ITパスポート試験対策講座 ① - biocomputing.cc

サービスプロバイダ
• もともとインターネットは自分で相互接続
• 接続を代行する事業者がISP
• ASP(Application Service Provider)
– インターネット経由でアプリケーションの機能を
提供
– 最近はSaaS(クラウドのイッシュ)
• SSP(Storage SP)、MSP(Managed SP)も
• 最近のISPはxSP全般をサービスとして提供
検索エンジン
• カテゴリ型
– カテゴリでWebサイトを分類
– 人手で登録
• ロボット型
– プログラムがWebサイトを巡回して登録
– キーワードで検索
– SEO(サーチエンジン最適化)で上位に
• Webサイトは膨大でカテゴリ型は非現実
的になった
高度な検索方法
• 論理演算子
– AND, OR, NOT
– ()で優先順位制御
– 省略するとANDの場合が多い
• 効率のよい検索には
– フレーズで検索
– 固有名詞を使う
– 表記のゆれを意識
– 別の言葉を加える
電子商取引
• 企業間取引はBtoB
• 企業と個人消費者はBtoC
– オンラインショッピング
• 個人対個人はCtoC
– ネットオークション
– 「エスクローサービス」で安全確保
• オンライン販売では様々なコスト削減が可能
– 在庫保管・販売店への配送が不要
– 卸業者を入れずに直接取引
Web利用などのマナー
(ネチケット)
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Webによる情報公開
BBS(SNSも)
チャット
オンラインゲーム
– 過度に感情的にならない
– 不確実な情報を掲載しない
– 他人を誹謗中傷しない
– 著作権・プライバシーを侵害しない
– 個人情報を掲載しない
電子メールのマナー
(ネチケット)
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内容、宛先を十分に確認する
適切な「件名」を付ける
署名は名刺に記載する項目程度
一行は半角70~76文字
段落と段落の間に空白行
誤解を与えないような文章
添付ファイル・HTMLメールは相手の環境に留意
第三者に読まれたくないときは暗号化
メーリングリストでは
– 宛先を確認
– テーマから逸脱しない
– ウイルスを送らないように十分に注意
– ローカルルールを尊重
迷惑メール
• SPAMメール
– 不特定多数にばらまかれるメール
– 特定商取引法・特定電子メール送信適正化法で罰
則強化するも増加傾向
– フィッシング詐欺
• チェーンメール
– 読んだら他の人にも転送するよう指示
– 真偽が確認できない「デマ」であることが多い
– 真実だとしても送るべきでない
• Webページで裏付けを取る→メディアリテラシー
特定商取引法
• オンラインショッピングでの被害から消費者
を守る
• 以下の表示を義務付け
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価格と送料
支払時期と方法
商品の引き渡し時期
返品の可否と条件
販売業者名・住所・電話番号・代表者/責任者名
申込有効期限があるときはその期限
• 意に反して注文させることの禁止
– わかりやすい画面表示
迷惑メールの規制
• 特定商取引法・特定電子メール送信適正化法
で規制
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前者は広告事業者、後者は送信者を規制
承諾していない場合の広告メール禁止
受信拒否の通知を受けた場合のメール禁止
記録を3年間保存
送信者の氏名・名称、受信拒否連絡先の表示
• 違反すると罰則あり
– 日本産業協会、日本データ通信協会で相談受付
プライバシー
• 個人情報の管理
– 自分・他人の個人情報をむやみに公開しない
– 個人情報を収集する場合はプライバシーポリシーを
定める
• 個人情報保護法
– 個人情報取り扱い事業者対象
– 取得、管理、第三者提供などについて規定
• プロバイダ責任制限法
– 違法情報を放置すれば責任を負う
– 削除依頼の手続き
– 発信者情報の開示が可能
著作権
• 著作物
– 小説、詩、曲、絵画、映画、プログラム
• 著作者人格権:永久に保護
– 公表権、氏名表示権、同一性保持権
• 著作(財産)権:死後50年まで保護
– 複製権、上演権、上映権、展示権、貸与権など
• 何をするにも著作者の許諾が必要
• 例外もある
– 私的使用のための複製や引用など
• プログラムの著作物
– オープンソース:ソースコードが公開・自由に改変可能
– PDS:著作(財産)権を主張しないソフトウェア
– フリーウェア:無料・シェアウェア:有料(試用は無料)
電子政府
• 電子公証制度
– 公証制度を電子文書に拡大
• 住基ネット
– 住民基本台帳ネットワークシステム
– 住民基本台帳(住民票をまとめたもの)を全
国どこからでも確認
• 電子申請
– e-Taxで税の申告・納税がオンラインで可能
• 電子証明書の取得が必要(住基カード利用も)
ファイアウォールの仕組み(再)
• アプリケーションレベルゲートウェイ型
– 外部と内部の直接通信を禁止
– 代理サーバーを利用
• パケットフィルタリング型
– IPパケットの宛先を判別して禁止されている
宛先向けの通信を遮断
– NAPTを併用して外部からの直接通信を禁止
– SPI
• 応答パケットの遮断を回避する仕組み
迷惑メール送信防止
• 外部に送らない仕組み
– ウイルス感染などにより迷惑メールを送信し
てしまう
– OP25B(Outbound Port 25 Blocking)
• PCからのメール送信を禁止・ISPのメールサーバ
からのみメール送信が可能
• サーバを不正に使用されない仕組み
– ISPのメールサーバ経由の送信を防ぐため
SMTP Authによる認証を導入
暗号化技術
• 機密性の確保
– 第三者に内容を知らせない
– 暗号化通信
• 完全性の確保
– 改ざんされていないことを保証
– 改ざん検知用のデータを付加して通信
• 相手の認証
– パスワード・電子署名
共通鍵暗号方式
• 暗号化・復号化に用いる「鍵」を共通に
持つ方式
– 同じ「鍵」でないと解読できない
• 「鍵」の受け渡しが問題
– 「鍵」が漏洩すると暗号通信の意味がない
– この問題を解決したのが「公開鍵暗号方式」
公開鍵暗号方式
• 鍵を秘密鍵と公開鍵の2つに分ける
• 暗号化には公開鍵、復号化には秘密鍵を
用いる
– 公開鍵は全世界に公開されている
– 公開鍵とペアになった秘密鍵でしか復号化で
きない→親展通信
– 秘密鍵は絶対に秘密
– 公開鍵から秘密鍵を知ることは原理的に不可
能
改ざん検知
• 一方向ハッシュ関数を用いてメッセージ
ダイジェストを作成
• ハッシュ関数=入力するデータの変化に
応じて異なる数値を出力
• 出力値からは入力値を推定できない=一
方向
電子署名
• 公開鍵暗号方式を使う
– 秘密鍵で暗号化
• 公開鍵でしか復号化できない→本人確認が可能
• 「公開鍵」が本物であることの証明が必
要
– 「認証局」がその役割を果たす
• 認証局が本物であることの証明も必要
• 政府機関や有名企業などが認証局になることがふ
つう
安全な電子商取引の仕組み
• SSL
– 公開鍵暗号方式と共通鍵暗号方式を併用した
仕組み
– 公開鍵暗号方式で共通鍵の受け渡しを行う
• 共通鍵は自分で作り、公開鍵で暗号化してサー
バーに送る
• 公開鍵=電子証明書に入っている
企業で使われる安全な通信
• IPsec
– 暗号化、改ざん検知、認証を備える
– IPレベルで暗号化するため上位のプロトコルとは
無関係にセキュリティを高められる
– 宛先・送信元は秘匿できない
• VPN
– 専用線の代わりにインターネット上に仮想的な専
用線を作る仕組み
– IPsecを使ったものとSSLを使ったものが代表的
無線LANのセキュリティ
• 暗号化
– WEP
• 64bitと128bit
• 数秒から数分以下で解読可能
– WPA
• TKIP:WEPを自動更新のようなもの
• AES:WEPより強固なのを自動更新
– WEP < WPA-TKIP < WPA-AES
– WPA2
• WPA-AES+CCMP(改ざん検知)
• MACアドレスによる接続制限
不正プログラム
• ウイルス
– プログラムに寄生して破壊・感染
• ワーム
– そのものが破壊・感染
• トロイの木馬
– 一見無害を装う
• ボット
– 第三者の命令を実行する不正プログラム
– SPAM、DDoSに悪用
• スパイウェア
– ユーザーの情報を盗み見る
• アドウェア
– 広告を表示する
不正プログラムの感染経路
• USBメモリなどのリムーバブルメディア
– 自動実行の仕組みを悪用
• 電子メール
– 添付ファイル
• P2Pソフト
– 映像・音楽に見せかけたウイルスが多数流通
– 暴露ウィルスによる情報漏洩
• セキュリティホール
– 自動的に感染拡大
• ホームページ閲覧
– ホームページ書き換えによりウイルスを仕掛ける