南さつま市要覧2015

市勢要覧
南さつま市
minamisatsuma city
夢を紡ぐ「健康元気都市」南さつま
『新生から進化へ』
南さつま市は、日本三大砂丘の吹上浜やリアス式海岸か
ら望む夕陽、田畑や山林が大地に広がる緑豊かな自然、一
大イベントとして成長してきた吹上浜砂の祭典、歴史・文
化を伝える各地域の様々な郷土芸能や伝統行事、海と大地
の恵みの多種多様な農・畜・水産物や加工品、焼酎・電子
部品等の地場産業など、多くの資源に恵まれています。そ
して、人情豊かな3万6千人の市民が主役となってそれを
南さつま市長
支えています。
この多くの地域資源、社会資源は、南さつま市の宝であ
り、今後もこれらを活用し、子どもからお年寄りがいきい
きと暮らせるチーム南さつまの生きる力、
「健康力・安心
力・産業力・地域力・改革力」の5つのパワーアップにより、
市民が住みよいと感じ、笑顔が溢れるまちを市民とともに
創造してまいります。
「進化 南さつま市」の息吹きを、この市勢要覧でご理
解いただければありがたいと思っています。
QRコードから、
南さつま市制施行
10 周年記念動画
をご覧いただけま
す。
1
みんなでつくる誇りとぬくもりのまち
自然・人・文化 を育み、
2
MINAMISATSUMA
健康寿命の延伸を図るた
め、ラジオ体操や市民健康
体操「Yokaなんなん」
の普及を推進します。
健康で生き生き暮らせるまち
健康元気都市の推進
長寿
「百寿委員会」では、市民自らが考えた
アクションプランを自らで実行します。
元気
子宝
自然治癒力をつける食材(長命草)等を取
り入れ、食養生による健康回帰を進めます。
介護支援サービスの充実、回想法の普及
包括的支援事業に加え、在宅医療・介護連携・
認知症施策の推進を図り、生活支援サービスの整
備に努めます。
子ども子育て支援、医療費無料化の継続
子育て支援サービスの充実、中学生までの医療
費無料化を継続し、子供を生み・育てることの喜
びが感じられる社会づくりに努めます。
高齢者・障がい者(児)の自立支援
高齢者・障がい者(児)の安らぎや交流・活躍の
場を提供し、生きがいづくりに努めます。
3
防災機能や消防力の充実強化
市総合防災訓練
地域の企業・団体と災害時の応急措置・対
応について協定を締結しています。
災害備蓄品の整備
災害に強く安心で安全な住みよいまち
都市下水路事業で遊水池・ポンプ場
を設置し、水害に強いまちづくりを推
進します。
公共交通運行体系の構築
コミュニティバス・タクシー
(つわちゃんバス・つわちゃん
タクシー)を運行、地域住民の
交通の利便性向上を図ります。
4 笠沙医療・コミュニティ施設の整備
旧笠沙小学校を、診療所・消防団施設・地
域コミュニティ施設の機能を有した複合施設
に再整備します。
農林水産業の生産・操業
基盤の整備
農林水産業の生産・操業基盤
の整備を図り、食の 6 次産業
化や新たな企業への積極的な支
援を図るとともに、販路拡大や
生産・流通基盤の構築などを推
進し、地域資源を活かし、地場
産業が発展するまちづくりを行
います。
オリーブ
トップセールス 市長自ら、都市圏での特産物
の販売や、ツール・ド・南さつ
まの海外プロモーションなど積
極的に取り組んでいます。
ミシマサイコ
長命草を練り込んだそうめん「一生健麺」
近年の健康志向の高まりを受け、オリーブや長命
草、ミシマサイコを新たな振興作物として位置づけ、
ブランド確立による産地化を図り、生産拡大による
6次産業化を進めます。
かせだのかぼちゃ
鹿児島黒牛
地域資源を活かし地場産業が発展するまち
集約されたほ場(大浦地域)
(かごしまブランド)
砂丘らっきょう
ピーマン
(かごしまブランド)
双剣鯖
南さつまのタンカン
(かごしまブランド)
南さつまのハウスきんかん
(かごしまブランド)
かごしまマンゴー
(かごしまブランド)
5
地場産品の普及推進 『地場焼酎普及推進協議会』を設立し、地元の 7 つの酒蔵
の焼酎の普及を行っています。また、加世田鎌・薩摩切子等
の工業製品の普及にも取り組んでいます。
加世田鎌の製造
「ブランド化推進研修会」
特産品のブランド化 「ふるさと産品コンクール」
など、特産品の開発・流通支援を進めます。 観光スポットの整備
「007 は二度死ぬ」のロ
ケ 50 周年を迎える秋目地
区でプロジェクト会議を開
くなど、地域住民やファン
を取り込み、市内の地域資
源を生かした観光スポット
の掘り起し・整備を行って
います。
南さつま市観光協会 地域おこし協力隊員の派遣を
6
行い、市観光協会の組織体制の
充実と自立に向けた取り組みを
支援します。
くじらバス 吹上浜砂の祭典(5 月)のほか、休日は定
期観光バス鹿児島中央駅から、南さつま海道
八景など市内の観光ルートを周遊します。
自治会再編の継続支援、市民活動の支援
市民活動応援事業・地域元気づくり事業に
より、コミュニティ団体、NPO 法人等が企
画する市民活動を積極的に支援します。
地域元気づくり事業ふるさと「きばっど事業」を活
用した栗野地区『あぐりっしゅ村』元気市
市民活動応援事業希望の力・きらめきチャレンジ事
業を活用して開催された、大浦地区の夢を語る『大浦
ZIRAZIRA FES 2015』
学校教育環境の整備
再編された小・中学校の児童・生
徒の通学環境に配慮し、スクールバス
の整備等、
学びの環境を確保します。
健康・競技スポーツの振興
学びの力を高め人と地域が支え合うまち
自治会活動や新たに再編された自治会の運
営や施設整備を支援します。
景観の保存
加世田麓地区の重要伝統的建造物群保存地
区登録に向けての取組や、清掃・防犯等のボ
ランティア活動の促進を図ります。
チャレンジデ-の取組や、全国大会へ出場するスポー
ツ団体へ奨励金を交付するなど、スポーツに積極的に取
り組む制度を運用しています。
道路・河川の維持
市民の快適な生活と安全を確保するため、道路・
河川の維持管理に努めます。また、愛護作業や里
道整備について支援します。
7
職員の意識改革と資質の向上
市民目線に立った質の高い職員を育
成するため、若手職員の短期民間企業
研修や市長講話等を実施しています。
民営化、民間委託及び命名権、市有財産の活用
3 カ所あった学校給食センターを集約
し、新しい学校給食センターを旧津貫中学
校に整備しました。
広域行政の推進
ごみ処理場や汚泥処理場の整備・管理などを複
数の自治体で協働して行うことで負担の軽減を図
り、効率の良い運営を図ります。
また消防無線について、平成 27 年 10 月1日
から指宿南九州消防組合(指宿市)の「消防指令
センター」に機器を統合して、運用しています。
改革による行政の効率化と市民が拓く協働のまち
福山黒酢株式会社と人工芝サッカー場
のネーミングライツ契約を締結
汚泥再生処理センター(平成 28 年4月供用予定)
情報発信の機会の充実
市内 22 地区にある元気づくり委員会ごとに
井戸端会議を開催し、市民が市政に参画する機
会を拡充します。
8
市報・公式ウェブサイト・データ放送に加え、ラジオ番組の放送
を行っています。また、本市ゆかりの著名人に「南さつま市外交官」
を委嘱し、国内外でのPRを行っていただいています。
〔南さつま市外交官〕(敬称略)
井料堅治(ブラジルふるさと会名誉会長)、那須大亮(サッカー選手)、
大迫勇也(サッカー選手)、羽牟裕一郎(JVA前理事長)、
茶圓勝彦(砂像彫刻家)、辛島美登里(シンガーソングライター)
吹上浜砂の祭典
(5月 金峰)
マップ P19- ㉓
吹上浜砂の祭典(第1回)は、昭和 年8月日本初
の砂の彫刻をメインとしたイベントとして開催され、全
62
年には2回目となる「砂の彫刻世界
23
期間中のゴールデンウィークには、 万人を超える観
光客が訪れる県内を代表するイベントの一つとなってい
ぽう」内特設会場に移し開催しました。
期間を延長し、祭典会場を金峰町高橋の「砂丘の杜きん
ティストが世界の技で観客を魅了しました。また、開催
選手権大会」を開催し、8カ国から招聘されたトップアー
えています。平成
訪れた多くの人々を幻想的な世界に誘い、夢と感動を与
また、太陽の光や夜のライトアップで様々な色彩に変化、
大砂像群が、季節の美しい花々とコラボレーションし、
開催されています。砂のみで制作しているとは思えない
企業や日本砂像連盟など官民一体となった手作り運営で
国的に大きな注目を集めました。以来、砂の祭典は地元
89
春
づくりや地域づくりに大きな成果を上げています。
地域と地域がつながりを深め、郷土愛を育てながら、人
とともに、砂の芸術を通した多くの交流により、人と人、
このような活動を通して「吹上浜」は砂の彫刻の情報
発信地として、地域のイメージアップに大きく貢献する
作展示や技術指導を行ってきました。
盟会員を中心とする制作チームが現地に赴き、作品の制
頼に基づき、全国各地、あるときは海外まで日本砂像連
ます。また、砂の祭典実行委員会では砂の彫刻の制作依
15
9
くじらの眠る丘(大浦)
マップ P20- ⑨
平成 14 年1月 22 日、大浦町小湊干拓海岸にマッコ
ウクジラ 14 頭が座礁しました。この時の1体を骨格標
本として展示しています。(観覧無料)
前面をガラス張りとし、1 階から骨格全体が見渡せる
ような構造としています。屋上(ホエールステージ)か
らは座礁クジラのモニュメントと施設周辺を見渡すこと
ができます。春には、敷地一面に芝桜が満開となります。
お田植え踊り(4月 金峰)
五穀豊穣を祈願して踊りを奉納します。鎌踊、
薙刀踊、棒踊、金山踊などいろいろな踊りがあり、
マップ P19- ㉖
勇壮果敢な踊りです。
ガンバリーナらっきょう村収穫祭(5月 加世田)
10
マップ P19- ④
唐カラ船(5月 坊津)
紙かぶとに浴衣姿の未就学児が、保護者らと
木製の船を引いて集落を練り歩く行事。端午の
節句に行われます。
マップ P20- ⑲
デュアスロン IN 南さつま(3月 加世田)
マップ P19- ⑤
国の天然記念物
「万之瀬川河口域のハマボウ群落
及び干潟生物群集」
万之瀬川河口には広大な干潟が広が
り、約1km にわたってハマボウの群
落が見られます。ハマボウは、アオイ
科の落葉低木で、夏に鮮やかな黄色の
花をつけます。
また、この干潟にはハクセンシオマ
ネキの日本最大級の生息地があり、他
にもハンミョウや貝など干潟とその周
辺でくらす数多くの生物が見られま
す。
マップ P19- ⑥
夏
ハマボウ
ハクセンシオマネキ
7 ~8月はスキューバダイビング
などのマリンレジャーに最適
丸木浜
マップ P20- ⑱
金峰夏祭り(8 月 金峰) マップ P19- ㉕
ゆめぴか本町七夕まつり(8 月 加世田)
マップ P19- ①
日本の原風景「薩摩・坊津」岬まつり
(8 月 坊津) マップ P20- ⑳
11
竹田神社夏祭り
(7月 加世田)
古い歴史と伝統を持ち、県下三
大夏祭りとして地域に定着してい
ます。県有形文化財の水車からく
りの展示や、県無形文化財の士踊
(二才踊・稚児踊)の奉納等が行
われます。
また、竹田神社いにしへの道、
周辺の武家屋敷群では、大小様々
な灯篭が展示され、スタンプラ
リーやスケッチ大会等も行われま
マップ P19- ②
す。
いにしへの道ふれあい散策フェスタ
水車からくり
高橋十八度踊り(ヨッカブイ)
(8 月 金峰)
大浦太鼓踊り(8月 大浦) マップ P20- ⑩
水神を祭る踊り。
異様な姿の大ガラッパが笹竹を
振り回し、奇声を発しながら子
どもを抱き上げかますの中に押
し込んだりします。それらをさ
れると、その年は水難を免れる
と伝えられています。
マップ P19- ㉔
久志太鼓踊り(8月 坊津) マップ P20- ⑰
12
夏
士踊り(二才踊り)
秋
火とぼし(上之坊)
南薩摩の十五夜
(9月 坊津)
国の重要無形民俗文化財。
坊津地域では、様々な十五夜
行事が継承されています。地
区ごとに特色があり、泊地区
の「宮参り」、上之坊の「火
とぼし」、鳥越の「手つなっご」
「ドントセ」などが行われて
います。
マップ P20- ㉑ 宮参り(泊)
津貫豊祭太鼓踊り(10 月 27 日 加世田・天御中神社)
起源は神話や源頼朝の鎌倉幕府開設の祝いにあるとも言われてい
ますが、念仏踊りの影響や雨乞い、虫追いの踊りが農民の間に行わ
れ、鉦と太鼓を使って凱旋のお祝いや五穀豊穣を神に感謝する踊り
として発展したものと考えられています。
マップ P19- ⑧
手つなっご(鳥越)
坊ほぜどん(10 月 坊津)
八坂神社の秋祭り豊祭の還幸行列。
起源は室町時代とされ、京風の面行列
に十二冠女、笛、太鼓などが続き、列
は 200 mにもおよぶ長さになります。
マップ P20- ㉒
13
南さつまフェスタ(9月 加世田)
ゆめぴか本町通りを舞台に約 1500 人の踊り連が繰り
出します。同日は、30・60・100km の3コースでツー
ル・ド・南さつま「海道八景めぐり」や、市役所駐車場
で雑貨や衣類などの店や軽トラ市などが集まる、しやく
しょマルシェが開催されます。
マップ P19- ①
加世田本町相撲
金峰 2000 年橋竹灯ろう祭り(11 月 金峰)
竹灯ろう約 5000 本、ペットボトル灯ろう
約 2000 本の合計約 7000 本の灯ろうの明か
りが作る世界は、訪れた方々を魅了します。
金峰山大坂相撲
金峰ふるさと産業まつり(11 月 金峰) マップ P19- ㉗
14
マップ P19- ㉙
逆鉾与次郎杯
加世田本町相撲、金峰山
大坂相撲大会、逆鉾与次郎
杯相撲大会など、南さつま
市では、相撲大会が盛んに
行われています。
マリンランド笠沙フェスタ(10 月 笠沙) マップ P20- ⑫
南さつま海道 鑑真の道歩き
(2 月 坊津・笠沙・大浦)
平成 25 年 2 月、鑑真大和上没後
1250 年を迎えることを契機に開催
され、
海道八景のポイントを 2 日
間、4コースでウォーキングが行わ
れます。南さつまに春を呼ぶイベン
トとして、市内外からの参加者も多
く好評です。
1月の「いぶすき菜の花マーチ」
(指宿市 )、3月の「龍馬の道歩き」
(霧島市)とあわせて、
『かごしま春
の3大ウォーク』として、新たな魅
力づくりに取り組みます。
マップ P20- ⑮
鑑真大和上の遺徳を偲ぶ集い
(12 月 坊津)
奈良唐招提寺の開祖鑑真大和上が日
本から留学僧の懇請に応じて、5 度の
渡海の失敗と度重なる艱難辛苦のす
え両目の光を失いながらも 753 年 12
月 20 日、日本本土に上陸の一歩を印
した地、秋目浦で遺徳を偲ぶ集いです。
マップ P20- ⑯
県高校新人駅伝
かせだ歳の市(12 月 加世田)
明治 16 年に始まった,恒例の暮れの市。
特産品の販売、しめ飾り、地元園児による和太鼓演奏
などが行われます。
マップ P19- ①
駅伝大会(12 ~1月 加世田・金峰)
12 月は南日本女子駅伝、1月は県職域駅伝・
県高校新人駅伝が開催され、沿道では市民が力走
する選手に熱い声援を送ります。 マップ P19- ③
南日本女子駅伝
県職域駅伝
15
冬の万ノ瀬川河口
(2 月 加世田)
薩摩半島最大の川『万之瀬
川』。全長約 36km の二級河川
で、東シナ海に注ぐ河口の干潟
は 130 種類以上の水鳥、野鳥
が生息し、絶滅危惧種であるク
ロツラヘラサギなどの重要な越
冬地となっています。
マップ P19- ⑦
冬
おねっこ(1月 金峰)
金峰町白川地区の鬼火焚き。
1 日かけて作られた櫓の中で子供
たちが一晩過ごし、翌朝、櫓に火
をかけ鬼火焚きをします。
マップ P19- ㉘
片浦のお伊勢講(2 月 笠沙)
数え歳 15 のニセ(青年)達を中
心に若者が女装をし、ヒョットコや
恵比須などの色々な面をかぶり、長
刀、やりなどを振り、ご神体の先払
いをしながら練り歩きます。
マップ P20- ⑬
大木場山神祭
(12 月 大浦)
平家の落人の里とい
われる大木場地区。源
氏の追っ手が逃げ帰っ
た伝説の草履に由来
し。 重 さ 30kg、 直 径
2mの草履が、大山祗
神社に奉納されます。
マップ P20- ⑪
野間神社例祭(2 月 笠沙)
毎年2月
20 日に行われること
はつか
から「二十日まつり」と呼ばれる
例祭。家内安全や豊漁祈願に市内
外から多数の参拝客が訪れます。
マップ P20- ⑭
16
山・海のロケーションを活かした
多彩なトレーニングゾーンとして注
目を集める南さつま市。人工芝サッ
カ ー 場 の 開 設 及 び 合 宿 環 境 の 整 備、
や福岡ソフトバ
韓国からの長期合宿の増加に加えて
セカンドウィンド
す。
に受けてトレーニングに励んでいま
し、南さつま市の大地パワーを存分
た海外からトップアスリートが集結
も大きな魅力の一つ。全国各地、ま
温泉保養施設や地元の健康食材など
度 は 急 速 に 高 ま り を み せ て い ま す。
大会の実施により南さつま市の知名
ムの合宿誘致、九州・全国レベルの
ンクホークスなどプロ・クラブチー
AC
17
かせだドーム
大坂 ボルダリング施設
ツランド 南さつま
桷志田サッカー場 照明施設
南 さ つ ま 市 は、 サ ッ カ ー、 駅 伝、
サイクルスポーツをはじめレジャー
スポーツに特化したまちです。特に
高 校 サ ッ カ ー は 全 国 レ ベ ル。 幼 児
サッカーやジュニアサッカーも活発
で、市をあげてのサッカー王国です。
また、自転車を活用したまちづく
り の 推 進 も 南 さ つ ま 市 の 特 徴。「 サ
イクルシティ南さつま」として一輪
車、サイクリング、さらにデュアス
ロン大会など子どもからお年寄りま
でスポーツに親しむ市民総ぐるみの
スポーツのまちとして、元気と交流
が生まれています。
加世田運動公園テニスコート
砂丘の杜きんぽう グラウンドゴルフ場
18
まるごとスポ-ツラ
ツール・ド・南さつま
主な大会実績
西日本高校サッカー選抜大会
チェリーカップ中学生サッカー大会
デンソーカップ選抜大会
室内自転車競技ジャパンカップ大会
南日本女子駅伝競争大会
県職域駅伝大会
県高校新人駅伝大会 など
坊津 B & G 海洋センター
南さつまMAP
ターるぴなす
日置市
吹上浜
7
、鎌、包丁に至るまで、
いの逸品が所狭しと並
材を使った、安くてボ
トランも人気。
金峰 2000 年橋
金峰山
1
㉕
ハマボウ群落群
⑥
るぴなす 県立薩南病院
7
浜公園
⑤④ 8
万世特攻平和祈念館
立南薩少年自然の家
金峰文化センター
加世田保健所
南薩地域振興局
①
南さつま市役所
②
竹田神社
南さつま市立図書館
5 南さつま市民会館
南九州市
)
6
まる
南薩の霊峰 636m の
『金峰山』
㉘
いろは館
中主神社
金峰ダム
1
金峰山(636 m)は、3 つの峰からなり、
その姿はよく女性の横たわる姿にもたとえ
られます。頂上から一望する南薩一帯の田
園風景や東シナ海に沈む雄大な夕日はひと
きわ美しく、人々の心をとらえます。
南さつま市の最大の魅力は、
海に、山に、空に
観光・レジャー・スポーツが
楽しめるロケーションスケール。
加世田運動公園
2 大坂ボルダリング施設
金峰支所
雄大な自然美をお楽しみください。
南さつま警察署
鹿児島市
㉙
(636 m)
㉔
㉗3
歴史交流館金峰
砂丘の杜きんぽう
㉖
39
(砂の祭典会場) 草原町運動広場 4 道の駅きんぽう木の花館
㉓
万之瀬川河口 ⑦
③
大坂ふるさと館
大坂ふれあい館
2
地元の集落等で採れた野菜や山菜、鮮魚、
肉類、菓子、工芸品、花苗などを販売して
います。夏場は雄大な金峰山を眺めながら
手打ちそば等の食事も楽しめます。
【TEL】0993-78-2431
学校給食センター
⑧
蔵多山
(475 m)
道の駅 きんぽう木花館
枕崎市
4
そば打ちを実際に体験できます。レスト
ランではかけそばやざるそば・金峰コシヒ
カリのおにぎりも召し上がれます。
【TEL】0993-77-3988
坊津歴史資料センター輝津館
14
昔、貿易港として栄えた坊津は、貿易・
宗教・文化などの歴史が数多く残されてい
ます。これらを物語る約 3000 点の文化遺
産、民俗資料を収蔵・展示しています。
【TEL】0993-67-0171
歴史交流館金峰
旧石器時代からの薩摩半島西部の歴史と
文化を、豊富な展示品や映像、模型でわか
りやすく紹介しています。また、館内には
木花咲耶姫の砂像を展示しています。
【TEL】0993-58-4321
6
南さつま交流センターにいななまる 竹田神社
地元で採れた野菜や果物を中心に様々な
商品を販売。また、物産館入口のカウンター
では、手作りジュースやお菓子などが味わ
えます。
【TEL】0993-55-2700
3
5
島津中興の英主、島津忠良(日新公)を
まつる神社。
イ ヌ マ キ の 並 木「 い にし へ の 道 」 に は、
47 首のいろは歌の歌碑が建ち並んでいま
す。
19
笠沙恵比寿
10
海を学ぶ、海を遊ぶ、海の冒険館。海に
関する博物館、宿泊施設、レストラン等が
あり、展望風呂にある澄んだ海水を利用し
たジャグジーも人気です。また、サンセッ
トクルージング、シーカヤック、定置網観
光などのアクティビティも豊富です。
【TEL】0993-59-5020
9
大浦特産品直売所ふるさとくじら館 万世特攻平和祈念館
国号 226 号線沿いのふれあいパークに
は公園・休憩所・トイレが整備され、大浦
の季節の野菜や、隣接する加工センターで
製造した加工品が安価で販売されている物
産館です。
【TEL】0993-62-2120
8
かせだ物産センタ
陸軍最後の特攻基地「万世飛行場」跡に
農産物や加工品、
建てられた資料館。かつて沖縄へ出撃して お土産にはもってこい
いった特攻隊員たちが最期に残したメッ んでいます。地元食材
セージや遺品・遺影のほか、吹上浜より引 リューム満点のレスト
き上げられた零式三座水上偵察機も展示さ 【TEL】0993-53-873
れています。
【TEL】0993-52-3979
県立
高崎山展望所
笠沙美術館(黒瀬展望ミュージアム)
11
海に面した高台にあり、美しいリアス海
岸と紺碧の海の風景、目の前に浮かぶ沖秋
目島を眼下に見ることができます。また笠
沙黒瀬出身の黒瀬道則氏の絵画が常設展示
され、年に数回企画展も開催されます。
県立吹上浜海浜
東シナ海
谷山展望所
笠沙恵比寿
笠沙地域・医療
10
野間池
コミュニティ施設
⑭
野間池出張所
野間神社
⑬
ふるさとくじら館
くじらの眠る丘
⑫ 笠沙公園運動広場
笠沙支所
野間岳
(591 m)
加
9 ⑨
【TEL】0993-63-0990
12
杜氏の郷笠沙
11
笠沙美術館
大浦支所
長屋山自然公園
大浦総合グラウンド
⑩
長屋山
(513 m)
高ボ子山
(346 m) 亀ヶ丘パラグライダー基地
12
杜氏の里笠沙 焼酎づくり伝承展示館
「007 は二度死ぬ」
⑮
亀ヶ丘
ロケ地記念碑
⑯ (387 m)
鑑真記念館 13
黒瀬杜氏は明治時代から焼酎づくりの技
術を伝承し、全国各地の蔵元で活躍しまし
た。その技術を文化遺産として保存・継承
するため設立されました。
磯間嶽
(363 m)
15
13
奈良時代に日本に招かれた唐の高僧鑑真
大和上の上陸を記念して建てられました。
鑑真の偉大な功績と事業、生涯をパネルや
ジオラマで詳しく知ることができます。
【TEL】0993-68-0288
20
⑰
国指定名勝に
そそり立つ『双剣石』
大小二つの剣に似た
「双剣石」周辺の国指定
名勝「坊津」の景観は必
見の価値ありです。
南さつま海道八景
1
2
3
4
5
6
7
8
天御中
にいななま
落水展望所
【TEL】0993-63-1002
鑑真記念館
⑪
大山祗神社
高崎山から見る薩摩半島と崎ノ山一帯の景観
谷山から見る段々畑の景観
後浜から見る野間岬一帯の景観
笠沙美術館から見る沖秋目島の景観
落水から見る亀ヶ丘岩壁の景観
丸木崎展望所から見る泊浦一帯の景観
輝津館から見る双剣石周辺の景観
耳取峠から見る枕崎市街地と開聞岳の景観
草野岳
(449 m)
丸木浜キャンプ場 ⑱
車岳
坊津 B&G 海洋センター
(356 m)
丸木崎展望所
QRコードから、
南さつま海道八景
の動画をご覧いた
だけます。
久志出張所
⑲
市立坊津病院
輝津館
坊津支所
14 ⑳
㉑
八坂神社
耳取峠展望所
㉒
15 双剣石
南さつま市では先の大戦において、多くの市民の尊い命と財産が
失われ、特攻基地の一つ万世では若い命も失われました。戦後、南
私たち市民は さつま市は、市民の英知とたゆまぬ努力によって、平和で豊かな郷
土を築いてきました。
豊かな自然と歴史に育まれた郷土に誇りを持ち しかしながら、今なお世界の各地で戦争や武力紛争が絶えず、人類
力を合わせて 最大の脅威である核兵器も存在しています。戦争の惨禍は二度と繰
り返されてはなりません。
私たち南さつま市民は、全世界の人々が等しく平和のうちに生存す
る権利を有することを確認し、郷土の美しい自然と豊かな暮らしを
後世に伝えていくため、恒久平和と核兵器の廃絶を念願し、ここに
平和都市を宣言します。
平成 22 年 11 月7日制定
ぬくもりと活力に満ちた南さつま市の創造に努めます
そのために
一 心身の健康に心がけ
ぬくもりに満ちたまちをつくりましょう
一 自然を大切にし
健康元気都市宣言
美しい郷土をつくりましょう
一 勤労を重んじ
こころ・からだ・いのちが健康で元気に生活することは、わ
たしたちみんなの願いです。
そのためには、南さつま市の豊かな自然と先人から受け継いだ
歴史・文化・産業など誇れる資源を活かし、地域力を高め、家
族・隣人が互いに支え合う共助の心を育み、絆を深めることが
大切です。
市民の英知と経験を集め ” 健康寿命をのばし 住んでよか 訪
れてよか ” を合言葉に、ひとが輝き、まちが躍動する「健康元
気都市南さつま」をここに宣言します
平成 27 年 11 月7日制定
活力に満ちたまちをつくりましょう
一 教養を高め 豊かな文化を育てましょう 一 みんなが心を通わせ
ともにささえ合う地域社会をつくりましょう
平成 18 年 11 月 5 日制定
年
つむ
月7日制定
南さつま市民歌~夢を紡ぐ~
平成
11
あさひ
にお
きぼう
か
花咲く希望 さわやかに
えがお
ひ
笑顔を交わす ぬくもりへ
なご
南さつま市 いつの日も
みなみ
おおぞら
ちから たか
あ
すひら
こだます力 高らかに
あゆ
とききざ
の
やくどう
かな歩み 明日拓く
し
確
さつま市 躍動の
みらい
みなみ
南
れきし
ゆた
ぶんか
は
歴史は薫り 時刻む
かお
来へつなぎ 伸びるまち
し
い
い
虹染める
ひかり にじ そ
かな文化 晴れやかに
みなみ
つむ
を 紡ぐまち
ゆめ
さつま市 活き活きと
みんなで夢
南
きらめく光 豊
三
未
たしか
二 いぬまき弾む 大宙へ
はず
幸せあふれ 和むまち
しあわ
し
はなさ
一 朝日に匂う つわぶきの
作詞 駒井 瞭
作曲 伊地知 元子
22
南さつま市誕生から 年の主な出来事
10
平成 年
月 南さつま市誕生 月 市
長選挙・市議会議員選挙投票
月 川
野信男 初代南さつま市長 初登庁
17
平成 年
月 地
域包括支援センター開設
月 南
さつま市立坊津病院落成
月 南
さつま市と中国江蘇省宿遷市が友好都市盟約を締結
月 南
さつま市誕生1周年記念式典
月 市
民憲章の制定 市の花・市の木の指定
11 11 11
18
平成 年
月 万
之瀬川河口域ハマボウ群落と干潟生物群集が
国
の天然記念物に指定
人
工芝サッカー場・地域交流センター完成
南
薩地区衛生管理組合・南薩地区消防組合発足
南
さつま海道八景を選定
11 11 10 9 4
19
月
月
月
2
平成 年
月 旭
川冬まつり・吹上浜砂の祭典両実行委員会姉妹盟約
月 南
さつま市救難所の設立
月 ね
んりんピック鹿児島2008南さつま市交流大会開催
11 4 3
20
平成 年
月 南
さつま火葬場「白亀苑」落成
月 市
長選挙・市議会議員選挙 投票
月 本
坊輝雄 第2代南さつま市長 初登庁
10 4 2
21
平成 年
月 南
さつま消防署坊津分遣所落成
月 小
中一貫校「坊津学園」を開校
月 市制施行5周年記念式典を開催
月 市民歌・平和都市宣言を制定
12 11 6
22
平成 年
4月 坊
津観光拠点施設開所
5月 吹
上浜砂の祭典第2回世界大会開催
月 坊
津学園建設工事起工式
11 11 4 2
23
平成 年
2月 北
海道旭川市と災害時の相互応援に関する協定締結
2月 福
山黒酢㈱と人工芝サッカー場ネーミングライツ契約締結
10
24
平和都市宣言
南さつま市民憲章
21
南さつま市の概要
沿革
が合併し南さつま市として市制を施行しています。
東シナ海
平成 17 年 11 月7日に加世田市、笠沙町、大浦町、坊津町及び金峰町の1市4町
位置と地勢
桜島
本市は、薩摩半島の南西部、東経130°19’、北緯31°24’ に位置し、北は鹿
児島市・日置市、東は枕崎市・南九州市に隣接し、南側及び西側は東シナ海に面して
吹上浜
錦江湾
います。総面積は283.59km2 で県全体の面積の3.1%を占めています。海岸線
の北西部は砂丘地帯を形成し、南西部は変化に富んだリアス式海岸が続いており、国
の名勝『坊津』及び坊野間県立自然公園の指定を受けた景勝地を有しています。また、
市の総面積の58.3%が森林で中小の山々が連なり、平野は河川流域に沿って開け
ています。気象は年平均気温20.7℃、年間平均降雨量は2,155mm で温暖多雨
な条件にあります。
市章
市の木 イヌマキ
南さつま市のイニシャル「M」「S」をモチー
フに、吹上浜の海岸線や海 ・ 山々の美しい市
をデザイン。自然の “ いのち ” と人々の生き
生きとした “ エネルギー ” が調和する様子を、
力強い波の連なりで描いています。
市の花 ツワブキ
常緑樹で、大きいものは 20 メー
トルにも達します。本市では、
垣根、庭園樹として広く植えら
れ、建築材としても利用されて
います。
常緑の多年草で、本市に広く分
布し、特に海岸沿いに多く見ら
れ、秋から冬にかけて鮮やかな
黄色い花をつけます。
地域間交流・協定
友好都市:中国江蘇省宿遷市
災害時相互応援協定
平成 8 年より当時の加世田市と相互訪問の交流を行っており、
各分野でさらに交流を深めることを目的に平成 14 年 10 月に友
好都市盟約を締結、南さつま市においても平成 18 年 10 月 16
日友好都市合意書に調印を行いました。
南さつま市は、災害時に置ける相互応援について、次の自治体
と協定を結んでいます。この協定により、食糧・飲料水の提供や
職員の派遣など、災害時の応援を相互に行います。
・北海道旭川市(平成 24 年 2 月 8 日)
・岩手県釜石市 (平成 24 年 10 月 11 日)
・茨城県北茨城市(平成 24 年 6 月 20 日)
・愛知県北名古屋市(平成 24 年5月1日)
姉妹都市:北海道旭川市
22
26
11 11
25
3月 ス
ターゼンミートプロセッサー㈱と立地協定締結
5月 砂
丘の杜きんぽう展望施設落成
5月 愛
知県北名古屋市と災害時の相互応援に関する協定締結
6月 学
校法人玉川学園と包括協定締結
6月 茨
城県北茨城市と災害時の相互応援に関する協定締結
7月 ス
カイソーラージャパン㈱とメガソーラー発電所立地協定
締結
7月 鹿
児島大学と連携協定を締結
月 岩
手県釜石市と災害時における相互応援に関する協定締結
月 全
国らっきょうサミット鹿児島県大会を本市で開催
月 ㈱
鹿児島銀行と包括業務協力協定締結
月 つ
わちゃんバス運行開始
10
27
古来「日本三津」と称され大陸貿易の海上交通の要港であった
筑前の花旭塔津
(ハカタツ:福岡県福岡市)
、
伊勢の洞の津(アノツ:
三重県津市)
、薩摩の坊の津(ボウノツ:南さつま市)の交流が
きっかけとなり、
昭和 62 年7月 15 日福岡市において2市1町(旧
坊津町)の首長による「日本三津交流会議設置に関する覚書交換」
が行われ、交流が始まりました。
平成 年
2月 南
さつま海道八景光の祭典を開催
2月 ㈱
鹿児島経済研究所と行政経営コンサルティングに関する
協定締結
2月 南
さつま海道鑑真の道歩きを開催
3月 く
じらの眠る丘完成記念式典
3月 砂
丘の杜きんぽうグラウンドゴルフ場完成
4月 南
さつま市消防本部を発足
4月 オ
リーブの共同栽培及び技術提携に関する連携協定調印
月 市
長選挙・市議会議員選挙投票
月 本
坊輝雄 第3代南さつま市長(2期目)登庁
11 11 10
日本三津交流事業
平成 年
2月 健
康元気まちづくり百寿委員会設立
4月 笠
沙小学校・大笠中学校開校式及びスクールバス出発式
4月 く
じらバス運行出発式
5月 大
坂地区体育館ボルダリング施設完成
5月 『献血推進モデル指定都市南さつま』を宣言
9月 ㈱
南風ベジファームと立地協定の調印
9月 市
地域おこし協力隊隊員辞令交付式
平成 年
4月 市
内全小・中学校で土曜授業開始
5月 北海道旭川市と姉妹都市盟約を締結 8月 「かごしま春の3大ウォーク」(南さつま市・霧島市・指宿市)
協定締結
8月 新
・学校給食センター完成
月 隣
接3市(南さつま市・南九州市・指宿市)消防無線統合
月 市
制施行 周年記念式典を開催
月 健
康元気都市宣言を制定
平成9年2月に開催された「旭川
冬まつり」に、当時の加世田市の日
本砂像連盟の会員が「雪像制作の部」
に初めて参加して以来、イベントを
通した交流が続き観光物産事業や市
職員の人事交流を実施するなど、交
流分野も多様な広がりを見せ、平成
27 年5月3日、姉妹都市盟約を締
結しました。
12 11 11 10
南さつま市市勢要覧【第1版 市制施行 10 周年記念誌】
平成 27 年 11 月 7 日 発行
南さつまブランドロゴマーク
編集:南さつま市役所総務企画部企画政策課広報統計係
〒 897-8501
鹿児島県南さつま市加世田川畑 2648 番地
電話 0993(53)2111
FAX 0993(52)0113
URL http://www.city.minamisatsuma.lg.jp/
鹿児島弁で気合を表す言葉「チェスト」。
こ の タ イ ト ル・Chest! は、Choice と Best
を組み合わせた造語です。
南さつまの最高にいいところ(=Best)を
拾い上げて(=Choice)紹介する。
地域ブランドをつくりあげ、発信していく
プロジェクトの象徴となるものです。