会議録第2号 (PDF 650.4KB)

国分寺市教育委員会会議録・第2号
会議の種類
平成27年第1回国分寺市教育委員会臨時会
会議の日時
平成27年2月3日(火)
午後4時
会議の場所
国分寺市立教育センター
5階
教育資料室
会議の出席者
(教育委員)
委員長
富
山
謙
一
委員長職務代理者
髙
橋
道
子
委
員
戸
塚
委
員
佐久間
博
美
松
井
敏
夫
教育部長
小
山
則
夫
教育総務課長
新 出 尚 三
学務課長
本 多 美 子
学校指導課長
布
宮
英
明
統括指導主事
松
浦
素
明
指導主事
古
林
香
苗
指導主事
大
島
伸
二
社会教育・スポーツ振興課長
上
田
晴
世
ふるさと文化財課長
島
﨑
進
一
公民館課長兼本多公民館長
山
崎
明
子
恋ケ窪公民館長
野
中
哲
也
光公民館長
加
藤
征
彦
もとまち公民館長
秋
元
武
志
並木公民館長
木
場
理
惠
図書館課長兼本多図書館長
藤
川
浩
二
書
記
山
田
朗
史
書
記
寺
前
めぐみ
書
記
村
井
美津子
教育長
晃
(職員)
傍聴者
1名
1
〔開会と署名委員の指名〕
午後4時12分,委員長は開会を宣し,署名委員として4番の髙橋委員と5番の戸塚委員
を指名した。
〔前会会議録の承認行為〕
・平成26年12月25日開催の平成26年第12回国分寺市教育委員会会議録第20号
〔委員長等の報告〕
委員長
私の方からは2点あります。1点は,1月22日に東京自治会館において,平成26
年度東京都市町村教育委員会連合会第3回の理事会がありました。委員にはそのときの資
料を1部机上に置かせていただきました。報告事項が4点ありました。その4点について
は,それぞれ印刷しております。協議事項は1点で,
「平成27年度東京都市町村教育委員会
連合会第1回常任理事会・理事会及び第59回定期総会日程(案)について」です。最後の
裏返しのページになりますが,来年度の予定です。4月30日の常任理事会の後に理事会,
総会が5月19日ということで現在予定されております。その後,
「初等中等教育における諸
課題」という題で,文部科学省の財務課教育財政室長丸山洋司さんに講義をいただきまし
た。国の平成27年度の予算と,新教育制度の概要について,1時間ほどのレクチャーがあ
りました。
次は,1月24日に青少年問題協議会が主催したいじめをなくすためのフォーラムが第四
小学校のひだまりホールで開かれました。大変展開のいい副会長の司会のもとで会が始ま
っていったのですが,大変素晴らしいなと思ったのは,中学生が非常によくものを考えて
いるということです。いじめとは何か,どうしていじめが起こるのかをよく考えて,広め
深めているということが中学生の言葉の端々から出てくるのを実感しました。
そして,もう一つすごいなと思ったのは,そういう考えていることだけではなくて,そ
れを実際にどう自分たちが動いていったら,いじめがなくなるのか,あるいはいじめを未
然に防ぐことができるのかという行動するための指針を持っていて,実際に動いていると
いうことが手に取るように分かりました。考えて行動している国分寺市の中学生,それが
私のイメージでした。やはり,いじめはなかなかなくならないし,また見つけにくいし,
起きたときにどうしても深刻化していく場面が歴史の中であるのですが,子どもたちが一
生懸命考えて行動していくことを,大人たちが教えていく,そういうことがよく確認され
た会だったと思っています。
〔議案審議〕
1
議事第3号
平成26年度3月補正予算案について<教育長提出>
(議案の内容と説明)
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定に基づき,このことを教育委員
会の意見として市長に述べる必要があるため,提案するものである。
教育総務課長
本議案は,第1回の市議会定例会に3月補正予算案として上程するもので
す。1ページをおめくりください。平成26年度3月補正予算総括表です。1枚目が歳入,
裏面の2ページ目,3ページ目が歳出となります。
2
歳入は,1課2件です。歳出は,3課6件の補正予算と2課5件の債務負担行為となり
ます。では歳入の方から,担当課より説明します。
ふるさと文化財課長
1番の国庫支出金,文化財保護費補助金についてです。こちらは歳
出と絡みがあるのですが,文化財調査数が当初予定していた数よりも少なかったという状
況です。したがって,事業費の歳出を200万円減にしておりますが,歳入は2分の1,100
万円を減額するというものです。
2番の都支出金,こちらも同様です。先ほどの事業費200万円から国庫補助金の100万円
を引いた残りについての2分の1の補助,50万円を減額する内容です。
社会教育・スポーツ振興課長
続いて歳出についてご説明します。
教育費,保健体育費の保健体育施設費169万9,000円の減額補正となります。こちらは,新
町ゲートボール場関連の修繕の延期による需用費の減となっております。
続きまして,同じく保健体育施設費,補償補てん及び賠償金144万8,000円の増額補正で
す。施設修繕期間中の閉館にかかる損失補償による補償補てん及び賠償金の増額です。こ
ちらは,台風の関係でスポーツセンターのフィットネスルームが工事期間中に使えなかっ
たことと,市民プールの受水槽工事に関連をして使えなかった期間によるものの補てん費
になります。
続きまして,債務負担行為,プレイステーション管理運営委託事業,金額は880万7,000
円です。こちらは平成27年度プレイステーション指定管理に伴い,債務負担を設定する必
要があるものです。
ふるさと文化財課長
教育費,社会教育費,文化財保護費の文化財調査に要する経費です。
こちらは歳入でご説明した文化財調査件数が,当初よりも減ったため,200万円減するも
のです。2番目,教育費,文化財展示施設に要する経費の委託料と工事請負費になります。
おたかの道湧水園内歴史的建造物,長屋門の保存修理工事を平成26年度から3箇年をかけ
て修繕を行うことで予算を立てておりましたが,入札不調により,今年度からの事業開始
は見送ることになりましたので,それに関係する委託料と,工事請負費を皆減するという
ものです。
続きまして,債務負担行為の変更です。1番目,史跡武蔵国分寺跡公園用地先行取得事
業,こちらは平成26年度から27年度2箇年での買戻しを想定しておりましたが,期間を延
長したいというもので,平成26年度から31年度までです。2番の金融機関に対する債務保
証,こちらは1番に対する金融機関への保証ということで,1番にあわせて期間を延長す
るものです。
その下の債務負担行為設定解除については,おたかの道湧水園内歴史的建造物保存修理
工事,長屋門になりますが,当初平成26年度から予定して工事ができなかったことに伴っ
て,解除をするというものです。
2番についても同じ長屋門の工事に対する工事監理の委託料として,平成26年度からの
工事を想定しておりましたが,できなくなったことで,あわせて解除を行うものです。
公民館課長
教育費,社会教育費,公民館費の中の公民館の施設維持管理に要する経費の
中の需用費です。今年の猛暑により本多公民館の電気料金が不足したために,109万円の
増額をお願いするものです。同じく光公民館でも電気料金が不足したため,61万円の増額
をお願いするものです。今年度は,特に夏の期間,暑い日が続きました。また,各公民館
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で涼み処事業あるいは夏季自習室の事業などを行って,通常よりも部屋やロビーを冷やす
ことがありましたので,その関係で光熱水費が不足したため,増額をお願いするものです。
(意見・質疑の要旨)
戸塚委員
ふるさと文化財課で文化財調査数の減に伴う国庫補助金の減額とあるのです
けども,具体的にはどのぐらい減ったのでしょうか。
それともう一つ,社会教育・スポーツ振興課で,新町ゲートボール場関連の修繕の延期
によるということですが,具体的にはどの程度延期になったのでしょうか。
ふるさと文化財課長
調査の数です。当初は22件の想定を行っておりましたが,実際は5
件でした。発掘調査ですので,地面を掘るわけですが,調査数が減ったため土木費が大幅
に減となった内容です。
社会教育・スポーツ振興課長
新町ゲートボール場の関連の修繕ですが,当初,新町ゲー
トボール場のところに道路が通るということで今年度工事を予定しておりましたが,現在,
工事の予定自体が延期しております。それに伴いまして,新町ゲートボール場の整備とか,
倉庫の撤去の関連の工事が来年になりましたので,来年度予算に計上する予定です。
教育長
他の3つの公民館については光熱水費の補正はないのですね。なぜ2館だけあっ
て,3館はないのかという説明を加えてください。
公民館課長
本多公民館と光公民館では,今回補正増をお願いするものです。他の3館に
ついては,今回補正増をせずにすみました。その部分については,先ほどお話した涼み処
事業などの際に,並木公民館ともとまち公民館についてはロビーで開催をしました。恋ケ
窪公民館についても,廊下を兼ねたロビーで涼み処という形をとらせていただきました。
館内には,通常どおり空調入れておりましたので,通常の夏よりも猛暑ではありましたけ
れども,光熱水費にさほど影響は出ませんでした。本多公民館と光公民館については,涼
み処事業として一部屋確保して実施し,また,光公民館は印刷室,通常空調を入れてない
部屋を使って実施しましたので,通常よりも電気料金が不足しました。
委員長
サービス向上といいましょうか,青少年の居場所の確保といいましょうか,新し
い取組をする中で,必然的にこの増額が出たという理解でよろしいですね。
(採決)
原案どおり可決(全員一致)
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議事第4号
平成27年度当初予算案について<教育長提出>
(議案の内容と説明)
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定に基づき,このことを教育委員
会の意見として市長に述べる必要があるため,提案するものである。
教育総務課長
平成27年度の予算編成にあたり,昨年10月に市長より示された平成27年度
予算編成方針の通達において,基本的な考え方が示されております。これの考え方に基づ
いまして,十分に内容を精査し,各課においてゼロベースから積み上げて予算編成を行っ
ております。
1ページ目は予算案総括表です。この総括表は資料3ページから4ページまでの歳入,
4
5ページから7ページまでの各課別の歳出予算案をまとめたものです。
それでは1ページに戻って,平成27年度の歳入の合計ですが,13億7,496万円となってお
ります。平成26年度と比較すると,2億2,477万7,000円の増額となっております。
主な増減要因ですが,3ページをご覧ください。増減の大きいものを特にご説明します。
教育総務課では市立第五小学校大規模改造工事,第二小学校,第六小学校のトイレ改修,
第一中学校の屋内運動場の改造工事実施に伴う国庫補助金の増,また4ページの裏面にこ
れらの事業に伴う市債を記載しておりますが,それぞれ増額となっております。
また,同じく市債の中では,ふるさと文化財課では,史跡保存整備事業の国庫補助金,
おたかの道湧水園内歴史的建造物保存整備事業の市債と,公民館課で本多公民館ホール設
備大規模改修事業の市債があります。なお,4ページの市債のうち,教育総務課の小学校
屋内運動場天井等脱落対策事業及び社会教育・スポーツ振興課の戸倉野球場用地取得事業
は事業完了により皆減となっております。
続きまして,歳出です。1ページに戻りまして,平成27年度は47億4,329万9,000円とな
ります。平成26年度と比較すると,1億6,199万1,000円の増額となります。歳出について
は,後ほど各担当課より新規事業や大きく変化のあった事業などについてご説明します。
続きまして,8ページをご覧ください。職員人件費その他とあります。平成27年度の人
件費は13億2,967万7,000円となりまして,平成26年と比較すると7,571万9,000円の減額と
なります。減額の大きな要因としては,定年退職者数の減に伴う退職手当の減額,また職
員の削減により給料や諸手当の減額,また小学校給食調理業務委託,光図書館業務の一部
の委託など,アウトソーシングすることによる職員数の減,また事務局及び小学校での嘱
託職員数の減が要因となります。
9ページ目をご覧ください。平成27年度の政策的経費事業の一覧です。新規事業として
は,9番の図書館資料の充実事業として,図書館資料のDAISY化。12番の通学路防犯
設備整備事業として,小学校通学路への防犯カメラ設置運用事業。13番国分寺市教育ビジ
ョンと事業して国分寺市教育ビジョンの冊子印刷事業。14番の光図書館業務一部委託事業
となります。その他のものについては,継続事業となっております。
それでは,5ページにお戻りいただきたいと思います。各課の歳出の事業についてご説
明をします。まず教育総務課です。
増額となっているものは,上から5行目,教育委員会費の教育委員会運営に要する経費
が94万3,000円増額となります。これは,現在教育委員会開催時に使っている,今お手元
にあるマイクシステムを買い換えるための備品購入費になります。
次に,その2行下,事務局費の教育総務課関係経費ですが,2,320万1,000円の増額とな
ります。これは現在学校指導課でリース契約を行っている中学校パソコンについて,次年
度より教育総務課が管理することになりました。そのため,教育総務課では1,513万6,000
円の増額となりました。また,学校事務職員及び用務員等を臨時職員として雇用するため
の増額になりまして,あわせて2,320万1,000円となります。
その下が減額となりますが,奨学資金に要する経費です。平成26年度より奨学資金につ
いては段階的に廃止を行っております。平成26年度は現在の2年生と3年生の支給ですが,
平成27年度は3年生のみの支給となるため,452万9,000円の減額となります。
その2行下,網掛けになっているところです。学校管理費の下,小学校の運営に要する
5
経費,また,小学校の施設維持管理に要する経費などの事務事業がありますが,これらに
ついて,今回ゼロベースで見直しを行いました。このことによって,トータルで696万4,000
円減額としております。
その下の教育振興費,学校保健衛生費についても同様にゼロベースで見直し,教育振興
費では540万8,000円,学校保健衛生費では32万6,000円の減額となります。
その下,学校施設整備費についは,第五小学校の3年目に当たる大規模改造工事,また,
第二小学校,第六小学校のトイレ改修工事,また,第一小学校,第三小学校,第七小学校,
第八小学校,第九小学校のトイレ改修工事のための設計委託料を計上しておりまして,計
2億9,979万4,000円となります。
その下から中学校費になりますが,学校管理費,教育振興費については,小学校費と同
様にゼロベースからの見直しを行っております。
最後に中学校の学校施設整備費ですが,次年度は第一中学校屋内運動場の大規模改造工
事を予定しておりまして,27年度の計上としては1億5,461万9,000円となります。
次に,9ページの政策的経費の一覧です。教育総務課では,歳出で先ほどご説明しまし
たが,2番目の小学校の施設整備事業,それから,7番目の中学校の施設整備事業があり
ます。また,13番国分寺市教育ビジョン事業では,現在策定中の教育ビジョンを冊子にし
て配布する予定です。冊子300部と概要版パンフレット3,000部を印刷し,各学校また関係
部署への配布を予定しています。
学務課長
5ページをご覧ください。下から4行目,私立幼稚園費,私立幼稚園等補助金
に要する経費, 2,345万1,000円の減となりますが,平成27年4月から子ども・子育て新
制度が始まります。その際に,国の幼稚園就園奨励費補助制度は継続されることになりま
すが,新制度に移行する予定の幼稚園に在籍する園児分は対象外となるために,この分の
減をこちらで見込んでおります。
その下の教育振興費,学務課関係経費(小学校の普通学級運営に要する経費),こちらに
は27年度新規事業となる防犯カメラの設置事業として予算計上させていただいておりま
す。こちらは9ページの政策的経費事業の12番にあたります。小学校10校の通学路に1校
あたり5箇所の防犯カメラを設置するという事業となります。
6ページにお戻りいただきまして,学校保健衛生費,小学校の給食に要する経費4,497
万9,000円の増ですが,平成27年度は小学校2校が給食調理業務を委託を開始します。そ
の委託費が含まれております。また,平成27年度見込み数で見込んでいる人数の増と,ま
た牛乳代が今後値上がりをする見込みとなっておりますので,その分を含んでおります。
教育振興費,中学校の普通学級に要する経費については277万円の減額となりますけれど
も,こちらは対象予定見込み数8名減となる内容の減額です。
最後から2行目,学校保健衛生費,学務課関係経費(中学校の保健衛生に要する経費)は,
18万1,000円の増となりますけれども,こちらには中学校の秋の歯科検診を新たに始める
ため,歯科検診に使う歯鏡等の委託料の追加分が含まれております。
最後の中学校の給食に要する経費については,2学期の喫食率は79.82パーセントとなり
ますけれども,こちらに実績人数2,517名を掛けて積算しました。661万円の増額です。中
学校にも牛乳を出しているので,こちらの牛乳代の値上げ分も見込んでおります。
学校指導課長
教育指導費の上から3行目,事業番号0151500教育研究指導事業費です。
6
1,800万6,000円の減です。先ほど教育総務課長より説明があった,新教育系システム導入
に伴いICT関係の事業担当主管課が学校指導課から教育総務課に移管されたことによ
る予算減約2,600万円です。しかし,この項目の中には,今年度小学校の教科書採択が行
われまして,次年度教科書替えに伴う教員用教科書の指導書の購入による増加約840万円
がありまして,差し引き約1,800万円の減になっております。
続きまして,事業番号0152200特別支援教育に要する経費についてご説明します。増減
が261万7,000円の増です。市立第二中学校の自閉症・情緒障害固定学級の新設に伴う備品
購入費約60万円,特別支援教室の開設に伴う支援員の配置約53万円です。この2つは9ペ
ージの政策的経費の5番の学校指導課の特別支援教育推進事業と兼ねております。この中
には現在通常学級に必要がある場合に配置しているクラスアシスタントの配置日数の増
加に伴う増額約171万円を含んで,計261万7,000円の増になります。
続きまして,その1行下の事業番号0152250いじめ防止に要する経費28万8,000円の増で
す。これは,弁護士を講師に招いてのいじめ防止講演会の講師謝礼を計上したことに伴う
ものです。
社会教育・スポーツ振興課長
まず,一番上の企画費,史跡駅伝事業ですが,今年度50周
年記念ということもあり総務費,総務管理費企画費に載っておりましたが,こちらについ
ては7ページ,上から2行目の保健体育総務費で,今回経常経費に上げております。です
ので,企画費の方は皆減になっております。
次に,網掛けで上から4段目の公園費です。こちらが前年度比較が105万9,000円での減
すが,公園において3年に1度のマツクイムシの防虫を行うため, 26年度に計上しまし
たが,27年度は計上しておりませんので,そちらの減額になります。
続きまして,青少年対策費の3行目の青少年地域活動振興に要する経費が175万6,000円
の増です。プレイステーションの指定管理費として委託費でお願いしておりますが,そち
らの諸経費の増によるものです。
続きまして,その下の網掛け,保健体育総務費です。417万8,000円の増ですが,最初の
企画費と関連する史跡駅伝事業がこちらに項目を移して計上しております。
7ページ,一番上の網掛けの保健体育施設費です。こちらが2億5,537万6,000円の減額
ということで,戸倉野球場の駐車場の買収費が減額になっています。
その1つ下の学校施設開放費の中で,地域市民プールに要する経費,こちらが583万4,000
円の増になっております。毎年夏休みに小学校のプールを地域市民プールとして開放して
おりますが,事業以外に一般の方に開放するときにはプールに量水器という器械をつける
ことが現在義務づけられておりまして,7校分の量水器の設置費用が計上されているので,
増額となっております。
ふるさと文化財課長
7ページをご覧ください。最初の網掛けの企画費が3事業あります
が,こちらは平成26年度に限って実施された市制施行50周年記念事業が終了します。した
がって,3事業あわせて,428万8,000円が27年度は皆減になります。
次に,文化財保護費の2番目にある文化財調査に要する経費の2,905万円の減について
です。こちらの調査会移転事業が平成26年度で終了したので,それに伴って減になってお
ります。なお,こちらの文化財調査に要する経費は,9ページをご覧いただいて,6番の
文化財施設火災対策緊急事業の経費がこの中に含まれております。
7
その下にある文化財展示施設に要する経費が1,717万5,000円増,こちらは長屋門の保存
修理工事の工事費の増額によるものです。先ほど,長屋門について補正予算のご説明をい
たしました。平成26年度は皆減として,予算額の見直しをして,平成27年度に改めて計上
するものです。こちらの展示施設に要する経費は,9ページをご覧いただきまして,8番
おたかの道湧水園内歴史的建造物保存修理工事,こちらが該当するものです。
次に,史跡武蔵国分寺跡公園公園施設費の史跡武蔵国分寺跡公園用地買収に要する経費
449万6,000円の減です。こちらは,平成16年に先行取得をした用地の償還が平成26年度で
終わったこととあわせて直接買収するものも面積が減っています。こちらも9ページを見
ていただいて,4番史跡武蔵国分寺跡公園用地買収事業が該当するものです。
続きまして,史跡武蔵国分寺跡公園の管理に要する経費256万円増です。こちらは用地買
収によって管理面積が増えた管理費の増,それからベンチ等の修繕を行うための増額をし
ております。
最後に史跡保存整備に要する経費3,013万2,000円増です。こちらは,史跡整備の内容が
僧寺跡中枢部について経費のかかる金堂の基壇整備等を行うことで増額になっておりま
す。9ページをご覧いただきまして,3番史跡武蔵国分寺跡公園整備事業がこちらに該当
するものです。
公民館課長
7ページをご覧ください。12月議会において公民館運営審議会を統合し,市
内で1つの審議会を設置する条例改正が可決しました。そのため,公民館運営審議会に要
する経費については,今まで各館の予算に計上しておりましたが,統合して,公民館費の
次の行の1行にまとめております。
一本化した公民館運営審議会については,委員数が12人となります。年8回の審議会の
開催を考えておりまして,関係予算106万円を計上いたしました。
また,今年度公民館課が新たに設置されたことを受け,公民館の施設維持管理に要する
経費について全館分をまとめ,1つの予算項目にしました。そちらが公民館費の2番目の
行になります。光熱水費や修繕料,また施設管理の委託料など全館にかかる経費を効率よ
く執行していくことを考えております。公民館事業に要する経費については,今までどお
り各館ごとに予算を計上しておりまして,地域の特性を生かした公民館事業を実施してい
くことを考えております。
続きまして,9ページをご覧ください。政策的経費の10番本多公民館ホール天井・照明・
音響・吊物設備等改修工事になります。築30年以上経過した本多公民館の照明,音響,吊
物等効果の設備の改修に加えて,耐震補強のための現状の改修工事を行います。利用者の
方に安全にご利用いただくことを考え,今年度設計委託を既に行いました。来年度工事を
行うことを考えており,金額は1億476万9,000円となっております。
図書館課長
7ページの下段の図書館課をご覧ください。企画費のデジタル博物館公開事
業については,市制施行50周年記念事業として今年度行ったので,来年度については183
万6,000円が減になっております。
続きまして図書館費の2行目の図書館運営関係経費。図書館事業に要する経費について
は,9ページの政策的経費の9番図書館資料の充実事業になります。視聴覚障害者向けの
DAISY資料を作成する委託費及びその周辺機器について20万1,000円及び14番の光図
書館一部業務委託に伴う1年度分の委託事業費として1,970万円が図書館運営関係経費に
8
入っております。減額している内容としては,新図書館システムが新教育系システムに包
括されたために機器のリース料258万円,データ抽出料等々で約500万円の削減をしており
ます。また,この図書館運営関係経費については,図書費が約300万円の減になっており
ます。そして雑誌購入費が100万円の減と子ども読書活動推進計画事業にかかる図書費が
64万円削減されております。
最後に,図書館の施設維持管理に要する経費については,備品修繕代として毎年計上し
ていましたが,27年度は備品が壊れた際に予備費,もしくは補正予算で対応することを考
え,毎年計上していた修繕料を削減しております。
もう一つですが,政策的経費事業の中で,26年度はICタグ導入のための経費を計上し
ておりましたが,27年度は継続事業とはなりませんでしたので,導入のための費用は計上
しておりません。
(意見・質疑の要旨)
委員長
社会教育・スポーツ振興課で,7ページの上から2行目,史跡駅伝事業は第2回
目といいましょうか,継続して予算編成されていますが,今年行われた規模と同じなのか,
それとも縮小されるのか,あるいは拡大されるのか,予算規模というよりは,駅伝の内容
としてはほぼ同じでしょうか。
社会教育・スポーツ振興課長
史跡駅伝事業については,今年度行ったものと基本的に同
規模程度で,距離的にも同規模を今回見込んでおります。
委員長
政策的経費事業の教育総務課,通し番号の2番です。トイレの改修は何をさてお
いてこれを率先してやっていくという,さまざまな要望を捉えた上で,優先順位を前にして
やっていくというお話を前回の教育委員会でいただきました。今回,この第二小学校,第
六小学校そして第一小学校,第三小学校,第七小学校,第八小学校,第九小学校のトイレ
の改修の設計もしていくのですか。
来年度平成27年度で既に終わっているだろう学校数と,
それから設計段階の学校数と,まだ全く手つかずの学校数の3段階で内容を教えてくださ
い。
教育総務課長
今,こちらに第一小学校,第三小学校,第七小学校,第八小学校,第九小
学校のトイレ改修の設計委託を行うことで,下の方に書いておりますが,その上の第二小
学校,第六小学校については,平成27年に工事を行います。本年度中に設計委託を行って
おります。また,第四小学校と第十小学校については既に改修が済んでおります。改修済
みの学校が第四小学校と第十小学校,27年度に行うのが第二小学校と第六小学校です。残
りの学校については,来年度設計委託をして,28年度に工事を行います。これで完了する
ことになります。また,今現在第五小学校が大規模改造工事中ですので,これも来年度に
完了予定です。
中学校のトイレ改修については,まず先に小学校を行いまして,その後1年ずれて中学
校に移っていきたいと思っております。中学校は,現在完了している学校はありませんの
で,再来年度に設計委託をできればとは考えておりますが,これについては予定です。
佐久間委員
政策的経費以外の修繕費について,小学校,中学校,それから公民館に関し
てほぼ減額となっているのですけれども,これはゼロベースから計上していらっしゃると
思うのですが,大体実績に基づいてこれぐらいの修繕費で足りるだろうということで計上
9
しているのでしょうか。例えば,壊れたときに困らない程度は計上してあるということで
よろしいのでしょうか。
公民館課長
公民館では,修繕については防火関係の設備とか,キュービクルの改修工事
とか,改修しなければいけない項目については修繕料を計上しております。それとは別に,
ガラスが割れるなど,その年に突然起こる修繕についても,約100万円の修繕料については
計上しております。ただ,突然,来年度もっと大きい修繕が必要になった場合については,
財政課とよく相談をしながら進めていきたいと考えております。
佐久間委員
小中学校も同じということでよろしいですか。
教育総務課長
小学校費と中学校費もゼロベースから積み上げて積算をしております。こ
れについては,現在行っている事業費を積算の中から必要なものを精査しまして,計上を
しております。
戸塚委員
社会教育・スポーツ振興課からスポーツ部門が分離されるのは今年の4月から
でよろしいのですよね。そうすると,今回の27年度予算というのは,当然それを見越した
形での予算になっているということでよろしいのでしょうか。
教育長
機構改革に基づいて4月から市民生活部にスポーツ振興課が設置されます。予算
上は,教育委員会の予算として計上してありまして,4月1日から市長部局の予算という
ことで執行されるということです。どちらが予算案に載せるかということになれば,まだ
今年度中は教育委員会の所管ですので,こちらで計上しております。
(採決)
原案どおり可決(全員一致)
3
議事第5号
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律の施
行に伴う関係条例の整理に関する条例について<教育長提出>
(議案の内容と説明)
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い,関係条例を整理する必要
があり,このことを教育委員会の意見として市長に述べる必要があるため,提案するもの
である。
教育総務課長
1ページをご覧ください。地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一
部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例(案)です。添付している資
料ですが,この条例の後に新旧対照表,またその後に,今回の法律改正の概要を参考資料
としてお付けしております。
なお,今回の条例に関することについて,この参考資料の概要の1番の上に太字で下線
を引いている「教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者(新教育長)を置く」と書
いてありますが,このことが今回の改正の大きなポイントとなります。また,その裏面に
なりますが,今回の改正条例の一覧になっております。今回,今からご審議いただく条例
に関しては①番から⑧番までの条例を,関係条例の整理として改正するものです。
それでは,中身について説明をします。まず1ページ目です。今回の条例のつくりです
けれども,1条ごとに改正する条例を規定しているものです。ですので,先ほど一覧表で
見ていただきましたが,8本の条例改正がありますので,今回の条例は第8条まであると
10
いう形になっております。
では,第1条から説明をします。国分寺市特別職の職員の常勤のものの給与に関する条
例についてです。こちらは教育長が一般職から特別職になることから,現在市長と副市長
のみが規定されている本条例に教育長を入れ,給料と退職手当について定めるものです。
第2条,国分寺市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例についてです。
今まであった国分寺市教育委員会教育長の給与及び勤務時間等に関する条例の一部を改正
するものです。まず条例名から給与の部分を削除します。また,先ほどの国分寺市特別職
の職員の常勤のものの給与に関する条例で給料,旅費,退職手当等について定めることか
ら,これらの文言を削除します。
第3条,国分寺市職員の退職手当に関する条例です。こちら,教育長の給与,退職手当
に関することが国分寺市特別職の常勤のものの給与に関する条例に含まれていることから,
教育長の給与及び勤務時間等に関する条例を入れる必要がなくなったために削除するもの
です。
第4条,国分寺市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例です。
こちらは教育委員長と教育長が一本化され,委員長の職がなくなることから削除するもの
です。
第5条,国分寺市特別職報酬等審議会設置条例です。こちらは,教育長が特別職となる
ことにより,給与に関することは報酬等審議会で審議する必要があるため,この条例に教
育長を入れ込むものです。
第6条,国分寺市職員倫理条例です。こちらも教育長が一般職から特別職になることか
ら,この条例から教育長に関する文言を外すものです。
第7条,国分寺市職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例です。こちらも同様に
教育長が一般職から特別職になることから,この条例から教育長に関する文言を外すもの
です。
第8条,国分寺市子どもいじめ虐待防止条例です。こちらは条ずれによるもので,4月
1日より施行される前の法律の第23条で教育委員会の職務権限を定めておりますが,これ
が改正法では第21条になるため,修正するものです。
あわせて附則について説明します。今回の改正法については,附則の第2条に法改正前
に在職する教育長は,任期中に限り従前の例により在職するものとなっているため,現在
の教育長が在職する間はそれぞれの改正前の条例が効力を有しているということになって
おります。この附則を本条例第8条を除き,付けております。
(意見・質疑の要旨)
な
し
(採決)
原案どおり可決(全員一致)
4
議案第6号
国分寺市教育委員会教育長の職務に専念する義務の特例に関する条例
について<教育長提出>
11
(議案の内容と説明)
地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い,教育長の職務に専念する
義務の特例について定める必要があり,このことを教育委員会の意見として市長に述べる
必要があるため,提案するものである。
教育総務課長
先ほどの関係条例の参考資料の裏面の横の表ですけれども,一番下段の10
本目に今回の条例が書いております。新設になります。
それでは戻って,今まで教育長は一般職だったため,地方公務員法第4条が適用され,
職務を免除する規定は,職員の職務に専念する義務の特例に関する条例によっておりまし
た。これが法改正により新教育長は特別職となり,職務の専念について法律の第11条第5
項で定められることとなりました。このため,職務に専念する義務の免除を改めて定める
必要があるため,本条例の設置を提案するものです。
本条例については,2条からなっております。今回の職務専念義務の免除は,第2条に
記載しております。「教育長は,次の各号のいずれかに該当する場合においては,あらか
じめ教育委員会の承認を得て,その職務に専念する義務を免除されることができる」とあ
りまして,3項定めております。第1号「研修を受ける場合」,第2号「厚生に関する計
画の実施に参加する場合」,これは人間ドック等が想定されます。第3項は,「前2号の規
定する場合を除くほか,教育委員会が相当と認める場合」になっております。
(採決)
原案どおり可決(全員一致)
5
議案第7号
国分寺市プレイステーションの指定管理者の指定について<教育長提
出>
(議案の内容と説明)
指定管理者の指定について教育委員会で決定し,このことを教育委員会の意見として市
長に述べる必要があるため,提案するものである。
社会教育・スポーツ振興課長
施設の名称は国分寺市プレイステーション,指定管理者が
国分寺市泉町の特定非営利活動法人冒険遊び場の会です。指定の期間は平成27年4月1日
から平成28年3月31日までです。
1枚おめくりください。国分寺市プレイステーションの管理に関する協定書(案)です。
一枚めくると目次,その次をめくると3ページの上の方に協定について書かれているとこ
ろがあります。「国分寺市教育委員会と国分寺市と特定非営利活動法人冒険遊び場の会と
は国分寺市プレイステーション条例により設置された国分寺市プレイステーションの管
理運営について,国分寺市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第7条の規
定に基づき,次のとおり協定を締結する」というものです。
こちらの協定書(案)は21ページまでです。協定書の内容は,9ページの第6章指定管
理費等,第28条の指定管理費の支払いについて,こちらの金額が昨年と変わっておりまし
て,指定管理者に対して880万7,000円を支払うものとする,となっております。21ページ
の後に国分寺市プレイステーション指定管理業務仕様書を付けておりますが,具体的な指
定管理をやっていただく業務の仕様書となっております。こちらについては,施設の内容,
12
開園時間等は昨年と同様です。
1枚めくっていただきまして,2ページの中段の部分の6指定管理の期間は,平成27年
4月1日から28年3月31日までの1年間とするということです。この仕様書が6ページま
でとなっております。その後に参考資料として,国分寺市プレイステーション指定管理者
の指定関係資料を5つ付けております。
収支決算書をご覧ください。昨年と大きく変わったところとしては,2の支出の部のア
ルバイト給与,ここの2段目のところの安全管理アルバイトがあります。こちらが昨年度
の途中から安全管理専門のアルバイトで,1名増やしたものを今年度も引続き計上してい
るものです。その他,一番下の項目に諸経費があります。諸経費10万円については事務所
とのやりとりなど,この指定管理を受けるにあたっての諸経費分で,こちらが今年度新た
に増額した部分になっております。
もう一枚めくっていただいて,人員配置計画書になっております。施設管理の責任者,
防火管理者のほかに警備担当者1名ということで,合計3名が常時プレイステーションの
プレイリーダーまたは安全警備担当者として,毎日の活動にあたる人員となっております。
(意見・質疑の要旨)
教育長
最初に説明があった協定書案の内容で,9ページの委託料の指定管理料が変わっ
た理由を教えてください。
社会教育・スポーツ振興課長
協定書9ページの指定管理費の支払いの部分で,金額が880
万7,000円ということで,昨年よりも約70万増になっております。こちらの増額について
は,先ほど収支計算書のところでご説明しました安全管理アルバイト1人分の増額と,新
たに諸経費を含みこんだところがあります。また,そのほかの部分についても,見直しを
かけている金額がありますが,総額として880万7,000円の支払いということで,収支決算
書を組んでいただいております。
佐久間委員
プレイステーション内の室内が荒らされたことがあって,この安全管理の方
に入っていただくことになったと思うのですけれども,その後はそのような危険なような
ことは起こっていないのでしょうか。大丈夫でしょうか。
社会教育・スポーツ振興課長
今年度に入りましては,4月以降は特に室内を荒らされる
とか警察を呼ぶような事態というのは,現在のところ起こっていない状況です。
髙橋委員
この議案第7号は,指定管理者としてこの冒険遊び場の会を指定することにつ
いて審議して,承認を求めるものですよね。ご説明を聞いていると,どういう協定書かと
いうのは分かったのですけれども,冒険遊び場の会に平成27年4月1日から指定する理由
をちゃんと説明いただいていないと思います。その大事なところをちゃんとお話しいただ
かないと,承認かどうか審議できません。プレイステーションがこういうもので,それに
はこういうことをきちんとやってくれる人を求めて,その結果,ここに書いてある方が選
定されたということだとは思うのですけど,どういう手続きで27年度にお願いできるよう
になるのか,説明をお願いします。
社会教育・スポーツ振興課長
今ご指摘のあった点について,国分寺市プレイステーショ
ンの指定管理者の指定について,こちらの協定書,仕様書の後ろの参考資料をご覧いただ
きたいと思います。国分寺市プレイステーション指定管理者の指定関係資料を付けており
13
ます。こちらをめくっていただいて,1枚目が指定管理者候補者選定委員会評価集計表と
なっております。こちらは国分寺市の指定管理者候補者選定委員会の方に公募によらない
指定管理者の選定ということで,国分寺市プレイステーション指定管理者候補者の選定を
お諮りしたものに対しての評価集計表ということになります。総合得点が,110点という
ことで採用基準値は75.9パーセント,こちらが基準の70パーセントを超えたので,平成27
年度についても特定非営利活動法人冒険遊び場の会にプレイステーションの指定管理を
委託することによって,選定委員会から基準をクリアしたという通知をいただきました。
それに基づいて,次のページになります。公募によらないということですので,国分寺
市プレイステーション指定管理者申請要項に基づいて,今回の指定管理である特定非営利
活動法人冒険遊び場の会に必要書類を提出していただきました。下の方のページ数が大き
いゴム印で11ページになります。こちらの企画提案書等を提出いただいて,今回平成27年
度の指定管理を結ぶにあたって,今回の議案第7号でお諮りしているというものです。
髙橋委員
私も教育委員会で毎年プレイステーションの指定管理に関して,こちらの冒険
遊び場の会にかなり長い期間お世話になっているということは承知しておりまして,大変
ありがたいことだと思っておりますけれども,今日の資料の出し方について疑問があった
ので,今の質問をしました。このように選定委員の方がきちんと候補を選定してくださっ
て,その上で「はい。結構です。ありがとうございます。」というように承認するのだと
すると,参考資料1は「参考」でいいのでしょうか。参考ではなくて,大変大事な根拠な
のかなと思いますので,なぜここに参考資料として,この選定結果が載るのかは,ちょっ
と腑に落ちません。
その上でもう一つ,参考資料の1ページ目に書いてあることなのですけれども,先ほど,
この結果の得点は75.9パーセントで,基準値の70パーセントを超えているので,選定する
ことができるというお話だったと思うのですが,ここに書いてある採用基準値というのは,
70パーセントのことが「基準値」ではないかなと思うのですが。その結果,出てきた得点
というのが75.9というのなら分かるのですけど,ここの採用基準値はこのような書き方で
よろしいのでしょうか。
それからもう一つは,指定管理者候補者の選定で,公募によらないということは分かり
ますけれども,公募によらないで1つの団体だけについて選定したのか,公募によらなく
ても幾つかこのようなことをやってくださる団体が複数あって,それに対して選定委員会
が評価して,結果として例年どおりこちらの冒険遊び場の会にお願いするということにな
ったのか,その辺のところもよく分かりません。1つだけだったとしたら,順位1という
書き方をあえてする必要があるのでしょうか。
社会教育・スポーツ振興課長
ご質問いただきました点で,まずこの書いてある文言で「採
用基準値は総合得点を最高設定数値で除したものである」というところですが,このペー
ジは選定委員会で毎年決まった文言をいただいているところです。大変申し訳ありません
が,こちらの採用基準値と総合得点のところについては,選定委員会を所管している課に
確認をとってお答えさせていただければと思います。
もう一つは,今回この選定委員会に挙がった団体についてですが,公募によらないとい
うことで,幾つかの団体を比較したということではなく,もともとこの冒険遊び場の会の
結成のときにもプレイステーションを存続させようという趣旨があったということと,昨
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年度の実績を選定委員会にお諮りして決めたものです。ですので,冒険遊び場の会1団体
についてお諮りして,選定をいただいたものとなっております。
教育部長
このプレイステーションについては公募によらないで選定するということで,
まず選定委員会の中で決定をするということを行っております。公募によらない決定を受
けて,それに基づいてこのNPOの冒険遊び場の会の選定を行ったということです。
その選定委員会の中で審査員の方にいろいろ選定をしていただいて,最終的にこの選定結
果が出まして,その結果に基づいてこのNPO法人が第1位という書き方はちょっと変な
のですけども,この事業者を候補者として決定をしたということです。
教育長
この集計表については指定管理者等の選定を行うときの評価としては,この様式
を全市統一して使っているものです。順位についても,1者であってもこのように順位は
入れるということで,ほかの選定のものもこれまで使ってきています。
採用基準値については,採用基準値は70パーセントなのだから,70パーセント以上であ
れば,これは70パーセントだからいいのではないかというご指摘もありますけれども,下
に但し書きがありますように,あくまでも採用基準値というのは,総合得点は最高設定数
値を除したものである,という概念をここに規定をしまして,ご指摘について分からない
ではないのですけれども,全市的に様式は同じにしているということですので,ご理解い
ただきたいと思います。
髙橋委員
そうしますと,70パーセントという基準値はどこかに書いてあるということで
すね。1者しかなくても,70パーセントを超えなければ,もちろん,それは採用できない
ということが,どういう文言がいいのか分かりませんが,このようにアスタリスクで書い
てくださるなら,大変分かりやすかったなと思います。ただ,市ではこの様式で今まで使
ってきて,今後もこのままというのであれば,今ここで説明いただきましたので,そうい
うものなんだなと,そこは納得します。
教育長
このNPOの冒険遊び場の会が今回も公募によらないということで,まず選定を
されて,それに対してこういう点数を入れて,候補者として決定をしてきています。経緯
として,プレイステーションをつくったときに,冒険遊び場の会が大きく関わっていたか
らという説明がありましたが,当初はそれもあったのだろうけれども,今はそうではない
と思うのですね。やはり,今,市としては冒険遊び場の会にすぐに取って代わるだけの団
体がないと踏んで,この団体にお願いするのが一番いいだろうということで,公募によら
ない形をとってきています。しかし,それでもいろいろな基準に照らし合わせたときに,
お願いするのに適当かどうかということで,数値に表してきて,選定をしているというこ
とだと思うのです。ですから,来年度,同じように冒険遊び場の会が自動的に公募によら
ない団体になるかならないか,あるいは,公募をして選定するか公募をしないか。それは
まだ来年のことは分からないので,今までもこういう形を取ってきている中で,今回も同
じであったということであります。
いろいろな団体がプレイステーションの事業をできるようなノウハウを備えて,そうい
う団体がたくさん出てきて,いずれ競争によって一番いいところを選定をして,お願いを
していくということができれば,私はそれに越したことはないと思っていますけども,今,
プレイステーションの性格等を見たときに,選定委員会の方では公募によらない形かつ冒
険遊び場の会でという選定になってきているのだと理解しています。
15
ですから,髙橋委員にご指摘いただいたように,何が議案なのかということ,またどう
してこういう議案に至ったのか,そのプロセス等の説明が十分にされていなかったという
のはそのとおりかと思いますので,今後気をつけてまいりたいと思います。
委員長
全容がかなり鮮明に分かってまいりました。確かに,議案が,指定管理者の指定
についてという,その承認を得るというのを見ますと,参考資料になっている部分はむし
ろこの中身を第一に説明してきたら,きっと整合性がとれていたというのは,最後に残っ
てはいるかと思います。その説明についても先ほどしていただきましたので,体裁として
は参考資料ではないという感じは私もいたしますが,全体を見ますと,説明もされていま
す。それから先ほどの採用基準値も,確かに,むしろこれは採用基準値というよりは他の
文言の方が,日本語からすると適切だろうなというものがまだ残っていると思いますが,
そういう部分を,できれば今後アスタリスクで括弧書きでもしていただけると,理解が早
まるかなと。やはり,これが外に出ていくわけですので,説明を受けなくても「ああ,そ
うだな」とみんなが分かっていくという,これは説明責任の原点にあると思いますので,
その努力もやはりしていかなければいけないと,私は思います。
(採決)
原案どおり可決(全員一致)
〔その他〕
1
平成26年度機構改革検討委員会報告書について
(事務局からの説明)
教育総務課長
資料ナンバー1をご覧ください。市長から教育委員会宛てに平成26年度機
構改革検討委員会報告書の報告が届いております。
当報告書についてですが,昨年11月7日に開催しました教育委員会臨時会において,教
育委員会組織について,市長から協議依頼があり,その件については了承をいただきまし
た。その際,機構改革検討委員会からの中間報告を資料としてつけさせていただきました。
この度市長より最終の報告書をいただきましたので報告します。
内容について,中間報告から大きく変わった点はありません。表記として,中間報告の
際には変更となる部,課名の頭に(仮称)と付いていましたが,これについて取られてい
ると,そういう部分が多くあります。
また,細かく変更になった点を申し上げます。まず1ページ目,検討の前提ですが,四
角の枠で囲まれている部分があると思いますが,今回の報告書においては,下から3行目,
「10月に中間報告を行いました」,この部分と,「平成27年度に向けて,改正が必要と判断
したものについて検討を進めました」,この文言が追記になっております。
次,4ページ目と5ページ目をご覧ください。まず4ページ目に大きな3として,一番
上段ですが,中間報告にないものとしては,平成26年度機構改革の検証に基づく検討概要
が追記されております。あわせて,その中段から下段のあたり,4として,平成27年度機
構改革検討委員会に引き継ぐ事項が追記になっております。
8ページ目をご覧ください。新旧の組織図が添付してあります。変更になった点ですが,
8ページ目,市政戦略室にあった行政改革推進担当が政策経営課へ移りました。9ページ
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目上段,契約管財課の契約係では備考に,政策部市政戦略室から指定管理者制度に関する
業務を移管,ということが追記されております。10ページ目,経済課で,経済振興係の備
考に観光施策に関する業務を政策部市政戦略室へ移管,これが追記されております。これ
は先ほど申し上げた8ページ目の市政戦略室にも同様の記載があります。続きまして,14
ページ目の事業計画課の備考に,道路附属構造物に関する業務を事業計画課事業計画担当
から道路と下水道課の道路管理係に移管すること,これが中段の道路と下水道課の道路管
理係と両方に追記されております。
なお,教育部については中間報告からの変更点はありません。
(意見・質疑の要旨)
な
し
〔閉会〕
午後5時55分,委員長は閉会を宣した。
署名委員
4
番
5
番
調製職員
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