学校だより12月

学 校 だ よ り
横浜市立日限山小学校
12月号
平成28年11月30日
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ホームページアドレスhttp://www.edu.city.yokohama.jp./sch/es/higiriyama
「ハチドリのひとしずく」の物語に学ぶ
校長 本田 耕平
11 月 21 日の全校朝会で子どもたちに次のような話をしました。
今日は、南アメリカに古くから伝わる「ハチドリのひとしずく」という短い物語を紹介します。
みなさんは、この物語を聞い
森が燃えていました
て、どのような場面を想像しま
森の生きものたちは われ先にと逃げていきました
すか。大きな森が火事で燃えて
でもクリキンディという名のハチドリだけは
いる様子や、いろいろな動物が
いったりきたり くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
逃げている様子が思い浮かび
火の上に落としていきます
ますね。その大きな森が燃えて
いる中で、ハチドリという小さ
動物たちがそれを見て
な鳥は、森が燃えて自分の命も
「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います
危ないかもしれないのに、その
森から逃げようとしません。そ
クリキンディはこう答えました
れどころか、ハチドリはくちば
「私は、私にできることをしているだけ」
あ
しで水のしずくを一滴ずつ運
辻 信一 監修『ハチドリのひとしずく いま、私にできること』、光文社、2005 年
び、森の火事を消そうとしてい
るのです。他の動物たちから、
「そんなことをして・・・」と笑われても、「私は、私にできることをしているだけ」と答え、繰り
返しくちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでいる光景が目に浮かんできます。この物語は、私たちに
「今できること」は何かを考えさせ、真剣に行動することの大切さを教えてくれていると思います。
みなさんの毎日の学校生活にも、小さくてもすばらしい行動がたくさんあると思います。たとえば、
朝、自分から元気にあいさつをすること。学校で、誰とでも仲良くすること。誰かが困っていたら助
けること。自分が悪かったと思ったら「ごめんなさい」と謝ること。誰かに助けてもらったりお世話
になったりしたら「ありがとう」と言うこと。授業中、先生の話を真剣に聞いて、友達と考えを話し
合い、学びを深めること・・・。
一つ一つは小さなことかもしれませんが、みなさん一人ひとりが自分にできることをしっかりやっ
ていくことで、クラスや学校は、さらに見違えるようによくなっていくのではないかと思います。
この「ハチドリのひとしずく」を日本に紹介してくれた人は、辻 信一( つじ しんいち )という
お名前の大学の先生です。本の中で、辻先生はこのように続けています。
「さて、燃えていたあの森は、その後どうなったでしょう。森は燃えてなくなってしまったでしょ
うか。それとも・・・物語の続きを書くのはあなたです」
みなさん、ぜひ毎日の生活を見直してみて下さい。今、自分にできることをしっかりできるように、
挑戦してみましょう。小さくても自分にできることの一つ一つを大切にしながら、学校生活を送って
ほしいと思います。
(以下略)
人は、順境にあるときも、困難の中にあるときも、自分にできる当たり前のことを着実に重ねていく
ことが大切だと考えます。それがたとえ小さなことであっても、まず一歩を踏み出すこと、そしてそれ
をあきらめず継続していくことで、共感する人や協力してくれる人も現れ、目標の実現や課題の解決に
向けて大きく前進する可能性が生まれてくることと思います。
今年も残すところ後一か月となりました。子どもたちには、一年を振り返りつつ、今自分にできるこ
とを大事にしながら一日一日を大切に過ごしてほしいと願っています。
6年
日光修学旅行
11月9日(水)~11日(金)
2泊3日の日光修学旅行は、富弘美術館見学、足尾銅山観光、足尾植林体験、戦場ヶ原ハイキング、
滝めぐり、日光彫体験、東照宮見学などの事前に調べたことを目で見て、耳で聴いて、実際に体験して
確かめる中で、多くの学びがありました。また、テーマに向かい、学年のみんなで団結して取り組むこ
とができた3日間でした。卒業に向けて大きく前進した最高の修学旅行でした。
私が日光に行って思い出に残ったことは2つ
あります。1つめは、戦場ヶ原でのハイキングで
す。道のりが長くて少し疲れもあったけれど、友
達と話しながら歩けたので楽しかったです。2つ
めは、日光彫体験です。図工の授業で使っている
彫刻刀と使い方が違う「ひっかき刀」は、最初は
扱いに苦戦しましたが、慣れてくると上手に彫る
ことができるようになり、きれいに作品が仕上が
ったので嬉しかったです。
ぼくは、富弘美術館や足尾銅山、足湯、東照宮
などの公共の場でマナーを守って学ぶことがで
きました。また、みんなで集まる時に、5分前行
動を意識して時間に間に合うことができました。
少し、あいさつができないこともあったり、先に
あいさつをされてから返す時もあったりしたの
で、これからの学校生活では、自分からあいさつ
ができるようにしたいです。
私は、メリハリをつけて行動することができました。また、たくさんの階段やハイキングもがんばること
ができました。ホテル内では、朝食、夕食を食べ終わった後、ホテルの方にしっかりとあいさつをすること
ができました。起床時間を守ることはできたけど、消灯のときは時間が過ぎてしまったので、中学校の修学
旅行では、消灯時間を守りたいです。そして、行動班のハイキングでは、「もう少し速く歩こう」など、友
だちと声をかけ合って歩くことができました。小学校生活最後の修学旅行を楽しむことができました。
区個別級合同宿泊学習
10月31日(月)~11月1日(火)
宿泊学習前には、代表の言葉を練習したり、しおりを作ったりして準備をしました。当日は、吉原小
の個別級のお友だちとレクをするなど、たくさん交流ができて、とてもよい思い出になりました。
宿泊学習で楽しかったことは、吉原小の個別級
の人たちとレクをしたことです。ゲームで一番楽
しかったのは、ばくだんゲームをしてたくさん楽
しめたことです。低学年の人たちとも仲良くでき
てよかったです。来年は6年生として、みんなを
ひっぱっていきたいです。
3年
宿泊学習で楽しかったのは、4組みんなでシ
ャボン玉をしたことです。私は、4組の友だち
と二人でいっしょにやったり、一人で大きいシ
ャボン玉を作ったりして楽しかったです。来年
は、6年生です。今の5年生4人で、4組をひ
っぱっていきたいと思います。
区児童音楽会
11月18日(金)、区児童音楽会に3年生全員で参加することができました。澄んだ声で歌い、丁
寧な音色で演奏し、たくさんの拍手をいただきました。
私は、リコーダーの「うれしいな!」がまったく
ふけなくて、とてもむずかしい曲だと思っていまし
た。でも、なんども練習していくうちに楽しくふけ
るようになり、本番では今までで一番きれいな音色
で演奏できました。
ぼくは音楽会のステージに立った時、
大切な大
会ということに気づきました。
すごくきんちょう
したけれど、練習でやった通り、表じょうや口の
あけ方に気をつけてうまく発表することができ
ました。
私が音楽会でがんばったことは、リコーダーで「シーレシレシソー」のところを一回目よりも二回目をや
さしくふいたことと、歌の「みらい」のところを自分や友だちのみらいを考えて歌ったことです。しきの島
村先生を見ることができてうれしかったです。三年生の一番の思い出になりました。