エリートスポーツ環境調査 - 早稲田大学スポーツ科学学術院 間野義之

エリートスポーツ環境調査
―調査報告書―
平成 24年 8 月
日本スポーツ振興センター
早稲田大学スポーツ科学学術院
情報・国際部
スポーツ政策研究室
【目次】
Ⅰ. エリートスポーツ環境調査 概要
(1) 調査概要
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(2) 実施内容
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
(3) 回収結果
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
Ⅱ. 結果
A. エリートアスリート調査
(1) 回答者の属性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
(2) 競技関連の情報提供/競技力向上策への関与・・・・・・・・・・・・・・・・・10
(3) タレント発掘・育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
(4) 競技サポート・ポストキャリアサポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21
(5) トレーニング施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30
(6) コーチの供給・養成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・32
(7) 国内・国際競技大会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
(8) 科学研究/新技術・製品の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36
(9) マスコミの報道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
(10) エリートスポーツ環境の改善指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38
B. エリートコーチ調査
(1) 回答者の属性
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41
(2) 競技関連の情報提供/競技力向上策への関与・・・・・・・・・・・・・・・・・46
(3) タレント発掘・育成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50
(4) 競技サポート・ポストキャリアサポート・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
(5) トレーニング施設・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
(6) コーチの供給・養成・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・59
(7) 国内・国際競技大会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・69
(8) 科学研究/新技術・製品の開発・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・73
(9) マスコミの報道・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
(10) エリートスポーツ環境の改善指標・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
Ⅲ. 資料
調査票
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79
Ⅰ. エリートスポーツ環境調査
概要
(1) 調査概要
名称:エリートスポーツ環境調査
主体:国立スポーツ科学センタースポーツ情報研究部
(現:日本スポーツ振興センター情報・国際部)
協力:早稲田大学スポーツ科学学術院スポーツ政策研究室
目的:本調査は、わが国のエリートスポーツ環境に関する意識や実態について調査をし、今後
の国際競技力向上に向けた環境整備のための基礎資料とする。
(2) 実施内容
本調査では、日本のエリートスポーツ政策の主要なステークホルダーである、エリートアスリ
ート、エリートコーチのデータを収集するため、
「1. エリートアスリート調査」、
「2. エリート
コーチ調査」を、以下の内容で実施した。詳細については、次ページ以降で説明する。
A.エリートアスリート調査
(1)調査設計
①調査対象:1)チーム「ニッポン」マルチサポート事業の夏季ターゲット競技(2011 年度)の選手
2)2008 年北京オリンピック以降の国際競技大会(オリンピック,世界選手権,世界ランク,
ワールドカップなど)においてベスト 16 以上の競技成績を残している選手
3)調査時に現役である選手
②標本数 :205
③標本抽出:競技成績データベース「infostrada」により調査対象者の抽出をし,各競技団体の強化責任者,
ナショナルコーチ,チーム「ニッポン」マルチサポート事業のスタッフ等による台帳チェックを
受けた
④調査方法:集合調査法,および郵送方法(競技団体・所属チームへの郵送配布/郵送回収)
⑤調査期間:平成 23 年 7 月 19 日~12 月 31 日
(2)調査内容
本調査は、エリートスポーツ政策の国際比較研究を推進している研究者コンソーシアム
「SPLISS(Sports Policy Factors Leading to International Sporting Success)」によって共
同作成された調査票「Elite Sport Climate Survey」を日本語に翻訳し用いた。国際競技力を規
定する 9 つの政策的要因から構成される SPLISS モデルを理論的枠組みとしている。
具体的には、
次の項目について調査した。
<調査項目>
<問番号>
スポーツ政策の組織体制と構成:
問 1~7
競技関連の情報提供/競技力向上策への関与について
タレント発掘・育成システムについて
問 8~16
競技サポート・ポストキャリアサポートについて
問 17~28
トレーニング施設について
問 29~32
コーチの供給・養成について
問 33~34
国際・国内競技会について
問 35~38
医・科学研究:科学研究/新技術・製品の開発について
問 39~40
マスコミの報道について
問 41~42
エリートスポーツ環境の改善指標について
問 43~46
その他
問 47~49
基本属性
質問紙の末尾
2
B.エリートコーチ調査
(1)調査設計
①調査対象:「エリートアスリート」のコーチ
②標本抽出:調査の際に窓口となった競技団体のスタッフにエリートアスリートの台帳を見せエリートコー
チを抽出した
③標本数 :NA(調査協力の得られた競技団体のエリートコーチ 74 名のみを調査した)
④調査方法:集合調査法,および郵送方法(競技団体・所属チームへの郵送配布/郵送回収)
⑤調査期間:平成 23 年 7 月 19 日~12 月 31 日
(2)調査内容
本調査は、エリートスポーツ政策の国際比較研究を推進している研究者コンソーシアム
「SPLISS(Sports Policy Factors Leading to International Sporting Success)」によって共
同作成された調査票「Elite Sport Climate Survey」を日本語に翻訳し用いた。国際競技力を規
定する 9 つの政策的要因から構成される SPLISS モデルを理論的枠組みとしている。
具体的には、
次の項目について調査した。
<調査項目>
<問番号>
スポーツ政策の組織体制と構成:
問 1~6
競技関連の情報提供/競技力向上策への関与について
タレント発掘・育成システムについて
問 7~13
競技サポート・ポストキャリアサポートについて
問 14~16
トレーニング施設について
問 17~18
コーチの供給・養成について
問 19~35
国際・国内競技会について
問 36~40
医・科学研究:科学研究/新技術・製品の開発について
問 41~48
マスコミの報道について
問 49
エリートスポーツ環境の改善指標について
問 50~52
その他
問 53
基本属性
質問紙の末尾
3
(3) 回収結果
各調査の回収結果は以下の通りである。
調査名
対象者数
1. エリートアスリート調査
2. エリートコーチ調査
配布数
有効回答数
有効回収率
205
155*
105
67.7%
NA**
74
62
83.8%
*
調査協力を得られなかったものを除いたため
**
調査協力の得られた 155 名のエリートアスリートのコーチのみの台帳を作成したため
IV. 補足
本調査で設定した「収入」に関する項目については、SPLISS の参加国との国際比較のみを目
的と設定したため、当該分析以外での分析・報告書には一切使用しておりません。
IIV. SPLISS モデル
Pillar 5:
メディア・スポンサーシップ
ポストキャリアサポート
エリートスポーツ
環境整備
Pillar 9
国内中央競技団体
医・科学研究
競技サポート
Pillar 8
国際・国内競技大会
Pillar 4:
Pillar 7
タレント育成システム
コーチの確保と養成
Pillar 6
タレント発掘システム
トレーニング施設
組織化されたスポーツ
Pillar 3:
スポーツ参加
組織化されていないスポーツおよび学校体育
INPUT
出典:
De Bosscher, V., De Knop, P., Van Bottenburg, M., & Shibli, S. (2006). A conceptual framework for
analysing sports policy factors leading to international sporting success. European sport management
quarterly, 6(2), 185-215.
4
Ⅱ. 結果
A.エリートアスリート調査
A. エリートアスリート調査
(1)回答者の属性
■性別
図表A-1 性別
56.3
0%
43.7
20%
40%
60%
男性
80%
100%
女性
(n=135)
■年齢
図表A-2 年齢
3.7
80.0
0.7
15.6
(26.5)
0%
20%
40%
20歳未満
60%
20~29歳
30~39歳
80%
100%
平均値
(n=135)
40歳以上
■職業
図表A-3 職業
0.8
22.7
0%
9.1
16.7
20%
11.4
39.4
40%
60%
80%
学生(全日制)
学生(通信制)
会社員/自営業(フルタイム)
会社員/自営業(パートタイム)
アスリート活動のみ
その他
100%
(n=132)
性別は、「男性」が 56.3%に対して「女性」は 43.7%であった。
年齢は、「20~29 歳」(80.0%)と回答した者が最も多く、次いで「30~39 歳」(15.6%)、「20 歳未満」
(3.7%)と続いた。平均年齢は 26.5 歳であった。
職業は、「アスリート活動のみ」( 39.4%)と回答した者が最も多く、次いで「学生(全日制)」
(22.7%)、「会社員/自営業(フルタイム)」(16.7%)と続いた。
6
A. エリートアスリート調査
■学歴
図表A-4 最終学歴
1.5
18.5
0%
80.0
20%
40%
中学
60%
高校
80%
大学以上
100%
(n=135)
■扶養家族
図表A-5 16 歳未満の扶養家族
16.4
0%
83.6
20%
40%
60%
いる
80%
いない
100%
(n=122)
■国籍
図表A-6 国籍
1.5
0.7
97.8
0%
20%
40%
(生涯)日本国籍
60%
多重国籍
80%
日本に帰化した
100%
(n=135)
最終学歴は、「大学以上」(80.0%)と回答した者が最も多く、次いで「高校」(18.5%)、「中学」(1.5%)
と続いた。
16 歳未満の扶養家族に対して、「いる」と回答した者が 16.4%に対して、「いない」と回答した者が
83.6%であった。
国籍は、「(生涯)日本国籍」が 97.8%、「多重国籍」が 1.5%、「日本に帰化した」が 0.7%であった。
7
A. エリートアスリート調査
■専門競技に関する年齢
図表A-7 専門競技を始めた年齢
38.1
38.8
8.2
7.5
7.5
(9.2)
0%
20%
40%
0~6歳
7~12歳
60%
13~15歳
16~18歳
80%
100%
平均値
(n=134)
19歳以上
図表A-8 専門競技に専念することを決めた年齢
5.5
31.5
23.6
23.6
15.7
(14.4)
0%
20%
0~6歳
40%
7~12歳
13~15歳
60%
16~18歳
80%
19歳以上
100%
平均値
(n=127)
専門競技を始めた年齢は、「7~12 歳」(38.8%)と回答した者が最も多く、次いで「0~6 歳」
(38.1%)、「13~15 歳」(8.2%)と続いた。平均年齢は 9.2 歳であった。
専門競技に専念することを決めた年齢は、「7~12 歳」(31.5%)と回答した者が最も多く、次いで
「13~15 歳」(23.6%)、「16~18 歳」(23.6%)と続いた。平均年齢は 14.4 歳であった。
8
A. エリートアスリート調査
■競技成績
図表A-9 生涯の最高成績(シニアの大会)
0.7
47.4
0%
20%
29.6
40%
世界大会3位以内
世界大会4~8位
19.3
60%
世界大会ベスト16
3.0
80%
全国大会出場
100%
その他
(n=135)
※世界大会:オリンピック、世界選手権、ワールドカップなど
図表A-10 最近 2 年の最高成績(シニアの大会)
2.3
38.6
0%
世界大会3位以内
20%
世界大会4~8位
30.3
40%
20.5
60%
世界大会ベスト16
アジア大会ベスト8
4.5
80%
全国大会出場
3.8
100%
その他
(n=132)
シニアの大会における生涯の最高成績は、「世界大会 3 位以内」(47.4%)と回答した者が最も多
く、次いで「世界大会 4~8 位」(29.6%)、「世界大会ベスト 16」(19.3%)と続いた。
シニアの大会における最近 2 年の最高成績は、「世界大会 3 位以内」(38.6%)と回答した者が最も
多く、次いで「世界大会 4~8 位」(30.3%)、「世界大会ベスト 16」(20.5%)と続いた。
9
A. エリートアスリート調査
(2)競技関連の情報提供/競技力向上策への関与
■競技団体やスポーツ機関からの情報提供
図表A-11 昨年、競技団体やスポーツ機関から提供された情報(複数回答)
代表の選考基準に関する情報(n=124)
81.5
栄養に関する情報(n=125)
77.6
トレーニングの計画に関する情報(n=122)
72.1
合宿計画に関する情報(n=130)
87.7
ドーピングに関する情報(n=129)
96.9
医・科学研究に関する情報(n=115)
60.0
新しいトレーニング方法に関する情報(n=114)
48.2
スポーツ政策の決定や方針転換に関する情報(n=105)
43.8
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表A-12 競技団体やスポーツ機関からの情報提供に対する満足度
所属チーム/クラブ(n=131,N=3)
32.8
競技団体(n=135)
38.9
20.7
21.4
46.7
23.7
6.9
1.5
7.4
2.4
文部科学省(n=124,N=10)
5.6
21.8
66.9
3.2
2.3
JOC(n=132,N=3)
10.6
NAASH/JISS(n=132,N=2)
33.3
52.3
21.2
0%
非常に満足
1.5
50.0
20%
満足
26.5
40%
どちらともいえない
60%
不満
非常に不満
80%
2.3
100%
(N :該当なし)
※NAASH:現在は JSC (Japan Sport Council)
昨年、競技団体やスポーツ機関からエリートアスリートに提供された情報で最も多かったのは、
「ドーピングに関する情報(96.9%)」であった。以下、「合宿計画に関する情報(87.7%)」「代表の選考
基準に関する情報(81.5%)」が続いた。
競技団体やスポーツ機関からの情報提供に対してエリートアスリートが「非常に満足」「満足」と
回答した割合が多かった項目は、「所属チーム/クラブ(71.7%)」であった。以下、「NAASH/JISS
(71.2%)」、「競技団体(67.4%)」が続いた。
10
A. エリートアスリート調査
■選手会
図表A-13 所属する競技団体における選手会の有無
23.7
0%
35.6
20%
40.7
40%
ある
60%
ない
わからない
80%
100%
(n=135)
所属する競技団体における選手会の有無に対して、「わからない(40.7%)」と回答した者が最も多
く、次いで「ない(35.6%)」、「ある(23.7%)」と続いた。
11
A. エリートアスリート調査
■競技団体の強化プラン、政府の国際競技力向上策の立案・評価へのアスリートの関与
図表A-14 強化プラン・国際競技力向上策の立案への関与
競技団体が策定する強化プラン(n=117,N=18)
政府が策定する国際競技力向上策(n=101,N=31)
12.0
5.0
17.8
0%
非常に関与している
23.1
21.4
37.6
20%
関与している
29.1
16.8
40%
どちらともいえない
14.5
22.8
60%
関与していない
80%
まったく関与していない
100%
(N: わからない)
図表A-15 強化プラン・国際競技力向上策の評価への関与
競技団体が策定する強化プラン(n=111,N=24)
7.2
政府が策定する国際競技力向上策(n=104,N=30)
4.8
0%
非常に関与している
関与している
33.3
31.5
23.1
20%
どちらともいえない
42.3
40%
関与していない
12.6
10.6
60%
80%
15.3
19.2
100%
まったく関与していない (N:わからない)
競技団体や政府が策定する競技力向上策の立案に対するエリートアスリートの関与において、
「競技団体が策定する強化プラン」に「非常に関与している」「関与している」と回答した者が 35.1%で
あった。また、「政府が策定する国際競技力向上策」に「非常に関与している」「関与している」と回
答した者が 22.8%であった。
競技団体や政府が策定する競技力向上策の評価に対するエリートアスリートの関与において、
「競技団体が策定する強化プラン」に「非常に関与している」「関与している」と回答した者が 40.5%で
あった。また、「政府が策定する国際競技力向上策」に「非常に関与している」「関与している」と回
答した者が 27.9%であった。
12
A. エリートアスリート調査
■エリートアスリートのステークホルダー
図表A-16 各ステークホルダーは自身のパフォーマンスにどの程度貢献していると思うか
2.2
競技団体(n=135)
36.3
38.5
0.7
19.3
3.0
0.7
所属クラブ/チーム(n=135)
52.6
JOC(n=134)
36.3
28.4
8.9
37.3
28.4
1.5
3.7
2.2
2.3
文部科学省(n=133)
14.3
18.0
45.9
6.0
13.5
0.7
NAASH/JISS(n=134)
44.0
33.6
17.9
3.7
0.8
プロチーム(n=131)
9.2
9.2
18.3
5.3
56.5
2.3 1.5
競技団体のコーチ(n=132)
43.2
31.8
16.7
4.5
0.8 3.1
パーソナルコーチ(n=130)
32.3
20.8
14.6
28.5
1.6
ユースコーチ(n=127)
10.2
11.8
15.7
3.1
57.5
0.8 0.8
スポンサー(n=132)
32.6
0%
非常に貢献している
25.8
20%
貢献している
40%
どちらともいえない
15.2
60%
貢献していない
全く貢献していない
25.0
80%
100%
該当なし/わからない
各ステークホルダーが自身のパフォーマンスにどの程度貢献しているかという問いに対して、「非
常に貢献している」「貢献している」と回答した者が多かった上位 3 項目は、「所属クラブ/チーム
(88.9%)」「NAASH/JISS(77.6%)」「競技団体のコーチ(75.0%)」であり、「貢献していない」「全く貢献し
ていない」と回答した者が多かった上位 3 項目は、「文部科学省(8.3%)」「プロチーム(6.1%)」「ユース
コーチ(4.7%)」であった。また、「わからない」と回答した者が最も多かった上位 3 項目は、「ユースコ
ーチ(57.5%)」「プロチーム(56.5%)」「パーソナルコーチ(28.5%)」であった。
13
A. エリートアスリート調査
■スポーツ政策の組織体制と構成に対する意見
図表A-17 スポーツ政策の組織体制と構成に対する意見
3.3
トップアスリートとして活動していく中で、関わらなければならない機関・組織
が多すぎる(n=122, わからない13)
18.9
36.9
34.4
6.6
0.8
政策や強化方針の決定者は定期的にアスリートの要求を聞いている
(n=121, わからない14)
14.9
0%
強くそう思う
そう思う
どちらともいえない
35.5
20%
38.0
40%
あまりそう思わない
60%
10.7
80%
100%
全くそう思わない
「トップアスリートとして活動していく中で、関わらなければならない機関・組織が多すぎる」という
文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 22.2%であった。
「政策や強化方針の決定者は定期的にアスリートの要求を聞いている」という文言に対して、「強
くそう思う」「そう思う」と回答した者が 15.7%であった。
14
A. エリートアスリート調査
(3)タレント発掘・育成
■ジュニア期における競技団体やその他のスポーツ機関からの特別待遇やサービス
図表A-18 ジュニア期に受けた特別待遇やサービス(複数回答)
より質の高い練習の提供(特訓)(n=128)
59.4
特別グループトレーニング/個人トレーニング(n=127)
28.3
特別筋力トレーニング/コンディショニング(n=131)
36.6
トレーニングや競技会のスケジュール管理(n=131)
26.0
トレーニング施設(JISS,NTCなど)の利用(n=131)
48.9
国際競技会への参加(n=131)
69.5
交通手段の確保(送迎など)(n=131)
28.2
衣類やスポーツ用具の提供(n=131)
49.6
支払免除(大会参加費、医療費など)(n=131)
35.1
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表A-19 競技団体と所属クラブ/チームから受けた特別待遇やサポートの評価
競技団体(n=99,N=29)
18.2
所属クラブ/チーム(n=90,N=38)
39.4
24.4
0%
非常に十分であった
28.3
36.7
20%
十分であった
28.9
40%
どちらともいえない
10.1
60%
十分でなかった
全く十分でなかった
4.4
80%
4.0
5.6
100%
(N: わからない/該当なし)
ジュニア期において競技団体やスポーツ機関から受けた特別待遇やサービスとして最も多かっ
たのは、「国際競技会への参加( 69.5%)」であった。以下、「より質の高い練習の提供(特訓)
(59.4%)」「衣類やスポーツ用具の提供(49.6%)」が続いた。
ジュニア期に競技団体から受けた特別待遇やサポートに対して、「非常に十分であった」「十分で
あった」と回答した者が 57.6%であった。また、「所属クラブ/チーム」の場合、「非常に十分であった」
「十分であった」と回答した者が 61.1%であり、「十分でなかった」「全く十分でなかった」と回答した者
が 10.0%であった。
15
A. エリートアスリート調査
■ジュニア期における競技団体やスポーツ機関からの人的サービス
図表A-20 ジュニア期に受けた人的サービス(複数回答)
スポーツ心理学者によるメンタルコーチング(n=130)
9.2
栄養士による栄養指導(n=129)
37.2
専門医による医療サポート(n=131)
25.2
理学療法やマッサージ(n=130)
43.1
体調管理(定期的な健康診断など)(n=131)
18.3
バイオメカニクスサポート(n=130)
10.8
キャリアサポート/キャリアプランニング(n=130)
3.8
学業のサポート(試験対策など)(n=130)
5.4
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表A-21 ジュニア期に指導を受けたコーチの専門知識・技術の評価
競技団体のコーチ(n=98,N=30)
42.9
37.8
12.2
5.1
2.0
4.7
所属クラブ/チームのコーチ(n=106,N=22)
39.6
0%
非常に十分であった
十分あった
38.7
20%
40%
どちらともいえない
十分でなかった
60%
全く十分でなかった
16.0
80%
0.9
100%
(N: わからない/該当なし)
ジュニア期において競技団体やスポーツ機関から受けた人的サービスとして最も多かったのは、
「理学療法やマッサージ(43.1%)」であった。以下、「栄養士による栄養指導(37.2%)」「専門医による
医療サポート(25.2%)」が続いた。
ジュニア期に指導を受けた競技団体のコーチの専門知識・技術に対して、「非常に十分であった」
「十分であった」と回答した者が 80.7%であった。また、「所属クラブ/チームのコーチ」の場合、「非常
に十分であった」「十分であった」と回答した者が 78.3%であり、「十分でなかった」「全く十分でなかっ
た」と回答した者が 5.6%であった。
16
A. エリートアスリート調査
■ジュニアの強化選手として特別待遇やサポートを受けた年齢
図表A-22 ジュニアの強化選手として特別待遇やサポートを初めて受けた年齢
所属クラブ/チーム(n=73)
11.0
競技団体(n=91)
8.8
0%
27.4
47.9
28.6
13.7
41.8
20%
40%
12歳以下
20.9
60%
13~15歳
16~18歳
(16.1)
80%
(16.4)
100%
平均値
19歳以上
図表A-23 競技団体から特別待遇やサポートを初めて受けた年齢についてどう思うか
67.5
0%
20%
適切であった
3.6
40%
早かった
遅かった
60%
19.3
80%
現在の専門競技はもっと遅くに始めた
9.6
100%
(n=83,わからない29)
ジュニア期において「所属クラブ/チーム」から強化選手として特別待遇やサポートを初めて受け
た年齢に対して、「16~18 歳(47.9%)」と回答した者が最も多く、平均年齢は 16.1 歳であった。「競技
団体」の場合、「16~18 歳(41.8%)」がと回答した者が最も多く、平均年齢は 16.4 歳であった。
競技団体から強化選手として特別待遇やサポートを初めて受けた年齢に対して、「適切であった
(67.5%)」と回答した者が最も多く、次いで「遅かった(19.3%)」、「現在の専門競技はもっと遅くに始め
た(9.6%)」と続いた。
17
A. エリートアスリート調査
■中学・高校・大学におけるエリートアスリートとしての特別待遇
図表A-24 中学・高校・大学からの特別待遇の有無
55.8
0%
20%
44.2
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=129)
中学・高校・大学時において学校からエリートアスリートとして特別待遇を受けていたかという問
いに対して、「はい」と回答した者が 55.8%であり、「いいえ」と回答した者が 44.2%であった。
18
A. エリートアスリート調査
図表A-25 中学・高校における特別待遇の内容(複数回答)
優遇された時間割(n=69)
13.0
出席義務の免除(n=68)
63.2
時差通学の許可(n=69)
4.3
優遇された試験の時間割(n=69)
18.8
学習サポート(n=68)
17.6
財政的支援(n=69)
36.2
0%
20%
40%
60%
80%
100%
80%
100%
図表A-26 大学における特別待遇の内容(複数回答)
優遇された時間割(n=68)
25.0
出席義務の免除(n=68)
67.6
時差通学の許可(n=68)
7.4
優遇された試験の時間割(n=68)
33.8
学習サポート(n=67)
22.4
財政的支援(n=68)
73.5
0%
20%
40%
60%
中学・高校において受けた特別待遇の内容として最も多かったのは、「出席義務の免除(63.2%)」
であった。以下、「財政的支援(36.2%)」「優遇された試験の時間割(18.8%)」と続いた
大学において受けた特別待遇の内容として最も多かったのは、「財政的支援(73.5%)」であった。
以下、「出席義務の免除(67.6%)」「優遇された試験の時間割(33.8%)」と続いた。
19
A. エリートアスリート調査
■アスリート活動と学業の両立
図表A-27 通常の学校とは異なる、アスリート活動と学業の両立ができる学校への通学
中学/高校(n=118)
33.9
大学/専門学校(n=101)
50.5
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表A-28 アスリート活動と学業を両立するために、教育機関から受けたサポートの評価
中学/高校(n=108, N=24)
26.9
大学/専門学校(n=98,N=30)
25.5
0%
非常に十分であった
22.2
26.5
20%
十分であった
35.2
38.8
40%
どちらともいえない
4.6
十分でなかった
60%
11.1
6.1
80%
3.1
100%
全く十分でなかった (N:わからない/該当なし)
エリートスポーツと学業の両立ができる学校へ通学していたか対して、「中学/高校」の場合、「は
い」と回答した者が 33.9%であり、「いいえ」と回答した者が 66.1%であった。また、「大学/専門学校」
の場合、「はい」と回答した者が 50.5%であり、「いいえ」と回答した者が 49.5%であった。
アスリート活動と学業を両立するために「中学/高校」から受けたサポートに対して、「非常に十分
であった」「十分であった」と回答した者が 49.1%であった。また「大学/専門学校」の場合、「非常に十
分であった」「十分であった」と回答した者が 52.0%であった。
20
A. エリートアスリート調査
(4)競技サポート・引退後のサポート
■勤務先のスポーツに対する支援
図表A-29 勤務先のスポーツに対する支援の評価(アスリートの活動以外に仕事をしている場合)
45.5
0%
32.5
20%
非常によい
よい
40%
どちらともいえない
13.0
60%
わるい
6.5
80%
非常にわるい
2.6
100%
(n=77, 該当なし/仕事をしていない53)
■1 週間の平均的な練習時間
図表A-30 1 週間の平均的な練習時間
18.2
40.2
31.8
9.8
(27.7)
0%
20%
40%
20時間未満
20~29時間
60%
30~39時間
80%
40時間以上
100%
平均値
(n=132)
勤務先のスポーツに対する支援に対して、「非常によい」「よい」と回答した者が 78.0%であり、「わ
るい」「非常にわるい」と回答した者が 9.1%であった。
1 週間の平均的な練習時間に対して、「20~29 時間(40.2%)」と回答した者が最も多く、次いで「30
~39 時間(31.8%)」、「20 時間未満(18.2%)」と続いた。平均時間は 27.7 時間であった。
21
A. エリートアスリート調査
■アスリート活動に対する月額の給与
図表A-31 アスリート活動に対する月額の給与の有無
72.4
0%
20%
27.6
40%
60%
はい
80%
いいえ
100%
(n=134)
図表A-32 アスリート活動に対する月額の給与の支払い元(複数回答)
文部科学省/NAASH
37.1
JOC
32.0
競技団体
7.2
スポンサー
19.6
所属クラブ
56.7
0%
20%
(n=97)
40%
60%
80%
100%
アスリート活動に対する月額の給与を得ているかに対して、「はい」と回答した者が 72.4%であり、
「いいえ」と回答した者が 27.6%であった。
その月額の給与の支払元として最も多かった項目は、「所属クラブ(56.7%)」であった。以下、「文
部科学省/NAASH(37.1%)」、「JOC(32.0%)」が続いた
22
A. エリートアスリート調査
図表A-33 アスリート活動に対する月額の給与はトレーニング費や生活費をまかなうのに十分か
71.6
0%
20%
11.6
40%
60%
80%
16.8
100%
十分である(仕事をせずに、アスリート活動のみに専念できる)
仕事をしながら活動するには十分
不十分である
(n=95)
アスリート活動に対する月額の給与がトレーニング費や生活費をまかなうのに十分かという問い
に対して、「十分である(仕事をせずに、アスリート活動のみに専念できる)(71.6%)」と回答した者が
最も多く、次いで「不十分である(16.8%)」、「仕事をしながら活動するには十分(11.6%)」と続いた。
23
A. エリートアスリート調査
■アスリート活動に対する支払い免除(競技団体の補助、負担)
図表A-34 アスリート活動に対する何らかの支払い免除の有無
88.0
0%
20%
12.0
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=133)
図表A-35 アスリート活動に対する支払い免除の内容
旅費・交通費
94.0
国際競技会への参加費
76.9
自動車の提供
4.3
用具・衣類の提供
69.2
トレーニング費
47.9
保険
17.1
医療費
9.4
トレーニング施設における食費
(n=117)
59.8
0%
20%
40%
60%
80%
100%
アスリート活動に対する支払い免除があるかという問いに対して、「はい」と回答した者が 88.0%で
あり、「いいえ」と回答した者が 12.0%であった。
アスリート活動に対する支払い免除の内容として最も多かったのは、「旅費・交通費(94.0%)」であ
った。以下、「国際競技会への参加費(76.9%)」「用具・衣類の提供(69.2%)」が続いた
24
A. エリートアスリート調査
図表A-36 支払い免除はアスリート活動をする上で十分か
71.3
0%
20%
28.7
40%
60%
十分である
80%
十分でない
100%
(n=115)
■アスリート活動に対する自己負担
図表A-37 アスリート活動に対する自己負担の有無
34.2
0%
20%
65.8
40%
60%
全く負担していない
負担している
80%
100%
(n=117)
支払い免除はアスリート活動をする上で十分かどうかという問いに対して、「はい」と回答した者
が 71.3%であり、「いいえ」と回答した者が 28.7%であった。
アスリート活動に対する自費負担に対して、「全く負担していない」と回答した者が 34.2%であり、
「負担している」と回答した者が 65.8%であった。
25
A. エリートアスリート調査
■アスリート支援サービス
図表A-38 過去 12 か月で受けたアスリート支援サービス(複数回答)
バイオメカニクス/パフォーマンス分析(n=134)
61.1
筋力トレーニング/コンディショニング(n=135)
82.2
栄養士による栄養サポート(n=134)
78.3
生理学サポート(n=133)
32.4
心理カウンセリング/メンタルコーチ(n=134)
46.3
マッサージ(n=134)
91.8
理学療法(n=132)
53.0
スポーツドクターのアドバイス・処置(n=133)
79.0
キャリア相談(n=134)
29.1
法律上の相談/財政面の相談(n=134)
17.8
メディアトレーニング(n=133)
43.6
0%
20%
40%
60%
80%
100%
過去 12 か月に利用したアスリート支援サービスとして最も多かったのは、「マッサージ(85.1%)」で
あった。以下、「筋力トレーニング/コンディショニング(67.4%)」「スポーツドクターのアドバイス・処置
(57.9%)」が続いた。
26
A. エリートアスリート調査
図表A-39 過去 12 か月で受けたアスリート支援サービスの評価
バイオメカニクス/パフォーマンス分析(n=82)
35.4
40.2
22.0
2.4
1.8
筋力トレーニング/コンディショニング(n=111)
40.5
栄養士による栄養サポート(n=105)
41.4
31.4
15.3
41.9
0.9
20.0
5.7
1.0
2.3
生理学サポート(n=43)
14.0
心理カウンセリング/メンタルコーチ(n=62)
16.3
58.1
30.6
16.1
マッサージ(n=123)
9.3
38.7
4.8
61.0
理学療法(n=70)
9.7
31.7
32.9
7.3
30.0
35.7
1.4
1.0
スポーツドクターのアドバイス・処置(n=105)
28.6
キャリア相談(n=39)
10.3
44.8
17.9
1.0
24.8
43.6
10.3
17.9
4.2
法律上の相談/財政面の相談(n=24)
4.2
メディアトレーニング(n=58)
8.3
37.5
45.8
25.9
0%
29.3
20%
非常に高い
高い
34.5
40%
どちらともいえない
6.9
60%
低い
非常に低い
80%
3.4
100%
(N :過去12か月にこのサービスを受けていない)
図表A-40 現在受けているアスリート支援サービスの評価
21.0
0%
51.6
20%
24.2
40%
非常に良い
60%
よい
どちらともいえない
80%
わるい
3.2
100%
(n=124,該当なし10)
過去 12 か月で受けたアスリート支援サービスの質の評価において、「非常に高い」「高い」と回答
した者が最も多かったものは、「マッサージ(92.7)」であった。以下、「筋力トレーニング/コンディショ
ニング(81.9%)」、「バイオメカニクス/パフォーマンス分析(75.6%)」が続いた。
現在受けているアスリート支援サービスの評価に対して、「非常に良い」「良い」と回答した者が
72.6%であり、「わるい」と回答した者が 3.2%であった。
27
A. エリートアスリート調査
■引退後の生活のためのアスリート支援サービス
図表A-41 引退後の生活のためのアスリート支援サービスを利用することができるか
32.0
0%
68.0
20%
40%
60%
はい
80%
いいえ
100%
(n=50,わからない84)
図表A-42 利用することができるアスリート支援サービスの内容(複数回答)
セカンドキャリアセミナー
60.0
引退後に向けた心理カウンセリング
13.3
友人との社会的ネットワーク構築
20.0
ビジネスネットワークの構築
13.3
教育プログラム
25.0
キャリア相談・コーチング
60.0
財政的支援
財政面での相談・アドバイス
26.7
6.7
0%
(n=15)
20%
40%
60%
80%
100%
引退後の生活のためのアスリート支援サービスの利用できるかという問いに対して、「はい」と回
答した者が 32.0%であり、「いいえ」と回答した者が 68.0%であった。「わからない」と回答した者が
62.7%と過半数を超えた。
利用することができるアスリート支援サービスの内容において最も多かったのは、「セカンドキャリ
アセミナー(60.0%)」であった。以下、「キャリア相談・コーチング(60.0%)」、「財政的支援(26.7%)」が
続いた。
28
A. エリートアスリート調査
■引退後のキャリアサポートに関する意見
図表A-43 引退後のキャリアサポートに関する意見
私は引退後に受けることができるキャリアサポートサービスに関して
情報を十分に得ている。(n=101,わからない32)
1.0
6.9
日本は引退後のキャリアサポートが充実している。
(n=84,わからない49)
8.3
私は引退後のキャリアに不安がある。(n=110,わからない22)
将来の見通しに対する不安のせいでトップアスリ ートとしての活動に
十分に集中できない。(n=124,わからない10)
20.2
そう思う
31.7
36.9
34.5
40.9
21.8
10.0
6.4
1.6
8.1
19.4
38.7
16.0
32.3
49.1
23.6
8.5
2.8
1.7
7.6
0%
強くそう思う
34.7
20.9
日本のトップアスリートの現役引退後のキャリア形成は
深刻な問題である。(n=106,わからない28)
引退後すぐに自分の学歴や興味に合った仕事を見つけられると
思う。(n=119,わからない15)
25.7
34.5
20%
どちらともいえない
40.3
40%
あまりそう思わない
60%
16.0
80%
100%
全くそう思わない
「私は引退後に受けることができるキャリアサポートサービスに関して情報を十分に得ている」とい
う文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 7.9%であり、「あまりそう思わない」「全くそ
う思わない」と回答した者が 66.4%であった。
「日本は引退後のキャリアサポートが充実している」という文言に対して、「強くそう思う」「そう思
う」と回答した者が 8.3%であり、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した者が 71.4%であ
った。
「私は引退後のキャリアに不安がある」という文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した
者が 61.8%であり、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答した者が 16.4%であった。
「将来の見通しに対する不安のせいでトップアスリートとしての活動に十分に集中できない」という
文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 9.7%であり、「あまりそう思わない」「全くそう
思わない」と回答した者が 71.0%であった。
「日本のトップアスリートの現役引退後のキャリア形成は深刻な問題である」という文言に対して、
「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 65.1%であり、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と
回答した者が 11.3%であった。
「引退後すぐに自分の学歴や興味に合った仕事を見つけられると思う」という文言に対して、「強
くそう思う」「そう思う」と回答した者が 9.3%であり、「あまりそう思わない」「全くそう思わない」と回答し
た者が 56.3%であった。
29
A. エリートアスリート調査
(5)トレーニング施設
■ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターの利用
図表A-44 NTC/競技別強化拠点/JISS を常時利用することができるか
85.9
0%
20%
14.1
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=135)
図表A-45 NTC/競技別強化拠点/JISS や競技場の評価
トレーニング施設/競技場の全体的な質(n=132,N=2)
64.4
28.0
6.8
0.8
2.3
トレーニング施設/競技場の利用のしやすさ(n=131,N=3)
55.7
0%
非常に高い(よい)
高い(よい)
20%
32.8
40%
どちらともいえない
低い(わるい)
60%
非常に低い(わるい)
7.6
80%
1.5
100%
(N :わからない)
ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターを常時利用できる
かという問いに対して、「はい」と回答した者が 85.9%であり、「いいえ」と回答した者が 14.1%であっ
た。
ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターと競技場の全体的
な質に対して、「非常に高い」「高い」と回答した者は 92.4%であった。また、「ナショナルトレーニング
センター/競技場の利用のしやすさ」の場合、「非常によい」「よい」と回答した者は 88.5%であった。
30
A. エリートアスリート調査
■普段練習するトレーニング施設
図表A-46 普段トレーニングをする施設で受けることのできるアスリート支援サービス(複数回答)
スポーツドクター(n=131)
47.3
専門医(n=130)
34.6
理学療法士(n=132)
27.3
マッサージ師(n=132)
50.0
メンタルコーチ/心理学者(n=130)
26.9
栄養士(n=132)
40.2
スポーツ科学(バイオメカニクスなど)(n=132)
35.6
キャリアサポートサービス(n=128)
14.1
学業支援サービス(n=129)
7.0
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表A-47 普段練習するトレーニング施設までの往復の移動時間(週単位)
13.9
56.6
17.2
12.3
(3.9)
0%
20%
週に合計1時間未満
40%
週に合計1~4時間
60%
週に合計5~9時間
80%
週に合計10時間以上
100%
平均値
(n=122)
普段トレーニングをする施設において受けられるサポートサービスの内容において最も多かった
のは、「マッサージ師(50.0%)」であった。以下、「スポーツドクター(47.3%)」、「栄養士(40.2%)」が続
いた。
普段練習するトレーニング施設までの往復の移動時間に対して、「週に合計 1~4 時間(56.6%)」
と回答した者が最も多く、次いで「週に 5~9 時間(17.2%)」、「週に合計 1 時間未満(13.9%)」と続い
た。週当たりの平均往復移動時間は 3.9 時間であった。
31
A. エリートアスリート調査
(6)コーチ
■コーチの能力
図表A-48 現在のコーチの能力に対する評価
2.3
競技に関する国際レベルの専門的知識(n=132,N=3)
51.5
28.8
16.7
0.8
2.3
コーチングの技術(n=132,N=3)
47.7
対人能力(コミュニケーション能力など)(n=132,N=3)
31.1
43.9
0%
29.5
20%
非常に高い
高い
40%
どちらともいえない
20.5
60%
低い
3.0
15.9
5.3
80%
非常に低い
0.8
100%
(N :わからない)
■コーチの確保・養成に対する意見
図表A-49 コーチの確保・養成に対する意見
4.6
現在のコーチは現段階の自分の競技レベルにおいて
最もふさわしいコーチである。(n=130,N=3)
36.2
41.5
15.4
2.3
3.8
現在のコーチからはまだまだ学ぶことがある。(n=130,N=3)
43.8
0%
強くそう思う
そう思う
20%
どちらともいえない
32.3
40%
あまりそう思わない
60%
全くそう思わない
17.7
80%
2.3
100%
(N :わからない)
現在のコーチの「競技に関する国際レベルの専門的知識」に対して、「非常に高い」「高い」と回答
した者が 80.3%であった。「コーチングの技術」の場合、「非常に高い」「高い」と回答した者が 78.8%で
あった。「対人能力(コミュニケーション能力など)」の場合、「非常に高い」「高い」と回答した者が
73.4%であった。
「現在のコーチは現段階の自分の競技レベルにおいて最もふさわしいコーチである」という文言
に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 77.7%であった。また、「現在のコーチからはまだ
まだ学ぶことがある」という文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 76.1%であった。
32
A. エリートアスリート調査
(7)国内・国際競技大会
■国内の全国大会の開催頻度や競技レベル
図表A-50 専門競技における国内の全国大会の開催頻度と競技レベルの評価(ジュニア)
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度(n=113,N=16)
13.3
日本の競技大会・トーナメントのレベル(n=111,N=18)
26.5
18.0
33.3
0%
非常に高い
38.9
20%
高い
27.9
40%
どちらともいえない
14.2
低い
60%
15.3
80%
非常に低い
7.1
5.4
100%
(N :わからない)
図表A-51 専門競技における国内の全国大会の開催頻度と競技レベルの評価(シニア)
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度(n=129,N=6)
18.6
日本の競技大会・トーナメントのレベル(n=131,N=4)
27.5
0%
非常に高い
24.8
26.7
20%
高い
34.1
どちらともいえない
40%
低い
14.7
26.7
60%
非常に低い
15.3
80%
7.8
3.8
100%
(N :わからない)
専門競技における国内のジュニアアスリートの全国大会・トーナメントの開催頻度に対して、「非
常に高い」「高い」と回答した者が 39.8%であった。また、「日本の競技大会・トーナメントのレベル」の
場合、「非常に高い」「高い」と回答した者が 51.3%であった。
専門競技における国内のシニアアスリートの全国大会・トーナメントの開催頻度に対して、「非常
に高い」「高い」と回答した者が 43.4%であった。また、「日本の競技大会・トーナメントのレベル」の場
合、「非常に高い」「高い」と回答した者が 54.2%であった。
33
A. エリートアスリート調査
■国際競技大会への参加
図表A-52 自身の競技レベルをふまえると、国際競技大会に十分に参加できていると思うか
92.6
0%
20%
7.4
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=108,どちらともいえない15)
■国際競技大会の参加のために、競技団体やその他のスポーツ機関から受ける財政支援
図表A-53 国際競技大会に参加するための財政支援を受けているか
86.6
0%
20%
13.4
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=134)
図表A-54 国際競技大会に参加するための財政支援は十分なものか
67.3
0%
20%
32.7
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=113)
自身の競技レベルをふまえて国際競技大会に十分に参加ができているかという問いに対して、
「はい」と回答した者が 92.6%であり、「いいえ」と回答した者が 7.4%であった。
国際競技大会に参加するための競技団体やその他のスポーツ機関からの財政支援を受けてい
るかという問いに対して、「はい」と回答した者が 86.6%であり、「いいえ」と回答した者が 13.4%であっ
た。国際競技大会に参加するための財政支援が十分なものかという問いに対して「はい」と回答し
た者が 67.3%であり、「いいえ」と回答した者が 32.7%であった。
34
A. エリートアスリート調査
■国際競技大会の開催
図表A-55 日本において、専門競技の国際競技大会は十分に開催されていると思うか
63.4
0%
20%
36.6
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=112,どちらともいえない23)
日本における専門競技の国際競技大会の開催が十分に開催されていると思うかという問いに対
して、「はい」と回答した者が 63.4%に対して、「いいえ」と回答した者が 36.6%であった。
35
A. エリートアスリート調査
(8)科学研究/新技術・製品の開発
■科学研究の活用
図表A-56 専門競技における科学研究の活用
応用科学研究(バイオメカニクスなど)(n=85,N=49)
18.8
新たなテクノロジーの開発(n=79,N=55)
23.5
7.6
新しいアイディアや方法の発展・発達(n=91,N=42)
24.1
活用されている
20.3
29.7
20%
40%
あまり活用されていない
16.5
15.2
31.9
どちらともいえない
9.4
32.9
16.5
0%
よく活用されている
31.8
13.2
60%
8.8
80%
全く活用されていない
100%
(N :該当しない/わからない)
図表A-57 科学研究に実際に触れることのできる機会
応用科学研究(バイオメカニクスなど)(n=85,N=49)
新たなテクノロジーの開発(n=81,N=53)
18.8
3.7
新しいアイディアや方法の発展・発達(n=87,N=46)
20.0
16.0
11.5
40%
どちらともいえない
17.6
19.8
28.7
20%
多い
12.9
35.8
23.0
0%
非常に多い
30.6
少ない
24.7
13.8
60%
非常に少ない
23.0
80%
100%
(N :該当しない/わからない)
専門競技における応用科学研究の活用に対して、「よく活用されている」「活用されている」と回答
した者は 42.3%であった。「新たなテクノロジーの開発」の場合、「よく活用されている」「活用されてい
る」と回答した者は 31.7%であった。また、「新しいアイディアや方法の発展・発達」の場合、「よく活用
されている」「活用されている」と回答した者は 48.4%であった。
応用科学研究に実際に触れることのできる機会に対して、「非常に多い」「多い」と回答した者は
38.8%であった。「新たなテクノロジーの開発」の場合、「非常に多い」「多い」と回答した者は 19.7%で
あった。また、「新しいアイディアや方法の発展・発達」の場合、「非常に多い」「多い」と回答した者
は 34.5%であった。
36
A. エリートアスリート調査
(9)マスコミの報道
■マスコミの報道
図表A-58 専門競技に関するマスコミの報道(テレビ、新聞など)に対する評価
1.6
マスコミの報道の質(n=122,N=13)
19.7
マスコミの報道の頻度(n=124,N=11)
42.6
14.5
0%
非常に高い(多い)
18.0
29.0
20%
23.4
40%
高い(多い)
18.0
どちらともいえない
33.1
60%
低い(少ない)
80%
非常に低い(少ない)
100%
(N :わからない)
図表A-59 競技成績に関するマスコミの報道に対する評価
1.5
20.7
0%
65.2
20%
非常によい
40%
よい
9.6
60%
どちらともいえない
80%
わるい
非常にわるい
3.0
100%
(n=135)
専門競技に関するマスコミの報道の質に対して、「非常に高い」「高い」と回答した者は 21.3%であ
った。また、「マスコミの報道の頻度」の場合、「非常に多い」「多い」と回答した者は 14.5%であった。
自身の競技成績に関するマスコミの報道に対する評価において、「非常によい」「よい」と回答し
た者は 22.2%であった。
37
A. エリートアスリート調査
(10)エリートスポーツ環境の改善指標
■日本の国際競技力向上のために重要である/改善が必要な要素
図表A-60 日本の国際競技力向上において特に重要な項目(上位 3 つ)
5.4
A.エリートスポーツへの財政支援
4.7
18.8
B.スポーツ政策の構造と組織
7.6
C.スポーツ参加
D.タレント発掘と育成
E.競技および引退後のキャリアサポート
12.0
17.4
F.トレーニング施設
G.コーチの確保と養成
H.国際・国内競技大会
7.2
I.エリートスポーツへの科学的サポート
13.4
7.6
5.8
J.(エリート)スポーツ文化
図表A-61 日本の国際競技力向上において改善が必要である項目(上位 3 つ)
A.エリートスポーツへの財政支援
10.0
21.7
5.0
B.スポーツ政策の構造と組織
C.スポーツ参加
6.7
D.タレント発掘と育成
E.競技および引退後のキャリアサポート
12.8
16.1
F.トレーニング施設
G.コーチの確保と養成
H.国際・国内競技大会
7.8
I.エリートスポーツへの科学的サポート
6.7
6.7
J.(エリート)スポーツ文化
6.7
国際競技力向上策に関する 10 項目を、日本の国際競技力向上において重要である順にランキ
ング付けさせ、上位 3 つまでを分析したところ、最も多かったのは、「エリートスポーツへの財政支援
(18.8%)」であった。以下、「コーチの確保と養成(17.4%)」「トレーニング施設(13.4%)」と続いた。
また、改善が必要である順にランキング付けさせ、上位 3 つまでを分析したところ、最も多かった
のは、「エリートスポーツへの財政支援(21.7%)」であった。以下、「コーチの確保と養成(16.1%)」「ス
ポーツ政策の構造と組織(12.8%)」と続いた。
38
A. エリートアスリート調査
■日本のエリートスポーツ環境の評価
図表A-62 スコアリングシステム(De Bosscher et al., 2010)を用いたエリートスポーツ環境の評価
評価得点(%)
(n=135)
-
Pillar
1. 財政支援
2. スポーツ政策の組織体制と構成
評価
-
65.5
3. スポーツ参加
C
-
-
4. タレント発掘・育成システム
85.0
A
5(a). 競技サポート
95.0
A
5(b). ポストキャリアサポート
33.3
E
6. トレーニング施設
100.0
A
7. コーチの確保・養成
87.5
A
8. 国際・国内競技大会
77.1
B
9. 医・科学研究
50.0
D
84.1-100%
68.1-84.0%
52.1-68.0%
36.1-52.0%
20.0-36.0%
A
B
C
D
E
【評価基準】 環境がとてもよく整備されている
環境がよく整備されている
環境がある程度整備されている
環境があまり整備されていない
環境がほとんど整備されていない
※Pillar1, 3はエリートスポーツ環境調査においては未測定項目
図表A-63 日本のエリートスポーツ環境の総合評価
4.0
0%
35.5
20%
30.6
40%
非常によい
よい
25.8
60%
どちらともいえない
わるい
80%
非常にわるい
4.0
100%
(n=124,わからない11)
エリートスポーツ環境をエリートアスリートが主観的に評価可能な項目をスコアリングシステム
(De Bosscher et al., 2010)を用いて分析してみたところ、エリートアスリートは「タレント発掘・育成シ
ステム」「競技サポート」「トレーニング施設」「コーチの確保・養成」の環境がとてもよく整備されてい
ると評価していた。一方、「医・科学研究」の環境はあまり整備されていない、「ポストキャリアサポー
ト」の環境はほとんど整備されていないと評価された。
他国と比較した場合の日本の総合的なエリートスポーツ環境の評価に対して、「よい」と回答した
者が 39.5%であり、「わるい」と回答した者が 29.8%であった。
[参考文献]
De Bosscher, V., De Knop, P., Van Bottenburg, M., Shibli, S., andTruyens, J. (2010) Developing a
methodology for comparing the elite sport systems and policies in six nations. Sport Management
Review, 24: 567-600.
39
B.エリートコーチ調査
B. エリートコーチ調査
(1)回答者の属性
■性別
図表 B-1 性別
87.1
0%
20%
12.9
40%
60%
男性
80%
100%
女性
(n=62)
■年齢
図表 B-2 年齢
24.6
19.7
14.8
26.2
14.8
(42.3)
0%
20%
35歳以下
40%
36~40歳
60%
41~45歳
46~50歳
80%
51歳以上
100%
平均値
(n=61)
性別は、「男性」が 87.1%に対して「女性」は 12.9%であった。
年齢は、「36~40 歳」(24.6%)と回答した者が最も多く、次いで「46~50 歳」(21.3%)、「51 歳以上」
(21.3%)と続いた。
41
B. エリートコーチ調査
■職業
図表 B-3 職業
62.7
0%
20%
フルタイムでコーチをしている
32.2
40%
60%
5.1
80%
フルタイムで仕事/学生をしながらコーチをしている
100%
その他
(n=59)
■雇用体制
図表 B-4 雇用体制
11.8
0%
17.6
25.5
20%
40%
競技団体雇用
JOC雇用
45.1
60%
有給のコーチではない
80%
その他
100%
(n=51)
職業は、「フルタイムでコーチをしている」(62.7%)と回答した者が最も多く、次いで「フルタイムで
仕事/学生をしながらコーチをしている」(32.2%)、「その他」(5.1%)と続いた。
雇用体制は、「その他」(45.1%)と回答した者が最も多く、その内訳は企業チームなどがあった。
次いで「有給のコーチではない」(25.5%)、「JOC 雇用」(17.6%)と続いた。
42
B. エリートコーチ調査
■国籍
図表 B-5 国籍
98.4
0%
20%
1.6
40%
60%
日本
80%
100%
その他
(n=61)
■指導成績
図表 B-6 生涯の最高指導成績
3.2
58.1
0%
20%
世界大会3位以内
25.8
40%
世界大会4~8位
60%
世界大会ベスト16
9.7
80%
アジア大会ベスト8
3.2
100%
その他
(n=62)
国籍は「日本」と回答した者が 98.4%であった。
生涯の最高成績は、「世界大会 3 位以内」(58.1%)と回答した者が最も多く、次いで「世界大会 4
~8 位」(25.8%)、「世界大会ベスト 16」(9.7%)と続いた。
43
B. エリートコーチ調査
図表 B-7 現在指導している選手の競技レベル
3.3
0%
96.7
20%
40%
60%
シニアアスリート(国内レベル)
80%
100%
シニアアスリート(国際レベル)
(n=60)
図表 B-8 現在指導している選手の指導期間
35.6
0%
20%
23.7
40%
1~3年
15.3
60%
4~6年
7~9年
25.4
80%
10年以上
100%
(n=59)
現在指導している選手の競技レベルは、国際レベルのシニアアスリートと回答した者が 96.7%で
あった。
現在指導している選手の指導期間は、「1~3 年」(35.6%)と回答した者が最も多く、次いで「10 年
以上」(25.4%)、「4~6 年」(23.7%)と続いた。
44
B. エリートコーチ調査
■エリートコーチの現役選手時代の競技成績
図表 B-9 現役選手時代の競技成績
75.0
0%
20%
国際大会出場
20.0
40%
60%
全国大会出場
80%
それ以下のレベル
5.0
100%
(n=60)
エリートコーチの現役選手時代の成績は、「国際大会出場」(75.0%)と回答した者が最も多く、次
いで「全国大会出場」(20.0%)、「それ以下のレベル」(5.0%)と続いた。
45
B. エリートコーチ調査
(2)競技関連の情報提供/競技力向上策への関与
■競技団体やスポーツ機関からの情報提供
図表 B-10 昨年、競技団体やスポーツ機関から提供された情報(複数回答)
代表の選考基準に関する情報(n=59)
89.8
ドーピングに関する情報(n=61)
86.9
医・科学研究に関する情報(n=58)
79.3
専門競技に関係する海外情報(n=56)
75.0
新しいトレーニング方法に関する情報(n=53)
50.9
競技力向上における新しいアイディアに関する情報(n=56)
62.5
スポーツ政策の決定や方針転換に関する情報(n=53)
54.7
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表 B-11 スポーツ機関からの情報提供に対する満足度
所属チーム/クラブ(n=53,N=8)
17.0
競技団体(n=61,N=1)
16.4
文部科学省(n=58,N=3)
32.1
37.7
45.9
25.9
JOC(n=61,N=1)
11.5
44.3
41.7
20%
非常に満足
満足
どちらともいえない
60%
不満
非常に不満
3.4
9.8
33.3
40%
5.7
15.5
36.1
15.0
0%
26.2
55.2
8.2
NAASH/JISS(n=60,N=1)
7.5
1.6
10.0
80%
100%
(N :該当なし)
昨年、競技団体やスポーツ機関から提供された情報にとして、最も多かったものが「代表の選考
基準に関する情報(89.8%)」であった、以下、「ドーピングに関する情報(86.9%)」、「医・科学研究に
関する情報(79.3%)」と続いた。
競技団体やスポーツ機関からの情報提供に対してエリートコーチが、「非常に満足」「満足」 と回
答した者が多かった項目は、「競技団体(62.3%)」「NAASH/JISS(56.7%)」であった。
46
B. エリートコーチ調査
■コーチ委員会/コーチコミッション/コーチ協会
図表 B-12 所属する競技団体におけるコーチ委員会/コーチコミッション/コーチ協会の有無
57.4
0%
20%
32.8
40%
ある
60%
ない
わからない
9.8
80%
100%
(n=61)
所属する競技団体におけるコーチ委員会/コーチコミッション/コーチ協会の有無に対して、「ある
(57.4%)」と回答した者が最も多く、次いで「ない(32.8%)」、「わからない(9.8%)」と続いた。
47
B. エリートコーチ調査
■競技団体の強化プラン、政府の国際競技力向上策の立案・評価へのコーチの関与
図表 B-13 強化プラン・国際競技力向上策の立案への関与
競技団体が策定する強化プラン(n=58,N=4)
37.9
政府が策定する国際競技力向上策(n=47,N=13)
31.0
19.1
38.3
0%
非常に関与している
20%
関与している
22.4
10.6
40%
どちらともいえない
3.4
31.9
60%
関与していない
5.2
80%
まったく関与していない
100%
(N :わからない)
図表 B-14 強化プラン・国際競技力向上策の評価への関与
競技団体が策定する強化プラン(n=56,N=5)
26.8
37.5
21.4
7.1
7.1
2.1
政府が策定する国際競技力向上策(n=47,N=14)
21.3
0%
非常に関与している
38.3
20%
関与している
40%
どちらともいえない
12.8
60%
関与していない
25.5
80%
100%
まったく関与していない
(N :わからない)
競技団体や政府が策定する競技力向上策の立案に対するエリートコーチの関与において、「競
技団体が策定する強化プラン」の場合、「非常に関与している」「関与している」と回答した者が
68.9%であった。また、「政府が策定する国際競技力向上策」の場合、「非常に関与している」「関与し
ている」と回答した者が 19.1%であった。
競技団体や政府が策定する競技力向上策の評価に対するエリートコーチの関与において、「競
技団体が策定する強化プラン」の場合、「非常に関与している」「関与している」と回答した者が
64.3%であった。また、「政府が策定する国際競技力向上策」の場合、「非常に関与している」「関与し
ている」と回答した者が 23.4%であった。
48
B. エリートコーチ調査
■スポーツ政策の組織体制と構成に対する意見
図表B-15 スポーツ政策の組織体制と構成に対する意見
3.3
トップレベルのコーチとして活動していく中で、関わらなければならない機関・組織が
多すぎる(n=60, わからない2)
16.7
26.7
41.7
11.7
5.4
政策決定者は定期的にコーチの要求を聞いている(n=56, わからない7)
33.9
0%
強くそう思う
そう思う
どちらともいえない
20%
あまりそう思わない
26.8
40%
23.2
60%
80%
10.7
100%
全くそう思わない
「トップレベルのコーチとして活動していく中で、関わらなければならない機関・組織が多すぎる」と
いう文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 20.0%であった。
「政策決定者は定期的にコーチの要求を聞いている」という文言に対して、「強くそう思う」「そう思
う」と回答した者が 39.3%であった。
49
B. エリートコーチ調査
(3)タレント発掘 ・育成
■ジュニア期におけるアスリートの特別待遇やサポート
図表 B-16 指導している(していた)ジュニアアスリートが受けた特別待遇やサービス(複数回答)
より質の高い練習の提供(特訓)(n=41)
78.0
特別グループトレーニング/個人トレーニング(n=40)
62.5
特別な筋力トレーニング/コンディショニング(n=41)
61.0
トレーニングや競技大会のスケジュール管理(n=42)
59.5
トレーニング施設(JISS、NTCなど)の利用(n=41)
73.2
国際競技大会の参加(n=41)
87.8
交通手段の確保(送迎など)(n=40)
52.5
衣類やスポーツ用具の提供(n=40)
72.5
支払免除(大会参加費、医療費などの競技団体負担)(n=39)
41.0
0%
20%
40%
60%
80%
100%
図表 B-17 指導している(していた)ジュニアアスリートが受けた人的サービス
スポーツ心理学者によるメンタルコーチング(n=39)
23.1
栄養士による栄養指導(n=40)
62.5
専門医による医療サポート(n=40)
45.0
理学療法やマッサージ(n=40)
57.5
体調管理(定期的な健康診断など)(n=41)
36.6
バイオメカニクスサポート(n=40)
20.0
キャリアサポート/キャリアプランニング(n=39)
15.4
学業のサポート(試験対策など)(n=41)
22.0
0%
20%
40%
60%
80%
100%
指導している(していた)ジュニアアスリートが受けた特別待遇やサービスとして最も多かったの
は、「国際競技会への参加(87.8%)」であった。以下、「より質の高い練習の提供(78.0%)」「トレーニ
ング施設(JISS、NTC など)の利用(73.2%)」が続いた。
指導している(していた)ジュニアアスリートが受けている(いた)人的サポートとして最も多かった
のは、「栄養士による栄養指導(62.5%)」であった。以下、「理学療法やマッサージ(57.5%)」「専門医
による医療サポート(45.0%)」が続いた。
50
B. エリートコーチ調査
図表 B-18 指導している(していた)選手のジュニア期に受けていた特別待遇やサポートの評価
12.2
0%
22.0
20%
非常に十分である
39.0
40%
十分である
19.5
60%
どちらともいえない
80%
十分でない
全く十分でない
7.3
100%
(n=41)
指導している(していた)選手のジュニア期に受けていた特別待遇やサポート対して、「非常に十
分である」「十分である」と回答した者が 34.2%であった。
51
B. エリートコーチ調査
■ジュニアの強化選手が特別待遇やサポートを受ける年齢
図表 B-19 指導している(していた)ジュニアの選手が特別待遇やサポートを初めて受けた年齢
所属クラブ/チーム(n=13)
23.1
競技団体(n=22)
53.8
36.4
0%
31.8
20%
13歳未満
23.1
40%
13~15歳
31.8
60%
16~18歳
(14.4)
80%
(14.3)
100%
平均値
(n=22)
指導している(していた)選手が「所属クラブ/チーム」の強化選手としての特別待遇やサポートを
初めて受けた年齢に対して、「13~15 歳(53.8%)」と回答した者が最も多かった。平均年齢は 14.4 歳
であった。また、「競技団体」の場合、「13 歳未満(36.4%)」、「13~15 歳(31.8%)」、「16~18 歳
(31.8%)」と回答した者は同程度の割合であった。平均年齢は 14.3 歳であった。
52
B. エリートコーチ調査
図表 B-20 ジュニアの選手が競技団体から特別待遇やサポートを受ける年齢についてどう思うか
88.2
0%
20%
2.9
40%
60%
適切である
早い
80%
8.8
100%
(n=34,わからない7)
遅い
■トップアスリートを養成する能力
図表 B-21 現在指導している選手を、将来のトップアスリートとして養成する能力があると思うか
97.4
0%
20%
2.6
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=38)
ジュニアの強化選手が競技団体から特別待遇やサポートを受ける年齢に対して、「適切である
(88.2%)」と回答した者が最も多く、次いで「遅い(8.8%)」「早い(2.9%)」と回答した者が続いた。
現在指導している選手を、将来のトップアスリートとして養成する能力があるかという問いに対し
て、「はい」と回答した者が 97.4%であった。
53
B. エリートコーチ調査
■中学・高校・大学におけるエリートアスリートとしての特別待遇
図表 B-22 アスリート活動と学業を両立するために、選手が教育機関から受けたサポートの評価
中学/高校(n=40,N=1)
大学/専門学校(n=39,N=2)
5.0
2.6
0%
非常に十分であった
27.5
37.5
30.8
20%
十分であった
25.0
33.3
40%
どちらともいえない
23.1
60%
十分でなかった
80%
全く十分でなかった
5.0
10.3
100%
(N :該当なし)
アスリート活動と学業を両立するための指導している(していた)選手が「中学/高校」から受ける
サポートに対して、「非常に十分であった」「十分であった」と回答した者が 32.5%あった。また、「大学
/専門学校」の場合は、「非常に十分であった」「十分であった」と回答した者が 33.4%であった。
54
B. エリートコーチ調査
(4)競技サポート・引退後のキャリアサポート
■指導している選手のアスリート支援サービス
図表 B-23 過去 12 か月で選手が受けたアスリート支援サービスの有無(複数回答)
メディアトレーニング(n=55)
72.7
法律上の相談/財政面の相談(n=52)
55.8
キャリア相談(n=56)
64.3
スポーツドクターのアドバイス・処置(n=61)
93.4
理学療法(n=57)
78.9
マッサージ(n=61)
93.4
心理カウンセリング/メンタルコーチング(n=58)
70.7
生理学サポート(n=55)
74.5
栄養士による栄養サポート(n=61)
90.2
筋力トレーニング/コンディショニング(n=59)
93.2
バイオメカニクス/パフォーマンス分析(n=57)
73.7
0%
20%
40%
60%
80%
100%
過去 12 カ月で指導している(していた)選手が受けたアスリート支援サービスとして最も多かった
のは、「スポーツドクターのアドバイス・処置(93.4%)」「マッサージ(93.4%)」であった。以下、「筋力ト
レーニング/コンディショニング(93.2%)」「栄養士による栄養サポート(90.2%)」が続いた。
55
B. エリートコーチ調査
図表 B-24 現在指導している選手が受けているアスリート支援サービスの評価
1.8
バイオメカニクス/パフォーマンス分析(n=57)
10.5
36.8
19.3
5.3
1.7
筋力トレーニング/コンディシ ョニング(n=59)
27.1
49.2
13.6
1.7
3.3 3.3
栄養士による栄養サポート(n=61)
23.0
生理学サポート(n=55)
49.2
5.5
20.0
心理カウンセリング/メンタルコーチング(n=58)
12.1
27.6
6.9
22.8
メディアトレーニング(n=55)
9.8
10.5
37.7
8.9
26.2
23.2
1.9
12.5
23.1
7.3
非常に高い
40%
高い
どちらともいえない
4.9
12.7
60%
低い
5.3
23.1
30.9
20%
1.6
17.9
7.7
16.4
0%
12.1
24.6
24.6
1.8
10.9
45.9
15.8
スポーツドクターのアドバイス・処置(n=61)
法律上の相談/財政面の相談(n=52)
5.5
36.1
理学療法(n=57)
キャリア相談(n=56)
32.7
12.1
マッサージ(n=61)
11.5
80%
5.5
100%
非常に低い
図表 B-25 現在指導している選手が受けているアスリート支援サービスの総合評価
19.4
0%
53.2
20%
24.2
40%
非常に良い
60%
良い
どちらともいえない
80%
わるい
3.2
100%
(n=62,該当なし1)
過去 12 カ月、指導している(していた)選手が受けたアスリート支援サービスの質の評価におい
て「非常に高い」「高い」と回答した者が多かったものは、「マッサージ(82.0%)」であった。以下、「筋
力トレーニング/コンディショニング(76.3%)」「栄養士による栄養サポート(72.2%)」が続いた。
現在、指導している(していた)選手が受けているアスリート支援サービスに対して、「非常に良
い」「良い」と回答した者が 72.6%であった。
56
B. エリートコーチ調査
■選手の引退後のキャリアサポートに関する意見
図表 B-26 選手の引退後のキャリアサポートに関する意見
1.6 1.6
選手は引退後に受けることができるサポートサービスや、将来のキャリアの見
通しに関する情報を十分に得ている。(n=61,N=2)
日本はトップアスリートの引退後におけるキャリアサポートが充実している。
(n=63)
41.0
4.8
0%
強くそう思う
そう思う
どちらともいえない
24.6
28.6
20%
28.6
40%
あまりそう思わない
31.1
38.1
60%
全くそう思わない
80%
100%
(N :わからない)
「選手は引退後に受けることができるサポートサービスや、将来のキャリアの見通しに関する情
報を十分に得ている」という文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 3.2%であった。
「日本はトップアスリートの引退後におけるキャリアサポートが充実している」という文言に対し
て、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 4.8%であった。
57
B. エリートコーチ調査
(5)トレーニング施設
■ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターの利用
図表 B-27 NTC/競技別強化拠点/JISS や競技場の評価
トレーニング施設/競技場の全体的な質(n=62,N=2)
50.0
トレーニング施設/競技場の利用のしやすさ(n=62)
24.2
0%
非常に高い(よい)
40.0
40.3
20%
高い(よい)
17.7
40%
どちらともいえない
5.0 5.0
60%
低い(わるい)
8.1
80%
非常に低い(わるい)
9.7
100%
(N :わからない)
■普段指導するトレーニング施設
図表B-28 普段指導するトレーニング施設までの往復の移動時間(週単位)
14.0
54.0
20.0
12.0
(4.3)
0%
20%
週に合計1時間未満
40%
週に合計1~4時間
60%
週に合計5~9時間
80%
週に合計10時間以上
100%
平均値
(n=50)
ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターと競技場の全体的
な質に対して、「非常に高い」「高い」と回答した者が 90.0%であった。また、「ナショナルトレーニング
センター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターと競技場の利用のしやすさ」の場合、「非常
によい」「よい」と回答した者が 64.5%であった。
普段指導するトレーニング施設までの往復の移動時間に対して、「週に合計 1~4 時間(54.0%)」
と回答した者が最も多く、次いで「週に 5~9 時間(20.0%)」、「週に合計 1 時間未満(14.0%)」と続い
た。週当たりの平均往復移動時間は 4.3 時間であった。
58
B. エリートコーチ調査
(6)コーチ
■コーチの養成
図表B-29 日体協、競技団体、その他スポーツ機関が認定する指導者講習を修了しているか
59.0
0%
20%
4.9
40%
はい
36.1
60%
現在、取得中である
80%
いいえ
100%
(n=61)
日体協、競技団体、その他スポーツ機関が認定する指導者講習を修了しているかという問いに
対して、「はい」と回答した者が 59.0%であり、「いいえ」と回答した者が 36.1%であった。
59
B. エリートコーチ調査
図表B-30 過去 12 か月の、コーチ養成の再教育コースや会議への出席の有無
41.9
0%
20%
58.1
40%
60%
はい
80%
いいえ
100%
(n=62)
図表B-31 コーチ養成の再教育コースや会議の出席頻度
45.8
0%
20%
50.0
40%
年に1回
60%
年に2~4回
年に5回以上
4.2
80%
100%
(n=24)
過去 12 か月に、コーチの指導水準を改善するための再教育(リフレッシャー)コースの受講や会
議への出席をしたかという問いに対して、「はい」と回答した者が 41.9%であり、「いいえ」と回答した
者は 58.1%であった。
コーチの指導水準を改善するための再教育(リフレッシャー)コースや会議への出席頻度に対し
て、「年に 2~4 回(50.0%)」と回答した者が最も多く、次いで「年に 1 回(45.8%)」、「年に 5 回以上
(4.2%)」と続いた。
60
B. エリートコーチ調査
図表B-32 トップレベルのコーチのための十分な認定指導者講習や再教育コースがあるか
48.4
0%
51.6
20%
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=62)
図表B-33 指導者養成制度の構造やコーチへの教育の機会に対する評価
指導者養成(資格)制度の構造(n=57,N=5)
8.8
コーチ教育(再教育コースなど)(n=57,N=5)
7.0
17.5
49.1
10.5
0%
49.1
20%
非常によい
15.8
よい
17.5
40%
どちらともいえない
60%
わるい
非常にわるい
8.8
15.8
80%
100%
(N :わからない)
日本には、トップレベルのコーチのための十分な認定指導者講習や再教育コースはあるかという
問いに対して、「はい」と回答した者が 48.4%であり、「いいえ」と回答した者が 51.6%であった。
専門競技の「指導者養成(資格)制度の構造」に対して、「非常によい」「よい」と回答した者が
26.3%であった。また、「コーチへの教育の機会(再教育コースなど)」の場合、「非常によい」「よい」と
回答した者が 17.5%であった。
61
B. エリートコーチ調査
■指導時間の確保
図表B-34 1週間の選手に対する直接的な指導時間の合計
10.2
30.5
16.9
25.4
16.9
(24.8)
0%
20%
週に合計10時間未満
週に合計10~19時間
40%
60%
週に合計20~29時間
80%
週に合計30~39時間
100%
平均値
週に合計40時間以上
図表B-35 十分なトレーニング時間が確保できているか
72.1
0%
20%
27.9
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=61)
1週間の選手に対する直接的な指導時間の合計に対して、「週に合計 10~19 時間(30.5%)」と回
答した者が最も多く、次いで「週に合計 30~39 時間(25.4%)」、「週に合計 20~29 時間(16.9%)」、
「週に合計 40 時間以上(16.9%)」と続いた。1週間の選手に対する直接的な平均指導時間は 24.8 時
間であった。
より高い競技成績をあげるために十分なトレーニング時間が確保できているかという問いに対し
て、「はい」と回答した者が 72.1%であり、「いいえ」と回答した者が 27.9%であった。
62
B. エリートコーチ調査
■コーチ活動に対する雇用契約
図表B-36 コーチ活動に対する雇用契約の有無
57.4
0%
42.6
20%
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=61)
■勤務先のコーチ活動に対する支援
図表B-37 勤務先のコーチ活動に対する支援の評価(コーチ活動以外に仕事をしている場合)
19.5
0%
46.3
20%
17.1
40%
非常に十分
十分
60%
どちらともいえない
不十分
9.8
80%
非常に不十分
7.3
100%
(n=41,該当なし21)
コーチとしての活動に雇用契約を交わしているかという問いに対して、「はい」と回答した者が
57.4%であり、「いいえ」と回答した者が 42.6%であった。
勤務先のコーチ活動へのサポートに対して、「非常に十分」「十分」と回答した者が 65.8%であっ
た。
63
B. エリートコーチ調査
■コーチ活動に対する給与
図表B-38 コーチ活動に対する月給、謝金などの金銭的支払いの有無
85.5
0%
20%
14.5
40%
60%
はい
80%
いいえ
100%
(n=62)
図表B-39 コーチ活動に対する給与の支払い元
文部科学省/NASSH
23.1
JOC
26.9
競技団体
26.9
スポンサー
3.8
選手
3.8
所属チーム/クラブ
38.5
0%
20%
(n=52)
40%
60%
80%
100%
コーチ活動に対する金銭的支払いを受けているかという問いに対して、「はい」と回答した者が
85.5%であり、「いいえ」と回答した者が 14.5%であった。
また、コーチ活動に対する給与の支払元として最も多かったのは、「所属チーム/クラブ(38.5%)」
であった。以下、「JOC(26.9%)」「競技団体(26.9%)」と続いた。
64
B. エリートコーチ調査
図表B-40 コーチ活動に対する給与はトレーニング費や生活費をまかなうのに十分か
39.2
0%
20%
45.1
40%
60%
十分である(コーチ活動のみに専念できる)
仕事をしながら活動するにも不十分である
15.7
80%
100%
仕事をしながら活動するには十分
(n=51)
コーチ活動に対する月額の給与はトレーニング費や生活費をまかなうのに十分かという問いに
対して、「仕事をしながら活動するには十分(45.1%)」と回答した者が最も多く、次いで「十分である
(コーチの活動のみに専念できる)(39.2%)」、「仕事をしながら活動するにも不十分である(15.7%)」
と続いた。
65
B. エリートコーチ調査
■コーチ活動に対する支払い免除(競技団体の補助、負担)
図表B-41 コーチ活動に対する何らかの支払い免除の有無
68.3
0%
20%
31.7
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=60)
図表B-42 コーチ活動に対する支払い免除の内容
旅費・交通費
92.7
国際競技会への参加費
61.0
自動車の提供
4.9
用具・衣類の提供
41.5
トレーニング費
19.5
保険
7.3
医療費
0.0
トレーニング施設における食費
(n=41)
43.9
0%
20%
40%
60%
80%
100%
コーチ活動に対する金銭的支払い免除があるかという問いに対して、「はい」と回答した者が
68.3%であり、「いいえ」と回答した者が 31.7%であった。
コーチ活動に対する支払い免除の内容にとして最も多かったのは、「旅費・交通費(92.7%)」であ
った。以下、「国際競技会への参加費(61.0%)」「トレーニング施設における食費(43.9%)」と続いた。
66
B. エリートコーチ調査
図表B-43 支払い免除はコーチ活動をする上で十分か
58.5
0%
41.5
20%
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=41)
■コーチ活動時間
図表B-44 1 週間のコーチとしての活動時間
20.3
8.5
22.0
10.2
16.9
22.0
(40.0)
0%
20%
20時間未満
20~29時間
40%
30~39時間
60%
40~49時間
80%
50~59時間
60時間以上
100%
平均値
(n=59)
支払い免除はコーチ活動をする上で十分かという問いに対して、「はい」と回答した者が 58.5%で
あり、「いいえ」と回答した者が 41.5%であった。
1週間のコーチとしての活動時間(トレーニングの準備や分析などの時間を含む)に対して、「30
~39 時間(22.0%)」「60 時間以上(22.0%)」と回答した者が最も多く、次いで「20 時間未満(20.3%)」、
「50~59 時間(16.9%)」と続いた。1 週間の平均活動時間は 40.0 時間であった。
67
B. エリートコーチ調査
■コーチへの供給・養成に関する意見
図表B-45 コーチへの供給・養成に関する意見
1.7
日本では、国際レベルの優秀なコーチになるための知識・情報・講習を
受ける機会はよく発達している(n=59, わからない3)
23.7
42.4
20.3
11.9
1.7
日本では、コーチの(財政的・物的)サポートはよく発達している(n=60,
わからない2)
日本では、トップレベルのコーチの仕事は社会的に十分に認知されて
いる(n=61, わからない1)
11.7
8.2
0%
強くそう思う
そう思う
25.0
どちらともいえない
45.0
36.1
20%
16.7
42.6
40%
あまりそう思わない
60%
13.1
80%
100%
全くそう思わない
「日本では、国際レベルの優秀なコーチになるための知識・情報・講習を受ける機会はよく発達し
ている」という文言に対して、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 25.4%であった。
「日本では、コーチの(財政的・物的)サポートはよく発達している」という文言に対して、「強くそう
思う」「そう思う」と回答した者が 13.4%であった。
「日本では、トップレベルのコーチの仕事は社会的に十分に認知されている」という文言に対し
て、「強くそう思う」「そう思う」と回答した者が 8.2%であった。
68
B. エリートコーチ調査
(7)国際・国内競技大会
■国内の全国大会の開催頻度や競技レベル
図表B-46 専門競技における国内の全国大会の開催頻度や競技レベルの評価(ジュニア)
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度(n=60,N=1)
18.3
日本の競技大会・トーナメントのレベル(n=60,N=1)
45.0
20.0
0%
非常に高い
35.0
20%
高い
23.3
26.7
40%
どちらともいえない
10.0
低い
60%
3.3
15.0
80%
非常に低い
3.3
100%
(N :わからない)
図表B-47 専門競技における国内の全国大会の開催頻度や競技レベルの評価(トップ)
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度(n=60,N=1)
23.3
33.3
26.7
日本の競技大会・トーナメントのレベル(n=60,N=1)
23.3
33.3
26.7
0%
非常に高い
20%
高い
40%
どちらともいえない
低い
60%
非常に低い
16.7
15.0
80%
1.7
100%
(N :わからない)
国内のジュニアアスリートの「競技大会・トーナメントの開催頻度」に対して、「非常に高い」「高い」
と回答した者が 63.3%であった。また、「競技大会・トーナメントのレベル」の場合、「非常に高い」「高
い」と回答した者が 55.0%であった。
国内のトップアスリートの「競技大会・トーナメントの開催頻度」に対して、「非常に高い」「高い」と
回答した者が 56.6%であった。また、「競技大会・トーナメントのレベル」の場合、「非常に高い」「高
い」と回答した者が 56.6%であった。
69
B. エリートコーチ調査
■国際競技大会への参加
図表B-48 指導している選手の競技レベルをふまえ、国際大会に十分に参加できていると思うか
82.5
0%
20%
17.5
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=57,どちらともいえない3)
指導している選手の競技レベルをふまえ、国際競技大会に十分に参加できているかという問い
に対して、「はい」と回答した者が 82.5%であり、「いいえ」と回答した者が 17.5%であった。
70
B. エリートコーチ調査
■国際競技大会に参加するために、競技団体やその他のスポーツ機関から受ける財政支援
図表B-49 国際競技大会に参加するための財政支援を受けているか
87.1
0%
20%
12.9
40%
60%
はい
80%
100%
(n=62)
いいえ
図表B-50 国際競技大会に参加するための財政支援は十分なものか
52.9
0%
20%
47.1
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=51)
国際競技大会に参加するための競技団体やその他のスポーツ機関からの財政支援を受けてい
るかという問いに対して、「はい」と回答した者が 87.1%であり、「いいえ」と回答した者が 12.9%であっ
た。
国際競技大会に参加するための財政支援が十分なものかという問い対して、「はい」と回答した
者が 52.9%であり、「いいえ」と回答した者が 47.1%であった。
71
B. エリートコーチ調査
図表B-51 1 年間に選手の指導や競技大会参加のために家庭を離れる時間
19.0
29.3
25.9
19.0
6.9
(19.9)
0%
20%
40%
10週間未満
10~19週間
60%
20~29週間
80%
30~39週間
100%
平均値
(n=58)
40週間以上
■国際競技大会の開催
図表B-52 日本において、専門競技の国際競技大会は十分に開催されていると思うか
46.9
0%
20%
53.1
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=49,どちらともいえない13)
選手の指導や競技大会参加のために1年に家庭を離れる時間に対して、「10~19 週間(29.3%)」
と回答した者が最も多く、次いで「20~29 週間(25.9%)」、「10 週間未満(19.0%)」、「30~39 週間
(19.0%)」と続いた。1 年間に家庭を離れる期間の平均は 19.9 週間であった。
日本において専門競技の国際競技大会が十分に開催されているかという問いに対して、「はい」
と回答した者が 46.9%であり、「いいえ」と回答した者が 53.1%であった。
72
B. エリートコーチ調査
(8)科学研究/新技術・製品の開発
■トレーニングに関係する科学情報の収集/活用
図表B-53 トレーニングに関係する科学情報の調査頻度
25.4
0%
71.2
20%
40%
60%
頻繁にする(月に一回以上)
時々する(年に数回くらい)
3.4
80%
100%
しない
(n=59)
■トレーニングに関係する科学研究の活用
図表B-54 過去 12 か月におけるトレーニングに関係する科学研究の活用の有無
72.1
0%
20%
27.9
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=61)
過去 12 か月、トレーニングに関係する科学情報の調査頻度に対して、「時々する(年に数回くら
い)(71.2%)」と回答した者が最も多く、次いで「頻繁にする(月に一回以上)( 25.4%)」、「しない
(3.4%)」と続いた。
過去 12 か月、トレーニングに関係する科学研究を活用したかという問いに対して、「はい」と回答
した者が 72.1%であり、「いいえ」と回答した者が 27.9%であった。
73
B. エリートコーチ調査
■科学技術の活用
図表B-55 専門競技における科学研究の活用
応用科学研究(バイオメカニクスなど)(n=46,N=14)
6.5
23.9
41.3
13.0
15.2
2.1
新たなテクノロジーの開発(n=48,N=12)
22.9
新しいアイディアや方法の発展・発達(n=53,N=8)
5.7
26.4
0%
よく活用されている
37.5
35.8
20%
活用されている
16.7
22.6
40%
どちらともいえない
20.8
60%
あまり活用されていない
9.4
80%
100%
全く活用されていない (N :該当なし/わからない)
図表B-56 科学研究に実際に触れることのできる機会
応用科学研究(バイオメカニクスなど)(n=44,N=16)
新たなテクノロジーの開発(n=43,N=17)
6.8
4.7
新しいアイディアや方法の発展・発達(n=50,N=11)
8.0
0%
非常に多い
20.5
29.5
16.3
27.9
20.0
40%
どちらともいえない
22.7
25.6
30.0
20%
多い
20.5
少ない
25.6
24.0
60%
非常に少ない
18.0
80%
100%
(N :該当なし/わからない)
専門競技における応用科学研究の活用に対して、「よく活用されている」「活用されている」と回答
した者は 30.4%であった。「新たなテクノロジーの開発」の場合、「よく活用されている」「活用されてい
る」と回答した者は 25.0%であった。また、「新しいアイディアや方法の発展・発達」の場合、「よく活用
されている」「活用されている」と回答した者は 32.1%であった。
応用科学研究に実際に触れることのできる機会に対して、「非常に多い」「多い」と回答した者は
27.3%であった。「新たなテクノロジーの開発」の場合、「非常に多い」「多い」と回答した者は 21.0%で
あった。また、「新しいアイディアや方法の発展・発達」の場合、「非常に多い」「多い」と回答した者
は 28.0%であった。
74
B. エリートコーチ調査
■科学的知識の普及
図表B-57 競技団体/所属チームから科学的知識が記載された雑誌が年に一度は提供されるか
44.3
0%
55.7
20%
40%
60%
はい
80%
100%
いいえ
(n=61)
図表B-58 過去 12 か月における科学研究・知識に関するセミナーの開催
70.7
0%
20%
29.3
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=58)
競技団体や所属チームから年に一度は、専門競技についての科学的知識が記載された雑誌が
提供されるかという問いに対して、「はい」と回答した者が 44.3%であり、「いいえ」と回答した者が
55.7%であった。
過去 12 か月における競技団体や所属チーム、スポーツ機関によって科学研究・知識に関するセ
ミナーが開催されたかという問いに対して、「はい」と回答した者が 70.7%であり、「いいえ」と回答した
者が 29.3%であった。
75
B. エリートコーチ調査
図表B-59 専門競技に関する科学研究は、十分に遂行されているか
49.0
0%
20%
51.0
40%
60%
はい
80%
いいえ
100%
(n=51,わからない/必要ない10)
図表B-60 専門競技に関する科学的な知識がコーチに十分に普及しているか
37.3
0%
20%
62.7
40%
60%
はい
いいえ
80%
100%
(n=59)
専門競技に関する科学研究は十分に遂行されているかに対して、「はい」と回答した者が 49.0%で
あり、「いいえ」と回答した者が 51.0%であった。
科学的な知識はコーチたちに十分に普及しているかという問いに対して、「はい」と回答した者が
37.3%であり、「いいえ」と回答した者が 62.7%であった。
76
B. エリートコーチ調査
(9)マスコミの報道
■マスコミの報道
図表B-61 専門競技に関するマスコミの報道(テレビ、新聞など)に対する評価
マスコミの報道の質(n=60,N=3)
3.3
マスコミの報道の頻度(n=60,N=2)
3.3
18.3
13.3
0%
非常に高い(多い)
36.7
31.7
13.3
28.3
20%
高い(多い)
28.3
40%
どちらともいえない
低い(少ない)
60%
非常に低い(少ない)
23.3
80%
100%
(N :該当なし/わからない)
専門競技に関する「マスコミの報道の質」に対して、「非常に高い」「高い」と回答した者が 21.6%で
あった。また、「マスコミの報道の頻度」の場合、「非常に多い」「多い」と回答した者が 16.6%であっ
た。
77
B. エリートコーチ調査
(10)エリートスポーツ環境の改善指標
■日本の国際競技力向上のために重要である/改善が必要な要素
図表 B-62 日本が国際競技力向上において特に重要な項目(上位 3 つ)
2.8
2.3
A.エリートスポーツへの財政支援
5.1
B.スポーツ政策の構造と組織
21.5
C.スポーツ参加
D.タレント発掘と育成
16.9
E.競技および引退後のキャリアサポート
F.トレーニング施設
16.9
10.7
G.コーチの確保と養成
H.国際・国内競技大会
4.0
6.8
I.エリートスポーツへの科学的サポート
13.0
J.(エリート)スポーツ文化
図表 B-63 日本の国際競技力向上において改善が必要である項目(上位 3 つ)
2.0
3.3
A.エリートスポーツへの財政支援
4.6
B.スポーツ政策の構造と組織
25.0
C.スポーツ参加
D.タレント発掘と育成
19.1
E.競技および引退後のキャリアサポート
F.トレーニング施設
5.3
15.1
G.コーチの確保と養成
H.国際・国内競技大会
7.9
I.エリートスポーツへの科学的サポート
5.3
12.5
J.(エリート)スポーツ文化
国際競技力向上策に関する 10 項目を、日本の国際競技力向上において重要である順にランキ
ング付けさせ、上位 3 つまでを分析したところ、もっとも多かったのは、「エリートスポーツへの財政
支援(21.5%)」であった。以下、「スポーツ政策の構造と組織(16.9%)」「コーチの確保と養成(16.9%)」
が続いた。
また、改善が必要である順にランキング付けさせ、上位 3 つまでを分析したところ、もっとも多かっ
たのは、「エリートスポーツへの財政支援(25.0%)」であった。以下、「コーチの確保と養成(19.1%)」
「スポーツ政策の構造と組織(15.1%)」と続いた。
78
B. エリートコーチ調査
■日本のエリートスポーツ環境の評価
図表B-64 スコアリングシステム(De Bosscher et al., 2010)を用いたエリートスポーツ環境の評価
評価得点(%)
(n=62)
70.9
72.0
72.7
20.0
90.0
50.0
77.1
42.5
Pillar
1. 財政支援
2. スポーツ政策の組織体制と構成
3. スポーツ参加
4. タレント発掘・育成システム
5(a). 競技サポート
5(b). ポストキャリアサポート
6. トレーニング施設
7. コーチの確保・養成
8. 国際・国内競技大会
9. 医・科学研究
【評価基準】 環境がとてもよく整備されている
環境がよく整備されている
環境がある程度整備されている
環境があまり整備されていない
環境がほとんど整備されていない
84.1-100%
68.1-84.0%
52.1-68.0%
36.1-52.0%
20.0-36.0%
評価
B
B
B
E
A
D
B
D
A
B
C
D
E
※Pillar1, 3はエリートスポーツ環境調査においては未測定項目
■総合的なエリートスポーツ環境の評価
図表B-65 他国と比較した場合、日本の総合的なエリートスポーツ環境をどのように
評価するか
34.4
0%
42.6
20%
40%
非常によい
よい
16.4
60%
どちらともいえない
わるい
80%
非常にわるい
6.6
100%
(n=61)
エリートスポーツ環境をエリートアスリートが主観的に評価可能な項目をスコアリングシステム
(De Bosscher et al., 2010)を用いて分析してみたところ、エリートコーチは「トレーニング施設」の環
境がとてもよく整備されていると評価していた。一方、「コーチの確保・養成」「医・科学研究」の環境
はあまり整備されていない、選手の「ポストキャリアサポート」の環境はほとんど整備されていないと
評価された。
他国と比較した場合の日本の総合的なエリートスポーツ環境の評価に対して、「よい」と回答した
者が 34.4%であり、「わるい」と回答した者が 23.0%であった。
[参考文献]
De Bosscher, V., De Knop, P., Van Bottenburg, M., Shibli, S., and Truyens, J. (2010) Developing a
methodology for comparing the elite sport systems and policies in six nations. Sport Management
Review, 24: 567-600.
79
Ⅲ. 資料
調査票
トップアスリートに対するエリートスポーツ環境調査
エリートスポーツ環境調査
エリートスポーツ環境に関する調査ご協力のお願い
皆様におかれましては、ご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたび、国立スポーツ科学センターでは、トップアスリートやトップコーチの環境整
備における基礎資料とするため、早稲田大学スポーツ政策研究室との連携調査として、諸
外 国 の エ リ ー ト ス ポ ー ツ 政 策 の 国 際 比 較 研 究 Sports Policy factors Leading to
International Sporting Success(SPLISS)を実施することといたしました。今回は、その
一環として、
「エリートスポーツ環境調査」をさせていただいております。
今回の調査は、
『チーム「ニッポン」マルチサポート事業』の平成 23 年度のターゲット
競技のアスリートの方を対象に、エリートスポーツ環境(トップアスリートが競技に専念
できる環境)について、アンケートのご協力をお願いしております。また、調査は回答者
が特定されないように、統計的に処理いたしますので、個人のお名前や回答内容が外部に
漏れるなど、ご迷惑をお掛けすることはありません。
今後の日本の国際競技力向上施策の策定のために、何卒ご協力くださいますようにお願
い申し上げます。
※本アンケートは、約 15 カ国に同一のフォームで質問をしているため、質問数が非常に多
く、また、馴染みのない表現もありますが、ご了承ください。
平成 23 年 7 月
国立スポーツ科学センター
早稲田大学スポーツ政策研究室
【調査用紙の記入に当たってのお願い】
●
回答は、あなたご自身のことについてご記入ください。
●
●
●
●
ご記入は、濃い鉛筆またはボールペン・万年筆でお願いします。
「選択式の設問」をご回答いただく際には、該当箇所に○印を付けてください。
「記述式の回答」は、回答欄からはみ出さないように記入してください。
この調査用紙は、全 12 ページです。
【問い合わせ】
国立スポーツ科学センター SPLISS プロジェクト担当
〒115-0056 東京都北区西が丘 3-15-1
TEL: 03-5963-0221 問い合わせ時間(9:00~17:00)
【競技関連の情報提供/競技力向上策への関与について】
問1 昨年以下の項目に関して、少なくとも一度は、競技団体やスポーツ機関から情報が届きましたか。
※スポーツ機関とは、文部科学省、日本オリンピック委員会、日本スポーツ振興センター、国立スポーツ科学センター、所属チーム/クラブとする。
はい
いいえ
該当なし
3
栄養に関する情報
トレーニングの計画に関する情報
1
2
3
ドーピングに関する情報
1
2
新しいトレーニング方法に関する情報
1
2
代表の選考基準に関する情報
1
2
はい
いいえ
該当なし
合宿計画に関する情報
1
2
3
3
医・科学研究に関する情報
1
2
3
3
スポーツ政策の決定や方針転換に関する情報
1
2
3
1
2
3
問2 以下の組織からのアスリートへの情報提供に対する満足度をお聞かせ下さい。
非常に満足 -------- どちらともいえない ----------- 非常に不満
該当なし
所属チーム/クラブ
1
2
3
4
5
6
競技団体
1
2
3
4
5
6
文部科学省
1
2
3
4
5
6
日本オリンピック委員会(JOC)
1
2
3
4
5
6
日本スポーツ振興センター/国立スポーツ科学センター
1
2
3
4
5
6
問3
あなたの所属する競技団体には選手会がありますか。
1.ある
問4
2.ない
3.わからない
専門競技の国際競技力向上策(強化計画)の立案に対して、アスリートはどの程度関与していると感じていますか。
非常に関与している ---- どちらともいえない ---- まったく関与していない
わからない
競技団体が策定する強化プラン
1
2
3
4
5
6
政府が策定する国際競技力向上策
1
2
3
4
5
6
問5
専門競技の国際競技力向上策(強化計画)の評価に対して、アスリートはどの程度関与していると感じていますか。
非常に関与している ---- どちらともいえない ---- まったく関与していない
わからない
競技団体が策定する強化プラン
1
2
3
4
5
6
政府が策定する国際競技力向上策
1
2
3
4
5
6
問6
以下の組織・人物はトップアスリートとしてのあなたのパフォーマンスにどの程度貢献していると思いますか。
非常に貢献している -- どちらともいえない -- 全く貢献していない
該当なし/わからない
競技団体
1
2
3
4
5
6
所属クラブ/チーム
1
2
3
4
5
6
日本オリンピック委員会(JOC)
1
2
3
4
5
6
文部科学省
1
2
3
4
5
6
日本スポーツ振興センター/国立スポーツ科学センター
1
2
3
4
5
6
プロチーム
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
競技団体のコーチ
1
2
3
4
5
6
パーソナルコーチ
1
2
3
4
5
6
ユースコーチ
1
2
3
4
5
6
スポンサー
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
その他のスポーツ組織 [
その他の人 [
]
]
問7 以下の文言について、どのように思いますか。
トップアスリートとして活動していく中で、関わらなければならない機関・組織が多すぎる。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
政策や強化方針の決定者は定期的にアスリートの要求を聞いている。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
【タレント発掘について】
問8
あなたはジュニア期に、競技団体やスポーツ機関から以下の特別待遇やサービスを受けていましたか。
はい
いいえ
必要なかった
3
特別グループトレーニング/個人トレーニング
特別筋力トレーニング/コンディショニング
1
2
3
トレーニング施設(JISS、NTC など)の利用
1
2
交通手段の確保(送迎など)
1
支払い免除(大会参加費、医療費など)
1
より質の高い練習の提供(特訓)
1
はい
いいえ
必要なかった
トレーニングや競技会のスケジュール管理
1
2
3
3
国際競技会への参加
1
2
3
2
3
衣類やスポーツ用具の提供
1
2
3
2
3
2
1
2
3
問9
あなたはジュニア期に、競技団体やスポーツ機関から以下の人材やサービスの提供を受けていましたか。
はい
いいえ
必要なかった
3
栄養士による栄養指導
はい
いいえ
必要なかった
専門医による医療サポート
1
2
3
理学療法やマッサージ
1
2
3
体調管理(定期的な健康診断など)
1
2
3
バイオメカニクスサポート
1
2
3
キャリアサポート/キャリアプランニング
1
2
3
学業のサポート(試験対策など)
1
2
3
スポーツ心理学者によるメンタルコーチング
問10
1
2
1
2
3
あなたは何歳のときに、初めてジュニアの強化選手としての特別待遇やサポートを受けましたか。
所属クラブ/チーム
[
]歳
競技団体
[
]歳
問11 競技団体から強化選手としての特別待遇やサポートを受けた問10の年齢についてどのように思いますか。
1.適切であった
2.早かった
3.遅かった
4.現在の専門競技はもっと遅くに始めた
5.わからない
問12 あなたがジュニア期に、以下の組織から受けた特別待遇やサポートは十分なものでしたか。
非常に十分であった --- どちらともいえない --- 全く十分でなかった
該当なし
わからない
競技団体
1
2
3
4
5
6
7
所属クラブ/チーム
1
2
3
4
5
6
7
その他のスポーツ機関
1
2
3
4
5
6
7
該当なし
わからない
問13
あなたがジュニア期に指導を受けたコーチやトレーナーの専門知識・技術は十分なものでしたか。
非常に十分であった --- どちらともいえない --- 全く十分でなかった
競技団体のコーチ
1
2
3
4
5
6
7
所属クラブ/チームのコーチ
1
2
3
4
5
6
7
その他(
1
2
3
4
5
6
7
問14
)
中学・高校・大学生のときに、学校からトップアスリートという立場を考慮した特別待遇を受けていましたか。
1.はい →次ページのSQに回答してください。
2.いいえ
→問15へ
SQ
以下の項目において、当てはまるものに○印を記入してください。大学に通学していない場合は、該当箇所に☑印を記入
してください。
中学・高校
大学
アスリート活動が考慮され、優遇された時間割が作られていた
1.はい
2.いいえ
1.はい
2.いいえ
アスリート活動が考慮され、出席義務が免除されることがあった
1.はい
2.いいえ
1.はい
2.いいえ
アスリート活動が考慮され、時差通学(時間をずらした通学)が認められていた
1.はい
2.いいえ
1.はい
2.いいえ
アスリート活動が考慮され、優遇された試験の時間割が作られていた。
1.はい
2.いいえ
1.はい
2.いいえ
アスリート活動が考慮され、個別学習指導や学習サポートがあった
1.はい
2.いいえ
1.はい
2.いいえ
アスリート活動が考慮され、奨学金などの財政的支援があった
1.はい
2.いいえ
1.はい
2.いいえ
□
問15
あなたは、通常の学校とは異なる、エリートスポーツと学業の両立ができる学校に通学していましたか。
中学/高校
問16
該当しない/大学に通っていない
はい
1
いいえ
2
わからない/存在しない
はい
大学/専門学校
3
1
いいえ
2
わからない/存在しない
3
アスリートとしての活動と学業を両立するために、以下の教育機関から受けたサポートについて、どのように思いますか。
非常に十分であった ------ どちらともいえない ------ 全く十分でなかった
該当なし
中学/高校
1
2
3
4
5
6
大学/専門学校
1
2
3
4
5
6
【競技・引退後のキャリアサポートについて】
問17 現在、トップアスリートの活動以外に仕事をしている場合、勤務先のスポーツに対する支援をどのように思いますか。
1.非常によい --- 2.よい --- 3.どちらともいえない --- 4.わるい --- 5.非常にわるい
問18
1週間の平均的な練習時間を記入してください。
問19
あなたはアスリート活動に対する月額の給与を得ていますか。
1.はい
→SQに回答してください。
6.該当なし(仕事をしていない)
週に[
2.いいえ
]時間
→問20へ
SQ1 それはどの機関から支払われていますか。(※複数選択可)
1.文部科学省/日本スポーツ振興センター
2.日本オリンピック委員会(JOC)
3.競技団体
4.スポンサー
5.所属クラブ
6.わからない
SQ2 その月額の給与はトレーニング費や生活費をまかなうのに十分ですか。
1.十分である(仕事をせずに、アスリート活動のみに専念できる)
問20
2.仕事をしながら活動するには十分
トップアスリートとしてのスポーツ活動に何らかの支払い免除(競技団体が補助したり、負担すること)がありますか。
1.はい →SQ及び問21に回答してください。
SQ
3.不十分である
2.いいえ
→問22へ
以下の支払い免除(競技団体が補助したり、負担すること)のうち、該当するものすべてに○印を記入してください。
1.旅費・交通費
2.国際競技会への参加費
3.自動車の提供
4.用具・衣類の提供
5.トレーニング費
6.医療費
7.保険
8.トレーニング施設における食費
9.その他 [
]
問21 これらの支払い免除(競技団体が補助したり、負担すること)はスポーツ活動をする上で十分ですか。
1.はい
2.いいえ
問22 トップアスリートとしての活動を通じて、年間どの程度の収入がありますか。
月額の給料(年収)
年に[
]円
競技団体負担・補助額
年に[
]円
スポンサー収入
年に[
]円
賞金額
年に[
]円
※この回答は、各国との国際比較のためのみに利用します。
問23
競技活動に対して、自費で年間どの程度の負担がありますか。
1.全く負担していない
問24
2.年[
]円
昨年度の年収は以下のどれに当てはまりますか(アスリートとしての活動以外も含む総収入)。
1. 0~99万円
2. 100~399万円
3. 400~599万円
4. 600~799万円
5. 800万円以上
※この回答は、各国との国際比較のためのみに利用します。
問25
過去12か月でどのようなサポートサービスを利用しましたか。それらのサービスの質をどのように評価しますか。
過去 12 か月にこのサービスを
非常に高い -- どちらともいえない
-- 非常に低い
受けていない
バイオメカニクス/パフォーマンス分析
1
2
3
4
5
6
筋力トレーニング/コンディショニング
1
2
3
4
5
6
栄養士による栄養サポート
1
2
3
4
5
6
※質問は次のページに続きます。
過去 12 か月にこのサービスを
非常に高い -- どちらともいえない
-- 非常に低い
受けていない
生理学サポート
1
2
3
4
5
6
心理カウンセリング/メンタルコーチング
1
2
3
4
5
6
マッサージ
1
2
3
4
5
6
理学療法
1
2
3
4
5
6
スポーツドクターのアドバイス・処置
1
2
3
4
5
6
キャリア相談
1
2
3
4
5
6
法律上の相談/財政面の相談
1
2
3
4
5
6
メディアトレーニング
1
2
3
4
5
6
1
2
3
4
5
6
その他 [
問26
]
あなたが現在受けているサポートサービスをどのように評価しますか。
1.非常によい ----- 2.よい
問27
3.どちらともいえない -----
4.わるい ----- 5.非常にわるい
6.該当なし
引退後の生活のためのアスリート支援サービスを利用することができますか。
1.はい
SQ
-----
→SQに回答してください。
2.いいえ
→問28へ
3.わからない
→問28へ
それはどのようなサービスですか。以下の項目より当てはまるものすべてに○印を記入してください。
1.セカンドキャリアセミナー
2.引退後に向けた心理カウンセリング
3.友人との社会的ネットワーク構築
4.ビジネスネットワークの構築
5.教育プログラム
6.キャリア相談・コーチング
7.財政支援
8.財政面の相談・アドバイス
9.その他 [
問28
]
以下の文言について、どのように思いますか。
私は引退後に受けることができるキャリアサポートサービスに関して情報を十分に得ている。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
日本は引退後のキャリアサポートが充実している。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
私は引退後のキャリアに不安がある。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
※質問は次のページに続きます。
将来の見通しに対する不安のせいでトップアスリートとしての活動に十分に集中できない。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
日本のトップアスリートの現役引退後のキャリア形成は深刻な問題である。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
引退後すぐに自分の学歴や興味に合った仕事を見つけられると思う。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
【トレーニング施設について】
問29
ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターを常時利用することができますか。
1.はい
問30
2.いいえ
あなたがふだんトレーニングをするスポーツ施設では、以下のサポートサービスを受けることができますか。
はい
いいえ
2
専門医
マッサージ師
1
2
スポーツ科学(バイオメカニクスなど)
1
2
スポーツドクター
問31
1
はい
いいえ
2
理学療法士
メンタルコーチ/心理学者
1
2
キャリアサポートサービス
1
2
1
はい
いいえ
栄養士
1
2
学業支援サービス
1
2
1
2
ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターや競技場をどのように思いますか。
非常に高い(よい) --- どちらともいえない
--- 非常に低い(わるい)
わからない
トレーニング施設/競技場の全体的な質
1
2
3
4
5
6
トレーニング施設/競技場の利用のしやすさ
1
2
3
4
5
6
問32 ふだんトレーニング施設に行くまでの往復で要する移動時間をお答えください。
週に合計[
]時間
【コーチの技能について】
問33
現在のあなたのコーチの以下の能力について、どのように思いますか。
非常に高い -------- どちらともいえない ----------- 非常に低い
該当なし
競技に関する国際レベルの専門的知識
1
2
3
4
5
6
コーチングの技術
1
2
3
4
5
6
対人能力(コミュニケーション能力など)
1
2
3
4
5
6
問34
以下の文言について、どのように思いますか。
現在のコーチは現段階の自分の競技レベルにおいて最もふさわしいコーチである。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
現在のコーチからはまだまだ学ぶことがある。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
【国際・国内競技会について】
問35
あなたの専門競技における国内の全国大会の開催頻度やレベルをどのように思いますか。
ジュニアアスリートの大会
非常に高い -------- どちらともいえない ----------- 非常に低い
わからない
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度
1
2
3
4
5
6
日本の競技大会・トーナメントのレベル
1
2
3
4
5
6
トップアスリートの大会
非常に高い -------- どちらともいえない ----------- 非常に低い
わからない
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度
1
2
3
4
5
6
日本の競技大会・トーナメントのレベル
1
2
3
4
5
6
問36
自身の競技レベルをふまえると、国際競技大会に十分に参加できていると思いますか。
1.はい
問37
3.どちらともいえない
国際競技大会に参加するために競技団体やその他のスポーツ機関から財政支援を受けていますか。
1.はい → それは十分なものですか。
問38
2.いいえ
[ A.はい
B.いいえ
]
2.いいえ
日本において、あなたの専門競技の国際競技大会は十分に開催されていると思いますか。
1.はい
2.いいえ
3.どちらともいえない
【科学研究/新技術・製品の開発について】
問39
以下の項目は、どの程度、あなたの専門競技において活用されていると思いますか。
非常に高い ----- どちらともいえない ----- 非常に低い
該当なし/わからない
応用科学研究(バイオメカニクスなど)
1
2
3
4
5
6
新たなテクノロジーの開発
1
2
3
4
5
6
新しいアイディアや方法の発展・発達
1
2
3
4
5
6
問40
以下の項目について、あなた自身が実際に触れることのできる機会をどのように思いますか。
非常に多い ----- どちらともいえない ----- 非常に少ない
該当なし/わからない
応用科学研究(バイオメカニクスなど)
1
2
3
4
5
6
新たなテクノロジーの開発
1
2
3
4
5
6
新しいアイディアや方法の発展・発達
1
2
3
4
5
6
【マスコミの報道について】
問41 日本において、あなたの専門競技に関するマスコミの報道(テレビ、新聞など)をどのように評価しますか。
非常に高い(多い) --- どちらともいえない
--- 非常に低い(少ない)
わからない
マスコミの報道の質
1
2
3
4
5
6
マスコミの報道の頻度
1
2
3
4
5
6
問42 あなた自身の競技成績に関するマスコミの報道(テレビ、新聞など)をどのように評価しますか。
1.非常によい
-----
2.よい
-----
3.どちらともいえない
-----
4.わるい
----- 5.非常にわるい
【エリートスポーツ環境の改善指標について】
以下の項目は、国際競技力向上策において重要な10の領域(エリートスポーツ環境)を表しています。
A.エリートスポーツへの財政支援: スポーツやエリートスポーツに対する国家支出
B.スポーツ政策の構造と組織: スポーツ政策発展への統合的なアプローチ、長期的なスポーツ振興計画
C.スポーツ参加: スポーツ参加率増大、スポーツクラブの質の改善、学校体育の充実
D.タレント発掘と育成: 効果的なタレント発掘システム、タレント育成のためのサポートプログラム
E.競技および引退後のキャリアサポート: トップアスリートの生活環境サポート、引退後のサポート
F.トレーニング施設: 強化拠点のネットワーク化、ナショナルトレーニングセンターの国家整備
G.コーチの確保と養成: トップコーチ養成システム、コーチの生活環境サポート、コーチの社会的認知
H.国際・国内競技大会: 国際競技会への十分な参加、国際競技会の招致、国内競技会の整備
I.エリートスポーツへの科学的サポート: 科学研究によるエリートスポーツのサポート、科学情報の普及
J.(エリート)スポーツ文化: 国民の(エリート)スポーツに対する関心や関わり方
問43
日本が世界のライバル国と対等に戦う競技力を得るために重要であると思う項目(A~J)を上から順番に並び変えて
ください。わからない場合は、最も右の欄に☑印を記入してください。
ランキング
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10 位
項目
問44
わからない
□
日本が世界のライバル国と対等に戦う競技力を得るために改善が必要であると思う項目(A~J)を上から順番に並び
変えてください。わからない場合は、最も右の欄に☑印を記入してください。
ランキング
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
項目
問45
わからない
□
他国と比較した場合、日本の総合的なエリートスポーツ環境をどのように評価しますか。
1.非常によい ----- 2.よい
問46
10 位
-----
3.どちらともいえない -----
4.わるい ----- 5.非常にわるい
6.わからない
あなた自身のトップアスリートとしての社会的評価についてどのように思いますか。
1.非常に十分である --- 2.十分である --- 3.どちらともいえない --- 4.不十分である --- 5.非常に不十分である
問47 現在の競技を始めるきっかけとなったのは誰ですか。該当する項目すべてに〇印を記入してください。
問48
1.友人
2.親
5.コーチ
6.いない
4.他のトップアスリート
7.その他 [
]
ジュニアアスリート時代に、他のトップアスリートから何らかの刺激を受けていましたか。
1.はい
SQ
3.先生
→SQに回答してください。
2.いいえ
その刺激は以下のきっかけとなりましたか。
はい
いいえ
2
現在の競技を選択するきっかけ
より集中的にトレーニングをするきっかけ
1
2
特殊な用具を使用するきっかけ
1
2
自分らしい人生を送るきっかけ
1
2
特定の競技のトレーニングを始めるきっかけ
問49
→問49へ
1
はい
いいえ
より高いレベルでトレーニングをするきっかけ
1
2
特別なブランドの服を買うきっかけ
1
2
1
2
あなた自身はスポーツをする子どものロールモデル(お手本)になっていると思いますか。
1.はい
2.いいえ
3.わからない
※次が最後のページです。
最後に、あなた自身のことについてお答えください。
専門競技
[
]
[
]※複数ある場合は最も成績の高い種目
専門種目
上記の種目はオリンピック種目である
専門競技を始めた年齢
[
]歳
2.いいえ
専門競技に専念することを決めた年齢
生涯の最高成績
1.世界大会(オリンピック、世界選手権、世界ランクなど)3位以内
(シニアの大会)
3.世界大会(オリンピック、世界選手権、世界ランクなど) ベスト16
最近 2 年の最高成績
1.世界大会(オリンピック、世界選手権、世界ランクなど)3位以内
(シニアの大会)
3.世界大会(オリンピック、世界選手権、世界ランクなど) ベスト16
1.学生(全日制)
[ 1.はい
2.学生(通信制)
]
[
]歳
2.世界大会(オリンピック、世界選手権、世界ランクなど)4~8 位
4.アジア大会ベスト8
5.全国大会出場
6.その他
2.世界大会(オリンピック、世界選手権、世界ランクなど)4~8 位
4.アジア大会ベスト8
3.会社員/自営業(フルタイム)
5.全国大会出場
6.その他
4.会社員/自営業(パートタイム)
職業
性別
主にトレーニングをする国
最終学歴
5.アスリート活動のみ
6.その他 [
[1.男性
生年
2.女性]
[
1.中学
]
2.高校
19[
国籍
3.大学以上
]
]年
16歳未満の扶養家族
1.(生涯)日本国籍
4.その他 [
就業時間: 1 日(
2.多重国籍
]
3.[
)時間
[1.いる
2.いない]
]年前に日本に帰化した
※在学中の場合は、在学している学校に○
氏名
※調査の重複を避けるために、お名前の記入をお願いしております。第三者に皆さまの許可なく、お名前を開示することはございません。
質問は以上です。たくさんの項目にお答えいただき、誠にありがとうございました。
これらの貴重なデータは、日本のエリートスポーツ環境の改善のために利用させていただきます。
トップコーチに対するエリートスポーツ環境調査
エリートスポーツ環境調査
エリートスポーツ環境に関する調査ご協力のお願い
皆様におかれましては、ご健勝のこととお慶び申し上げます。
このたび、国立スポーツ科学センターでは、トップアスリートやトップコーチの環境整
備における基礎資料とするため、早稲田大学スポーツ政策研究室との連携調査として、諸
外 国 の エ リ ー ト ス ポ ー ツ 政 策 の 国 際 比 較 研 究 Sports Policy factors Leading to
International Sporting Success(SPLISS)を実施することといたしました。今回は、その
一環として、
「エリートスポーツ環境調査」をさせていただいております。
今回の調査は、
『チーム「ニッポン」マルチサポート事業』の平成 23 年度のターゲット
競技のコーチの方を対象に、エリートスポーツ環境(トップアスリートが競技に専念でき
る環境)について、アンケートのご協力をお願いしております。また、調査は回答者が特
定されないよう、統計的に処理いたしますので、個人のお名前や回答内容が外部に漏れる
など、ご迷惑をお掛けすることは一切ありません。
2012 年ロンドンオリンピック後の日本の国際競技力向上施策の策定のために、何卒ご協
力くださいますようにお願い申し上げます。
※本アンケートは、約 15 カ国に同一のフォームで質問をしているため、質問数が非常に多
く、また、馴染みのない表現もありますが、ご了承ください。
平成 23 年 7 月
国立スポーツ科学センター
早稲田大学スポーツ政策研究室
【調査用紙の記入に当たってのお願い】
●
回答は、あなたご自身のことについてご記入ください。
●
●
●
●
ご記入は、濃い鉛筆またはボールペン・万年筆でお願いします。
「選択式の設問」をご回答いただく際には、該当箇所に○印を付けてください。
「記述式の回答」は、回答欄からはみ出さないように記入してください。
この調査用紙は、全 9 ページです。
【問い合わせ】
国立スポーツ科学センター SPLISS プロジェクト担当
〒115-0056 東京都北区西が丘 3-15-1
TEL: 03-5963-0221 問い合わせ時間(9:00~17:00)
【競技関連の情報提供/競技力向上策への関与について】
問1 昨年以下の項目に関して、少なくとも一度は、競技団体やスポーツ機関から情報が届きましたか。
※スポーツ機関とは、文部科学省、日本オリンピック委員会、日本スポーツ振興センター、国立スポーツ科学センター、所属チーム/クラブとする。
はい
いいえ
該当なし
3
ドーピングに関する情報
医・科学研究に関する情報
1
2
3
新しいトレーニング方法に関する情報
1
2
3
スポーツ政策の決定や方針転換に関する情報
1
2
3
代表の選考基準に関する情報
1
2
はい
いいえ
該当なし
専門競技に関係する海外情報
1
2
3
競技力向上における新しいアイディアに関する情報
1
2
3
1
2
3
1
2
3
問2 以下の組織からのコーチに対する情報提供に対する満足度をお聞かせ下さい。
非常に満足 -------- どちらともいえない ----------- 非常に不満
該当なし
所属チーム/クラブ
1
2
3
4
5
6
競技団体
1
2
3
4
5
6
文部科学省
1
2
3
4
5
6
日本オリンピック委員会(JOC)
1
2
3
4
5
6
日本スポーツ振興センター/国立スポーツ科学センター
1
2
3
4
5
6
問3
あなたの所属する競技団体にはコーチ委員会/コーチコミッション/コーチ協会がありますか。
1.ある
問4
2.ない
3.わからない
専門競技の国際競技力向上策(強化計画)の立案に対して、コーチはどの程度関与していると感じていますか。
非常に関与している ---- どちらともいえない ---- まったく関与していない
わからない
競技団体が策定する強化プラン
1
2
3
4
5
6
政府が策定する国際競技力向上策
1
2
3
4
5
6
問5
専門競技の国際競技力向上策(強化計画)の評価に対して、コーチはどの程度関与していると感じていますか。
非常に関与している ---- どちらともいえない ---- まったく関与していない
わからない
競技団体が策定する強化プラン
1
2
3
4
5
6
政府が策定する国際競技力向上策
1
2
3
4
5
6
問6
以下の文言について、どのように思いますか。
トップレベルのコーチとして活動していく中で、関わらなければならない機関・組織が多すぎる。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
政策決定者は定期的にコーチの要求を聞いている。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
1
6.わからない
【タレント発掘について】
本項では、タレント発掘や育成についてお伺いします。もしあなたが、タレント発掘や育成に全く関わりのない場合、下記に☑
印をつけ、次項(問14)に進んでください。
□ 私はタレント発掘・育成に全く関わりがない
→問14へ
問7 あなたが指導している(していた)ジュニアアスリートは、以下の特別待遇やサービスを十分に受けています(した)か。
※あるジュニア選手を特定せず、総体的にお答えください。
はい
いいえ
必要ない
3
特別グループトレーニング/個人トレーニング
特別な筋力トレーニング/コンディショニング
1
2
3
トレーニング施設(JISS、NTC など)の利用
1
2
交通手段の確保(送迎など)
1
支払い免除(大会参加費、医療費などの競技団体負担)
1
より質の高い練習の提供(特訓)
問8
1
はい
いいえ
必要ない
トレーニングや競技会のスケジュール管理
1
2
3
3
国際競技会への参加
1
2
3
2
3
衣類やスポーツ用具の提供
1
2
3
2
3
2
1
2
3
あなたが指導している(していた)ジュニアアスリートは、以下の特別な人的サポートを十分に受けています(した)か。
※あるジュニアアスリートを特定せず、総体的にお答えください。
はい
いいえ
必要ない
3
栄養士による栄養指導
はい
いいえ
必要ない
専門医による医療サポート
1
2
3
理学療法やマッサージ
1
2
3
体調管理(定期的な健康診断など)
1
2
3
バイオメカニクスサポート
1
2
3
キャリアサポート/キャリアプランニング
1
2
3
学業のサポート(試験対策など)
1
2
3
スポーツ心理学者によるメンタルコーチング
問9
1
2
1
3
あなたが指導している(していた)選手の、ジュニア期に受けている(受けた)特別待遇やサポートは、より高い競技成績を
あげるために十分なものであると思いますか。
※あるジュニアアスリートを特定せず、総体的にお答えください。
1.非常に十分である ---- 2.十分である ---- 3.どちらともいえない ---- 4.十分でない ---- 5.全く十分でない
問10
2
6.該当なし
あなたの専門競技において、選手は(平均的に)何歳のときに初めてジュニアの強化選手としての特別待遇やサポート
を受けますか。わからない場合は、該当箇所に☑印を記入してください。
所属チーム/クラブ
[
]歳
競技団体
[
]歳
□ わからない
問11 選手が競技団体からジュニアの強化選手として、特別待遇やサポートを受ける年齢についてどのように思いますか。
1.適切である
2.早い
3.遅い
4.わからない
問12 あなたには、現在指導している選手を、将来のトップアスリートとして養成する能力があると思いますか。
1.はい
2.いいえ
[理由:
]
2
問13
アスリートとしての活動と学業の両立を考え、以下の教育機関から、指導している(していた)選手が受けるサポートにつ
いて、どのように思いますか。
非常に十分であった ------ どちらともいえない ------ 全く十分でなかった
該当なし
中学/高校
1
2
3
4
5
6
大学/専門学校
1
2
3
4
5
6
【競技・引退後のキャリアサポートについて】
問14
過去12か月で、あなたが指導している選手は、どのようなサポートサービスを利用しましたか。また、それらのサービスの
質をどのように評価しますか。
非常に高い ------ どちらともいえない ------ 非常に低い
指導している選手は、過去 12 か月この
専門競技にこのサ
サービスを受けていない
ービスは存在しない
バイオメカニクス/パフォーマンス分析
1
2
3
4
5
6
7
筋力トレーニング/コンディショニング
1
2
3
4
5
6
7
栄養士による栄養サポート
1
2
3
4
5
6
7
生理学サポート
1
2
3
4
5
6
7
心理カウンセリング/メンタルコーチング
1
2
3
4
5
6
7
マッサージ
1
2
3
4
5
6
7
理学療法
1
2
3
4
5
6
7
スポーツドクターのアドバイス・処置
1
2
3
4
5
6
7
キャリア相談
1
2
3
4
5
6
7
法律上の相談/財政面の相談
1
2
3
4
5
6
7
メディアトレーニング
1
2
3
4
5
6
7
1
2
3
4
5
6
7
その他 [
問15
あなたが現在指導している選手が、受けているサポートサービスをどのように思いますか。
1.非常によい ----- 2.よい
問16
]
-----
3.どちらともいえない -----
4.わるい ----- 5.非常にわるい
6.該当なし
以下の文言について、どのように思いますか。
選手は引退後に受けることができるサポートサービスや、将来のキャリアの見通しに関する情報を十分に得ている。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
日本はトップアスリートの引退後におけるキャリアサポートが充実している。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
3
6.わからない
【トレーニング施設について】
問17
ナショナルトレーニングセンター/競技別強化拠点/国立スポーツ科学センターや、日本の競技場の質や利用のしやす
さをどのように思いますか。
非常に高い(よい) --- どちらともいえない
--- 非常に低い(わるい)
わからない
トレーニング施設/競技場の全体的な質
1
2
3
4
5
6
トレーニング施設/競技場の利用のしやすさ
1
2
3
4
5
6
問18
ふだんトレーニング施設に行くまでの往復で要する移動時間をお答えください。
週に合計[
]時間
【コーチの技能について】
問19
日本体育協会、競技団体、その他のスポーツ機関が認定する指導者講習を修了していますか。
1.はい [資格名:
問20
]
2.現在、取得中である [資格名:
]
3.いいえ
過去 12 か月に、コーチの指導水準を改善するための再教育(リフレッシャー)コースの受講や会議への出席をしましたか。
1.はい →その頻度は?[ 1.年に1回
2.年に2~4 回
3.年に 5 回以上
]
2.いいえ
問21 日本には、トップレベルのコーチのための十分な認定指導者講習や再教育コースがあると思いますか。
1.はい
問22
2.いいえ
あなたの専門競技の、①指導者養成制度の構造や、②コーチへの教育の機会(再教育コースなど)についてどのように
思いますか。
非常によい -------- どちらともいえない
---------- 非常にわるい
該当なし
指導者養成(資格)制度の構造
1
2
3
4
5
6
コーチ教育(再教育コースなど)
1
2
3
4
5
6
問23
1週間の選手に対する直接的な指導時間の合計を記入してください。
週に合計[
問24
]時間
※トレーニングの準備や分析などの時間を含まない
選手がより高い競技成績をあげるために、十分なトレーニング時間が確保できていると思いますか。
1.はい
問25
2.いいえ
コーチとしての活動に対して、雇用契約を交わしていますか。
4
1.はい
2.いいえ
問26
コーチとしての活動以外に仕事をしている場合、勤務先のコーチ活動へのサポートについてどのように思いますか。
1.非常に十分 ----- 2.十分 ----- 3.どちらともいえない ----- 4.不十分 ----- 5.非常に不十分
問27
あなたはコーチとしての活動に対する月給、謝金などの金銭的支払いを受けていますか。
1.はい →SQ及び問28に回答してください。
SQ
6.該当なし
2.いいえ →問29へ
それはどの機関から支払われていますか。
1.文部科学省/日本スポーツ振興センター
2.日本オリンピック委員会(JOC)
3.競技団体
5.選手
6.所属チーム/クラブ
7.わからない
問28
その月額の給与はコーチとしての生活費をまかなうのに十分ですか。
1.十分である(コーチ活動のみに専念できる)
問29
2.仕事をしながら活動するには十分
3.仕事をしながら活動するにも不十分である
コーチとしての活動に何らかの支払い免除(競技団体が補助したり、負担すること)がありますか。
1.はい →SQ及び問30に回答してください。
SQ
4.スポンサー
2.いいえ
→問31へ
以下の支払い免除(競技団体が補助したり、負担すること)のうち、該当するものすべてに○印を記入してください。
1.旅費・交通費
2.国際競技会への参加費
3.自動車の提供
4.用具・衣類の提供
5.トレーニング費
6.保険
7.医療費
8.トレーニング施設における食費
9.その他 [
問30
これらの支払い免除(競技団体が補助したり、負担すること)はコーチとしての活動をする上で十分ですか。
1.はい
問31
]
2.いいえ
コーチとしての活動を通じてのみで、年間どの程度の収入がありますか(※支払い免除額を含まない月給や賞与の合計)。
年間、約[
]円
※この回答は、各国との国際比較のためのみに利用します。
問32 コーチとしての活動に対して、自費で年間どの程度の負担がありますか。
1.全く負担していない
問33
]円
昨年度の年収(他の活動収入も含む)は以下のどれに当てはまりますか。※この回答は、各国との国際比較のためのみに利用します。
1. 0~99万円
問34
2.年[
2. 100~399万円
3. 400~599万円
4. 600~799万円
1週間のコーチとしての活動時間を記入してください。
週に合計[
]時間
※トレーニングの準備や分析などの時間を含む
5
5. 800万円以上
問35
以下の文言について、どのように思いますか。
日本では、国際レベルの優秀なコーチになるための知識・情報・講習を受ける機会はよく発達している。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
日本では、コーチの(財政的・物的)サポートはよく発達している。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
日本では、トップレベルのコーチの仕事は社会的に十分に認知されている。
1.強くそう思う ------ 2.そう思う ------ 3.どちらともいえない ------ 4.あまりそう思わない ------ 5.全くそう思わない
6.わからない
【国際・国内競技会について】
問36
あなたの専門競技における国内の全国大会の開催頻度やレベルをどのように評価しますか。
ジュニアアスリートの大会
非常に高い -------- どちらともいえない ----------- 非常に低い
わからない
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度
1
2
3
4
5
6
日本の競技大会・トーナメントのレベル
1
2
3
4
5
6
トップアスリートの大会
非常に高い -------- どちらともいえない ----------- 非常に低い
わからない
日本の競技大会・トーナメントの開催頻度
1
2
3
4
5
6
日本の競技大会・トーナメントのレベル
1
2
3
4
5
6
問37
あなたが指導している選手の競技レベルをふまえると、国際競技大会に十分に参加できていると思いますか。
1.はい
問38
2.いいえ
3.どちらともいえない
国際競技大会に参加するために、競技団体やその他のスポーツ機関から財政支援を受けていますか。
1.はい → それは十分なものですか。
[ A.はい
B.いいえ
]
2.いいえ
問39
選手の指導や競技大会参加のために、1年に約何週間、家庭を離れますか。
問40
日本において、あなたの専門競技の国際競技大会は十分に開催されていると思いますか。
1.はい
2.いいえ
6
1年に約[
]週間
3.どちらともいえない
【科学研究/新技術・製品の開発について】
問41 指導している選手の成長のために、トレーニングに関係する科学情報を調査していますか。
1.頻繁にする(月に一回以上)
2.時々する(年に数回くらい)
3.しない
問42 過去 12 か月、指導している選手の成長を目的として、トレーニングに関係する科学研究を活用しましたか。
1.はい
問43
2.いいえ
競技団体や所属チームから年に一度は、専門競技についての科学的な知識が記載された雑誌が提供されますか。
1.はい
問44
2.いいえ
過去 12 か月、競技団体や所属チーム、スポーツ機関によって科学研究・知識に関するセミナーが開催されましたか。
1.はい
問45
2.いいえ
あなたの専門競技に関する科学研究は、十分に遂行されていると思いますか。
1.はい
問46
2.いいえ
3.わからない/必要ない
あなたの専門競技に関する科学的な知識は、(トップレベルの)コーチたちに十分に普及していると思いますか。
1.はい
2.いいえ
問47 以下の項目は、どの程度、あなたの専門競技において活用されていると思いますか。
非常に高い ----- どちらともいえない ----- 非常に低い
該当なし/わからない
応用科学研究(バイオメカニクスなど)
1
2
3
4
5
6
新たなテクノロジーの開発
1
2
3
4
5
6
新しいアイディアや方法の発展・発達
1
2
3
4
5
6
問48
以下の項目について、あなた自身が実際に触れることのできる機会をどのように思いますか。
非常に多い ----- どちらともいえない ----- 非常に少ない
該当なし/わからない
応用科学研究(バイオメカニクスなど)
1
2
3
4
5
6
新たなテクノロジーの開発
1
2
3
4
5
6
新しいアイディアや方法の発展・発達
1
2
3
4
5
6
7
【マスコミの報道について】
問49
日本において、あなたの専門競技に関するマスコミの報道(テレビ、新聞など)をどのように評価しますか。
非常に高い(多い) --- どちらともいえない
--- 非常に低い(少ない)
わからない
マスコミの報道の質
1
2
3
4
5
6
マスコミの報道の頻度
1
2
3
4
5
6
【エリートスポーツ環境の改善指標について】
以下の項目は、国際競技力向上策において重要な10の領域(エリートスポーツ環境)を表しています。
A.エリートスポーツへの財政支援: スポーツやエリートスポーツに対する国家支出
B.スポーツ政策の構造と組織: スポーツ政策発展への統合的なアプローチ、長期的なスポーツ振興計画
C.スポーツ参加: スポーツ参加率増大、スポーツクラブの質の改善、学校体育の充実
D.タレント発掘と育成: 効果的なタレント発掘システム、タレント育成のためのサポートプログラム
E.競技および引退後のキャリアサポート: トップアスリートの生活環境サポート、引退後のサポート
F.トレーニング施設: 強化拠点のネットワーク化、ナショナルトレーニングセンターの国家整備
G.コーチの確保と養成: トップコーチ養成システム、コーチの生活環境サポート、コーチの社会的認知
H.国際・国内競技大会: 国際競技会への十分な参加、国際競技会の招致、国内競技会の整備
I.エリートスポーツへの科学的サポート: 科学研究によるエリートスポーツのサポート、科学情報の普及
J.(エリート)スポーツ文化: 国民の(エリート)スポーツに対する関心や関わり方
問50
日本が世界のライバル国と対等に戦う競技力を得るために重要であると思う項目(A~J)を上から順番に並び変えて
ください。わからない場合は、最も右の欄に☑印を記入してください。
ランキング
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10 位
項目
問51
わからない
□
日本が世界のライバル国と対等に戦う競技力を得るために改善が必要であると思う項目(A~J)を上から順番に並び
変えてください。わからない場合は、最も右の欄に☑印を記入してください。
ランキング
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
項目
10 位
わからない
□
問52 他国と比較した場合、日本の総合的なエリートスポーツ環境をどのように評価しますか。
1.非常によい ----- 2.よい
-----
3.どちらともいえない -----
8
4.わるい ----- 5.非常にわるい
6.わからない
問53
あなたが指導している選手は、子どもに影響を与えるロールモデル(お手本)であると思いますか。
1.はい
SQ
→SQに回答してください。
2.いいえ
3.わからない
どのような影響を与えていると思いますか。
はい
いいえ
2
現在の競技を選択するきっかけ
より集中的にトレーニングをするきっかけ
1
2
特殊な用具を使用するきっかけ
1
2
自分らしい人生を送るきっかけ
1
2
特定の競技のトレーニングを始めるきっかけ
1
はい
いいえ
より高いレベルでトレーニングをするきっかけ
1
2
特別なブランドの服を買うきっかけ
1
2
1
2
最後に、あなた自身のことについてお答えください。
専門競技
[
]
[
]※複数ある場合は最も成績の高い種目
専門種目
上記の種目はオリンピック種目である
[ 1.はい
2.いいえ
]
現在の指導して
1.ジュニアアスリート
2.シニアアスリート(国内レベル)
3.シニアアスリート(国際レベル)
いる選手のレベル
→指導期間 [
]年
→指導期間 [
]年
→指導期間 [
]年
※複数選択可
1.オリンピック、世界選手権、グランドスラム、世界ランク3位以内
2.オリンピック、世界選手権、グランドスラム世界ランク4~8 位
生涯の最高指導
3.オリンピック、世界選手権、グランドスラム、世界ランク ベスト16
4.アジア大会ベスト8
5.全国大会出場
6.その他
成績
→ 上で○印をつけた成績(レベル)における指導期間 [
1.国際大会出場
現役選手時代の成績
雇用体制
1.競技団体雇用
2.全国大会出場
2.JOC雇用
3.それ以下のレベル
3.有給のコーチではない
1.フルタイムでコーチをしている
]年
4.その他 [
]
4.その他 [
]
2.フルタイムで仕事/学生をしながらコーチをしている
職業
3.パートタイムで仕事/学生をしながらコーチをしている
性別
[1.男性
2.女性]
生年
19[
]年
4.その他 [
国籍
1.日本
]
2.その他 [
氏名
※調査の重複を避けるために、お名前の記入をお願いしております。第三者に皆さまの許可なく、お名前を開示することはございません。
質問は以上です。たくさんの項目にお答えいただき、誠にありがとうございました。
これらの貴重なデータは、日本のエリートスポーツ環境の改善のために利用させていただきます。
9
]
平成 25 年 10 月 1 日
発行
日本スポーツ振興センター 情報・国際部 情報研究課
〒115-0056 東京都北区西が丘 3-15-1
TEL: 03-5963-0253
早稲田大学スポーツ科学学術院 スポーツ政策研究室
〒202-0021 東京都西東京市東伏見 3-4-1 早稲田大学 STEP22-716
TEL: 0424-51-1025
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