2年生授業計画(シラバス)

2年生授業計画(シラバス)
-65-
2年生授業科目一覧
(目次)
平成23年度入学生
【子ども学科】
仏教学Ⅰ
講義
2
仏教学Ⅱ
講義
2
日本国憲法
講義
2
目
教
環境教育
講義
2
養
コンピュータ
演習
2
科
英語コミュニケーション
演習
2
目
開講単位
1 年
2 年
前期 後期 前期 後期
2
2
2
幼
稚
諭
園
教
2
②
実習
2
2
体育(講義)
講義
2
体育(実技)
実技
1
1
保育者論
講義
2
2
教育原理
講義
2
発達学習心理学
講義
2
保育の心理学Ⅰ
講義
2
保育の心理学Ⅱ
演習
2
保育・教育制度論
講義
2
社会福祉
講義
2
児童家庭福祉
講義
2
保育原理
講義
2
社会的養護
講義
2
相談援助
演習
2
子どもの保健Ⅰ-A
講義
2
子どもの保健Ⅰ-B
講義
2
子どもの保健Ⅱ
演習
2
子どもの食と栄養Ⅰ
演習
2
子どもの食と栄養Ⅱ
演習
2
門
家庭支援論
講義
2
科
教育・保育課程論
講義
2
保育内容総論
演習
1
保育内容-健康
演習
1
保育内容-人間関係
演習
1
2
児
生
員童
厚
担当教員
正尊
必
必
2
2
祉社
主会
事福
清水谷
必
10
必
単
位
以
上
選
択
必 必
修
必
海外英語研修
レ
ク
リ
必
2
単
位
以
上
選
択
必
修
1
シ
正尊
②
1
エ
ン
清水谷
必
演習
保
育
士
必
2
海外英語研修指導
教
育
・
保
育
の
基
礎
理
論
資格取得等の条件
卒
業
必
修
ョ
単
位
数
科
ー
授
業
方
法
教
必
眞固
72
谷口
智雅
73
敦、川喜田
多佳子、池田
畠山
義啓
畠山
義啓
井ノ口
必
必
安井
必
必
必
必
2
選択
2
2
山﨑
小池
はるか
必
小池
はるか
必
寶來
敬章
山田
亮一
泉
必
敬章
80
伸和
必
必
必
征子、寶來
はるか
必
75
敏明
小池
◎
74
良雄
今井
必
必
かおり
中田登子、大蔵香代子、
駒田ゆき子、折原真希子
必
2
2
武川
必
必
2
鷲尾
ページ
81
82
83
正幸
山﨑
征子
山田
亮一
84
瀬島
美保子
85
必
中瀬
貴美子
2
必
中瀬
貴美子
2
必
2
必
2
必
2
2
必
中村
智子、宮崎つた子
必
鷲見
裕子
◎
鷲見
裕子
専
2
2
必
2
必
1
必
必
小菅
必
千惠子
86
征子
88
山﨑
必
必
必
1
必
必
必
1
必
必
必
1
8
必 単 必
位
以
必 上 必
選
必 択 必
必
修
山崎
征子、北川
剛司
目
教
育
・
保
育
の
内
容
と
方
法
保育内容-環境
演習
1
保育内容-言葉
演習
1
保育内容-表現
演習
1
身体表現指導法
演習
1
1
1
1
3
単
必
宮崎
つた子、川瀬
小池
浩子
はるか
池村
進
必
北川
剛司
必
太田
和子
◎
柳瀬
慶子
89
◎
北川
剛司
90
◎
三宅
啓子
91
◎
坂井田
茂
92
北川
剛司
93
橋本
景子
94
つた子
95
位
言葉表現指導法
演習
1
1
以
上
音楽表現指導法
演習
1
選
1
択
必
造形表現指導法
演習
1
1
教育の方法・技術
講義
2
2
必
子ども理解とカウンセリング
講義
2
2
必
乳児保育
演習
2
2
必
障害児保育
演習
2
2
必
千草
篤麿
96
社会的養護内容
演習
2
2
必
山野
文照
97
保育相談支援
演習
2
必
伊藤
節子
98
修
2
-66-
◎
宮崎
子ども理解とカウンセリング
講義
2
2
乳児保育
演習
2
2
必
障害児保育
演習
2
2
必
社会的養護内容
演習
2
2
保育相談支援
演習
2
授
業
方
法
単
位
数
子どもと生活
演習
2
2
幼児音楽Ⅰ
演習
2
2
幼児音楽Ⅱ
演習
2
幼児造形Ⅰ
演習
2
幼児造形Ⅱ
演習
2
幼児体育Ⅰ
演習
2
幼児体育Ⅱ
演習
2
幼年文学
演習
2
子どもと音楽Ⅰ
演習
2
子どもと音楽Ⅱ
演習
2
子どもとあそび
演習
2
ゼミナールⅠ-A
演習
2
ゼミナールⅠ-B
演習
2
ゼミナールⅡ-A
演習
2
ゼミナールⅡ-B
演習
2
2
門
保育・教職実践演習(幼稚園)
演習
2
2
科
教育実習Ⅰ
実習
1
教育実習Ⅱ
実習
3
教育実習指導
演習
2
2
保育実習Ⅰ
実習
4
4
必
保育実習指導Ⅰ
演習
2
2
必
必
2
◎
景子
94
つた子
95
千草
篤麿
96
必
山野
文照
97
必
伊藤
節子
98
橋本
宮崎
(平成23年度入学生)
専
総
合
目
開講単位
1 年
2 年
前期 後期 前期 後期
卒
業
必
修
資格取得等の条件
幼
稚
諭
園
教
エ
保
育
士
ン
シ
レ
ク
リ
ョ
教
科
・
基
礎
技
能
科
ー
教
祉社
主会
事福
児
生
員童
厚
担当教員
◎
必
2
2
必
2
2
必
鷲見
必
4
単
位
以
上
選
択
必
修
2
必
◎
4
単
位
以
上
選
択
必
修
必
◎
必
三宅啓子、福西朋子、山本敦子他
必
2
裕子
三宅啓子、福西朋子、山本敦子他
◎
2
ページ
釆睪
真澄、守山 紗弥加
釆睪
真澄、守山 紗弥加
岩附
柳瀬
慶子
柳瀬
慶子
啓子、廣瀬
玲子
◎
三宅啓子、福西朋子、山本敦子他
100
2
◎
三宅啓子、福西朋子、山本敦子他
101
2
◎
2
2
2
1
小菅
必
専任教員
104
必
専任教員
105
必
専任教員
必
専任教員
必
必
106
専任教員
必
3
102
千惠子
山﨑
必
山﨑
征子、上村
征子、上村
晶
晶、寶來
敬章
108
目
教
育
・
保
育
実
習
ー
レ
ク
リ
エ
必
山﨑
上村
晶、山﨑
上村
Ⅱ
ま
た
は
Ⅲ
を
選
択
必
修
保育実習Ⅱ
実習
2
2
保育実習指導Ⅱ
演習
1
1
保育実習Ⅲ
実習
2
2
保育実習指導Ⅲ
演習
1
1
レクリエーション理論
講義
2
レクリエーション実技
実技
2
2
必
現場実習
実習
1
1
必
地域福祉
講義
2
2
児童館の機能と運営
講義
2
児童の健全育成と福祉
講義
児童館実習
実習
2
征子、寶來
上村
征子
109
110
112
晶
晶、山﨑
上村
敬章
征子
111
113
晶
(閉講)
(閉講)
必
鈴木
山本
寿子
敦子、鈴木
寿子
ョ
シ
ン
福
祉
児
童
厚
生
各学年、学期毎の開講単位数
山本
敦子
必
山田
亮一
2
必
堀本
浩史
2
2
必
堀本
浩史
2
2
必
計136
42
42
37
池村
進
31
※「幼稚園教諭2種免許」を取得するには、短期大学を卒業し、指定の科目を修得しなければならない。
※「保育士資格」を取得するには、◎の中から6単位以上と、「保育実習Ⅱ」と「保育実習指導Ⅱ」、または「保育実習Ⅲ」と「保育実習指導Ⅲ」から3単位を修得しなければならない。
※「社会福祉主事任用資格」を取得するには、短期大学を卒業し、指定の科目を修得しなければならない。
※「児童厚生2級指導員」を取得するには、保育士資格の取得に必要な単位を修得し、さらに指定の科目を修得しなければならない。
* 保育実習と保育実習指導について「ⅡまたはⅢを選択必修」とあるが、「保育実習Ⅲ」と「保育実習指導Ⅲ」は現在閉講のため「保育実習Ⅱ」と「保育実習指導Ⅱ」を選択することとする。
*「ゼミナールⅠ-A・Ⅰ-B」担当教員(宮崎つた子、福西朋子、橋本景子、鷲見裕子、山本敦子、池村進、上村晶、柳瀬慶子)
*「ゼミナールⅡ-A・Ⅱ-B」担当教員(山﨑征子、三宅啓子、宮崎つた子、福西朋子、浅尾正男、鷲見裕子、山本敦子、小池はるか、小菅千惠子、上村晶、北川剛司、柳瀬慶子、寶來敬章)
*「保育・教職実践演習(幼稚園)」担当教員 (山﨑征子、三宅啓子、小池はるか、北川剛司、寶來敬章)
*「幼児音楽Ⅰ・Ⅱ」「子どもと音楽Ⅰ・Ⅱ」担当教員(三宅啓子、福西朋子、山本敦子、星合知子、坂倉典子、若井由美子、星合智美、岡本加奈子、秋田郁、田端香代子、木下和美、森本千賀子、小柴雅子)
-67-
2年生授業科目一覧 (目次) 平成22年度入学生
【子ども学科】
仏教学
講義
2
日本国憲法
講義
2
目
開講単位
1 年
2 年
前期 後期 前期 後期
2
幼
稚
諭
園
教
保
育
士
エ
ン
シ
レ
ク
リ
祉社
主会
事福
児
生
員童
厚
2
必
講義
2
2
教
環境教育
講義
2
2
養
ソーシャルマナー
演習
1
科
コンピュータ
実技演習
2
英語コミュニケーション
実技演習
2
清水谷
必
1
眞固
10
武川
眞固
単
谷口
智雅
位
井ノ口
必
以
池田
必
必 上
必
2
②
必
②
2
単
位
以
上
必
修
1
1
海外英語研修
実習
2
2
講義実技
2
幼児教育者論
講義
2
教育原理
講義
2
教育制度論
講義
2
社会福祉
講義
2
児童福祉
講義
2
保育原理
講義
4
養護原理
講義
2
社会福祉援助技術
演習
2
仏教保育
講義
2
教育心理学
講義
2
発達心理学
講義
2
子どもの心理学
講義
2
小児保健
講義
4
門
小児保健実習
実習
1
科
精神保健
講義
2
小児栄養
演習
2
家族援助論
講義
2
教育課程研究
演習
1
保育内容研究
演習
1
1
必
必
必
必
保育内容-健康
演習
1
1
必
必
必
必
保育内容-人間関係
演習
1
1
必
必
必
必
保育内容-環境
演習
1
1
必
必
必
必
保育内容-言葉
演習
1
1
必
必
必
必
保育内容-表現
演習
1
必
必
必
必
教
育
・
保
育
の
基
礎
理
論
必
2
2
必
必
必
必
美津子
かおり
中田 登子、大蔵 香代子
駒田 ゆき子、武田 治美
演習
2
必
畠山
義啓、平田
祐子
修
畠山
義啓、平田
祐子
必
井ノ口
良雄、安井
山﨑
敏明、柳瀬
征子、寶來
必
小田
義隆
◎
宝来
敬章
2
必
山田
亮一
2
必
久岡
克美
2
4
必
2
山﨑
必
2
必
2
2
必
征子、小田
山田
必
瀬島
◎
2
金信
慶子
敬章
義隆
亮一
美保子
昌樹
必
必
小池
はるか
必
必
小池
はるか
◎
小池
はるか
必
中瀬
貴美子
2
ページ
正尊
武川
2
単
位
必
修
海外英語研修指導
体育
担当教員
必
人権教育
目
資格取得等の条件
卒
業
必
修
ョ
単
位
数
科
ー
授
業
方
法
教
専
4
1
2
2
必
中村
智子
必
橋本
景子
必
鷲見
裕子、日野 まゆみ
目
教
育
・
保
育
の
内
容
と
方
法
2
必
1
必
必
1
身体表現指導法
演習
2
2
言葉表現指導法
演習
2
2
6
単
位
橋本
景子
山﨑
征子
北川剛司、池村進、小田義隆
宮﨑
つた子、川瀬
小池
池村
北川
太田
浩子
はるか
進
剛司
和子、前畑
◎
柳瀬
慶子
◎
北川
剛司
みち代
以
音楽表現指導法
演習
2
2
造形表現指導法
演習
2
2
上
必
修
-68-
◎
◎
三宅
啓子
(前)坂倉典子
(後)森本千賀子
釆睪
真澄
116,117
118
(平成22年度入学生)
資格取得等の条件
単
位
数
教育の方法・技術
講義
2
2
必
子ども理解とカウンセリング
講義
2
2
必
子育て支援の方法
演習
1
乳児保育
演習
2
障害児保育
演習
1
1
必
千草
篤麿
120
養護内容
演習
1
1
必
山野
文照
121
幼年文学
演習
1
子どもと生活
演習
1
幼児音楽
演習
2
2
幼児造形
演習
2
幼児体育
演習
2
器楽法
演習
2
幼児歌曲
演習
1
音楽アンサンブル
演習
1
児童文化
演習
1
基礎 総合演習
演習
2
実技演習
2
保育・教職実践演習(幼稚園) 実技演習
2
教育実習Ⅰ
実習
1
教育実習Ⅱ
実習
3
教育実習研究
演習
1
1
保育実習Ⅰ
実習
4
4
目
1 年
2 年
前期 後期 前期 後期
1
卒
業
必
修
幼
稚
諭
園
教
エ
保
育
士
ン
シ
レ
ク
リ
ョ
教
科
・
基
礎
技
能
科
ー
教
育
・
保
育
の
内
容
と
方
法
専
開講単位
授
業
方
法
教
祉社
主会
事福
児
生
員童
厚
担当教員
◎
必
2
必
1
◎
必
◎
必
必
必
必
2
必
必
必
必
2
必
必
必
必
2
岩附
1
1
2
必
橋本
景子
伊藤
節子
119
つた子
啓子、廣瀬
鷲見
◎
1
剛司
宮﨑
必
1
北川
ページ
玲子
裕子
三宅啓子、福西朋子、山本敦子他
釆睪
榊原
真澄
尉津子
三宅啓子、福西朋子、山本敦子他
◎
福西
朋子
◎
山本
敦子
◎
木村朝子、永草友士、小辻賢典
必
専任教員
門
保育専門演習
科
2
必
柳瀬
122
慶子
総合
目
教
育
・
保
育
実
習
ー
レ
ク
リ
エ
2
1
3
必
必
専任教員
必
上村
晶、山崎
征子
必
上村
晶、山崎
征子
必
上村晶、山崎征子、橋本景子
必
保育実習Ⅱ
実習
2
2
保育実習Ⅲ
実習
2
2
保育実習研究
実習
1
レクリエーション理論
講義
2
レクリエーション実技
実技
2
現場実習
実習
1
地域福祉
講義
2
社会保障
講義
2
児童館の機能と運営
講義
2
児童の健全育成と福祉
講義
2
児童館実習
実習
2
1
2
単
位
必
修
上村
晶、山﨑
征子
上村
晶、山﨑
征子
上村
晶、橋本
景子
必
2
上村
必
2
中川
必
山本
晶
千代
敦子、鈴木
寿子
ョ
シ
ン
福
祉
児
童
厚
生
各学年、学期毎の開講単位数
127
1
必
山本
敦子
山田
亮一
山田
亮一
必
堀本
浩史
2
必
堀本
浩史
2
必
2
2
51
46
必
必
2
47
必
池村
進
37
※「保育士資格」を取得するには、◎の中から8単位以上と保育実習Ⅱ又は保育実習Ⅲから2単位を修得し、合計10単位以上修得しなければならない。
※「社会福祉主事任用資格」「児童厚生2級指導員」を取得するには、保育士資格の取得に必要な単位を修得していることが条件である。
*「保育・教職実践演習(幼稚園)」担当教員 (山﨑征子、三宅啓子、小池はるか、北川剛司、寶來敬章)
*「器楽法」担当教員(三宅啓子、福西朋子、山本敦子、星合知子、坂倉典子、若井由美子、星合智美、岡本加奈子、秋田郁、田端香代子、木下和美、森本千賀子、小柴雅子)
-69-
教 養 科 目
健全な社会人として自己を形成するための教科目である。
日本国憲法、環境教育、体育の中からいくつかを学ぶことに
より、総合的なものの見方、考え方を身につけ、豊かな人間性の
基礎を培う。
-71-
科目名:
日本国憲法
Japanese Constitution
( 英文名
テーマ
)
担当教員名:武川
眞固
憲法と民主主義について考える
授業の到達
目標
憲法の理念や考え方を通して、私たちの暮らしのなかで生きている人権
や民主主義などについて憲法的な感覚を身につける。
本講義では、日本国憲法に関する主要な事例や事件を通して憲法の意義
授業の概要
を考え、同時に人権や民主主義がなぜ大切なのか考えていきたい。
授業の計画(内容)
第1週
憲法の考え方
第14週
内閣と司法
第2週
憲法の歴史と誕生
第15週
まとめ
第3週
9条と平和主義
第4週
国民主権と天皇
第5週
人権とは何かー個人の尊厳
第6週
平等とは何か
第7週
精神的自由権
第8週
身体の自由
第9週
生存権
第10週
子どもと教育権
第11週
働く権利
第12週
参政権
第13週
統治と国会
テキスト
テキストはなし。毎回講義レジュメ及び資料配布
参考図書
授業のなかで適時提示する。
評価方法
出席(10%) 小テスト(20%)期末試験(70%)などで総合評価する。
準備学習について(授業時間外等)
事前に次回の講義レジュメなどを配布するので、そのレジュメを中心にして
熟読して学習してくること。
担当教員からのメッセージ
日本国憲法について、はじめて学習する人が多いと思います。講義では日常的な事例
や事件を通して、わかりやすく説明します。皆さんの身近な存在である憲法について考
えていきましょう。
-72-
科目名:
( 英文名
テーマ
環境教育
Environmental Education
)
担当教員名:
谷口
智雅
身近な地域環境の捉え方・見方を学ぶ
地球規模の環境問題から身近な環境問題までを含め、子どもへの環
授 業 の 到 達 境教育がなぜ重要なのか、何を教えるべきかについて、体験型・問題
解決型授業・講義を通じて学びます。本授業を通じて、感じる力(身
目標
近な環境への気づき)、考える力(応用力)、コミュニケーション力
(プレゼンテーション能力)の向上を目指します。
地域には自然と共に、そこに住む人々が創造してきた文化・風土も
存在しています。その結果、各地域にはその個性的な姿や事物を映し
授業の概要
出された景観を見ることができます。本講義では、「地域の環境」を
キーワードに挙げ、環境教育の概念と捉え方について講義します。
授業の計画(内容)
第
弟
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
第
1 回;授業ガイダンス
2 回:環境教育とは
3 回;地域の環境と捉え方・見方
4 回;地域環境とは
5 回;地域の特徴と環境
6 回;景観による地域・環境の理解
7 回;景観の捉え方と景観記録
8 回;身近な地域の環境
9 回;地図による地域環境の理解
10 回;統計による地域環境の理解
11 回;観察・観測等による地域環境の理解
12 回;地域変容と景観変化
13 回;環境教育の実践Ⅰ
14 回;環境教育の実践Ⅱ
15 回;まとめ
テキスト
教科書は用いず、プロジェクター・ビデオ等を利用して講義します 。
国土地理院発行2.5万分の一地形図「白子」「津東部」
参考図書
必要に応じて、授業内に適宜紹介、プリントを配布します。
評価方法
試験は実施せず、 授業内課題10%、レポート70%、授業の取り組み2
0%を目安として、総合的に評価します。
準備学習について(授業時間外等)
環境に関する文献・資料は非常に多く多岐にわたるので、授業で取り上げる関連
内容について、普段から幅広い分野で関心を持ち、インターネットや新聞、テレビ等
様々なものに目を通しておいて下さい。
担当教員からのメッセージ
授業は単に知識の詰め込みだけでの講義ではなく、簡単な作業を含めた内容で実施し
ます。この授業によって、様々な環境問題に対する有効な環境教育のあり方について、
自ら答えが見つけられることを期待しています。
-73-
科目名:
体育(講義)
( 英文名
Physical Exercice - lecture -
テーマ
スポーツに関心を持とう
授業の到達
体力の維持・向上を図る
目標
)
担当教員名: 井ノ口良雄
各競技の歴史、特性、ルールを理解する。
体力測定を実施して自身の体力の現状を把握する。
授業の概要
古代からのスポーツ文化を学び、現代スポーツの問題点を考察する。
授業の計画(内容)
第1回
前期ガイダンス
第2回
体力測定(実施とデータの活用)
第3回
体ほぐし運動
第4回
スポーツライフの設計(ライフスタイルとスポーツ)
第5回
スポーツの歴史と文化
第6回
現代社会とスポーツ
第7回
競技スポーツとレクレーションゲーム
第8回
バスケットボール
基本技能の練習・ゲームとルールの理解
第9回
バスケットボール
ゲームと審判法
第10回
ソフトバレーボール
基本技能の練習とゲーム形式の練習
第11回
ソフトバレーボール
ゲームとルールの理解
第12回
ソフトバレーボール
ゲームと競技会運営の学習(役割と分担)
第13回
バレーボール
用具・施設の使用・安全確認と基本技能の練習
第14回
バレーボール
ゲームとルールの理解
第15回
バレーボール
ゲームと審判法
テキスト
必要に応じて資料を配付する
参考図書
特になし
評価方法
出席状況・意欲…60%
技能…20%
準備学習について(授業時間外等)
特になし
担当教員からのメッセージ
1.体育用の服装を必ず準備すること。
2.準備や後片付けでは協調性を発揮してほしい。
3.運動が不得手でも積極的に参加しよう。
-74-
レポート…20%
科目名:
体育(実技)
( 英文名 Physical Exercice - practice テーマ
授業の到達
目標
)
担当教員名:
安井
敏明
スポーツライフの設計
私たち一人ひとりが生涯を通じてスポーツと豊かに係わることができる
よう、スポーツライフの設計のしかたを学んでいこう。
後期では、それぞれのライフステージにおいて活用できるネットゲームを
授業の概要
楽しみ、スポーツを通し自分の健康の維持増進に役立てる。
授業の計画(内容)
第1回
後期ガイダンス
第2回
ストレッチ
第3回
護身術の理論と実践
第4回
救急処置とAEDの実践
第5回
運動スキルのしくみと向上
第6回
運動と体力
第7回
トレーニングプログラムの立案と実践
第8回
生活習慣と健康
第9回
ソフトテニス
基本技能の練習
第10回
ソフトテニス
ゲーム形式での練習とルールの理解
第11回
ソフトテニス
ゲームと審判法
第12回
バトミントン
基本技能の練習
第13回
バトミントン
ゲームとルールの理解
第14回
卓球
基本技能の練習
第15回
卓球
ゲーム
テキスト
必要に応じて資料を配付する
参考図書
特になし
評価方法
授業に対する取組・・・60%
技能・・・20%
レポート・・・20%
準備学習について(授業時間外等)
特になし
担当教員からのメッセージ
護身術の理論と実践では、自己の生命を守り(狭義の護身)、社会の複雑化に伴い多発
傾向にある不測の危害から生命や生活を守ることを学ぶ(広義の護身)。保育士として
暴漢の侵入から子どもを守り、安全な場所に避難させる訓練や不測の事態に備えよう。
-75-
専 門 科 目
保育者としての知識・技能・応用力などの専門的力量を身につ
け、さらに情報社会に役立つ専門的な技能を習得するための教科
目である。
専門科目は、「教育・保育の基礎理論」「教育・保育の内容と方
法」「教科・基礎技能」「総合」「教育・保育実習」「レクリエーシ
ョン」
「児童厚生」の7つの柱で構成されている。
-77-
〈教育・保育の基礎理論〉
子どもが豊かな人間として成長していくために重要な役割を果た
す教育・保育の意義および基礎理論について理解を深める。
保育者論、発達学習心理学、保育・教育制度論、児童家庭福祉、
社会的養護、相談援助、家庭支援論を学習する。
-79-
科目名:保育者論
( 英文名
テーマ
Teacher of Early Education )
担当教員名:山崎征子、宝来敬章
保育者の専門性
授 業 の 到 達 保育者の意義、役割、職務内容等に関する知識・理解を深め、保育者
目標
としての意欲や自覚を養うことを目的とします
本授業では、まず保育に関わる制度・歴史的変遷を確認した上で、現
授業の概要 代の保育者にもとめられる資質・能力、課題等に関する議論を展開し
ます。
授業の計画(内容)
1.イントロダクション:授業概要の説明、「保育、保育者」とは
2.保育者の役割1:保育所保育指針にみる保育者の役割
3.保育者の役割2:幼稚園教育要領にみる保育者の役割
4.子どもの理解:子どもの内面的な理解と発達的な理解
5.保育の思想:保育観(子ども観)の歴史的変遷
6.保育の制度1:日本の保育者養成
7.保育の制度2:諸外国の保育者養成
8.保育者の仕事:保育所・幼稚園・児童福祉施設
9.保育者の専門性1:保育者の資質・能力・倫理
10.保育者の専門性2:保育における総合的指導
11.保育者の専門性3:保育者の成長・省察
12.子育て支援:家庭・地域との連携
13.保育の課題1:ジェンダー、多文化保育
14.保育の課題2:幼保小連携
15.まとめ
テキスト
保育者論
汐見稔幸他著
ミネルヴァ書房
参考図書
授業時に適宜紹介します
評価方法
授業での取り組み(課題・レポート等)30%、期末試験70%
準備学習について(授業時間外等)
現代的な保育をめぐる社会的状況や課題について、自分なりの考えを持つこと
を心がけてください。
担当教員からのメッセージ
授業で取り上げる保育の概念や課題について、他の教科とも関連づけながら理解を深
めてください。
-80-
科目名:
発達学習心理学
(英文名
Developmental Learning Psychology)担当教員名:小池はるか
テーマ
授業の到達
効果的な幼児教育を行なうために心理学の知識を身につける
発達・学習に関わる心理学の基本的事項を学ぶ。
目標
発達・学習に関わる心理学の基本的事項を学ぶことによって,効果的な幼児教育,
授業の概要
幼児教育とその後の発達との関連,子どもの発達や個性に対応した幼児教育・相談
を理解する。
授業の計画(内容)
第1回:幼児教育における心理学
第2回:子どもの育ち(発達とは)
第3回:子どもの育ち(発達段階と発達課題)
第4回:子どもの学び(学習の理論・過程)
第5回:子どもの学び(知能と創造性,知的障害)
第6回:やる気を促す教育(動機づけ)
第7回:子どもの学びの支援(教育方法)
第8回:友達関係から得られる発達とその支援
第9回:クラス運営(集団)
第10回:クラス運営(保育者の資質)
第11回:就学に向けて(幼小連携)
第12回:子どもの個性の理解(「自分らしさ」とは)
第13回:子どもをめぐる教育的問題
第14回:配慮が必要な子どもへの対応(自閉性障害・LD・AD/HD)
第15回:配慮が必要な子どもへの対応(障害への対応の留意点)
テキスト
必要に応じてプリントを配布。
参考図書
授業中,適宜紹介します。
評価方法
定 期 試 験 ( 80%) , 授 業 に 対 す る 取 組 ( 20%) 。
準備学習について(授業時間外等)
授業で得た知識が自分・身近な他者・社会的な事象とどう関係しているのか考えてみると,
授業内容が頭に入りやすいだろう。また,日常生活でどのように応用できるか,各自で考え
てみること。
担当教員からのメッセージ
ただ単に授業で得た知識をうのみにするのではなく,「こういう例外もあるのではないか」
と批判的にみることで,人間の心理に関する考え方を深めてもらいたい。
-81-
科目名:
保育・教育制度論
( 英文名 System of Children and Education)
テーマ
担当教員名: 寶來 敬章
政策分析
授 業 の 到 達 保育・教育制度の基礎的な知識を身につけると同時に、諸制度のあり
目標
方を理解することを目的とします。
諸制度の歴史的な背景から現代的な特徴、課題について考察します。
授業の概要 また、欧米の諸制度も概観することで日本の保育・教育改革とそれら
の政策意図を概説します。
授業の計画(内容)
1.イントロダクション:授業概要の説明、「制度を学ぶこと」
2.現代における保育者の役割
3.日本の保育制度:保育所保育指針
4.日本の教育制度:幼稚園教育要領
5.保育課程の変遷:戦前の保育
6.保育課程の変遷:戦後の保育
7.隠れたカリキュラム
8.保育者・教職員の権利
9.児童・生徒の権利
10.子育てに関する支援事業
11.外国の保育・教育制度
12.外国の保育・教育制度
13.日本の保育制度の課題
14.日本の教育制度の課題
15.まとめ
テキスト
指定しません
参考図書
授業時に適宜紹介します
評価方法
授業での取り組み(課題・レポート等)30%、期末試験70%
準備学習について(授業時間外等)
日常生活の中で、見聞きする保育・教育政策について把握すること。
担当教員からのメッセージ
「制度」と聞くと「堅い話」と思われるかもしれません。しかし、制度は職務に大き
く関わる事柄ですので、主体的な学びを望みます。
-82-
科目名:児童家庭福祉
( 英文 名 Child and Family Welfare )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名:泉
正幸
現代社会における児童家庭福祉の意義
児童家庭福祉の歴史的変遷や保育との関連性、子どもの権利などを理解し
その体系や制度を学ぶ、また今後の動向と展望について理解する。
児童家庭福祉の課題や保育ニーズ、社会的養護などの取り組みについて実
授業の概要
態を知り、今日における子育ての問題や家庭の問題について考える。
授業の計画(内容)
第1回
児童家庭福祉とは何か、その理念と概念
第2回
児童家庭福祉の歴史的変遷
第3回
児童家庭福祉と保育
第4回
児童家庭福祉の制度と実施体系
第5回
児童家庭福祉行政と児童家庭福祉の相談実施機関
第6回
児童家庭福祉施設の現状
第7回
児童家庭福祉の専門職
第8回
少子化と子育て支援サービス
第9回
母子保健と児童の健全育成
第10回
児童虐待防止と、ドメステックバイオレンス
第11回
社会的養護
第12回
少年非行への対応
第13回
児童福祉、教育、保健医療等との連携
第14回
諸外国の実情
第15回
まとめ
テキスト
参考図書
評価方法
児童家庭福祉(
植木信一
編著
北大路書房
改定児童家庭福祉論 (吉澤英子・西郷泰之共著
)
光生館)
授業に対する取り組み20%、提出物20%、試験60%
準備学習について(授業時間外等)
新聞記事などから、実際に起きている子どもの問題に関心を向ける。
担当教員からのメッセージ
子ども虐待や離婚、若年出産など子育てにおけるハイリスクと呼ばれる事態が進んでい
る。社会的弱者である「子どもの課題」に将来の子どものプロ(専門家)として、問題
意識を持ちながら取り組んでいただきたい。
-83-
科目名:社会的養護
( 英文名 Social Childcare )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名: 山田亮一
子どもたちの暮らしを守る社会的養護について考える。
社会的な養護を必要とする子どもたちの養護サービスについての
基本的な理解の深化と養護実践の歴史を通し、その担い手である
保育士や社会的養護職員等について考える。
全ての子どもたちには安心・安全な家庭環境が提供されるべきであ
授業の概要
る。そのためには家庭や里親・養親への支援を含めた児童養護サービ
スが必要である。児童養護原理・歴史・実践を通じ、社会的な役割に
ついて考える。
授業の計画(内容)
1. 子どもの健やかな成長と社会の役割
14. チームワーク・スーパビジョン
2. 家庭の役割と機能
15. まとめ
3. 社会的養護の必要性
4. 子どもの権利擁護と子育て支援
5. 児童養護の歴史
6. 児童養護の歴史的変遷
7. 先駆者達の取り組み
8. 社会的養護の展開
9. 社会的養護の役割
10. 施設養護
11. 家庭的養護
12. 施設養護の実際
13. 児童福祉施設職員として
テキスト
小池由佳編「社会的養護」
参考図書
「福祉小六法」みらい
評価方法
ミネルヴァ書房
試 験 ( 50% ) 提 出 物 ( 20%) 出 席 等 ( 30%)
準備学習について(授業時間外等)
私 た ち の 暮 ら し の 中 で 子 ど も た ち の 生 活 を 守 る た め に 、ど の 様 な 取 組 み が な さ れ
ているかについてについて新聞やテレビ等に興味関心を持とう。
担当教員からのメッセージ
子どもたちを取り巻く環境の変化の中で、子供たちの現状を知り、なにを求めてい
るのか、声を吸い上げ、児童養護の支援者・実践者として何が求められているのかを
考える。暖かい眼差、柔らかな発想、活発な意見や行動を求めている。
-84-
科目名:
相談援助
Consultation and Support for Parents)
( 英文名
テーマ
担当教員名:瀬島美保子
保育環境の今日的課題を認識し、福祉実現に活かせる力を身につける
①相談援助の概要について理解する。②相談援助の方法と技術について理
授業の到達
解する。③相談援助の具体的展開について理解する。④保育におけるソー
目標
シャルワークの応用と事例分析を通して対象への理解を深める。
ソーシャルワークの発展と歴史をふり返り、今保育士が相談援助について
学ぶ意義を考える。その上で社会福祉の専門職として生活課題を抱える人
授業の概要
たちへの援助の基礎理論を学び問題解決へのプロセスを理解する。また事
例の分析などを通して相談援助の方法、技術を習得する。
授業の計画(内容)
第1回、
相談援助の理論
第2回、
相談援助の意義と機能
第3回、
相談援助とソーシャルワーク
第4回、
保育とソーシャルワーク
第5回、
相談援助の対象
第6回、
相談援助の過程
第7回、
相談援助の技術・アプローチ
第8回、
計画・記録・評価
第9回、
関係機関との協働
第10回、多様な専門職との連携
第11回、社会資源の活用、調整、開発
第12回、虐待の予防と対応などの事例分析
第13回、障がいのある子どもとその保護者への支援などの事例分析
第14回、ロールプレイ、フィールドワーク等による事例分析
第15回、まとめ
テキスト
春見静子・渋谷昌史編著
『相談援助』
光生館
参考図書
庄司順一・他著
評価方法
試験60%、提出物20%、授業に対する取り組み20%とする
『見過ごさないで!子どもたちのSOS』学習研究社
準備学習について(授業時間外等)
授業計画に添って進める。事前に教科書を読んでポイントをつかんでおくこと。
担当教員からのメッセージ
保育士は福祉の視点から子どもとその家族を援助していくことが求められています。理
論的な学習がすぐに実践に役立つものではありませんが、相談援助とは何かを追求しつ
つ自分自身にも目を向け、その感覚をつかんでいきたいと考えています。
-85-
科目名:家庭支援論
(英文名 Family Support
テーマ
)
担当教員名:小菅千恵子
家庭支援の在り方を学び、適切な援助ができる保育者としての資質を磨く
授業の到達目 家庭支援の意義と役割、子育て支援を取り巻く社会状況や支援体制を理解する
多様化する子育て支援に目を向け適切な援助ができるようになる
標
現代の家庭が抱える様々な(生活)問題や多様化する子育て支援の理解と適切
授業の概要
な援助の方法を学び、保育者としての実践力を身につける。
授業の計画(内容)
1 家庭とは何か
2 家庭生活を取り巻く社会的状況
3 家族と子育て
4 現代家庭の子育てと支援
5 児童虐待と対応
6 特別な配慮を必要とする親への支援
7 子育て支援の施策
8 子育て支援と保育者の役割
9 多様化する子育て支援
10 家庭支援の原理と課題
11 支援の事例を通して
12 支援の事例を通して
13 保育所における家庭支援の取り組み
14 地域家庭支援センターの取り組み
15 まとめ 「家庭支援とは」を振り返って
テキスト
家庭支援論
参考図書
随時紹介
評価方法
試験60%
小田豊・日浦直美・中橋美穂著
授業態度20%
北大路書房
課題20%
準備学習について(授業時間外等)
新聞などから子育てに関する情報を集め、よく読んで視野を広げる。
担当教員からのメッセージ
社会の状況が変化してきている今、保育者には子育て支援が求められています。保育現場での
実践例を伝えますので、細かなことにも目を向け、子どもや保護者を温かく支援していく保育
者になるため自分を高めていく努力をしましょう
-86-
〈教育・保育の内容と方法〉
子どもの活動は発達が源である。幼稚園や保育所で、子どもの主
体的な活動をどのようにして引き出し、指導・援助していったらよ
いかを考える。
身体表現指導法、言葉表現指導法、音楽表現指導法、造形表現指
導法、教育の方法・技術、子ども理解とカウンセリング、乳児保育、
障害児保育、社会的養護内容、保育相談支援を学習する。
-87-
科目名:教育・保育課程論
( 英文名
Curriculum
テーマ
授業の到達
目標
授業の概要
)
担当教員名:山崎
征子
保育の基本的な考え方と計画の理解
教育課程・保育課程、長期・短期の指導計画の関係、指導計画の基本的な
考え方と意義の理解。
子どもの様子をもとに指導計画の立案、作成し、保育実践に活かす力を身
につける
・幼稚園教育要領、保育所保育指針を基本に、教育課程・保育課程の意義を理解し
、保育の現場における計画の必要性を理解する。
・各年齢にあった保育の計画の必要性、考え方を理解し、立案作成する。
幼児教育の変遷を理解し、教育課程・保育課程の望ましい在り方を創造すること
ができる。
授業の計画(内容)
第1回:保育の基本について
第2回:保育内容、領域、ねらい、内容について
第3回:保育計画の必要性と保育の過程と実践の展開・・・・・・
第4回:教育課程と保育課程、指導計画の種類と関係について
第5回:幼稚園教育要領、保育所保育指針における指導計画について
第6回:保育における指導計画の種類と役割
長期・短期指導計画の関係
第7回:保育における0・1・2歳児を中心とした保育における計画の考え方について
第8回:保育における3・4・5歳児を中心とした保育における計画の考え方について
第9回:小学校への接続期における計画について
第10回:保育における内容と計画の変遷
第11回:計画作成の実際について
第12回:日案から週案の作成(幼稚園の場合)
第13回:日案から週案作成(保育所の場合)
第14回:教育課程の見直しとのプロセスについて
第15回:まとめ
テキスト
柴崎正行他共著「保育課程・教育課程総論」ミネルヴァ書房
参考図書
文部科学省
文部科学省
評価方法
指導計画50%、レポート40%、授業態度10%
「幼稚園教育要領解説」
幼稚園教育指導資料第1集「指導計画の作成と保育の展開」
準備学習について(授業時間外等)
幼稚園教育要領解説や保育所保育指針の考え方を理解し、幼児期の発達の特性を学ん
でおく。
担当教員からのメッセージ
保育は子ども達と保育者で創っていくものです。このような保育をしようとプラン(指導計
画)を創造することは保育者にとって最も楽しい夢をもつ時間でもある。実習等実践できる
場でその成果を活かすことができることを期待します。
-88-
科目名:身体表現指導法
( 英文名:Instruction of Physical Expression )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名:柳瀬 慶子
身体表現における実践的指導力の養成
1.身体表現の保育活動における問題把握。
2.身体表現の世界を体感し、問題改善に向けた実践的指導力の養成。
身体表現の保育活動で陥りやすい問題について考察した上で、子どもの
授業の概要
身体表現を生み出したり交流したりする指導法について、実技を通して学
ぶ。さらに、模擬保育を通して、実践的指導力を養う。
授業の計画(内容)
第1回
オリエンテーション
第2回
身体表現の保育活動における問題把握-運動会ダンスより-
第3回
からだでコミュニケーション〈実技〉
第4回
リズム遊び-リズムにのる・くずすということ-〈実技〉
第5回
リズム遊び-のりの共有-〈実技〉
第6回
表現遊び-デフォルメ-〈実技〉
第7回
表現遊び-イメージの交流-〈実技〉
第8回
即興表現遊びから作品創作へ-イメージカルタで遊ぼう-〈実技〉
第9回
模擬保育の計画〈グループ学習〉
第10回
模擬保育の事前検討-リズム遊び編-
第11回
模擬保育実践-リズム遊び編-〈実技〉
第12回
模擬保育の振り返りと再構成-リズム遊び編-
第13回
模擬保育の事前検討-表現遊び編-
第14回
模擬保育実践-表現遊び編-〈実技〉
第15回
模擬保育の振り返りと再構成-表現遊び編-
テキスト
必要に応じて資料を配布する。
参考図書
授業で適宜紹介する。
評価方法
授業に対する取り組み60%、学習課題(提出物)の取り組みと内容40%
で総合的に評価する。
準備学習について(授業時間外等)
・授業テーマにそった振り返りレポート等を課す。
・グループで模擬保育指導案を作成する。
・実 技 の 授 業 で は 、運 動 に 適 し た 服 装 や 髪 形 で 受 講 し 、体 育 館 シ ュ ー ズ を 持 参 す る
こと。なお、実技がある時は、前時の授業で連絡をする。
・最終課題のレポートを作成し、提出する。
担当教員からのメッセージ
保育者になる自覚と責任をもって受講すること。その子らしい身体表現を生み出し、
子ども同士の身体表現を交流する指導法を学ぶことで、子どもたちの「共感の世界」の
創造につながることを期待します。
-89-
科目名:
言葉表現指導法
( 英文名 Instruction of Language Expression )
テーマ
授業の到達
担当教員名:北川
剛司
言葉による表現および幼児の言葉を育てる指導法について学ぶ
保育実践における言語表現の具体的な指導内容・方法を理解する
目標
言葉の習得は、単なるコミュニケーション手段としてだけではなく、言葉に対する
意味づけを学ぶこと、すなわち社会におけるものの見方や考え方を学ぶことでもあり
、それは人としてよりよい生き方を探求することにもつながる。この授業では、子ど
授業の概要
もの発達過程における言葉の習得について理解を深め、子どもの言葉表現をより豊か
にする保育者の指導、援助、働きかけについて、具体的な保育実践場面を取り上げな
がら学ぶことを目的とする。
授業の計画(内容)
1. オリエンテーション・教育実習の振り返り
2. 保育所保育指針における「言葉」とその指導
3. 子どもの発達と言葉遊びについて
4. 子どもの発達と絵本・絵本の分析
5. 手作り絵本制作①
6. 手作り絵本制作②
7. 手作り絵本制作③
8. 園だよりのねらいと書く際の留意点について
9. 園だより作成
10. 連絡帳のねらいと書く際の留意点について
11. 連絡帳の良い例・悪い例と事例による演習
12. 絵本だより作成
13. 絵本だより発表
14. 言葉表現の指導方法についての総括
15.まとめ
テキスト
授業においてプリントを配布します
参考図書
授業の中で紹介します
評価方法
授業態度40%、提出物10%、発表20%、期末試験30%
準備学習について(授業時間外等)
保 育 士 に な っ て か ら 必 要 な 実 践 的 な 学 習 を す る の で 、授 業 中 に 紹 介 す る 関 連 書 籍 等 で 各 自 予
習・復習を行ってください。
担当教員からのメッセージ
子どもは周囲の環境からさまざまなことを吸収し、自らの世界を豊かにしていきます。子どもの夢
や思いのつまった豊かな内面を言葉として導き出す保育者の役割について、具体的な子どもの姿を通
じて考えていきたいと思います。言葉のもつ楽しさや面白さを実際に体験し、発表する機会を多く持
ちますので、受講生の皆さんの主体的な参加を望みます。
-90-
科目名:
音楽表現指導法
( 英文名:Instruction of Music Expression )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名:
三宅
啓子
子どもの音楽表現と生活について理解し、実践的な指導法を学ぶ
子どもが音や動きで楽しく創造的な音楽表現ができるような音楽表現
活動の指導・援助法を身につける。
子どもの心身の発達や表現について考え、子どもたちの「豊かな完成を
育て自己の内面を表現する楽しさや、意欲および創造性」を育成するため
授業の概要
の指導・援助法を学ぶ。また、表現活動を楽しむ具体的な音楽演習体験を
通して、子どもの表現力を高める指導方法を習得する。
授業の計画(内容)
第 1週
第 2週
第 3週
第 4週
第 5週
第 6週
第 7週
第 8週
第 9週
第10週
第11週
第12週
第13週
第14週
第15週
子どもの発達と音楽表現
子どもの生活・遊びと音楽表現活動
音楽行動の三要素とニュアンス
リトミック教育法(理論・実践Ⅰ)
リトミック教育法(理論・実践Ⅱ)
音楽行動と身体諸器官の発達
模倣表現活動(動物・自然・乗り物)
子どもの生活と音楽的環境
歌遊び・わらべ歌・表現遊び
集団遊び・わらべ歌・伝承遊び
歌唱・身体・器楽・鑑賞の指導法
イメージ創作活動(音楽と身体表現)
保育者の役割と援助
指導計画の作成
まとめと振り返り(実習事前準備と自己課題)
石井玲子編著
『実践しながら学ぶ子どもの音楽表現』保育出版社
テキスト
三宅啓子他著
参考図書
本学の音楽関係授業で使用するテキスト、その他必要に応じてプリントを配布する.
課題演習の発表(50%) 提出物(20%) 授業に対する取組(30%)の割合で
評価方法
総合的に評価する。
準備学習について(授業時間外等)
個人・グループによる課題演習がありますので、教材研究や課題発表準備をしておくこと。
担当教員からのメッセージ
子 ど も に と っ て 音 楽 表 現 は 大 切 な 表 現 活 動 で す が 、豊 か な 音 楽 表 現 を 育 て る に は ど の よ う な こ
と が 必 要 で し ょ う か 。保 育 実 践 に お い て 子 ど も の 音 楽 活 動 を 指 導・ 援 助 す る 手 が か り に 自 ら の
体験活動を通して「子どもの音楽表現への理解」と「関わり方」を学んでほしいと思います。
毎 回 の 授 業 を 大 切 に し て 色 々 な 音 楽 表 現 活 動 を み ん な で 楽 し み な が ら 、保 育 者 の 役 割 と 実 践 法
を学びましょう。発表する機会が多くありますので、皆さんの主体的な授業参加を望みます。
-91-
科目名:
造形表現指導法
( 英文名 Instruction of Art Expression
テーマ
)
担当教員名:坂井田
茂
幼児期における造形表現の意味とその指導法
幼児期における造形表現の具体的な内容と指導方法を多角的に考察
授業の到達
し、幼児の造形活動を指導するに当たっての様々な問題に対して論理
目標
的に考え、解決できるような力を身に付ける。また、実技・実践を通
して、知識と技術、応用力を磨く。
理論と指導技術の基礎を並行して学び、実際に現場で行われている
授業の概要
造形指導の諸問題を考えながら、応用的な実技に取り組む。
授業の計画(内容)
〈前期〉
第1回
幼児期における造形教育の意義
第2回
造形の基礎Ⅰ(遊びの活動)
第3回
造形の基礎Ⅱ(描く活動)
第4回
造形の基礎Ⅲ(作る活動)
第5回
造形能力の発達
第6回
造形教育の歴史
第11回
指導内容Ⅰ(指導内容の分類)
第7回
造形活動の評価
第12回
指導内容Ⅱ(指導内容と題材)
第8回
造形指導の目標
第13回
導入の工夫Ⅰ
第9回
指導の手立てⅠ(指導計画)
第14回
導入の工夫Ⅱ
第10回
指導の手立てⅡ(指導方法)
第15回
まとめ
テキスト
熊本高工編『表現の指導・造形』同文書院
参考図書
授業中に適宜紹介する。
評価方法
授業に対する取り組み60%、作品等提出物40%の割合で総合的に
評価する。
準備学習について(授業時間外等)
授業時間内に完成できなかった作品・提出物については、設定された期限内
で授業時間外に完成させて提出すること。
担当教員からのメッセージ
幼児への造形表現の指導は、彼らにその技術を指導することではありません。幼児
が人として成長していく過程で、保育者として造形表現を通して何をすべきなのかを
考えていきましょう。
-92-
科目名:
教育の方法・技術
( 英文名 Instruction and Technique on Education )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名:北川
剛司
保育・教育の方法について熟考し、ふさわしい方法を自ら選びとる力の育成
幼児教育の基本となる教育・保育の方法について、その理論と実践を具体的な実践例
を取り上げながら考える
幼稚園・保育所における教育・保育は、幼児の主体性に基づいて、環境を通して行
うことが基本とされる。そして、幼児の遊びの流れを尊重し、幼児の自発性を重視す
授業の概要
る中で保育者の教育活動が展開されている。このような幼児教育の方法原理について
のさまざまな理論を学びながら理解を深めると共に、具体的な指導・援助のあり方に
ついて実践的に学ぶ。
授業の計画(内容)
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
教育・保育方法の基本
乳幼児の理解と保育方法
環境を通じた保育
遊びを通した総合的指導
保育における個と集団のあり方
さまざまな保育形態のあり方
保育の計画と実践①
保育の計画と実践②
家庭・地域との連携を生かした保育
小学校との連携を生かした保育
諸外国の教育・保育方法①
諸外国の教育・保育方法②
保育者の専門性①
保育者の専門性②
まとめと今後の課題
テキスト
森上史朗・渡辺英則・大豆生田啓友編『保育方法・指導法の研究』ミネルヴァ書房
参考図書
授業において適宜紹介します
評価方法
授業態度40%、提出物20%、期末試験40%
準備学習について(授業時間外等)
授業の復習を特にがんばってください。
担当教員からのメッセージ
ハウ・ツー的な方法技術を追い求めるのではなく、保育方法について深く考える態度
を身につけてほしいと願っています。
-93-
科目名:子ども理解とカウンセリング
( 英文 名 Child Psychology and Counseling )
テーマ
景子
子育て支援に向けて
授業の到達
目標
担当教員名:橋本
カウンセリングマインドを培うことで保育者としての視野を広げ、子ど
もや保護者理解ができるようになる。
「これからの時代で必要とされる保育者」に視点を置いて授業を行う。
授業の概要
心理的問題から身体症状として現れてくる心の病や心の傷について考え、
事例を基に問題の背後にあるものを考察していく。
授業の計画(内容)
1.カウンセリングと相談の違い、心の構造について
2.子どもと家族の問題の理解(1)
3.子どもと家族の問題の理解(2)
4.子どもの発達の理解
5.子どもと親の心の問題への理解(1)
6.子どもと親の心の問題への理解(2)
7.心理療法の基礎知識(1)
8.心理療法の基礎知識(2)
9.カウンセリングの基礎
10.相談・援助と子育て支援
11. 子どもの問題と相談の実際(1)
12. 子どもの問題と相談の実際(2)
13. 幼児期の大切さを知る(ビデオから)
14. 心理療法について学ぶ(1)
15. 心理療法について学ぶ(2)
テキスト
横井一之編集『子どもと保護者への効果的な「声かけ・応答」』金芳堂
参考図書
倉光修著『臨床心理学』岩波書店(図書館にあります)
評価方法
授業への取り組み(出席状況・授業態度含む)30%、試験70%
準備学習について(授業時間外等)
街中でも親子に目を向ける習慣をつけてください。ニュースや新聞など、世
の中で起きていることに関心を持つこともこの授業につながります。
担当教員からのメッセージ
幼児教育を行うにあたり、一番大切なのはそれを行う人の人柄です。広いキャパシ
ティを持ち、どんなことにも対応できる柔軟性を持った保育者を目指して欲しいと期
待しています。
-94-
科目名:
乳児保育
( 英文名
テーマ
授業の到達
目標
)
Early Childhood Care
担当教員名:
宮﨑つた子
乳児の成長発達や生活の連続性に配慮した乳児保育
乳児の心身の発達・活動の状態・個人差を踏まえて、養護と教育が一体
的に行われる乳児保育の内容を示せる。
乳児保育の制度と現状を理解し、保育者が担う社会的な役割を学ぶ。子
授業の概要
ども一人一人の経験や発達過程に留意して、乳児保育の実際と保育者の関
わり方を学ぶ。
授業の計画(内容)
第 1 回 「乳児」のイメージと科学的根拠
第 2回
乳児保育の変遷と意義
第 3回
乳児の発達(愛着と自立)
第 4回
乳児の健康と安全管理
第 5回
乳児保育と養護(生きる力)と教育(遊び)
第 6回
育ちを育む環境(相互作用)
第 7回
乳児保育の実際(保育室)
第 8回
乳児保育に関わる配慮事項
第 9回
発達の道筋と保育の方法
第 10 回
保育計画の必要性と意義
第 11 回
保育課程と指導計画の関係
第 12 回
母子健康手帳の使い方
第 13 回
乳児保育の制度と子育て支援事業
第 14 回
乳児保育の実際(散歩)
第 15 回
まとめ
テキスト
高内正子・梶美保
編著
『乳児保育演習ガイド』
参考図書
その都度紹介します。
評価方法
演習・提出物40%、 試験60%
建帛社
準備学習について(授業時間外等)
各回のテーマ内容に関する課題をその都度説明します。
担当教員からのメッセージ
乳児は、生活の多くを保育者に依存し、保育者の影響を受けながら生きていくうえで
の基本的な力を獲得していきます。「子ども一人一人のシグナル」と「保護者支援」に
ついて共に考えていきましょう。
-95-
科目名:障害児保育
(英文名
Care and Education for Children with Disabilities )担当教員名:千草篤麿
テーマ
授業の到達
目標
授業の概要
障害児保育入門
障害児保育の実践は、授業だけでは十分な学習はできないが、ここで
は障害児保育の基本を理解することを目標としたい。
障害の種別や程度、発達段階等についての基礎、及び保護者への援
助や就学への指導についても学ぶ。
授業の計画(内容)
1. 障害児保育の歴史と現状
2. 障害児理解の基本及び障害児保育の理念
3. 発達と障害
4. 障害の基礎知識と対応
①知的障害
5.
〃
②ダウン症
6.
〃
③自閉症
7.
〃
③自閉症
〃
⑤視覚障害
8.
9.
〃
⑥聴覚障害
〃
⑦脳性麻痺
10.
11.
〃
⑧てんかん
12.
〃
⑨重症心身障害
13. 障害児保育の実際
14. 家庭及び関係機関との連携
15. まとめ -障害児保育の現状と課題
テキスト
七木田敦編、千草篤麿他著『キーワードで学ぶ障害児保育入門』
保育出版社
参考図書
長島瑞穂編、千草篤麿他著『子どもの発達相談』創元社
評価方法
出席20%、課題20%、試験60%として、評価する。
準備学習について(授業時間外等)
毎回、テキストの予習をしておいて下さい。
担当教員からのメッセージ
毎回、授業中に質問時間を設けます。障害児の療育に関わっていますので、興味の
ある人は研究室を訪ねて下さい
-96-
科目名:社会的養護内容
( 英文 名 Content of Social Childcare )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名:山野
文照
社会的養護の概念を理解し、児童の権利擁護や保育士としての倫理に
ついて理解する。
1.児童福祉施設の理解
2.社会的養護必要とする子どもたちと家族を理解する。
児童福祉施設の現状理解と、保育士として、そこで生活する子どもたちへ
授業の概要
の援助方法を学ぶとともに、家庭・地域支援についても理解を深める。
授業の計画(内容)
第1週
今日の養護問題
第2週~6週
実習にあたっての各種児童福祉施設の理解
第7週~11週
子どもと良い関係を築くコミュニケ-ションのとり方
施設養護におけるこころの援助方法
虐待を受けた子どもへの対応方法
親子関係の援助方法
第12週
地域・学校との関係づくり
第13週
子どもの自己実現と自立への援助方法
第14週
児童福祉施設における施設養護のプロセスとは
第15週
児童福祉施設における保育士の資質と倫理とは
テキスト
辰巳・岡本編
「保育士をめざす人の養護内容」(みらい)
参考図書
授業の中で適宜紹介します。
評価方法
出席15%
授業態度25%
試験60%
準備学習について(授業時間外等)
あればその都度伝えます。
担当教員からのメッセージ
今、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化し、社会的養護のニ-ズが増加しつつある
中、保育士の立場から子どもやその家族、また、地域を支援する方法や役割を確かめま
しょう。
-97-
科目名:
保育相談支援
( 英文 名 Child care Support
テーマ
授業の到達
)
担当教員名:伊藤
節子
保育相談支援について理解を深める
保育相談支援の意義と原則について理解する。
保育相談支援の実際を学び,内容や方法を理解する。
目標
授業の概要
テキストを基に意義と原則について理解するとともに,演習により実践的
なことを学ぶ。
授業の計画(内容)
第1回
保育相談支援の意義と基本視点(テキスト保育相談支援)・演習
第2回
保育相談支援の基本(テキスト保育相談支援)・演習
第3回
保育相談支援の展開(テキスト保育相談支援)・演習
第4回
環境を通した保育相談支援(テキスト保育相談支援)・演習
第5回
保育所入所児童の保護者への保育相談支援(テキスト保育相談支援)・演習
第6回
保育所の地域子育て支援における保育相談支援(テキスト保育相談支援)演習
第7回
児童福祉施設における保育相談支援(テキスト保育相談支援)・演習
第8回
家族援助論について(テキスト家族援助論)・演習
第9回
家族とは何か(テキスト家族援助論)・演習
第10回
家族を取り巻く社会的状況(テキスト家族援助論)・演習
第11回
今日における家族生活(テキスト家族援助論)・演習
第12回
子育て支援の展開(テキスト家族援助論)・演習
第13回
保育実践における家族への援助方法(テキスト家族援助論)・演習
第14回
これからの家族援助(テキスト家族援助論)・演習
第15回
まとめ
テキスト
保育相談支援・家族援助論
参考図書
子育て支援と保育者の役割・家庭支援論
評価方法
平常授業での活動および課題レポート
準備学習について(授業時間外等)
担当教員からのメッセージ
子どもを取り巻く環境の変化は著しく,保育士の役割として保育所・幼稚園の子どもだ
けでなく,家庭や地域に目を向けて適切な支援をすることが重要になってきた。講義の
中の理論を学ぶだけで身につくものではないと思うが,私が経験した,いろいろな事例
から学んでもらい,実践力を身につけてもらいたい。
-98-
〈教科・基礎技能〉
教育・保育の技術を支える基礎的な技能を習得するための教科目
である。
子どもと音楽Ⅰ・Ⅱ、子どもとあそびを学習する。
-99-
科目名:子どもと音楽Ⅰ
( 英文名
)
Child and Music Ⅰ
担当教員名: 三 宅 啓 子 ・ 福 西 朋 子 ・ 山 本 敦 子 ・
星合知子・坂倉典子・若井由美子・星合智美・岡本加奈子
秋田郁・田端香代子・木下和美・森本千賀子・小柴雅子
テーマ
子どもの音楽活動を支える応用実践技術を習得する
子どもの音楽活動(歌う・奏でる・創る等)を支えるために保育者に必
授業の到達
要な技能・技術の習得と音楽を豊かに表現するための想像力と表現力を養
目標
う。
1年次「幼児音楽」の技能習得内容を踏まえ、一斉授業では幼児歌曲の
歌唱表現方法とリズム楽器の奏法や楽器あそびの方法を学習し、ピアノレ
授業の概要
ッスンでは 子どものリ ズム活動や 歌唱活動を 支えるピア ノ技能の習 得 を
する。
授業の計画(内容)
<ピアノレッスン>
<一斉授業>
1週
保育者の音楽表現技術
1週
2週
子どもと幼児歌曲
2週
3~5 週
幼児歌曲の表現技術
6週
子どもとリズム楽器
7~10 週
リズム楽器の奏法
11 週
リズム譜の記譜法
12 週
リズム楽器合奏
13・14 週
子どもの歌とリズム楽器
15 週
ふりかえり
レッスン内容・方法オリエンテーション
次に示す内容の課題曲を
コース別に各自選曲し
レッスンを受ける。
・リズム曲
・子どもの歌弾き歌い曲
・ピアノ小曲
14 週
15 週
・就職試験・実習で弾く曲
ふりかえり
(本授業は、一斉授業とピアノグループ・個人レッスンを 45 分ずつ受講する)
一斉授業:適宜、教材プリントを配布する。
テキスト
ピアノレッスン:子どもの歌集、リズム曲集、ピアノ小曲集などコースに応
じて適宜使用する。
参考図書
教育・保育実習での課題曲及び曲集
①実技(ピアノ・歌・リズム楽器)・筆記試験
60%
評価方法
②一斉授業・ピアノレッスンの取り組み(課題演習・提出物等)
40%
準備学習について(授業時間外等)
音 楽 技 能 習 得 の 明 確 な 目 的・目 標 を 持 っ て 取 組 む こ と 、ま た ピ ア ノ レ ッ ス ン に お
い て は 、事 前 の 準 備・予 習 と 事 後 の 振 り 返 り・復 習 を 必 ず 行 い 、日 々 継 続 し た 取 り
組みを行うこと。
担当教員からのメッセージ
子 ど も と 音 楽 を 楽 し む た め に は 、音 楽 技 能・技 術 を 学 生 の う ち に し っ か り と 身 に
つ け て お く こ と が 大 切 で す 。ま た 、子 ど も と 音 楽 を 通 し て 関 わ っ た り 、あ な た 自 身
を音楽で表現する機会を持ったりしましょう。
-100-
科目名:子どもと音楽Ⅱ
( 英文名
Child and Music Ⅱ )
担当教員名: 三 宅 啓 子 ・ 福 西 朋 子 ・ 山 本 敦 子 ・
星合知子・坂倉典子・若井由美子・星合智美・岡本加奈子
秋田郁・田端香代子・木下和美・森本千賀子・小柴雅子
テーマ
子どもの音楽活動を支える応用実践技術と保育展開技術を習得する
子どもの音楽活動(歌う・奏でる・創る等)を展開するために保育者に
授業の到達
必要な実践技術の習得と音楽を豊かに表現するための想像力と創造力、そ
目標
の表現を伝えるための音楽コミュニケーション力を養う。
「子どもと音楽Ⅰ」の技能習得内容を踏まえ、保育の場で必要な実践力習得
内容とする。一斉授業では子どもの歌や楽器活動の展開方法(楽曲編曲法
授業の概要
・創作等)を学び、ピアノレッスンでは幼稚園・保育園で活用するための
楽曲を習得し、レパートリーを広げる。
授業の計画(内容)
<一斉授業>
<ピアノレッスン>
1週
1週
音楽表現技術の展開
2~5 週
楽器による音楽あそび
次に示す内容の課題曲を
基本 リズ ム ・自 由 リズ ム ・ラ テ ンリ ズ ム
6・7 週
手づくり楽器による合奏
8・9 週
保育・幼児教育と器楽合奏
コース別に各自選曲し
レッスンを受ける。
・リズム曲
楽曲編曲法・指揮法など
・子どもの歌弾き歌い曲
10・11 週
子どもの歌の展開
・ピアノ小曲
替え歌・創作
・ 就職試験・就職園で弾く 曲
12~14 週
音楽発表会の取り組み
15 週
音楽発表会とふりかえり
14 週
15 週
ふりかえり
(本授業は、一斉授業とピアノグループ・個人レッスンを 45 分ずつ受講する)
一斉授業:適宜、教材プリントを配布する。
テキスト
ピアノレッスン:子どもの歌集、リズム曲集、ピアノ小曲集などコースに応
じて適宜使用する。
参考図書
教育・保育実習での課題曲及び曲集
①実技(ピアノ・歌・リズム楽器)・筆記試験
60%
評価方法
②一斉授業・ピアノレッスンの取り組み(課題演習・提出物等)
40%
準備学習について(授業時間外等)
音 楽 技 能 習 得 の 明 確 な 目 的・目 標 を 持 っ て 取 組 む こ と 、ま た ピ ア ノ レ ッ ス ン に お
い て は 、事 前 の 準 備・予 習 と 事 後 の 振 り 返 り・復 習 を 必 ず 行 い 、日 々 継 続 し た 取 り
組みを行うこと。
担当教員からのメッセージ
子 ど も と 音 楽 を 楽 し む た め に は 、音 楽 技 能・技 術 を 学 生 の う ち に し っ か り と 身 に
つ け て お く こ と が 大 切 で す 。ま た 、あ な た の 得 意 と す る 技 術 を 向 上 さ せ 、自 信 を 持
って保育職に就けるようにしましょう。
-101-
科目名:子どもとあそび
(英文名 Child and Play
テーマ
)
担当教員名:小菅 千恵子
様々なあそびに取り組み楽しさを味わう
様々なあそびの実践を通して、あそび心のある保育者として子どもに関わ
授業の到達目 るような力を身につける。
標
乳児から幼児のふれあいあそび、
授業の概要
季節や行事に関するあそび、つくって
あそぶなど様々なあそびを実践する
授業の計画(内容)
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
あそびはふれあいから 0・1歳児のふれあいあそび
2・3歳児のあそび
4・5歳児のあそび
自然に関わったあそび
季節に関わったあそび
伝承あそび
作ってあそぼう
作ってあそぼう
身体を動かしてあそぼう
身体を動かしてあそぼう
身体を動かしてあそぼう
パネルシアター作り
パネルシアター作り
パネルシアターを演じよう
まとめ 「子どもとあそび」を振り返って
テキスト
必要に応じて資料の配布
参考図書
評価方法
試験60%
授業態度20%
課題20%
準備学習について(授業時間外等)
子どもの頃のあそびを思い出し、楽しかったことを書き留めておく
担当教員からのメッセージ
心を開放して仲間とともにあそびを楽しみましょう。様々なあそび方を学び実習の時に
活かしましょう。
-102-
〈 総 合 〉
保育者としての実践力を高めるには、大学の授業での学習と教
育・保育実習等での学習を振り返り、自己の課題を見出し、保育者
としての専門性や資質、実践力を確かなものにする必要がある。
ゼミナールⅡ-A、ゼミナールⅡ-B、保育・教職実践演習(幼
稚園)では、グループワークやフィールドワーク、事例研究等を通
して、社会や幼児教育が抱える課題、子どもの変化等に対応するた
めの実践力の基礎を身につける。
-103-
科目名:
ゼミナールⅡ- A
(英文名
SeminarⅡ-A
)
担当教員名: 山 﨑 征 子 、 三 宅 啓 子 、 宮 崎 つ た 子 、 福 西 朋 子 、 浅 尾 正 男 、 鷲 見 裕 子 、 山 本 敦 子 、
小 池 は る か 、 小 菅 千惠子、上 村 晶 、 北 川 剛 司 、 柳 瀬 慶 子 、寶 來 敬 章
テーマ
保育の専門性と教養およびボランティア精神の修養
1.
一年次の学びを発展させ、自らの関心に応じた保育の専門性を獲得する。
2.
次年度、社会人になるのにふさわしい教養を身につける。
3.
人権についての理解およびボランティア精神を培う。
授業の到達
目標
各担当教員の専門性を活かした演習を行う。本科目を通して、一年次の学習で身に
つけた基礎的な知識・技能をさらに発展させ、より高い保育の専門性の獲得を目指す
授業の概要
。同時に、資料を使っての情報収集などにより、社会人になるのにふさわしい教養を
身につけるとともに、人権学習やボランティア活動への参加をとおして、教育・福祉
関連の職員に求められる人権理解や奉仕の精神を培うことを目指す。
授業の計画(内容)
※1人の指導教員のもと、以下の学習内容で行う。
1.
オリエンテーション
2.
建学の精神とボランティア
3.
ボランティア精神について
4.
ボランティア活動の実践方法と計画
5.
人権について
6.
人権学習グループワーク
7.
基礎教養演習
8.
基礎教養演習
9.
保育をテーマとする専門演習①
10. 保育をテーマとする専門演習②
11. 保育をテーマとする専門演習③
12. 保育をテーマとする専門演習④
13. 保育をテーマとする専門演習⑤
14. 保育をテーマとする専門演習⑥
15. まとめ
テキスト
必要時プリントを配布します
参考図書
授業において適宜紹介します
評価方法
授業態度50%、提出物50%
準備学習について(授業時間外等)
授 業 の 予 習・復 習 は も ち ろ ん の こ と 、授 業 に お い て 出 さ れ た 課 題 に つ い て も 計 画
的に取り組み、提出期限を厳守すること。
担当教員からのメッセージ
2年生のゼミナールにふさわしい姿勢を期待します。それぞれが関心のある専門性を
さらに高めるために、ゼミの時間を最大限に活用して有意義なものとしてください。
-104-
科目名:
ゼミナールⅡ-B
(英文名
SeminarⅡ- B
)
担当教員名: 山 﨑 征 子 、 三 宅 啓 子 、 宮 崎 つ た 子 、 福 西 朋 子 、 浅 尾 正 男 、 鷲 見 裕 子 、 山 本 敦 子 、
小 池 は る か 、 小 菅 千惠子、上 村 晶 、 北 川 剛 司 、 柳 瀬 慶 子 、寶 來 敬 章
テーマ
保育の専門性と教養およびボランティア精神の修養
1. ゼミナールⅡ-A での学びを発展させ、自らの関心に応じたさらなる保育の専
授業の到達
目標
門性を獲得する。
2.人権とボランティア精神についての理解を深め、それにもとづき自ら行動できる
力を身につける。
ゼミナールⅡ-Aの内容を発展させる形で、各担当教員の専門性を活かした演習を
引き続き行い、より高い保育の専門性の獲得を目指す。同時に、人権やボランティア
授業の概要
に関わる発展的な演習をとおして、それらに関する理解をさらに深め、それの実現に
向けて自ら行動できる人材の育成を目指す。
授業の計画(内容)
※1人の指導教員のもと、以下の学習内容で行う。
1.オリエンテーション
2.ボランティア実践のまとめと反省①
3.ボランティア実践のまとめと反省②
4.人権学習のまとめと反省①
5.人権学習のまとめと反省②
6.保育をテーマとする専門演習①
7.保育をテーマとする専門演習②
8.保育をテーマとする専門演習③
9.保育をテーマとする専門演習④
10.保育をテーマとする専門演習⑤
11.保育をテーマとする専門演習⑥
12.保育をテーマとする専門演習⑦
13.レポート作成演習①
14.レポート作成演習②
15.まとめ
テキスト
必要時プリントを配布します
参考図書
授業において適宜紹介します
評価方法
授業態度50%、提出物50%
準備学習について(授業時間外等)
授 業 の 予 習・復 習 は も ち ろ ん の こ と 、授 業 に お い て 出 さ れ た 課 題 に つ い て も 計 画
的に取り組み、提出期限を厳守すること。
担当教員からのメッセージ
2年生のゼミナールにふさわしい姿勢を期待します。それぞれが関心のある専門性を
さらに高めるために、ゼミの時間を最大限に活用して有意義なものとしてください。
-105-
科 目名: 保育 ・教職 実践 演習( 幼稚 園)( 英文 名 Practical seminar of Teacher Development )
担 当 教 員名: 山﨑 征子、 三宅 啓子、 小池 はるか 、北 川剛司 、寶來敬章
テーマ
2年間の学修の反省と幼児教育者としての実践力の修得
・これまでの学修を振り返り、幼児教育者に求められる確かな実践力について理解し
授業の到達目標
、かつ修得する。
授業の概要
これまでの学修の振り返りを行い自己の課題について省察し、①使命感、責任感や
教育的愛情、②社会性や対人関係能力、③幼児理解力や学級経営等、現場実習、現場
職員による講義、ロールプレイ、グループ討論、模擬授業、事例研究等の方法を実施
し、教職を志す履修者が社会状況や幼児教育が抱える課題、子どもの変化等に対応し
て、その時々に求められる最小限の実践力を身につける。
授業の計画(内容)
第1回
オリエンテーション-本演習の目的・計画及び授業担当者の紹介-
<前半:全体講義 後半:グループ討論>
第2回 これまでの学修の振り返りに関する講義と履修カルテの分析
<全体講義>
第3回 教職の意義と教員の役割および教員の職務について
<前半:全体講義 後半:グループ討論>
第4回 教職に対する情熱・使命感、子どもに対する責任感や興味・関心について
<前半:全体講義 後半:グループ討論>
第5回 社会性や対人関係能力(幼稚園における組織の一員としての自覚、保護者や地域
の関係者との人間関係の構築)関する講義
<前半:全体講義 教職経験者が講師・後半:グループ討論>
第6回 幼児の理解や学級経営についての講義
<前半:全体講義 教職経験者が講師・後半:グループ討論>
第7回 津市の幼児教育に学ぶ① -教育・保育現場見学-
第8回 津市の幼児教育に学ぶ② -教育・保育現場見学-
第9回 津市の幼児教育に学ぶ③ -教育・保育現場見学-
第 10 回 幼児教育現場の見学を終えての振り返り<グループ討論とロールプレイ>
第 11 回 ロールプレイによるテーマ別事例研究 -使命感や責任感、教育的愛情、社会
性、
対人関係能力、幼児理解、学級経営、教科・保育内容等の指導力に関すること-
<グループ>
第 12 回 指導計画に関する講義と模擬保育に向けての保育指導案作成
<前半:全体講義 後半:グループ討論>
第 13 回 模擬保育①発表およびグループ討論による保育分析<グループ>
第 14 回 模擬保育②発表およびグループ討論による保育分析<グループ>
第 15 回 まとめ(教員の資質能力の確認)
<全体講義 教職経験者>
テキスト
必要時プリントを配布します
参考図書
授業中に紹介します
評価方法
授業態度(40%)、小レポート(30%)、期末試験レポート(30%)
準備学習について(授業時間外等)
履 修 カ ル テ 等 を 使 っ て 、こ れ ま で の 学 修 に つ い て 日 ご ろ か ら 振 り 返 り 復 習 を し て お い て く だ
さい。
担当教員からのメッセージ
地域の教育的ニーズに応えた信頼される教育実践力を身につけるための講座です。卒業後にスムー
ズに幼児教育者として現場に入っていくためのスキルを身につけましょう。
-106-
〈教育・保育実習〉
実習の体験は教育・保育を学ぶうえでとりわけ意義深いことであ
る。学内で実習指導を受けた後、幼稚園・保育所の先生や子どもた
ちから実際的な教育・保育のあり方を学ぶ。
教育実習Ⅱ、教育実習指導、保育実習Ⅰ、保育実習指導Ⅱ・Ⅲ、
保育実習指導Ⅱ・Ⅲがある。
-107-
科目名: 教育実習Ⅱ
(英文名 Teaching Practice Ⅱ)
テーマ
担当教員名:山﨑征子・上村晶・寶來敬章
幼稚園における観察・参加・部分・責任実習等
1.
教育実習Ⅰでの体験や学びを積極的に活かして、自ら課題を持ちながら幼児と
の関わりを深め、幼稚園教育の基本を理解する。
2. 教育全般に参加する中で保育技術を学び、幼児の発達や集団の特徴を踏まえ、
安定した情緒の下で自発的な活動を行うための環境構成及び援助の在り方を
授業の到達目
学ぶ。
3.
幼児一人ひとりの個性・特徴・発達課題を理解した上で個に応じた援助を実践
標
すると同時に、指導計画の立案や活用方法を学び、教育活動を実践する。
4. 家庭や地域と連携を図りながら、幼児教育に携わる幼稚園の実態に触れる。
5. 習得した理論を自ら応用しながら実践することを通して幼稚園教諭としての
専門性や資質を理解し、自らの保育観・教育観を持つようになる。
本実習では、教育実習Ⅰの経験や学内で学習した内容を活かしながら、幼稚園にお
ける教育実践を体験することをねらいとする。また、幼児の実態に即した指導計画
授業の概要 の作成・環境構成・指導の実際について体験を通して学び、反省と評価を繰り返し
ながら、幼稚園教育の実際を総合的に学ぶ。
授業の計画(内容)
1)実習先:原則として学生の出身地域の公立・私立幼稚園
2)実習期間:平成24年9月3日(月)~9月21日(金)3週間
3)事前訪問:平成24年7月下旬から8月下旬までの園の都合が良い日
4)事前訪問の概要:実習園を訪問し、園長先生からオリエンテーションを受ける
①園の概要・教育方針・教育課程(年間指導計画、週案、日案、主な行事等)
②実習生としての心構えとマナー(職務・服装・持ち物・態度・その他留意点等)
③実習の流れ(幼児の実態、幼児への関わり方、安全配慮等の留意点等)
5)実習内容(園によって多少違いがある)
①幼児の様子を観察し、幼児の発達を理解する。
②幼稚園での勤務を体験しながら、幼稚園教諭の職務の実際を学ぶ。
③担任教諭の指導を受けて、参加実習・部分実習を体験する。
④部分実習・責任実習の指導案を書き、幼児への指導の実際を体験する。
⑤降園後、環境整備や翌日の環境構成の手伝いを積極的に行い、1日の実習を反省する。
⑥実習日誌を書き、翌日担任教諭に提出して指導を受ける。
テキスト
高田短期大学子ども学科『実習の心得』
文部科学省『幼稚園教育要領解説』フレーベル館
参考図書
特になし
評価方法
実習園の実習評価(70%)を主として、実習日誌・実習終了報告書・訪問教員の訪
問報告書など(30%)を含め、総合的に判断する。
準備学習について(授業時間外等)
教育実習指導の学びを活かして事前準備・事後学習に努めることを望みます。
担当教員からのメッセージ
この時期は、運動会等の様々な行事が実施されます。幼児はこれらの行事を通して大きく成長しま
すので、日々の保育と行事の関係等も学びながら、幼稚園教育の実態を学んで下さい。また、責任
実習を体験しますので、幼児の姿に基づいて綿密な立案をして、充実した保育ができるように意欲
的に取り組んで下さい。
-108-
科目名: 保育実習Ⅰ(2 年)
(英文名 Nursery School Practice Ⅰ)
テーマ
担当教員名:上村晶・山﨑征子
児童福祉施設等における観察・参加・部分実習・責任実習等
1. 施設の概要・機能について実践を通して理解し、社会的養護の実際について
学ぶ。
2. 補助的な立場で子ども(利用者)と生活を共にし、実践的な関わりを通して
一人ひとりを理解しながら、援助・支援の在り方を体験的に学ぶ。
授業の到達目 3. 補助的な立場から施設保育士の専門性に触れながら、施設保育士の職務内容
・役割・チームワークなどに関して体験を通して把握し、施設養護及び養護
標
内容への関心を高める。
4. 施設保育士や子ども(利用者)と生活を共にする中で、実習生自身が様々な
働きかけを行うことにより、養護技術を習得しながら将来の保育士としての
自覚を高める。
児童・利用者と生活を共にしながら生活・学習・遊び・療育の実態を知り、社
授業の概要
会的養護の重要性を理解すると同時に、施設保育士としての実践的知識・技能
を学ぶ。
授業の計画(内容)
1)実習先及び期間
施設:本学が依頼する県内児童福祉施設等
期間:A班(平成24年6月上旬)・B班(平成24年6月中旬)・C班(平成24年6月下旬)
(*宿泊型及び通勤型の実習様式がある。実習施設は1年後期に希望調査を行う。)
2)事前訪問・オリエンテーションの内容
①施設の概要,職員構成・養護方針,日課(年間指導計画、主な行事等)
②実習生としての心構え(職務・態度等)及び実習の流れ(施設の生活リズム等)
3)実習内容(施設によって多少違いがある)
①施設長・実習指導員の指導に従って勤務を体験し、養護技術を習得する。
②日々の実習目標を持って利用者児と関わり、子ども理解を深める。
③指導員の指導を受けて、出勤から退勤までの勤務を体験し、1日を反省する。
④実習日誌を書き、翌日実習指導員に提出して指導を受ける。
テキスト
参考図書
評価方法
高田短期大学子ども学科『実習の心得』
三重県施設実習研究協議会『福祉施設実習ガイドブック』
特になし
実習施設の実習評価(70%)を主として、実習日誌・実習終了報告書・訪問教員
の訪問報告書など(30%)を含め、総合的に判断する。
準備学習について(授業時間外等)
保育実習指導Ⅰの学びを活かして、事前準備・事後学習に努めることを望みます。
担当教員からのメッセージ
児童福祉施設は、児童の生活の場です。生活の場に入らせていただく謙虚な気持ちを
持って、自分自身の生活習慣をもう一度見直してから、実習に臨んで下さい。
また、守秘義務の徹底に心掛け、施設内におけるマナーや自分自身の立ち居振る舞い
等にも配慮しながら、施設保育士の在り方や養護観に関する学びを深めてほしいと願っ
ています。
-109-
科目名:教育実習指導(2年)
( 英文名 Guidance of Teaching Practice
テーマ
授業の到達
目標
授業の概要
)
担当教員名:山崎征子、寶來敬章
教育実習Ⅱの事前・事後学習
・幼稚園教育の基本、目的、幼児の発達、園生活の流れや幼稚園教諭の職
務や倫理観を理解する。
・実習の意義や目的を理解し、自己課題を明確にする。
・幼児教育者として保育観・教育観を構築する
教育実習の心構えや望ましい実習態度について学ぶと同時に実習にあた
って幼稚園教育要領解説の理解、環境を通して行う教育、幼児理解、幼稚
園教諭の職務や倫理観等の理解を深める。以上の目的において日誌や計画
の立案、振り返りについて学習する。
授業の計画(内容)
第1回:教育実習の目的・意義の理解
第2回:教育実習の内容と心得について
第3回:幼稚園教育要領について
第4回:実習日誌の目的と内容
第5回:実習日誌の書き方
第6回:教育実習Ⅰ直前指導
第7回:教育実習Ⅰ事後指導と自己課題
第8回:教育実習Ⅱの意義と自己課題
第9回:教育課程と長期の指導計画
第10回:教育実習Ⅱにおける実習形態
第11回:部分実習にあたって
第12回:部分実習にあたっての指導案の作成
第13回:責任実習にあたって
第14回:一日の指導計画の立案、作成
第15回:実習Ⅱにあたって直前指導
(*1年生後期に第1回~第7回、2年生前期に第8回~第15回を実施します)
テキスト
高田短期大学こども学科「実習心得」
文部科学省「幼稚園教育要領解説」
関仁志「保育指導案の書き方」北大路書房
参考図書
随時紹介します
評価方法
試験60%
授業の取り組み40%
準備学習について(授業時間外等)
・ 授業外に依頼訪問説明、事前訪問説明、実習直前指導等を随時行います。
・ 教 育 実 習 Ⅱ で は 倉 橋 惣 三 著「 倉 橋 惣 三 と 現 代 教 育 」、教 材 研 究 、指 導 計 画 の 立 案
の予習をしておくと実習に役立ちます。
担当教員からのメッセージ
・教育実習Ⅱにあたって、教育実習Ⅰを基に専門性を深め、指導計画の立案や保育実践
ができるよう、積極的、意欲的な学習態度を期待します。
-110-
科目名: 保育実習Ⅱ
(英文名 Nursery School Practice Ⅱ)
テーマ
担当教員名:上村晶・山﨑征子
保育所における参加・部分・部分・責任実習等
1.
保育実習Ⅰでの体験や学びを積極的に活かして、自ら課題を持ちながら乳幼
児との関わりを深め、保育所保育の基本を理解する。
2.
保育全般に参加する中で保育技術を学び、乳幼児の発達や集団の特徴を踏ま
えながら、安定した情緒の下で自発的な活動を行うための環境構成及び援助
授業の到達
目標
の在り方を学ぶ。
3.
乳幼児一人ひとりの個性・特徴・発達課題を理解した上で個に応じた援助を
実践すると同時に、指導計画の立案や活用方法を学び、保育活動を実践する
。
4.
家庭や地域と連携を図りながら、保育に携わる保育所の実態に触れる。
5.
修得した理論を自ら応用しながら実践することを通して、保育士としての専
門性や資質を理解し、自らの保育観・児童観を持つようになる。
本実習では、保育実習Ⅰの経験や学内で学習した内容を活かしながら、保育所に
授業の概要
おける保育実践を体験することをねらいとする。また、乳幼児の実態に即した指
導計画の作成・環境構成・指導の実際について体験を通して学び、反省と評価を
繰り返しながら、保育所保育の実際を総合的に学ぶ。
授業の計画(内容)
1)実習先および期間
実習園:原則として学生の出身地域の公立・私立保育所
期 間:平成24年11月5日(月)~11月16日(金)10日間
2)事前訪問・オリエンテーションの内容
①園の概要・保育方針・保育課程(年間指導計画、週案、日案、主な行事等)
②実習生としての心構えとマナー(職務・服装・持ち物・態度・その他留意点等)
③実習の流れ(乳幼児の実態、乳幼児への関わり方、安全配慮等の留意点等)
3)実習内容(園によって多少違いがある)
①乳幼児の様子を観察し、子どもの発達を理解する。
②保育所での勤務を体験しながら、保育士の職務の実際を学ぶ。
③指導保育士の指導を受けて、参加実習・部分実習を体験する。
④部分実習・責任実習の指導案を書き、乳幼児への指導の実際を体験する。
⑤降園後、環境整備や翌日の環境構成の手伝いを積極的に行い、1日の実習を反省する。
⑥実習日誌を書き、翌日指導保育士に提出して指導を受ける。
テキスト
高田短期大学子ども学科『実習の心得』
参考図書
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
評価方法
実習園の実習評価(70%)を主として、実習日誌・実習終了報告書・訪問教員の
訪問報告書など(30%)を含め、総合的に判断する。
準備学習について(授業時間外等)
保育実習指導Ⅱの 学びを活かして、事前準備・事後学習に努めることを望みます。
担当教員からのメッセージ
2年間の最終実習であるため明確に課題を持ち、集大成として実り多い実習になるよ
う積極的に行ってください。また、責任実習等では、乳幼児の姿に基づいて綿密な立案
をし、日々の園生活の流れを重視しながら充実した保育ができるように、意欲的に取り
組んで下さい。
-111-
科目名: 保育実習指導Ⅰ(2 年)
(英文名 Guidance of Nursery School Practice Ⅰ)
テーマ
授業の到達目
標
授業の概要
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
担当教員名: 上
村
晶
保育実習Ⅰ(施設)に関する事前・事後学習
1.保育実習Ⅰの意義・目的・内容を理解し、自己課題を明確化する。
2.実習における観察・記録・実践の方法及び心構えを理解する。
3.実習後の総括及び自己評価を通して、新たな課題を明確化する。
本授業では、保育所・児童福祉施設の目的、保育士の職務、園児・入所
(通所)児童の発達などを理解することにより、実習の目的や意義を学ぶ
ことをねらいとする。加えて、実習の心構えや望ましい実習態度について
も学習する。また、実習終了後に、実習を振り返ることにより、実習の成
果と今後に向けての課題を認識することも併せてねらいとする。
授業の計画(内容)
保育実習Ⅰ(保育所)の意義と目的
保育実習Ⅰ(保育所)の内容と課題の明確化
保育実習Ⅰ(保育所)における観察実習と実習日誌の書き方
保育実習Ⅰ(保育所)における参加実習と乳幼児へのかかわり
保育実習Ⅰ(保育所)における部分実習と計画・実践(1)
保育実習Ⅰ(保育所)における部分実習と計画・実践(2)
保育実習Ⅰ(保育所)の実習態度と心構え
保育実習Ⅰ(保育所)の総括と自己評価
保育実習Ⅰ(施設)の意義と目的
児童福祉施設の機能と役割(1)
児童福祉施設の機能と役割(2)
施設保育士の役割と使命
保育実習Ⅰ(施設)における実習形態と実習日誌の書き方
保育実習Ⅰ(施設)の実習態度と心構え
保育実習Ⅰ(施設)の総括と自己評価
(※1年生後期に第1回~8回、2年生前期に第9回から15回を実施する)
テキスト
高田短期大学子ども学科『実習の心得』
関仁志『保育指導案の書き方』北大路書房
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
参考図書
随時授業の中で紹介します。
評価方法
試験(60%)、授業への取組(40%)の割合で評価を行う。
(※試験は保育実習Ⅰが全て終了した2年生前期終了時に実施する)
準備学習について(授業時間外等)
授業前の『実習の心得』の熟読と復習を積極的に行うことを望みます。また上記の
他に、依頼訪問説明・事前訪問説明・実習直前指導などがあります。
担当教員からのメッセージ
初めての施設実習に対して不安もあるかと思いますが、本授業を通じて、実習に臨む
基礎知識を理解するのみに留めず、実習現場で求められる「社会人としての資質」や「
生活力」を培うよう、課題意識を持って受講されることを期待します。
-112-
科目名: 保育実習指導Ⅱ
(英文名 Guidance of Nursery School Practice Ⅱ)担当教員名:
テーマ
上
村
晶
保育実習Ⅱ(保育所)に関する事前・事後学習
1.保育実習Ⅱの意義・目的・内容を理解し、自己課題を明確化する。
授業の到達目 2.実習における援助・実践の方法及び心構えを理解する。
3.実習後の総括及び自己評価を通して、2年間の実習を振り返り自己省察をす
標
る。
授業の概要
本授業では、保育実習Ⅰの経験や学びを活かして、保育所保育の基本
、園児の実情に応じた保育士の援助や環境構成の在り方、立案・実践の
方法などを総合的に理解することで、保育実習Ⅱの目的や意義を学ぶこ
とをねらいとする。加えて、実習の心構えや望ましい実習態度について
も学習する。また、実習終了後に本実習を振り返ると同時に2年間の実
習成果と自己課題を認識することも併せてねらいとする。
授業の計画(内容)
第1回
保育実習Ⅱの意義と目的
第2回
保育実習Ⅱにおける立案と実践(1)~週案と日案の関連性~
第3回
保育実習Ⅱにおける立案と実践(2)~発達段階に目を向けた援助と環境~
第4回
保育実習Ⅱにおける立案と実践(3)~表現技術を応用した保育実践~
第5回
保育実習Ⅱの実習態度と心構え~保育士の専門性と職業倫理~
第6回
保育実習Ⅱ事後指導における総括と自己評価
第7回
保育現場で求められる保育実践力とは(1)
第8回
保育現場で求められる保育実践力とは(2)
テキスト
高田短期大学子ども学科『実習の心得』
関仁志『保育指導案の書き方』北大路書房
厚生労働省『保育所保育指針解説書』フレーベル館
参考図書
随時授業の中で紹介します。
評価方法
試験(60%)、授業への取組(40%)の割合で評価を行う。
(※試験は保育実習Ⅰが全て終了した2年生前期終了時に実施する)
準備学習について(授業時間外等)
授業前の『実習の心得』の熟読と復習を積極的に行うことを望みます。また上記
の他に、依頼訪問説明・事前訪問説明・実習直前指導などがあります。
担当教員からのメッセージ
保育実習Ⅱでは、保育実習Ⅰの経験に基づいて、保育所保育の実践的な内容を体験し
ます。これまで主として学習してきた乳幼児の発達の実情を把握しながら、2年間の集
大成として最終実習に臨めるよう、目的意識を持って受講してください。
-113-
平成 22 年度入学生
体育(講義実技)、幼児教育者論、子育て支援の方法
障害児保育、養護内容、保育専門演習
-115-
科目名:
体育(講義実技)
( 英文名
テーマ
Physical education
)
担当教員名: 井ノ口良雄・安井
敏明
スポーツに関心を持つ/スポーツライフの設計
・力の維持・向上を図り、身体の在り方について認識する
授業の到達
目標
・各競技の歴史、特性、ルールを理解する
・私たち一人ひとりが生涯を通じてスポーツと豊かに係わることができる
よう、スポーツライフの設計のしかたを学ぶ
・体力測定を実施して自身の体力の現状を把握する。また古代からのスポ
ーツ文化を学び、現代スポーツの問題点を考察する。
授業の概要
・それぞれのライフステージにおいて活用できるネットゲームを楽しみ、
スポーツを通し自分の健康の維持増進に役立てる。
授業の計画(内容)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション
体力測定(実施とデータの活用)
体ほぐし運動
スポーツライフの設計
スポーツの歴史と文化
現代社会とスポーツ
競技スポーツとレクレーションゲーム
バスケットボール
基本技能の練習・ゲームとルールの理解
バスケットボール ゲームと審判法
ソフトバレーボール
基本技能の練習とゲーム形式の練習
ソフトバレーボール
ゲームとルールの理解
ソフトバレーボール
バレーボール
用具・施設の使用・安全確認と基本技能の練習
バレーボール ゲームとルールの理解
バレーボール ゲームと審判法
ゲームと競技会運営の学習(役割と分担)
第1回 後期ガイダンス
第2回 ストレッチ
第3回 護身術の理論と実践
第4回 救急処置とAEDの実践
第5回 運動スキルのしくみと向上
第6回 運動と体力
第7回 トレーニングプログラムの立案と実践
第8回 生活習慣と健康
第9回 ソフトテニス 基本技能の練習
第10回 ソフトテニス
ゲーム形式での練習とルールの理解
第11回 ソフトテニス ゲームと審判法
第12回 バトミントン 基本技能の練習
第13回 バトミントン
ゲームとルールの理解
第14回 卓球 基本技能の練習
第15回 卓球 ゲーム
テキスト
必要に応じて資料を配付する
参考図書
必要に応じて授業で適宜紹介する
評価方法
授業に対する取組・・・60%
技能・・・20%
レポート・・・20%
準備学習について(授業時間外等)
特になし
担当教員からのメッセージ
体育用の服装を必ず準備すること。準備や後片付けでは協調性を発揮してほしい。
運動が不得手でも積極的に参加しよう。(井ノ口)
護身術の理論と実践では、自己の生命を守り(狭義の護身)、社会の複雑化に伴い多発傾向
にある不測の危害から生命や生活を守ることを学ぶ(広義の護身)。保育士として暴漢の侵
入から子どもを守り、安全な場所に避難させる訓練や不測の事態に備えよう。(安井)
-116-
科目名:
体育(講義実技)
( 英文名
Physical education
)
担当教員名: 井ノ口良雄・柳瀬 慶子
・スポーツに関心を持つ
テーマ
・からだについての気づきとスポーツ活動の意義について理解する
・力の維持・向上を図り、身体の在り方について認識する
授業の到達
・各競技の歴史、特性、ルールを理解する
目標
・スポーツ文化とスポーツ活動の意義について理解する
・体力測定を実施して自身の体力の現状を把握する。また古代からのスポ
ーツ文化を学び、現代スポーツの問題点を考察する。
授業の概要
・自己のからだについての気づきを促すために、体力測定を実施する。そ
して、体ほぐしの運動を通して身体の在り方について探求するとともに
スポーツ実技を通してスポーツ文化の理解を深め、楽しさを体験する。
授業の計画(内容)
第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
第6回
第7回
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
第14回
第15回
オリエンテーション
体力測定(実施とデータの活用)
体ほぐし運動
スポーツライフの設計
スポーツの歴史と文化
現代社会とスポーツ
競技スポーツとレクレーションゲーム
バスケットボール
基本技能の練習・ゲームとルールの理解
バスケットボール ゲームと審判法
ソフトバレーボール
基本技能の練習とゲーム形式の練習
ソフトバレーボール
ゲームとルールの理解
ソフトバレーボール
バレーボール
用具・施設の使用・安全確認と基本技能の練習
バレーボール ゲームとルールの理解
バレーボール ゲームと審判法
ゲームと競技会運営の学習(役割と分担)
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第 30 回
テキスト
必要に応じて資料を配付する
参考図書
必要に応じて授業で適宜紹介する
オリエンテーション
体力測定
体ほぐしの運動-触れるからだ-
体ほぐしの運動-委ねるからだ-
体ほぐしの運動-合わせるからだ-
体ほぐしの運動-からだ(心身)気づき-
スポーツの歴史と文化
現代社会とスポーツ
卓球-ルールの理解(1)-
卓球-ルールの理解(2)-
卓球-審判法-
卓球-ゲーム(1)-
卓球-ゲーム(2)-
卓球-ゲーム(3)-
まとめと振り返り
授業に対する取り組み60%、技能20%、学習課題(提出物)の取り組みと
評価方法
内容20%で総合的に評価する。
準備学習について(授業時間外等)
特になし
担当教員からのメッセージ
1.体育用の服装を必ず準備すること。2.準備や後片付けでは協調性を発揮してほしい。
3.運動が不得手でも積極的に参加しよう。
4.スポーツ文化に興味関心をもち、自他の身体についての認識を深めよう。
-117-
科目名: 幼児教育者論
( 英文名 Teacher of Early Education )
テーマ
担当教員名:山﨑征子、寶來敬章
幼児教育者(保育者)の専門性
授 業 の 到 達 幼児教育者(保育者)の意義、役割、職務内容等に関する知識・理解
目標
を深め、保育者としての意欲や自覚を養うことを目的とします
本授業では、まず保育に関わる制度・歴史的変遷を確認した上で、現
授業の概要 代の保育者にもとめられる資質・能力、課題等に関する議論を展開し
ます。
授業の計画(内容)
1.イントロダクション:授業概要の説明、「保育、保育者」とは
2.保育者の役割1:保育所保育指針にみる保育者の役割
3.保育者の役割2:幼稚園教育要領にみる保育者の役割
4.子どもの理解:子どもの内面的な理解と発達的な理解
5.保育の思想:保育観(子ども観)の歴史的変遷
6.保育の制度1:日本の保育者養成
7.保育の制度2:諸外国の保育者養成
8.保育者の仕事:保育所・幼稚園・児童福祉施設
9.保育者の専門性1:保育者の資質・能力・倫理
10.保育者の専門性2:保育における総合的指導
11.保育者の専門性3:保育者の成長・省察
12.子育て支援:家庭・地域との連携
13.保育の課題1:ジェンダー、多文化保育
14.保育の課題2:幼保小連携
15.まとめ
テキスト
保育者論
汐見稔幸他著
ミネルヴァ書房
参考図書
授業時に適宜紹介します
評価方法
授業での取り組み(課題・レポート等)30%、期末試験70%
準備学習について(授業時間外等)
現代的な保育をめぐる社会的状況や課題について、自分なりの考えを持つこと
を心がけてください。
担当教員からのメッセージ
授業で取り上げる保育の概念や課題について、他の教科とも関連づけながら理解を深
めてください。
-118-
科目名: 子育て支援の方法
(英文名 Instruction of Support for Childcare )
テーマ
担当教員名:伊藤
節子
保育相談支援について理解を深める
授業の到達
目標
保育相談支援の意義と原則について理解する。
保育相談支援の実際を学び,内容や方法を理解する。
テキストを基に意義と原則について理解するとともに,演習により実践的
授業の概要
なことを学ぶ。
授業の計画(内容)
第1回
保育相談支援の意義と基本視点(テキスト保育相談支援)・演習
第2回
保育相談支援の基本(テキスト保育相談支援)・演習
第3回
保育相談支援の展開(テキスト保育相談支援)・演習
第4回
環境を通した保育相談支援(テキスト保育相談支援)・演習
第5回
保育所入所児童の保護者への保育相談支援(テキスト保育相談支援)・演習
第6回
保育所の地域子育て支援における保育相談支援(テキスト保育相談支援)演習
第7回
児童福祉施設における保育相談支援(テキスト保育相談支援)・演習
第8回
家族援助論について(テキスト家族援助論)・演習
第9回
家族とは何か(テキスト家族援助論)・演習
第10回
家族を取り巻く社会的状況(テキスト家族援助論)・演習
第11回
今日における家族生活(テキスト家族援助論)・演習
第12回
子育て支援の展開(テキスト家族援助論)・演習
第13回
保育実践における家族への援助方法(テキスト家族援助論)・演習
第14回
これからの家族援助(テキスト家族援助論)・演習
第15回
まとめ
テキスト
保育相談支援・家族援助論
参考図書
子育て支援と保育者の役割・家庭支援論
評価方法
平常授業での活動および課題レポート
準備学習について(授業時間外等)
担当教員からのメッセージ
子どもを取り巻く環境の変化は著しく,保育士の役割として保育所・幼稚園の子どもだ
けでなく,家庭や地域に目を向けて適切な支援をすることが重要になってきた。講義の
中の理論を学ぶだけで身につくものではないと思うが,私が経験した,いろいろな事例
から学んでもらい,実践力を身につけてもらいたい。
-119-
科目名:障害児保育
( 英 文 名 Care and Education for Children with Disabilities )担当教員名:千草篤麿
テーマ
授業の到達
目標
授業の概要
障害児保育入門
障害児保育の実践は、授業だけでは十分な学習はできないが、ここで
は障害児保育の基本を理解することを目標としたい。
障害の種別や程度、発達段階等についての基礎、及び保護者への援
助や就学への指導についても学ぶ。
授業の計画(内容)
1. 障害児保育の歴史と現状
2. 障害児理解の基本及び障害児保育の理念
3. 発達と障害
4. 障害の基礎知識と対応
①知的障害
5.
〃
②ダウン症
6.
〃
③自閉症
7.
〃
③自閉症
〃
⑤視覚障害
8.
9.
〃
⑥聴覚障害
〃
⑦脳性麻痺
10.
11.
〃
⑧てんかん
12.
〃
⑨重症心身障害
13. 障害児保育の実際
14. 家庭及び関係機関との連携
15. まとめ -障害児保育の現状と課題
テキスト
七木田敦編、千草篤麿他著『キーワードで学ぶ障害児保育入門』
保育出版社
参考図書
長島瑞穂編、千草篤麿他著『子どもの発達相談』創元社
評価方法
出席20%、課題20%、試験60%として、評価する。
準備学習について(授業時間外等)
毎回、テキストの予習をしておいて下さい。
担当教員からのメッセージ
毎回、授業中に質問時間を設けます。障害児の療育に関わっていますので、興味の
ある人は研究室を訪ねて下さい
-120-
科目名:養護内容
(英文名 Content of Social Childcare )
テーマ
授業の到達
目標
担当教員名:山野
文照
社会的養護の概念を理解し、児童の権利擁護や保育士としての倫理に
ついて理解する。
1.児童福祉施設の理解
2.社会的養護必要とする子どもたちと家族を理解する。
児童福祉施設の現状理解と、保育士として、そこで生活する子どもたちへ
授業の概要
の援助方法を学ぶとともに、家庭・地域支援についても理解を深める。
授業の計画(内容)
第1週
今日の養護問題
第2週~6週
実習にあたっての各種児童福祉施設の理解
第7週~11週
子どもと良い関係を築くコミュニケ-ションのとり方
施設養護におけるこころの援助方法
虐待を受けた子どもへの対応方法
親子関係の援助方法
第12週
地域・学校との関係づくり
第13週
子どもの自己実現と自立への援助方法
第14週
児童福祉施設における施設養護のプロセスとは
第15週
児童福祉施設における保育士の資質と倫理とは
テキスト
辰巳・岡本編
「保育士をめざす人の養護内容」(みらい)
参考図書
授業の中で適宜紹介します。
評価方法
出席15%
授業態度25%
試験60%
準備学習について(授業時間外等)
あればその都度伝えます。
担当教員からのメッセージ
今、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化し、社会的養護のニ-ズが増加しつつある
中、保育士の立場から子どもやその家族、また、地域を支援する方法や役割を確かめま
しょう。
-121-
科目名:保育専門演習
( 英文名:Professional Seminar of Childcare )
テーマ
担当教員名:柳瀬 慶子
保育の専門性と教養およびボランティア精神の修養
1.
一年次の学びを発展させ、自らの関心に応じた保育の専門性を獲得する。
2.
次年度、社会人になるのにふさわしい教養を身につける。
3.
人権についての理解およびボランティア精神を培う。
授業の到達
目標
各担当教員の専門性を活かした演習を行う。本科目を通して、一年次の学習で身に
つけた基礎的な知識・技能をさらに発展させ、より高い保育の専門性の獲得を目指す
授業の概要
。同時に、資料を使っての情報収集などにより、社会人になるのにふさわしい教養を
身につけるとともに、人権学習やボランティア活動への参加をとおして、教育・福祉
関連の職員に求められる人権理解や奉仕の精神を培うことを目指す。
授業の計画(内容)
※1人の指導教員のもと、以下の学習内容で行う。
1.
オリエンテーション
2.
建学の精神とボランティア
3.
ボランティア精神について
4.
ボランティア活動の実践方法と計画
5.
人権について
6.
人権学習グループワーク
7.
基礎教養演習
8.
基礎教養演習
9.
保育をテーマとする専門演習①
10. 保育をテーマとする専門演習②
11. 保育をテーマとする専門演習③
12. 保育をテーマとする専門演習④
13. 保育をテーマとする専門演習⑤
14. 保育をテーマとする専門演習⑥
15. まとめ
テキスト
必要時プリントを配布します
参考図書
授業において適宜紹介します
評価方法
授業態度50%、提出物50%
準備学習について(授業時間外等)
授 業 の 予 習・復 習 は も ち ろ ん の こ と 、授 業 に お い て 出 さ れ た 課 題 に つ い て も 計 画
的に取り組み、提出期限を厳守すること。
担当教員からのメッセージ
2年生のゼミナールにふさわしい姿勢を期待します。それぞれが関心のある専門性を
さらに高めるために、ゼミの時間を最大限に活用して有意義なものとしてください。
-122-