日本語学概説 ー日本語とは?ー 李 妙 煕(忠南大) 目次 日本語とは? 1.日本語と国語 2.日本語の位置と特色 3.日本語の系統 1. 日本語と国語 国語学と日本語学 国語学 - 伝統的な考え方。古いという考え。 他の言語との比較はあまり考えない。 日本語学-世界の諸言語の中の一つであるという 古文と現代文 見方。言語学的な立場。 古文 - 奈良時代から江戸時代まで 日本語学の内部構造と研究部門 現代文 - 明治 ・ 大正以後 ▶構造(下部構造から上部構造へ) 상대(上代) : 나라 시대 이전 및 나라시대(~794) 중고(中古) 音韻 文字・表記 語彙 文法 文章 : 헤이안 시대(794~1192) 중세(中世 ): 가마쿠라 ↓ 시대(1192~1333) 및 変化(歴史)、変種(方言、階層) 무로마치 시대(1333~1603) 근세(近世) 共時的研究 通時的研究 : 에도 시대(1603~1867) 근대(近代) ▶部門:音韻論 文字論 語彙論 ) 文法論 : 메이지 이후 (1868~ 文章論(文体論) 方言 言語生活 1. 日本語と国語 世界の中の日本語 ▶日本語学習者 2009年調査(国際交流基金) 133か国 365万人 古文と現代文 1979年 12万人 古文 - 奈良時代から江戸時代まで 1990年 100万人 現代文 - 明治 ・ 大正以後 1998年 210万人 상대(上代) : 나라 시대 이전 및 나라시대(~794) 2006年 298万人 중고(中古) : 헤이안 시대(794~1192) 중세(中世 ): 가마쿠라 시대(1192~1333) 및 무로마치 시대(1333~1603) 근세(近世) : 에도 시대(1603~1867) 근대(近代) : 메이지 이후 (1868~ ) 2.日本語の位置と特色 ▶世界の言語 6000-7000,の言語 半分が消滅すると予測される。 世界の言語人口 1 中国語 2 英語 3 スペイン語 4 ヒンディ語 ↓ 9 日本語 日本語の特色 ▶音韻 ・ 同一母音でできている語が、基本的なものに多い 。:鼻、山、川、尻 ・同一音節の繰り返しでできている語も基本的な固 有語の中に分布。:父、母、桃、耳 ・同音語が多い。:鼻と花、原と腹 →日本語の音の組織が 比較的単純である から生じるもの。 ▶文字・表記 3種4類の文字が使われている。 ・漢字:表語文字、漢字の数が多い、音・訓 が一様でない。 ・仮名:表音文字、平仮名、カタカナの両種がある。 ・仮名遣いも単純ではない。 ↓ 複雑多様さを整理するために、江戸末期から「国語国字問題 」が起こっている。 Yシャツ 見切り品 ¥2,000より ▶語彙 日本語自体の変化と外国語の影響による変化と によって、古代の日本語と現代の日本語とは著 しく異なった様相を呈する。 ・語種:身元別に分類した場合の各単語の所属。 漢語、和語、外来語(洋語)、混種語 スナップ写真 ・位相:語の位相、文体的価値などが問題になる ことが多い。 当方とこちら・こっち、みなとみんな 文章語と口頭語、一般語と特殊語(隠語、専門語な ど)、古典語と現代語、雅語と俗語、共通語と地方語、 老人語と幼児語、これらを位相差と呼ぶ。 ▶文法 日本語は膠着語と呼ばれる種類の言語に属する。 ・主語:インド・ヨロッパ語などは主語は必須成分 であるが、日本語その他のアジアの言語に は必ずしも適合するものではない。 ・語順:SOV 述語は常に非修飾語の前に。 付属語は自立語に後接。 ・助詞の機能: 日本語の理解において極めて重要な品詞。 ・待遇表現、授受表現(休ませていただく) ▶方言:古くから意識されていた。 3.日本語の系統 ・同系論 ・重層論:日本語はある言語にある言語が積み重なってできた という見方。 (1)同系論(同祖論) ・日本語と琉球語 B.Hチェンバレン(Chamberlain)により認定。 →厳格な音韻の対応を通して琉球語が同系であるこ とを証明。 3.日本語の系統 ・韓国語 W.G (Aston)『日本語と朝鮮語との比較研究』 (1879) 金沢庄三郎『日韓両語同系論』 (1910) 独断的、科学的ではない。→政治的動機。 *日本語と韓国語の文法構造はよく似ているが、基本 語彙の間に音韻の対応を認めることは困難である。 ・日本語とモンゴル語 語順 SOV 母音調和 3.日本語の系統 ・日本語とウラル・アルタイ語 藤岡勝二:日本語とウラル・アルタイ語とが通有する 類型的特徴を14か条にまとめる。 ・日本語とチベット・ビルマ語 西田龍雄:日本語の中核を占める部分はチベット・ビ ルマ語系の言語と同じ祖形から来源している。 ・日本語とタミル語 大野晋:日本語とタミル語との間には類似点が多い。 (2)重層論 ・南方語の上に北方語 村山七郎 日本列島にまず南島系言語が到来して基層 となり、そこへアルタイ系言語が渡来して 二重層をなした。 ・北方語の上に南方語 川本崇雄 土着のアルタイ系言語を話している民族が 新来の南方語族と接触して混和して共通語 が生まれた。 ◎日本語の系統をめぐっては、だいたいにおいてアルタイ語族に 近いことが比較的に有力視されているが、まだなお確定的では ない。 参考資料 国際交流基金、海外の日本語教育の現状 -日本語教育機関調査・2009-
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