2010年以降(802.11n)- MIMOの登場 無線親機(ルーター

2010年以降(802.11n)- MIMOの登場
無線子機A(PC)
無線子機B(スマートフォン)
無線親機(ルーター)
無線子機C(スマートフォン)
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MIMO とは Multi-Input Multi-Out の意味となり、複数のアンテナを使用して送受信を行えるようにした機能。
MIMO(Mutiple Input / Multiple Output)技術の採用により、複数のアンテナ(空間ストリーム)を同時に使うことで、高速通信が可能となった
2010年以降(802.11n)- MIMOの登場(つづき)
無線子機A(PC)
無線子機B(スマートフォン)
無線親機(ルーター)
無線子機C(スマートフォン)
 MIMO技術の欠点(MU-MIMOにより解決される課題
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親機/子機含めて、同時にデータを送信できるのが1台だけであることには変わりない
使用するアンテナ数は、親機/子機のうち少ない方に合わせられるため、アンテナ数が多い方の側の残ったアンテナは使用されない*
- 無線子機Bと通信している時、親機のアンテナ3本のうち1本は使用されない
- 無線子機Cと通信している時、親機のアンテナ3本のうち2本は使用されない
2014年以降(802.11ac wave2)- MU-MIMOの登場
MU-MIMO
無線子機A(スマートフォン)
MU-MIMO
無線親機(ルーター)
MU-MIMO
無線子機B(スマートフォン)
無線子機C(スマートフォン)
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MU-MIMOの登場により、従来のMIMOでは使われなかったアンテナを使用して、複数台の子機と同時に通信が可能となった
- 親機/子機ともにMU-MIMOへ対応することが必須条件
- 無線子機Aが通信中、無線子機Bが待機する必要がないため、待機により発生していた通信速度の低下が緩和される
- 親機側のアンテナ1本はMU-MIMOを制御するために使用されるため、同時通信に使用可能なアンテナ数は総アンテナ数マイナス1本となる
- MU-MIMOによっても、親機/子機の通信対が同時に送信できるわけではない。
 親機が無線子機Aに対して送信している間、無線子機Aは送信できない。逆も同じ。
- 効率的に処理できるのは親機、子機(複数台)がMU-MIMO 対応となる場合、どちらかが未対応の場合、上記のような通信とはならない