システムコマンダー8を使用したWindows とLindowOS の

株式会社ライフボート
システムコマンダー8を使用したWindows XP(日本語版)とWindows XP(英語版)の共存方法
※ 以下の方法はあくまで一例となります。環境によっては共存できない場合もありますので、予めご了承ください。
※ 追加インストールを行う前に必ず既存データのバックアップを行ってください。
※ 追加インストールを行う前にOSがそのPCに対応しているのか、必要なドライバ類が提供されているかをPCの
マニュアル、メーカへご確認ください。
① Windows XP(英語版)用のパーティション作成方法
Windows XP(日本語版)とWindows XP(英語版)を同一のPCで共存させる場合は、Windows XP(英語版)をPC
へインストールする前に、システムコマンダー8をインストールして、Windows XP(英語版)用のパーティションを作成
しておく必要があります。ここでは、既にWindows XP(日本語版)がインストールされている環境へWindows XP(英
語版)用のパーティションを作成する方法をご紹介します。
(1) 既存のWindows XP(日本語版)にシステムコマンダー8をインストールします。
システムコマンダー8のインストール方法については公式ガイドブックを参照してください。
(2) PCを再起動してシステムコマンダー8のOS選択画面を表示させます。"Alt" と "P"キーを同時に押し、パーテ
ィションウィザードを起動します。
(3) パーティションウィザードの操作方法についての注意が表示されますので、"次へ"をクリックします。
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(4) パーティション ウィザードが起動しますので、"パーティションのマニュアル操作"を選択し、"次へ"をクリックしま
す。
(5) 円柱の画面が出て来ますので、Windows XP(英語版)用のパーティションを作成するために、"空き領域"を選
択し、"作成"をクリックします。
One Point
空き領域がない場合は、既存のパ
ーティションを選択して、パーティ
ションのサイズ変更を行い、空き領
域を作成します。(操作方法はシス
テムコマンダー8 公式ガイドブック
P54 をご参照ください)
(6) 新規に作成するパーティションは基本パーティションを指定します。"基本"を選択し、"次へ"をクリックします。
(7) 作成するパーティションのサイズを指定します。"パーティションの種類を設定する"にチェックを入れて"次へ"を
クリックします。
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(8) "NTFS"を選択して"次へ"をクリックします。Windows XP(英語版)用のパーティションとして"FAT32"、"NTFS"
が使用できますが、今回は"NTFS"を選択して"次へ"をクリックします。
(9) 警告画面が表示されます。"続行"をクリックして先に進みます。
(10) パーティションの作成処理が始まりますのでしばらく待ちます。
(11) パーティション作成が完了すると以下の画面が表示されます。
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(12) Windows XP(英語版)のインストール先以外のパーティションを非表示にします。今回は既にインストールされ
ているXPのパーティションを選択し、"詳細"-"非表示"をクリックします。
One Point
この設定を行わないと Windows XP
(日本語版)と Windows XP(英語版)
を完全に独立させてインストールする
ことができません。システムコマンダー
で OS を切り替えることもできませんの
で、ご注意ください。
他にも基本パーティションがある場合
は、全て「非表示」にしてください。
(13) パーティション操作画面が表示されます。Windows XP(日本語版)がインストールされているパーティションをク
リックし、非表示になっていることを確認します。
(14) 次のステップでWindows XP(英語版)をインストールしますので、Windows XP(英語版)のCDをPCにセットし
ておきます。"スタート"から"終了"をクリックし、PCを再起動します。
⇒ このままWindows XP(英語版)をインストールする場合には次ページの(2)へ進んでください。
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② Windows XP(英語版)のインストールと設定方法
下記にWindows XP(英語版)のインストールについての概要をご紹介します。
(1) Windows XP(英語版)のCDをドライブへ挿入しPCの電源を入れます。この時、PCのBIOSでCDからの起動が
優先されているのかを確認してください。(BIOSの設定方法はPCにより異なりますので、ご使用のPCのマニュ
アル、メーカへご確認ください)
(2) CDからブートされると左上に以下のメッセージが表示されます。このメッセージが表示されている間に、何らかの
キー(例えば"Enter"キー)を押してください。表示されない場合には、(1)を確認してください。
One Point
キーを押すのが遅れると、CD からブートされずに”OS 選
択メニュー”が表示されます。先ほどの『非表示』の設定は
解除されてしまいますので、①-(12)の設定(パーティショ
ンの非表示)を再度行ってください。設定後に Windows
XP(英語版)のインストールを開始します。設定を行わない
とシステムコマンダーで OS を切り替えることができません
ので、ご注意ください。
(3) "Enter"キーを押して、セットアップを開始します。
(4) 使用許諾契約書を確認し、"F8"キーをクリックして先に進みます。
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(5) インストール先を指定します。①で作成したNTFSパーティションを選択し、"Enter"キーを押します。①で非表
示の設定をしたパーティションは"Inactive (OS/2 Boot Manager) "と表示され、インストールできません。
One Point
非表示の設定をしたパーティ
ションが”Inactive (OS/2 Boot
Manager)”と表示されていな
い場合には、①-(12)の設定
(パーティションの非表示)を再
度行ってください。設定後に
Windows XP(英語版)のイン
ストールを開始します。
(6) パーティションのフォーマットは完了しているので、"Leave the current file system intact (no changes)"を選
択して、"Enter"キーを押してください。
(7) ディスクの検査が行われ、ファイルのコピーが開始されます。コピーが完了すると自動的に再起動します。
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(8) 再起動時、(2)と同じメッセージが表示されますが、キーを押さずにそのまま待ちます。
(9) Windows XP(英語版)が起動し、セットアップが開始されます。
(10) セットアップウィザードが表示されます。"Next"ボタンをクリックします。
以降は、ウィザードに従いインストールを行ってください。Windows XP(英語版)のインストールが完了しましたら、次ペ
ージ以降の手順で、システムコマンダーを有効にして、XP(日本語版)と2000(英語版)を切り替えられるようにします。
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③ インストール後の設定方法
現状では、Windows XP(英語版)しか起動しないので、システムコマンダーを有効にして、XP(日本語版)と2000(英
語版)を切り替えられるように設定します。
(1) システムコマンダー8 の CD を PC にセットして起動、もしくは再起動します。
(2) システムコマンダー8 のメニューが表示されます。"1"キーを押します。
(3) システムコマンダー8 が起動します。
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(4) 操作のヘルプが表示されます。"次へ"ボタンをクリックします。
(5) OS ウィザードが起動しますので、"キャンセル"ボタンをクリックします。
(6) "スタート"メニューから"パーティション操作"をクリックします。
(7) Windows XP(日本語版)がインストールされているパーティションを選択し、上部メニューの”詳細”から"アクティ
ブ/ブート可能にする"をクリックします。
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(8) 表示が"非表示"から"アクティブ"に変更されていることを確認します。
(9) システムコマンダー8のCDを取り出し、"スタート"から"終了"をクリックし、PC を再起動します。
(10) これまでの操作でアクティブパーティションが変更されたので、Windows XP(日本語版)が起動します。
(11) システムコマンダー8 を有効にします。"スタート"メニューから"すべてのプログラム"-"システムコマンダー8"をク
リックします。
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(12) システムコマンダー8 のユーティリティが起動します。"システムコマンダーを有効にする"を選択して、"次へ"ボタ
ンをクリックします。
(13) "次へ"ボタンをクリックしてシステムコマンダー8 を有効にします。
(14) 処理が完了すると以下の画面が表示されます。"完了"ボタンをクリックします。
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(15) ユーティリティプログラムを閉じて、PC を再起動します。システムコマンダー8 を有効にしたので、PC の起動時に
OS 選択メニューが表示され、Windows XP(英語版)がメニューに追加されています。使用したい OS が選択で
きるようになりました。
以上の操作でWindows XP(日本語版)とWindows XP(英語版)の共存が可能となりますが、表示がどちらも"Windows
XP"となり分かり難くなっています。次項では、メニューの表記の変更方法をご紹介します。
④ OS選択メニューの表記の変更方法
OS選択メニューの表記を変更することで、OSが識別しやすくなります。ここでは、表記の変更方法をご紹介します。
(1) OS選択メニューが表示されている状態で、"設定"をクリックします。
(2) 表示されたメニューから、"Description and icons"をクリックします。
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(3) "EDIT DESCRIPTION"の箇所をキーボードで任意に修正します。ここでは日本語版を"XP Japanese"に、
英語版を"XP English"に変更します。表示OSの切替は上部の
を使用します。日本語版と英語版の区別
は上部の
を確認します。この例では、"0-0"と表示されている方が、日本語版になります。
One Point
変更時に ( ) は使用できま
せんのでご注意ください。製品
の仕様で、 ( ) の文字は表
示されません。 [ ] などをご利
用ください。英文モードのキー
ボード操作になりますので、
[ は “@”キー、 ] は ”{“キー
となります。
(4) 修正が終わったら、"Ok"ボタンをクリックし、さらに"Esc"キーを2回押してOS選択メニューに戻ります。表記が変
更されていることを確認します。
以上の操作で、表記が変更され、同じOSでも区別しやすくなります。
この資料では、XPの日本語版と英語版を例にご紹介しましたが、同様の手順で、日本語以外のOSを共存させたり、
同じOSをインストールすることも可能です。
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