中学生海外派遣研修【カナダ チリワック】(PDF:30MB)

平成22年度
飛騨市異文化体験推進事業
中学生海外派遣研修
研修報告書
<広大な大地の農場見学>
研修期間:平成 22 年 11 月 13 日(土)~ 11 月 20 日(土)
飛騨市教育委員会
目
1
2
3
4
次
参加者名簿
研修行程
研修レポート
神岡中
2年
大姶良
萌
神岡中
3年
水波
圭
古川中
3年
舟本 さやか
古川中
3年
柚原 穂乃美
古川中
3年
竹原
千帆
神岡中
1年
川上
千夏
神岡中
2年
柚原
彩
河合中
3年
竹林 美佐紀
河合中
3年
吉澤
紗里
河合中
3年
橋本
裕代
神岡中
2年
阪下
優香
古川中
2年
渡邉
遥
古川中
3年
松元
桃子
古川中
3年
岩花 紗依里
古川中
3年
寺林
史華
古川中
2年
玉腰
遥菜
古川中
2年
倉坪
海奈
古川中
2年
隅田
桃子
神岡中
3年
井伊 彩沙子
古川中
3年
渡邉
歩
古川中
2年
日下部 靖菜
神岡中
3年
川上 まなみ
神岡中
3年
川上
瑞稀
古川中
3年
小林
友花
古川中
3年
上口
紗奈
古川中
1年
荻野
秀謙
古川中
1年
根尾
学
神岡中
2年
勘田
健介
神岡中
3年
庵井
大地
古川中
3年
布施
晴雅
中学生海外派遣研修を終えて 団長
・・・・・
・・・・・
1
2
・・・・・
・・・・・
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・・・・・
・・・・・
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・・・・・
・・・・・
・・・・・
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・・・・・
・・・・・
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3
4
5
6
7
8
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28
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30
31
32
33
中学生カナダ研修ホームページより
・・・・・
34
参加者名簿
【研修生】
【引率者】
学校名
神岡中
神岡中
古川中
古川中
古川中
神岡中
神岡中
河合中
河合中
河合中
神岡中
古川中
古川中
古川中
古川中
古川中
古川中
古川中
神岡中
古川中
古川中
神岡中
神岡中
古川中
古川中
古川中
古川中
神岡中
神岡中
古川中
所 属
飛騨市役所課長補佐
古川中学校教頭
山之村中学校教頭
㈲ティーツー
-
1
学 年
2
3
3
3
3
1
2
3
3
3
2
2
3
3
3
2
2
2
3
3
2
3
3
3
3
1
1
2
3
3
担 当
団長
副団長
副団長
添乗
-
氏 名
大姶良
萌
水波
圭
舟本 さやか
柚原 穂乃美
竹原
千帆
川上
千夏
柚原
彩
竹林 美佐紀
吉澤
紗里
橋本
裕代
阪下
優香
渡邉
遥
松元
桃子
岩花 紗依里
寺林
史華
玉腰
遥菜
倉坪
海奈
隅田
桃子
井伊 彩沙子
渡邉
歩
日下部 靖菜
川上 まなみ
川上
瑞稀
小林
友花
上口
紗奈
荻野
秀謙
根尾
学
勘田
健介
庵井
大地
布施
晴雅
氏 名
三塚
洋
桑田 謙二
中村 康子
竹中 隆二
平成22年度飛騨市中学生カナダ研修行程表
目次 月 日 ( 曜 ) 地
名現 地 時 間交 通 機 関予
定 食事
1 2010年
飛騨市
07:30頃 専用バス
出発式後専用バスにて空港へ
(平成22年) 中部国際空港 11:30頃
中部国際空港に到着後、航空会 昼食
11月13日(土)
12:50発 JL3084 社チェックイン。国内線にて成
成田国際空港 14:00着
田空港へ
機内
日付変更線通過 17:50発 JL018 成田空港到着後、出国・税関検
査。
空路、カナダ・バンクーバーへ
(8時間30分のフライト)
(時差
到着後、入国・税関検査。
機内
バンクーバー ―17時間) 専用バス
専用バスにてショッピングモー
09:25着
ルへ。
昼食
チリワック
各自、フードコートにて昼食。
15:00頃
国境(アメリカ・カナダ国境公 ホスト
園)見学後
チリワックへ。対面式。ホーム
ステイへ
(ホームステイ)
2 11月14日(日)
終日:ホストファミリーとお過 ホスト
チリワック 終 日
ごし下さい。
ホスト
(ホームステイ)
ホスト
3
11月15日(月)
午 前
学校に集合!
ホスト
チリワック
学校見学・学校交流
ホスト
午 後
スケート体験
ホスト
(ホームステイ)
4
11月16日(火)
午 前
学校に集合!
ホスト
チリワック
学校交流
ホスト
午 後
市長表敬訪問
ホスト
夕 刻
農場見学とシッピングモール見
学
(ホームステイ)
5
11月17日(水)
学校に集合!
ホスト
チリワック 08:00 スクールバス 終日バンクーバー市内見学
ホスト
~
(キャピラノつり橋・スタンレ ホスト
17:00
ー公園・ロブソン通り・グラン
ビルアイランド)
(ホームステイ)
6
11月18日(木) チリワック
午 前
学校に集合!
ホスト
学校交流
ホスト
午 後
ボーリング体験(5ピン)
ホスト
夕 刻
さよならパーティー
(ホームステイ)
7 11月19日(金)チリワック
07:00頃 専用バス
学校に集合。お別れ式後、専用 ホスト
バンクーバー 09:00頃
バスにて空港へ
11:15発 JL017 空路、成田国際空港へ(10時 機内
日付変更線通過
間)
(機中泊)
8 11月20日(土)成田国際空港 14:30着
到着後、入国・税関検査。
15:50発 JL3085 国内線にて中部国際空港へ
機内
中部国際空港 17:00着 専用バス
専用バスにて飛騨市へ!
夕食
飛騨市
21:30頃
到着後、解散式
- 2 -
「カナダに行き感じたこと」
神岡中学校
2年
大姶良
萌
私は音楽を通して、現地の方々と交流したいと思っていました。私が印象的
に思っているのは、チャーチという習慣です。これは、お祈りをするためのも
ので、私のイメージで
は、しんみりとしてい
て厳かな雰囲気でした。
けれど、実際に行って
みると、とてものりの
良い感じで、コンサー
トのようにみんなで歌
を歌っていました。と
ても楽しそうでした。
学校の四本柱である
合唱はクラスを一つに
することができる、と
ても大切なものです。だから、チャーチも一つのものに向けて、みんなで歌を
歌っていたので、初めて聞いていた私も、あったかいなと感じたんだと思いま
す。それに、手拍子も合わせているので、歌を知らない私も参加でき、楽しか
ったです。
チャーチをしていると、学校で知り合った友達が声をかけてくれたり、ホス
トファミリーが紹介して下さったりした方々にたくさん会いました。初めは緊
張していた私も、とても明るく話しかけて下さる現地の方のおかげでだんだん
と慣れてきました。
私が一週間過ごしていくなかで、思ったことは、楽器を弾ける人が多いとい
うことです。だから、一緒にピアノを弾き、カナダの有名な曲を教えてもらい
連弾しました。言葉はなくても一つの曲を連弾でき、その人と前よりも仲良く
なることができました。
私が少し困ったことは、私が今まで話してきた発音と違う発音の単語があっ
た時、どうしても伝わらず、辞書を使わなければいけない事が何回かありまし
た。授業で習う英語だけでは、通じないことがたくさんあることが分かりまし
た。それでも、ホストファミリーの方は分かろうとしてくれました。
私はカナダで過ごしてみて、困ったことがあるとすぐに助けてくれ、いつも
気にかけてくれる現地の方々はとてもあたたかいなと思います。
-
3
-
「カナダで学んだ二つのこと」
神岡中学校
3年
水波
圭
私は、この海外研修で初めて外国へ行きました。七日間、知らない場所で、
英語しか話せないという状況は想像できませんでしたが、本当にたくさんのこ
とを学ぶことができました。
まずは当然、言葉の違いです。言いたいことがうまく伝えられないというの
は、なかなか苦しかったです。もちろんホストファミリーの話も、何回も言っ
てもらったり、ゆっくり言ってもらったりして、やっと理解できるという状況
でした。だから、うまく聞き取れて返答ができたときはとても嬉しかったです 。
話す上で難しかったのは発音です。
アルミホイルが必要だった
ときに、勘でアルミニウムホ
イルと言いました。しかし、
わかってもらえませんでし
た。様々な説明を加えてみま
したが、だめだったので電子
辞書で単語を見せたところ、
やっと通じました。日本には
外来語がたくさん入ってきて
いるので、日本でのカタカナ
の音をそのまま使ってしまい
がちです。英語を学ぶ上で、日本人が苦労することだと思いました。
もう一つ学んだことは、文化の違いです。ホームステイ初日の夕食の準備で
は、父親も一緒に準備していました。それも、自然な感じです。日本もこのよ
うになっているといいのにと思いました。
夕食は家族全員で席に着き、まずお祈りをします。日本でいう「いただきま
す」に当たるものです。これは日本と同じ心だと思いました 。
「いただきます 」
は、日本にしかないものだと思っていましたが、実際にホストファミリーとお
祈りをして、食べ物に感謝する心は同じだと分かりました。
文化の違いや共通点は、食事によく表れていました。これらのこと以外にも 、
学んだことは多く、書ききることはできません。
私はカナダに行けて、本当に良かったと思っています。実際にカナダへ行っ
て、日本といろいろ比べながら、いろいろ考えながら過ごした体験は一生の宝
です。
-
4
-
「ポイ捨て防止の一工夫を学ぶ」
古川中学校
3年
舟本
さやか
今回のカナダ研修で私は多くのことを体験しましたが、その中で一番感動し
たことは、山が多くてほとんどが木にかこまれていたことです。また、カナダ
の水は世界で五番目にきれいだと言われ、とても自然豊かな国ということを学
びました。
そんなカナダには、たばこや空き缶といったゴミが全く落ちていません。飛
騨市も、田畑が多く、山に囲まれていたりとカナダと環境は似ています。しか
し、飛騨市には道のいろいろなところに多くのゴミが捨てられています。私は
この違いを見て、カナダではどのような対策をしているのかが気になり、市長
とお会いしたときに、ポイ捨て
の対策や努力している点につい
て尋ねてみました。
一つ目の対策では、缶容器商
品を少し高い値段に設定して販
売し、その空き缶を購入したお
店へ返却すると、もともとの値
段との差額が戻ってくるという
仕組みです。この返却システム
により、自然とポイ捨ての数が
減るように工夫をしているそうです。
また、現在努力していることについては、お店の買い物袋を全て紙に統一し
たり、食品の容器をリサイクルできる素材に変えるといった、環境に優しい対
策を検討しているそうです。
今までの私は、ポイ捨てを防ぐために、看板を設置したり、声かけをする程
度の考えしか浮かびませんでした。しかし、研修を通して気づいたことは、ま
ず、負担の少ないことから行動すること、そして地域の住民や企業などが、環
境を守るため意識を少しずつ高めていけば、自分たちの住む町をきれいな状態
で過ごせるのではないかと思います。
私は、今、環境委員長をしています。今回学んだポイ捨ての対策法やこれか
らの環境について、市長の方から学んだことを生かし、まずは学校の掃除を誇
れるものにしたいです。そして、飛騨市のポイ捨てがゼロになることを目指し
ていきたいと思います。
-
5
-
「文化を交流して感じたこと」
古川中学校
3年
柚原
穂乃美
私はこのカナダ研修を通して、カナダと日本の文化の違いや、それぞれの良
さを学ました。
11月13日、国内線、国際線に乗りカナダへ出発しました。そしてとても
気になっていた、ホームステイ先の家族との対面をしました。
1日目、2日目とホームステイ先の家族と一緒に過ごしました。生活する中
で一番感じたことは、言葉が通じないということです。相手の言っていること
がわからないし、自分の言いたいこともうまく伝えられなかったりして、言葉
の違いにとまどったことが何回もありました。
11月15日、初めてカナダの学校を見学しました。学校交流をして、いく
つかの驚きがありました。特に驚いたことは、この学校には仮装する日があり 、
生徒も先生もその期間は仮装して登校し、生活していたという事です。日本の
学校ではそういった事はしないと思います。文化の違いを感じました。そして
体育の授業では、実際にホッケーを体験したり、バディの子やその友達とたく
さん話をしたりして、とても楽しい交流になりました。
生活習慣では、カナダは、シャワーだけで湯船につかるということはしない
から、お風呂に入りたかった
です。また、食文化について
は、カナダは主にパンだった
から、お米やみそ汁が食べた
くなりました。この研修で日
本の文化の良い所も改めて感
じました。
言葉が通じなかったり、文
化の違いにとまどったりして、
うまくいかない事もあったけ
れど、習ったことを生かして向こうの人と会話をしたりして、楽しく過ごすこ
とが出来、またお互いの文化の良さを知る事が出来、とても充実した研修にな
りました。
-
6
-
「海外研修から学んだこと」
古川中学校
3年
竹原
千帆
私のホストファミリーは、Kwakawa‘wakw(クワクワカワク)と
いう先住民出身の人達でした。
家の中には、太陽やワタリガラスなどのモチーフを、独特な絵で表した箱な
どが置いてありました。壁に掛かっていた絵は、美しく繊細で豪快でした。今
でも目に焼きついています。
二日目、私はバンクーバーの博物館に連れていってもらいました 。そこには 、
家で見たものが沢山ありまし
た。大きなカヌー、お面にト
ーテムポール。私は、このよ
うなものの説明を、どうにか
理解しようとしたけれど、難
しかったです。でも、ホスト
ファミリーは優しくて、何回
も言い直してくれたり、文を
分けてくれたり、私に分かり
やすく話してくれました。で
も、まだ分からなかった事があるので、ホストファミリーの民族の事を調べて
もっと理解したいと思いました。この博物館には、日本のよろいや絵などもあ
りました 。「これはなに?」と聞かれた時、私は少し困りました。私の説明で
分かってくれるのだろうか、ちゃんと説明できるのだろうか。でも、ここに来
たからには、何にでも挑戦しようと思いました。難しかったけれど、単語をつ
なぎ合わせたり、知っている表現を使って説明すると、ホストファミリーは分
かってくれてとてもうれしかったです。頑張って挑戦してよかったと思いまし
た。
最初は全然話すことができなかったけれど、ジェスチャーを使って、コミュ
ニケーションを取ることができ、沢山のことを理解することができました。言
葉が分からなくても、理解しようという気持ちがあれば相手に伝わり、分かる
ようになると教わりました。私にとってこの一週間は、かけがえのない、大切
なものになったと思います。
ただ、一つだけ心残りがあるとすれば、ホストファザーに会えなかったこと
なので、機会があれば会って話を聞いてみたいです。
-
7
-
「ユニバーサルデザインの大切さ」
神岡中学校
1年
川上
千夏
私は、このカナダ研修を通して、日本にはユニバーサルデザインがたくさん
あることを学ぶことができました。
カナダには、ユニバーサルデザインは少ないけど、私が日本であまり見ない
ものもありました。学校交流で学校に行ったとき、ボタンを押すと何分間かド
アが開くユニバーサルデザインがありました。学校には、障がいを持ち車イス
で生活している人もいました。もしこのユニバーサルデザインがないと、車イ
スで生活している人はとても
困ると思います。手や足を自
由に使える人にとってこのユ
ニバーサルデザインはあまり
役に立たないかもしれないけ
ど、車イスで生活している人
にとってはとても役に立つも
のなんだと思いました。
しかし、カナダの横断歩道
には点字ブロックがありませ
んでした。もし、目が不自由な人が横断歩道を渡るときは、とても危険で危な
いと思います。それに比べて日本には点字ブロックがあり、青になると音が出
る信号機もあるので、安心して渡ることができると思います。
このように、カナダと日本を比べると違いがたくさんあることが分かりまし
た。日本にはあるけどカナダにはない、逆にカナダにはあるけど日本にはない
ユニバーサルデザインがいくつもあります。なので、町を歩いている時に困っ
ている人を見つけたら、勇気を出して声をかけ、体の不自由な人が少しでも安
心し安全な生活を送れるようにしたいです。
カナダ研修に行く前は、困っている人を見かけても声をかけていなかったし 、
意識もしていませんでした。でもこの研修を通して声をかけられるようになっ
たし、意識も深まりました。
私はこの研修を通して、ユニバーサルデザインの大切さなどたくさんのこと
を学べたので、親や私たちを今まで支えてくださった人たちへ感謝したいと思
います。
-
8
-
「カナダ研修を終えて」
神岡中学校
2年
柚原
彩
私は、カナダ研修で、たくさんのことを見たり、体験を通して、多くのこと
を学び、たくさんの思い出をつくることができました。特に、コミュニケーシ
ョンと文化について多くのことを学びました。
まず初日、フードコートで昼食をとる時、店員の言っていることが分からず 、
とまどいました。カナダの学校での授業も何を言っているのか分かりませんで
した。研修期間中、いろいろなところで、相手の言っていることが理解できず 、
自分の言いたいこともうまく伝わりませんでした。
しかし、ホストファミリーと
のコミュニケーションの中で、
簡単な会話ができたり、すれち
がう人との挨拶を通し、少しず
つ自信につながりました。その
中で、アイコンタクトを意識し
たり、相手を思いやることが、
コミュニケーションの第一歩で
とても大切だと感じました。
しかし、その先にある会話を
するためには、英語力をつける必要があると思いました。最近は外国人をよく
見かけます。これから数年後には、外国人と接する機会もでてくると思います 。
そのときのためにも、今から少しでも自分の英語力に自信をつけられるように 、
勉強をがんばりたいと思います。
文化については、ずい分違うのかと想像していましたが、大きな違いもなく
安心して過ごすことができました。日本の生活も、今は昔と比べて変化してき
ているため、外国に似ている部分が増えてきていると感じました。
カナダの文化も良いと思ったけれど、やはり私は、日本の味、文化が好きで
す。これからもっと日本の文化について学び、大切にしていきたいと思います 。
今回の研修で学んだことをこれからの生活に生かしていきたいです。
カナダ研修は、楽しくて充実した良い研修でした。
最後に、今回の研修に関わってくださった方々、貴重な体験をさせていただ
き、ありがとうございました。
-
9
-
「コミュニケーションに必要なこと」
河合中学校
3年
竹林
美佐紀
私は、海外研修で、コミュニケーションをとるために一番大切なことを学び
ました。それは、ある出来事がきっかけでした。
私がお世話になったホストファミリーは、ハイロードアカデミーの英語の先
生と各国からの留学生でした。はじめの頃は、慣れない英語や外国での生活に
戸惑ってしまいましたが、いろいろなことを話すうちに、だんだん家族との距
離を縮めることができました。
しかし、ただ一人だけそれができない人がいました。留学生のルシアです。
彼女はシャイな性格で、私は少し冷たい人だという印象を抱いてしまい、つい
つい彼女と話すことをさけていました。そしてついにホームスティ五日目まで
一度も話すことはなかったのです 。「このままじゃだめだ。なんとしてもルシ
アと話がしたい 。」私はそう思いました。せっかく同じ家に住んで生活を共に
しているのに、一度も話さないまま日本に帰るなんて絶対に嫌でした。
そして、五日目の夜、私は
勇気を出してルシアの部屋の
戸をノックしました。
「Hi,Lucia. I have a present.」
はじめ、彼女は少しけげんそ
うな顔をしましたが、プレゼ
ントを渡すと、彼女は初めて
私に笑顔を向けてくれたので
す。私はそのとき、ルシアと
心がつながったと感じました。
とても嬉しくて、その日は興
奮して寝付けませんでした。
この出来事から、コミュニケーションをとるために大切なのは 、「相手に向
けて一歩踏み出すことだ」と気づきました。私とルシアの心が通じ合ったのも 、
自分から勇気を出して声を掛けたからです。話がしたいという思いや、語学力
があっても、その一歩がなければ、心が通じることはありませんでした。
これから、たくさんの人とコミュニケーションをとる場面があると思います 。
そんなときには、自分から一歩を踏み出し、コミュニケーションをとりたいで
す。
-
10
-
「海外研修から学んだこと」
河合中学校
3年
吉澤
紗里
私は、海外研修に参加できる
と決まってからすごく楽しみで
いっぱいでした。
それだけでなく、二つのこと
を学びたい思っていました。一
つ目は、文化の違いです。二つ
目は、コミュニケーションにつ
いてです。その中でも特に、コ
ミュニケーションについて学び
たいと思っていました。
実際、ホームスティ先の家族と会って何か話したいと思っていましたが、ど
う言えばいいのか、何て言っているのかが分からなくて相手の話をうなずいて
聞いているだけでした。また 、「 Yes」「 No」「 Thank you」くらいしか言えま
せんでした。このとき、話せるだろうと簡単に考えていたけど、本当にコミュ
ニケーションをとるということは難しいと感じました。また、すごく不安にな
ってきました。
でも、不安がある中で、ホームスティ先の四人の子どもと仲良くなり、簡単
な英語しか言えなかったけれど、身振り手振りで話すことができました 。また 、
英語をたくさん聞いたり、相手の表情から言いたいことを読みとったりする事
もできるようになりました。
それは、相手との心がつながったからだと思います。英語がたくさん話せて 、
相手とも多く会話ができるということでも心がつながっていると思います。し
かし、私は多く会話ができなかったので、はじめて自分の言葉が伝わったとき
や、相手が共感してくれたときのうれしさから、心がつながったと感じました 。
話しかけるための勇気、話したときのうれしさを改めて感じることができ、
話すこと、コミュニケーションをとることの原点に戻った気がしました。
これからは、自分の伝えたいことや心の中の思いを言葉に出していきたいで
す。また、話すことの難しさから楽しさ、うれしさをもっと感じていきたいと
思います。
-
11
-
「 カナダで学んだ言葉の大切さ 」
河合中学校
3年
橋本
裕代
私がこの研修で学んだことは、言葉の大切さです。カナダへ行く前は 、
「日
常で使えそうな英語は、今まで授業で習ってきたし、身振り手振りで伝えれば
大丈夫だろう。」と簡単に思っていました。
私は、始めホストファミリーに何かを言われても「 Yes」や「 No」でしか答
えることができませんでした。また、何を言っているのかなんと言えばよいの
かがわからないときは、笑ってごまかしてしまいました。でも、4日目、5日
目と時間がたつうちに、はっきりではないけれど、相手が何を言っているのか
が分かるようになりました。会話ができるようになると、自分の家族や好きな
ことについて伝えることができるし、相手についても知ることができるのでと
ても楽しくなりました。
最終日、私は本当の家族のように優しくしてくれたホストファミリーに感謝
の気持ちでいっぱいでした。だからその気持ちをしっかり伝えたいと思ってい
ました。しかし、別れるとき、私は「いつも笑顔で、私に分かるようにゆっく
りと話しかけてくれてありがとう」など、伝えたいことはたくさんあったけれ
ど、どのように英語で言えばよいか分かりませんでした 。それで 、結局 、
「Thank
you」という言葉を繰り返すことしかできませんでした。
このことから、私は、言葉は一番自分の気持ちを伝えられる手段であること
が分かりました。確かに身振り手振りなど、動作でもだいたい言いたいことは
伝えられます。しかし、感謝の気持ちなど自分が心で感じていること、思って
いることは動作や表情だけでは伝え切れません。
言葉は、一番自分を表
現できる大切なものです。
言葉を使うことによって、
相手に自分のことを知っ
てもらえます。だからや
はり、自分が知っている
言葉は多い方がいいです。
私はもっといろんな言葉
を知り、たくさんの人と
コミュニケーションをと
れるようになりたいです。
-
12
-
「カナダ研修」
神岡中学校
2年
阪下
優香
今回のカナダ研修で、たくさんの事を学び、感じました。
11月13日、ホストファミ
リーとの対面式がありました。
私は自分の英語がつうじるの
か、うまく聞きとれるかなど多
くの不安がカナダ研修以前から
ありました。しかし、ホストフ
ァミリーの方は、私の英語でも
理解してくれました。ホストフ
ァミリーが話すときは、わかり
やすいようにゆっくりはなして
くれ、私が分からない単語は、
辞書で教えてくれたおかげで、なんとか会話をすることができました。
言葉の壁はとても厚く感じましたが、表情や動作をつけることで相手の思っ
ている事がなんとなく伝わり、話す言葉がうまく伝わらなくても気持ちは通じ
ることがわかりました。それでも、言葉にしないとわからない事もあるため、
同時に言葉の大切さも学ぶことができました。
カナダ研修中の三日間は、学校交流がありました。私達が行った一週間はち
ょうど仮装週間だったらしく、個性的でおもしろい仮装の人がたくさんいまし
た。
「パーティーの日」、
「ヒーローの日」、
「おじいちゃん・おばあちゃんの日 」、
「ファミリーの日」がありました。日本では、こういうことはないので文化の
違いを感じました。
日本の文化が伝わっている物もありました。私が折り紙をホストファミリー
に渡すと、妹が「Oh,Origami!Ⅰ like it!! 」 といい 、
とてもよろこんでくれました。
折り紙が伝わっていることで日本とのつながりを感じました。他にも、スー
パーで日本のマヨネーズやお米があったり、お昼のお弁当に 、
「おてもと」と
書かれたわりばしが入っていました。カナダのような大きな国に日本のもの物
はあまり伝わっていないと思っていたけれど、多くの文化が伝わっていてカナ
ダとのつながりを感じ、うれしく思いました。
今回、経験させていただいたことを、今後生かしていきたいです。ありがと
うございました。
-
13
-
「コミュニケーションから学ぶこと」
古川中学校
2年
渡邉
遥
私は、コミュ二ケーションが苦手です。私は、人と会うとすぐモジモジして
しまうクセがあります。そのため、よくかん違いされてしまい、母からは「あ
んたにはコミュ二ケーション能力がない 。」とよく言われました。なので、私
はカナダへ行ってコミュニケーションの上達をしようと考えました。
しかし、カナダに行くと、
言葉も違ううえ、元々、コミ
ュニケーションが苦手な私は、
ホストファミリーと初めのほ
うは、あまり仲が深まりませ
んでした。ホストファミリー
先の子供達とも、親しくなる
ことができず、私の友達は、
みんな仲良くなれているのに、
と、とても不安で怖かったで
す。
そんなある日、ホストファミリーの家に帰ると、ホストファミリー先の子供
が、一緒に遊ぼうと、さそってくれました。私は、嬉しさと少し不安がありな
がらも、私は一緒に遊ぶことにしました。何て話せばいいんだろうか?私はう
まく話すことができるだろうか?私の心の中には、心配なことでいっぱいでし
た。
でも、その必要はありませんでした。子供達と遊んで、自然に楽しめたし、
笑顔が出たからです。言葉なんていりませんでした。逆に 、私が「すごいね 。」
と、日本語で言っても、誰も不愉快な顔はせずに、笑っていました。この時、
私は思いました。言語なんて関係ない、自分の言いたいことを自信をもって伝
えれば、相手もわかってくれる。
私は、その日からもっと積極的に自分の意志を伝えることにしました。言葉
では伝わらなくても、体や物を使ってジェスチャーしたりしていくうえで、ホ
ストファミリーとも親しくなっていきました。お別れの日も、最後まで見送っ
てくれました。
私は今回のカナダ研修で、コミュニケーションの上達の仕方を学び 、そして 、
上達できたと思います。そして、もっと上達して、私の将来の夢に生かしたい
です。
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「カナダで学んだこと」
古川中学校
3年
松元
桃子
私には、研修での目的が二つありました。
まず一つ目の目的は私の英語の力を試すことです。カナダの人たちの英語は
当然のことながら、速くて聞き取るのがとても難しかったです。なので時々何
を言っているのか分からないので謝ると 、「That‘s OK」と許してく
れたりと、とてもありがたかったです。
二つ目は、カナダと日本の文化の違いを知ったり、体験を通して、自分の将
来を考えたりすることです。まずカナダと日本の違いを感じたのが 、学校です 。
日本とは違い、コスプレ週間というユニークな行事があったり、化粧やアクセ
サリーをしていても怒られないことにはとてもびっくりしました。また、私の
学校よりも授業が楽しそうで、質問のしやすい環境で、とても良かったです。
また、ホストファミリーとの交流や乗馬、バンクーバーの観光など、とても貴
重な体験をしました。とても心
に残っています。
カナダに行って、カナダの良
さがすごく伝わってきました。
カナダの人達はとてもフレンド
リーで、誰とでも仲良くしてい
ました。それにバンクーバーに
行った時、自然と都市が共存し
ているなあと思いました。こう
いう所は日本では見られないの
で、いいなあと思いました。し
かし逆に、日本の良さを改めて知りました。ホストファミリーの家に日本の会
社の電化製品があったことや、日本の漫画、ゲームがあったことです。こんな
小さい国でも、世界の人々に貢献していることが分かったし、日本の技術はす
ごいと思い、すごく誇りに思いました。
私は、このカナダ研修を通して、もっと英語や日本について勉強し、将来は
外国で暮らしていきたいと強く思いました。だから今は、今できることを精一
杯やって、自分の力をもっとつけて、将来の夢を叶えたいです。
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「カナダ研修に参加して」
古川中学校
3年
岩花
紗依里
私はこのカナダ研修に参加して、カナダと日本のいろいろな違いを学びまし
た。
まず、大きな違いとしては 、「言語」の違いがありました。当たり前のこと
ですが、カナダには日本語を話せる人はいません。ホームステイ先でも、自分
の英語はちゃんと通じているのか 、不安な毎日でした 。でも 、カナダの人は皆 、
優しくて私たちでも分かるようにゆっくり話して下さったり、私たちの会話も
きちんと聞き取ろうとして下さいました。
次の違いは 、「学校」です。私たちが行った学校は、ハイロードアカデミー
という、小中高一貫の私立の学校でした。ハイロードアカデミーは、明るい雰
囲気の学校で、私たちが行った週はコスプレウィークみたいな感じで、クラス
の人はもちろん、先生も仮装してみえました。あとは、学校内に飲み物とお菓
子の自販機があったり、校内でピザも売られていました。授業の違いでは、ま
ず、授業中にジュースを飲んだりできることでした。日本の中学校では、考え
られないことなのでとても驚きました。次の違いは、机の並びです。日本のよ
うに、2 列もしくは 1 列ごとではなく、長い机を5~6人の生徒で使っていま
した。他にも、教室が校内だけでなく屋外にあったりと、日本と異なる風景に
驚きました。
このカナダ研修に参加し
て、私は多くの事を学びま
した。それはちょっとした
事でもあるし、自分にとっ
ては、すごく驚いたことも
ありました。今、こうして、
カナダ研修についてふり返
ってみると、自分がとても
貴重な体験をしたことが改
めて思い知らされます。こ
の貴重な体験をどのように生かしていくかは、自分にかかっていると思います 。
けっして、この体験を無駄にしないよう、これからの自分にうまく生かして
いけるといいと思います。
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「海外研修を通して学んだこと」
古川中学校
3年
寺林
史華
私は海外研修を通して三つのことを学びました。
一つ目は、日本とカナダの文化は異なるところがあるということです。私が
まず驚いたのは、日本のようなはっきりとした玄関がないということです。日
本では玄関に段差があって、靴を脱ぐところがはっきり分かりますが、カナダ
の家では段差がなかったので靴を脱ぐタイミングが難しかったです。
また、日本ではご飯を食べる
時 、「いただきます 。」と合掌す
るだけですが、私がホームステ
イさせていただいた家では、夕
食は家族そろって感謝の気持ち
を込めたお祈りをしてから食べ
ました。
二つ目は、気持ちを伝えるこ
との難しさです。日本語でなら
簡単に気持ちが伝えられること
も、英語となるとなかなか言葉が考えられず、思い通りに気持ちが伝わりませ
んでした。相手の言っていることは分かっても、自分はどう答えればよいのか
わからなくて、くやしかったです。しかし、そんな時に役立ったのが 、「ジェ
スチャー」でした。言葉だけでなく、体を使って表現することで、言葉も心も
通じやすくなった気がしました。
三つ目は、あたり前のことに対する感謝の気持ちです。カナダに着いた日、
昼食を買おうと店員さんに注文したのですが、発音が上手くできなくて苦労し
ました。また、ホームステイ先でのご飯はパンやパスタばかりで、日本とは違
った食生活でしたし、お風呂もシャワーだけで、日本のお風呂がとても恋しか
ったです。そして何より、いつも当たり前に近くにいてくれた友達や家族に会
えなくて、とても心細かったです。そんな時、いつも当たり前だと思っていた
ことは、実はすごくありがたいことなんだと気づきました。
私は、この海外研修のおかげで、新しくいろいろなことを学ぶことができま
したし、古川のよさをあらためて感じることができました。ありがとうござい
ました。
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「私のカナダ研修」
古川中学校
2年
玉腰
遥菜
私は、このカナダ研修に
参加してとてもいい体験が
できました。
カナダ研修に参加した理
由の一つに人との関わりを
学ぶことがありました。私
は、人見知りであいさつ一
つさえあまりできませんで
した。そのため、英語で一
週間すごすことできるかす
ごく不安でした。11月13日になるにつれて不安でした。
いよいよやってきたカナダ研修。カナダについてショッピングモールで食べ
ました。店員さんは早口で話しかけてくるためすごく困りました。初めて言葉
の壁にぶつかり一週間も無理、帰りたいと思いました。そしてホストファミリ
ーと対面しました。私が行ったホストファミリーは、5人の子どもたちがいる
大家族でした。すごく不安でした。でも英語の話せない私にわかりやすく話し
てくれたり、優しくしてくれました。
カナダについて二日目教会に行きました。たくさんの人に出会いました。た
くさん話しかけてくれて、英語だけど人とコミュニケーションをとることは楽
しいと思いました。
三日目から学校に行きました。バギーさんは、笑わせてくれたり、ゲームや
絵をかいたり、とても楽しませてくれました。学校が終わるとホストファミリ
ーの子が走ってむかえにきてくれました。すごくうれしかったです。
五日目の夜、教会に行きました。初めてあった子とあそんだりしました。私
の絵をかいてくれたり、すごくうれしかったです。
そしていよいよ別れの日になりました。お母さんと上の子2人が送りに来て
くれました。一週間しか関わっていないのに泣いてくれました。ハグしてくれ
たり、すごくうれしくて私も自然と泣いてしまいました。最後まで手をふって
くれて、このファミリーにはいれてすごくよかったです。
私は、カナダ研修に参加してコミュニケーションをとることを学びました。
人と関わることが楽しいことを気づかせてくれました。参加できて本当によか
ったです。
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「ホストファミリー」
古川中学校
2年
倉坪
海奈
私は英語が話せません。だからホームステイ先では会話ができるか、コミュ
ニケーションがしっかり取れるかと不安がたくさんありました。でも、ファミ
リー宅へ行ってみるとみんながとても温かく迎え入れてくれて、一週間頑張れ
る、と思えました。
ホストファミリーの家には子供が五人います。九才、六才、三才、二才、〇
才です。みんな初日から自分から話しかけてくれたり、遊んだりしてくれて楽
しかったし、嬉しかったです。一人一人個性がとても違っていて、小さい子が
好きな私にとってはとても新鮮で、新しい発見ができ、とても勉強になりまし
た。
九才の子は、とても積極的でいつも私の名前を呼んでくれていました。その
上、九才には見えないくらい大人らしく、頼もしかったです。
六才の子は、少し照れ性で、でもいつも笑顔ですごく可愛かったです。
三才と二才は一才の差でこんなにも差があるのかと思うくらい差がありまし
た。差と言うのは、三才の子は顔がまず大人のようにしっかりしていて、行動
一つ一つがはっきりしていました。それに比べ二才の子は、顔がまだ幼なく、
三才の子より我慢をする事が難しかったです。
〇才の子はまだ六ヶ月で「笑う」
「泣く 」
「何か話そうと声を上げる」という 、
まだまだ複雑な反応ができ
ませんでした。でも、一緒
に暮らしているうちに、今、
何を伝えたいのかが分かる
ようになっていってとても
嬉しく、楽しかったです。
ホストファミリーの家族
には、コミュニケーション
の取り方、そして、小さい
子はどのような事をどのよ
うにして伝えるのかと日本
と異なった事をたくさん教えてもらいました。
せっかくカナダ研修に参加させて頂いて、貴重な体験をさせて頂いてホスト
ファミリーのみんなと仲良くなることができたので、これからもファミリーと
の交流を続けて行き、学んだ事を忘れないようにしていきたいです。
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「初めてのカナダ研修」
古川中学校
2年
隅田
桃子
私が今回初めてカナダに行って、一番印象に残ったのは、食べ物でした。
ホストファミリーの家で、初めての夕食の時、主食がないことに気づきまし
た。一枚の大きなお皿の上にすべての料理が、まるでバイキングのように盛り
つけてありました。日本の食卓では、一枚のお皿に一品ずつ盛りつけてあった
り、主食や副菜などが並んでいるので、その豪快さに驚きました。
平日は、私たちも学校に行
くことになっており、そのた
めホストマザーにお弁当を作
ってもらったのですが、そこ
でもまた驚きました。お弁当
の中身は、ピーナッツバター
クリームのサンドイッチ、フ
ルーツと野菜、お菓子、そし
てミネラルウォーターでし
た。驚いたのは野菜です。私
たちがお弁当の野菜と聞いて
思うのは、煮たり、ゆでたり焼いたりして、味付けしたものですが、そのとき
のお弁当の中の野菜は、にんじんやきゅうりが生で入っていました。食べやす
い大きさに切ってはあるのですが 、味付けはしてありませんでした 。学校では 、
お菓子を持ってきても良いということや、休み時間にそれを食べていることな
ど、日本とは違うんだなと思いました。
私のホストファミリーは、とても明るくおもしろい人たちで、すぐに打ち解
けることができました。また息子さんや娘さんたちとも、楽しく話をすること
ができ、まるで兄と妹ができたようで、とても嬉しかったです。
ホストファミリーの人たちが、みんなとても優しく接してくれたので、一週
間があっという間に過ぎていったように思いました。
今回の体験で、まず、食文化の違いを学びました。そして、言葉も習慣も違
う中で、どのようにコミュニケーションをとればいいのかを学ぶことができま
した。今回学んだことは、きっとこれから先も、私の心の中に残っていくだろ
うと思います。
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20
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「カナダに行って学んだこと」
神岡中学校
3年
井伊
彩沙子
私はカナダに行って、たくさんのことを学びました。カナダの文化 、食生活 、
英語なども学んだけど、一番強く思ったことがあります。
それは英語が苦手でも、伝えよう、話そうとすることが大切だということで
す。間違えても「OK」と言ってくれたり、分かりやすい表現でゆっくり話し
てくれたり、ホストファミリーの人達は優しく接してくれました。そのおかげ
で、「言葉が通じないから怖い」というイメージがなくなり、存分に楽しめま
した。
私のホストファミリーは、子供が7人もいる大家族で、最初は「仲よくでき
るかな…」と思っていたけど、とてもフレンドリーに話しかけてくれてうれし
かったです。折り紙を教え
てあげると喜んでくれて、
日本の文化をしっかり伝え
ることができました。
子供達の会話はとても速
くて難しかったけど、聞き
取れる単語がいくつかあっ
て、しどろもどろだったけ
ど、会話を少しだけするこ
ともできました。初日と比
べると、よく聞こうとする
おかげで耳がよくなり、少しだけ英語が上達したように思います。本当に家族
の一員のように接してくれて 、「この人達に出会えてよかった」と思える研修
でした。私はホームステイしている中で、ホストファミリーの方や両親、旅行
会社の方、カナダに一緒に行った仲間など、本当にたくさんの人に支えられて
いると思いました。こんな素晴らしいホームステイができたことに感謝の気持
ちで一杯です。また、心も土地もビックなカナダが大好きになりました。
カナダは日本と違って、意見をはっきり言わなくてはいけなくて、最初は戸
惑いました。でも、はっきりと言えば私の意見を尊重してくれる優しい人達ば
かりで安心しました。日本から出て、それも言葉が通じないところに行くのは
とても不安だったけど、たくさんのことを吸収できました。言葉の壁は厚いけ
ど、下手でも言おうとすれば伝わるという事が分かり、私は本当にカナダに行
ってよかったと思いました。
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「海外研修から学んだこと」
古川中学校
3年
渡邉
歩
このカナダ研修に参加するにあたって、私は日本とカナダとの生活習慣や価
値観の違いについて学んでこようと考えていました。
1 週間カナダの学校・家
庭で生活して、もちろん
入浴の仕方、食生活など
も大きく違いましたが、
私が気になったカナダの
方々の価値観について述
べたいと思います。
私のお世話になったホ
ストファミリーは強いキ
リスト教信者じゃありま
せんでした。しかしある
晩、学校でミサというお祈りがありました。周りのとても仲のいい友達は手を
上にかざし、真剣になっていました。しかしそこで私のホストファミリーの子
はボーッと前を見て座っているだけでした。ですが、そこでお互いに特に何も
言うこともなく、ミサが終われば楽しそうに会話をしていました。
他にも移動教室の時、友達と行動しなかったりなど周りに合わせようとする
のではなく、自分の意思で思うように行動する場面が日本より多く見られた気
がします。
もう一つ学んだことは人との関わりです。カナダに着いた初日、なかなか英
語が通じず不安を感じましたが、一緒にゲームをしたり、買い物に行ったり、
共に生活をさせていただく中で自然と笑顔で話しかけたり、がんばって聞きと
ろうとすることで会話が弾むようになってきました。お互いの心が通えば多少
の言葉の壁は関係ないかなと思えることができました。
私はこのカナダ研修を通して、今まで見たことのなかった世界で新しい考え
方や見方、自分の視野を大きく広げることができました。しかし違った世界の
中でも人と関わっていくことは同じように大切だということも実感することが
できました。このカナダ研修で学んだことを将来や、自分の職業を選ぶ時など
少しでも生かしていきたいと思います。そのためにとりあえず今がんばること
はもっと英語の勉強に励むことかなと思います。
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22
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「カナダ研修」
古川中学校
2年
日下部
靖菜
このカナダ研修で1週間貴
重な体験をさせてもらい、私
にとって忘れることのできな
い、かけがえのない1週間に
なりました。1ヶ月経った今
でも、昨日のことのように思
います。カナダの町並みや風
景など今でもはっきり覚えて
います。
中でも一番心に残っている
ことはハイロードアカデミー
に行ったことです。初対面ながらみんなニコニコと話しかけてくれました。私
は英語を話せなくてどうコミュニケーションをとればいいかよくわからなかっ
たけど、向こうの生徒も先生も身振り手振りで話かけてくれました。そのおか
げで思ったよりもたくさんコミュニケーションをとることができました。
また、私たちを楽しませるために毎日生徒も先生も仮装して学校に来ていま
した。その仮装はとても細かく全員がいろんな工夫をしていました。たとえば
車いすを借りてきたり、髪の毛に白髪に見せるためのスプレーをしたり、特殊
メイクをしてきたり、みんなこっていました。毎日違う仮装をしてくるのでい
つもわくわくしていました。みんな性格が明るく元気でサービス精神一杯だっ
たので一緒にいて楽しかったです。
私はカナダに行ってよかったと思いました。今回のカナダ研修で言葉の壁が
なかなか超えられなくて困ったこともあったけど、積極的にいろんなことに挑
戦していくことで、言葉なんて関係なく楽しめることが分かりました。最初は
英語が話せなくてどうしようと思っていました。でもホストファミリーや学校
の生徒などに積極的に話しかけたらたくさん楽しい思い出をつくることが出来
ました。この経験を活かして日常生活でも積極的に挑戦していこうと思いまし
た。
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23
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「感じたこと」
神岡中学校
3年
川上
まなみ
私がカナダへ行って感じたことは『人の温かさ』です。私がカナダへ行くに
あたって、たくさんの人が、私に協力して下さいました。
ホームステイをさせてくださった家族のみなさんは、とても優しくして下さ
いました。
学校で会ったMellsaさんは、私のペアになってくれて、いろんなこと
を教えて下さいました。他にも、カナダで会ったたくさんの人が、私たちの研
修をよくしようと手助けをして下さいました。
現地の人だけではありません。応して下さった先生方、カナダに出発する前
日に手紙をくれたクラスメート。カナダに行くために、私のことをいろいろし
てくれました。
カナダへ行った他中の人とは、お互いに助けあったり、話したりできて、仲
よくできました。私がカナダですごした一週間は、たくさんの人に支えられ、
応援されてすごした一週間です。私は温かい人の優しさに支えられながらカナ
ダに行くことができました。
カナダでは、たくさんの
体験ができました。勉強し
ていた英語を外国で使い、
コミュニケーションをとる
こと、他国の学校へいくこ
と、バンクーバーの町を見
たこと、ホームステイをし
たこと。本当に楽しかった
し、いい経験になりました。
そして、そんないい経験が
できたのは、支えて下さっ
たみなさんのおかげだと思
います。カナダへ行き、私の周りの温かい人の優しさを感じました。
カナダへ行ったことだけではありません。私は日々、温かい人に囲まれて支
えられて生きています。気付くのが遅いと思いますが、改めて感じました。私
はこれから、そんな温かい人々、私を支えてくれた人々に感謝しながら生きて
いきたいです。いろいろな人々に支えられていることを忘れないようにしたい
です。
あと、またカナダに行きたいなぁと思いました。いろいろな人とのつながり
も大切にしながら、これからもいろいろなことに挑戦していきたいです。
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24
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「文化の違いから学んだこと」
神岡中学校
3年
川上
瑞稀
私は、この研修で文化の違いを学びました。それは生活の仕方だったり、食
事の仕方など、たくさんの違いがありました。
まず、最初に驚いたことは、教会にいく習慣です。多くの人がミサに参加し
ていて驚きました。一緒に歌を歌ったり、あいさつを交わしたりしていて、と
てもよい雰囲気だと思いました。私も参
加してみて、知らない人と一緒に会話し
たりできて、よい体験になりました。ま
た、知らない人にも、素直に挨拶できる
という子どもが多いなぁと感じました。
挨拶は、コミュニケーションを取る大切
な手段だと思います。私も誰にでも挨拶
できるようにしたいなぁと思いました。
二つ目に、学校のイベントの違いです。
私たちが行ったときは、仮装する週間と
重なっていました。私のイメージでは、
ちょっと帽子をかぶったりする程度でし
た。でも実際に見てみて、化粧をしたり、
その日のためだけに衣装を買ったりして
いて驚きました。それだけ多くの人が行
事に参加しようと思っているんだと思い
ました。このような行事を通して、友達
とコミュニケーションをとっているのかなぁと思いました。
この二つの事から、日本には日本、カナダにはカナダの習慣があるのだと思
いました。私はカナダの習慣を、日本の生活に生かせるのではないかと思いま
した。例えば、カナダの学校のようにイベントをしてみるといいのではないか
と思います。そうすることで、あまりしゃべったことのない人とも、しゃべる
きっかけをつくれるのではと考えています。
私は、この研修でコミュニケーションの大切さを学べました。自分の言いた
い事を言わないのはよくありません。言葉が違っても、伝えたいという思いが
あれば伝わります。私も、英語はうまく使えなかったけれど、ジェスチャーを
したりしたら、分かってもらえました。これからも、この経験を生かして言い
たい事は言える人になりたいと思いました。
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「受け入れる心」
古川中学校
3年
小林
友花
私はカナダ研修に参加して「相手を受け入れる心」の大切さを学びました。
カナダへ行く前から「食生活が違うだろうけれど、ホストマザーが作ってく
れたものは苦手なものでも全部食べきる」と決心していました。ところが、お
弁当にバター、ラズベリージャム、ピーナッツバターが塗られたパンがでたと
きはとても衝撃的で、はじめは昼食抜きにしようかと思ったほどでした。しか
し、「全部食べきる」と決心していたことを思い出し、なんとか食べ切りまし
た。だけど、このパン以外にも頭が痛くなるような甘さのパイやプリンなども
でていたので、日本食がすごく恋しい生活が続いていました。でも、家に帰っ
てからよく考えてみると「この食生活はカナダの人にとってはあたり前ではな
いか。これもひとつの文化ではないか!」と気が付きました 。
「こんなの食べ
られない」と否定することは簡単ですが「これもひとつの文化」として相手を
理解し、受け入れていくことが大切で、異国を知ることだとわかりました。
また 、「カナダの学校では授業中にお菓子を食べてもいい」という話を聞い
たことはありましたが、実際に授業中にお菓子を食べている生徒を目の前にす
ると違和感がありました。私も日本で学校生活を送っていると「学校でお菓子
を食べたい」と思うときもありますが、カナダの自由な学校にいると「日本の
校則や規律正しい学校生活は学生だから味わえるいいものだな」と感じられま
した。例えば授業の前後のあいさつは、授業してくださる先生に対する敬意で
す。以前は何気なく言っていましたが、一回一回敬意や感謝の気持ちをもって
行うことがとても大切だと
再確認できました。
私はこの研修を通して、
相手を理解し受け入れるこ
とが他人と付き合っていく
うえでとても大切だという
ことや、日本の良さを改め
て知ることできました。そ
して、これらの学んだこと
をこれからの生活に活かし
ていこうと思います。
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26
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「みんなありがとう」
古川中学校
3年
上口
紗奈
私がカナダ研修で印象に残っていることは、やはり一番楽しみにしていたホ
ームステイです。
ハイロードアカデミーに着いてすぐにホームステイの方と会って、私はとて
も緊張していました。しかし、その不安はすぐになくなりました。セーラ(ホ
ームステイ先の娘さん)が私のトランクを車まで運んでくれて、目が合ったら
ニコッと笑ってくれたのです。その笑顔で、不安でいっぱいだった私の心が、
いっきに明るくなり 、「何とかやっていけるかな」と前向きな気持ちになるこ
とができました。
このように、ホームステイ
先の家族のみなさんが初対面
の私に優しく接してくださっ
たことによって、二日目・三
日目とたつにつれて、私も自
分から会話をすることができ
るようなっていきました。た
った一週間の滞在だったけど、
ホストファミリーの方とたく
さん会話ができて、まるで家
族のように仲良くなれたので、
とてもうれしかったです。
ホームステイ中、私の楽しみにしていたことは、毎日の食事です。お母さん
やお父さんが作ってくれる自家製のチキンのステーキやスパゲッティは、どれ
もとてもおいしくて、レストランで出てくるような感じでした 。疲れた日でも 、
その料理を食べると元気になれて、カナダ研修中はずっと元気で楽しく過ごす
ことができました。教会へ行ったり、親せきの人の家に行ったり、友達が家に
来たり、マクドナルドへ行ったり、スーパーマーケットで買い物をしたり、私
にとってはどれも初めての体験でした。こんなことが体験できて、とてもすば
らしい一週間を過ごせたのは、私の家族のおかげであることはもちろんのこと 、
ホームステイ先の方が優しく明るく話しかけて下さったり、接して下さったお
かげだと思います。
私はこのカナダ研修を通して、改めて、感謝の気持ちを持って、日々生活す
ることの大切さを感じました。
「みんな、ありがとう。」
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「カナダの文化に触れて」
古川中学校
1年
荻野
秀謙
僕は、カナダで日本の文化を伝えカナダの文化に触れたい、という思いを持
ってカナダ研修に参加しました。日本の文化に興味を持ってもらえるかどうか
不安でしたが、城や祭りの写真を見せたり調べたことを伝えました。古川祭り
の写真を見せると「ビューティフル」と言ってほめてくれました。他にも、鶴
を折ってあげたり、箸をプレゼントすると、とても喜んでくれました。少しで
も日本の文化を知ってもらえてよかったです。
僕もカナダで沢山の文化に
触れました。食前に行うお祈
りや食後の甘いデザートは、
日本にない習慣で文化の違い
を感じました。
学校でも様々な違いに驚き
ました。最初に驚いたのは、
廊下に自動販売機があり、自
由に食べていた事です。服装
も仮装していて、とてもユニ
ークでした。授業は数学など
の四教科に参加しました。黒板ではなく、スクリーンを使っていて見やすかっ
たです。カナダの学校は日本の授業時間より少し長いし、教科ごとに別の教室
に移動するので、休み時間は廊下が混雑して大変だと思いました。お昼は、パ
ートナーの子と一緒に食べました。パートナーの子はよくチリソースを食べて
いたし、僕の弁当にはお菓子が入っていて、食に対する意識も日本とはずい分
違うんだと思いました。
僕達は、授業以外に体験学習もしました。カナダのボーリングは、ボールに
指穴がなくびっくりしました。他にも農場見学、ホッケー、スケートなど初め
ての事が多く、とても楽しかったです。学校では、パートナー以外の子とも仲
よしになれたし、日本とは違う文化を知ることができて良かったです。
一週間のホームステイは、とても貴重な時間でした。言葉の壁にぶつかる事
もあったけど、カナダの人の優しさや温かさに触れ、異文化を知る事ができま
した。カナダ研修に参加し様々な体験ができた事に感謝します。またカナダに
行きたいです。
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28
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「海外への初めの一歩」
古川中学校 1 年
根尾
学
11月13日から20日まで、カナダ・チリワックヘの海外研修に参加しま
した。普段の中学校生活と全く違うカナダの学校生活を体験してきました。ま
たハイロードアカデミーの校長先生ご夫妻宅にホームステイさせていただい
て、食事などの毎日の生活を一緒にすることができました。何と言っても言葉
に困りました。とてもはやくてなかなか聞き取れないし、思っていることが伝
えられないからです。でも、八日間のうちに
はなんとなく相づちを打ったり出来るように
なりました。また、初めての時差の影響は想
像以上で体がつらかったです。
カナダの学校では自由な空気に驚きまし
た。僕が入らせてもらったのは、十二歳から
十六歳までが一緒になったクラスで、私服で
いろんな人がいました。聖書の授業も受けま
した。数学は日本では小学校で習った数直線
の授業でした。僕は辞書を引きながらバディ
の生徒の教科書を見せてもらいました。数学
用語も英語でいうと 「へえ、そうなんだ」
と納得できておもしろかったです。カナダは
アイスホッケーが盛んで、体育では体育館で
ホッケーをしました。僕は初めてのホッケー
でしたが、体格の大きな相手が多い中、何度
もゴールさせてもらって楽しかったです。
チリワックの今季の初雪がぼくにとっても
初雪になったのも、忘れられません。嬉しく
てカナダの大地に積もった雪を踏みしめました。カナダの時間はゆっくりして
いました。日本ほどみんながせかせかしていなくて、やや時間にルーズな印象
もありました。土地も広大で、見学した牧場からの景色ははるか遠くに山々が
小さく見えて、重機も巨大で、すべてにおいてスケールの大きさを感じました 。
また、今回の研修中、学校の先生以外は、人が怒る姿を見ることは全くありま
せんでした。穏やかで優しい人が多いのかなと思いました。
意外だったのは、食事の習慣でした。野菜を食べることがほとんどなく、甘
いものが多い偏った食事に思えました。ステイ先でご飯を炊いてくださって自
分で作ったシーチキンのおにぎりがとてもおいしくありがたかったです。僕が
普段食べている味噌汁・納豆などの和食が早く食べたかったです。
また、校長先生のお宅にも、連れて行ってもらった他のお宅にも Wii があっ
て、一緒にして楽しめました。
今回の研修では、僕達のために沢山の方々がいろんな準備をしてくださり、
安心して過ごす事が出来ました。ただの観光ではない研修で、国と地域・人々
の生活や文化を詳しく知り、一緒に体験することができました。この経験を生
かし、これからも困難なことにもチャレンジできると思います。そしてまた自
分でカナダや海外にいき、さらにいろんな地域を見ていろんな人に会ってみた
いです。ありがとうございました。
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29
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「カナダ研修を終えて」
神岡中学校
2年
勘田
健介
僕がカナダ研修を終えて、今、思っていることは、カナダの方々のあたたか
さと、環境についての意識についてです。
まず、一つ目のカナダの方々のあたたかさでは、カナダ研修をとても楽しく
終えることができたのは、そのあたたかさのおかげだと思っています。ホスト
ファミリーをはじめとした、運転手の方、お店の店員さん、市長さんなど、た
くさんの人と出会いましたが、どの方もあたたかく僕たちを迎えて下さいまし
た。
ホストファミリーの方に、神岡や家族のことを説明する時も、上手く英語が
話せなくて、身振り手振りで説明していると、笑顔で僕の話を聞いてくれて、
話していてとても安心したし、どんどん話すことができました。これは、本当
にカナダの方々のあたたか
さのおかげだと思っていま
す。
そして、二つ目の環境に
ついての意識では、さすが、
バンクーバーは世界で一番
住みやすい場所なだけあっ
て、市内にはゴミ一つ落ち
ていませんでした。
チリワック市内も同様で
した。市長さんの話でも、
ペットボトルのミネラルウォーターをつくらないとか、リサイクルを呼びかけ
るとか、とても環境に気をつけていました。
そして空気もとてもきれいでした。それに比べて日本では、そこらじゅうに
ゴミが落ちているし、東京に着いた時も空気の違いがとてもよくわかりました 。
だから、これから僕が学んできたことを学校の中などで提案したりして、バン
クーバーに飛騨市が近づけるようにしたいと思いました。
この研修で出来た思い出も、経験も、友達も、家族も、すべて、周りの方々
のおかげでできたということを、忘れないようにしたいです。僕のお父さん、
お母さん、地域の方々、教育委員会の方、市の職員の方々、先生方、添乗員の
方、たくさんの人達の支えがあってこそ無事に帰ってこれたと思っています。
支えてくれた全ての方々、本当にありがとうございました。
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「カナダ研修を終えて」
神岡中学校
3年
庵井
大地
僕は今回の海外研修でたくさんの事を経験することができました。特にホー
ムステイでは最初、緊張していたけれど少しずつ慣れていき、違いなども見つ
けることができました。
一番目は、食事の始めのお祈りです。最初の夕食は大事だと思い、張り切っ
ていたら、癖で「いただきます」と言ってしまい、家族の方はびっくりしてい
ました。お祈りのやり方を教えてもらうと、僕の家ではそれぞれ両手を合わせ
目を閉じてやるやり方でした。目を閉じると本当にカナダにやってきたんだな
という実感が沸いてきました。
しばらくすると、いき
なり二歳の子がぶつぶつ
言い出し最後だけ大きく
「アーメン!」と言い、
家族もアーメンを言って
食べ始めました。二歳の
子が言ったことも驚きだ
ったし、初めてカナダの
お祈りを体験できて嬉し
かったです。
二番目は、子供の叱り
方です。日本だと悪い事
をすればその場で叱ります。しかし、カナダでは悪さをしたと同時に、誰もい
ない別室へ連れていかれ、親と子供の一対一で話していました。それを何回も
繰り返していて、カナダではこうやって子供に教えていくんだと分かりました 。
三番目は、シンプルな生活です。驚いたのはキッチンの棚を見ると皿が十枚
程度しかありませんでした。家の中を見ても物が凄く少ない気がしました。こ
んなに物が凄く少なくて不便ではないのかなと思ったけれど、生活してみて不
便ではありませんでした。各家庭で差はあると思うけれど、物が少ない生活も
楽で良いなぁと思いました。
最後に、今回このような研修ができたのもたくさんの方々の支えがあったか
らだと思います。海外研修を終えてみて、カナダのたくさんの文化を体験でき 、
またそれを知ったことで自分の国を見る目も少し変わった気がしました。
古川中、河合中とも交流できて、凄く楽しい研修でした。いつか自分で稼げ
るようになったら、またカナダへ行きたいと思います。
本当にありがとうございました。
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「カナダ研修に参加して」
古川中学校
3年
布施
晴雅
僕は、このカナダ研修に参加して、二度と体験することのできない貴重な体
験や、すばらしい思い出をつくることができました。その中でも一番心に残っ
ているのは、カナダの人々のやさしさです。初めての海外で、初めてのホーム
ステイということもあり、すごく緊張していた僕を、現地のホストファミリー
はやさしい笑顔で迎えてくれました。
また、話している英語がわからない時は、僕がわかるまで手を使ったり、絵
を書いて教えてくれました。国や言葉は違っても、コミュニケーションをとる
こと大切だなと思いました。
研修中は、現地の学校にも行きました。日本の学校と違う所がたくさんあっ
てすごく驚きました。特に、学校の中に自動販売機があり、授業中にお菓子や
ジュースを飲んでいる姿を見た時は、本当にびっくりしました。また、授業の
間の移動も日本と違って、カナダでは生徒が教室を移動して授業を受けていま
した。僕は、数学や技術、化学などの授業を実際に体験しました 。全部英語で 、
全然わからなかったけど、すごく貴重な体験ができてよかったです。
農場体験では、大きな農場に行きました。日本とは比べものにならないくら
い土地が広くて、機械も見たことのない大きさばかりでした。改めて、日本と
カナダでは、規模が違うなと思いました。
今 回の研修 では 、カナ ダ
の食 生活につ いて も体験 す
るこ とができ まし た。日 本
と違 って牛乳 が何 倍もの 大
きさ だったり 、カ ナダの 人
はた くさんた べる んだな と
実感 しました 。僕 の家の 近
くに は、お寿 司屋 さんも あ
って 、日本食 も食 べられ て
いる と知って 、少 し嬉し か
ったです。
最後に、今回僕はこの研修に参加することができて本当によかったです。ぜ
ひ、これから生きていく上でこの経験を生かしていきたいと思います。研修に
関わった全ての皆様本当にありがとうございました。
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中学生海外派遣研修を終えて
団長
三塚
洋
平成22年11月13日、飛騨市中学生30名全員元気に、カナダへと向か
いました。9時間ほどのフライトの後、時差ぼけのせいかぼうっとした中で、
ハイロードアカデミーに到着しました。
そんな中、子連れのファミリーがたくさん待ち受けていました。生徒も緊張
していましたが、ファミリーの笑顔に緊張もほぐれ、計画した代表の挨拶、ア
カペラでの「トトロ」のテーマソング「さんぽ」に会場からも拍手がわき起こ
りました。そしていよいよ、滞在先のホストファミリーとの対面です。どのフ
ァミリーかなと期待と不安が複雑に交錯する中で、やっぱり笑顔でほっと安心
する生徒の姿が印象的でした。このようにスタートしたカナダでの研修ですが 、
この研修を通して、三つの大きな成果がありました。
一つ目は、言葉の壁を感じながらも、それにへこたれず精一杯自分の思いを
伝えようとする姿があったことです。誰もが、始めは身振り手振りで何とかな
るという意識でした。確かにその通りなのですが、生徒はそれに満足せず、自
分から働きかけていくことの大切さに気づき、どうしたら自分の思いが伝わる
のかを一生懸命考え、コミュニケーションを図ろうと頑張っていました。
二つ目は、カナダでの自分の研修テーマについて、積極的に調べることがで
きたことです。環境問題、文化の違い、食習慣についてなど、それぞれ自分の
テーマを持ってカナダでの生活が始まりました。チリワックの市長さんに、直
接環境問題について質問したり、ホストファミリーやハイロードアカデミーで
一緒になったバディーの生徒に質問したりして自分なりの答えを得ることがで
きました。
三つ目は、ホームスティを中心とした生活を体験する中で、改めて日本・飛
騨について考えることができたことです。ご飯とみそ汁が恋しい、本当に率直
な思いが伝わってきました。食文化の違い、生活習慣の違いなど、現地で生活
してみてはじめて分かったことがたくさんありました。相手を理解し受け入れ
ることが他人と付き合っていくうえでとても大切で、日本でも是非広めたいと
いう思いを持った生徒、逆に改めて食文化など日本の良さに気づいた生徒もた
くさんいました。
この中学生海外派遣研修は、飛騨市の教育方針 、「夢と感動に満ちた飛騨市
の人づくり」をめざし、国際化に対応できる広い視野に立った中学生の育成を
図ることを目的に始められたものです。この経験は、一生の宝物として自分の
生涯の糧となることと思います。
こんなすばらしい体験ができたのも、市当局をはじめ、家族、先生方、旅行
社、ハイロードアカデミーの皆様、ホストファミリーなど本当にたくさんの皆
様に支えられて実現できたことと感謝申し上げます 。
ありがとうございました 。
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