Colin Information Service

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<vol.13>
陽春の候、先生方におかれましては益々ご活躍のことと思います。平素は格別のお引き立てを賜り、心より感
謝致します。昨年4月にメタボリックシンドロームの診断基準が発表され、この1年間でメタボリックシンドロームと
いう言葉がマスメディアにも取り上げられ、広く知れ渡るようになりました。メタボリックシンドロームと動脈硬化と
の関連エビデンスも今後注目されるテーマの一つですが、今回はこの3月に開催されました第70回日本循環器
学会よりご紹介致します。今後とも最先端のエビデンスを紹介致しますのでよろしくお願い申し上げます。
第70回記念 日本循環器学会総会 2006年3月24~26日(名古屋)
有酸素運動トレーニングは内臓脂肪と動脈Stiffnessを改善させる
東京医科大学 衛生学公衆衛生学教室
高波嘉一先生
近年、高脂血症や高血圧、耐糖能異常、肥満など動脈硬化の危険因子が集積するメタボリックシンドロームが、
動脈硬化のリスクを格段に高める病態として注目されている。運動はメタボリックシンドロームの源流にある内臓
脂肪を減少させるのに極めて有効な手段であるが、運動による内蔵脂肪蓄積の改善が血管性状の改善に寄与
するかどうかは明らかではない。
冠危険因子の改善を目的とした3ヶ月程度の有酸素運動トレーニングが、内臓脂肪量および血管性状の指標
である(baPWV)にどのような影響を及ぼすか、また この両者の変化に関連性が見られるかどうかを検討する。
冠危険因子を有する中高年者46名
有酸素運動トレーニングによるbaPWVの変化
- 内臓脂肪蓄積状態による運動効果の差異 -
運動群 :36名
内臓脂肪面積
≧100cm2
内臓脂肪面積
<100cm2
コントロール群 :10名
■運動トレーニングプログラム
エアロビック運動 30~60分
3ヶ月にわたり週に3回
n=20 n.s
前
3ヶ月後
n=16 p=0.032
前
3ヶ月後
冠危険因子を有する者に対する3ヶ月間程度の
有酸素運動トレーニングは、特に内臓脂肪量を
減少させることでメタボリックシンドロームの予防
や病態改善を促し、その結果、内臓脂肪蓄積者
の動脈性状を改善する可能性がある。
※有酸素運動トレーニングを通したbaPWVの減少は、
腹部脂肪の改善によって引き起こされている可能
性がある。
3ヶ月間の有酸素運動トレーニング前後の
内臓脂肪量の変化とbaPWVの変化との関係
n=36 y=2.41x+22.29
r=0.338 p=0.044
カスタマーサポート通信-vol.13フリーダイヤルでお問い合わせ頂くご質問等をQ&Aにまとめてご案内致します。
Q:標準印刷に印刷される拍動の変化グラフですがどのように判断すれば良いですか?
A:(その5)【昇圧上限】と表示された場合の注意点について説明します。
「受診者情報の入力」の画面に「昇圧上限」の設定があります。通常は「AUTO」を選択します。
受診者の血圧に応じて、自動的に昇圧をし測定を行います。
昇圧することによって受診者が苦痛を訴える場合は、「下肢低昇圧」(F1)を押すことで、足首の昇圧
値をあらかじめユーザー設定で設定されている低い値に変更できます。また、昇圧上限を選択するこ
とで、昇圧値を100~280の範囲で設定できます。
昇圧上限の数値の設定が適切でない場合、右下の図の用に血圧が測定できないことがあります。
コメントに「昇圧不足」と出た場合、「昇圧上限」の設定を確認頂き「AUTO」又は「最高血圧+60mmHg」
を目安に設定して下さい。
昇圧上限右足:AUTO
左足:AUTO
下肢低昇圧
※機器のバージョン及び設定により画面は異なります
昇圧不足により、信号(エンベロープ)不足
患者説明用PWV動画ソフト Limber(リンバー)
~動脈硬化検査を受けられた患者様の理解や満足度をさらに高めるツール~
フォルムPWV/ABIによる測定結果から、各々の患者さんの血管の状態を動画で再現します
血管をしなやかに維持する必要性を分かり易く説明します
生活習慣に関する問診とPWV、血圧トレンドを一体化し、治療コンプライアンス向上を促します
スライド形式で掲載されたbaPWVに関するエビデンスは動機付けツールとしてご利用頂けます
待合室用 フォルム検査説明ムービー 「リンバー物語」
フォルム検査について患者さんに説明する楽しいDVDビデオです
待合室に設置されているモニタ等でご利用ください(放映時間約11分)
PWV動画ソフト「Limber(リンバー)」の標準付属品です
現在、本ムービーを無料進呈中(期限:06年5月20日)
ムービーはソフトのみです。DVD機材はご用意ください。
すこし画質は落ちますがVHS版もご用意しております。
ご用命は、ご相談ホットライン0120-088-203まで
詳細は(株)イーハイクの
ホームページでも
ご覧いただけます。
http://www.e-hike.co.jp
(医療関係者向けページにて)
当製品は、業務提携会社である
株式会社イーハイクの制作です
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