停電時における家庭用固定電話機の通信確保について(CIAJ停電対応検討WG最終報告(2012.2.23)より) 現状アナログ電話回線：ホームFAXを除き、単機能電話機、留守録付き電話機の多くは、通信局舎からの局給電で発着信の動作が可能。ＩＰ電話回線： VoIPルータ等の商用電源を必要と機器が動作しないため、ほとんどのケースにおいて利用不可。 ※通信キャリアの例（CATV会社も同様）端末機器メタル２線（←局給電）アナログ端末 •単機能電話機：○ •留守録付き電話機：○ •ホームFAX：× 停電ｱﾅﾛｸﾞ電話回線宅内対策（提言）端末機器アナログ端末ネットワーク機器側のホームゲートウエイメタル２線 •単機能電話機：× •留守録付き電話機：× •ホームFAX：× VoIPルータ LAN ｹｰﾌﾞﾙ × ONU 光ｹｰﾌﾞﾙ × IP電話回線（停電により機能停止）宅内停電 ○利用者への周知啓発停電時における固定電話端末の利用確保について・アナログ電話回線では、ホームＦＡＸを除き、単機能電話等の多くは利用可能であること・ＩＰ電話回線では、ほとんどのケースで利用不可であること。対策として、ＵＰＳによる電源バックアップの活用などが有効であることの周知啓発が重要であり、通信事業者、メーカ各社、業界団体で利用者への情報提供を行う。 ○将来の停電対策  関係機関が連携し、停電時においても固定電話等が利用可能となるような施策に取り組んでいくことが期待される。  各家庭へ発電・蓄電装置の導入が促進されることで、通信に関しても停電に対応可能となることが期待される。停電時利用を確保するため、ＵＰＳによる電源バックアップ等の対策が有効。 ※通信キャリアの例（CATV会社も同様）端末機器アナログ端末 •単機能電話機：○ •留守録付き電話機：○ （停電時も局給電で通話可）ネットワーク機器側のホームゲートウエイメタル２線 VoIPルータ ○ LAN ｹｰﾌﾞﾙ ONU 光ｹｰﾌﾞﾙ ○ （外部電力により機能確保） •ホームFAX：○ （外部電力供給が必要）（外部電力供給）停電 UPS 宅内 IP電話回線