血液検査の仕組み ∼採血室で採血された血液って どのように検査されているんでしょう∼ 血液を採取する。 採血管を分類し各装置に搬送する。 生化学自動分析装置へ 遠心して 免疫自動分析装置へ そのまま 自動血球計数装置へ 遠心して 自動血球計数装置にかける。 1時間あたり150検体の検体を測定します。 採血した血液をそのまま検査するので結果はすぐに報告できます。 (装置にかけて45秒で結果が出ます。) この装置では、赤血球や白血球、血小板の数を計測できます。 遠心分離機にかける。 遠心力を利用して、比重の異なる物質を分けます。 そして、その上澄みである「血清」を 生化学自動分析装置や免疫自動分析装置にかけます。 完全に血液が固まってから遠心するので10∼15分置いてから機械にかけます。 生化学自動分析装置にかける。 生化学自動分析装置は、3台がフル稼働しています。 さまざまな試薬を血清に加えて、 その反応からたんぱく質、脂質、酵素などの測定を行います。 3台あわせて、1時間に20項目の検査を220人分測定できる働き者たちです。 採血後、30∼60分程で結果が出ます。 免疫自動分析装置にかける。 25mプールに1滴ほどの量のものを測っています! とても、精密なことなので装置にかけてすぐに分かる訳ではありません。 他の項目より少しお時間を頂くことになりますが、(採血後 60∼120分が目安です。) その結果で薬の量を決めたり病気が進行していないか判定できるのです。 この装置では、甲状腺機能検査や腫瘍マーカーを計測しています。 検査結果を確認する。 検査システム 検査が終了すると検査値は検査システムに取り込まれます。 そして、私たち検査技師が検査値ひとつひとつを確認します。 確認後、担当医が検査値を閲覧することができるようになり、 それらの検査値などをもとに診察が行われます。 こんな感じで検査しているんです。 ご理解いただけましたでしょうか? 今後、どのような特集を組んでいくか? ご意見・ご希望のある方は、お聞かせ 願いたいと思います。 中央検査科一同
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