みんなで考えよう 子どもたちのゲーム機利用について

平成26年2月20日
登米市立新田小学校 生徒指導部
保護者の皆様へ
みんなで考えよう
子どもたちのゲーム機利用について
94.0%
この数字は何でしょう?
全校の子どもたちにアンケートをとってみました。新田小学校のゲーム機所持率は94.0%(150名中1
41名)にのぼります。今やゲーム機は子どもたちには欠かせない存在になりつつあります。勉強ができるソフ
トがあったり,捕まえた生き物を育てるソフトがあったり・・・。とても楽しくて便利なものになっています。
しかし,子どもたちがもっているゲーム機のほとんどは,実はインターネット接続が可能なのです。そして,何
も対策をしなければ,インターネットの有害情報に対しブロック(防御)できないため,子どもたちやご家庭が,
予想外の被害を受ける可能性が非常に高いのです。
これはPSP(プレーステーションポータブル)
というゲーム機の画面です。スクリーンにはインタ
ーネット検索の画面が出ていて,使い方によっては
危険なサイトにも簡単にアクセスできます。
どんなゲーム機がインターネットにつながるのでしょうか?
携帯型ゲーム機
・ニンテンドーDS 3DS DSi
・PS vita(プレイステーションヴィータ), PSP(プレーステーションポータブル)
据置型ゲーム機
・Wii u(ウィーユー) Wii(ウィー)
・PS3(プレイステーション3)
どこでインターネットにつないでいるのでしょうか?
ゲーム機をもっている子どものうち47%(141名中67名)がインターネットに
つないだことがあると答えていました。どこでつないでいるかは以下の通りです。
自分の家
・・・52名
ショッピングモール・・・17名
友達の家・・・13名
ファーストフード店・・・18名
コンビニ・・・27名
実はインターネットに接続したゲーム機でこんなことがありました。
①ゲームサイトで知り合った人と会って怖い思いをした。
②悪口や嫌がらせメールが届いた。
③悪質なサイトにアクセスしてお金を請求された。
【警察からの被害報告】
クレジットカード会社からオンラインゲームの利用料金4万円の請求を受けた。子どもは小学生で漢字が
とんど読めないが、「ゲームをしていたら、母の持っているカードの画像が出てきたので、母の財布から黙っ
て借りて、説明の通りに数字を入力した」と言っている。
子どもたちを危険から守る方法はあるのでしょうか?
「ペアレンタルコントロール機能」が有効です!
ペアレンタルコントロール機能とは?
この機能は保護者が子どもに悪影響を及ぼす可能性のあるゲーム等の使用や購入,ネットの利用を制限する
ことができます。設定機能はゲーム機内にあり,無料です。現在発売されているどのゲーム機にも搭載されて
いる機能です。保護者の皆様で責任をもって設定することをお勧めします。
例)ニンテンドー3DSのペアレンタルコントロールの方法
①「Home」から本体
設定を選択
②「保護者による使用制
限」を選択
③暗証番号を入力し,「制
限する項目を選ぶ」を選択
ニンテンドー3DS「保護者による使用制限について」<http://www.nintendo.co.jp/3ds/support/parental_control/>
実はゲームソフトでもメールのやりとりができます。
子どもたちの使っているゲームソフトにもメールやメッセージのやりとりができる物があります。そのやりと
りで悪口を書いたり,うわさを流したりといじめに発展する例もたくさんあります。お子さんのゲームの内容を
確認することも大切です。
子ども同士でメールやメッセージのやりとりができるソフト ※DS・・・97ゲーム
・どうぶつの森
・ともだちコレクション
・モンスターハンター
・ドラゴンクエスト
・すばらしきこの世界 ・スーパーマリオ3Dランド ・ファイナルファンタジー ・パワフルプロ野球 等
正しい使い方でゲームをより楽しいものに!
大人の目の届かないところでインターネットや通信機能を利用することで,トラブルに
巻き込まれる可能性は高まります。家庭でのゲーム使用のルールを確認した上で,使用さ
せるようお願いたします。