様式第2号 平成23年度 独 創 的 研 究 助 成 費 実 績 報 告 書 平成24

様式第2号
平成23年度
独 創 的 研 究 助 成 費 実 績 報 告 書
平成24年
申
請
者
調査研究課題
学科名
職 名
教授
氏 名
岩 本 弘 光 印
スリランカ現代建築の発展に関する研究 その2
氏
代
表
調査研究組織
デザイン工学科
3月30日
名
岩本弘光
所属・職
デザイン工学科・教授
専門分野
役割分担
建築学
分
担
者
1.研究目的と継続
本研究は、昨年度に交付いただいた独創的研究助成「スリランカ現代建築の発展に関す
る研究」の継続研究であり、スリランカの近代建築を構築した、建築家ジェフリー・バワ
(1919-2003年)の作品を研究対象として、グローバルな建築言語の抽出と空間構成の研究
により、我が国の建築設計・計画の発展に寄与することを目的としている。
調査研究実績
の概要○○○
2.現地調査研究実績
建築家バワは、生涯に221プロジェクトを計画し、母国スリランカは初めとしてインド、
インドネシア、パキスタン、モルディブ、セーシェル各国に148作品を遺した。
本年度は8つの主要作品を厳選して、スリランカにてバワ6作品と関連史跡10か所の第2回
(2011年12月3日-同11日)現地調査研究した。続いて、インドネシアにてバワ2作品と関連
史跡4か所の第3回(2012年3月9日から同14日)現地調査研究したが、いずれの国でも作品
の所在確認や撮影許可の獲得に困難であった。調査作品は以下の通り。
(第2回スリランカ現地調査 2011/12/3-12/11)
・ホテル
*1 Blue water hotel
・寺院
*2 Seema malaka
・国会議事堂
*3 Parliamentary complex
・住居
・住居
・旧事務所
・古代仏跡
*4
*5
*6
*7
Polontalawa estate bungalow
Bawa house
Garelly café
ポトグル・ヴィハーラ、トゥーパラーマ、アタダーゲ他
*1
*2
*3
*4
*5
*6
*7
*7
(第3回インドネシア現地調査 2012/3/9-3/14)
・住居
*8 batujimbar pavilion NO.5
・ギャラリー
*9 batujimbar pavilion NO.11
・旧王宮
*10 kertha Gosa
調査研究実績
の概要○○○
*8
*9
*10
*10
スリランカでは、バワ事務所のパートナーで今日のスリランカ建築界の重鎮である、イ
スメス・ラヒーム氏*11とアンジャレンドラン氏*12の知遇を得て、バワ作品に関するイン
タビューと意見交換を行い、貴重な文献や資料を入手した。両氏とは今後ともバワ作品の
研究情報交換を行い、また両国の建築交流を続けていくことを約した。
*11
*12
3.文献、資料調査
日本建築学会図書館所蔵の書籍や雑誌などを基本として、BAWAに関する系統的、体系的
な文献調査・研究を実施した。
4.今後の見通し
1)商店建築社より「(仮称)ジェフリー・バワの建築」(単著)の出版依頼があった。
2)「geoffrey bawa : the complete works」の邦訳出版は、彰国社と出版折衝中。
成果資料目録
平成23年度オープンキャンパス ポスターセッション形式
および
平成23年度大学祭 ポスターセッション形式