財政局の審査 (PDF 292.0KB)

平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
(再開)10:31
ただいまから、総務委員会を再開いたします。
財政局の審査に入ります。
まず、当局から付託議案の説明を求めます。
辻 財政部長
(議案書に基づき説明)
説明漏れはありませんか。
(「ありません」との声)
それでは質疑に入ります。質疑はありませんか。
園内委員
議案書119ページ、雑入、第1節派遣職員費収入867万9,000円について、これ
はどういう収入になるんですか。派遣しなければならない職員がいて、そこから収入が入る
というのはどういうことですか。
津守財政課長
例えば、和歌山市の職員を県などに派遣しております。その分の給与というのを一たん和
歌山市で支払っているんですが、本来は県あるいは国の負担となりますので、そちらのほう
から後でいただけるというものになります。先ほど部長が説明しました被災地支援の分につ
きましてもこちらから職員を派遣しまして、一たん給与を支払っておるんですが、最終的に
被災地のほうからいただけるということで、その分の歳入ということでございます。
園内委員
国からではなく、被災地からいただくのですか。
津守課長
和歌山市は被災地からいただきます。被災地は国から補てんされるということになります。
園内委員
わかりました。
次に、議案書18ページ、市債について教えていただきたいのですが、今回、退職手当が
10億6,870万円から10億2,880万円と約4,000万円減っていますが、この
退職手当の市債というのは、大体何年ぐらいで償還されるんでしょうか。
津守課長
20年です。
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
園内委員
これ以外に一般財源の歳出というのはありますか。いわゆる市債以外の一般財源からの持
ち出しというのはありますか。
津守課長
退職手当の額をすべて起債できるわけではありませんので、当然一般財源で払っている退
職手当もございます。
園内委員
大体何%ぐらい起債できるようになるんですか。
津守課長
今回の補正後ですと、大体43%ぐらいになります。これは通常の退職手当を上回る分に
ついて許可されるものでありますので、全額というふうにはいかないと思います。
園内委員
公会計制度は単年度主義というのはわかるんですが、これから約10億円を20年かけて
償還するわけで、そうするとかなりの利子――今、何%かわかりませんが、4%以内で利子
が決まって20年かけて返済していくわけです。一般企業であれば、退職給与引当金という
ことで、いわゆる負債勘定で毎年全部積み上げていくんです。こういう会計をすると、例え
ば、新採から40年勤め上げた人の退職給与引当金がずっと積み立てられて、その人がやめ
るときに渡すと借金をしなくてもよいと。これは提案ですが、できれば平成25年度からは、
職員採用時から30年、40年さきの退職手当引当金――これは基金と言ってもいいと思い
ますが、ずっと積み上げていけば払う利子と積み立てていった利息との上下がかなり開くと
思うんです。ですから、新採時にその年度の新採職員の退職――どういうふうに割って金額
を積み上げていくのかはいろいろ検討も必要かと思いますが、そういう基金を創設して、こ
れは30年、40年さきの話になりますが、そのときまでに積み上げた利息というのはかな
りのものになってくると。単年度で起債して返していく利子というのはかなりもったいない
気がします。それであれば、初めから少しずつでも積み立てていって、諸収入か雑収入にな
るかわかりませんが利息収入というのも入ってくるわけですから、そうやっていったほうが
将来の財政健全化に非常に貢献するのではないかと思いますが、いかがですか。
辻
部長
企業会計の方式には、確かに引当金制度というのは当然ございます。これは先行して財源
を留保するというやり方です。ただ和歌山市の財政状況というのは、過去の赤字以来ずっと
財政健全化に努めているわけですが、やはり先行して積み立てるとなれば、当然、一般財源
の一定分は確保しないといけませんので、結果として積み立てることができるのであれば確
かに利息運用等、逆に運用益が出るんですが、しかし、現実に積み立てる余力が今まであっ
たのかということになるわけでありまして、平成24年度でもそうなんですが、財調等を取
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
り崩さざるを得ない状況にあったということでございますので、その辺が先行して積み立て
にくかった理由の一つであります。当然、将来は財源確保をした上で先行して積み立てると
いう趣旨は理解しておりますので、そういう財源が確保できた暁には、積み立てる方式を検
討したいと考えております。
園内委員
今は特に採用人数が少ないので、例えば、40年間勤め上げた方が2,000万円もらう
となると、均等割りで年間50万円ぐらいです。かなり少ない積立金でできると思いますの
で、これはぜひ検討していただきたいと思いますが、どうですか。
松見副市長
委員が言われた趣旨についてはよくわかりますし理想だと思いますが、現実はなかなかそ
うはなっていないということでして、財政状況が厳しいときは歳入歳出を合わすために目い
っぱい借りておりました。団塊の世代が退職し、今かなりの退職金が要るということで退職
手当債が注目を浴びているんですが、和歌山市の場合、財政健全化のために財政調整基金を
ここ数年積んでまいりました。起債の償還をスムーズにするために減債基金というのがある
んですが、これについては数字は余り変わっておりません。委員がおっしゃるように、退職
手当積立基金を設立できればいいんですが、現状では財政調整基金に積んで財政調整機能を
図っているということになっておりまして、退職手当債につきましては、限度額いっぱいを
借りないようにして何とか財政の健全化を維持していきたいということで、現状はそのよう
なことでございます。
園内委員
財政調整基金から退職手当に繰り入れしてくれればいいんですが、利子の分が非常にもっ
たいないし、また積み立てたときの利息の上下を考えれば大分差が出ると。今後、一度検討
してください。
中村委員
借換債についてですが、この制度の説明をお願いします。
津守課長
平成24年度の借換債については中身が2つあります。1つは財政融資や還付資金等から
過去に5%以上で借り入れていたものを保証金免除の繰上償還をさせていただける制度があ
ります。これは通常、繰上償還する場合には、保証金というものを払わなくてはいけないの
ですが、これを免除するから繰上償還をして、今は利率が低くなっておりますので、借りか
えをしなさいという制度でございます。その借りかえの分がございます。それともう一つは、
例えば、長期債を15年の予定で借り入れる場合ですが、最初から15年で借り入れずに、
とりあえず5年間借り入れて、5年目に一たん返すと。そこで借りかえをして、残りの10
年で返済すると。金利がずっと下がり傾向ですので、5年目に一度金利を見直すという意味
でやっている借りかえと、中身的には2つございます。今回の分は、最初に申し上げました
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
保証金免除の政府系資金の繰上償還に伴う借換債でございまして、これは先ほど部長の説明
でもありましたが、主に還付資金ですが、この繰上償還について全国で枠を設けております。
平成22年度、平成23年度、平成24年度で各団体から繰上償還をするんですが、最終的
に還付の部分の枠をはみ出ているということで、その調整を最終の平成24年度で行ってき
たということで、繰上償還ができなくなったことによって借換債も落とさざるを得なくなっ
たという状況でございます。
中村委員
この借換債は5%以上の還付資金について現状の利率で借りかえるということだと思いま
すが、今の利率は何%ですか。
津守課長
借りかえる際に銀行等の資金に借りかえます。実績で言いますと大体1%を割るような利
率で調達できておりますので、まだ借りかえ自体は終わっていないんですが、おそらくそれ
ぐらいの利率で借りかえができるのではないかと考えております。
中村委員
過去の起債は結構レートが高いと思いますが、それらは銀行の協力で借りかえていくとい
うことはできないのでしょうか。
津守課長
当初15年、20年という約束で借りているものについては交渉が要ると思うんですが、
基本的にはそういうことで繰上償還する場合、違約金等が発生してくるということでござい
ます。それであらかじめ15年、20年借りる場合でも、金利の動向次第ですが最初は5年
間だけ借りておいて、下がり傾向にあるときはそういう資金調達で工夫をしまして、金利の
低減に努めているという状況です。
中村委員
今ですと結構低いと思いますが、一般的な起債は何年償還ですか。
津守課長
どういう事業に使っているかということによって償還年限というのは違いますが、大体5
年、10年、15年、20年というものがございます。
中村委員
ということは、長期債については固定的に借りるほうが有利な時期だと思いますが、どう
うですか。
津守課長
金利が上がり始めるというふうな傾向が見えてまいりましたら、最初から長期間借りると
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
いうことを考えていかなくてはならないと思います。
中村委員
当初予算が決定して起債を発行することになると思いますが、そういう場合にはその時点
で判断すると思うんですが、それは個々の銀行で借り入れるのか、または入札みたいな形で
するのですか。
津守課長
銀行等の資金につきましては、現在、見積もり合わせということで入札に近い形で各銀行
に寄っていただきまして金利を提示いただいて、一番低いところと契約させていただいてお
ります。
中村委員
その場合、地元の銀行と大手の銀行と信用力とかそういうこともあると思いますが、その
辺はどういう考えでやっていますか。
津守課長
和歌山市内に本店支店等がある銀行は参加していただいて結構ですということで、個々の
銀行の信用力等については判断はしておりません。
中村委員
この起債というのは余り目につきにくいですが、その運用の仕方であるとか借りかえの仕
方とか、園内委員からもありましたが、退職手当債の場合においてもいろいろと交付税措置
があるかないかとか、そんなことも含めて財政当局の腕の見せどころということでもあると
思いますので、これからも経済状態、金融情勢を十分見きわめながらより効率的な運用をし
てもらいたいということを要望しておきます。
渡辺委員
繰上償還に関連してお聞きしたいんですが、当初約23億円から約21億円と約2億円ほ
ど減っていますが、当初よりも返済額が減った理由は何ですか。
津守課長
5%以上の政府系の資金につきまして、保証金免除の繰上償還制度により繰上償還したあ
と、借りかえを行うことで金利の低減が図れるという制度にのっとったものでありますが、
各資金のほうで借りかえ枠というのがありまして、それが全国の自治体から繰上償還額が積
み上がってくるんですが、枠をはみ出た場合は調整をされるということになっております。
それが3年目のときに調整がかかってきまして、和歌山市が今回できる繰上償還の額はここ
までですと。枠の関係で調整を受けたということでございます。
渡辺委員
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
これは3年間の暫定措置でしたか。
津守課長
はい、そうです。
渡辺委員
平成22年から平成24年と繰上償還要綱が総務省から出てきたときに、今まで実施され
ておられたと思いますが、残った分の繰上償還について来年度はもう国の予算がないという
ことですか。平成22年から平成24年というふうに繰上償還用の財源を決めてやっている
わけですから、平成22年、平成23年はよくて、平成24年度は国の財政が足りないから
といって2億円が削減されたわけですから、その削減された2億円は来年度もできるのかど
うかいうことを聞いているんです。
津守課長
今のところ、いわゆる積み残し分についてできるとは聞いておりません。
渡辺委員
それはちょっと困ったなと思っているんです。水道局の場合、平成24年で5%の繰上償
還はすべて終わったというふうに聞いております。昨年聞いたときには1件だけ残っていた
けれども、5%以上はすべて繰上償還してしまったんです。これで8億円ほど利子の削減に
なっていると聞いておりますが、一般会計の場合、この借換債が残ったのは国のせいだとい
うふうには思えないんですが、国の制度だけで大きな問題になったんですか。
津守課長
はい、そういうことでございます。
渡辺委員
水道局はきちんとできているのに、一般会計ができていない理由が何かあるのではないか
と聞いているんです。
辻
部長
地方債計画の中にも当然普通会計債、公営企業債というものがありまして、平成24年度
は国全体で70億円、そのうち普通会計債が33億円というふうに枠が決まっております。
その他下水道で37億円とかそれぞれの枠がございますので、要望はしているんですが、満
額つかなかったという結果でございます。
渡辺委員
結果だから辛抱してくれという話なんですが、これは非常に残念に思っているんです。せ
っかく国が繰上償還要綱というものを出して、これは平成22年度から出ているわけですか
ら、そのときから5%以上の高金利債について積極的にやってこられなかったのではないか
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
という疑問点を持たざるを得ないんですが、どうですか。
津守課長
全国の総額の中で各団体から各年度どれだけ繰上償還させるというのは、すべて額の通知
が来ますのでこちらのほうで幾らやりたいとかどれだけ今年度やりたいという調整はできな
い制度です。
渡辺委員
基本的にこれは財政力指数との関係もありますから、財政力指数で1以上はだめでしたか。
津守課長
はい、そうです。
渡辺委員
財政力指数が1以上あるところは東京都、愛知県ぐらいしかないと思うんですが、ほとん
どの地方自治体が公債を発行して借金をしているわけですから、そういった点でもっと積極
的に財政援助していくよう国に要望はされてきましたか。
津守課長
平成19年度から平成21年度まで、もっと高い利率の分につきまして保証金免除の繰上
償還という同じ制度がありました。地方としましても5%以上のものが残っておりますし積
み残しが出たので、そういうことについて引き続きやってほしいということは、いろいろな
ケースで要望させていただいております。
渡辺委員
要望する以外に方法がないと言われますが、水道局は積極的にやっています。実際に5%
以上のものは額にしてどのくらい残っていますか。
津守課長
平成24年度末で約2億4,000万円ほど残ってしまいます。
渡辺委員
今回、借換債の発行が認められなかった――来年度分にまたがっていくんですが、国はま
だその態度を示していませんので、何とか財源を確保するように、市長は中核市市長会の会
長だというんですから、思い切ってこの財源を国に要望するということが大事だと思います。
同時に制度を継続するということの要望もしていただきたいと思いますが、国に対してはな
かなか言えませんか。
東 財政局長
そういった要望はしっかりしていきたいと思います。
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
渡辺委員
ぜひとも期待したいと思いますので、よろしくお願いします。
芝本委員
議案書119ページ、雑入、第19節生活保護費返還金収入5,000万円について、こ
の内訳を教えてください。
津守課長
先ほどの部長の説明にもありましたが、生活保護受給の要件ではないのに生活保護の扶助
費を受け取っていた方からの返還金です。この額については5,000万円ちょうどとなっ
ていますが、まだ返還を受けている、あるいは返還する人を調査している状態ですので、今
までの実績等を勘案してこの補正にさせていただいております。
芝本委員
めどとして5,000万円を計上しているわけで、実際の数字ではないということですか。
津守課長
はい、そうです。
芝本委員
わかりました。
あと1点だけ、議案書137ページ、委託料800万円について、これは差金ですか、そ
れとも執行されなかったということですか。
南出資産税課長
差金でございます。
芝本委員
航空写真撮影等業務委託料357万円についても差金ということでいいのですか。
南出課長
はい、そうです。
芝本課長
金額が大きいので執行されなかったのかと思いましたが、わかりました。
南畑委員
議案書93ページ、放課後児童健全育成費自己負担金の減額について、毎年こういうこと
ではないと思いますが、昨年は減額されていますか。
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
津守課長
これはほとんどが若竹学級の保育料にかかるものでございまして、若竹学級が平成24年
7月から負担金の徴収を始めまして、昨年はございません。そして、今年度の見込みが少し
高かったことと、利用人数が思っていたほど伸びなかったということで減額しております。
南畑委員
初めて自己負担が発生したということで利用が伸びなかったと思いますが、よくわかりま
した。
渡辺委員
議案書85ページ、法人税割9億5,000万円の減額について、不況ということもあっ
て法人税がうまく上がらなかったことによる減額ということですか。
赤井市民税課長
世界的な不況の中で、当初におきましても法人市民税がかなり入ってきにくかったという
ことで、特に電力、ガス関係が通年と比べて9割減というような状況になっておりまして、
かなり少ない歳入になってしまったということでございます。
渡辺委員
これは本会議の質疑でもされましたので、余り詳しいことは聞きませんが、本会議の答弁
の中では、電力、ガス、機械製造業と3つを挙げられましたが、9割と大きな税収の減を言
われましたが、それは電力のほうですか。
赤井課長
大きく区切っているのが電力、ガス関係という形になっておりまして固別には分けており
ませんで、電力、ガス関係というのが9割減と。あとは機械製造関係が6割減というような
状況です。
塩谷税務部長
電力関係では9億5,000万円のうち約3分の1程度です。
渡辺委員
当初の税収を見込むというのは非常に難しいということは承知しておりますが、それにし
ても減額が非常に大きいのではないかと。和歌山市の財政にも非常に大きな影響を与えてい
る額になっていると思うんです。来年度をどういうふうに見ているかということは当初予算
になってくるかと思うんですが、和歌山市の経済がこれほど落ち込んできたというあかしで
もあるわけですが、どういうふうに分析しているのかということをお聞きしているんです。
税収減をどのように総括していますか。
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
東
財政局長
本会議の答弁でも述べさせていただいておりますが、世界的な経済の落ち込みをそのまま
受けたという部分もございますし、電力ということで申しますとやはり特殊な要因もあるの
かなというところもございますので、なかなか当初の時点で見込み切れていなかった部分も
あるかと思います。今回は現状の経済といいますかここ数カ月の歳入状況を見ましても、こ
のような補正をすることが妥当ではないかということでやらしていただいているということ
です。
渡辺委員
補正だからこれぐらいのことは仕方ないと、減額せざるを得ないような和歌山市の経済実
態であることはわかっているんですが、ここ2~3カ月を見ると株価も上がったり変動も出
ていますので、この見込みはどうかというイメージもあります。見込みの問題ですのでこれ
は非常に難しい面もあると思いますが、的確に判断して、税収そのものの見方の基本になり
ますのでぜひとも展望を明確にしてほしいと思っております。
議案書99ページ、生活保護費負担金3億4,126万3,000円ですが、当初に比し
て保護世帯がふえたということでよろしいですか。
津守課長
世帯、人数ともに当初の見込みよりもふえております。
渡辺委員
これも非常に大きな額ですが、市が負担するのは4分の1でしたか。
津守課長
はい、そうです。
渡辺委員
こういったことというのは非常に大きな負担を伴っているんですが、先ほどもありました
法人市民税額の減収だけにとどまらず、市民の皆さんの収入も同じように減収していくと思
うんです。そうするとこの部分を今後どういうふうに見通していくかというのは非常に難し
い点があると思うんです。来年度予算の関係にもなりますが、これだけの大きな額というの
は当初ではなかなか難しかったと思いますが、そういった点ではどうですか。
津守課長
御指摘のとおり、毎年度、当初予算のときに翌年度末を見越すわけですが、1年半ぐらい
先を予想するわけでこれは確かに難しいと思います。実際、今回補正しているというのは十
分見込めていなかったということですし、平成25年度の当初予算におきましても、予想し
ていたよりかさらに伸びているという状況でして、なかなか伸びのスピードを予測するのは
大変難しいです。
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平成25年3月1日(金)総務委員会(財政局)
渡辺委員
どのような状況になるのかというのは、難しい面があると思います。先ほどの法人市民税
の減額や生活保護費の増額に和歌山市経済の実態が一番よく出ていると思っております。そ
ういった点である程度見通しを持っていただくと同時に、このことによって生活が困難な世
帯に対して抑制されることのないようにぜひともこれは強く要望しておきたいと思いますし、
当初の判断は十分正確なものを図っていただきたいと思います。
ほかに、何かありませんか。
(「なし」との声)
それではないようですので、以上で財政局の審査を終了いたします。
しばらくこの場で休憩します。当局は退席願います。
(休憩)11:28
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