「できることを紹介しよう」平成27年6月30日

学 年
教科等
単元名
第6学年
外国語活動
できることを紹介しよう
本実践の
主張
日
時
平成 27 年6月 30 日(火)5校時
新しい英語の表現「できること」に,
「好みの食べ物や教科」
「誕生日」を伝え合う表現を付け加え,
「教えたい」
「知りたい」という本気の思いを英語に乗せて伝え合えるようにする。また,「聞き手の反応があれば,話し手も
話しやすくなる」という気付きを全体に広げ,共有させる。
~授業の導入では~
手立て
○
「隣の人が調べてきた先生」になりきって,2つのゲームを楽しむことを伝
える。
確認するためには OK?→OK.が役立つことを伝え,ペアで練習する。
○
手立ての目的
次のような意識をもたせる。
○ 「隣の人が調べてきた先生」になりきるためには,正確に伝える必要があるな。
○
正確に伝わったか不安なときには,OK?を使えばいいんだな。
○
OK?→OK.が自分にも使えるな。
子どもの姿をとおしての考察
正確に伝えようという意識はもたせられたが,OK?→OK.を使う必要感をもたせ
ることにはつながっていなかった。
~コミュニケーション活動では~
Who am I?ゲーム・・・好きな教科・食べ物,誕生日を英語で質問して答えてもらう
ことで,誰先生になりきっているのかを当てる。
ジェスチャーゲーム・・・What can you do?と質問し,I can +ジェスチャー.で答え
てもらうことで,その先生の「できること」を当てる。
手立て
○
Who am I?ゲームでは,これまでに使ったことのある英語表現がヒントの役割を
担うようにする。
○
ジェスチャーゲームでは,I can +ジェスチャーで伝えさせる。
手立ての目的
○
「知りたい」「教えたい」という本気の思いを英語に乗せて伝え合わせたい。
○
ジェスチャーでは伝え合いにくいことでも何とかして伝え合わせたい。
子どもの姿をとおしての考察
○
Who am I?ゲームでは,子どもが「どの質問からしようかな?」という意識を
もっておらず,形式的に3つの質問をして,その後先生の名前を当てるという
やり方をしていた。「知りたい」「教えたい」という本気の思いを英語に乗せて
いたとは言えない。授業者の指示が不足していた。
※
英語を使うことに自信がなさそうな子どもがいたため,ジェスチャーゲーム
は実施しなかった。そのため,
「ジェスチャーをとおして何とかして伝え合おう」
という子どもの姿は全く表れていなかった。当然,授業者の責任であり,子ど
もはコミュニケーションを楽しく行うなど,最高の頑張りを見せていた。
相互評価については,コミュニケーションの態度面についての評価がそのまま英語の評価として子どもに受け取ら
れる可能性もあるという意見が出されました。授業研究会で参観者から出された様々な意見をもとに,再度研究内容
について見直していきます。
御意見・御質問はこちら(研究部アドレス)
[email protected]
授業実践計画
○
指導計画(4時間)
⑴ できることを伝え合う英語表現を知り,チャンツやゲームをする。
⑵ 英語やジェスチャーを使って,できることについて伝え合う。
・ I can+ジェスチャー.を使ってのクイズ遊び・・・・・・・・・・・・・・1【慣れ親しみ】
・ 附属小の先生になりきっての Who am I クイズ・・・・・・・・・・・・・1(本時)
【関・意・態】
⑶ できることについての発表会「ショー・アンド・テル」をする。
○
1時間【気付き】【慣れ親しみ】
2時間
1時間【関・意・態】
本時の目標
できること等について,知っている英語等を使って積極的に尋ねたり答えたりしようとする。
○
指導過程
「◎」は研究内容にかかわる中心となる手立て
学習活動及び学習内容
1
本時の学習について知る。
○ 本時のコミュニケーション活動
・ ペアの相手が調べた先生へのなりきり
○
大切にしたいコミュニケーションの態度
・ アイコンタクト
・ 伝わる声
・ ジェスチャー
・ 反応を返して
OK 等の英語,頷き,状況に応じた表情
2
教師のかかわり
○ 「ペアの相手が調べてきた先生になりきる」という設定を伝
えることで,話し手と聞き手の両者が英語等を使って正確に伝
え合う必要感をもてるようにする。
○ 正確に伝わったか不安なときにはどうすればよいかを問う
ことで,伝わったかどうかを確認する必要があることに気付け
るようにする。
○ 確認し合うためには,OK?(確認)→OK.(反応)が使えることを
示し,ペアで楽しく練習させることで,自分にも使えるという
思いをもてるようにする。
先生になりきるために,ペアの相手が調べてきた
先生の情報を得る。
○ 伝え合った直後に,コミュニケーションの態度についての相
互評価をさせることで,自他のコミュニケーションの態度につ
いての意識を高められるようにする。
先生になりきって,Who am I?クイズをする。
○ 英語表現等
◎ これまでに使ったことのある英語表現がヒントの役割を担
うようにすることで,それらの表現を使う必要感をもたせ,
「知
りたい」「教えたい」という思いを英語に乗せて話せるように
する。
3
B:Who am I?
A:What(food/subject) do you like?
B:I like~.
A:When is your birthday?
B:My birthday is~.
A:○○先生!
B:That’s right(wrong).
A:What can you do?
B:I can+ジェスチャー.
○ 話し手への言葉かけをとおして聞き手の態度を称賛するこ
とで,OK を使って確認し合うなどの自他の態度がコミュニケ
ーションの成立に役立っていることに気付けるようにする。
A:B さんが伝えようとしている「できること」を当てる。
○
コミュニケーションの態度
・アイコンタクト
・伝わる声(速さ,明瞭さ,大きさ)
・ジェスチャー(必要に応じて)
・反応を返して(OK 等の英語,頷き,状況に応じた表情)
4
相互評価と自己評価を行う。
○ コミュニケーションの態度
○
○ 相互評価の後に自己評価をさせることで,自他のコミュニケ
ーションの態度のよさに気付くことができるようにする。
本時でめざす子どもの姿
知っている英語やジェスチャーを使ってクイズを出し合うことができたぞ。OK 等を使って確認
したり,反応を返したりすることが役に立つんだなあ。
【関心・意欲・態度】