無線放送施設 個別受信機 仕 様 書 静 岡 県 裾 野 市

(22 年度実施用)
無線放送施設 個別受信機
仕 様 書
平成22年4月
静 岡 県 裾 野 市
目
次
第 1 章
総
則 ・・・・・・・・・・・・・・・・
第 2 章
共通指定事項
・・・・・・・・・・・・・・・・
5
第 3 章
設備の構成
・・・・・・・・・・・・・・・・
6
第 4 章
そ
他 ・・・・・・・・・・・・・・・・
8
の
-1-
2
第1章
総
則
1‐1 適応範囲
本仕様書は、裾野市(以下「甲」という)が、平成22年度東富士演習場周辺民生安定施設整備事業として、同市内に設置する
同報無線放送施設の機器類の製作、調整、試験、免許の手続き等一切について示すものであり、請負者(以下「乙」という)は、こ
れに基づき行うものとする。
1‐2 目 的
本施設は、「甲」が日常同市内において、演習通報等の広報連絡及び非常災害時の諸活動を円滑に行い、市民の生命財産の安全を
確保することを目的とする。
1‐3 関連法令等
本施設を納入、設置する「乙」は、本仕様書に定めるもののほか、次の関連法令等に従わなければならない。
(1)電波法及び同法関係規則
(2)電気設備に関する技術基準
(3)有線電気通信法及び同法関係規則
(4)建築基準法及び同法設備基準
(5)日本工業規格(JIS)
(6)日本電気工業会標準規格(JEM)
(7)その他関係法令、条例、規則等
1‐4 特許権等の仕様
この仕様に定める機器の製作に関し、特許権その他第三者の所有する権利の対象となるものを使用する場合は、すべて「乙」の
責任において処理するものとする。
1‐5 契約の範囲
契約の範囲は、本同報無線施設個別受信機の製作、運搬、配布(旧設備の回収を含む)
、検収に至るまでの一切とする。
1‐6 諸手続き
諸官庁への手続きについては、
「甲」の指示に従い「乙」は延滞なく「甲」に代わって行わなければならない。また、これらに要
する費用は、すべて契約金額に含むものとする。
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1‐7 納入期日
契約締結の日から平成 23 年 3 月 18 日までとし、納入場所は裾野市内の指定する各戸とする。また、旧施設がある場合は設置と
同時に撤去・回収するものとする。
1‐8 書類の提出
「乙」は、契約締結後直ちに、本仕様書について詳細な打ち合わせを行い、次の書類を指定の期日までに順次提出しなければな
らない。
(1)作業の計画表
(2)承認図
(3)機器の検査及び試験の成績報告書
(4)検査・搬入写真
(5)作業月報
(6)官公庁等への書類の提出
(7)打合せ議事録
また、「乙」は「甲」が別に認める書類は延滞なく作成、提出すること
1‐9 検 査
「甲」は設計、製作等の各段階に応じて検査、試験を任意に行うことができる。検査内容、方法等については、「甲」と打ち合わ
せを行うものとし、検査に要する測定機器及び人員等については「乙」において準備するものとする。
1‐10 保 証
本施設の保証期間は、機器の引渡日から 1 年間とし、期間内に生じた事故において「乙」の不備等によるものについては、無償
で修復するものとする。
1‐11 個人情報の保護
本事業を遂行するにあたり、知り得た個人情報等の取り扱いは十分に注意しなければならない。
(1) 市より与えられた個人情報を含む書類は厳重に管理し、流出を防ぐ処置を講じなければならない。
(2) 本事業により知り得た個人情報を、別の事業に転用してはならない。
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(3) 本事業の遂行により知り得た個人情報を、他人に漏らしてはならない。
(4) 甲より提供された個人情報は本事業の範囲のみに使用しなければならない。
(5) 甲と乙は個人情報保護のため十分に協議し、別に取り決めを行う。
1‐12 変 更
契約締結後、「甲」または「乙」の都合によりやむを得ず設計に変更を生じた場合、「甲」・
「乙」協議の上、決定する。また、監
督官庁の指導等により、やむを得ない場合は、理由、根拠を提示し、承認を得て行うこと。
1‐13 仕様書の疑義
本仕様書は、大要を示したものであるから疑義を生じた場合、直ちに「甲」に連絡の上、指示を受けるものとする。また、本仕
様書に示されていない事項であっても当然必要と認められる事項については、
「乙」の責任において実施しなければならない。
1‐14 技術指導
「乙」は本施設の運用、保守に必要な説明書類を作成の上、
「甲」に十分な技術指導及び運用指導を施すものとする。
1‐15 検 収
「甲」の行う納入検査及び配布確認の合格をもって検収とする。
1‐16 保 守
本施設の重要性を認識して事故の生じた場合は、直ちに事故対策措置をなし得るものであること。保証期間終了後は、
「甲」
・
「乙」
協議の上決定する。
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第2章
共通指定事項
2‐1 構造の条件
個別受信機は、堅牢かつ長期間の使用に耐える構造であり、日常の保守点検を容易に行うことができるもので、かつ人体に危険
を及ぼさないよう安全保護に充分考慮して設計された機器であること。
(1)運用に際して最適の機能を有するものであること。
(2)堅牢にして長時間の使用に十分耐え得るものであり、かつ維持管理が経済的に行えるものであること。
2‐2 銘板表示
(1)各材料及び部品は、すべて新品とする。
(2)機器には、品名、形式、製造番号、製造年月、製造会社を記載した銘板を付すること。
(3)外部との入出力端子、調整箇所及び部品等には図面と対照判別できる標識を表示するものとする。
(4)取り扱い上、特に注意を要する箇所については、その旨を表示すること。
2‐3 周囲条件
屋内に設置する個別受信機は、周囲温度 0℃~+40℃において性能規格を満足するものであり、かつ、周囲温度-10℃~+40℃、
相対湿度 45%~85%において支障なく動作するものであること。
2‐4 指示事項
(1)機器を設置する場合、建物その他を損傷しないこと。若し損傷した場合は、「甲」と協議の上、速やかに復旧すること。
(2)設置完了に際しては、現場の清掃、あとかたづけを行うこと。
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第3章 機
3‐1
械
仕
様
個別受信機
(1) 個別受信機は、裾野市内の家庭の屋内に設置し、親局及び遠隔制御装置からの通報を明瞭な音・声・音質にて受信できる
こと。
(2) 既設親局及び遠隔制御装置からの選択呼出信号により、自動的に緊急一括、一括、グループ、個別の各呼出ができるもの
とする。
(3) 個別受信機のグループ番号及び個別番号のデータ設定を行うこと。
(4) 新たにグループ番号及び個別番号を追加する場合においては、親局のデータ変更を行うこと。
(5) 音量調整器を最小にしても聴取可能なもので、親局からの緊急一括放送の場合は音量調整器の位置にかかわらず最大の音
量で受信できること。また、緊急音量解除のスイッチを押すことで音量ボリュームの調整が可能であること。
(6) 電源表示及び電池電圧低下表示が可能であること。
(7) 壁掛け、据置き、可搬兼用型とすること。
(8) 乾電池の交換は本体前面から交換可能であること。
(9) 内臓乾電池による動作は、受信5分、待受け55分の繰返しで24時間以上使用可能なこと。
(単 2 形乾電池使用)
(10)種類の異なる乾電池に対応するため乾電池アダプタは、単1・単2・単3形乾電池いずれの種類を使用しても個別受信機
本体の乾電池ホルダへ収納できること。
(11)電界強度が弱い場合のために、外部アンテナを接続可能であること。
(12)受信入力回路に過入力保護回路を設けること。
(13)電波受信中表示が可能であること。
(14)仕 様
Ⅰ 受信部
①周波数
68.28MHz
②受信方式
水晶制御ダブルスーパヘテロダイン方式
③入力インピーダンス
50Ω
④受信感度
6dBµV 以下(20dB QS)
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⑤S/N
⑥受信機出力
Ⅱ 被選択呼出部
①呼出信号方式
②デジタル信号変調方式
③デジタル信号伝送速度
④デジタル信号マーク周波数
⑤デジタル信号スペース周波数
⑥符号長
⑦緊急一括呼出の受信
⑧ID 番号の変更
Ⅲ 電源部
①入力電圧
②出力電圧
③電池
④電源プラグ
Ⅳ 受信用空中線
Ⅴ 構 造
Ⅵ 表 示
1kHz,70%変調の受信機入力電圧 30dB/µV において 40dB 以上
0.5W 以上(商用電源入力時)
デジタル信号方式
サブキャリア MSK 方式
1,200BPS
1,200Hz
1,800Hz
任意可変方式
緊急一括呼出信号を受信した場合は、音量調整器の設定位置に関係なく最大音量で
聴取できること
部品を取り替えることなく容易に変更できること
AC100V±10%,50/60Hz
公称 6V 以下
単 1 乾電池、単 2 乾電池または単 3 乾電池いずれか2本で動作すること
L 型,AC プラグ
ロッド型空中線付とし、外部空中線用の端子を設けること
卓上・壁掛けのいずれも可能なこと
市章の表示及びナンバープレートについては別途指示する
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第4章
そ の 他
4‐1 平成22年度購入台数
(1)個別受信機
100 台
4‐2 構 成
Ⅰ 個別受信機
(1)個別受信機本体
(2) ビス(壁掛け用)
(3) 使用説明書
(4)乾電池
1式
2本
1部
単2乾電池2本(基本数として)
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