2015年 B-P祭 コミッショナー メッセージ ボーイスカウト北海道連盟 コミッショナー 清水 義明 私たちが活動しているボーイスカウト運動を創ってくださいました、世界の総長 B -P、 「ロバート・スティーヴンソン・スミス・ベーデン=パウエル」は、今から150 年以上も前の1857年2月22日にイギリスのロンドンでお生まれになりました。 世界中の約3,600万人のボーイスカウトの仲間たちが、2月にはB-Pの教えを 想い、B-Pの誕生日をお祝いしてB-P祭を行っています。 皆さんは、パキスタンのマララ・ユスフザイという17歳の女の子と、インドのカイ ラシュ・サトヤルティさんと言う方が昨年の12月にノーベル平和賞を受賞したことを 知っているでしょう。 マララさんは、女の子もすべての子どもたちが学校に行けるように運動をしています。 サトヤルティさんは、子どもたちが生活のために働くのではなく、自由に育ち、学び、 夢を見られる世界になるようにと運動をしています。 世界の中には、 「女の子だから学校に行けない子ども」 「毎日の食事を食べるためにゴ ミ捨て場などで働いている子ども」たちが、まだ沢山いる悲しい事実があることを知り ましょう。 皆さんが生まれる前、1995年平成7年1月17日に「阪神・淡路大震災」が起き て多くの方々が亡くなりました。20年が過ぎてこの大震災にあった地域はほとんど復 興しましたが、この大震災の時に多くの人たちが被災した方々を助けるために駆けつけ て、 「ボランティア活動」が日本の国に定着しました。 皆さん方は、覚えていることでしょう。 2011年3月11日に起きた「東日本大震災」から間もなく4年が経とうとしてい ます。 今でも、住んでいた家が無くなり仮設住宅に多くの方々が住んでいます。 この震災では、皆が協力し合い助け合う「絆」という言葉が人々の心に強く残り、日 本人の美しい心=美徳=が、世界中から褒め称えられました。 ビーバースカウトは「よいことをします」 カブスカウトは「たがいに助け合います」 スカウトは「スカウトは親切である」 を心に決めて、私たちは、 「いつも他の人々をたすける」ことができるように、 「そな えよつねに」 「なかよし」 「いつも元気」をモットーに「日々の善行」が出来るように、 ボーイスカウトの活動を行いましょう。 世界中には悲しい生活をしている子どもたちが大勢いることを思い、毎日の生活で暖 かい家に住み、美味しいご飯をいただき、学校に通い、ボーイスカウトの活動に参加し てお友だちと楽しく過ごしていることに感謝しましょう。 B-Pは「友情はブーメランのようなもの、あなたが友情を次々と多くの人々に与え れば、それは必ずあなたの所へ帰ってくる」と述べています。 悲しい思いをしている子どもたちが世界中にいることを知り、兄弟姉妹や学校やボー イスカウトのお友だちとの友情を大切にしましょう。
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