フォルクスワーゲン グループが新しいエンジン工場をメキシコにオープン

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VPR13-006
2013 年 1 月 17 日(木)
フォルクスワーゲン グループ ジャパン 株式会社
フォルクスワーゲン グループが新しいエンジン工場をメキシコにオープン
● メキシコ大統領 エンリケ ペニャと、Prof. Dr.マルティン ヴィンターコルンがシラオにできたグル
ープ 100 番目の工場の開所式に出席
● 年間生産能力 33 万基の同工場の稼働により北米の生産ネットワークを強化
2013 年 1 月 15 日 ウォルフスブルグ/シラオ:
フォルクスワーゲンは、北米での産業への取り組みをさらに拡大しています。メキシコ中央部グアナ
ファト州シラオに 15 日エンジン工場がオープンしました。新工場は、フォルクスワーゲン グループに
とって世界で 100 番目の工場となります。開所式にはメキシコ大統領のエンリケ ペニャ氏、グアナフ
ァト州知事のミゲル マルケス氏、そしてフォルクスワーゲン AG 取締役会会長 Prof. Dr.マルティン
ヴィンターコルンが出席。同工場は、プエブラ(メキシコ)とチャタヌーガ(アメリカ)にあるフォルクスワ
ーゲンの北米での完成車工場に燃費効率に優れる TSI エンジンを供給します。
フォルクスワーゲン AG 取締役会会長 Prof. Dr.マルティン ヴィンターコルンは、「シラオ工場は、フォ
ルクスワーゲン グループの 100 番目の工場であり、自動車業界における最大かつ最も国際的な生
産ネットワークの象徴となります。私たちは重要な北米での事業を、この新工場によってさらに前進
させていきます。今後 3 年間でフォルクスワーゲン グループは、北米だけで 50 億ドル以上を投資し
ます。このシラオは、我々の途切れることのない成長の道筋であり、グループの継続的な国際化の
強力なシンボルです。」とコメントしています。
北米でのマーケットポジションを強化することは、フォルクスワーゲン グループのグローバル成長戦
略における重要な要素です。言い換えれば、ジェッタ、ザ・ビートル、米国の顧客のニーズに合わせ
北米工場で生産している新しい US パサートなどのような現地化比率の高いモデルによって、フォル
クスワーゲン グループは、2018 年以降米国だけで年販 100 万台を計画しています。
シラオでのエンジン生産開始によって、フォルクスワーゲンはすでに約 60 年にも及ぶメキシコでのサ
クセスストーリーをさらに継続していきます。プエブラのフォルクスワーゲン工場とともに、ケレタロに
ある MAN の商用車工場や、サンホセチアパで 2016 年から生産開始が予定されているアウディの新
工場とともに、フォルクスワーゲン グループはメキシコ産業の重要な牽引役です。
今後シラオは、プエブラとチャタヌーガにある北米の完成車工場に最新世代の燃費効率に優れた
TSI エンジンを供給します。工場の中期的な年間生産能力は 33 万基であり、投資額は 5.5 億ドルで
す。フォルクスワーゲンは、中期的にシラオにある 60 ヘクタールの工場で、700 人以上の新規雇用
を生み出すことになり、さらに、サプライヤーやサービス関連事業などで同地域での更なる雇用も生
まれるでしょう。
シラオでのエンジン生産はフォルクスワーゲン ブランドの "Think Blue. Factory”プログラムの高い
環境基準を満たしています。このプログラムの目的は、すべてのフォルクスワーゲン工場で資源をよ
り効率的に利用し、生産関連の排出物質の持続的な削減を達成することです。結果として、シラオの
すべての製造機器は最新のエネルギー効率基準を満たしており、生産されるエンジンの環境負荷の
大幅な削減を達成しています。例えば、生産ホール内の特別な天井照明は、施設全体が最適な自
然光レベルの明るさを確保できるエネルギー効率の良い照明と、同時にその照明によって生み出さ
れる熱を吸収するシステムが組み合わされています。シラオで生産される改良された TSI エンジンは、
より軽量となり燃費と排出物質の改善を実現しています。
フォルクスワーゲン デ メヒコ最高経営責任者(CEO)のアンドレアス ヒンリヒスは、2012 年のメキ
シコ自動車産業の成長と、同国で生産した 60 万台以上の車両からなるフォルクスワーゲンの貢献
に触れ、 「我々にとってシラオは、将来に向かう大きな一歩です。フォルクスワーゲンは再びメキシ
コの自動車産業の成長と雇用において強い勢いを生み出しています」と述べました。
フォルクスワーゲン デ メヒコは現在プエブラ工場で世界市場のためにジェッタ、ゴルフ ヴァリアント、
ザ・ビートルとザ・ビートル カブリオレの 4 モデルを生産しており、2012 年には合計 604,000 台がラ
インオフされました。米国向けに開発された US パサートの生産は 2011 年にテネシー州チャタヌーガ
で始まり、2012 年には 150,000 台以上が生産されています。
2012 年、フォルクスワーゲン グループは、フォルクスワーゲン乗用車、アウディ、セアト、ポルシェ、
ベントレーとフォルクスワーゲン商用車ブランドで 165,900 台(2011 年は 153,300 台)をメキシコの
お客様に納車し、対前年比 8.2%増*を記録しました。
*)2012 年 8 月 1 日からのポルシェブランドを含む。MAN およびスカニアを除く。