Amica takes out network insurance policy on VOIP with J Series

ジュニパーネットワークスMAG4610
iPad 900台を導入したマイナビのリモートワークを支える
ジュニパーネットワークスのSSL-VPN製品「MAG&Junos Pulse」
マイナビでは、2007年にSSL-VPN製品の草分け的存在であったジ
サマリー
ュニパーネットワークスの「ジュニパーネットワークス SAシリーズ」
株式会社 マイナビ
本 社: 東京都千代田区一ツ橋1-1-1
設立日: 1973年8月15日
資本金: 21億210万円
従業員数: 約1900名(グループ全体社員数
約2000名)※2013年1月4日時点
を導入。社外からのアクセスに対するニーズの高まりにこたえたほ
か、2012年からは営業スタッフを中心に約900台のiPadを支給して
リモートアクセスを実現している。同社では、増大するトラフィックに
対応するため、2012年末には後継機種の「ジュニパーネットワーク
スMAG4610」へ切り替えを行った。
学生向け就職情報サイト
「マイナビ」をは
じめ、総合転職サイト
「マイナビ転職」、ア
ルバイト情報サイト
「マイナビバイト」など
の各種人材サービスを展開。さらには、総
合ニュースサイト
「マイナビニュース」や賃
貸住宅情報サイト
「マイナビ賃貸」
といっ
た情報サービス事業を行っているほか、雑
誌や書籍、新聞の発行など、出版事業も手
同社は2007年頃、業容や人員拡大といった要因を抱え、部門ごとの用途やセキュリ
ティポリシーを踏まえながら最適なリモート接続の実現方法を追求していた。検討
の結果、ジュニパーネットワークスの製品を導入し管理や操作性の手間を増やすこ
となく、
また大きな障害を起こすこともなく、社員の業務効率向上を実現していると
いう。
掛ける。
http://www.mynavi.jp/
スマートデバイスの活用を促進し、新ビジネス獲得へつなげる
株式会社 マイナビ
業務システム統括部
薄井 照丈氏
2005年に現在の社屋に移転した同社は、2006年ごろからワークフローの電子化や
社内ポータルの整備、ユーザーID管理などのシステム基盤を整備し、管理方針を策
定することとなった。その際に、
「社外から社内ポータルにアクセスしたい」
という要
望があがり、さらに海外拠点や業務提携先に常駐するなどワークスタイルの多様化
を背景として、SSL-VPNの導入を検討するに至った。
マイナビ 業務システム統括部の薄井照丈氏は、導入に至った背景として
「SSL-VPN
こそ、社員に複雑な設定を強いることなくリモートアクセスを実現できる方法」
とい
う考えがあったと語る。
当時主流であったIPsec VPNには、
クライアント端末にソフトウェアをインストールし
なければならないという欠点があった。一方、SSL-VPNはクライアント端末側の事前
設定がほぼ不要であり、さらにユーザー端末環境のセキュリティチェックが可能で
あることから、IPsec VPNの問題点を解決する方法として注目を集めていた。
年々高度なセキュリティレベルが求められるようになってくる中で、同社の業務シス
テム統括部では、ユーザーの認証システムとして、
ワンタイムパスワードの方式の一
種である「マトリクス認証方式」に対応したシステムを探していた。そうした要件に
合致したのがジュニパーネットワークスの製品だった。
2006年10月に製品の選定を開始してから運用開始に至るま
でに要した期間は、わずか4カ月。最終的に「ジュニパーネット
ワークスSAシリーズ」が導入されることとなったが、決め手と
なったのは、
トライアルで試用した実機の操作性と問い合わ
せに対する迅速な対応だった。
を利用する場合は、従来どおりセキュアマトリクス認証を利用
し、電子証明書と併用している。
薄井氏は、今日の継続利用に至った理由をこう分析する。
「 認 証 方 式 や セ キュリティ要 件 は 多 様 化しました が 、
『MAG4610』によってとくに新たな業務負担が発生したわけ
ではなく、いい意味で以前の『SAシリーズ』
と同等の操作性が
運用を開始した当初は、同社の業務提携先に常駐している社
実現されています。また、作業が発生するたびに技術サポー
員や海外で勤務する社員を対象にスムーズな導入を図ること
トを受けられたことで、自信をもってスマートデバイスからの
ができたものの、
より適切な設定・運用方法を定着させるまで
アクセスを全社に推奨することができました」
には試行錯誤を繰り返したという。そのような過程を経てPC
ベースの運用方法がほぼ確定したのは2008年。Javaアプレッ
トを必要とする接続方式「J-SAM」をネットワークコネクト
(NC)に変更したことも手伝い、ユーザーの利用件数は徐々
に拡大していった。
「すき間時間」の活用が進み、
ワークスタイルが変革
「スマートデバイスの存在感の上昇に伴い、
『MAG 4610』に
「今振り返ると、BCP(事業継続計画)
という表現は使っていま
はゲートウェイ装置としてのさらなる可能性を感じています。
せんでしたが、緊急時に社内システムにアクセスできる可能
今後は、Microsoft ActiveSyncに対応しスマートフォンと社内
性を開いた点もメリットでした。結果として大きな障害の報告
の情報が同期したり、
( 夢物語的かもしれませんが)社内の
もなく、安心して社員に利用を進めることができました」
(薄井
IMAPサーバに中継したりしてくれたら……夢はふくらむばか
氏)
りです」
課題を一つ一つ解決するといったプロセスを経ながら、社員
900台のiPadを導入し、
のニーズへの対応を実現してきた薄井氏の期待はますます
認証方法の見直しによりトラフィックは2倍に
高まっている状況だが、
この期待の根源となっているものこそ
が社員のワークスタイルの変化だという。
SSL-VPNの運用が定着してまもなく、重要項目として課題にあ
がったのがスマートフォン対応だった。
移動中などのいわゆる”すき間時間”を外出中の社員が活用
できるようになり、社内からは「業務効率の向上に手応えを感
2011年には、当社の社内ポータルサイトをスマートフォンに
じている」
という声があがっているという。そして、その手応え
対応させ、
より簡単に利用できるようコア
(Core)
という接続方
が定量的な効果として示されるようになったとき ―― そのと
式も併用することとした。2012年からは営業スタッフを中心
きこそ、真に同社のワークスタイルが変革することになるであ
にiPadの配布を開始。利用者の裾野が広がったことから、
より
ろう。
簡単に認証できるよう、支給対象のiPadについては電子証明
書の認証を採り入れ、
ワンストップでの接続を可能とした。な
お、
この認証方式の変更によってトラフィックは約2倍に増加
したという。
このような状況の下、同社は2012年末に「ジュニパーネットワ
ークスMAG4610(以降MAG4610)」を冗長構成として2台を導
入し、同時接続数を拡大。
これにより可用性が格段に向上して
いる。
一方、BYOD(Bring Your Own Device)により社員が私用端末
ジュニパーネットワークス株式会社
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