――――――――――――――――――――――― エボラ事前準備の進行状態 Ebola preparedness map WHO, July 2015 （仮訳）鹿児島大学名誉教授岡本嘉六下の地図は、事前準備強化チームを通して WHO と協力者から、適切な技術支援ならびに対応システムを調べるための訓練とシミュレーションの継続的な支援を現在受けているアフリカにおける優先国を示している。これらの国で、 WHO は協力者の活動を積極的に地図に示し、事前準備の指標に関する重要な作業の実施を追跡している。各国による重要な分野の進捗状態は、下の概要表に示してある。各分野の詳細な内訳と進捗状態を見るには、優先国の一つをクリックして下さい（訳注：原報を見てください）。国中央アフリカベニントーゴカメルーンモーリタニアガーナニジェールエチオピアブルキナファソギニアビサウガンビアセネガルコートジボワールマリ共同の事前準備 4% 23% 23% 26% 27% 32% 34% 63% 56% 57% 59% 67% 73% 84% 連携 10% 63% 18% 50% 43% 0% 43% 40% 53% 75% 53% 70% 65% 100% 迅速対応チーム 0% 0% 0% 10% 45% 60% 45% 50% 45% 90% 10% 90% 100% 90% 大衆の注意喚起 0% 75% 0% 0% 0% 50% 75% 75% 100% 50% 75% 100% 100% 100% 感染の予防と制御 0% 0% 0% 50% 50% 50% 15% 70% 50% 50% 80% 36% 85% 100% 症例管理 0% 0% 50% 13% 50% 38% 63% 75% 50% 100% 63% 100% 75% 100% 安全・荘厳な埋葬 0% 18% 0% 0% 0% 0% 18% 60% 43% 25% 68% 100% 60% 100% 疫学的発生動向調接触者追入国地点検査査跡の管理中央アフリカ 0% 0% 50% 0% ベニン 50% 0% 100% 8% トーゴ 50% 75% 25% 5% カメルーン 10% 50% 100% 0% モーリタニア 30% 0% 75% 8% ガーナ 70% 50% 50% 0% ニジェール 45% 0% 75% 35% エチオピア 70% 25% 25% 100% ブルキナファソ 45% 50% 100% 100% ギニアビサウ 85% 40% 100% 78% ガンビア 55% 40% 50% 93% セネガル 100% 0% 100% 48% コートジボワール 70% 75% 100% 70% マリ 80% 75% 100% 95% ：始まっていない：進行中（一つ以上、75%未満）予算輸送 10% 0% 50% 5% 50% 5% 50% 0% 35% 5% 25% 0% 20% 15% 40% 0% 60% 28% 10% 0% 65% 60% 10% 88% 35% 58% 50% 35% ：75%以上完了訳注：「大衆の注意喚起」と「検査」は進んでいる国が多い。流行中の３ヶ国と接近する黄色で示したブルキナファソ、ギニアビサウ、セネガルおよびコートジボワールの進捗状態は良好であるが、中央アフリカ、トーゴ、カメルーン、モーリタニア、ガーナの進捗状態は遅れている。「入国地点の管理」は離れた国で遅れているが、エチオピアが進んでおり、航空網の拠点としての対応だろう。優先国にナイジェリアが含まれていないのが気になる。マリはほとんどの項目で 75%以上完了している唯一の国であり、その背景には、近年の紛争解決のための旧宗主国フランスを初めとする欧州連合および西アフリカ諸国経済共同体（ECOWAS）諸国の軍事介入がエボラ流行と重なった特殊事情がある。 ―――――――――――――――――――――――