立命館小学校 - 学校法人立命館

立命館小学校 2014年度 学校目標年度末評価シート
12年間一貫教育(4-4-4制度)の抜本的強化発展
教
を通して、小学校から、世界にまなざしを向
育
け、「なりたい自分」を探り、「なりたい自
目
分」が見つかった時に「なれる自分」である力
標
の確固たる基盤を培う。
A.課題(上位目
区分
1.読み書き計算の修得・習熟・活用と、学びの楽しさを通して確かな学力を形成するファーストステージ教育の充実
中
2.個性を探り、創造的で深まりのある主体的学習者を育成するセカンドステージ教育の抜本的強化
期
3.個性を伸ばし、国際社会にそれぞれのあり方で貢献する進路開拓に向けたサードステージ教育のグランドデザイン
目
4.ICT教育を発展させ、情報化に対応した倫理の育成と学力向上、アウトプット力量の向上
標
5.私立小学校の厳しい募集環境の共有化と教職員の意識改革
C.達成目標(当年度目標)
B.目標(中位目標)
標)
1
12年一貫教育カリキュ
ラムの補強
(1) 各ステージの到達目標の明確化と共有化
○
(2) セカンドステージのカリキュラムの精緻化
○
(3) MSJコース・MSコースの成績分析
△
(4)
Ⅰ
立命館中高の
長岡京移転を
契機に444制の
進化をめざす
2
12年一貫を意識した行
事、児童・生徒の交流
1 学力向上
D.
自己
評価
算数(数学)、理科、英語の一貫カリキュラム実践と
検証
○
(1) 長岡京キャンパスの5・6年生の活用
◎
(2) 12年一貫での児童生徒の発達に合った行事等の設定
○
(3) 行事の一貫性の追求と検討
○
(1) 各学年の到達点の検証
○
(2) 3学期制の移行による学びのサイクルの改善
◎
(3)
評価方法の改善による学びのモチベーション向上の
取り組み
1
◎
E.具体的施策(どのような方法で)
①セカンドステージ担当者会議を定例で開催し、現場レベルで教員の交
流が行われ、児童、生徒の情報の共有化や小中の連携が前進した。
②小学校から中学校へ教員の異動を行った。
③セカンドステージカリキュラムの精緻化については前進している。
小・中の連続性、セカンドステージとしてのまとまり、という点につい
て、全教科においてさらに精緻化する必要ががある。
④小5から算数・数学の新たなカリキュラムを実践、理科、英語におけ
る一貫カリキュラムの実践について、検証が必要である。
①9月に長岡京に移転した立命館中学高等学校の新校舎には5、6年生用
の教室が準備されている。本年は5年生が12月に2週間、6年生が12月と1
月に各2週間長岡京に登校し、プール、書道教室など小学校にはない施
設を使った授業や中学の先生による授業などを行った。
②セカンドステージの長岡京登校にあわせて、5,6年生合唱コンクール
を長岡京キャンパス清和会記念ホールで実施した。昨年までは学年別に
実施したが、今年度は収容人数が大きい清和会記念ホールで実施できた
ので、5,6年生の児童、保護者が一同に会し、全クラスの演奏を聞くこ
とができた。
③保護者会主催のクリスマスコンサートを長岡京キャンパスで実施し、
小学校合唱部、保護者コーラス、高校吹奏楽部が出演し、交流すること
ができた。
①前後期制から3学期制に移行する事により、短いスパンで学習点検を
する、それに基づき夏休み、冬休みの長期休暇を活用できるなど、小学
生の学びの実態にあった学びの区切りにより、単元の定着をはかること
ができた。
②より高いモチベーションを引き出すために、評価方法を改善した。
2 英語・国際
(1) 姉妹校、提携校との交流
◎
(2) APUとの連携による低学年からの国際理解
◎
(3) 開校以降8年間の英語授業の到達点と課題の確認
○
(1) 音楽、図工等の教科の充実、旺盛な読書活動
○ 童・保護者が一同に会する事ができ、異学年の演奏を鑑賞しあう事がで
教
学
課
題
Ⅱ
4つの柱に基づ
く創造的教育
の展開
3 感性、倫理
(2)
立命科の教材開発(学年の特性の把握、共有化と教
材)
①長岡京キャンパスでの合唱コンクール実施により、2学年(5,6年)児
○
◎
(3) 芸術鑑賞
4 ICT教育
①<派遣>
5年生36人(約30%)、6年生45人(約37%)、5、6年をあわせると約34%の
児童が海外研修に参加している。特に6年女子は約半数の児童が海外研
修に参加している。トゥーンバプレップ校へのターム留学(2ケ月)は異
文化交流のみならず、生活面での自立の促進上でも大きな成果があがっ
ている。
②<受入>
・北京大学附属小学校 7人受入(5/7-5/11)
隔年で派遣、受入を実施している。2014年は7人の児童を受入れ、
全校で交流する事ができた。
・アブダビ日本人学校 2人受入(現地児童)(6/2-6/12)
今年度初めて、アブダビの児童を受入れ、交流した。
③<APU>
APUキャンプ(6年)、ワールドウィーク(全校)の継続
本校ならではのプログラム、行事を通して活発な国際交流、国際理解教
育を実施した。
④英語の全授業を専科の日本人教員とネイティブの教員が複数で担当し
ている。英語をツールとして捉え、リスニングの力は大きく伸びてい
る。他の分野での高い到達は今後の課題である。
(1) ICT機器を活用した個別指導
◎
(2) 情報教育のテキスト作成
○
(3) 4-6年生の1人1台のタブレットの活用
○
2
きた。
②メディアセンターに専任の司書教諭を配置し、メディアセンター活動
の安定性を確保した。書籍の貸し出しや蔵書は順調に伸びている。
③保護者会の支援による本物を体験する芸術鑑賞の継続
④今年度も保護者会主催のアフタヌーンシネマ、コンサートを実施し児
童、保護者が映画や音楽を楽しむことができた。
⑤立命科のカリキュラムは体系化され、共有も進んでおり、立命館アイ
デンティティを含む教材開発、情報モラルの各学年教材を開発した。
①5,6年生は一人一台タブレットPCを持つことにより、教科や場所に係
らずタブレットの利用が可能となる環境が整った。4年生については5,6
年生と同じ機種が廃盤になり、同程度の価格、機能の機種がないため今
年度の購入は見送ることとなり、機種選定の課題を残した。
②算数、英語、社会、体育、音楽、生活などでICT機器を利用した授業
が行なわれ、有効に機能している。
③ICT部長を中心に先進事例やノウハウを蓄積し全教員による共有化を
はかりつつある。
④ICT部長、事務室、SEの連携により、機器の管理、保守、メンテナン
スがスムーズに行われている。
⑤クレオテックICTソリューション部との連携による、定例学習会を開
催した。
⑥情報モラル教育の指導案を作成し、立命科と共同し授業を実施した。
またカリキュラムを作成し、整備することができた。
①児童会活動についてはハウス活動を基礎とした委員会活動を運用する
○ こととした。
(1) ハウス活動と児童会活動の整理
児童のリーダーシップ
5
の醸成
1 授業力量の向上
2
教
学
教師力の向上
課 Ⅲ
題
学年、学級経営力量の
向上
4
チームとしての教員集
団力量の向上
1 志願者目標達成
Ⅰ
児童募集の成
功
(2) 児童会活動の強化
○
(3) キャリア教育の実施
△
(1) 授業技術の向上
○ ①毎週火曜日に教員研修を実施し、教育力量の向上に努めた。また、新
(2) 研修の充実と自己研鑽
○ ②第8回公開授業研究会を開催した。(1月31日、参加者530人)
(3) 目標設定と自己評価の有効活用
△ だいた。日常の授業を公開したが、毎回高い評価を得ることができた。
(1) 児童との信頼関係を築く教育実践
○ ①年間の研修計画に学級経営、生徒指導を位置づけ、実施した。
(2) 学年教員団の情報共有化と集団化
○ て研修を深めることができた。
(3) ミドルリーダーとしての主任の役割
△ 見られるが、まだ途上であり、さらに自覚と熱意、実践が求められる。
任者は一貫教育部により年間を通して実施される新任研修を受講した。
③オープンスクールを5回開催し、すべての授業を自由に見学していた
また夏季研修会では俵原正仁先生を講師にお招きして、学級経営につい
②ミドルリーダーとしての主任、部長の役割については、徐々に成長が
(1)
生活指導、保護者対応
3
力の向上
②委員長会議を行うことで、放送予定や行事予定を報告しあい、日程の
調整がスムーズにできた。またそれぞれの委員会の1ヶ月の活動がわか
るので、全体を見通した指導ができた。
③6年生のリーダーが自覚を持って活動することができた。
④昨年度スタートしたキャリア教育は、新たな段階まで進めることがで
きなかった。
登下校時のマナー、あいさつ、時間管理についての
指導
①登下校指導については保護者会の協力も得て、学校全体として取り組
○ むことができた。保護者が協力しての登下校指導がスタートしたことは
大きな前進であるが、登下校時のマナーの改善にはいたっておらず、特
に地下鉄での乗車マナーについては課題がある。児童会にも提起し、児
童が自分たちの課題として取り組む活動が必要である。
②保護者との信頼関係はおおむね良好な関係を築けている。担任、副担
任のチームワーク、学年集団で教えあい、支援しあう風土、文化の醸成
等により、より迅速で、丁寧な対応を目指す。
(2) 保護者との信頼関係の構築
○
(3) ケーススタディの蓄積と教訓化、教職員の共有化
○
(1) 教員の情報、課題共有を促進する
△ 勢を涵養する。そのために、中央教員室を設置し、異学年の情報も交流
事例、課題を全教員で共有化し、自分自身の問題としてとらえ、学ぶ姿
(1) 2015年度入試志願者大幅増
○
(2) 京都市での志願者増
◎
(3) 京都府下、大阪、兵庫、滋賀での志願者増
△
(1) 本校への進学希望決定の時期
○
(2) 立命館小学校の教育内容の理解
○
2 固定層の確保
3
できる環境を整備したが、有効活用には至らなかった。
①関西において多くの私立小学校が児童募集で苦労している状況の中
で、昨年を上回る志願者を確保する事ができた。
②特に京都市での志願者は昨年比46%の増加となった。大阪、兵庫、滋
賀での志願者は減じており、隔年現象からの改善には至らなかった。
③入試日程について再検討を行った。入試の方式は昨年同様プライマ
リー入試と一般入試の2種類とし、昨年2回実施した一般入試は1回とし
た。
①受験先決定時期が遅くなる傾向に対応し、適切なタイミングで説明会
を実施し、志願者を確保することができた。
②オープンスクールの早期開始、「きたおおじクラブ」(メール配信会
員システム)での確実な連絡により、本校の教育内容を理解していただ
く機会を設定でき、多くの方に関心を持っていただいた。
(1) 元気で生き生きした児童の姿を見せる
3 広報活動の改善
管
一貫教育推進
理 Ⅱ 体制
運
営
課
10周年記念関
題 Ⅲ 係
1
12年一貫教育の責任体
制と意思決定のあり方
教育の総括と展望
1
1
2015年度10周年記念事
業
いじめ、体罰のない学校
作り
①入試企画を例年より早く開始した。また内容についても体験教室の科
○ 目を変更したり、校内を自由に見学していただけるオープンスクールの
回数を増やすなど、本校の教育について、より理解しやすい内容に改善
した。
②在校生(特に5・6年生)が受験生に対応するなど、児童の確実な成長
を理解してもらえるような企画運営を盛り込んだ。
③幼児教室とともに幼稚園、保育園へ足を運び、地道な広報活動を行っ
た。対象を拡大するには至らなかったが、信頼関係を築くことができて
いる幼稚園が増加している。
(2) 京都市内全幼稚園・保育園訪問
△
(3) 在校生保護者の協力を得ての広報
○
(1) 学園課題としての12年一貫教育の再確認
○ ①立命館中高に一貫担当副校長をおき、担当副校長が小学校と中高の執
○ 行部会議、教員会議に出席する事により、小、中を横断した意思決定が
(2) 12年一貫教育の意思決定明確化
改善され、調整がスムーズになった。
②管理運営において未決定部分は、一貫教育担当常務理事の統括の下、
学園として検討の上、決断する体制が整備された。
小学校からの一貫教育、12年間の展望、立命館独自のグ
(3) ローバル人材育成の方向性を明示し、立命館小学校から立
命館で学ぶことの意義を鮮明にする。
△
(1) 10周年を展望した教育の発展方向の打ち出し
△ ①基礎学力の充実、グローバル人財育成、ICT機器の活用を推進してき
(2) 記念事業の内容確定
○ ②10周年記念事業については、実行委員会を設置し、実行委員会で検
(3) 立命館中学・高校と連携した事業
○ ③立命館中学・高校と連携した事業を実施する。
(1) いじめの未然防止
○ 子を定期的に交流する場を設けた。
たが10周年を機に新たな立命館小学校の方向性について検討開始した。
討、具体化している。
①いじめ防止基本方針を策定し、いじめ対策委員会を設置し、児童の様
②教員会議で、「いじめ防止対策推進法」について研修し理解を深め
た。
③スマートフォン、特にSNSによるトラブルに子どもたちが巻き込ま
れる事件が増えている。近年のこのような情勢に鑑み、保護者(6年生)
対象に、スマートフォンについての学習講演会を開催した。次年度は全
保護者の学習会を実施する。
(2) いじめの早期発見と迅速な対応
○
(3) 体罰のない学校運営
○
(1) 教室関係
△ ては10周年事業の中で実施する。(2015年度)
①コミュニケーションルームの多目的ルーム化など教室の再整備につい
Ⅳ
教育環境整備
2 教学施設の充実
3 ICT環境の整備
(2) 備品、設備関係
○
(1) 教室のICT機器の見直し(電子情報ボード、プロジェクター)
○
(2) 機器更新の検討
△
(3) 機器の保管、管理方法、体制
○
4
②10周年に向けた教学改革と連動して、施設設備の充実を図る。具体的
な実施は2015年度となるが、本年度はコミュニケーンルームの多目的室
化、グランドの人工芝の張り替え、遊具の増設などの方針を決定した。
③ビッグパットの導入、ミシンの増加などを実施した。
①授業の中でサーフェス、iPadなどのタブレットがスムーズに利用でき
るように特別教室にもアクセスポイントを設置した。
②体育館のプロジェクターが経年劣化してきたので、新しい機器に更新
した。
③ICT部長、事務室、管理室、SEの連携により適切な機器管理ができて
いる。
ただし、機器導入から一定の年数を経ているため、故障の対応が増加し
管
理
運
教育環境整備
営 Ⅳ
課
題
4 安全安心な学校づくり
5
達
成
状
況
改
善
策
安全・安心でおいしい給
食の安定的提供
(1) 安全点検に基づく課題の推進
○
(2) 安全教室、非行防止教室の開催等による安全指導
○
(3) 避難訓練(火災、地震、不審者<新規>)
◎
(1) 学校行事、教育方針に対応したメニューの工夫
○
(2) 安心、安全な食材とメニューの工夫
○
(3) 食育の促進
◎
①定期的に避難訓練を実施し、スムーズに避難できるように訓練した。
具体的には以下のとおり。
・新入生の引渡し訓練(4月)
・火災避難訓練(5月)と地震避難訓練(9月)
・教員研修として、北消防署、北警察署の協力を得て、AED講習と防
犯、防火訓練(7月)
・保護者会ファーザーズクラブがAED講習を実施した(5月)。
②管理室と連携し、日常的な安全点検を実施し、改善した。
③防災頭巾を特別教室にも設置した。
④備蓄品を増やし。全校児童3日分の非常食、水、毛布等の防災グッズ
を完備した。
①給食指導部と大津プリンスホテルの話しあいが前進し、メニューに生
かされている。薄味で野菜が多いメニューであるため、最近の子どもは
食べ慣れておらず、苦手の児童もいる。さらに工夫が必要である。
②給食委員会の児童による放送はメニューや食材の説明以外に、クイズ
などの工夫もされて、内容が充実してきた。楽しみにしている児童が多
い。
③月1回程度給食レシピをホームページに掲載した。
④保護者会主催の「食育講座」を実施した。(巻き寿司、てっぱい)
*中高の長岡京キャンパスへの移転、新展開を機に12年間一貫教育の課題が前進した。長岡京キャンパスには小学校5,6年生用の教室が準備されており、小学校のセカンドステージ(5,6年)の児童が
12月に2週間(5,6年生)、1月に2週間(6年生)登校し、長岡京キャンパスの施設を生かした授業(水泳、書写など)や行事(合唱コンクール)を実施する事ができた。長岡京キャンパスに実際に登校す
る事により、教職員、児童、保護者に小~中にまたがるセカンドステージのイメージがより鮮明になり、課題も具体的になった。
*2学期制→3学期制の移行により、学びの区切りと夏休み、冬休みという長期休暇を連動させることができ、より小学生の学びの実態にあった学習サイクルに改善した。また、教務部長を中心により
モチベーションを引き出す評価方法を検討し、実施する事ができた。
*昨年に引き続きICT機器を用いた教育が前進した。5,6年生がひとり1台タブレットを持つことにより、場所、教科に関わりなく、適切なタイミングでICT機器を利用した授業ができるようになった。
またICT教育部長を中心に先進事例やノウハウを蓄積し、教員間での共有化が前進した。マイクロソフト社やテックキッズ社の協力により、プレゼンテーション、プログラム作成について専門家から
学ぶことができ、技術を習得することができた。
*国際理解、英語教育の分野では、姉妹校、提携校との交流、海外研修プログラムを継続し、5,6年生の児童の65%が海外研修に参加している。また、2014年度は北京大学附属小学校の児童の受入、
アブダビ日本人学校からの受入(現地の子ども)、APUの国際学生との交流(APUキャンプ、ワールドウィーク)をとおして、国際理解を深める機会を得ることができた。英語教育については開校当初よ
り、1年生から日本人の専科教員とネイティブ教員の2人体制により、オールイングリッシュで実施している。英語の力、特にリスニングについては高いレベルにある。
*いじめ防止基本方針を策定し、いじめ対策委員会を設置し、児童の様子を定期的に交流し、対応することができた。また、教員研修で「いじめ防止対策法」について研修した。
*安全、安心の学校つくりについては、いざという時にスムーズに避難できることを目指し、定期的に避難訓練を実施している。また、備蓄品については全校児童3日分の非常食、水、毛布等の防災
グッズを完備した。児童の登下校指導について、保護者会の協力を得ることができた。
*関西の私立小学校の児童募集については、引き続き厳しい状況にあるが、入試企画の前倒し、オープンスクールの回数増加など、本校の児童や教育に直接触れる機会を増やし、昨年を上回る志願者
を確保する事ができた。
*立命館中高の長岡京移転、新展開を機に、セカンドステージの一体性をはかり、12年間一貫教育を推進するために、小中高の運営体制の抜本的改善をはかる。各ステージごとに到達目標を具体化
し、共有化をはかる。また、教職員の小⇔中間の交流,異動を含め、教員体制を充実するため教員免許問題の解決を図る対策を検討する必要がある。
*ICT教育については大きな前進がみられたが、児童が持つタブレットの機種選定について、方針の柱を決めておく必要がある。
*英語教育については、到達点と課題を共有化し、アウトプット(話す、書く)の力を向上させる。また、小学生の英語力を測る客観指標を検討する。(英検から別の指標への変更)
*児童の登下校については、安全面、マナーの面から引き続き指導が必要である。引き続き保護者会の協力を得るとともに、児童会が自らの課題として受け止められるよう、児童会に働きかける。
*ICT教育とかかわり、情報モラル教育を推進する。特に、スマートフォン、インターネット、SNSについては保護者対象の学習会などにより、保護者の理解を促進し、学校と家庭が協力して子どもを
見ていくことが重要である。
*2015年度は開校10年目を迎える。10年間の教育の全面的な総括と次の10年にむけて教育の発展方向を打ち出していく。
5
委員会の構成
委員会開催日程
主な議題
学校関係者評価
に関する事項
評価、改善事項
<校長>
成山治彦
<学校評議員>
池坊雅史(池坊華道会事務総長)、小栗栖元德(御靈神社 白雲神社宮司)、川本八郎(学校法人立命館名誉顧問)、
高須秀視(ローム株式会社常務取締役)、平林幸子(京都中央信用金庫副理事長)、
矢野一郎(洛和会ヘルスケアシムテム理事長)、山澤正之(元立命館小学校保護者会会長、立命館中高保護者)
<校長が必要と認めた者>
川﨑昭治(立命館一貫教育担当常務理事)、長澤宗一(2015年度立命館小学校保護者会会長)
開催日時:2015年5月18日(月)13:30-15:15
議 題:
1.2014年度 学校目標年度末評価について
2.2015年度 学校目標について
3.その他
1.一貫教育について
・児童生徒の学びにむかうモチベーションを上げ、維持していく事が重要。一貫教育の各ステージの目標、授業や課外活動を通して、学ぶモチベー
ションを引き上げ、維持できる仕組みと実践をしてほしい。
・444制について、単なる区切りではなく、児童にとってどういう意味やメリットがあるのか?。セカンドステージの児童が長岡京キャンパスに通年登校
になると、小学校では4年生が最上級生となる。また、5,6年生は中学1,2年生とどういう関係を作るのか?など、各ステージの目標を示し、 保護者が
理解できるように説明する必要がある。
・他中学校受験、他中学校に進学について、学校の基本的なスタンスを保護者に伝えるべきである。
2.国際教育について
若いうちに世界に出て、世界を見ることは非常に大切。世界に出た経験がある人とない人はその後の物の見方がが全く違ってくる。日本は国際化と
ICTの分野で非常に遅れている。立命館小学校は国際化とICT教育分野において先進的で評価できる。東大、京大の合格者数を競うのではなく、
世界の一流大学進学について支援するなど、ユニークな教育をして、世界で活躍できる人材を育成する役割を担ってほしい。
3.児童募集について
昨年を上回る志願者増、特に京都での志願者増は評価できるが、隔年減少の改善に努める必要がある。
4.その他
・学校が醸し出す雰囲気は大切。学びの空気、礼儀と規律を重んじる品のある空気を醸し出す学校作りを進めてほしい。
・公共の場は本校と社会の直接的な接点であり、マナーはきちんと教えるべきである。登下校指導について、保護者会の協力を得て、学校全体として
取り組むことができたことは評価できる。次年度はさらに指導体制を整え、実質的な効果が得られることを期待したい。
・保護者世代が変ってきている。また12年間の中で保護者と児童のかかわりも変化していく。保護者と教師が信頼しあい、協力していくことが重要。
◎:目標を超過達成した ○:目標を達成した △:目標達成の努力はしたが達成できなかった ×:目標達成のための行動に着手できなかった
6