HeartyLadder で、外部装置を使うには・・。 HeartyLadder には長崎大学の工学部が制作した回路を使い、シリアル通信でリレー制御を できるようになっています。 また、赤外線リモコンクロッサム2にコマンドを送り、オーディオやエアコンなどの機器 を操作できるようになっています。 ただし、これらを利用するには一人一人、必要なものが異なるため、利用者にあった操作 画面を準備する必要があります。 操作画面( 操作画面(パネル) パネル)の作り方 操作画面(パネル)は WINDOWS 附属のペイントブラシなどを使い、BMPファイルで準 備します。 パネルは同じ大きさの長方形のボタンを縦と横に必要な数だけ並べて、全体も長方形にな りように作ります。 例 □ 縦4 横5 20個 20個の長方形( 長方形(ボタン) ボタン)を並べたもの。 べたもの。 1つのボタン つのボタンの ボタンの大きさを 横200 縦60 とする。 とする。 ここで作るボタンの大きさや数は自由に決めていただけます。 パネルを閉じる 呼び出し 電気 テレビ クーラー 上の1個1個がボタンになり、この20個がスキャンやブリンクなどの対象になります。 ボタンの中の文字はペイントブラシなどで書いてください。イラストなどを描いても良い でしょう。 操作画面ができたら好きな名前で保存してください。例 機器操作.bmp など・・・ 操作パネル 操作パネル情報 パネル情報ファイル 情報ファイルの ファイルの作り方 操作画面(パネル)ができたら、HeartyLadder がそれを使えるようにするための情報ファ イルを作る必要があります。パネルのファイル名やパネルの大きさ、パネルの数、ボタン の機能など・・・。 情報ファイルはノートパッドなどのテキストエディタを使って作ります。 ファイル名 ファイル名 情報ファイル名は、 「機器操作 0.tbl」という名前にしてください。 0.tbl は半角文字です。 ファイルの ファイルの内容 機器操作.bmp 1行目 画像ファイル名 200,60,5,4 2行目 1個のボタンの大きさと数 (ボタンの幅、ボタンの高さ、横の数、縦の数 の順にカンマで区切る) Q___X0__X1__11__12__ ____X0_RX1_R________ ____________________ ____________________ ____________________ 番号 文字 番号 文字 番号 文字 0 0 14 E 28 S 1 1 15 F 29 T 2 2 16 G 30 U 3 3 17 H 31 V 4 4 18 I 32 W 5 5 19 J 33 X 6 6 20 K 34 Y 7 7 21 L 35 Z 8 8 22 M 36 a 9 9 23 N 37 b 10 A 24 O 38 c 11 B 25 P 39 d 12 C 26 Q 40 e 13 D 27 R キー番号と割当文字の対応表(最後のページも参照) 3行目以降 各ボタンの情報 各行は操作パネルの各行に対応しています。 3行目は操作パネルの1行目、 4行目は操作パネルの2行目・・・。 各行には 4byte ずつに各ボタンの情報を、その個数分 書きます。未設定のボタンのところは半角のスペースを 4ついれてください。 その下に「連続送信」の情報を書いておきます。 <連続送信情報> につづけて書く。詳しくは以下参照。 ボタン情報 ボタン情報 4byte の意味 1byte 目・・・コマンド ・・・コマンド Q・・・操作パネルの終了 X・・・接点開閉操作 G・・・パネルの切替 1~6・・クロッサムの操作。数字は操作するロータリー ダイヤルの番号。 + 連続送信指定 複数のボタンを続けて送りたいとき 2byte 目・・・スイッチ ・・・スイッチ番号 スイッチ番号 コマンドが Q の時、半角スペース コマンドがXの時、接点番号を指定 0から9 その上は A,B,C・・・T,U 接点10ならA 接点31ならUになります。 コマンドが1~6の時 クロッサムで操作するキー番号 キーは41あります。これらのキー番号は左表の ようにそれぞれ1文字に割り当てられます たとえば40という番号を送るときは「e」という 文字で指定します。 コマンドがGの場合 パネル名 0~9の数字または英字を指定します。 たとえば1を指定したとき、 「機器操作 1.tbl」で 作られたパネルに切り替わります。 このファイルについては前ページを参照。 これで、テレビの操作のパネルなど機器によって分 けて作っていただけます。 コマンドが+の場合 連続指定用識別文字 詳しくは「連続送信指定」を参照 3byte 3byte 目・・・半角 ・・・半角スペース 半角スペースにしてください スペースにしてください。 にしてください。 4byte 目 クロッサムの クロッサムの時のオプション 連続送信指定の時は半角スペース 1. 2. 3. 4. 半角スペース 0.3秒間、リモコンの 半角スペース・・・通常は「半角スペース」でいいです。これで スペース ボタンを押して離すという操作になります。 +・・・+にすると、ここを選んだ後、繰り返しここが押せるように、指定時間だけ待 ちます。ボリュームやチャンネル移動に使うと便利です。 「半角スペース」の時は、すぐ に全体が選択範囲になります。 -・・・-にすると、リモコンのボタンが押しっぱなしになり、 「OFFダイアログ」が 開きます。そこでクリックすると、リモコンのボタンが離されます。ボリュームやビデ オの早送りに使うと便利です。 数字か 「巻き戻 数字か英字・・・キー番号を指定します。たとえば、ビデオの巻き戻しなどで、 英字 し」ボタンを押した後、ちょうど良いときに「停止」を押す必要があります。そういう とき、「停止ボタン」のキー番号を指定しておきます。すると、「次のボタン」ダイアロ グが開き、そこでクリックすると「停止ボタン」が押されることになり、好きなときに 止めることができます。ダイアル番号は 1byte 目の番号のものです。 接点の 接点の時のオプション 1. 半角スペース 半角スペース・・・接点が開いている時は閉じ、閉じているときは開きます。 スペース -・・・-にすると、「ON/OFFダイアログ」が開きます。そこでクリックする 2. と、その接点が開いている時は閉じ、閉じているときは開きます。 3. &・・・接点を1秒間閉じ、開きます。 連続送信指定について 連続送信指定について テレビのチャンネルなどで2つか3つのボタン を続けて押す必要がある場合、その一連の操作 を1つのボタンに割り当てることができます。 たとえば、クロッサムでダイヤル1の時、 「1」、 「2」、 「3」 、というボタンを続けて操作するパ ネルを作ります。右がそのサンプルの情報ファ イルです。 まず対応するボタン情報の 4byte の内の1文 字目を「+」にします。3段目の1つ目に指定 しています。 つぎに2文字目に、適当な文字を入れます。 数字でもアルファベットでもかまいません。こ こでは「A」とします。これが、識別文字になり ます。あとの2文字は半角のスペースにしてお いてください。 機器操作.bmp 200,60,5,4 Q___X0__X1__11__12__ ____X0_RX1_R________ +A__+B______________ ____________________ ____________________ <クロッサム連続送信情報> A,11,12,13 B,14,15,16 <END> 次に、ボタン情報の下に <クロッサム連続送信情報> というタグを書きます。 その下に、 A,11,12,13 というように、連続送信したいボタンの情報を書きます。 意味は、まず、最初に、識別文字です。ここではさっきの「A」です。次に、区切りとして「, (カンマ)」 を入れてください。その後、送信指定リモコンのボタンの情報です。ボタンの情報は2文字で表します。 最初の1文字がダイヤル番号、次の1文字がボタンの割当文字です。これをカンマで区切っていくつでも 指定できます。 連続送信情報は必要な分、書くことができます。 連続送信情報の後には <END> というタグを入れてください。 ファイルの ファイルの置き場所 ここで作った操作画面(パネル)ファイルと操作パネル情報ファイルは マ イドキュメントのフォルダの中の「HeartyLadder」のフォルダの中の「パネル データ」のフォルダに入れておいて下さい。 ■キー値一覧 キー値一覧: 値一覧: クロッサム 2Plus のキー値と位置の対応は以下のとおりです。 割当文字 キー値 キー値 位置 割当文字 キー値 キー値 位置 0 0 チャンネル 1 C 12 カーソル左 1 1 チャンネル 2 D 13 カーソル右 2 2 チャンネル 3 E 14 カーソル上 3 3 チャンネル 4 F 15 カーソル下 4 4 チャンネル 5 5 5 チャンネル 6 割当文字 キー値 キー値 位置 6 6 チャンネル 7 G 16 ファンクション 1 7 7 チャンネル 8 H 17 ファンクション 2 8 8 チャンネル 9 I 18 ファンクション 3 9 9 チャンネル 10 J 19 ファンクション 4 A 10 チャンネル 11 K 20 ファンクション 5 B 11 チャンネル 12 L 21 ファンクション 6 M 22 ファンクション 7 N 23 ファンクション 8 O 24 ファンクション 9 P 25 ファンクション 10 Q 26 ファンクション 11 R 27 ファンクション 12 S 28 ファンクション 13 T 29 ファンクション 14 割当文字 キー値 キー値 位置 W 32 一時停止 X 33 巻き戻し Y 34 再生 Z 35 早送り a 36 記録 b 37 前へ c 38 停止 d 39 次へ e 40 電源 割当文字 キー値 キー値 位置 U 30 ボリューム上 V 31 ボリューム下 クロッサムを クロッサムを使うときの注意 うときの注意 1. 環境設定の「その他」でクロッサムのポートを設定する必要があります。 2. クロッサムを制御するための McrCom.dll を準備する必要があります。 HeartyLadder のクロッサムのページにもおいておきます。解凍して HeartyLadder のフォルダに入れてください。
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