周辺の島巡り ポンペイの周囲にはインスタントに南の島を実感できる場所があります。船外機付きのスピードボー トで片道15分から 2 時間までと距離は様々ですが大いに南の島を実感できます。コロニアの近くか らご案内します。 1.ランガル島(Lenger Island) 先の大戦中は日本海軍の 航空基地だった島です。 今尚、滑走路や燃料タンク の跡が見られます。 シュノーケリングや水浴、 及び磯遊びに気軽に行け る最適の島です。 バーベキューの施設もあ りレンタル小屋もありま す。私も何度かここでバー ベキューを楽しみました。 コロニアの目の前に見え る島でパブリックマーケ ットからボートで約15 分で着きます。電話をすれ ば何時でも迎えに来てく れますし帰りたくなった ら何時でも送ってくれま す。 島に到着した時の長い桟橋が印象的です。桟橋を通る際、海面を見下ろせばきれいな魚達が泳いでる のが見られます。まずは見事な歓迎振りです。日本からの遠来のゲスト達は島に来てる人が少ないの に正直ビックリしてます。平日に訪島すれば完全に貸切り状態となります。夢であった南の島での静 寂さも実際に貸切り状態を体験すれば落着かなくなるのが日本人です。ここに来たらしばらくは日本 人である事を忘れましょう。 桟橋のある浜の裏側に貝類の養殖場が あります。そこの岸壁はシュノーケリ ングのトレーニングに最適の場所です。 ここで初体験をして以後、病み付きに なった方が大勢おられます。 週末にはポンペイ在住の方達がバーベ キューや水浴を楽しむために裏側のこ の場所に大勢訪れています。 腹一杯食って止めども無くお喋りをし 大きな声で笑ってる方達をご覧になっ て下さい。 何かを得るはずです。 何か日本人が失ってる物を………。 28 2.ナンマドールへ行く際の途中の小島 ナンマドールをボートで訪問する場合 はパブリックマーケット付近かウー地 区の岸壁から出港します。 途中島々の横を通ります。たまにはある 島に上陸してシュノーケリングや水浴 を楽しみます。 小島の名前を知ってる方は殆どいませ ん。ファンタジーアイランドと呼んでる 方もいます。 パンダナスが茂ってる島もあります。 週末にはこれらの島は家族連れで賑わ っております。彼方此方でバーベキュー の匂いがします。島の横を通ると、一寸 上がって食っていきなさいよと誘われ ます。 細長い島の横を進む際にゲスト達は皆が皆ボ ートの舷から覗き込んで海底の美しさに見惚 れています。 あるゲストがここではじめて潜って顔を上げ たときの感嘆の一声『素晴らしい、全て熱帯 魚だ!!』 当地の方が水着で泳いでるのをまだ見た事が ありません。女性は上着のまま楽しそうに泳 いでいます。何しろあがれば直ぐ乾くのです。 南国的です。 ナンマドールの近くの Nahpali 島に上陸すると砂浜がありま す。当地で砂浜がある島は数少 なく貴重です。 この島で弁当を広げるのも楽 しみの一つです。 かってはここにも旧日本軍の 施設があったのを窺わせる物 が残っています。 この島もめったに人が上陸し ないので束の間の貸切りを堪 能できます。 砂浜の蟹と戯れるのも楽しい ですよ。 島を去る際はゴミを残さない 様に注意して下さい。 29 3.ブラック・コーラル島(Black Coral Island) キチ自治区の沖合いにありま す。パーべキューやキャンプ施 設もあり週末は結構賑わって おります。 ランガル島と異なり島行きの ボートの手配がスムーズに進 まぬ場合がありますので事前 に手回しをされるのがベター です。特に平日には訪島する方 が少ないので注意して下さい。 数人で行かれる場合は、出発時 間、帰り時間を気にしなくて済 みますので前もってチャータ ーされる方が気楽です。 島の周囲の海は素晴らしく、シ ュノーケリングをする方達は 時間を忘れて熱中しています。 但し、隣の島との水路は汐加減によっては流れが相当に速くなりますので充分に注意して下さい。 綺麗な花には棘があるのたとえ通り綺麗な海には思わぬ危険があります。 島からポンペイ島の形が明瞭に見えます。日帰りも良し一泊するも良し手軽に南の島が堪能出来 ます。 30 4.アンツ環礁(Ant Atoll) (バードアイランド) アンッ環礁 (海底) (ヤシガニ) ポンペイ島の南西方向8海里(約15km)、13の島より形成されてる環礁です。キチ自治区に属し特 に人は定住してません。住民はポンペイからの訪問者(観光客)のみとたまに島のキャンプ施設等をメ ンテナンスする方が訪れています。 ボートの馬力と天候次第ですがポンペイ港から1時間~1時間半で到着します。 一度は案内したいポイントです。 環礁内に入ると海の色は勿論、海底の美しさに目を奪われます。 ここでシュノーケルや釣りを楽しむ事が出来ます。一度行ったら直ぐ再訪問したくなりますが、多忙 な大和民族はそう簡単に再訪は出来ません。初訪問で充分に堪能してください。直ぐ周囲の環境に解 け込んでしまいます。すると南の島に来たと拍手したくなります。一生忘れないでしょう。 キャンプ施設(小屋)がある島もあります。キャンプする場合は事前に種々の段取りをして置いて下 さい。環礁内に Wolauna と言う島があります。通称バードアイランドで島には多くの海鳥達が雛を 育てています。 私は環礁内の小さな Sakariwi 島でキャンプをしました。夜間はヤシガニ狩に挑戦、又新鮮な椰子酒 も頂きました。躊躇わずに一度は訪島される事をお奨めします。 31 5.パッキン環礁(Pakin Atoll) 敢えて訪島を奨めたいファンタジーな小さな島々です。 ポンペイ島の西方18海里(約33km) 16の小島より環礁は形成されてます。キューピット の丘より遠くに見える島々です。ボートを飛ばして1 時間半から2時間はかかります。訪島の行き帰りにイ ルカやカメが挨拶に参上する事もあります。飛魚の滑 走も見られます。 ソケース自治区に属し少数の家族が定住しています。 環礁内に侵入する水路が非常に浅いため 時には乗客が降りて水路内の深みを探し、 ボートを手押しで進めることもあります。 楽しい侵入方法です。 環礁内に入れば水面は急に静かになりま す。殆ど波はありません。 小島の景色、海底の景色を堪能しながら 上陸地点に向かいます。大きな魚が悠々 と泳いでるのは感動的でした。時々サメ の上鰭も見えました。 美しい海岸に上陸しました。全島椰子に覆われています。 32 干潮時には珊瑚礁が水面上に現れいてます。 島の子供達が急造の筏で遊んでました。 島の周囲は椰子の木に覆われています。 海も綺麗ですが熱帯樹木も素晴らしく感じます。 住民の方は殆どソケース地区の方達でした。 定期的にソケース地区に戻っては米等の必需品 を島に持ち帰るそうです。その時は勿論豊富な 環礁内の魚を大きな箱に数個運ぶと申してまし た。 私はソケース地区の友人とこの島でキャンプを しました。丁度来客用の小屋が完成した時期で した。満月でしたのでロブスターが沢山獲れま した。リーフの魚も大漁でした。 非常にハッピーでしたが島の方達と同行者は私 が土産に持参したビールと島特性の椰子酒で夜 明けまで騒いでいたのには苦笑させられました。 右は島の憩いの場所です。 人恋しいのか無邪気に歓迎してくれました。 椰子のジュースは飲み放題、漁獲物はココナツミル クで煮付けてくれます。獲れたての魚は鱗を剥いで 『刺身』と言って次々に造ってくれました。 醤油がありましたので美味く感じました。 只、ある青年が鱗を指で剥いでたのにはこれ又、苦笑させられました。 アンツに比べるとアクセスは簡単ではありませんが一度は挑戦してください。 ルアーは忘れずに持参してください。一生忘れられない強烈に強い手応えを感じるかもしれません。 33
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