鎮痛・消炎・解熱剤

**2
0
0
8年2月改訂(第1
0版)
*2
0
0
6年1
2月改訂
日本標準商品分類番号
871149
貯
法:遮光して室温保存(
【取扱い上の注意】の項参照)
使用期限:外箱に表示
* 承認番号 21800AMX10659
2006年12月
* 薬価収載
劇薬、指定医薬品、処方せん医薬品:注意−医師等の処方せんにより使用すること
鎮痛・消炎・解熱剤
販売開始
1991年8月
再審査結果
1
992年6月
0
2
0
8
‐
0
3
2
1
2
D0
1
5
8
0
1
2
ケトプロフェン製剤
【 禁忌(次の患者には投与しないこと) 】
1.
消化性潰瘍のある患者[プロスタグランジン生合
成抑制作用により、消化性潰瘍を悪化させること
がある。
]
2.
重篤な血液の異常のある患者[血液の異常を悪化
させるおそれがある。
]
3.
重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるお
それがある。
]
4.
重篤な腎障害のある患者[プロスタグランジン生
合成抑制作用による腎血流量の低下等により、腎
障害を悪化させるおそれがある。
]
5.
重篤な心機能不全のある患者[腎のプロスタグラ
ンジン生合成抑制作用により浮腫、循環体液量の
増加が起こり、心臓の仕事量が増加するため症状
を悪化させることがある。
]
6.
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
7.
アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等に
よる喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者
[アスピリン喘息発作を誘発することがある。
]
8.
シプロフロキサシンを投与中の患者[
「3.
相互作用」
の項!参照]
9.
妊娠後期の婦人[「6.
妊婦、産婦、授乳婦等への投
与」の項"参照]
【 用法及び用量 】
○鎮痛・消炎の目的に用いる場合:通常、成人にはケト
プロフェンとして1回5
0mg を殿部筋肉内に注射し、そ
の後必要に応じて1日1∼2回反復注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
○解熱の目的に用いる場合:通常、
成人にはケトプロフェン
として1回5
0mgを1日1∼2回殿部筋肉内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
【 使用上の注意 】
1.
慎重投与(次の患者には慎重に投与すること)
!消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発
させることがある。
]
"血液の異常又はその既往歴のある患者[血液の異常
を悪化又は再発させるおそれがある。
]
#出血傾向のある患者[血小板機能低下が起こること
があるので、出血傾向を助長することがある。
]
$肝障害又はその既往歴のある患者[肝障害を悪化又
は再発させるおそれがある。
]
%腎障害又はその既往歴のある患者[腎障害を悪化又
は再発させるおそれがある。
]
&心機能異常のある患者[心機能を悪化させるおそれ
がある。
]
'過敏症の既往歴のある患者
(気管支喘息のある患者[アスピリン喘息を誘発する
【 組成・性状 】
ことがある。
]
販 売 名
メナミン筋注5
0mg
有効成分
(1アンプル2.5mL 中)
日局ケトプロフェン
5
0mg
)高齢者[「5.
高齢者への投与」の項参照]
***潰瘍性大腸炎の患者[症状が悪化するおそれがある。
]
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
**+クローン病の患者[症状が悪化するおそれがある。
]
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
添 加 物
ベンジルアルコール 2
5mg
3
6mg
L―アルギニン
pH 調節剤
適量
形
淡褐色透明のガラス製アンプルに入った無色澄
明の注射液
"消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法
浸透圧比
約0.7(生理食塩液に対する比)
#症候性神経痛等の慢性疾患に対し本剤を用いる場合
pH
5.5∼7.5
状
2.
重要な基本的注意
!過敏症状を予測するため十分な問診を行うこと。
であることに留意すること。
には、次の事項を考慮すること。
1)
長期投与する場合には定期的に臨床検査(尿検査、
【 効能又は効果 】
○下記の疾患ならびに状態における鎮痛・消炎
術後、外傷、各種癌、痛風発作、症候性神経痛
○緊急に解熱を必要とする場合
血液検査及び肝機能検査等)を行うこと。また、
異常が認められた場合には減量、休薬等の適切な
処置を行うこと。
2)
薬物療法以外の療法も考慮すること。
$術後、外傷及び解熱時に本剤を用いる場合には、次
の事項を考慮すること。
1)
炎症、 疼痛及び発熱の程度を考慮し投与すること。
2)
原則として同一の薬剤の長期投与を避けること。
1
3)
感染による発熱に対する抗菌剤の投与等、原因療
法があればこれを行うこと。
!患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意する
こと。過度の体温下降、虚脱、四肢冷却等があらわ
れることがあるので、特に高熱を伴う小児及び高齢
者又は消耗性疾患の患者においては、投与後の患者
の状態に十分注意すること。
"感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症を
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
** 選択的セロトニン再
!!!!!!!!!!
取り込み阻害剤
!!!!!!!!!!
(SSRI)
!!!!
フルボキサミン
!!!!!!!!
パロキセチン等
薬剤名等
消化管出血のおそれ
!!!!!!!!!!
がある。
相互に作用を増強す
!!!!!!!!!!
ると考えられる。
チアジド系利尿剤
トリクロルメチア
ジド、ヒドロクロ
ロチアジド等
利尿・降圧作用を減
弱させるおそれがあ
る。
プロスタグランジン
生合成阻害作用によ
り、水、ナトリウム
の体内貯留が生じ、
利尿剤の水、ナトリ
ウム排泄作用に拮抗
するためと考えられ
る。
!!!!!!!!!!
り、
降圧作用の減弱、
!!!!!!!!!!
腎機能障害患者にお
!!!!!!!!!!
ける重度の高カリウ
!!!!!!!!!!
ム血症が発現するお
!!!!!!!!!!
それがある。
!!!!!!!
本剤との併用によ
!!!!!!!!!!
ロスタグランジン生
!!!!!!!!!!
合成阻害によるため
!!!!!!!!!!
と考えられている。
!!!!!!!!!!
腎機能が悪化してい
!!!!!
!!!!!
!!!!!!!!
合併している患者に対し用いる場合には適切な抗菌
剤を併用し、観察を十分行い慎重に投与すること。
#他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい。
$高齢者及び小児には副作用の発現に特に注意し、必
要最小限の使用にとどめるなど慎重に投与すること。
** カリウム保持性利尿剤
!!!!!!!!!!
スピロノラクトン等
!!!!!!!!!
[
「5.
高齢者への投与」及び「7.
小児等への投与」の
項参照]
** エプレレノン
!!!!!!!
3.
相互作用
!併用禁忌(併用しないこと)
薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
シプロフロキサシン
シプロキサン
痙攣を起こすことが
ある。
シプロフロキサシン
の GABA 受 容 体 結
合阻害作用が併用に
より増強され、中枢
神経系の興奮性を増
大すると考えられ
る。
"併用注意(併用に注意すること)
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
ニューキノロン系抗
菌剤(シプロフロキ
サシンは併用禁忌)
エノキサシン水和物等
痙攣を起こすおそれ
がある。
ニューキノロン系抗
菌 剤 の GABA 受 容
体結合阻害作用が併
用により増強され、
中枢神経系の興奮性
を増大すると考えら
れる。
リチウム製剤
炭酸リチウム
クマリン系抗凝血剤
ワルファリン
** 血小板凝集抑制作用
!!!!!!!!!!
を有する薬剤
!!!!!!!
クロピドグレル
!!!!!!!!
2
メトトレキサートの
作用が増強されるこ
とがあるので、必要
があれば減量するこ
と。
リチウム中毒を起こ
すおそれがあるの
で、必要があれば減
量すること。
抗凝血作用を増強す
ることがあるため、
必要があれば減量す
ること。
出血傾向を助長する
!!!!!!!!!!
おそれがある。
!!!!!!!!
** ACE 阻害剤
!!!!!!
A‐Ⅱ受容体拮抗剤
!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!
る患者では、さらに
!!!!!!!!!!
腎機能が悪化するお
!!!!!!!!!!
それがある。
!!!!!!!
本剤の腎におけるプ
機序不明
4.
副作用
総症例1,0
6
2例中、6例(0.5
6%)
、1
0件に副作用が認め
られた。主な副作用は、注射部位の痛み3件(0.2
8%)
等であった。(再審査終了時)
!重大な副作用
薬剤名等
メトトレキサート
!!!!!!!!!
1)
ショック、アナフィラキシー様症状(0.1%未満)
…
ショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻
疹、呼吸困難等)があらわれることがある
ので、異常が認められた場合には投与を中
止し、適切な処置を行うこと。
2)
中毒性表皮壊死症(0.1%未満)
…中毒性表皮壊死症
(Lyell 症候群)
があらわれることがあるので、
プロスタグランジン
生合成阻害作用によ
り腎血流が減少し、
メトトレキサートの
腎排泄を減少させ、
メトトレキサートの
血中濃度を上昇させ
ると考えられる。
プロスタグランジン
生合成阻害作用によ
りリチウムの腎排泄
を減少させ、リチウ
ムの血中濃度を上昇
させると考えられる。
プロスタグランジン
生合成阻害作用によ
り血小板凝集が抑制
されるため、また、
ワルファリンの蛋白
結合と競合し、遊離
型ワルファリンが増
加するためと考えら
れる。
相互に作用を増強す
!!!!!!!!!!
ると考えられる。
!!!!!!!!!
観察を十分に行い、このような症状があら
われた場合には投与を中止すること。
3)
急性腎不全、ネフローゼ症候群(頻度不明)
…急性
腎不全、ネフローゼ症候群があらわれるこ
とがあるので、定期的に検査を行うなど観
察を十分に行い、異常が認められた場合に
は投与を中止すること。
"その他の副作用
頻度不明
0.1∼1%未満
0.1%未満
過 敏 症注1)
発疹、そう痒感等
消 化 器
消化性潰瘍注1)、
胃腸出血注1)、悪
心・嘔吐、胸や
け等
肝
臓
AST(GOT)
・
ALT(GPT)の 上
昇等
血
液注2)
血小板機能低
下(出血時間
の延長)等
貧血、顆粒球減
少、
白血球減少、
血小板減少等
精神神経系
そ の 他
めまい、眠気
浮腫
注射部位の痛み
硬結等
注1)発現した場合には、投与を中止すること。
注2)血液検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場
合には直ちに投与を中止すること。
5.
高齢者への投与
疾患名
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、用量
並びに投与間隔に留意するなど、 慎重に投与すること。
6.
妊婦、産婦、授乳婦等への投与
!妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療
上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にの
改善数/例数
(中等度改善以上)
改善率
8例
2
6/3
6
84
. %
癌性疼痛
1例
9/1
8
18
. %
痛風発作
4例
6/1
4
29
. %
0例
1
2/2
6
00
. %
2例
9/1
7
50
. %
術後疼痛・外傷
症候性神経痛
発熱性疾患
み投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確
立していない。
]
"妊娠後期の婦人には投与しないこと。[外国で妊娠後
【 薬効薬理 】
1.
鎮痛作用12)
期の婦人に投与したところ、胎児循環持続症(PFC)
、
マウスを用いてケトプロフェンの筋肉内投与による鎮
胎児腎不全が起きたとの報告がある。
]
痛作用を検討した結果、フェニルキノンストレッチン
#動物実験(ラット)で周産期投与による分娩遅延、
グ法では、ペンタゾシンの5倍、酢酸ストレッチング
妊娠末期投与による胎児の動脈管収縮が報告されて
法では1/2、Haffner 変法ではほぼ同等であり、いずれの
いる。
実験法でもスルピリンより強力であった。また、ラッ
$授乳中の婦人に投与する場合には授乳を避けさせる
トを用いた Randall & Selitto 法では、ペンタゾシンは
こと。[授乳中の投与に関する安全性は確立していな
正常足、炎症足とも鎮痛作用を示したが、ケトプロフェ
ンは炎症足の方により強い鎮痛作用を示した。
いが、動物実験(ラット)で乳汁中への移行が報告
されている。
]
2.
解熱作用12)
7.
小児等への投与
パン酵母による発熱ラットにおいて、ケトプロフェン
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する
の筋肉内投与は用量依存性の著明な解熱作用を示し、
安全性は確立していない。
スルピリンの約1
0倍であった。
8.
適用上の注意
3.
抗炎症作用12)
!投与経路:筋注にのみ使用すること。
ラット、カラゲニン足蹠浮腫に対してケトプロフェン
"調製時:
の筋肉内投与は、スルピリンの約1
4倍の抑制作用を示
した。
1)
アンプルカット時にエタノール綿等で清拭し、カッ
トすること。
4.
作用機序13∼16)
ケトプロフェンの鎮痛消炎解熱作用の主な作用機序と
2)
他剤との混合注射を避けることが望ましい。
#筋肉内投与時:
して!ブラジキニン遊離抑制作用(ラット)
、"プロス
タグランジン合成抑制作用(in vitro)
、#タンパク熱変
1)
神経走行部位を避けるように注意して注射するこ
性抑制作用(in vitro)
、$血管透過性亢進抑制作用(ウ
と。
サギ)
、%白血球遊走阻止作用(in vitro)等が考えられ
2)
繰り返し注射する場合には、たとえば左右交互に
ている。
注射するなど、注射部位をかえて行うこと。
3)
注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆
流をみた場合には直ちに針を抜き、部位をかえて
注射すること。
$保存時:本剤は光により白濁することがあるので、
【 有効成分に関する理化学的知見 】
一般名:ケトプロフェン(Ketoprofen)
―2(
― 3―Benzoylphenyl)
propanoic acid
化学名:(2RS )
紙箱から取り出した際は、遮光して保存すること。
分子式:C16H14O3
なお、白濁が認められた場合は使用しないこと。
分子量:2
5
4.2
8
9.
その他の注意1∼4)
構造式:
H CH3
非ステロイド性消炎鎮痛剤を長期間投与されている女
CO2H
性において、一時的な不妊が認められたとの報告があ
る。
O
5)
【 薬物動態 】
及び鏡像異性体
健康成人男子1
6名にケトプロフェン5
0mg を殿部筋肉内に
投与した場合、ほぼ3
0分前後に最高血中濃度 (6.7µg/mL)
性
を示し、その後漸減し、6時間後には0.2µg/mL の濃度で
状:本品は白色の結晶性の粉末である。
本品はメタノールに極めて溶けやすく、エタノ
あった。
ール(9
5)
又はアセトンに溶けやすく、水にほと
んど溶けない。
6∼1
1)
【 臨床成績 】
本品のエタノール(9
9.5)
溶液(1→1
0
0)
は旋光性
本剤の臨床試験は全国6施設で実施され、総症例数は1
0
2
を示さない。
例であった。本剤の承認された用法・用量で投与された
各適応疾患9
5例に対する効果は次のとおりであった。
本品は光によって微黄色になる。
融
pKa
点:9
4∼9
7℃
:約3.9
0(3
0℃)
3
【 取扱い上の注意 】
貯
法:遮光して室温保存(本品は直射日光や室内散光
によってケトプロフェンの分解物を生じて白濁
することがあるので遮光して保存してくださ
い。
)
【 包 装 】
1
0アンプル
5
0アンプル
【 主要文献 】
1)Mendonça, L.L.F., et al. : Rheumatology,3
9,8
8
0,2
0
0
0
[NSA0
01
1]
2)Akil, M., et al. : British Journal of Rheumatology,3
5,7
6,1
9
9
6
[NSA0
01
2]
3)Smith, G., et al. : British Journal of Rheumatology,3
5,4
5
8,1
9
96
[NSA00
13]
4)Calmels, C., et al. : Revue du Rhumatisme[Engl. Ed.]
,6
6
(3)
,16
7,
199
9
[NSA00
14]
5)社内資料:筋注用注射液の生物学的同等性試験
[MEN‐4]
6)岸田喜彦
他:診療と新薬,2
2
(1
0)
,2
4
4
7,1
9
8
5 [MEN0
01
3]
7)名倉直秀
他:薬理と治療,1
3
(1
0)
,6
0
6
7,1
9
8
5 [MEN00
14]
一郎
他:診療と新薬,2
2
(1
0)
,2
4
3
3,1
9
8
5 [MEN0
01
5]
9)御巫清允
他:薬理と治療,1
3
(1
0)
,6
0
5
7,1
9
8
5 [MEN00
16]
10)藤谷正紀
他:薬理と治療,1
3
(1
0)
,6
0
4
3,1
9
8
5 [MEN0
01
7]
8)西
11)百瀬岳夫:診療と新薬,2
2
(1
0)
,2
4
4
1,19
8
5
[MEN00
18]
一
他:薬理と治療,6
(2)
,3
4
9,1
9
7
8
[MEN00
1
9]
13)猪木令三
他:薬理と治療,6
(2)
,3
7
1,1
9
7
8
[MEN00
10]
12)藤村
14)Guyonnet, J. C., et al. : Rheumatology and Rehabilitation(A
Symposium on Ketoprofen)
, Supple.,11,1
9
7
6
[MEN00
11]
15)鶴見介登
他:日本薬理学雑誌,7
3,6
3
3,1
9
7
7
[MEN00
2
0]
16)向出
他:日本薬理学雑誌,7
1,5
5
3,1
9
7
5
[MEN00
12]
惇
【 文献請求先 】
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求ください。
サノフィ・アベンティス株式会社
コールセンター
くすり相談室
〒1
6
3
‐
1
4
8
8 東京都新宿区西新宿三丁目2
0番2号
6
3
0
1
‐
3
0
1
0
!0120‐109‐905 FAX(03)
4