7枠の馬については「あること」で判断します。
一方、2枠は…、
上の三行で2枠絡みの枠を見ると、1枠と5枠がちゃんと被っていますね。
これを、
ブラックシェル⇒(1)(2)(9)(10)
タケミカヅチ⇒(1)(2)(9)(10)
と切り離して、三連複馬券を買う人は、「ひょっとしたら3着にくる」他馬と絡める訳です。
-第73号-
ディープスカイは、強い勝ち方でしたね。
それにしても、スマイルジャックは評価が低過ぎました。
掲示板を外したのは皐月賞だけなのに、12 番人気は無いでしょう。
「×××××」を購入された方から、「日本ダービーで万馬券を獲れました!」というメールを頂きました。
こういうお知らせは励みになります。
ということで、続きは後程…。
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投資競馬のウソ
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競馬を投資と位置付けするサイトが、相変わらず見受けられます。
例えば、株と馬券の決定的違いとは…、
株は、投資したお金が一瞬でゼロになることは無いですが、馬券は的中しなければ、一瞬でゼロになるリスクを持って
います。
本来、競馬を投資的観点に立って考えるなら、元本幾らに対して、現在の資金は幾らという捉え方になっていなけ
ればならないはずで、的中度合いに対する回収率○○%…というのは、おかしい訳です。
そもそも回収率というのは、的中して得た払戻額の合計を馬券購入総額で割った数字なのですから。
投資というのは、元々持っている5万円をどこまで殖やせるか、そして、その手段をどうするかを考えるべきもので、
的中、或いは不的中によって、回収をご破算で考えているなら、それは「博打」です。
ただ幾ら買ったということで、その買い目と金額だけ記載されているなら、元本が消失するリスクがある…つまり、投資
とは真逆の発想で馬券を買っていることになります。
ここを押えておけば、その「投資競馬」が本当か否かの判別が出来ると思います。
何だかんだと理屈を捏ねても、競馬は所詮ギャンブルです。
競馬を投資対象にするのは、如何なものかと…。
ただ、一方で「投資的な考え方」は必要だと思います。
それは、一度に大儲けという手法では無くて、小額購入でリスクを出来るだけ最小化し、長期的に利益を積み上げ、
その利益額を爆発させ、さらに加速させること。
早い話、「勝つ競馬」では無くて、「負けない競馬」をすることです。
これなら余剰資金が無くても出来ます。
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冒頭の続き…
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日本ダービーは、前回のメルマガで炙り出したブラックシェルが3着入線。
メールをくれた購入者さんは、前回のメルマガで書いた、
ブラックシェル⇒(1)(2)(9)(10)
タケミカヅチ⇒(1)(2)(9)(10)
から、思い切ってサクセスブロッケンを外し、「おかしい」と思ったスマイルジャックを加えて 10 点買いで三連複馬券を
買われたようです。
僅か 2,000 円が 75,000 円位になったのですから凄いです。
上手くいく時はこんなものですね。
実は、この購入者さんは、購入を迷って何度か質問をされてきた方です。
ただ、その内容に一貫性が無かったので、「買わない方がいいですよ。少し頭を冷やしてから…」なんてメールを
送りました。
結局、暫く経ってから購入されたのですが、ちゃんと「考えて」使ってくれているのが何より嬉しいです。
-編集後記-
またしてもガソリン価格の値上げ…。
乗ってカンガルーよりも、乗らないことをカンガルーにしないと…。
-第86号-
また、欲しい車が出来ました。
もう生産中止になっていて、探すのが大変ですけどね。
お局様に「この間買い換えたばかりでしょ!」と怒られそう…。
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インサイダーオッズと異常オッズの違いとは?
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競馬俗語に「インサイダーオッズ」という用語があります。
ご存知の通り、これは、株のインサイダー取引から流用されたもので、厩舎から有力な情報を入手した時に、多額の
馬券が購入されるというものですね。
株の場合は、発覚すると相応の罰則が課されますが、競馬の場合は、それがありません。
で、一気に下がったオッズを見て、「これは何かある」と察知して馬券を押えましょうと、朝の早い時間帯のオッズの
取得を唱えている人もいますが、インサイダーオッズがその語源通りの意味合いであれば、誰でも簡単に見抜ける
仕組みになっているのは、本来おかしな話です。
一方、「異常オッズ」というものも存在します。
異常オッズ=インサイダーオッズと解釈している人がいるかも知れませんが、これは違います。
例えば…、
日曜日には、福島競馬場で七夕賞という重賞レースが開催されます。
単勝1番人気馬が、全く頼りにならないレースとして有名です。
そのせいか、重賞名にちなんで、また、ロマンを感じて…というのもあるのでしょうが、人気馬の有無に関わらず、枠連
の「7-7」の馬券がよく売れるそうです。
これは、異常オッズの典型みたいなもの。
今回、武豊が騎乗したら、途端に単勝1番人気になっちゃった…というのもそうですね。
要するに…、全てがそうでは無いですが、大雑把な括りをするなら、馬の実力以外の別の要因によって形成された
オッズです。
こういうのは、馬柱欄とか周辺の情報を見れば、誰でも推測出来ます。
尤も、過剰人気になっている原因をあれこれ探すよりも、過小評価されている馬を見つけることを優先した方が良い
でしょう。
その方が、「宝探し」みたいな楽しい作業ですし。
レースの締切り間際まで慌しくあれこれ考えている人は、多分、この順序が逆になってます。
ところで、インサイダーオッズは見抜けるか?
ある程度までは…別段特別なことをしなくても分かります。
想像の範囲ですが、競馬のインサイダー情報があるとするならば、それは特定の馬に限った有力な情報であって、
他の馬のことまでは分からないのではないかと。
これは、インサイダーオッズが、単勝・複勝オッズで見受けられる傾向にあることから、当たらずしも遠からずだと
思います。
しかし、殆どの人は、様々な「ほぼ共通している情報」を基に馬券を買っていると思うので、そこにそれなりの連動性
が生じるはずです。
なので、単勝・複勝オッズを見て、「あれ?」と思った馬は、ワイドや馬連、或いは、三連複などのオッズを見てみると
いいです。
ただ、これで分かるのは、あくまでも「怪しい」という次元であって、インサイダーか否かなんて推測出来ません。
実際、解決策(それでもパーフェクトでは無いですが…)は、繰り返し目に触れることしか無いと思います。
目が肥えてくれば、判断までは無理としても、推測は出来るはずです。
-第88号-
土曜日の新潟8レースで、三連単馬券の払戻し額が、史上最低を更新したそうです。
330 円…1着~3着を完璧に予想して、たばこ1箱ですか。
よく買えるものだと感心してしまいます。
三連単や馬単は、単勝馬券の延長線上にあるもの…と何回も言っていますが、今回はその馬単馬券の邪道な
買い方を一つ…。
単勝オッズ1桁台の馬が5頭存在するレースでは、
単勝2番人気⇒単勝3・4・5番人気
単勝3番人気⇒単勝2・4・5番人気
単勝4番人気⇒単勝2・3・5番人気
単勝5番人気⇒単勝2・3・4番人気
の 12 点買いをすると、的中すれば結構お金になりますよ。
但し、単勝1番人気の馬が「頼りないなぁ」と思える時と、単勝○番人気のオッズが○○倍以上の時に限りますが。
下線部のヒントは、土曜日の小倉 12 レース「足立山特別」のオッズを見れば分かりますよ。
こんなレースが週に1回~2回あります。
これはほんの一例ですが、要するに、傾向を把握して、変に絞り込むこと無く、一定の買い方を続ければ、自ずと
競馬が見えてくるということです。
-第89号-
昨日変な姿勢で転寝していたせいか、背中を痛めました。
ちょっと出歩くと、痛いこと痛いこと…。
さて、函館・札幌開催は、例年、藤田騎手、横山典弘騎手の独壇場だったのが、今年は安藤勝己騎手が
割り込んできて、ちょっと様相が変わった感があります。
今回は、6月 21 日以降の函館開催から、三騎手が単勝1~3番人気の馬に騎乗した時の成績を
拾ってみました。
まず、安藤勝己騎手。
単勝1番人気時 17-0-4-11 連対率 53.1%
単勝2番人気時 1-6-3-11 連対率 33.3%
単勝3番人気時 1-1-0- 3 連対率 40.0%
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19-7-7-25 連対率 44.8% 複勝率 56.9%
続いて藤田騎手。
単勝1番人気時 5-4-1- 5 連対率 60.0%
単勝2番人気時 1-2-1- 6 連対率 30.0%
単勝3番人気時 1-3-3- 5 連対率 33.3%
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7-9-5-16 連対率 43.2% 複勝率 56.8%
最後に横山典弘騎手。
単勝1番人気時 4-2-3- 4 連対率 46.2%
単勝2番人気時 2-0-2- 8 連対率 16.7%
単勝3番人気時 4-1-0- 6 連対率 45.5%
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10-1-5-18 連対率 32.4% 複勝率 47.1%
現時点では、安藤勝己騎手が一歩リードしていますが、藤田騎手も騎乗停止期間があった割には、結構好成績
を収めていますね。
実は、この三騎手が連対した 53 回に結構絡んでいるのが、この若手騎手。
藤岡佑介騎手…10 回
三浦皇成騎手…8回
で、この5名の騎手を使った面白い馬券の買い方があります。
【Aパターン】
単勝1~3番人気の中に、安藤勝己、藤田、横山典弘の三騎手のうちの誰か1人が含まれている時は、
三騎手の誰か1人⇒藤岡佑介・三浦皇成 へ流す馬連馬券(2点買い)
但し、この若手騎手の馬が、単勝5番人気までの時に限ります。
【Bパターン】
もし、単勝1~3番人気の中に、三騎手が2人含まれている時は、
三騎手(1)⇒藤岡佑介・三浦皇成 へ流すワイド馬券
三騎手(2)⇒藤岡佑介・三浦皇成 へ流すワイド馬券
の4点買い。
但し、この若手騎手の馬が、単勝6~8番人気あたりの時に限ります。
この両パターン、探してみると、それ程事例は無いものの、意外に確率が高いです。
ポイントは、個々のレースでコロコロ買い方を変えるのでは無く、一定の買い方をずーっと続けること。
-第90号-
ここ数試合、阪神タイガースの調子が悪いですね。
今季初の4連敗…。
人間なので、好不調があるのは分かりますが、簡単に点をやり過ぎ。
「K」なんて、もう出てこなくていいような気がしますが…。
テレビ中継では、能天気なアナウンサーや解説者が「優勝は決まり」みたいなことを言っていますが、個人的には、
ジャイアンツが結構追い上げてくるのではないかと思っています。
ご存知のようにセリーグも上位3チームでクライマックスシリーズが行われます。
やはり、阪神、巨人、そして、何だかんだ言っても中日の3チームでしょう、最終的に…。
で、巨人は1位を狙った本気モード、中日は、取敢えず3位を死守、あわよくば2位狙い…監督の見た目の性格を
考えると、こんな感じかなと想像しますが如何でしょう。
もし、そうだとしたら、案外中日は賢い選択だったりして…。
競馬に於いても、「3位狙い」で考えると、結構な割合で馬券が獲れるようになりますよ。
まず、オッズから勝率を考えてみると、
競馬場で1日に開催されるレースは 12 レースですが、大抵、訳の分からないレースが中にはありますし、
不確定要素の高い障害レースも含まれます。
…と言いつつ、要は、計算が面倒なので、1日 10 レースとします。
で、この 10 レース中、1回は1着になる、つまり、勝率 10%程度であるオッズの最低値を単勝 9.9 倍と見なします。
つまり、勝てる可能性のある馬は、単勝 1.0 倍~9.9 倍…人気順位で言えば、大体1~5番人気です。
連対率だと 19.9 倍、複勝率だと 29.9 倍…。
人気順位だと、馬券になるのは9番人気まで。
全てのレースがそうとは言い難いですが、データを細かく見ていくと、結構な割合で当て嵌まります。
なので、単勝 10 番人気以下の馬を狙うのは、馬券的にリスクが高くなる訳です。
個人的には、こうやって馬券を組み立てています。
すると、組合せの仕方によっては、ワイド馬券でも儲かるのです。
一般的に、ワイド馬券は、払戻しが少ないので、少ない点数でなければ意味が無いと考えられがちですが、必ずしも
そうとは限りません。
ワイド馬券で 15 点や 20 点買っても、レース単位なら、回収率が 200%を超える時もあるのです。
おわりに…
如何でしたか?
「大阪競馬ストーリー」からのクリスマスプレゼント。
くだらない話もあれば、前にメールで見たような話もあったでしょうが、未だお伝えしていない話もあったはず。
今後の馬券のヒントになれば嬉しく思います。
本年は、色々お世話になりました。
2009年があなたにとって良い年でありますように。
では、またお会いしましょう。
2008年12月24日
藤本 芳秀