地理情報標準 「電子国土プロファイル形式」 へのエクスポート

地理情報標準 「電子国土プロファイル形式」 へのエクスポート
[ファイル][エクスポート][電子国土プロファイル形式]
コマンド ExportCJP
ダイアログで設定するのは、メタデータに関するものと、出力種別、出力ファイルで、それ以
外の種々のパラメータは別途レイヤの設定情報や要素別内部属性 DB のキイフィールドなどを
参照する。
座標系はすべて世界測地系である必要がある、
「電子国土プロファイル形式」の特徴として、この形式でいうところの「レイヤ」とは、一言
でいえば、
“同じ描画パラメータで描画するものを集めたもの”となる。PC-Mapping での標準
的なレイヤの概念とは異なるので、ある程度、意識的なレイヤ設定、プロジェクト構成が必要
である。
「電子国土プロファイル形式」で扱われる「要素」タイプとしては、線、面、点、注記、サー
クルがありこれらに対応している。
[共通規則]
一般に、各要素の、
内部属性
“name” フィールドは
内部属性
“desc” フィールドは
その点の name
その点の description として出力され、その他の
文字型、整数型、実数型のフィールドは、属性(attrib)として出力される
たとえば、@URL フィールド があれば
属性として@URL=****と出力されるので、そのポ
イントクリックしてその URL へジャンプすることも可能である。なお、属性ウィンドウ非表
示のフィールドは出力されない。
また、描画のスタイルに関しては、それぞれの内部 DB のキイフィールドでパラメータを設定
するようになっている。
上述のとおり、
「電子国土プロファイル形式」では、1つのレイヤには、1つの「描画パラメー
タ」という制約があるため、一般には、PC-Mapping のレイヤとは1:1には対応しなくなる。
PC-Mapping からのエクスポート時は、同一の「描画パラメータ」を持つ要素単位に「電子国
土プロファイル形式」のレイヤとして出力される。
PC-Mappingでのプロジェクト構成
基本的に通常のプロジェクトでの表示設定(画面に表示されている状態)に近い表示内容に
なるような構成で出力される
アークÎ 線レイヤ
ポリゴン
Î 面レイヤ
ポイント
Î 点レイヤ
注記レイヤ
円レイヤ
「点」レイヤ
内部属性
“name” フィールドは
内部属性
“desc” フィールドは
その点の name
その点の description として出力され、その他の
文字型、整数型、実数型のフィールドは、属性(attrib)として出力される
たとえば、@URL フィールド があれば
属性として@URL=****と出力されるので、そのポ
イントクリックしてその URL へジャンプすることも可能である。なお、属性ウィンドウ非表
示のフィールドは出力されない。
点のスタイル:ポイントの内部 DB のキイフィールドで設定する
displaylevel
表示レベル
・all すべての精度レベルで表示 (デフォルト)
・10000 全国地図で表示
・3000 都道府県レベルの地図で表示
・200 市町村レベルの地図で表示
・50 5万分1レベルの地図で表示
・25 2万5千分1レベルの地図で表示
display 読み込み時表示フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、openJSGIXML()関数またはopenMap()関数で読み込まれた直後にデータの表
示をするかどうかを定義するフラグで、1または0を指定する。
selection 選択許可フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、セレクションモードでの選択を許可するかどうかを定義するフラグで、1また
は0を指定する。このフラグが0の場合は、一切の選択操作の対象とならない。
symboluriBase シンボルの URL ベースアドレス
ビットマップパターンのシンボルを持つポイントは、そのシンボルが出力ファイルと
同じフォルダに images フォルダが生成され、そこに固有のファイル名で保存される、
一方、電子国土プロファイルファイル内での指定には相対パスが許されず、絶対パス
が要求されるため、最終的に参照される URL を確定するためのベースアドレス(フォ
ルダ)を記述しておく。たとえば、出力 XML ファイルが最終的に、
http://www.pc-mapping.com/CJ/XXXX.xml となるのであれば、
http://www.pc-mapping.com/CJ/images/ などを指定しておく。
これが空の場合は、個別のシンボルごとには出力されず、以下の symboluri の指定で
一括して出力される
symboluri シンボルの URL 要素
個別のシンボルを指定しない、あるいは、特定の描画パターンをもたないポイントを
出力する際の使用するシンボルのURLを記述する。なお、シンボルに用いることができ
るのはBMP形式のみである
symbolsize シンボルサイズ
デフォルトは
“25,static”
シンボルサイズは、サイズと、そのサイズがスタティック値かダイナミック値かを表
す2つの値で定義する。スタティック値の場合はピクセル単位で、ダイナミック値の
場合は現実世界のメートル単位で表す。
記述例
tranceparent
24,static
24ピクセルで表示
24,dynamic
24m相当で表示(表示縮尺によって大きさが異なる)
透過フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、表示する際に透過扱いにして背景の地図が見られるようにするか、透過せず
はっきりと表示させるかを定義するフラグで、1または0を指定する。
透過フラグが0の場合でも、シンボルの場合はRGB値が(255,255,255)の場合(つま
り白色)は完全透過となる。
(tranceparent:: transparent の誤植?
電子国土のプログラミングガイドの記述)
「注記」レイヤ
ポイントの内部属性 DB に“annotation”フィールドがあると注記レイヤとみなされる、
“annotation”フィールド
が
文字列として出力される
フォントと文字の色、サイズはレイヤのポイントの前景時フォント設定が使用される
注記のスタイル:ポイントの内部 DB のキイフィールドで設定する
displaylevel
表示レベル
・all すべての精度レベルで表示 (デフォルト)
・10000 全国地図で表示
・3000 都道府県レベルの地図で表示
・200 市町村レベルの地図で表示
・50 5万分1レベルの地図で表示
・25 2万5千分1レベルの地図で表示
display 読み込み時表示フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、openJSGIXML()関数またはopenMap()関数で読み込まれた直後にデータの表
示をするかどうかを定義するフラグで、1または0を指定する。
tranceparent
透過フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、表示する際に透過扱いにして背景の地図が見られるようにするか、透過せず
はっきりと表示させるかを定義するフラグで、1または0を指定する。
back_rgb
背景色 (デフォルト 255,255,255)
mode モード要素 文字の描画位置 (デフォルト LC)
LB
LC
LT
CC
CT
CB
RB
RC
RT
「円」レイヤ
ポイントの内部属性 DB に“circle”という名称のサークル型フィールドがあると円レイヤと
みなされる、
“circle”フィールドの半径値サークル型として出力される
円のスタイル:ポイントの内部 DB のキイフィールドで設定する
displaylevel
表示レベル
・all すべての精度レベルで表示 (デフォルト)
・10000 全国地図で表示
・3000 都道府県レベルの地図で表示
・200 市町村レベルの地図で表示
・50 5万分1レベルの地図で表示
・25 2万5千分1レベルの地図で表示
display 読み込み時表示フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、openJSGIXML()関数またはopenMap()関数で読み込まれた直後にデータの表
示をするかどうかを定義するフラグで、1または0を指定する。
selection 選択許可フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、セレクションモードでの選択を許可するかどうかを定義するフラグで、1また
は0を指定する。このフラグが0の場合は、一切の選択操作の対象とならない。
paint
ハッチング時の透過指定要素
(デフォルト 1)
ハッチング時の透過指定要素は、塗りつぶしパターンを透過にするかどうかを1または
0で指定する
「線」レイヤ
内部属性
“name” フィールドは
内部属性
“desc” フィールドは
その点の name
その点の description として出力され、その他の
文字型、整数型、実数型のフィールドは、属性(attrib)として出力される
たとえば、@URL フィールド があれば
属性として@URL=****と出力されるので、そのポ
イントクリックしてその URL へジャンプすることも可能である。
線のスタイル:アークの内部 DB のキイフィールドで設定する
displaylevel
表示レベル
・all すべての精度レベルで表示 (デフォルト)
・10000 全国地図で表示
・3000 都道府県レベルの地図で表示
・200 市町村レベルの地図で表示
・50 5万分1レベルの地図で表示
・25 2万5千分1レベルの地図で表示
display 読み込み時表示フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、openJSGIXML()関数またはopenMap()関数で読み込まれた直後にデータの表
示をするかどうかを定義するフラグで、1または0を指定する。
selection 選択許可フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、セレクションモードでの選択を許可するかどうかを定義するフラグで、1また
は0を指定する。このフラグが0の場合は、一切の選択操作の対象とならない。
ペンとしては、そのアークが参照する描画パラメータのアークペンの色と幅が使用される。線
種は solid(実線)固定である
「面」レイヤ
内部属性
“name” フィールドは
内部属性
“desc” フィールドは
その点の name
その点の description として出力され、その他の
文字型、整数型、実数型のフィールドは、属性(attrib)として出力される
たとえば、@URL フィールド があれば
属性として@URL=****と出力されるので、そのポ
イントクリックしてその URL へジャンプすることも可能である。
面のスタイル:ポリゴンの内部 DB のキイフィールドで設定する
displaylevel
表示レベル
・all すべての精度レベルで表示 (デフォルト)
・10000 全国地図で表示
・3000 都道府県レベルの地図で表示
・200 市町村レベルの地図で表示
・50 5万分1レベルの地図で表示
・25 2万5千分1レベルの地図で表示
display 読み込み時表示フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、openJSGIXML()関数またはopenMap()関数で読み込まれた直後にデータの表
示をするかどうかを定義するフラグで、1または0を指定する。
selection 選択許可フラグ要素
(デフォルト 1)
これは、セレクションモードでの選択を許可するかどうかを定義するフラグで、1また
は0を指定する。このフラグが0の場合は、一切の選択操作の対象とならない。
paint
ハッチング時の透過指定要素
(デフォルト 1)
ハッチング時の透過指定要素は、塗りつぶしパターンを透過にするかどうかを1または
0で指定する
ブラシとしては、そのレイヤのポリゴンが参照する描画パラメータのブラシの種別と色が使用
される。種別としては、ソリッドと各種ハッチに対応する。PC-Mapping のポリゴンブラシの
拡張グラフィックス対応部分は反映されない。
なお、「電子国土プロファイル形式」としては、外周線を指定できるが、現状、PC-Mapping
では外周線は「線」(アーク)で出力するものとし、面では外周線は null
(陰線)としてい
る。
また、中抜けに関しても、 地理情報標準としては中抜けを設定できるが、現状、電子国土と
しては認識されないようなので、一筆書きで出力している。