Informatica PowerCenter - 9.5.1

Informatica PowerCenter
(バージョン 9.5.1)
インストール&環境設定ガイド
Informatica PowerCenter インストール&環境設定ガイド
バージョン 9.5.1
12月2012
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http://www.bouncycastle.org/licence.html、http://www.jgraph.com/jgraphdownload.html、http://www.jcraft.com/jsch/LICENSE.txt、
http://jotm.objectweb.org/bsd_license.html、http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231、http://
www.slf4j.org/license.html、http://developer.apple.com/library/mac/#samplecode/HelpHook/Listings/HelpHook_java.html、http://
nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html、http://www.json.org/license.html、http://forge.ow2.org/projects/javaservice/、
http://www.postgresql.org/about/licence.html、http://www.sqlite.org/copyright.html、http://www.tcl.tk/software/tcltk/
license.html、http://www.jaxen.org/faq.html, http://www.jdom.org/docs/faq.html、http://www.slf4j.org/license.html、http://
www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License、http://www.keplerproject.org/md5/license.html、http://www.toedter.com/en/
jcalendar/license.html、http://www.edankert.com/bounce/index.html、http://www.net-snmp.org/about/license.html、http://
www.openmdx.org/#FAQ、http://www.php.net/license/3_01.txt、http://srp.stanford.edu/license.txt、http://www.schneier.com/
blowfish.html、http://www.jmock.org/license.html、http://xsom.java.net、http://benalman.com/about/license/に基づいて許諾された
ソフトウェアが含まれています。
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License(http://www.opensource.org/licenses/cddl1.php)、Common Public License(http://www.opensource.org/licenses/
cpl1.0.php)、Sun Binary Code License Agreement Supplemental License Terms、BSD License(http://www.opensource.org/licenses/
bsd-license.php)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、およびArtistic License(http://
www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)に基づいて許諾されたソフトウェアが含まれています。
本製品には、ソフトウェアcopyright (c) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committersが含まれています。コンテンツの無断複
写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://j.org/license.htmlにある使用条件に従います。本製品には、
Indiana University Extreme! Labによって開発されたソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/
を参照してください。
本製品には、Andrew Kachites McCallumによって開発されたソフトウェアが含まれています。"MALLET: A Machine Learning for Language
Toolkit." http://mallet.cs.umass.edu (2002).
本ソフトウェアは、米国の特許番号5,794,246、6,014,670、6,016,501、6,029,178、6,032,158、6,035,307、6,044,374、6,092,086、
6,208,990、6,339,775、6,640,226、6,789,096、6,820,077、6,823,373、6,850,947、6,895,471、7,117,215、7,162,643、7,243,110、
7,254,590、7,281,001、7,421,458、7,496,588、7,523,121、7,584,422、7,676,516、7,720,842、7,721,270、および7,774,791、および国際
的な特許、ならびにその他の出願中の特許によって保護されています。
免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporationは他社の権利の非侵害、市場性およ
び特定の目的への適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica Corporationでは、
本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないことを保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、
技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまたはドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがありま
す。
特記事項
このInformatica製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である
DataDirect Technologiesからの特定のドライバ(以下「DataDirectドライバ」)が含まれています。DataDirectドライバには、次の用語お
よび条件が適用されます。
1.DataDirectドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保
責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任
の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。
2.DataDirectまたは第三者は、予見の有無を問わず発生したODBCドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、ある
いは結果的損害に対して責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保
証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不法行為を含みますが、これらに限るものではありません。
Part Number: PC-ING-95100-0001
目次
序文............................................ viii
Informaticaのリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
Informaticaカスタマポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .viii
Informaticaのマニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
InformaticaのWebサイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . viii
Informatica How-To Library. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ix
Informatica Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ix
Informatica Multimedia Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
ix
Informaticaグローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . ix
第 1 章 : インストールの概要....................... 1
Informaticaのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
複数の製品のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
インストールのタスク. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
Informaticaサービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
PowerCenterアプリケーションサービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3
Informaticaクライアント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
PowerCenter Clientツール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
第 2 章 : はじめる前に............................. 5
はじめる前に(概要). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
ライセンスキー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
差分ライセンスキー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
Data Transformationのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
Data Transformationファイルのバックアップ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6
以前のバージョンのData Transformationのアンインストール. . . . . . . . . 7
第 3 章 : Informatica Servicesのインストール前の
タスク............................................. 9
Informatica Servicesのインストール前のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . . 9
UNIXにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク. . . . . . . . . . . . 9
Java Development Kitのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10
環境変数の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
ポートの使用可否の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11
システムユーザアカウントの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
目次
i
キーストアファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
13
ファイル記述子の制限の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13
X Windowサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
POSIX Asynchronous I/Oの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
インストーラファイルの抽出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行. . . . . . . . . . . . . 15
WindowsにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク. . . . . . . . . 17
最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17
環境変数の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
ポートの使用可否の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18
システムユーザアカウントの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19
キーストアファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 20
インストーラファイルの抽出. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行. . . . . . . . . . . . . 21
Informaticaドメインを作成する前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23
ドメイン環境設定リポジトリの設定データベース. . . . . . . . . . . . . . . . . 24
Informaticaドメインを作成する前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27
第 4 章 : Informatica Servicesのインストール..... 31
Informatica Servicesのインストール概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
ドメインの作成または参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール. . . . . . . . . . 32
ドメインの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 32
ドメインへの参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール. . . . . . . . . . . 48
ドメインの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
ドメインへの参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール. . . . . . . . . . . 62
プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62
サイレントインストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 74
第 5 章 : Informatica Servicesのインストール後の
タスク............................................ 75
Informatica Servicesのインストール後のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . . . 75
環境変数の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 75
Informaticaの環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 76
ロケール環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
ライブラリパス環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 78
Javaコンポーネント変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 79
ドメインおよびアプリケーションサービスのシステム要件の確認. . . . . . . . . . 80
ii
目次
32ビットおよび64ビットプラットフォームの設定の確認. . . . . . . . . . . . . . . . 81
データベースクライアントソフトウェアのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . 82
PowerCenter Integration Service. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
PowerCenter Repository Service. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
データベースクライアント環境変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
サードパーティのソフトウェア要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 83
Informatica Administrator. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84
Reporting Service. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84
Metadata Manager Service. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84
コードページの互換性の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
アプリケーションサービス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
ロケール設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
第 6 章 : Informatica Servicesの起動............. 86
Informatica Servicesの起動の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86
Informaticaの起動と停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 87
UNIX上でのInformaticaの起動と停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 87
Windows上でのInformaticaの起動と停止. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 87
Informatica AdministratorでのInformaticaの停止. . . . . . . . . . . . . . . 88
Informaticaの起動と停止に関するルールおよびガイドライン. . . . . . . . . 89
PowerCenterサービスの基本操作. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
Informatica Administratorへのログイン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90
Informatica Windowsサービスの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
第 7 章 : Informaticaクライアントのインストール前
のタスク.......................................... 92
Informaticaクライアントのインストール前のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . 92
最小システム要件の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 92
PowerCenter Clientツールで必要なサードパーティのソフトウェアの確
認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
システムユーザーアカウントの確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94
第 8 章 : Informaticaクライアントのインストー
ル................................................ 95
Informaticaクライアントのインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
グラフィカルモードでのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
サイレントモードでのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
プロパティファイルの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 97
/>インストーラの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100
目次
iii
第 9 章 : Informaticaクライアントのインストール後
のタスク......................................... 101
Informaticaクライアントのインストール後のタスクの概要. . . . . . . . . . . . . 101
グラフィック表示サーバーが使用可能であることの確認. . . . . . . . . . . . . . . 101
Webブラウザの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102
クライアントツール用の言語のインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 103
第 10 章 : Informaticaクライアントの起動........ 104
PowerCenter Clientの起動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
104
第 11 章 : Informaticaのインストールのトラブルシ
ューティング..................................... 106
インストールのトラブルシューティングの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 106
インストールログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 106
デバッグログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107
ファイルインストールログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107
Service Managerログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
108
ドメインおよびノードのトラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109
ドメイン環境設定リポジトリの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109
ドメインの作成またはドメインへの参加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109
Informaticaの起動. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110
ドメインのPing. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110
ライセンスの追加. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
111
PowerCenterクライアントのトラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . 111
Data Transformation Serverのトラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . .
111
第 12 章 : リポジトリデータベースの設定 ......... 112
リポジトリデータベースの設定の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
112
データベースユーザーアカウントの設定のガイドライン. . . . . . . . . . . . . . . 113
PowerCenterレポジトリデータベースの要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
Oracle. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
IBM DB2. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
Sybase ASE. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114
Data Analyzerリポジトリデータベースの要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114
Oracle. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115
Microsoft SQL Server. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
115
Sybase ASE. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 116
Metadata Managerリポジトリデータベースの要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 116
Oracle. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117
iv
目次
IBM DB2 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117
Microsoft SQL Server. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118
第 13 章 : Informaticaプラットフォームの接続 . . . 119
接続性の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 119
ドメイン接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120
PowerCenterの接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120
Repository Serviceの接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
Integration Serviceの接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 122
PowerCenter Clientの接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124
Reporting ServiceおよびMetadata Manager Serviceの接続. . . . . . . . . 125
ネイティブ接続性. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 125
ODBCの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126
JDBCの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 127
第 14 章 : Informaticaユーティリティのインストー
ル............................................... 128
Informaticaユーティリティのインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . 128
コマンドラインプログラムとユーティリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 129
PowerCenterユーティリティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
Metadata Managerユーティリティの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
第 15 章 : Informaticaマニュアルのインストール.. 132
マニュアルのインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132
Informaticaマニュアルのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132
Informatica製品マニュアルの表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 133
トラブルシューティング. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 133
第 16 章 : アンインストール...................... 134
アンインストールの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 134
アンインストールに関するルールおよびガイドライン. . . . . . . . . . . . . 135
Informaticaサーバーのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135
グラフィカルモードでのInformaticaサーバーのアンインストール. . . . . 136
コンソールモードでのInformaticaサーバーのアンインストール. . . . . . . 137
サイレントモードでのInformaticaサーバーのアンインストール. . . . . . . 137
Informaticaクライアントのアンインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 138
グラフィカルモードでのInformaticaクライアントのアンインストール. . 139
サイレントモードでのInformaticaクライアントのアンインストール. . . . 139
目次
v
付録 A : Windowsからのデータベースへの接続 . . . . . 142
Windowsからのデータベースへの接続の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 142
WindowsからIBM DB2ユニバーサルデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . 143
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143
Informixデータベースへの接続Windowsから. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
ODBC接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
145
WindowsからMicrosoft AccessおよびMicrosoft Excelへの接続. . . . . . . . . . 145
ODBC接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
145
WindowsからMicrosoft SQL Serverデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . 145
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146
WindowsからNetezzaデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
146
ODBC接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146
WindowsからOracleデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147
WindowsからSybase ASEデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148
WindowsからTeradataデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149
ODBC接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149
付録 B : UNIXからのデータベースへの接続 ........ 151
UNIXからのデータベースへの接続の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 151
UNIXからIBM DB2ユニバーサルデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . 152
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 152
UNIXからInformixデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 154
ODBC接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 155
UNIXからMicrosoft SQL Serverへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 156
ODBC接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
156
ODBCを介したSSL認証の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 157
UNIXからNetezzaデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 157
ODBC接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 158
UNIXからOracleデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
160
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161
UNIXからSybase ASEデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
163
ネイティブ接続性の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 164
UNIXからTeradataデータベースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166
ODBC接続の設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166
ODBCデータソースへの接続. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169
odbc.iniファイルの例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
vi
目次
171
付録 C : DB2データベースのDynamicSectionsパラメー
タの更新......................................... 174
DynamicSectionsパラメータの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 174
DynamicSectionsパラメータの更新. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 174
DataDirect Connect for JDBCユーティリティのダウンロードとインスト
ール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 175
Test for JDBC Toolの実行. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 175
付録 D : インストールチェックリスト.............. 176
インストールチェックリストの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 176
インストールの前に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 176
Informatica Servicesのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 178
Informaticaクライアントのインストール. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 178
インストールした後に. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 178
索引............................................. 180
目次
vii
序文
『Informatica PowerCenterインストール&環境設定ガイド』 は、Informatica製品のイン
ストールを担当するシステム管理者を対象としています。読者には、オペレーティングシ
ステム、リレーショナルデータベースの概念、および使用する環境内のデータベースエン
ジン、フラットファイル、またはメインフレームシステムについての知識が必要です。ま
た、使用するアプリケーションのインタフェース条件についても理解していることを前提
としています。
Informaticaのリソース
Informaticaカスタマポータル
Informaticaのユーザーとして、Informaticaカスタマポータルサイト
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このサイトには、製品情
報、ユーザーグループ情報、ニュースレター、Informaticaカスタマサポート事例管理シス
テム(ATLAS)へのアクセス、Informatica How-To Library、Informatica Knowledge
Base、Informatica Product Documentation、Informaticaユーザーグループコミュニティ
へのアクセスが含まれています。
Informaticaのマニュアル
Informaticaのマニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。こ
のマニュアルに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informaticaマニ
ュアルチーム([email protected])です。 お客様のフィードバック
は、マニュアルの改良に利用させていただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、
その旨をお知らせください。
マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを
入手するには、http://mysupport.informatica.comから製品マニュアルにアクセスしま
す。
InformaticaのWebサイト
Informatica社のWebサイトは、http://www.informatica.comからアクセスできます。この
サイトでは、Informatica社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供し
viii
ています。また、製品情報やパートナー情報もあります。サービス関連のページには、テ
クニカルサポート、トレーニングと教育、および実装に関するサービスの重要な情報を掲
載しています。
Informatica How-To Library
Informaticaのユーザーとして、Informatica How-To Library
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。How-To Libraryは、
Informaticaの製品および機能についての詳細を確認できるリソースのコレクションです。
一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の実
際のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレ
ーションが含まれています。
Informatica Knowledge Base
Informaticaのユーザーとして、Informatica Knowledge Base
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このKnowledge Baseを利用
して、Informatica製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索することができます。ま
た、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られま
す。Knowledge Baseに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、
Informatica Knowledge Baseチーム([email protected])です。
Informatica Multimedia Knowledge Base
Informaticaのユーザとして、Informatica Multimedia Knowledge Base
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。Multimedia Knowledge
Baseは、一般的な概念の理解を助け、具体的な各タスクの実行をガイドする教育用のマル
チメディアファイルの集まりです。 Multimedia Knowledge Baseに関する質問、コメン
ト、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica Knowledge Baseチーム
([email protected])です。
Informaticaグローバルカスタマサポート
電話、またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。 オンラ
インサポートのご利用には、ユーザ名とパスワードが必要です。
http://mysupport.informatica.comから、ユーザー名とパスワードが入手できます。
電話によるInformaticaグローバルカスタマサポートへの問い合わせ先は次のとおりです。
北米/南米
ヨーロッパ/中東/アフ
リカ
アジア/オーストラ
リア
フリーダイヤル
フリーダイヤル
フリーダイヤル
ブラジル: 0800 891
0202
フランス: 0805 804632
オーストラリア: 1
800 151 830
メキシコ: 001 888 209
8853
イタリア: 800 915 985
北米: +1 877 463 2435
ドイツ: 0800 5891281
オランダ: 0800 2300001
ニュージーランド:
09 9 128 901
ポルトガル: 800 208 360
はじめに
ix
北米/南米
ヨーロッパ/中東/アフ
リカ
アジア/オーストラ
リア
スペイン: 900 813 166
有料(標準料金)
スイス: 0800 463 200
インド:+91 80 4112
5738
英国: 0800 023 4632
有料(標準料金)
ベルギー: +31 30 6022
797
フランス: +33 1 4138
9226
ドイツ:+49 1805 702 702
オランダ:+31 306 022
797
英国: +44 1628 511445
x
序文
第 1 章
インストールの概要
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informaticaのインストール, 1 ページ
¨ Informaticaサービス, 3 ページ
¨ Informaticaクライアント, 4 ページ
Informaticaのインストール
Informaticaプラットフォームは、サーバーコンポーネント(Informatica Services)およ
び1つ以上のクライアントコンポーネントで構成されます。 Informaticaでは、
Informatica Servicesおよびクライアントをインストールするために別々のインストーラ
が提供されます。
Informaticaプラットフォームには、以下の製品が含まれます。
¨ Informatica Data Explorer
¨ Informatica Data Quality
¨ Informatica Data Services
¨ Informatica Data Transformation
¨ PowerCenter
Informaticaプラットフォームには、PowerExchange、Data Services、およびData
Qualityアダプタ用のコンポーネントが含まれます。
複数の製品のインストール
複数のInformatica製品を購入する場合、Informaticaプラットフォームを1回だけインス
トールする必要があります。
Informaticaをインストールする前に、購入する製品の要件およびインストール前のタスク
を確認します。 Informaticaをインストールするマシンがすべての製品の要件を満たして
いることを確認します。 インストール処理のほとんどの手順は、すべてのInformatica製
品に共通しています。 これらの手順を1回だけ行う必要があります。
1
Informaticaドメイン内のノードとして使用する各マシンに、Informaticaプラットフォー
ムを1回インストールします。 使用する製品に必要なすべてのライセンスを所有している
ことを確認します。
Informaticaプラットフォームをインストールした後、製品のインストール後のタスクを確
認します。 使用するすべての製品の構成タスクを実行します。 ほとんどの構成タスク
は、すべてのInformatica製品に共通しています。 共通タスクを1回だけ行う必要がありま
す。
インストールのタスク
PowerCenterをインストールするには、以下のタスクを実行します。
1.
インストール前作業の完了。インストール前のタスクを実行し、インストーラを正常
に実行できることと、ドメイン上でサービスを作成および実行できることを確認しま
す。
2.
Informatica Servicesのインストール。 サーバーインストーラを使用して、1つ以上
のWindowsまたはUNIXマシンにInformatica Servicesをインストールします。 ノード
を作成し、ドメインを設定します。 データベースを指定して、ドメイン環境設定リポ
ジトリを格納します。
3.
Informaticaクライアントのインストール。 クライアントインストーラを使用して、
PowerCenterクライアントをインストールします。PowerCenterクライアントは複数の
Windowsマシンにインストールできます。
4.
インストール後の設定タスクの実行。 PowerCenterで使用されるリポジトリ用のデー
タベースおよびユーザーアカウントを準備します。ドメインサービスおよびコンポー
ネントを実行できるようにマシンを設定します。
インストールおよび設定プロセスの完了後、Informatica Administratorにログインし
て、以下のサービスを作成および設定します。
¨ PowerCenter Repository Service
¨ PowerCenter Integration Service
必要に応じて、以下のサービスを作成できます。
Metadata Manager Service
Reporting Service
Reporting and Dashboards Service
SAP BW Service
Web Services Hub
注: Informatica製品を複数のマシンにインストールする場合は、このガイドの詳細な指示
を使用して最初のインストールを完了してください。その後のインストールは、付録のイ
ンストールチェックリストを利用して実行できます。
2
第 1章: インストールの概要
Informaticaサービス
ドメインは、Informaticaプラットフォーム用の主要な管理単位です。Informaticaドメイ
ンは、アプリケーションサービスが実行されるマシンを表すノードの集合です。 ドメイン
内の各ノードは、当該ノード上のドメイン操作を管理するService Managerを実行します。
Service Managerでは、ドメイン内の操作およびサービスが管理されます。 Informatica
Administrator(Administratorツール)を使用して、Informaticaドメインを管理しま
す。
サーバーインストーラを複数回実行して、Informatica Servicesを複数のマシンにインス
トールすることができます。
1台のマシンにインストールする場合、マシンにドメインおよびノードを作成します。 複
数のマシンにインストールする場合、各ドメインに1つ以上のノードのある複数のドメイン
を作成することができ、またはすべてのノードに対して1つのドメインを作成することもで
きます。
複数のマシンにインストールする場合、Informatica Servicesの初回インストール時に、
Informaticaドメインおよびノードを作成する必要があります。 別のマシンにインストー
ルする場合は、別のドメインおよびノードを作成することができ、またはノードを作成し
て、そのノードを既存のドメインに参加させることもできます。 各ドメインを個別の
Administratorツールによって管理します。
Windowsではグラフィカルモードまたはサイレントモードで、UNIXではグラフィカルモー
ド、サイレントモード、またはコンソールモードで、Informaticaをインストールできま
す。 インストール処理では、Windows上ではサービスとして、またUNIX上ではデーモンと
して動作するInformaticaという名前のサービスが作成されます。 Informatica Services
を起動した場合、すべてのドメイン操作を管理するService Managerが起動します。
PowerCenterアプリケーションサービス
Informaticaドメインには、PowerCenter用の以下のアプリケーションサービスがありま
す。
¨ PowerCenter Integration Service。PowerCenterクライアントで作成され、
PowerCenterリポジトリに格納されたセッションおよびワークフローを実行します。
¨ PowerCenterリポジトリサービス。 PowerCenterリポジトリへの接続を管理します。
¨ Metadata Manager Service。Metadata Managerアプリケーションを実行し、Metadata
Managerウェアハウス内のメタデータへのアクセスを管理します。
¨ Reporting Service。 Data Analyzerアプリケーションを実行します。 Data Analyzer
を使用して、Informaticaレポートを作成および実行します。
¨ Web Services Hub。 クライアントアプリケーションが、Webサービスとして
PowerCenterワークフローにアクセスできるようにします。
¨ SAP BWサービス。 SAP BWからのRFC要求をリスンし、SAP BWからの抽出またはSAP BW
へのロードのワークフローを開始し、ログマネージャにログイベントを送信します。
¨ Reporting and Dashboards Service。JasperReportsアプリケーションを実行します。
Informaticaサービス
3
Informaticaクライアント
Informaticaクライアントは、ドメイン内のサービスへのアクセスに使用するクライアント
アプリケーションおよびWebアプリケーションで構成されます。 Informaticaクライアント
は、Windowsにグラフィカルモードまたはサイレントモードでインストールできます。
PowerCenter Clientツール
クライアントインストーラを使用して、PowerCenter用の以下のクライアントアプリケーシ
ョンをインストールします。
¨ PowerCenter Client。PowerCenterクライアントを使用して、ソースおよびターゲット
を定義し、トランスフォーメーションを作成してマッピングを構築し、マッピングを実
行するワークフローを作成します。 オブジェクトは、PowerCenterリポジトリに格納さ
れ、PowerCenter Integration Serviceによって実行されます。
¨ Metadata Manager Custom Metadata Configurator。 Custom Metadata Configurator
を使用して、新しいメタデータソースファイルからPowerCenterオブジェクトを生成す
るカスタムモデルを作成します。 このアプリケーションは、デフォルトでPowerCenter
クライアントと共にインストールされます。
Informatica Servicesのインストール後、Informatica Administratorにログインし、以
下のWebアプリケーションを実行するアプリケーションサービスを作成することができま
す。
¨ Metadata ManagerおよびBusiness Glossary。 Metadata Managerを使用して、共通点
のないメタデータリポジトリからメタデータを参照および分析します。 これには、メ
タデータ内のビジネス用語の定義における一貫性のためのビジネス用語集が含まれま
す。 Metadata Manager Serviceでは、Metadata ManagerおよびBusiness Glossaryア
プリケーションが実行されます。
¨ Data Analyzer。Data Analyzerを使用して、PowerCenterメタデータを分析するレポー
トを実行します。 Reporting Serviceでは、Data Analyzerアプリケーションが実行さ
れます。
¨ Jaspersoft。Jaspersoftを使用して、PowerCenterリポジトリのレポートとMetadata
Managerのレポートを実行します。Reporting and Dashboards Serviceは、Jaspersoft
アプリケーションを実行します。
¨ Web Services Hubコンソール。 Web Services Hubコンソールを使用して、PowerCenter
で作成したWebサービスを管理します。 Web Services Hubでは、Web Services Hubコ
ンソールが実行されます。
4
第 1章: インストールの概要
第 2 章
はじめる前に
この章では、以下の項目について説明します。
¨ はじめる前に(概要), 5 ページ
¨ ライセンスキー, 5 ページ
¨ 差分ライセンスキー, 6 ページ
¨ Data Transformationのアンインストール, 6 ページ
はじめる前に(概要)
Informaticaのインストールを始める前に、ライセンスキーがあること、以前のバージョン
のデータトランスフォーメーションがアンインストールされていることを確認します。
ライセンスキー
ソフトウェアをインストールする前に、利用可能なライセンスキーがあることを確認して
ください。ライセンスキーは次の方法で取得できます。
¨ インストールDVD。InformaticaインストールファイルをDVDで受け取った場合、ライセ
ンスキーファイルはInformatica License Key CDに含まれています。
¨ FTPからのダウンロード。InformaticaインストールファイルをInformatica電子ソフト
ウェアダウンロード(ESD)サイトからダウンロードした場合、ライセンスキーは
Informaticaからの電子メールメッセージ内にあります。製品をインストールするユー
ザーアカウントにアクセス可能なディレクトリに、ライセンスキーファイルをコピーし
ます。
ライセンスキーがない場合は、Informaticaグローバルカスタマサポートにお問い合わせく
ださい。
5
差分ライセンスキー
差分ライセンスキーを所有し、ドメインを作成する場合、Informaticaグローバルカスタマ
サポートに連絡してください。
Data Transformationのアンインストール
マシンにバージョン9.0.1以前のData Transformationがインストールされている場合は、
Informaticaの各サービスまたはクライアントをアップグレードする前にアンインストール
する必要があります。 Informaticaのインストールによって、Data Transformationコン
フィギュレーションファイルが上書きされます。Informaticaのサービスまたはクライアン
トをアップグレードする前に、Data Transformationの必須ファイルをバックアップし、以
前のバージョンのData Transformationをアンインストールします。
Data Transformationファイルのバックアップ
新しいバージョンのData Transformationをインストールする前に、以前のバージョンで作
成された以下のファイルをバックアップする必要があります。
ディレクトリ
デフォルトの場所
ワークスペー
ス
C:\Documents and Settings\<user>\My Documents
\Informatica\DataTransformation\<version_number>
\workspace
(Data
Transformati
onクライアン
トのみ)
6
リポジトリ
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/ServiceDB
カスタムグロ
ーバルコンポ
ーネントディ
レクトリ(TGP
ファイル)
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/autoInclude/user
カスタムグロ
ーバルコンポ
ーネントディ
レクトリ(DLL
およびJARファ
イル)
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/externLibs/user
コンフィギュ
レーションフ
ァイル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/CMConfig.xml
第 2章: はじめる前に
ディレクトリ
デフォルトの場所
ライセンスフ
ァイル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/CDELicense.cfg
ライブラリフ
ァイル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/Libraries
ライブラリフ
ァイル
<INSTALL_DIR>/DataTransformation/eclipse3_3/pluginsにあ
る以下のファイル
- com.informatica.libeditor.compare_<version>.jar
- com.informatica.libeditor.DigesterWrap_<version>.jar
- com.informatica.libeditor.gen_wiz_<version>.jar
- com.informatica.libeditor.launcher_<version>.jar
- com.informatica.libeditor.run_validations_<version>.j
ar
- com.informatica.libeditor_<version>.jar
- 名前がcom.informatica.libeditor_で開始するその他すべ
てのプラグイン
SWIFTライブラ
リファイル
com.informatica.libeditor.BicLookup_<version>.jar
FpMLまたは
SEPAライブラ
リファイル
- com.informatica.libeditor.propertypages_<version>.jar
- com.informatica.libeditor_xsd_<version>.jar
以前のバージョンのData Transformationのアンインス
トール
バージョン9.0.1以前のData Transformationから直接アップグレードすることはできませ
ん。
バージョン9.0.1以前のData Transformationがインストールされている場合は、現在のバ
ージョンをインストールする前にアンインストールする必要があります。
1.
Data Transformationサービスを使用するすべてのアプリケーションを終了します。
2.
バージョン9.xをアンインストールする場合は、すべてのライブラリをアンインストー
ルします。
3.
アンインストーラを実行するには、Windowsのコントロールパネルで、Windowsオペレ
ーティングシステムのバージョンに応じて[プログラムの追加と削除]または[プロ
グラムと機能]を選択し、オプションを選択してData Transformationを削除しま
す。
[アンインストール]ウィンドウが表示されます。
4.
[アンインストール]をクリックします。
すべてのサービスをシャットダウンするように求めるメッセージが表示されます。
5.
[続行]をクリックします。
Data Transformationのアンインストール
7
Data Transformationのファイルがコンピュータから削除され、顧客がカスタマイズ
した必須ファイルが<INSTALL_DIR>/DataTransformation_<VERSION>_Backupディレクトリにバッ
クアップされ、次のメッセージが表示されます。
アンインストールが完了しました。
注: アンインストール操作の詳細が含まれるログファイルはありません。
8
6.
[完了]をクリックします。
7.
アンインストールが完了したら、 <INSTALL_DIR>/DataTransformation_<VERSION>_Backupディレ
クトリを移動し、インストールディレクトリとその中に残っているすべてのファイル
を削除します。
第 2章: はじめる前に
第 3 章
Informatica Servicesのイ
ンストール前のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informatica Servicesのインストール前のタスクの概要, 9 ページ
¨ UNIXにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク, 9 ページ
¨ WindowsにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク, 17 ページ
¨ Informaticaドメインを作成する前に, 23 ページ
Informatica Servicesのインストール前のタ
スクの概要
Informatica Servicesをインストールする前に、Informaticaプラットフォームをインス
トールおよび実行する要件を満たすようにマシンを設定します。 Informatica Servicesの
インストール先のマシンが正しく設定されていない場合、インストールに失敗する場合が
あります。
Informatica Servicesのインストール時には、リレーショナルデータベースにドメイン環
境設定リポジトリを作成して、ドメインメタデータおよびユーザーアカウントを格納しま
す。 インストーラを実行する前に、ドメイン環境設定リポジトリ用のデータベースを設定
します。
UNIXにおけるInformatica Servicesのインス
トール前のタスク
UNIXまたはLinuxにInformatica Servicesをインストールする前に、インストール前のタ
スクを完成してください。
9
Java Development Kitのインストール
AIX、HP-UX、またはzLinuxにInformaticaをインストールする場合は、サポートされてい
るバージョンのJava Development Kit(JDK)をインストールします。
¨ AIXの場合: http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/aix/service.html#java6
¨ HP-UXの場合:
https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPUXJDKJRE60
¨ zLinuxの場合:
http://www.ibm.com/developerworks/java/jdk/linux/download.html#java6
Informaticaは特定のJDKバージョンで認証されます。どのJDKバージョンをインストールす
るかを指定するには、『Informaticaリリースノート』を参照してください。JDKのインス
トールに問題がある場合は、JDKベンダにお問い合わせください。
参照リンクでダウンロード可能なソフトウェアは、インフォマティカ社ではなく、サード
パーティに属しています。 ダウンロード元リンクは、誤りがある可能性や、削除または変
更される可能性があります。 インフォマティカ社は、そのようなリンクやソフトウェアに
対し、明示的、黙示的にかかわらず、商品性、特定目的への適合性、権原、および非侵害
についてのいかなる保証についても、その責任を一切負わないものとします。
最小システム要件の確認
使用するマシンがInformaticaサーバーコンポーネントをインストールするための最小シス
テム要件を満たしていることを確認します。
RAM
ディスクスペース
4 GB
10 GB
インストールのための一時的なディスク領域要件
インストーラによりハードディスクに一時ファイルが書き込まれます。 インストールをサ
ポートする、マシンに十分な利用可能なディスク容量があることを確認します。 インスト
ールが完了した場合、インストーラにより一時ファイルが削除され、ディスク容量が解放
されます。
以下の表に、インストール中の一時ディスク容量の要件を一覧表示します。
10
製品
ディスクスペース
Installer
1 GB
Informaticaサービス
2 GB
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
環境変数の確認
Informaticaのインストールで使用する環境変数を設定します。
Informaticaをインストールする前に環境変数を設定します。 以下の表に、UNIX上で確認
する環境変数を示します。
変数
説明
IATEMPDIR
インストール中に作成される一時ファイルの場所。
Informaticaは一時ファイル用に1 GBのディスク容量
が必要です。
/tmpディレクトリに一時ファイルを作成しない場合
には、環境変数を設定します。
INFA_JDK_HOME
サポートされているJava Development Kit(JDK)が
含まれるフォルダーの場所。 AIX、HP-UX、または
zLinuxにInformaticaをインストールする場合は、
INFA_JDK_HOME環境変数を設定します。
シェルのコンフィギュレーションファイル、例え
ば.bashrcファイルでは、INFA_JDK_HOME環境変数を
JDKが含まれるディレクトリに設定します。 ログイ
ンシェルがINFA_JDK_HOME環境変数にアクセスできる
ことを確認します。
JRE_HOME
32ビットまたは64ビットのSUSE LinuxまたはLinux
EMT64オペレーティングシステム搭載のマシンに
Informatica Servicesをインストールする場合は、
インストールを開始する前にJRE_HOME環境変数を取
り消します。
LANGおよびLC_ALL
ロケールを変更してターミナルセッションに適切な文
字エンコードを設定します。例えば、フランス語の場
合はLatin1またはISO-8859-1に、日本語の場合はEUC-JPま
たはShift JISに、中国語と韓国語の場合はUTF-8にエン
コードを設定します。文字エンコードにより、UNIX
端末に表示される文字の種類が決まります。
LD_PRELOAD
HP-UXでは、環境変数がJREのData Transformationの
libjvm共有オブジェクトを選択します。
HP-UXにInformaticaをインストールする場合は、
LD_PRELOAD環境変数を設定解除します。
PATH
インストーラにより、Informaticaで必要とされるフ
ァイルパスがPATH環境変数に追加されます。 PATH環
境変数の長さがシステムの制限を超えていないことを
確認します。
ポートの使用可否の確認
インストーラによりInformaticaドメイン内のコンポーネント用のポートが設定され、
Informaticaをインストールするノード上で実行するアプリケーションサービスプロセス用
に使用するようにポートが指定されます。
UNIXにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク
11
コンポーネントに使用するポート番号と、アプリケーションサービスに使用するポート番
号の範囲を指定することができます。 あるいは、インストーラによって提供されるデフォ
ルトのポート番号を使用することができます。 ポート番号がInformatica Servicesをイン
ストールするマシンで利用可能かどうかを確認します。
以下の表に、Informaticaで使用されるポートを示します。
ポートタイプ
説明
ドメインポート
インストール中に作成されるノード用のポート番号。デフ
ォルトは6005です。
Service Manager
ポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要求をリス
ンします。クライアントアプリケーションは、このポート
を使用してドメインのサービスと通信します。
Informaticaコマンドラインプログラムは、ドメインと通信
するためにこのポートを使用します。 このポートは、SQL
データベースサービスのJDBC/ODBCドライバ用でもありま
す。デフォルトは6006です。
Service Manager
シャットダウンポ
ート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシャットダ
ウンを制御するポート番号。 Service Managerは、このポ
ートでシャットダウンコマンドをリスンします。デフォル
トは6007です。
Informatica
Administratorポ
ート
Informatica Administratorが使用するポート番号。デフ
ォルトは6008です。
Informatica
Administratorシ
ャットダウンポー
ト
Informatica Administratorのサーバーシャットダウンを
制御するポート番号。Informatica Administratorは、こ
のポートでシャットダウンコマンドをリスンします。デフ
ォルトは6009です。
アプリケーション
サービス用のポー
トの範囲
ノード上で実行するアプリケーションサービスプロセスに
割り当てることができるポート番号の範囲。 ドメイン内に
アプリケーションサービスを作成する場合、Service
Managerによりこの範囲内で最初に利用可能なポートがサー
ビスプロセスに割り当てられます。 範囲内のポート数は、
少なくとも、ノード上で実行するアプリケーションサービ
スプロセスの数の2倍以上である必要があります。デフォル
トは6013~6113です。
ポート設定のガイドライン
インストーラでは、ドメイン内にポートの競合がないことを確認するために、指定された
ポート番号が検証されます。
次のガイドラインを使用してポート番号を決定します。
¨ ドメインまたはドメイン内の各コンポーネント用に指定するポート番号は一意である必
要があります。
¨ ドメインおよびドメインコンポーネント用のポート番号は、アプリケーションサービス
プロセス用に指定したポート番号の範囲内にすることはできません。
12
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
¨ 指定するポート番号範囲の最大の番号は、最小のポート番号よりも少なくとも3大きい
番号である必要があります。 例えば、範囲内の最小のポート番号が6400の場合、最大
のポート番号は少なくとも6403である必要があります。
¨ 指定するポート番号は、1025未満または65535より大きくできません。
システムユーザアカウントの作成
特にInformaticaデーモンを実行するユーザーアカウントを作成します。
Informaticaのインストールに使用するユーザーアカウントに、インストールディレクトリ
に対する書き込み権限があることを確認します。
キーストアファイルの設定
インストール中に、Informatica AdministratorとService Managerの間の安全な通信のた
めにSSL証明書を使用するようにInformaticaを設定することができます。インストーラ
は、自己署名証明書を生成することができます。またはユーザーが認証機関によって署名
された証明書を提供することもできます。
キーツールユーティリティを使用して、安全な接続のために、SSLキーおよび証明書を格納
するキーストアファイルを生成することができます。 キーツールは、SSLキーおよび証明
書を生成および管理するキーおよび証明書管理ユーティリティです。 キーおよび証明書は
キーストアファイルに格納されます。 自己署名証明書、または、認証機関(CA)によって
署名された証明書を使用できます。 CAによって署名された証明書を使用するには、キーツ
ールを使用して、証明書署名要求(Certificate Signing Request:CSR)を作成し、CAの
デジタルID証明書を適用します。
キーツールユーティリティは、以下のディレクトリのいずれかにあります。
¨ %JAVA_HOME%\jre\bin
¨ InformaticaInstallDir\java\bin
キーツール使用の詳細については、以下のSunのWebサイトに掲載されているマニュアルを
参照してください。
http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/windows/keytool.html
注: ドメイン内にReporting Service、Metadata Manager Service、またはWeb Services
Hubを作成する場合は、インストール後に安全な接続を設定することもできます。
Informatica Administratorを使用して、アプリケーションサービス用のキーストアファ
イルを指定します。
ファイル記述子の制限の設定
オペレーティングシステムがファイル記述子の要件を満たしていることを確認します。
Informaticaサービスプロセスは、多数のファイルを使用することがあります。 プロセス
あたりのファイル記述子の上限を8,000以上に設定します。推奨されるファイル記述子の制
限は、プロセスごとに16,000です。
UNIXにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク
13
X Windowサーバーの設定
インストーラをグラフィカルモードで実行するときは、グラフィック表示サーバーを使用
する必要があります。UNIXでは、X Windowサーバーが典型的なグラフィック表示サーバー
です。製品をインストールするマシンにX Windowサーバーがインストールされていない場
合は、別のマシンにインストールされているX Windowサーバーを使用してインストーラを
実行できます。DISPLAY変数を使用して、X Windowサーバーの出力を別のUNIXマシンにリダ
イレクトします。
以下の表に、DISPLAY環境変数を設定するためのコマンドの一覧を示します。
シェル
コマンド
例
C
setenv DISPLAY <XWindowサーバのTCP/
IPノード>:0
setenv DISPLAY 10.1.50.
23:0
Bash/
Korn
export DISPLAY=”<XWindowサーバの
TCP/IPノード>:0”
export
DISPLAY=”10.1.50.23:0
”
Bourne
DISPLAY=”<XWindowサーバのTCP/IPノー
ド>:0”
DISPLAY=”10.1.50.23:0
”
export display
export display
X WindowサーバがインストールされているUNIXマシンのIPアドレスがわからない場合は、
ネットワーク管理者に問い合わせてください。DISPLAY変数のリダイレクトの詳細について
は、UNIXベンダのマニュアルを参照してください。
インストーラで使用されるフォントがX Windowサーバーでサポートされていない場合、ボ
タン名が正しく表示されない可能性があります。
POSIX Asynchronous I/Oの設定
InformaticaをIBM AIXマシンにインストールする場合、PowerCenter Integration Service
を実行するすべてのノードでPOSIX Asynchronous I/Oを有効にします。 IBM AIXマシンで
実行されるPowerCenter Integration Serviceは、POSIX Asynchronous I/Oが有効になっ
ていないと起動できないことがあります。
インストーラファイルの抽出
インストールを実行する前に、インストーラファイルを抽出します。
インストーラファイルはtarファイルとして圧縮および配布されます。ネイティブのtarま
たはGNU tarユーティリティを使用して、マシン上のディレクトリにインストーラファイル
を抽出します。
インストーラファイルは以下の方法で抽出できます。
¨ インストールDVD。Informatica tarファイルをインストールDVDからマシン上のディレ
クトリにダウンロードしてからインストーラファイルを抽出するか、インストーラファ
イルをDVDから直接マシン上のディレクトリに抽出します。
14
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
¨ FTPからのダウンロード。InformaticaインストールtarファイルをInformatica電子ソ
フトウェアダウンロード(ESD)サイトからマシン上のディレクトリにダウンロードし
てからインストーラファイルを抽出します。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実
行
Informaticaをサイレントモードでインストールする場合、インストール前(i9Pi)システ
ムチェックツールを実行してマシンがインストールのシステム要件を満たしているかどう
かを確認します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
シェルコマンドラインで、ルートディレクトリにあるinstall.shファイルを実行しま
す。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示され
ます。
4.
環境変数が設定されていない場合は、Nキーを押してインストーラを終了し、必要に応
じて環境変数を設定します。
環境変数が設定されている場合は、Yキーを押して続行します。
5.
1を押してInformaticaのインストールまたはアップグレードを行います。
6.
Yキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し、マシンがイ
ンストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているかどうかを確認しま
す。
7.
Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールの[ようこそ]セクシ
ョンで、Enterキーを押します。
[システム情報]セクションが表示されます。
8.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはで
きません。% ( ) { } [ ] , ; ')を含めることはできません。
9.
Enterキーを押します。
10.
マシン上で作成またはアップグレードするノードの開始ポート番号を入力します。
11.
Enterキーを押します。
[データベースおよび接続情報]セクションが表示されます。
12.
カスタムJDBC接続文字列を使用してJDBC接続情報を入力するには、1を押します。
JDBC URL情報を使用してJDBC接続を入力するには、2を押します。
UNIXにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク
15
13.
JDBC接続情報を入力します。
¨ カスタムJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、接続文字列を入力し
ます。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれ
ていることを確認します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、JDBC URLのプロパティを指定し
ます。
プロンプト
説明
データベース
タイプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイ
プ。 次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
データベース
ユーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの名
前。
データベース
ユーザーのパ
スワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウント
のパスワード。
データベース
ホスト名
データベースのホスト名。
データベース
ポート番号
データベースのポート番号。
データベース
サービス名
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウント
のパスワード。
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス名、ま
たは
Microsoft SQL ServerおよびSybase ASEのデータベ
ース名。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェックされ
ます。システムチェックが完了すると、[システムチェックの概要]セクションにシ
ステムチェックの結果が表示されます。
14.
16
システムチェックの結果を分析します。
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
各要件とそのチェックステータス(以下のいずれか)がテーブルに表示されます。
¨ [成功] -·この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレードの条件を満
たしています。
¨ [不可] - この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレード条件を満
たしていません。 続行する前にこの問題を解決します。
¨ [情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行します。
システムチェックの結果は、次のファイルに保存されます。 /Server/I9PI/I9PI/en/
i9Pi_summary.txt。
15.
Enterキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを終了します。
16.
Nキーを押して、Informatica Servicesのインストールまたはアップグレードを停止
します。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たさずに終了した場合は、失
敗した要件を解決してもう一度インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し
ます。
注: Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが要件を満た
さずに終了した場合も、Informaticaのインストールまたはアップグレードを続行できま
す。ただし、続行する前に失敗した要件を解決することをお勧めします。
WindowsにおけるInformatica Servicesのイ
ンストール前のタスク
WindowsにInformatica Servicesをインストールする前に、以下のタスクを完成してくださ
い。
最小システム要件の確認
使用するマシンがInformaticaサーバーコンポーネントをインストールするための最小シス
テム要件を満たしていることを確認します。
RAM
ディスクスペース
4 GB
10 GB
インストールのための一時的なディスク領域要件
インストーラによりハードディスクに一時ファイルが書き込まれます。 インストールをサ
ポートする、マシンに十分な利用可能なディスク容量があることを確認します。 インスト
ールが完了した場合、インストーラにより一時ファイルが削除され、ディスク容量が解放
されます。
WindowsにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク
17
以下の表に、インストール中の一時ディスク容量の要件を一覧表示します。
製品
ディスクスペース
Installer
1 GB
Informaticaサービス
605 MB
環境変数の確認
Informaticaのインストールで使用する環境変数を設定します。
以下の表に、Windows上で確認する環境変数を示します。
変数
説明
%TEMP%
インストール中に作成される一時ファイルの場所。
Informaticaは一時ファイル用に1 GBのディスク容量
が必要です。
デフォルトのドライブに一時ファイルを作成しない場
合には、環境変数を設定します。
PATH
インストーラにより、Informaticaで必要とされるフ
ァイルパスがPATH環境変数に追加されます。 PATH環
境変数の長さがシステムの制限を超えていないことを
確認します。
ポートの使用可否の確認
インストーラによりInformaticaドメイン内のコンポーネント用のポートが設定され、
Informaticaをインストールするノード上で実行するアプリケーションサービスプロセス用
に使用するようにポートが指定されます。
コンポーネントに使用するポート番号と、アプリケーションサービスに使用するポート番
号の範囲を指定することができます。 あるいは、インストーラによって提供されるデフォ
ルトのポート番号を使用することができます。 ポート番号がInformatica Servicesをイン
ストールするマシンで利用可能かどうかを確認します。
以下の表に、Informaticaで使用されるポートを示します。
18
ポートタイプ
説明
ドメインポート
インストール中に作成されるノード用のポート番号。デフ
ォルトは6005です。
Service Manager
ポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要求をリス
ンします。クライアントアプリケーションは、このポート
を使用してドメインのサービスと通信します。
Informaticaコマンドラインプログラムは、ドメインと通信
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
ポートタイプ
説明
するためにこのポートを使用します。 このポートは、SQL
データベースサービスのJDBC/ODBCドライバ用でもありま
す。デフォルトは6006です。
Service Manager
シャットダウンポ
ート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシャットダ
ウンを制御するポート番号。 Service Managerは、このポ
ートでシャットダウンコマンドをリスンします。デフォル
トは6007です。
Informatica
Administratorポ
ート
Informatica Administratorが使用するポート番号。デフ
ォルトは6008です。
Informatica
Administratorシ
ャットダウンポー
ト
Informatica Administratorのサーバーシャットダウンを
制御するポート番号。Informatica Administratorは、こ
のポートでシャットダウンコマンドをリスンします。デフ
ォルトは6009です。
アプリケーション
サービス用のポー
トの範囲
ノード上で実行するアプリケーションサービスプロセスに
割り当てることができるポート番号の範囲。 ドメイン内に
アプリケーションサービスを作成する場合、Service
Managerによりこの範囲内で最初に利用可能なポートがサー
ビスプロセスに割り当てられます。 範囲内のポート数は、
少なくとも、ノード上で実行するアプリケーションサービ
スプロセスの数の2倍以上である必要があります。デフォル
トは6013~6113です。
ポート設定のガイドライン
インストーラでは、ドメイン内にポートの競合がないことを確認するために、指定された
ポート番号が検証されます。
次のガイドラインを使用してポート番号を決定します。
¨ ドメインまたはドメイン内の各コンポーネント用に指定するポート番号は一意である必
要があります。
¨ ドメインおよびドメインコンポーネント用のポート番号は、アプリケーションサービス
プロセス用に指定したポート番号の範囲内にすることはできません。
¨ 指定するポート番号範囲の最大の番号は、最小のポート番号よりも少なくとも3大きい
番号である必要があります。 例えば、範囲内の最小のポート番号が6400の場合、最大
のポート番号は少なくとも6403である必要があります。
¨ 指定するポート番号は、1025未満または65535より大きくできません。
システムユーザアカウントの作成
システムユーザーアカウントを作成し、インストールを行ってからInformatica Services
を実行します。 Informatica Servicesのインストールに使用するユーザーアカウントに、
インストールディレクトリに対する書き込み権限があることを確認します。
WindowsにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク
19
マシンにログインしたユーザーアカウントを使用してInformaticaをインストールし、別の
ユーザーアカウントで実行することができます。 ローカルアカウントまたはドメインアカ
ウントを作成して、Informaticaをインストールするか、またはInformatica Windowsサー
ビスを実行することができます。
注: Windowsの信頼関係接続を使用するMicrosoft SQL Server上のリポジトリにアクセス
するには、ドメインアカウントを作成します。
ユーザーアカウントは、インストーラを実行するための、またはInformatica Windowsサー
ビスを実行するための以下の権限が必要になります。
¨ ログインユーザーアカウント。このユーザーアカウントは、管理者グループのメンバで
あり、サービスとしてログオン権限が必要です。 Informaticaをインストールする前
に、このユーザーアカウントを使用してログインします。
¨ 別のユーザーアカウント。このユーザーアカウントは、管理者グループのメンバであ
り、サービスとしてログオン、およびオペレーティングシステムの一部として機能の権
限が必要です。 Informaticaをインストールする前に、このユーザーアカウントを使用
してログインする必要はありません。 インストール中に、Informatica Windowsサービ
スを実行するユーザーアカウントを指定することができます。
キーストアファイルの設定
インストール中に、Informatica AdministratorとService Managerの間の安全な通信のた
めにSSL証明書を使用するようにInformaticaを設定することができます。インストーラ
は、自己署名証明書を生成することができます。またはユーザーが認証機関によって署名
された証明書を提供することもできます。
キーツールユーティリティを使用して、安全な接続のために、SSLキーおよび証明書を格納
するキーストアファイルを生成することができます。 キーツールは、SSLキーおよび証明
書を生成および管理するキーおよび証明書管理ユーティリティです。 キーおよび証明書は
キーストアファイルに格納されます。 自己署名証明書、または、認証機関(CA)によって
署名された証明書を使用できます。 CAによって署名された証明書を使用するには、キーツ
ールを使用して、証明書署名要求(Certificate Signing Request:CSR)を作成し、CAの
デジタルID証明書を適用します。
キーツールユーティリティは、以下のディレクトリのいずれかにあります。
¨ %JAVA_HOME%\jre\bin
¨ InformaticaInstallDir\java\bin
キーツール使用の詳細については、以下のSunのWebサイトに掲載されているマニュアルを
参照してください。
http://java.sun.com/javase/6/docs/technotes/tools/windows/keytool.html
注: ドメイン内にReporting Service、Metadata Manager Service、またはWeb Services
Hubを作成する場合は、インストール後に安全な接続を設定することもできます。
Informatica Administratorを使用して、アプリケーションサービス用のキーストアファ
イルを指定します。
20
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
インストーラファイルの抽出
インストールを実行する前に、インストーラファイルを抽出します。
インストーラファイルはzipファイルとして圧縮および配布されます。zipユーティリティ
を使用して、インストーラファイルをマシン上のディレクトリに抽出します。zipユーティ
リティのバージョンが、Windowsオペレーティングシステムのバージョンと互換性があるこ
とを確認します。ファイルを解凍する場合は、zipユーティリティが空のフォルダも抽出す
ることを確認します。
インストーラファイルは以下の方法で抽出できます。
¨ インストールDVD。Informatica zipファイルをインストールDVDからマシン上のディレ
クトリにダウンロードしてからインストーラファイルを抽出するか、インストーラファ
イルをDVDから直接マシン上のディレクトリに抽出します。zipファイルをマシン上のデ
ィレクトリにダウンロードする場合、zipファイル名を含むインストールディレクトリ
パス全体の長さが60文字以下であることを確認します。
¨ FTPからのダウンロード。InformaticaインストールzipファイルをInformatica電子ソ
フトウェアダウンロード(END)サイトからマシン上のディレクトリにダウンロードし
てからインストーラファイルを抽出します。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実
行
Informaticaをサイレントモードでインストールする場合、インストール前(i9Pi)システ
ムチェックツールを実行してマシンがインストールのシステム要件を満たしているかどう
かを確認します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
ルートディレクトリからinstall.batファイルを実行します。
4.
[Informaticaのインストールまたはアップグレード]を選択します。
5.
[インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行]を選択して、マシンがイ
ンストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているかどうかを確認しま
す。
6.
[開始]をクリックします。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールの[ようこそ]ページが表示されま
す。
7.
[次へ]をクリックします。
[システム情報]ページが表示されます。
8.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。デフォルトディレクトリは、
C:\です。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはで
きません。% ( ) { } [ ] , ; ')を含めることはできません。
9.
マシン上に作成するノードの開始ポート番号を入力します。ノードのデフォルトのポ
ート番号は6005です。
WindowsにおけるInformatica Servicesのインストール前のタスク
21
10.
[次へ]をクリックします。
[データベースおよびJDBC接続情報]ページが表示されます。
11.
ドメイン環境設定リポジトリデータベースの情報を入力します。
プロンプト
説明
データベースタ
イプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイプ。
次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
データベースユ
ーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの名
前。
データベースユ
ーザーのパスワ
ード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウントの
パスワード。
ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能である
必要があります。
12.
JDBC接続情報を入力します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、[JDBC接続プロパティの指定]
を選択してJDBC URLのプロパティを指定します。
22
プロパティ
説明
データベースホ
スト名
データベースのホスト名。
データベースポ
ート番号
データベースのポート番号。
データベースサ
ービス名
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス名、
またはMicrosoft SQL ServerおよびSybase ASEの
データベース名。
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
¨ カスタムのJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、[カスタムJDBC接
続文字列]を選択して接続文字列を入力します。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれ
ていることを確認します。
13.
[接続テスト]をクリックしてデータベースに接続できることを確認した後、[OK]
をクリックして続行します。
14.
[次へ]をクリックしてシステムチェックを開始します。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェックされ
ます。システムチェックが完了すると、[システムチェックの概要]ページにシステ
ムチェックの結果が表示されます。
15.
システムチェックの結果を分析します。
各要件が、次のいずれかのチェックステータスとともに表示されます。
¨ [成功] -·この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレードの条件を満
たしています。
¨ [不可] - この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレード条件を満
たしていません。 インストールまたはアップグレードを続行する前に問題を解決
します。
¨ [情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行します。
システムチェックの結果が次のファイルに保存されます。 \Server\I9PI\I9PI\en
\i9Pi_summary.html。
16.
[完了]をクリックしてインストール前(i9Pi)システムチェックツールを閉じま
す。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たさずに終了した場合は、失
敗した要件を解決してもう一度インストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し
ます。
注: Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが要件を満た
さずに終了した場合も、Informaticaのインストールまたはアップグレードを続行できま
す。ただし、続行する前に失敗した要件を解決することをお勧めします。
Informaticaドメインを作成する前に
Informaticaコンポーネントでは、リレーショナルデータベースのリポジトリにメタデータ
が格納されます。 データベース要件は、ドメイン内に作成したアプリケーションサービ
ス、ならびにリポジトリに構築および格納したデータ統合オブジェクトの数によって異な
ります。
Informaticaドメインを作成する前に
23
ドメインでは、ドメイン環境設定リポジトリに設定およびユーザー情報が格納されます。
インストール前に、ドメイン環境設定リポジトリ用のデータベースを設定する必要があり
ます。 データベース接続情報は、インストール中に指定します。
Informatica Servicesをインストールする前に、以下のデータベース設定タスクを実行し
ます。
¨ データベース要件を確認する。
¨ データベースをドメイン環境設定リポジトリ用に設定する。
ドメイン環境設定リポジトリの設定データベース
データベースおよびユーザーアカウントをドメイン環境設定リポジトリ用に設定します。
ドメイン環境設定リポジトリでは、ドメイン用のメタデータが格納されます。
Informaticaをインストールする際に、データベース情報およびユーザーアカウント情報を
ドメイン環境設定リポジトリに提供します。 Informaticaインストーラは、JDBCを使用し
てドメイン環境設定リポジトリと通信します。
ドメイン環境設定データベースおよびユーザーアカウントを設定する際には、以下のルー
ルおよびガイドラインを使用します。
¨ データベースはInformaticaドメイン内のすべてのゲートウェイノードからアクセス可
能である必要があります。
¨ ドメイン環境設定リポジトリ内のデータベースエラーにより、ドメイン内の他のリポジ
トリが影響を受けることを防ぐには、別々のデータベーススキーマで異なるユーザーア
カウントを使用してドメイン環境設定リポジトリを作成します。
¨ 複数のドメインを作成する場合、各ドメイン環境設定リポジトリには別々のユーザーア
カウントが必要です。
データベース設定の詳細については、使用するデータベースシステムのマニュアルを参照
してください。
Oracleデータベースの要件
Oracleでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ open_cursorsパラメータを1000以上に設定します。
¨ データベースユーザーが、CONNECT、RESOURCE、およびCREATE VIEW特権を持っている
ことを確認します。
IBM DB2データベースの要件
IBM DB2でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ リポジトリがIBM DB2 9.7データベースに存在する場合、IBM DB2 Version 9.7 Fix
Pack 7以降のフィックスパックがインストールされていることを確認します。
¨ データベースを作成するIBM DB2のインスタンスでは、以下のパラメータをオンにしま
す。
- DB2_SKIPINSERTED
- DB2_EVALUNCOMMITTED
24
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
- DB2_SKIPDELETED
- AUTO_RUNSTATS
¨ そのデータベースで、以下の設定パラメータを設定します。
パラメータ
値
applheapsz
8192
appl_ctl_heap_sz
8192
logfilsiz
8000
DynamicSections
3000
maxlocks
98
locklist
50000
auto_stmt_stats
ON
IBM DB2 9.5専用。
¨ テーブルスペースのpageSizeパラメータを32768バイトに設定します。
単一パーティションのデータベースでは、pageSizeの要件を満たすテーブルスペースを
指定します。 テーブルスペースを指定しない場合、デフォルトのテーブルスペースが
pageSizeの要件を満たしている必要があります。
複数パーティションのデータベースでは、pageSizeの要件を満たすテーブルスペースを
指定する必要があります。単一ノード上のテーブルスペースを定義します。
¨ データベースユーザーが、CREATETAB、CONNECTおよびBINDADD特権を持っていることを
確認します。
注: DB2内のDynamicSectionsのデフォルト値は、Informaticaリポジトリに対して低すぎま
す。 Informaticaでは、デフォルトよりも大きいDB2パッケージが必要となります。 ドメ
イン環境設定リポジトリ、またはモデルリポジトリのDB2データベースを設定する場合、
DynamicSectionsパラメータを少なくとも3000以上に設定する必要があります。
DynamicSectionsパラメータがこれよりも低い数値に設定されている場合、Informaticaの
インストール時または実行時に問題が発生する可能性があります。 以下のエラーメッセー
ジが表示される場合があります。
[informatica][DB2 JDBC Driver]No more available statements. Please recreate your package with a
larger dynamicSections value.
Informaticaドメインを作成する前に
25
Microsoft SQL Serverデータベースの要件
Microsoft SQL Serverでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用しま
す。
¨ 読み込みのコミットされた分離レベルをREAD_COMMITTED_SNAPSHOTに設定し、ロックの
競合を最小化します。
データベースの分離レベルを設定するには、以下のコマンドを実行します。
ALTER DATABASE DatabaseName SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
データベースの分離レベルが正しいことを確認するには、以下のコマンドを実行しま
す。
SELECT is_read_committed_snapshot_on FROM sys.databases WHERE name = DatabaseName
¨ データベースのユーザーアカウントには、CONNECT、CREATE TABLE、およびCREATE VIEW
権限が必要です。
Sybase ASEデータベースの要件
Sybase ASEでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインに従います。
¨ データベースサーバーのページサイズは16KB以上に設定します。これは1回限りの設定
であり、後から変更できないため、ページサイズを16Kに設定する必要があります。
¨ 以下のデータベースロック設定を行って、行レベルのロックを使用できるようにしま
す。
データベース設定
Sybase Systemのプロシージャ
値
ロックスキーム
sp_configure "lock scheme"
0, datarows
¨ Sybaseデータベースオプション「ddl in tran」をTRUEに設定します。
¨ Sybaseデータベースオプション「select into/bulkcopy/pllsort」をオンにします。
¨ sysobjectsシステムテーブルに対する「select」特権を有効にします。
¨ デフォルトのVARCHAR切り詰めを無効にするために、以下のログインスクリプトを作成
します。
create procedure dbo.sp_string_rtrunc_proc as set string_rtruncation on
sp_modifylogin "user_name", "login script", sp_string_rtrunc_proc
ログインスクリプトは、ユーザーがSybaseインスタンスにログインするたびに実行されま
す。ストアドプロシージャは、パラメータをセッションレベルで設定します。
sp_modifyloginシステムプロシージャにより、「user_name」がストアドプロシージャで
その「login script」として更新されます。ユーザーには、ストアドプロシージャを呼び
出すための権限が必要です。
¨ データベースユーザーに、CREATE DEFAULT、CREATE PROCEDURE、CREATE RULE、CREATE
TABLE、およびCREATE VIEWの各特権があることを確認します。
26
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
¨ 以下のデータベースメモリ設定を、推奨ベースライン値に設定します。
データベース設定
Sybase Systemのプロシージャ
値
物理メモリの最大合
計容量
sp_configure "max memory"
2097151
プロシージャキャッ
シュサイズ
sp_configure "procedure
cache size"
500000
開いているオブジェ
クトの数
sp_configure "number of open
objects"
5000
開いているインデッ
クスの数
sp_configure "number of open
indexes"
5000
開いているパーティ
ションの数
sp_configure "number of open
partitions"
5000
ユーザー当たりのヒ
ープメモリ
sp_configure "heap memory
per user"
49152
ロックの数
sp_configure "number of
locks"
100000
データベースで実行する操作に応じて、上記の推奨値を調整します。
Informaticaドメインを作成する前に
Informaticaコンポーネントでは、リレーショナルデータベースのリポジトリにメタデータ
が格納されます。 データベース要件は、ドメイン内に作成したアプリケーションサービ
ス、ならびにリポジトリに構築および格納したデータ統合オブジェクトの数によって異な
ります。
ドメインでは、ドメイン環境設定リポジトリに設定およびユーザー情報が格納されます。
インストール前に、ドメイン環境設定リポジトリ用のデータベースを設定する必要があり
ます。 データベース接続情報は、インストール中に指定します。
Informatica Servicesをインストールする前に、以下のデータベース設定タスクを実行し
ます。
¨ データベース要件を確認する。
¨ データベースをドメイン環境設定リポジトリ用に設定する。
ドメイン環境設定リポジトリの設定データベース
データベースおよびユーザーアカウントをドメイン環境設定リポジトリ用に設定します。
ドメイン環境設定リポジトリでは、ドメイン用のメタデータが格納されます。
Informaticaをインストールする際に、データベース情報およびユーザーアカウント情報を
ドメイン環境設定リポジトリに提供します。 Informaticaインストーラは、JDBCを使用し
てドメイン環境設定リポジトリと通信します。
Informaticaドメインを作成する前に
27
ドメイン環境設定データベースおよびユーザーアカウントを設定する際には、以下のルー
ルおよびガイドラインを使用します。
¨ データベースはInformaticaドメイン内のすべてのゲートウェイノードからアクセス可
能である必要があります。
¨ ドメイン環境設定リポジトリ内のデータベースエラーにより、ドメイン内の他のリポジ
トリが影響を受けることを防ぐには、別々のデータベーススキーマで異なるユーザーア
カウントを使用してドメイン環境設定リポジトリを作成します。
¨ 複数のドメインを作成する場合、各ドメイン環境設定リポジトリには別々のユーザーア
カウントが必要です。
データベース設定の詳細については、使用するデータベースシステムのマニュアルを参照
してください。
Oracleデータベースの要件
Oracleでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ open_cursorsパラメータを1000以上に設定します。
¨ データベースユーザーが、CONNECT、RESOURCE、およびCREATE VIEW特権を持っている
ことを確認します。
IBM DB2データベースの要件
IBM DB2でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ リポジトリがIBM DB2 9.7データベースに存在する場合、IBM DB2 Version 9.7 Fix
Pack 7以降のフィックスパックがインストールされていることを確認します。
¨ データベースを作成するIBM DB2のインスタンスでは、以下のパラメータをオンにしま
す。
- DB2_SKIPINSERTED
- DB2_EVALUNCOMMITTED
- DB2_SKIPDELETED
- AUTO_RUNSTATS
¨ そのデータベースで、以下の設定パラメータを設定します。
28
パラメータ
値
applheapsz
8192
appl_ctl_heap_sz
8192
logfilsiz
8000
DynamicSections
3000
maxlocks
98
locklist
50000
auto_stmt_stats
ON
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
パラメータ
値
IBM DB2 9.5専用。
¨ テーブルスペースのpageSizeパラメータを32768バイトに設定します。
単一パーティションのデータベースでは、pageSizeの要件を満たすテーブルスペースを
指定します。 テーブルスペースを指定しない場合、デフォルトのテーブルスペースが
pageSizeの要件を満たしている必要があります。
複数パーティションのデータベースでは、pageSizeの要件を満たすテーブルスペースを
指定する必要があります。単一ノード上のテーブルスペースを定義します。
¨ データベースユーザーが、CREATETAB、CONNECTおよびBINDADD特権を持っていることを
確認します。
注: DB2内のDynamicSectionsのデフォルト値は、Informaticaリポジトリに対して低すぎま
す。 Informaticaでは、デフォルトよりも大きいDB2パッケージが必要となります。 ドメ
イン環境設定リポジトリ、またはモデルリポジトリのDB2データベースを設定する場合、
DynamicSectionsパラメータを少なくとも3000以上に設定する必要があります。
DynamicSectionsパラメータがこれよりも低い数値に設定されている場合、Informaticaの
インストール時または実行時に問題が発生する可能性があります。 以下のエラーメッセー
ジが表示される場合があります。
[informatica][DB2 JDBC Driver]No more available statements. Please recreate your package with a
larger dynamicSections value.
Microsoft SQL Serverデータベースの要件
Microsoft SQL Serverでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用しま
す。
¨ 読み込みのコミットされた分離レベルをREAD_COMMITTED_SNAPSHOTに設定し、ロックの
競合を最小化します。
データベースの分離レベルを設定するには、以下のコマンドを実行します。
ALTER DATABASE DatabaseName SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON
データベースの分離レベルが正しいことを確認するには、以下のコマンドを実行しま
す。
SELECT is_read_committed_snapshot_on FROM sys.databases WHERE name = DatabaseName
¨ データベースのユーザーアカウントには、CONNECT、CREATE TABLE、およびCREATE VIEW
権限が必要です。
Sybase ASEデータベースの要件
Sybase ASEでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインに従います。
¨ データベースサーバーのページサイズは16KB以上に設定します。これは1回限りの設定
であり、後から変更できないため、ページサイズを16Kに設定する必要があります。
Informaticaドメインを作成する前に
29
¨ 以下のデータベースロック設定を行って、行レベルのロックを使用できるようにしま
す。
データベース設定
Sybase Systemのプロシージャ
値
ロックスキーム
sp_configure "lock scheme"
0, datarows
¨ Sybaseデータベースオプション「ddl in tran」をTRUEに設定します。
¨ Sybaseデータベースオプション「select into/bulkcopy/pllsort」をオンにします。
¨ sysobjectsシステムテーブルに対する「select」特権を有効にします。
¨ デフォルトのVARCHAR切り詰めを無効にするために、以下のログインスクリプトを作成
します。
create procedure dbo.sp_string_rtrunc_proc as set string_rtruncation on
sp_modifylogin "user_name", "login script", sp_string_rtrunc_proc
ログインスクリプトは、ユーザーがSybaseインスタンスにログインするたびに実行されま
す。ストアドプロシージャは、パラメータをセッションレベルで設定します。
sp_modifyloginシステムプロシージャにより、「user_name」がストアドプロシージャで
その「login script」として更新されます。ユーザーには、ストアドプロシージャを呼び
出すための権限が必要です。
¨ データベースユーザーに、CREATE DEFAULT、CREATE PROCEDURE、CREATE RULE、CREATE
TABLE、およびCREATE VIEWの各特権があることを確認します。
¨ 以下のデータベースメモリ設定を、推奨ベースライン値に設定します。
データベース設定
Sybase Systemのプロシージャ
値
物理メモリの最大合
計容量
sp_configure "max memory"
2097151
プロシージャキャッ
シュサイズ
sp_configure "procedure
cache size"
500000
開いているオブジェ
クトの数
sp_configure "number of open
objects"
5000
開いているインデッ
クスの数
sp_configure "number of open
indexes"
5000
開いているパーティ
ションの数
sp_configure "number of open
partitions"
5000
ユーザー当たりのヒ
ープメモリ
sp_configure "heap memory
per user"
49152
ロックの数
sp_configure "number of
locks"
100000
データベースで実行する操作に応じて、上記の推奨値を調整します。
30
第 3章: Informatica Servicesのインストール前のタスク
第 4 章
Informatica Servicesのイ
ンストール
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informatica Servicesのインストール概要, 31 ページ
¨ グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール, 32 ページ
¨ コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール, 48 ページ
¨ サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール, 62 ページ
Informatica Servicesのインストール概要
Informatica Servicesは、WindowsまたはUNIXマシンにインストールできます。Windowsで
は、グラフィカルモードまたはサイレントモードでインストーラを実行できます。UNIXで
は、グラフィカルモード、コンソールモード、またはサイレントモードでインストーラを
実行できます。
Informaticaインストール前のタスクを完了させて、インストールの準備をします。
Informatica Servicesは複数のマシンにインストールできます。 インストール後は、
Informatica Administratorを使用してドメインにログインし、アプリケーションサービ
スを作成および設定します。
ドメインの作成または参加
初めてインストールする場合はドメインを作成します。複数のマシンにインストールし、
別のマシンにドメインを作成している場合は、ドメインに参加します。
Informaticaドメインは、サービス、ユーザー、およびリソースの、基本的な管理単位で
す。ノードとは、1台のマシンを表す論理的な単位です。ドメインには1つ以上のノードが
含まれています。
複数のマシンにインストールしている場合は、複数のドメインを作成できます。ドメイン
を作成する場合、このマシンのノードはドメインのゲートウェイノードとなります。
[Transport Layer Security(TLS)を有効にする]を選択して、ドメイン内のサービス
間に安全な通信を設定することができます。
31
Informatica Servicesをインストールする場合、マシンにノードを作成します。 ドメイン
を作成し、そのドメインにノードを追加することができます。ドメインを作成しない場合
は、ノードを別のドメインに参加させることができます。
ドメインに参加する場合、このマシンのノードをゲートウェイノードに設定できます。ゲ
ートウェイノードを設定する際に、HTTPSを有効にするオプションを選択して、
Informatica Administratorへの安全な通信を設定することができます。
グラフィカルモードによるInformatica
Servicesのインストール
Informatica Servicesは、UNIXまたはWindowsにグラフィカルモードでインストールできま
す。
インストールを実行する前にインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行する
と、システムチェック中に入力した情報を使用して、インストーラではデータベース接続
およびポート番号フィールドを含む一定のフィールドが事前に定義されます。
SUSE Linux Enterprise 11プラットフォーム上でInformaticaをインストールする場合
は、コンソールモードまたはサイレントモードでインストールを実行します。
Windowsでルートディレクトリからinstall.batファイルを実行して問題が発生した場合、
次のファイルを実行します。
<InformaticaInstallationDir>/server/install.exe
ドメインの作成
初めてインストールする場合、または個別のドメインのノードを管理する場合はドメイン
を作成します。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
インストールを開始します。
Windowsの場合:
a.
ルートディレクトリからinstall.batを実行します。
[Informatica 9.5.1]ページが表示されます。
32
b.
[Informaticaのインストールまたはアップグレード]を選択します。
c.
[インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行]を選択して、マシン
がインストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているかどうかを
確認します。
d.
[開始]をクリックします。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
UNIXの場合:
a.
シェルコマンドラインを使用して、ルートディレクトリからinstall.shを実行し
ます。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示
されます。
b.
環境変数が設定されていない場合は、Nキーを押してインストーラを終了し、必要
に応じて環境変数を設定します。環境変数が設定されている場合は、Yキーを押し
て続行します。
c.
1を押してInformaticaのインストールまたはアップグレードを行います。
d.
インストール前(i9Pi)システムチェックをスキップする場合は、Nキーを押しま
す。
e.
グラフィカルモードの場合はGキーを押します。
[インストールのタイプ]ページが表示されます。
f.
4.
手順5に進みます。
[インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行]を選択した場合は、次の
手順を実行します。
a.
インストール前(i9Pi)システムチェックツールのようこそページで、[次へ]
をクリックします。
[システム情報]ページが表示されます。
b.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。デフォルトディレクトリ
は、C:\です。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字( @ | * $ # ! % ( ) { }
[ ] , ; ')を含めることはできません。
Windowsでは、インストールディレクトリパスがInformaticaのインストール先マ
シン上にある必要があります。
c.
マシン上に作成するノードの開始ポート番号を入力します。 ノードのデフォルト
のポート番号は6005です。
d.
[次へ]をクリックします。
[データベースおよびJDBC接続情報]ページが表示されます。
e.
ドメイン環境設定リポジトリデータベースの情報を入力します。
プロンプト
説明
データベース
タイプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイ
プ。 次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
33
プロンプト
説明
4 - Sybase ASE
データベース
ユーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの
名前。
データベース
ユーザーのパ
スワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウン
トのパスワード。
ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能で
ある必要があります。
f.
JDBC接続情報を入力します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、[JDBC接続プロパティの指
定]を選択してJDBC URLのプロパティを指定します。
プロパティ
説明
データベースホ
スト名
データベースのホスト名。
データベースポ
ート番号
データベースのポート番号。
データベースサ
ービス名
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス
名、またはMicrosoft SQL ServerおよびSybase
ASEのデータベース名。
¨ カスタムのJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、[カスタム
JDBC接続文字列]を選択して接続文字列を入力します。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含
まれていることを確認します。
g.
[接続テスト]をクリックして、データベースに接続できることを確認します。
h.
[次へ]をクリックしてシステムチェックを開始します。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェック
されます。システムチェックが完了すると、[システムチェックの概要]ページ
にシステムチェックの結果が表示されます。
i.
34
システムチェックの結果を分析します。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
各要件が、次のいずれかのチェックステータスとともに表示されます。
¨ [成功] -·この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレードの条
件を満たしています。
¨ [不可] - この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレード条
件を満たしていません。 インストールまたはアップグレードを続行する前に
問題を解決します。
¨ [情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行しま
す。
システムチェックの結果が次のファイルに保存されます。 \Server\I9PI\I9PI\en
\i9Pi_summary.html。
j.
[完了]をクリックしてインストール前(i9Pi)システムチェックツールを閉じ
ます。
[インストールのタイプ]ページが表示されます。
k.
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たさずに終了した場
合は、[キャンセル]をクリックしてインストールまたはアップグレードを終了
します。失敗した要件を解決し、もう一度インストールまたはアップグレードを
実行してください。
注: Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが
要件を満たさずに終了した場合も、Informaticaのインストールまたはアップグ
レードを続行できます。ただし、続行する前に失敗した要件を解決することをお
勧めします。
5.
[Informatica 9.5.1のインストール]を選択します。
6.
[次へ]をクリックします。
[インストールの前提条件]ページに、インストール要件が表示されます。インスト
ールを続行する前に、要件がすべて満たされていることを確認します。
7.
[次へ]をクリックします。
[ライセンスとインストールディレクトリ]ページが表示されます。
8.
Informaticaライセンスキーのパスおよびファイル名を入力します。
9.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはで
きません。 % ( ) { } [ ] , ; '
Windowsでは、インストールディレクトリパスがInformaticaのインストール先マシン
上にある必要があります。
10.
[次へ]をクリックします。
[インストール前のサマリ]ページが表示されます。
11.
インストール情報を確認し、[インストール]をクリックして続行します。
インストーラによりInformaticaファイルがインストールディレクトリにコピーされま
す。Informaticaファイルがインストールディレクトリにコピーされると、[ドメイン
選択]ページが表示されます。
12.
[ドメインの作成]を選択します。
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
35
ドメインを作成する場合は、現在のマシンにあるノードがドメインのゲートウェイノ
ードになります。 ゲートウェイノードには、ドメイン操作をすべて管理するService
Managerが含まれます。
13.
ドメイン内のサービス間に安全な通信を設定するには、そのドメインに対して
[Transport Layer Security(TLS)を有効にする]を選択します。
14.
Informatica Administratorへの接続をセキュリティで保護するには、[Informatica
AdministratorのHTTPSを有効化]を選択します。
以下の表に、HTTP接続用に設定するプロパティを示します。
15.
プロパティ
説明
Informatica
Administratorの
HTTPSを有効化
このオプションは、Informatica Administratorへの
接続をセキュリティで保護する場合に選択します。安
全ではないHTTP接続を使用する場合は、このチェック
ボックスをオフのままにします。
ポート
Informatica AdministratorとService Manager間の
通信に使用するポート。
インストーラによ
って生成されたキ
ーストアを使用
インストーラによって生成された自己署名キーストア
を使用します。 インストーラにより、次の場所に
DEFAULT.keystoreという名前のキーストアファイルが
作成されます。<InformaticaInstallationDir>
\tomcat\conf\
既存のキーストア
の使用
作成したキーストアファイルを使用します。 自己署
名証明書、または認証機関によって署名された証明書
でキーストアファイルを使用できます。
キーストアのパス
ワード
キーストアファイルのテキストパスワード。作成した
キーストアファイルを使用する場合に必須です。
キーストアファイ
ルのディレクトリ
キーストアファイルの場所。 作成したキーストアフ
ァイルを使用する場合に必須です。
[次へ]をクリックします。
[ドメイン環境設定リポジトリ]ページが表示されます。
16.
ドメイン環境設定リポジトリ用のデータベースおよびユーザーアカウント情報を入力
します。
ドメイン環境設定リポジトリには、ドメイン操作とユーザー認証用のメタデータが格
納されます。 データベースがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能であ
る必要があります。
36
第 4章: Informatica Servicesのインストール
以下の表に、データベースおよびユーザーアカウント用に指定するプロパティを示し
ます。
プロパティ
説明
データベースタイ
プ
ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。
Oracle、IBM DB2、Microsoft SQL Server、または
Sybase ASEを選択します。
データベースユー
ザーID
ドメイン環境設定リポジトリのデータベースユーザー
アカウント。
ユーザーパスワー
ド
データベースユーザーアカウントのパスワード。
テーブルスペース
IBM DB2で使用できます。テーブルを作成するテーブ
ルスペースの名前です。テーブルスペースは単一ノー
ド上で定義され、ページサイズは32KBであることが必
要です。 シングルパーティションのデータベースの
場合、このオプションが選択されていないと、インス
トーラはデフォルトのテーブルスペースにテーブルを
作成します。複数パーティションのデータベースで
は、このオプションを選択する必要があります。
スキーマ名
Microsoft SQL Serverで使用できます。ドメイン設定
テーブルを含むスキーマの名前です。選択されていな
い場合、インストーラによりデフォルトのスキーマに
テーブルが作成されます。
信頼関係接続
Microsoft SQL Serverで使用できます。信頼関係接続
を使用してMicrosoft SQL Serverに接続するかどうか
を示します。 信頼認証は、現在のユーザーのセキュ
リティ証明書を使用してMicrosoft SQL Serverへ接続
します。 選択されない場合、インストーラにより
Microsoft SQL Server認証が使用されます。
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
37
17.
JDBC接続情報を入力します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、[JDBC接続プロパティの指定]
を選択してJDBC URLのプロパティを指定します。
プロパティ
説明
データベースホ
スト名
データベースのホスト名。
データベースポ
ート番号
データベースのポート番号。
データベースサ
ービス名
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス名、
またはMicrosoft SQL ServerおよびSybase ASEの
データベース名。
¨ カスタムのJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、[カスタムJDBC接
続文字列]を選択して接続文字列を入力します。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれ
ていることを確認します。
18.
[接続テスト]をクリックしてデータベースに接続できることを確認した後、[OK]
をクリックして続行します。
19.
[次へ]をクリックします。
[ドメインとノードの設定]ページが表示されます。
20.
作成するドメインおよびノードの情報を入力します。
以下の表に、ドメインおよびゲートウェイノードで設定するプロパティを示します。
38
プロパティ
説明
ドメイン名
作成するドメインの名前。 デフォルトのドメイン名
は、Domain_<MachineName>です。名前は128文字以下
で、7ビットのASCII文字のみにする必要があります。
スペースまたは次のいずれかの文字は使用できませ
ん。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノードのホスト名
ノード作成先マシンのホスト名。 ノードのホスト名
には、アンダースコア(_)文字を使用できません。
マシンが単一のネットワーク名を持つ場合は、デフォ
ルトのホスト名を使用します。マシンに複数のネット
ワーク名がある場合は、デフォルトのホスト名を変更
第 4章: Informatica Servicesのインストール
プロパティ
説明
して代替ネットワーク名を使用できます。 必要に応
じて、IPアドレスを使用できます。
注: localhostは使用しないでください。ホスト名は
マシンを明示的に示す必要があります。
21.
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名
は、マシンのホスト名ではありません。
ノードのポート番
号
ノード用のポート番号。 ノードのデフォルトのポー
ト番号は6005です。マシン上でこのポート番号が使用
できない場合、インストーラによって、次に利用可能
なポート番号が表示されます。
ドメインユーザ名
ドメイン管理者のユーザー名。 このユーザー名は
Informatica Administratorに最初にログインすると
きに使用できます。次のガイドラインを使用します。
- 名前では大文字と小文字が区別されず、128文字以
内であることが必要です。
- 名前には、タブ、改行文字、または次の特殊文字を
使用できません: % * + / ? ; < >
- 名前には、先頭と末尾の文字以外にASCIIスペース
文字を使用できます。その他のスペース文字は使用
できません。
ドメインのパスワ
ード
ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3文字
以上16文字以下にする必要があります。
パスワードの再入
力
指定しなおしてください。
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対す
るデフォルトのポートを表示するには、[詳細ポート設定ページの表示]を選択しま
す。
インストーラに、ドメインとノードに割り当てられるデフォルトのポート番号が表示
されます。 ポート番号を変更し、アプリケーションサービスプロセスに別の範囲のポ
ート番号を指定できます。このオプションを選択しない場合、インストーラではデフ
ォルトのポート番号が表示されず、割り当てられたポート番号が変更できません。
a.
[次へ]をクリックします。
b.
[ポート設定]ページに、使用するポート番号を入力します。
ドメインおよびノードのコンポーネントで使用するポート番号を指定します。 ノ
ード上で実行するサービスプロセスで使用するポート番号の範囲も指定します。
デフォルトのポート番号を使用するか、または新しいポート番号を指定できま
す。入力するポート番号が他のアプリケーションで使用されていないことを確認
します。
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
39
以下の表に、設定できるポートを示します。
22.
ポート
説明
Service Manager
ポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要
求をリスンします。クライアントアプリケーショ
ンは、このポートを使用してドメインのサービス
と通信します。 Informaticaコマンドラインプロ
グラムは、ドメインと通信するためにこのポート
を使用します。 このポートは、SQLデータベース
サービスのJDBC/ODBCドライバ用でもあります。デ
フォルトは6006です。
Service Manager
シャットダウン
ポート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシ
ャットダウンを制御するポート番号。 Service
Managerは、このポートでシャットダウンコマンド
をリスンします。デフォルトは6007です。
Informatica
Administrator
ポート
Informatica Administratorが使用するポート番
号。デフォルトは6008です。
Informatica
Administrator
シャットダウン
ポート
Informatica Administratorのサーバーシャットダ
ウンを制御するポート番号。Informatica
Administratorは、このポートでシャットダウンコ
マンドをリスンします。デフォルトは6009です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービス
プロセスに割り当てられるポート番号範囲の最小
ポート番号。デフォルトは6013です。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービス
プロセスに割り当てられるポート番号範囲の最大
ポート番号。デフォルトは6113です。
[次へ]をクリックします。
UNIXにインストールする場合、インストールが正常に完了したかどうかを示す[イン
ストール後のサマリ]ページが表示されます。また、インストールされたコンポーネ
ントとその設定のステータスも表示されます。[完了]をクリックして、インストー
ラを終了します。
Windowsにインストールする場合、インストーラはInformaticaを開始するサービスを
作成します。デフォルトでは、サービスはインストールに使用されるアカウントと同
じユーザーアカウントで実行されます。 別のユーザーアカウントでWindowsサービス
を実行できます。
a.
40
別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行するかどうかを選択します。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
以下の表に、設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
別のユーザー
アカウントで
Informaticaを
実行する
別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行
するかどうかを指定します。
ユーザー名
Informatica Windowsサービスを実行するユーザー
アカウント。
次の形式を使用します。
DomainName\UserAccount
このユーザーアカウントには、[オペレーティング
システムの一部として機能]権限を付与する必要が
あります。
パスワード
Informatica Windowsサービスを実行するユーザー
アカウントのパスワード。
b.
[次へ]をクリックします。[インストール後のサマリ]ページが表示され、イ
ンストールが正常に完了したかどうかが示されます。また、インストールされた
コンポーネントとその設定のステータスも表示されます。
c.
[完了]をクリックして、インストーラを終了します。
インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を
取得できます。また、インストールされたコンポーネントの設定プロパティも表示できま
す。
ドメインへの参加
複数台のマシンにインストールし、別のマシンにドメインを作成している場合は、ドメイ
ンに参加できます。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
インストールを開始します。
Windowsの場合:
a.
ルートディレクトリからinstall.batを実行します。
[Informatica 9.5.1]ページが表示されます。
b.
[Informaticaのインストールまたはアップグレード]を選択します。
c.
[インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行]を選択して、マシン
がインストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているかどうかを
確認します。
d.
[開始]をクリックします。
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
41
UNIXの場合:
a.
シェルコマンドラインを使用して、ルートディレクトリからinstall.shを実行し
ます。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示
されます。
b.
環境変数が設定されていない場合は、Nキーを押してインストーラを終了し、必要
に応じて環境変数を設定します。環境変数が設定されている場合は、Yキーを押し
て続行します。
c.
1を押してInformaticaのインストールまたはアップグレードを行います。
d.
インストール前(i9Pi)システムチェックをスキップする場合は、Nキーを押しま
す。
e.
グラフィカルモードの場合はGキーを押します。
[インストールのタイプ]ページが表示されます。
f.
4.
手順5に進みます。
[インストール前(i9Pi)システムチェックツールの実行]を選択した場合は、次の
手順を実行します。
a.
インストール前(i9Pi)システムチェックツールのようこそページで、[次へ]
をクリックします。
[システム情報]ページが表示されます。
b.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。デフォルトディレクトリ
は、C:\です。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字( @ | * $ # ! % ( ) { }
[ ] , ; ')を含めることはできません。
Windowsでは、インストールディレクトリパスがInformaticaのインストール先マ
シン上にある必要があります。
c.
マシン上に作成するノードの開始ポート番号を入力します。 ノードのデフォルト
のポート番号は6005です。
d.
[次へ]をクリックします。
[データベースおよびJDBC接続情報]ページが表示されます。
e.
ドメイン環境設定リポジトリデータベースの情報を入力します。
プロンプト
説明
データベース
タイプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイ
プ。 次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
42
第 4章: Informatica Servicesのインストール
プロンプト
説明
4 - Sybase ASE
データベース
ユーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの
名前。
データベース
ユーザーのパ
スワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウン
トのパスワード。
ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノードにアクセス可能で
ある必要があります。
f.
JDBC接続情報を入力します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、[JDBC接続プロパティの指
定]を選択してJDBC URLのプロパティを指定します。
プロパティ
説明
データベースホ
スト名
データベースのホスト名。
データベースポ
ート番号
データベースのポート番号。
データベースサ
ービス名
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス
名、またはMicrosoft SQL ServerおよびSybase
ASEのデータベース名。
¨ カスタムのJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、[カスタム
JDBC接続文字列]を選択して接続文字列を入力します。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含
まれていることを確認します。
g.
[接続テスト]をクリックして、データベースに接続できることを確認します。
h.
[次へ]をクリックしてシステムチェックを開始します。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェック
されます。システムチェックが完了すると、[システムチェックの概要]ページ
にシステムチェックの結果が表示されます。
i.
システムチェックの結果を分析します。
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
43
各要件が、次のいずれかのチェックステータスとともに表示されます。
¨ [成功] -·この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレードの条
件を満たしています。
¨ [不可] - この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレード条
件を満たしていません。 インストールまたはアップグレードを続行する前に
問題を解決します。
¨ [情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行しま
す。
システムチェックの結果が次のファイルに保存されます。 \Server\I9PI\I9PI\en
\i9Pi_summary.html。
j.
[完了]をクリックしてインストール前(i9Pi)システムチェックツールを閉じ
ます。
[インストールのタイプ]ページが表示されます。
k.
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たさずに終了した場
合は、[キャンセル]をクリックしてインストールまたはアップグレードを終了
します。失敗した要件を解決し、もう一度インストールまたはアップグレードを
実行してください。
注: Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが
要件を満たさずに終了した場合も、Informaticaのインストールまたはアップグ
レードを続行できます。ただし、続行する前に失敗した要件を解決することをお
勧めします。
5.
[Informatica 9.5.1のインストール]を選択します。
6.
[次へ]をクリックします。
[インストールの前提条件]ページに、インストール要件が表示されます。インスト
ールを続行する前に、要件がすべて満たされていることを確認します。
7.
[次へ]をクリックします。
[ライセンスとインストールディレクトリ]ページが表示されます。
8.
Informaticaライセンスキーのパスおよびファイル名を入力します。
9.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはで
きません。 % ( ) { } [ ] , ; '
Windowsでは、インストールディレクトリパスがInformaticaのインストール先マシン
上にある必要があります。
10.
[次へ]をクリックします。
[インストール前のサマリ]ページが表示されます。
11.
インストール情報を確認し、[インストール]をクリックして続行します。
インストーラによりInformaticaファイルがインストールディレクトリにコピーされま
す。Informaticaファイルがインストールディレクトリにコピーされると、[ドメイン
選択]ページが表示されます。
44
12.
[ドメインへの参加]を選択します。
13.
作成するノードのタイプを選択します。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
ゲートウェイノードを作成するには、[このノードのゲートウェイとしての設定]を
選択します。作業ノードを作成するには、このオプションの選択を取り消します。
14.
[次へ]をクリックします。
[ドメイン設定]ページが表示されます。
15.
参加するドメインの情報を入力します。
以下の表に、ドメイン用に指定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
ドメイン名
参加するドメインの名前。
ゲートウェイノー
ドのホスト
ドメインのゲートウェイノードをホストするマシンの
ホスト名です。
ゲートウェイノー
ドのポート
ゲートウェイノードのポート番号。
ドメインユーザ名
参加するドメインの管理者のユーザー名。
ドメインのパスワ
ード
ドメイン管理者のパスワード。
16.
[次へ]をクリックします。[ドメインノード設定への参加]ページが表示されま
す。
17.
作成するノードの情報を入力します。
以下の表に、ノード用に設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
ホスト名
ノードのホスト名。ノードのホスト名には、アンダー
スコア(_)文字を使用できません。
注: localhostは使用しないでください。ホスト名は
マシンを明示的に示す必要があります。
18.
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名
は、マシンのホスト名ではありません。
ポート番号
ノード用のポート番号。
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対す
るデフォルトのポートを表示するには、[詳細ポート設定ページの表示]を選択しま
す。
インストーラに、ドメインとノードに割り当てられるデフォルトのポート番号が表示
されます。 ポート番号を変更し、アプリケーションサービスプロセスに別の範囲のポ
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
45
ート番号を指定できます。このオプションを選択しない場合、インストーラではデフ
ォルトのポート番号が表示されず、割り当てられたポート番号が変更できません。
a.
[次へ]をクリックします。
b.
[ポート設定]ページに、使用するポート番号を入力します。
ドメインおよびノードのコンポーネントで使用するポート番号を指定します。 ノ
ード上で実行するサービスプロセスで使用するポート番号の範囲も指定します。
デフォルトのポート番号を使用するか、または新しいポート番号を指定できま
す。入力するポート番号が他のアプリケーションで使用されていないことを確認
します。
以下の表に、設定できるポートを示します。
19.
ポート
説明
Service Manager
ポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要
求をリスンします。クライアントアプリケーショ
ンは、このポートを使用してドメインのサービス
と通信します。 Informaticaコマンドラインプロ
グラムは、ドメインと通信するためにこのポート
を使用します。 このポートは、SQLデータベース
サービスのJDBC/ODBCドライバ用でもあります。デ
フォルトは6006です。
Service Manager
シャットダウン
ポート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシ
ャットダウンを制御するポート番号。 Service
Managerは、このポートでシャットダウンコマンド
をリスンします。デフォルトは6007です。
Informatica
Administrator
ポート
Informatica Administratorが使用するポート番
号。デフォルトは6008です。
Informatica
Administrator
シャットダウン
ポート
Informatica Administratorのサーバーシャットダ
ウンを制御するポート番号。Informatica
Administratorは、このポートでシャットダウンコ
マンドをリスンします。デフォルトは6009です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービス
プロセスに割り当てられるポート番号範囲の最小
ポート番号。デフォルトは6013です。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービス
プロセスに割り当てられるポート番号範囲の最大
ポート番号。デフォルトは6113です。
[次へ]をクリックします。
[ポート設定]ページが表示されます。
20.
46
Informaticaドメインコンポーネントに使用するポート番号を入力します。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
ドメインおよびノードのコンポーネントで使用するポート番号を指定します。 ノード
上で実行するサービスプロセスで使用するポート番号の範囲も指定します。 デフォル
トのポート番号を使用するか、または新しいポート番号を指定できます。入力するポ
ート番号が他のアプリケーションで使用されていないことを確認します。
以下の表に、指定するポートを示します。
21.
ポートタイプ
説明
Service
Managerポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要求を
リスンします。クライアントアプリケーションは、この
ポートを使用してドメインのサービスと通信します。
Informaticaコマンドラインプログラムは、ドメインと
通信するためにこのポートを使用します。 このポート
は、SQLデータベースサービスのJDBC/ODBCドライバ用
でもあります。デフォルトは6006です。
Service
Managerシャッ
トダウンポート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシャッ
トダウンを制御するポート番号。 Service Manager
は、このポートでシャットダウンコマンドをリスンしま
す。デフォルトは6007です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセ
スに割り当てられるポート番号範囲の最小ポート番号。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセ
スに割り当てられるポート番号範囲の最大ポート番号。
[次へ]をクリックします。
UNIXにインストールする場合、インストールが正常に完了したかどうかを示す[イン
ストール後のサマリ]ページが表示されます。また、インストールされたコンポーネ
ントとその設定のステータスも表示されます。[完了]をクリックして、インストー
ラを終了します。
Windowsにインストールする場合、インストーラはInformaticaを開始するサービスを
作成します。デフォルトでは、サービスはインストールに使用されるアカウントと同
じユーザーアカウントで実行されます。 別のユーザーアカウントでWindowsサービス
を実行できます。
a.
別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行するかどうかを選択します。
以下の表に、設定するプロパティを示します。
プロパティ
説明
別のユーザー
アカウントで
別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行
するかどうかを指定します。
グラフィカルモードによるInformatica Servicesのインストール
47
プロパティ
説明
Informaticaを
実行する
ユーザー名
Informatica Windowsサービスを実行するユーザー
アカウント。
次の形式を使用します。
DomainName\UserAccount
このユーザーアカウントには、[オペレーティング
システムの一部として機能]権限を付与する必要が
あります。
パスワード
Informatica Windowsサービスを実行するユーザー
アカウントのパスワード。
b.
[次へ]をクリックします。[インストール後のサマリ]ページが表示され、イ
ンストールが正常に完了したかどうかが示されます。また、インストールされた
コンポーネントとその設定のステータスも表示されます。
c.
[完了]をクリックして、インストーラを終了します。
インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を
取得できます。また、インストールされたコンポーネントの設定プロパティも表示できま
す。
コンソールモードによるInformatica
Servicesのインストール
UNIXでは、Informatica Servicesをコンソールモードでインストールできます。
コンソールモードでインストーラを実行する場合、QuitおよびBackという単語は予約語で
す。 これらの単語を入力テキストで使用しないでください。
インストールを実行する前にインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行する
と、システムチェック中に入力した情報を使用して、インストーラではデータベース接続
およびポート番号フィールドを含む一定の入力フィールドが事前に定義されます。
ドメインの作成
初めてインストールする場合、または個別のドメインのノードを管理する場合はドメイン
を作成します。
48
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
3.
シェルコマンドラインで、ルートディレクトリにあるinstall.shファイルを実行しま
す。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示され
ます。
4.
環境変数が設定されていない場合は、Nキーを押してインストーラを終了し、必要に応
じて環境変数を設定します。
環境変数が設定されている場合は、Yキーを押して続行します。
5.
1を押してInformaticaのインストールまたはアップグレードを行います。
6.
Yキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し、マシンがイ
ンストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているかどうかを確認しま
す。
7.
Yキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行する場合は、次
の手順を実行します。
a.
Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのようこそセクシ
ョンで、Enterキーを押します。
[システム情報]セクションが表示されます。
b.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めるこ
とはできません。% ( ) { } [ ] , ; ' デフォルトは/home/toolinstです。
c.
Enterキーを押します。
d.
マシン上で作成またはアップグレードするノードの開始ポート番号を入力しま
す。デフォルトは6005です。
e.
Enterキーを押します。
f.
カスタムJDBC接続文字列を使用してJDBC接続情報を入力するには、1を押しま
す。JDBC URL情報を使用してJDBC接続情報を入力するには、2を押します。
g.
JDBC接続情報を入力します。
¨ カスタムJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、接続文字列を入
力します。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含
まれていることを確認します。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
49
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、JDBC URLのプロパティを
指定します。
プロンプト
説明
データベース
タイプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタ
イプ。 次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
データベース
ユーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウント
の名前。
データベース
ユーザーのパ
スワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウ
ントのパスワード。
データベース
ホスト名
データベースのホスト名。
データベース
ポート番号
データベースのポート番号。
データベース
サービス名
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウ
ントのパスワード。
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス
名、または
Microsoft SQL ServerおよびSybase ASEのデータ
ベース名。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェック
されます。システムチェックが完了すると、[システムチェックの概要]セクシ
ョンにシステムチェックの結果が表示されます。
h.
システムチェックの結果を分析します。
各要件とそのチェックステータス(以下のいずれか)がテーブルに表示されま
す。
¨ [成功] -·この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレードの条
件を満たしています。
¨ [不可] - この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレード条
件を満たしていません。 続行する前にこの問題を解決します。
¨ [情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行しま
す。
システムチェックの結果は、次のファイルに保存されます。 /Server/I9PI/I9PI/en/
i9Pi_summary.txt。
50
第 4章: Informatica Servicesのインストール
i.
j.
Enterキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを終了しま
す。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たさずに終了した場
合は、Nキーを押してインストールまたはアップグレードを終了します。失敗した
要件を解決し、もう一度インストールまたはアップグレードを実行してくださ
い。
注: Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが
要件を満たさずに終了した場合も、Informaticaのインストールまたはアップグ
レードを続行できます。ただし、続行する前に失敗した要件を解決することをお
勧めします。
8.
Yキーを押して続行します。
9.
コンソールモードの場合はCキーを押します。
10.
1を押してInformaticaをインストールします。
11.
Informaticaライセンスキーのパスおよびファイル名を入力します。
12.
Enterキーを押します。
13.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはで
きません。% ( ) { } [ ] , ; ' デフォルトは/home/toolinstです。
14.
Enterキーを押します。
15.
インストール情報を確認し、Enterキーを押して続行します。
インストーラによりInformaticaファイルがインストールディレクトリにコピーされま
す。
16.
ドメインを作成するには「1」と入力します。
ドメインを作成する場合は、現在のマシンにあるノードがドメインのゲートウェイノ
ードになります。 ゲートウェイノードには、ドメイン操作をすべて管理するService
Managerが含まれます。
17.
Transport Layer Security(TLS)を有効にするには、2を押します。TLSを無効にす
るには、1を選択します。
Transport Layer Security(TLS)を有効にする場合は、ドメイン内のサービス間に
安全な通信を設定します。
18.
Informatica Administratorの接続の詳細を指定します。
a.
Informatica Administratorへの安全な接続を設定するかどうかを選択します。
オプション
説明
1 Informatica
Administrator
Informatica Administratorへの安全な接続を設定
します。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
51
オプション
説明
用にHTTPSを有効
にする
2 - HTTPSを無
効にする
b.
Informatica Administratorへの安全な接続を設定
しません。
HTTPSを有効にする場合は、接続を保護するために使用するキーストアファイルと
ポート番号を入力します。
オプション
説明
ポート
HTTPS接続用のポート番号。
キーストアファ
イル
インストーラによって生成されたキーストアファ
イルと自分で作成したキーストアファイルのどち
らを使用するかを選択します。 自己署名証明書、
または認証機関によって署名された証明書でキー
ストアファイルを使用できます。
1 - インストーラによって生成されたキーストア
の使用
2 - 既存のキーストアの使用
インストーラによって生成されたキーストアファ
イルの使用を選択した場合、インストーラにより
以下の場所にDefault.keystoreという名前の自己
署名ファイルが作成されます。
<InformaticaInstallationDir>\tomcat\conf\
c.
19.
既存のキーストアファイルを使用する場合は、そのキーストアファイルのパスワ
ードと場所を入力します。
ドメイン環境設定リポジトリで使用するデータベースを選択します。
プロンプト
説明
データベースタ
イプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイプ。
次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
Informaticaドメイン環境設定リポジトリには、ドメイン操作とユーザー認証用のメタ
データが格納されます。 ドメイン設定リポジトリがドメイン内の全ゲートウェイノー
ドにアクセス可能である必要があります。
52
第 4章: Informatica Servicesのインストール
20.
21.
データベースとユーザーアカウントのプロパティを入力します。
プロパティ
説明
データベースユー
ザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの名
前。
ユーザーパスワー
ド
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウント
のパスワード。
IBM DB2を選択した場合は、テーブルスペースを設定するかどうかを選択し、テーブル
スペース名を入力します。
プロパティ
説明
テーブルスペース
の設定
テーブルスペースを指定するかどうかを選択します。
1 - いいえ
2 - はい
単一パーティションのデータベースでは、いいえを選
択した場合、インストーラによりデフォルトのテーブ
ルスペースにテーブルが作成されます。 複数パーテ
ィションのデータベースでは、はいを選択する必要が
あります。
テーブルスペース
22.
23.
テーブルを作成するテーブルスペースの名前です。テ
ーブルスペースは単一ノード上で定義され、ページサ
イズは32Kであることが必要です。
Microsoft SQL Serverを選択する場合は、プロンプトに以下の情報を入力します。
プロパティ
説明
スキーマ名
ドメイン設定テーブルを含むスキーマの名前です。こ
のパラメータが空白の場合、インストーラによりデフ
ォルトのスキーマにテーブルが作成されます。
カスタムJDBC接続文字列を使用してJDBC接続情報を入力するには、1を押します。
JDBC URL情報を使用してJDBC接続情報を入力するには、2を押します。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
53
24.
JDBC接続情報を入力します。
¨ カスタムJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、接続文字列を入力し
ます。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含まれ
ていることを確認します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、JDBC URLのプロパティを指定し
ます。
プロンプト
説明
データベース
タイプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタイ
プ。次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
データベース
ユーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウントの名
前。
データベース
ユーザーのパ
スワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウント
のパスワード。
データベース
ホスト名
データベースのホスト名。
データベース
ポート番号
データベースのポート番号。
データベース
サービス名
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウント
のパスワード。
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス名、ま
たは
Microsoft SQL ServerおよびSybase ASEのデータベ
ース名。
54
第 4章: Informatica Servicesのインストール
25.
26.
データベースに以前のドメイン用のドメイン環境設定リポジトリが含まれている場合
は、データの上書きか、他のデータベースの設定を選択します。
オプション
説明
1 - OK
新しいデータベースの接続情報を入力します。
2 - 継続
インストーラにより、データベース内のデータが新し
いドメイン設定に上書きされます。
プロンプトに対して、次の情報を入力します。
プロパティ
説明
ドメイン名
作成するドメインの名前。 デフォルトのドメイン名
は、Domain_<MachineName>です。名前は128文字以下
で、7ビットのASCII文字のみにする必要があります。
スペースまたは次のいずれかの文字は使用できませ
ん。 ` % * + ; " ? , < > \ /
ノードのホスト名
ノード作成先マシンのホスト名。 ノードのホスト名
には、アンダースコア(_)文字を使用できません。
マシンが単一のネットワーク名を持つ場合は、デフォ
ルトのホスト名を使用します。マシンに複数のネット
ワーク名がある場合は、デフォルトのホスト名を変更
して代替ネットワーク名を使用できます。 必要に応
じて、IPアドレスを使用できます。
注: localhostは使用しないでください。ホスト名は
マシンを明示的に示す必要があります。
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名
は、マシンのホスト名ではありません。
ノードのポート番
号
ノード用のポート番号。 ノードのデフォルトのポー
ト番号は6005です。マシン上でこのポート番号が使用
できない場合、インストーラによって、次に利用可能
なポート番号が表示されます。
ドメインユーザ名
ドメイン管理者のユーザー名。 このユーザー名は
Informatica Administratorに最初にログインすると
きに使用できます。次のガイドラインを使用します。
- 名前では大文字と小文字が区別されず、128文字以
内であることが必要です。
- 名前には、タブ、改行文字、または次の特殊文字を
使用できません: % * + / ? ; < >
- 名前には、先頭と末尾の文字以外にASCIIスペース
文字を使用できます。その他のスペース文字は使用
できません。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
55
27.
プロパティ
説明
ドメインのパスワ
ード
ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3文字
以上16文字以下にする必要があります。
パスワードの再入
力
指定しなおしてください。
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対す
るデフォルトのポートを表示するかどうかを選択します。
プロンプト
説明
ポートの詳細設
定のページの表
示
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノ
ードのコンポーネントに対するポート番号を表示するか
どうかを選択します。
1 - いいえ
2 - はい
「はい」を選択すると、ドメインコンポーネントに割り
当てられたデフォルトのポート番号が表示されます。ド
メインおよびノードのコンポーネントで使用するポート
番号を指定できます。 ノード上で実行するサービスプ
ロセスで使用するポート番号の範囲も指定できます。
デフォルトのポート番号を使用するか、または新しいポ
ート番号を指定できます。入力するポート番号が他のア
プリケーションで使用されていないことを確認します。
28.
56
ポート設定ページを表示する場合は、プロンプトに新しいポート番号を入力するか、
Enterキーを押してデフォルトのポート番号を使用します。
ポート
説明
Service Manager
ポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要求
をリスンします。クライアントアプリケーションは、
このポートを使用してドメインのサービスと通信しま
す。 Informaticaコマンドラインプログラムは、ドメ
インと通信するためにこのポートを使用します。 こ
のポートは、SQLデータベースサービスのJDBC/ODBCド
ライバ用でもあります。デフォルトは6006です。
Service Manager
シャットダウンポ
ート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシャ
ットダウンを制御するポート番号。 Service Manager
は、このポートでシャットダウンコマンドをリスンし
ます。デフォルトは6007です。
Informatica
Administratorポ
ート
Informatica Administratorが使用するポート番号。
デフォルトは6008です。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
ポート
説明
Informatica
Administratorシ
ャットダウンポー
ト
Informatica Administratorのサーバーシャットダウ
ンを制御するポート番号。Informatica
Administratorは、このポートでシャットダウンコマ
ンドをリスンします。デフォルトは6009です。
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロ
セスに割り当てられるポート番号範囲の最小ポート番
号。デフォルトは6013です。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロ
セスに割り当てられるポート番号範囲の最大ポート番
号。デフォルトは6113です。
インストール後の概要ウィンドウに、インストールが正常に完了したかどうかが示されま
す。 インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳
細を取得できます。また、インストールされたコンポーネントの設定プロパティも表示で
きます。
ドメインへの参加
複数台のマシンにインストールし、別のマシンにドメインを作成している場合は、ドメイ
ンに参加できます。
1.
システムユーザーアカウントを使用してマシンにログインします。
2.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
3.
シェルコマンドラインで、ルートディレクトリにあるinstall.shファイルを実行しま
す。
ロケール環境変数が設定されていることを確認するよう求めるメッセージが表示され
ます。
4.
環境変数が設定されていない場合は、Nキーを押してインストーラを終了し、必要に応
じて環境変数を設定します。
環境変数が設定されている場合は、Yキーを押して続行します。
5.
1を押してInformaticaのインストールまたはアップグレードを行います。
6.
Yキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行し、マシンがイ
ンストールまたはアップグレードのシステム要件を満たしているかどうかを確認しま
す。
7.
Yキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行する場合は、次
の手順を実行します。
a.
Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのようこそセクシ
ョンで、Enterキーを押します。
[システム情報]セクションが表示されます。
b.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
57
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めるこ
とはできません。% ( ) { } [ ] , ; ' デフォルトは/home/toolinstです。
c.
Enterキーを押します。
d.
マシン上で作成またはアップグレードするノードの開始ポート番号を入力しま
す。デフォルトは6005です。
e.
Enterキーを押します。
f.
カスタムJDBC接続文字列を使用してJDBC接続情報を入力するには、1を押しま
す。JDBC URL情報を使用してJDBC接続情報を入力するには、2を押します。
g.
JDBC接続情報を入力します。
¨ カスタムJDBC接続文字列を使用して接続情報を入力するには、接続文字列を入
力します。
IBM DB2: jdbc:Informatica:db2://host_name:port_no;DatabaseName=
Oracle: jdbc:Informatica:oracle://host_name:port_no;ServiceName=
SQL Server: jdbc:Informatica:sqlserver://
host_name:port_no;SelectMethod=cursor;DatabaseName=
Sybase: jdbc:Informatica:sybase://host_name:port_no;DatabaseName=
データベースシステムで必要とされる接続パラメータがすべて接続文字列に含
まれていることを確認します。
¨ JDBC URL情報を使用して接続情報を入力するには、JDBC URLのプロパティを
指定します。
プロンプト
説明
データベース
タイプ
ドメイン環境設定リポジトリ用データベースのタ
イプ。 次のオプションから選択します。
1 - Oracle
2 - Microsoft SQL Server
3 - IBM DB2
4 - Sybase ASE
58
データベース
ユーザーID
ドメイン設定データベースのユーザーアカウント
の名前。
データベース
ユーザーのパ
スワード
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウ
ントのパスワード。
データベース
ホスト名
データベースのホスト名。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
プロンプト
説明
データベース
ポート番号
データベースのポート番号。
データベース
サービス名
ドメイン環境設定データベースのユーザーアカウ
ントのパスワード。
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス
名、または
Microsoft SQL ServerおよびSybase ASEのデータ
ベース名。
ハードドライブの設定、ポートの可用性、およびデータベースの設定がチェック
されます。システムチェックが完了すると、[システムチェックの概要]セクシ
ョンにシステムチェックの結果が表示されます。
h.
システムチェックの結果を分析します。
各要件とそのチェックステータス(以下のいずれか)がテーブルに表示されま
す。
¨ [成功] -·この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレードの条
件を満たしています。
¨ [不可] - この要件はInformaticaのインストールまたはアップグレード条
件を満たしていません。 続行する前にこの問題を解決します。
¨ [情報] - 情報を確認し、記載された追加タスクがあればすべて実行しま
す。
システムチェックの結果は、次のファイルに保存されます。 /Server/I9PI/I9PI/en/
i9Pi_summary.txt。
i.
j.
Enterキーを押してインストール前(i9Pi)システムチェックツールを終了しま
す。
インストール前(i9Pi)システムチェックツールが要件を満たさずに終了した場
合は、Nキーを押してインストールまたはアップグレードを終了します。失敗した
要件を解決し、もう一度インストールまたはアップグレードを実行してくださ
い。
注: Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールのチェックが
要件を満たさずに終了した場合も、Informaticaのインストールまたはアップグ
レードを続行できます。ただし、続行する前に失敗した要件を解決することをお
勧めします。
8.
Yキーを押して続行します。
9.
コンソールモードの場合はCキーを押します。
10.
1を押してInformaticaをインストールします。
11.
Informaticaライセンスキーのパスおよびファイル名を入力します。
12.
Enterキーを押します。
13.
インストールディレクトリへの絶対パスを入力します。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
59
パスのディレクトリ名には、スペースまたは特殊文字(@|* $ # !)を含めることはで
きません。% ( ) { } [ ] , ; ' デフォルトは/home/toolinstです。
14.
Enterキーを押します。
15.
インストール情報を確認し、Enterキーを押して続行します。
インストーラによりInformaticaファイルがインストールディレクトリにコピーされま
す。
16.
ドメインに参加するには2を押します。
インストーラにより、このマシンにノードが作成されます。 作成するノードのタイプ
と参加するドメインを指定できます。
17.
作成するノードのタイプを選択します。
プロパティ
説明
このノードのゲー
トウェイとしての
設定
ノードをゲートウェイまたは作業ノードとして設定す
るかどうかを選択します。
1 - はい
2 - いいえ
ゲートウェイノードを設定するには「1」を、作業ノ
ードを設定するには「2」を選択します。
18.
19.
60
プロンプトに、参加するドメインに関する情報を入力します。
プロパティ
説明
ドメイン名
参加するドメインの名前。
ゲートウェイノー
ドのホスト
ドメインのゲートウェイノードをホストするマシンの
ホスト名です。
ゲートウェイノー
ドのポート
ゲートウェイノードのポート番号。
ドメインユーザ名
参加するドメインの管理者のユーザー名。
ドメインのパスワ
ード
ドメイン管理者のパスワード。
プロンプトに、作成するノードに関する情報を入力します。
プロパティ
説明
ホスト名
ノードのホスト名。ノードのホスト名には、アンダー
スコア(_)文字を使用できません。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
プロパティ
説明
注: localhostは使用しないでください。ホスト名は
マシンを明示的に示す必要があります。
20.
ノード名
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名
は、マシンのホスト名ではありません。
ポート番号
ノード用のポート番号。
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノードのコンポーネントに対す
るデフォルトのポートを表示するかどうかを選択します。
プロンプト
説明
ポートの詳細設
定のページの表
示
インストーラによって割り当てられるドメインおよびノ
ードのコンポーネントに対するポート番号を表示するか
どうかを選択します。
1 - いいえ
2 - はい
「はい」を選択すると、ドメインコンポーネントに割り
当てられたデフォルトのポート番号が表示されます。ド
メインおよびノードのコンポーネントで使用するポート
番号を指定できます。 ノード上で実行するサービスプ
ロセスで使用するポート番号の範囲も指定できます。
デフォルトのポート番号を使用するか、または新しいポ
ート番号を指定できます。入力するポート番号が他のア
プリケーションで使用されていないことを確認します。
21.
[ポート設定]ページを表示する場合は、プロンプトに新しいポート番号を入力する
か、Enterキーを押してデフォルトのポート番号を使用します。
ポートタイプ
説明
Service
Managerポート
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要求を
リスンします。クライアントアプリケーションは、この
ポートを使用してドメインのサービスと通信します。
Informaticaコマンドラインプログラムは、ドメインと
通信するためにこのポートを使用します。 このポート
は、SQLデータベースサービスのJDBC/ODBCドライバ用
でもあります。デフォルトは6006です。
Service
Managerシャッ
トダウンポート
ドメインのService Managerに対するサーバーのシャッ
トダウンを制御するポート番号。 Service Manager
は、このポートでシャットダウンコマンドをリスンしま
す。デフォルトは6007です。
コンソールモードによるInformatica Servicesのインストール
61
ポートタイプ
説明
最小ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセ
スに割り当てられるポート番号範囲の最小ポート番号。
最大ポート番号
このノードで実行するアプリケーションサービスプロセ
スに割り当てられるポート番号範囲の最大ポート番号。
インストール後の概要ウィンドウに、インストールが正常に完了したかどうかが示されま
す。 インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳
細を取得できます。また、インストールされたコンポーネントの設定プロパティも表示で
きます。
サイレントモードによるInformatica
Servicesのインストール
ユーザーの操作なしでInformatica Servicesをインストールするには、サイレントモード
でインストールします。
プロパティファイルを使用し、インストールオプションを指定します。 インストーラによ
りこのファイルが読み込まれ、インストールオプションが決定されます。 サイレントモー
ドによるインストールを使用して、Informatica Servicesをネットワーク上の複数のマシ
ンにインストールすることや、マシン全体のインストールを標準化することができます。
Informaticaのインストール先となるマシンのハードディスクに、Informaticaインストー
ルファイルをコピーします。 リモートマシンにインストールする場合は、そのリモートマ
シンにアクセスしてファイルを作成できることを確認します。
サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを実行します。
1.
インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストー
ルオプションを指定する。
2.
インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。
プロパティファイルの設定
Informaticaでは、インストーラで必要となるパラメータを含むサンプルのプロパティファ
イルが提供されています。 このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズして、イン
ストールのオプションを指定できます。 次に、サイレントインストールを実行します。
サンプルのSilentInput.propertiesファイルは、DVDまたはインストーラのダウンロード
場所であるルートディレクトリに格納されます。ファイルをカスタマイズした後に、
SilentInput.propertiesというファイル名で再保存します。
62
1.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
2.
サンプルのSilentInput.propertiesファイルを検索します。
3.
SilentInput.propertiesファイルのバックアップコピーを作成します。
第 4章: Informatica Servicesのインストール
4.
テキストエディタを使用してファイルを開き、インストールパラメータの値を変更し
ます。
以下の表に、変更可能なインストールパラメータを示します。
プロパティ名
説明
LICENSE_KEY_LOC
ライセンスキーファイルの絶対パスおよびファイル
名。
USER_INSTALL_DIR
Informaticaのインストール先ディレクトリ。
INSTALL_TYPE
Informaticaをインストールするか、アップグレード
するかを指定します。
値が0の場合、インストーラはInformaticaの新規イ
ンストールを実行します。 値が1の場合、インストー
ラは以前のバージョンのInformaticaをアップグレー
ドします。
HTTPS_ENABLED
Informatica Administratorへの接続をセキュリティ
保護するかどうかを指定します。値が0の場合、イン
ストーラによりInformatica Administratorへの安全
ではないHTTP接続が設定されます。値が1の場合、イ
ンストーラによりInformatica Administratorへの安
全なHTTPS接続が設定されます。
DEFAULT_HTTPS_EN
ABLED
インストーラがキーストアファイルを作成するかどう
かを示します。
値が1の場合、インストーラによりキーストアが作成
され、HTTPS接続に使用されます。 値が0の場合、イ
ンストーラにより、指定するキーストアファイルが使
用されます。
CUSTOM_HTTPS_ENA
BLED
インストーラが既存のキーストアファイルを使用する
かどうかを示します。
値が1の場合、インストーラにより、指定するキース
トアファイルが使用されます。
DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1の場合、このパラメータを
0に設定する必要があります。
DEFAULT_HTTPS_ENABLED=0の場合、このパラメータを
1に設定する必要があります。
KSTORE_PSSWD
キーストアファイルのテキストパスワード。
KSTORE_FILE_LOCA
TION
キーストアファイルの絶対パスおよびファイル名。
HTTPS_PORT
Informatica Administratorへの安全な接続に使用さ
れるポート番号。
CREATE_DOMAIN
Informaticaドメインを作成するかどうかを示しま
す。
値が1の場合、インストーラによりノードおよび
Informaticaドメインが作成されます。 値が0の場
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール
63
プロパティ名
説明
合、インストーラによりノードが作成され、以前のイ
ンストールで作成された別のドメインにこのノードが
参加します。
JOIN_DOMAIN
以前のインストールで作成された別のドメインにノー
ドを参加させるかどうかを示します。
値が1の場合、インストーラによりノードが作成さ
れ、このノードが別のドメインに参加します。
CREATE_DOMAIN=1の場合、このパラメータを0に設定
する必要があります。 CREATE_DOMAIN=0の場合、こ
のパラメータを1に設定する必要があります。
SSL_ENABLED
Transport Layer Security(TLS)を有効または無効
にします。
ドメイン内のサービス間に安全な通信を設定するかど
うかを示します。値がtrueの場合、ドメイン内のサー
ビス間の安全な接続が有効になります。
CREATE_DOMAIN=1の場合は、このプロパティをtrueに
設定できます。JOIN_DOMAIN=1の場合は、このプロパ
ティをtrueに設定する必要があります。
SERVES_AS_GATEWA
Y
ゲートウェイまたは作業ノードのどちらを作成するか
を示します。
値が1の場合、インストーラによりノードがゲートウ
ェイノードとして設定されます。 値が0の場合、イン
ストーラによりノードが作業ノードとして設定されま
す。
DB_TYPE
ドメイン環境設定リポジトリのデータベース。 次の
いずれかの値を入力します。
- Oracle
- MSSQLServer
- DB2
- Sybase
DB_UNAME
ドメイン環境設定リポジトリのデータベースユーザー
アカウント名。
DB_PASSWD
データベースユーザーアカウントのパスワード。
SQLSERVER_SCHEMA
_NAME
Microsoft SQL Serverの場合は、ドメイン設定テー
ブルを含むスキーマの名前です。このパラメータが空
である場合、インストーラによりデフォルトのスキー
マにテーブルが作成されます。
TRUSTED_CONNECTI
ON
Microsoft SQL Serverの場合は、信頼関係接続を使
用してMicrosoft SQL Serverに接続するかどうかを
示します。 このパラメータが空である場合、インス
トーラによりMicrosoft SQL Server認証が使用されま
す。
このパラメータは、Windowsにインストールしている
場合のみ設定します。
64
第 4章: Informatica Servicesのインストール
プロパティ名
説明
DB2_TABLESPACE
IBM DB2の場合は、テーブルを作成するテーブルスペ
ースの名前です。このパラメータを指定しないと、デ
フォルトのテーブルスペースにテーブルが作成されま
す。 マルチパーティションのデータベースでは、テ
ーブルスペースのページサイズが32Kである必要があ
ります。パフォーマンスを最適化するには、シングル
ノードのテーブルスペースにデータベースを定義しま
す。
DB_CUSTOM_STRING
_SELECTION
JDBC URLかカスタム接続文字列のどちらを使用して
ドメイン環境設定データベースに接続するかを決定し
ます。
値が0の場合は、指定したデータベースプロパティか
らJDBC URLが作成されます。 値が1の場合は、指定
したカスタム接続文字列が使用されます。
DB_SERVICENAME
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0の場合は必須です。
OracleおよびIBM DB2データベースのサービス名で
す。
Microsoft SQL ServerおよびSybase ASEのデータベ
ース名です。
DB_ADDRESS
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0の場合は必須です。
ホスト名:ポートの形式で表される、データベースイ
ンスタンスのホスト名とポート番号。
ADVANCE_JDBC_PAR
AM
このパラメータは、DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0
の場合に設定できます。
JDBC URL接続文字列に含めるオプションのパラメー
タ。 パラメータの文字列が有効であることを確認し
てください。 インストーラでは、JDBC URLにパラメ
ータ文字列を追加する前に文字列の検証は行われませ
ん。 このパラメータを指定しないと、追加パラメー
タなしでJDBC URLが作成されます。
DB_CUSTOM_STRING
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1の場合は必須です。
有効なカスタムJDBC接続文字列。
DOMAIN_NAME
CREATE_DOMAIN=1の場合に必須。
作成するドメインの名前。 デフォルトのドメイン名
は、Domain_<マシン名>です。 名前は128文字以下
で、7ビットのASCII文字のみにする必要があります。
スペースまたは次のいずれかの文字は使用できませ
ん。 ` % * + ; " ? , < > \ /
DOMAIN_HOST_NAME
ドメインを作成する場合、これがノードの作成先マシ
ンのホスト名になります。 マシンが単一のネットワ
ーク名を持つ場合は、デフォルトのホスト名を使用し
ます。 マシンが複数のネットワーク名を持つ場合
は、デフォルトのホスト名を変更して代わりのネット
ワーク名を使用できます。 必要に応じて、IPアドレ
スを使用できます。
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール
65
プロパティ名
説明
ドメインに参加する場合、これが参加先ドメインのゲ
ートウェイノードをホストするマシンのホスト名にな
ります。
注: localhostは使用しないでください。 ホスト名
はマシンを明示的に示す必要があります。
NODE_NAME
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名
は、マシンのホスト名ではありません。
DOMAIN_PORT
ドメインを作成する場合、これが作成するノードのポ
ート番号になります。 ノードのデフォルトのポート
番号は6005です。デフォルトのポート番号がマシンで
使用可能でない場合、インストーラに次に使用可能な
ポート番号が表示されます。
ドメインに参加する場合、これが参加先ドメインのゲ
ートウェイノードのポート番号になります。
DOMAIN_USER
ドメイン管理者のユーザー名。
ドメインを作成する場合、このユーザー名は
Informatica Administratorに最初にログインすると
きに使用できます。次のガイドラインを使用します。
- 名前では大文字と小文字が区別されず、128文字以
内であることが必要です。
- 名前には、タブ、改行文字、または以下の特殊文字
は使用できません。 % * + \ / ' . ? ; < >
- 名前には、先頭と末尾の文字以外にASCIIスペース
文字を使用できます。その他のスペース文字は使用
できません。
ドメインに参加する場合、これが参加先ドメインへの
ログインに使用するユーザー名になります。
DOMAIN_PSSWD
ドメイン管理者のパスワード。パスワードは、3文字
以上で16文字を超えないようにする必要があります。
DOMAIN_CNFRM_PSS
WD
指定しなおしてください。
JOIN_NODE_NAME
JOIN_DOMAIN=1の場合に必須。
このマシンで作成するノードの名前。 このノード名
は、マシンのホスト名ではありません。
JOIN_HOST_NAME
JOIN_DOMAIN=1の場合に必須。
参加するドメインのゲートウェイノードをホストする
マシンのホスト名。
JOIN_DOMAIN_PORT
JOIN_DOMAIN=1の場合に必須。
参加するドメインのゲートウェイノードのポート番
号。
ADVANCE_PORT_CON
FIG
66
ドメインおよびノードコンポーネントのポート番号の
リストを表示するかどうかを指定します。 値が0の場
第 4章: Informatica Servicesのインストール
プロパティ名
説明
合、ドメインおよびノードコンポーネントにデフォル
トのポート番号が割り当てられます。 値が1の場合、
ドメインおよびノードコンポーネントのポート番号を
設定できます。
MIN_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1の場合に
設定できます。
このノードで実行するアプリケーションサービスプロ
セスに割り当てられるポート番号範囲の最小ポート番
号。
MAX_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1の場合に
設定できます。
このノードで実行するアプリケーションサービスプロ
セスに割り当てられるポート番号範囲の最大ポート番
号。
TOMCAT_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1の場合に
設定できます。
ノードのService Managerが使用するポート番号。
Service Managerは、このポートで受信する接続要求
をリスンします。クライアントアプリケーションは、
このポートを使用してドメインのサービスと通信しま
す。 Informaticaコマンドラインプログラムは、ド
メインと通信するためにこのポートを使用します。
このポートは、SQLデータベースサービスのJDBC/
ODBCドライバ用でもあります。デフォルトは6006で
す。
AC_PORT
このパラメータは、CREATE_DOMAIN=1および
ADVANCE_PORT_CONFIG=1の場合に設定できます。
Informatica Administratorが使用するポート番号。
デフォルトは6007です。
SERVER_PORT
このパラメータは、ADVANCE_PORT_CONFIG=1の場合に
設定できます。
ドメインのService Managerに対するサーバーのシャ
ットダウンを制御するポート番号。 Service Manager
は、このポートでシャットダウンコマンドをリスンし
ます。デフォルトは6008です。
AC_SHUTDWN_PORT
このパラメータは、CREATE_DOMAIN=1および
ADVANCE_PORT_CONFIG=1の場合に設定できます。
Informatica Administratorのサーバーシャットダウ
ンを制御するポート番号。Informatica
Administratorは、このポートでシャットダウンコマ
ンドをリスンします。デフォルトは6009です。
5.
Windowsでは、インストールのために使用されるアカウントと同じユーザーアカウント
でInformatica Servicesを実行するかどうかを指定します。
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール
67
以下のパラメータを設定します。
プロパティ
説明
USE_LOGIN_DETA
ILS
別のユーザーアカウントでWindowsサービスを実行する
かどうかを指定します。 値が0の場合、サービスは現在
のユーザーアカウントで実行するように設定されます。
値が1の場合、サービスは別のユーザーアカウントで実
行するように設定されます。
WIN_USER_ID
Informatica Windowsサービスを実行するユーザーアカ
ウント。
次の形式を使用します。
DomainName\UserAccount
このユーザーアカウントには、[オペレーティングシス
テムの一部として機能]権限を付与する必要がありま
す。
WIN_USER_PSSWD
6.
Informatica Windowsサービスを実行するユーザーアカ
ウントのパスワード。
プロパティファイルをSilentInput.propertiesという名前で保存します。
サンプルのプロパティファイル
以下の例は、サンプルのSilentInput.propertiesファイルの内容を示します。
##########################################################
# Informatica Installer Build Details
# Copyright (c) Informatica Corporation 1998 - 2012
# This software contains confidential and proprietary
# information of Informatica Corporation.
# All Rights Reserved.
##########################################################
#######
# Use this file (SilentInput.properties) to install Informatica services without user interaction.
#
Use this sample properties file to define the parameters for the silent installation.
#
To upgrade Informatica, use the SilentInput_upgrade.properties or
SilentInput_upgrade_NewConfig.properties file.
# Use the following guidelines when you edit this file:
#
Back up the file before you modify it.
#
Any error condition that causes the installation to fail, such as an installation directory
that is not valid,
#
generates a log file in SYSTEM_DRIVE_ROOT. For example: c:\silentErrorLog.log
#######
# The LICENSE_KEY_LOC property represents the absolute path and file name of the license key file.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
LICENSE_KEY_LOC=c:\license.key
# The USER_INSTALL_DIR property represents the directory in which to install the new version of
Informatica.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
The property must point to a valid directory with write permissions enabled.
USER_INSTALL_DIR=c:\Informatica\9.5.1
68
第 4章: Informatica Servicesのインストール
# The INSTALL_TYPE property determines whether to install or upgrade Informatica.
#
Set INSTALL_TYPE=0 to perform a new installation of Informatica.
#
To upgrade Informatica, use the SilentInput_upgrade.properties file.
#
To upgrade Informatica to a different node configuration, use the
SilentInput_upgrade_NewConfig.properties file.
INSTALL_TYPE=0
# The HTTPS_ENABLED property determines whether to secure the connection to Informatica
Administrator.
#
Value
0
Use HTTP connection. Set up an unsecure HTTP connection to Informatica
Administrator.
#
Value
1
Use HTTPS connection. Set up a secure HTTPS connection to the Informatica
Administrator.
HTTPS_ENABLED=0
# The DEFAULT_HTTPS_ENABLED property determines whether the installer creates a keystore file.
#
Set the property if HTTPS_ENABLED=1 (uses HTTPS connection).
#
Value
0
Use a keystore file that you specify.
#
Value
1
Create a keystore and use it for the HTTPS connection.
DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1
# The CUSTOM_HTTPS_ENABLED property determines whether the installer uses an existing keystore file.
#
Value
0
Set the property to 0 if DEFAULT_HTTPS_ENABLED=1.
#
Value
1
Install Informatica using a keystore file that you specify. Set the property to
1 if DEFAULT_HTTPS_ENABLED=0.
CUSTOM_HTTPS_ENABLED=0
# The KSTORE_PSSWD property represents the password for the keystore file.
#
Set the property to the plain text password for the keystore file if CUSTOM_HTTPS_ENABLED=1.
KSTORE_PSSWD=MyKeystorePassword
# The KSTORE_FILE_LOCATION property represents the location of the keystore file.
#
Set the property to the absolute path and file name of the keystore file if
CUSTOM_HTTPS_ENABLED=1.
KSTORE_FILE_LOCATION=c:\MyKeystoreFile
# The HTTPS_PORT property represents the port number to use for the secure connection to Informatica
Administrator.
HTTPS_PORT=8443
# The CREATE_DOMAIN property determines whether to create an Informatica domain.
#
Value
0
Create a node and join the node to another domain created in a previous
installation. Set the property to 0 if JOIN_DOMAIN=1.
#
Value
1
Create a node and an Informatica domain.
CREATE_DOMAIN=1
# The JOIN_DOMAIN property determines whether to join the node to another domain created in a
previous installation.
#
Value
0
Create a node and an Informatica domain. Set the property to 0 if
CREATE_DOMAIN=1.
#
Value
1
Create a node and join the node to another domain created in a previous
installation. Set the property to 1 if CREATE_DOMAIN=0.
JOIN_DOMAIN=0
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール
69
# The SSL_ENABLED property enables or disables Transport Layer Security (TLS).
#
Set the property to true to enable secure communication between services within the domain.
#
Set the property to true or false if CREATE_DOMAIN=1.
#
The property will not be used if JOIN_DOMAIN=1, as the node will get added on the basis of
domain security.
SSL_ENABLED=false
# The SERVES_AS_GATEWAY property determines whether to create a gateway or worker node.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
#
Value
0
The installer configures the node as a worker node.
#
Value
1
The installer configures the node as a gateway node.
SERVES_AS_GATEWAY=0
# The DB_TYPE property represents the database type for the domain configuration database.
#
Set the property to one of the following database types (case-sensitive): Oracle, MSSQLServer,
DB2, or Sybase
DB_TYPE=Oracle/MSSQLServer/DB2/Sybase
# The DB_UNAME property represents the database user account name for the domain configuration
repository.
DB_UNAME=UserName
# The DB_PASSWD property represents the database password for the database user account.
DB_PASSWD=UserPassword
# The SQLSERVER_SCHEMA_NAME property represents the name of the schema that will contain domain
configuration tables.
#
Set the property if DB_TYPE=MSSQLServer.
#
If SQLSERVER_SCHEMA_NAME is empty, the installer creates the tables in the default schema.
SQLSERVER_SCHEMA_NAME=
# The TRUSTED_CONNECTION property determines whether to connect to the Microsoft SQL Server database
through a
#
trusted connection using the Windows credentials of the current user account.
#
Set the property if DB_TYPE=MSSQLServer and you are installing on Windows.
#
Set TRUSTED_CONNECTION=0 if DB_TYPE is set to another database type or if you are installing
Informatica on Linux or UNIX.
#
If the property is empty, the installer uses Microsoft SQL Server authentication.
#
Value
0
Connect to the Microsoft SQL Server database using a Microsoft SQL Server user
account.
#
Value
1
Connect to the Microsoft SQL Server database through a trusted connection using
the Windows credentials of the current user account.
TRUSTED_CONNECTION=0
# The DB2_TABLESPACE property represents the name of the tablespace in which to create the tables.
#
Set the property if DB_TYPE=DB2.
#
If DB2_TABLESPACE is empty, the installer creates the tables in the default tablespace.
#
In a multi-partition database, the tablespace page size must be 32K.
#
Define the database in a single node tablespace to optimize performance.
DB2_TABLESPACE=
# The DB_CUSTOM_STRING_SELECTION property determines whether to use a JDBC URL or a custom
connection string to connect to the domain configuration database.
70
第 4章: Informatica Servicesのインストール
#
Set DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1 if TRUSTED_CONNECTION=1. Also provide the default valid
connection string in DB_CUSTOM_STRING.
#
Value
0
The installer creates a JDBC URL from the database properties you provide
#
Value
1
The installer uses the custom connection string you provide.
DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0
# The DB_SERVICENAME property represents the service name or database name of the database.
#
Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0.
#
Set the property to the service name for Oracle and IBM DB2 databases.
#
Set the property to the database name for Microsoft SQL Server and Sybase ASE databases.
#
Leave the property blank if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.
DB_SERVICENAME=DBServiceName
# The DB_ADDRESS property represents the host name and port number for the database instance.
#
Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0.
#
Set the property in the format HostName:PortNumber.
#
Leave the property blank if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.
DB_ADDRESS=HostName:PortNumber
# The ADVANCE_JDBC_PARAM property represents additional parameters in the JDBC URL connection
string.
#
If DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=0, you can set the property to include optional parameters in
the JDBC URL connection string.
#
The parameter string must be valid.
#
If the parameter is empty, the installer creates the JDBC URL without additional parameters.
ADVANCE_JDBC_PARAM=
# The DB_CUSTOM_STRING property represents a valid custom JDBC connection string.
#
Set the property if DB_CUSTOM_STRING_SELECTION=1.
DB_CUSTOM_STRING=
# The DOMAIN_NAME property represents the name of the domain to create. The default domain name is
Domain_<MachineName>.
#
Set the property if CREATE_DOMAIN=1.
#
The domain name must not exceed 128 characters and must be 7-bit ASCII only. It cannot contain
a space or any of the following characters: ` % * + ; " ? , < > \ /
DOMAIN_NAME=DomainName
# The DOMAIN_HOST_NAME property represents the host name of the machine.
#
* If you create a domain, this is the host name of the machine on which to create the node.
#
If the machine has a single network name, use the default host name.
#
If the machine has multiple network names, you can modify the default host name to use an
alternate network name. Optionally, you can use the IP address.
#
* If you join a domain, this is the host name of the machine that hosts the gateway node of
the domain you want to join.
#
Do not use localhost. The host name must explicitly identify the machine.
DOMAIN_HOST_NAME=HostName
# The NODE_NAME property represents the node to create on the machine. The node name is not the host
name for the machine.
NODE_NAME=NodeName
# The DOMAIN_PORT property represents the port number.
#
* If you create a domain, set the property to the port number for the node to create.
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール
71
#
The default port number for the node is 6005.
#
If the default port number is not available on the machine, the installer displays the
next available port number.
#
* If you join a domain, set the property to the port number of the gateway node of the domain
you want to join.
DOMAIN_PORT=
# The DOMAIN_USER property represents the user name for the domain administrator.
#
If you create a domain, you can use this user name to initially log in to the Informatica
Administrator.
#
If you join a domain, this is the user name to use to log in to the domain that you want to
join.
DOMAIN_USER=AdminUser
# The DOMAIN_PSSWD property represents the password for the domain administrator.
#
The password must be more than 2 characters but cannot exceed 16 characters.
DOMAIN_PSSWD=AdminUserPassword
# The DOMAIN_CNFRM_PSSWD property confirms the password you set for the domain administrator.
#
Set the property to the password you set in the DOMAIN_PSSWD property to confirm the password.
DOMAIN_CNFRM_PSSWD=AdminUserPassword
# The JOIN_NODE_NAME property represents the name of the node to create on this machine. The node
name is not the host name for the machine.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
JOIN_NODE_NAME=NodeName
# The JOIN_HOST_NAME property represents the host name of the machine that hosts the gateway node of
the domain you want to join.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
JOIN_HOST_NAME=DomainHostName
# The JOIN_DOMAIN_PORT property represents the port number of the gateway node of the domain you
want to join.
#
Set the property if JOIN_DOMAIN=1.
JOIN_DOMAIN_PORT=
# The ADVANCE_PORT_CONFIG property determines whether to display the list of port numbers for the
domain and node components.
#
If ADVANCE_PORT_CONFIG=1, set the MIN_PORT, MAX_PORT, TOMCAT_PORT, AC_PORT, SERVER_PORT, and
AC_SHUTDWN_PORT properties.
#
Value
0
The installer assigns default port numbers to the domain and node components.
#
Value
1
You can manually set the port numbers for the domain and node components.
ADVANCE_PORT_CONFIG=0
# The MIN_PORT property represents the lowest port number in the range of port numbers that can be
assigned to the application service processes that run on this node.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
MIN_PORT=
# The MAX_PORT property represents the highest port number in the range of port numbers that can be
assigned to the application service processes that run on this node.
72
第 4章: Informatica Servicesのインストール
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
MAX_PORT=
# The TOMCAT_PORT property represents the port number used by the Service Manager on the node.
Default is 6006.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
#
The Service Manager listens for incoming connection requests on this port.
#
Client applications use this port to communicate with the services in the domain.
#
This is the port that the Informatica command line programs use to communicate with the
domain.
#
This is also the port for the SQL data service JDBC/ODBC driver.
TOMCAT_PORT=
# The AC_PORT property represents the port number used by Informatica Administrator. Default is
6007.
#
Set the property if CREATE_DOMAIN=1 and ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
AC_PORT=
# The SERVER_PORT property controls the server shutdown for the domain Service Manager. The Service
Manager listens for shutdown commands on this port. Default is 6008.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
SERVER_PORT=
# The AC_SHUTDWN_PORT property represents the port number that controls the server shutdown for
Informatica Administrator. Default is 6009.
#
Set the property if ADVANCE_PORT_CONFIG=1.
#
Informatica Administrator listens for shutdown commands on this port.
AC_SHUTDWN_PORT=
#######
# On Windows, set the following properties to specify whether to run the Informatica service under
the same user account as the account used for installation.
#######
# The USE_LOGIN_DETAILS property determines whether to run the Windows service under a different
user account.
#
Value
0
The installer configures the service to run under the current user account.
#
Value
1
The installer configures the service to run under a different user account.
USE_LOGIN_DETAILS=0
# The WIN_USER_ID property represents the user account with which to run the Informatica Windows
service.
#
Set the property if USE_LOGIN_DETAILS=1.
#
The user account must have the "Act as part of the operating system" permission.
#
Use the format DomainName\UserAccount.
WIN_USER_ID=WindowsUserAcct
# The WIN_USER_PSSWD property represents the password for the user account with which to run the
Informatica Windows service.
WIN_USER_PSSWD=WindowsUserPassword
#######
# After you create the properties file, save the file with the name SilentInput.properties and
サイレントモードによるInformatica Servicesのインストール
73
#
run the silent installer to perform the Informatica services installation.
#######
サイレントインストーラの実行
プロパティファイルの設定後、コマンドウィンドウを開いてサイレントインストールを開
始します。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
3.
編集して再保存したSilentInput.propertiesファイルがディレクトリに含まれている
ことを確認します。
4.
サイレントインストールを実行します。Windowsでは、silentInstall.batファイルを
ダブルクリックします。UNIXでは、silentInstall.shを実行します。
サイレントインストーラがバックグラウンドで実行します。プロセスにしばらく時間がか
かる場合があります。 サイレントインストールは、
Informatica_<Version>_Services_InstallLog.logファイルがインストールディレクトリ
に作成された時点で完了します。
サイレントインストールは、プロパティファイルが正しく設定されない場合、または、イ
ンストールディレクトリにアクセスできない場合に失敗します。インストールログファイ
ルを確認し、エラーを修正します。それからサイレントインストールを再実行します。
74
第 4章: Informatica Servicesのインストール
第 5 章
Informatica Servicesのイ
ンストール後のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informatica Servicesのインストール後のタスクの概要, 75 ページ
¨ 環境変数の設定, 75 ページ
¨ ドメインおよびアプリケーションサービスのシステム要件の確認, 80 ページ
¨ 32ビットおよび64ビットプラットフォームの設定の確認, 81 ページ
¨ データベースクライアントソフトウェアのインストール, 82 ページ
¨ サードパーティのソフトウェア要件の確認, 83 ページ
¨ コードページの互換性の確認, 85 ページ
Informatica Servicesのインストール後のタ
スクの概要
Informatica Servicesのインストール後、ドメインとサービスが適切に実行することを確
認するためにインストール後のタスクを実行します。
環境変数の設定
Informaticaは、アプリケーションサービスを実行してクライアントに接続する場合に、環
境変数を使用して設定情報を格納します。 Informaticaの要件を満たすように環境変数を
設定します。 環境変数の設定が正しくない場合、Informaticaドメインまたはノードの開
始に失敗したり、Informaticaクライアントとドメインの間の接続に問題が発生したりする
可能性があります。
UNIXに環境変数を設定するには、Informaticaのインストールに使用したシステムユーザー
アカウントでログインします。
75
以下の表に、設定する環境変数を示します。
変数型
オペレ
ーティ
ングシ
ステム
説明
Informatica
Windows
以下のInformaticaプロパティ用の変数を設定しま
す。
- Informaticaインストールディレクトリ
- domains.infaの場所
- Informaticaメモリ使用量
UNIX
変更を適用するには、ノードを再起動します。
ロケール環
境変数
UNIX
LANGまたはLC_ALLを使用して、リポジトリ用のUNIX
コードページを設定します。
Javaコンポ
ーネント
AIX
HP/UX
JavaベースのコンポーネントのJava Runtime
Environmentの場所。
ライブラリ
パス
UNIX
データベースクライアントライブラリの場所。
Informaticaの環境変数
INFA_JAVA_OPTS、INFA_DOMAINS_FILE、およびINFA_HOMEの各環境変数を設定して、メモ
リ、ドメイン、および場所の設定を格納できます。
INFA_JAVA_OPTS
デフォルトでは、Informaticaは最大512 MBのシステムメモリを使用します。
以下の表に、ドメイン内のユーザーとサービスの数に基づく、最大ヒープサイズ設定
の最小要件を示します。
ドメインのユーザー数
最大ヒープ サイズ
最大ヒープ サイズ
(1~5個のサービ
ス)
(6~10個のサービ
ス)
最大1,000
512MB(デフォル
ト)
1024MB
5,000
2048MB
3072MB
10,000
3072MB
5120MB
20,000
5120MB
6144MB
30,000
5120MB
6144MB
注: この表の最大ヒープサイズ設定は、ドメイン内のPowerCenterリポジトリサービス
の数に基づいています。
76
第 5章: Informatica Servicesのインストール後のタスク
ドメインのユーザー数が1,000を超える場合、ドメインのユーザー数に基づいて最大ヒ
ープサイズを更新します。
INFA_JAVA_OPTS環境変数を使用して、Informaticaが使用するシステムメモリの容量
を設定できます。 例えばCシェルでUNIXにInformaticaデーモンのシステムメモリ1GB
を設定するには、以下のコマンドを使用します。
setenv INFA_JAVA_OPTS “-Xmx1024m”
Windowsでは、INFA_JAVA_OPTSをシステム変数として設定します。
64ビットHP-UX(Itanium対応)では、-d64スイッチを追加します。
変更を有効にするには、ノードを再起動する必要があります。
INFA_DOMAINS_FILE
インストーラにより、domains.infaファイルがInformaticaインストールディレクト
リに作成されます。 domains.infaファイルには、ドメイン名、ドメインホスト名、お
よびドメインホストのポート番号など、ドメイン内のゲートウェイノードの接続情報
が含まれています。
INFA_DOMAINS_FILE変数の値を、domains.infaファイルのパスおよびファイル名に設
定します。
InformaticaサービスをインストールするマシンでINFA_DOMAINS_FILE変数を設定しま
す。 Windowsでは、INFA_DOMAINS_FILEをシステム変数として設定します。
INFA_HOME
INFA_HOMEを使用して、Informaticaインストールディレクトリを指定します。
Informaticaディレクトリ構造を変更する場合は、環境変数にInformaticaインストー
ルディレクトリの場所、またはインストールされたInformaticaファイルがあるディレ
クトリの場所を設定する必要があります。
例えば、UNIXでは任意のInformaticaディレクトリに対してソフトリンクを使用しま
す。 いずれのInformaticaアプリケーションやサービスでも、実行する必要のあるそ
の他のInformaticaコンポーネントを見つけられるようにINFA_HOMEを設定するには、
INFA_HOMEにInformaticaインストールディレクトリの場所を設定します。
ロケール環境変数
LANG、LC_CTYPE、またはLC_ALLを使用して、UNIXコードページを設定します。 ロケール
設定にリポジトリのコードページとの互換性があることを確認します。 ロケール設定がリ
ポジトリのコードページと互換性がない場合は、リポジトリサービスを作成できません。
異なるUNIXオペレーティングシステムには、同じロケールに対して異なる値が必要です。
ロケール変数の値は、大文字と小文字が区別されます。
以下のコマンドを使用して、ロケール環境変数がマシンの言語設定、およびリポジトリで
使用するコードページのタイプと互換性があることを確認します。
locale -a
このコマンドでは、UNIXオペレーティングシステムにインストールされている言語、およ
び既存のロケールの設定が返されます。
環境変数の設定
77
Linuxのロケール
Linux以外のすべてのUNIXオペレーティングシステムでは、各ロケールに対して一意の
値を持っています。Linuxでは、さまざまな値を使用して同じロケールを表すことがで
きます。たとえば、「utf8」、「UTF-16LE」、「UTF8」、および「utf-8」は、Linux
マシンでは同じロケールを表しています。Informaticaでは、Linuxマシンでロケール
ごとに特定の値を使用する必要があります。 すべてのLinuxマシンについて、LANG環
境変数が適切に設定されていることを確認してください。
Oracleデータベースクライアントのロケール
Oracleデータベースクライアントの場合は、NLS_LANGをデータベースクライアントお
よびサーバーへのログインで使用するロケールに設定します。 ロケール設定は、言
語、地域、および文字セットから構成されています。NLS_LANGの値は、設定に応じて
異なります。例えば、値がamerican_america.UTF8の場合、Cシェルでは次のコマンド
で変数を設定します。
setenv NLS_LANG american_america.UTF8
ライブラリパス環境変数
PowerCenter Integration ServiceとPowerCenter Repository Serviceプロセスが実行さ
れるマシンで、ライブラリパスの環境変数を設定します。 ライブラリパスの変数名および
要件は、UNIXプラットフォームおよびデータベースによって異なります。
SolarisおよびLinux
SolarisおよびLinuxでは、LD_LIBRARY_PATH環境変数を設定します。
以下の表に、各種データベースのLD_LIBRARY_PATHに対して設定する値を示します。
データベース
値
Oracle
<DatabasePath>/lib
IBM DB2
<DatabasePath>/lib
Sybase ASE
“${SYBASE_OCS}/lib:${SYBASE_ASE}/lib:$
{LD_LIBRARY_PATH}”
Informix
<DatabasePath>/lib
Teradata
<DatabasePath>/lib
ODBC
<CLOSEDODBCHOME>/lib
AIX
AIXでは、LIBPATH環境変数を設定します。
78
第 5章: Informatica Servicesのインストール後のタスク
以下の表に、各種データベースのLIBPATHに対して設定する値を示します。
データベース
値
Oracle
<DatabasePath>/lib
IBM DB2
<DatabasePath>/lib
Sybase ASE
"${SYBASE_OCS}/lib:${SYBASE_ASE}/lib:${LIBPATH}"
Informix
<DatabasePath>/lib
Teradata
<DatabasePath>/lib
ODBC
<CLOSEDODBCHOME>/lib
HP-UX
HP-UXでは、SHLIB_PATH環境変数を設定します。
以下の表に、各種データベースのSHLIB_PATHに対して設定する値を示します。
データベース
値
Oracle
<DatabasePath>/lib
IBM DB2
<DatabasePath>/lib
Sybase ASE
"${SYBASE_OCS}/lib:${SYBASE_ASE}/lib:${SHLIBPATH}"
Informix
<DatabasePath>/lib
Teradata
<DatabasePath>/lib
ODBC
<CLOSEDODBCHOME>/lib
Javaコンポーネント変数
Informaticaは、JREをインストールして、以下のJavaベースコンポーネントと共に使用し
ます。
¨ Javaを使用するカスタムトランスフォーメーション
¨ Javaトランスフォーメーション
¨ PowerExchange for JMS
¨ PowerExchange for Web Services
¨ PowerExchange for WebMethods
これらのコンポーネントを、AIX(64ビット)、またはHP-UXで使用するには、ライブラリ
パス環境変数を設定して、インストールされたJavaディレクトリを指すようにする必要が
環境変数の設定
79
あります。PowerCenter Integration Serviceプロセスを実行するマシンにこれらの環境
変数を設定します。
以下の表に、Javaベースのコンポーネントを使用するために設定するライブラリパスを示
します。
UNIXプラット
フォーム
環境変数名
値
AIX(64ビッ
ト)
LIBPATH
設定:java/jre/bin
設定:java/jre/bin/classic
設定:/usr/lib:/lib
HP-UX
SHLIB_PATH
設定:java/jre/lib/PA_RISC2.0/
server
設定:java/jre/lib/PA_RISC2.0
設定:/usr/lib:/lib
ドメインおよびアプリケーションサービスの
システム要件の確認
1つのノードのあるInformaticaドメインを作成し、同じノード上ですべてのアプリケーシ
ョンサービスを実行できます。 複数のノードのあるInformaticaドメインを作成する場
合、別々のノード上でアプリケーションサービスを実行できます。
以下の表に、ノード設定の異なるドメインの最小システム要件を一覧表示します。
80
コンポーネント
プロセッサ
RAM
ディスクス
ペース
すべてのData Quality、Data
Services、およびPowerCenterサ
ービスが1つのノードで動作してい
るドメイン
4 CPU
10 GB
12 GB
すべてのPowerCenterサービスが1
つのノードで動作しているドメイ
ン
2 CPU
4 GB
10 GB
Metadata Manager Serviceと
Reporting Serviceを除くすべての
PowerCenterサービスが1つのノー
ドで動作しているドメイン
1 CPU
2 GB
10 GB
個別のノードで動作している
Metadata Manager Service
2 CPU
4 GB
10 GB
第 5章: Informatica Servicesのインストール後のタスク
コンポーネント
プロセッサ
RAM
ディスクス
ペース
個別のノードで動作している
Reporting Service
1 CPU
512 MB
10 GB
Metadata Manager Agent
1 CPU
512 MB
220 MB
製品の要件およびサポートされているプラットフォームの詳細については、Informaticaカ
スタマポータルのProduct Availability Matrixを参照してください: https://
communities.informatica.com/community/my-support/tools/product-availabilitymatrices
32ビットおよび64ビットプラットフォームの
設定の確認
32ビットまたは64ビットプラットフォームでInformaticaを実行することができます。 64
ビットアーキテクチャでは大規模なメモリ領域が使用できるため、ディスクの入出力を大
幅に減らす、またはなくすことができます。同様に、次の領域の潜在的なセッションパフ
ォーマンスを向上させることができます。
¨ キャッシュ。64ビットプラットフォームでは、PowerCenter Integration Serviceは32
ビットプラットフォームの2GBのキャッシュ制限による制約を受けません。
¨ データスループット。大規模なメモリ領域の使用により、reader、writer、およびデー
タ変換マネージャ(DTM)のスレッドで、より大きいデータブロックの処理が可能で
す。
Informaticaの64ビットプラットフォームは、最大1,800万テラバイト(2^64バイト)のシ
ステムメモリに対応し、1つのアプリケーションに対して最大256テラバイト(2^48バイ
ト)を使用することができます。 32ビットプラットフォームは、最大4 GB(2^32バイト)
のシステムメモリに対応し、1つのアプリケーションに対して最大2 GBを使用することがで
きます。
Informaticaを32ビットプラットフォームおよび64ビットプラットフォームの両方で実行す
る場合、正しいライブラリ、データベースクライアント、およびセッションキャッシュサ
イズを使用するようにInformaticaを設定します。
32ビットおよび64ビットプラットフォームで作業する際には、以下のガイドラインを使用
します。
¨ ライブラリ。以下のガイドラインに従って、ライブラリをリンクします。
- 32ビットアプリケーションは、32ビットライブラリにリンクさせます。64ビットアプ
リケーションは、64ビットライブラリにリンクさせます。
- PowerCenter Integration Serviceを実行する32ビットマシンは、32ビットデータベ
ースクライアントにリンクさせます。 PowerCenter Integration Serviceを実行する
64ビットマシンは、64ビットデータベースクライアントにリンクさせます。
32ビットおよび64ビットプラットフォームの設定の確認
81
¨ データベースクライアント。PowerCenterリポジトリサービスを実行する32ビットマシ
ンは、32ビットデータベースクライアントにリンクさせます。 PowerCenterリポジトリ
サービスを実行する64ビットマシンは、64ビットデータベースクライアントにリンクさ
せます。
¨ PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenter Repository Service。
PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenter Repository Serviceを実行する
32ビットおよび64ビットマシンは、相互に互換性があります。
¨ キャッシュ。設定したセッションキャッシュの合計サイズが2GB(2,147,483,648バイ
ト)以上の場合、64ビットマシンで実行するPowerCenter Integration Serviceを使用
してそのセッションを実行します。 PowerCenter Integration Serviceが32ビットマ
シンで実行する場合、セッションは失敗します。
¨ サーバーグリッド。サーバーグリッドには、PowerCenter Integration Serviceを実行
する32ビットマシンおよび64ビットマシンの両方を含めることができます。 設定した
セッションキャッシュの合計サイズが2GB(2,147,483,648バイト)以上の場合、64ビッ
トマシン上のPowerCenter Integration Serviceで実行するようにセッションを設定し
ます。
データベースクライアントソフトウェアのイ
ンストール
データベースクライアントソフトウェアをインストールし、ゲートウェイノード、および
PowerCenter Integration ServiceとPowerCenter Repository Serviceプロセスを実行す
るノードの接続を設定します。
PowerCenter Integration Service
PowerCenter Integration Serviceがアクセスするデータベースのタイプに基づいて、
PowerCenter Integration Serviceを実行するマシンに次のデータベースクライアントを
インストールします。
¨ Oracleクライアント
¨ IBM DB2 Client Application Enabler(CAE)
¨ Microsoft SQL Client、Microsoft OLE DB provider for Microsoft SQL Server付属
¨ Sybase Open Client(OCS)
¨ Teradata BTEQクライアント
PowerCenter Repository Service
リポジトリデータベースに基づいて、PowerCenter Repository Serviceを実行するマシン
に次のデータベースクライアントをインストールします。
¨ Oracleクライアント
¨ IBM DB2 Client Application Enabler(CAE)
82
第 5章: Informatica Servicesのインストール後のタスク
¨ Microsoft SQL Client、Microsoft OLE DB provider for Microsoft SQL Server付属
¨ Sybase Open Client(OCS)
データベースクライアント環境変数
PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenter Repository Serviceのプロセスが
実行されるマシンで、データベースクライアントの環境変数を設定します。データベース
クライアントパスの変数名および要件は、UNIXプラットフォームおよびリポジトリデータ
ベースによって異なります。
データベース環境変数の設定後、データベースクライアントからデータベースへの接続を
テストできます。
次の表に、UNIXに設定する必要があるデータベース環境変数を示します。
データ
ベース
環境変数名
データ
ベース
ユーテ
ィリテ
ィ
値
Oracle
ORACLE_HOME
sqlplus
設定:<DatabasePath>
追加:<DatabasePath>/bin
PATH
IBM
DB2
DB2DIR
DB2INSTANCE
db2conn
ect
SYBASE12または
SYBASE15
設定:<DB2InstanceName>
追加:<DatabasePath>/bin
PATH
Sybase
ASE
設定:<DatabasePath>
isql
設定: <DatabasePath>/sybase<バー
ジョン>
SYBASE_ASE
設定: ${SYBASE[12 | 15]}/ASE-<バ
SYBASE_OCS
ージョン>
PATH
設定: ${SYBASE[12 | 15]}/OCS-<バ
ージョン>
追加: ${SYBASE_ASE}/bin:$
{SYBASE_OCS}/bin:$PATH
Terada
ta
PATH
bteq
追加: <DatabasePath>/bin
サードパーティのソフトウェア要件の確認
Informaticaでは、特定の操作を行うにはサードパーティのソフトウェアとライブラリが必
要です。Informaticaをインストールするマシンに、必要なソフトウェアまたはライブラリ
があることを確認します。
サードパーティのソフトウェア要件の確認
83
Informatica Administrator
Informatica Administratorでは、以下のサードパーティのソフトウェアの実行が必要と
なります。
Adobe Flash Playerプラグイン
Informatica Administratorの[依存関係グラフ]ウィンドウには、Adobe Flash
Playerプラグインバージョン10以降が必要です。Informatica Administratorでアプ
リケーションサービスおよびノードの依存関係を表示するには、WebブラウザでFlash
Playerプラグインをダウンロードしてインストールします。以下のWebサイトから
Flash Playerプラグインを入手します。
http://www.adobe.com/products/flashplayer/
Reporting Service
Reporting Serviceでは、Data Analyzerアプリケーションが実行され、以下のサードパー
ティのソフトウェアの実行が必要となります。
Microsoft SOAP Toolkit
Data Analyzerでは、レポートをExcelファイルにエクスポートして、Data Analyzer
のキャッシュディレクトリから、またはデータソースから、Excel内のデータを直接更
新することができます。データ更新機能を使用するには、Microsoft SOAP Toolkitを
インストールします。
Adobe SVG Viewer
Data Analyzerで対話式のレポートチャートおよびチャートインジケータを表示する場
合、対話式のチャートをクリックしてレポートデータの詳細を表示し、チャートのセ
クションを選択します。 Internet Explorerでインタラクティブチャートを表示する
には、Adobe SVG Viewerをインストールします。
Metadata Manager Service
Metadata Managerでは、以下のサードパーティのソフトウェアの実行が必要となります。
Adobe Flash Playerプラグイン
Metadata Managerでは、PowerCenterパラメータファイルをアップロードし、データ
リネージを表示するために、Adobe Flash Playerプラグインのバージョン9以降が必
要です。 PowerCenterパラメータファイルをアップロードするには、またはMetadata
ManagerやDesignerからデータリネージ分析を実行するには、Flash Playerプラグイ
ンをダウンロードしてWebブラウザにインストールします。 以下のWebサイトから
Flash Playerプラグインを入手します。
http://www.adobe.com/products/flashplayer/
84
第 5章: Informatica Servicesのインストール後のタスク
コードページの互換性の確認
Informaticaでは、アプリケーションサービス用のコードページがドメイン内のコードペー
ジと互換性がある必要があります。 Informatica AdministratorまたはInformaticaクラ
イアントツールにアクセスするマシンでのロケール設定も、ドメイン内のコードページと
互換性がある必要があります。
アプリケーションサービス
ドメイン環境設定データベースは、ドメイン内に作成したリポジトリサービスのコードペ
ージと互換性がある必要があります。
Service Managerは、ドメイン内のユーザのリストと各アプリケーションサービスのユーザ
とグループのリストを同期します。ドメイン内のユーザ名に、アプリケーションサービス
のコードページが認識しない文字が含まれていると、文字が正しく変換されず、不整合が
生じます。
ロケール設定
Informatica AdministratorまたはInformaticaクライアントツールにアクセスするマシン
でのロケール設定は、ドメイン内のリポジトリのコードページと互換性がある必要があり
ます。Windowsでは、コントロールパネルの地域の設定でロケール設定を確認します。詳細
については、Windowsのマニュアルを参照してください。
コードページの互換性の確認
85
第 6 章
Informatica Servicesの起動
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informatica Servicesの起動の概要, 86 ページ
¨ Informaticaの起動と停止, 87 ページ
¨ PowerCenterサービスの基本操作, 89 ページ
¨ Informatica Administratorへのログイン, 90 ページ
¨ Informatica Windowsサービスの設定, 91 ページ
Informatica Servicesの起動の概要
Informaticaをインストールする各ノード上に、インストーラによって、Informaticaを実
行するWindowsサービスまたはUNIXデーモンが作成されます。 インストールが正常に完了
した場合、インストーラによって、Windows上のInformatica ServiceまたはUNIX上の
Informaticaデーモンが起動されます。
Informatica Windowsサービスの動作を設定することができます。
Informatica Servicesにより、ノード上のService Managerが実行されます。 Service
Managerにより、ノード上のアプリケーションサービスが実行されます。 Informaticaを起
動または停止するために使用する方法は、オペレーティングシステムによって異なりま
す。 Informatica Administratorを使用してノードをシャットダウンすることができま
す。ノードをシャットダウンする場合は、ノード上のInformaticaを停止します。
Informatica Servicesにより、Informatica Administratorも実行されます。Informatica
Administratorを使用して、Informaticaドメインオブジェクトおよびユーザーアカウント
を管理します。Informatica Administratorにログインして、Informaticaのユーザーのユ
ーザーアカウントを作成し、ドメイン内にアプリケーションサービスを作成して設定しま
す。
86
Informaticaの起動と停止
UNIXでは、コマンドラインプログラムを使用してInformaticaデーモンの起動や停止を行い
ます。 Windowsでは、[コントロールパネル]または[スタート]メニューから
Informatica Servicesの起動や停止を行います。
UNIX上でのInformaticaの起動と停止
UNIX上で、infaservice.shを実行してInformaticaデーモンを開始および停止します。デ
フォルトで、infaservice.shは以下のディレクトリにインストールされています。
<InformaticaInstallationDir>/tomcat/bin
1.
infaservice.shがインストールされているディレクトリに移動します。
2.
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力し、デーモンを開始します。
infaservice.sh startup
デーモンを停止するには次のコマンドを入力します。
infaservice.sh shutdown
注: ソフトリンクを使用してinfaservice.shの場所を指定する場合、INFA_HOME環境
変数にInformaticaのインストールディレクトリの場所を設定します。
Windows上でのInformaticaの起動と停止
[コントロールパネル]の[サービス]ウィンドウ、または[スタート]メニューのショ
ートカットを使用して、Informatica Servicesの起動や停止を行うことができます。
[スタート]メニューからのInformaticaの起動と停止
Windowsの[スタート]メニューからInformaticaを起動するには、 [プログラム] >
[Informatica[バージョン]] > [サーバー] > [Informatica Servicesの開始]を
クリックします。
InformaticaをWindowsの[スタート]メニューから停止するには、 [プログラム] >
[Informatica[バージョン]] > [サーバー] > [Informatica Servicesの停止]の順
にクリックします。
Windowsサービスの起動後に、クライアントマシンでドメイン内のService Managerにアク
セスできるように、ファイアウォールを設定します。
[コントロールパネル]からのInformaticaの起動と停止
Informatica Windowsサービスの起動や停止を行う手順は、その他のすべてのWindowsサー
ビスと同じです。
1.
Windowsのコントロールパネルを開きます。
2.
[管理ツール]を選択します。
3.
[サービス]を選択します。
4.
[Informatica service]を右クリックします。
Informaticaの起動と停止
87
5.
サービスが実行中の場合、[停止]をクリックします。
サービスが停止した場合、[開始]をクリックします。
Windowsサービスの起動後に、クライアントマシンでドメイン内のService Managerにアク
セスできるように、ファイアウォールを設定します。
Windowsファイアウォールの設定
Informatica Windowsサービスを起動する場合、Informaticaクライアントをインストール
するマシンでは、Informaticaドメイン内のService Managerにアクセスすることができま
せん。 クライアントでService Managerにアクセスできるようにするには、ドメインへの
アクセス権をクライアントマシンに付与するようにファイアウォールを設定する必要があ
ります。
Informaticaドメインを作成したマシンで、ファイアウォールの例外のリストにクライアン
トマシンを追加します。
1.
Windowsの[コントロールパネル]で、[Windowsファイアウォール]を開きます。
2.
[Windowsファイアウォール]ウィンドウで、[例外]タブをクリックします。
3.
[プログラムの追加]をクリックします。
4.
[プログラムの追加]ウィンドウで、[参照]をクリックします。
infasvcs.exeファイルにより、ドメイン内のService Managerが実行されます。
5.
Informaticaインストールディレクトリ内の以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>\tomcat\bin
6.
infasvcs.exeを選択し、[開く]をクリックします。
プログラムのリストにinfasvcs.exeファイルが表示されます。
[スコープの変更]をクリックして、Informaticaにアクセスするマシンを指定するこ
とができます。
7.
infasvcs.exeファイルがプログラムおよびサービスのリストに表示され、有効になっ
ていることを確認します。
8.
[OK]をクリックします。
Informatica AdministratorでのInformaticaの停止
Informatica Administratorを使用してノードをシャットダウンする場合は、そのノード上
のInformatica Servicesを停止します。サービスをシャットダウンする前に、実行中のプ
ロセスを強制終了したり、完了させたりすることができます。 ノードをシャットダウンし
てノードで実行されているリポジトリサービスプロセスを強制終了すると、リポジトリに
まだ書き込まれていない変更が失われる場合があります。Integration Serviceプロセスを
実行しているノードを強制終了した場合、ワークフローが強制終了されます。
88
1.
Informatica Administratorにログインします。
2.
ナビゲータで、シャットダウンするノードを選択します。
3.
[ドメイン]タブの[アクション]メニューで、[ノードのシャットダウン]を選択
します。
第 6章: Informatica Servicesの起動
Informaticaの起動と停止に関するルールおよびガイド
ライン
ノード上でInformaticaの起動や停止を行う際には、以下のルールおよびガイドラインを使
用します。
¨ ノードをシャットダウンすると、ドメインでそのノードを使用できなくなります。ゲー
トウェイノードをシャットダウンしたときにドメイン内に別のゲートウェイノードがな
い場合、ドメインは使用できなくなります。
¨ Informaticaを起動する場合、ノード上のサービスで使用されるポートが使用可能であ
ることを確認します。 例えば、ノード上でInformaticaを停止した場合、Informatica
を再起動する前に、ポートがマシン上の他のプロセスで使用されていないことを確認し
ます。 ポートが使用できない場合は、Informaticaの起動に失敗します。
¨ Informatica Administratorを使用してノードをシャットダウンしない場合は、ノード
上で実行中のプロセスはすべて強制終了されます。ノードをシャットダウンする前にす
べてのプロセスが完了するまで待機する場合は、Informatica Administratorを使用し
ます。
¨ アプリケーションサービス用のプライマリノードとして設定されるノードと、バックア
ップノードとして設定される他のノードがドメイン内にある場合、プライマリノード上
でInformaticaを起動してから、バックアップノードを起動します。 そうでない場合、
アプリケーションサービスはプライマリノードではなくバックアップノード上で実行さ
れます。
PowerCenterサービスの基本操作
Informatica Servicesのインストールと設定が完了したら、PowerCenterアプリケーショ
ンサービスの操作を開始できます。
1.
Informaticaを起動します。
2.
Informatica Administratorにログインし、PowerCenterアプリケーションサービスお
よびコンポーネントを作成して管理します。
3.
以下のアプリケーションサービスを作成します。
PowerCenter Repository Service
このサービスにより、PowerCenterリポジトリが管理されます。 PowerCenterリ
ポジトリデータベーステーブルにあるメタデータの取得、挿入、更新が行われま
す。 PowerCenterリポジトリサービスを作成する場合は、PowerCenterリポジト
リを作成するデータベースを指定します。
PowerCenter Integration Service
このサービスにより、PowerCenterのセッションおよびワークフローが実行され
ます。 PowerCenter Integration Serviceを作成する場合は、PowerCenterリポ
ジトリサービスと関連付ける必要があります。
4.
Metadata Managerアプリケーションを使用するには、Metadata Manager Serviceを作
成します。
PowerCenterサービスの基本操作
89
Metadata Manager Serviceにより、Metadata Managerアプリケーションが実行され、
Metadata Managerコンポーネント間の接続が管理されます。 Metadata Managerを使
用して、共通点のないソースリポジトリからメタデータを参照および分析するには、
Metadata Manager Serviceを作成します。 Metadata Manager Serviceを作成する場合
は、関連付けるPowerCenter Integration Serviceを指定し、Metadata Managerリポ
ジトリを作成するデータベースを指定します。
5.
Data Analyzerアプリケーションを使用するには、Reporting Serviceを作成します。
Reporting Serviceでは、Data Analyzerアプリケーションが実行されます。 Data
Analyzerアプリケーションを使用してレポートを作成および実行するには、
Reporting Serviceを作成します。 Reporting Serviceを作成する場合は、関連付け
るレポートソースを指定し、Data Analyzerリポジトリを作成するデータベースを指定
します。
6.
JasperReportsアプリケーションを使用するには、Reporting and Dashboards
Serviceを作成します。
7.
PowerCenterクライアントを起動します。
Informatica Administratorへのログイン
Informatica Administratorにログインするには、ユーザーアカウントが必要です。
1.
Microsoft Internet ExplorerまたはMozilla Firefoxブラウザを起動します。
2.
[アドレス]フィールドに、以下のInformatica AdministratorのURLを入力します。
http://<host>:<port>/administrator
URLのホストおよびポートは、マスタゲートウェイノードのホスト名および
Informatica Administratorのポート番号を表します。HTTPSを使用するように
Informatica Administratorを設定した場合、URLはHTTPSサイトに再送信されます。
https://<host>:<https port>/administrator
3.
ログインページで、ユーザー名とパスワードを入力します。
4.
[ネイティブ]または特定のセキュリティドメインの名前を選択します。
InformaticaドメインにLDAPセキュリティドメインが含まれている場合は、[セキュ
リティドメイン]フィールドが表示されます。 ユーザーアカウントが所属するセキュ
リティドメインがわからない場合は、Informaticaドメイン管理者にお問い合わせくだ
さい。
90
5.
[ログイン]をクリックします。
6.
ドメイン管理者から付与されたユーザ名およびパスワードで今回初めてログインする
場合、セキュリティ保持のためパスワードを変更してください。
第 6章: Informatica Servicesの起動
Informatica Windowsサービスの設定
オペレーティングシステムの起動時、またはサービスが失敗した場合に、Informatica
Windowsサービスの動作を設定することができます。また、サービスにログインするための
ユーザーアカウントを設定することもできます。
サービスにログインするためのユーザーアカウントを設定する際には、以下のルールおよ
びガイドラインを使用します。
¨ ネットワークドライブ上にファイルを格納する場合、ローカルシステムアカウントでは
なくシステムアカウントを使用してInformatica Servicesを実行します。
¨ ネットワークドライブ上の共有ストレージを設定して、ドメイン、またはドメイン上で
実行するアプリケーションサービスで使用されるファイルを格納する場合は、
Informatica Servicesを実行するユーザーアカウントに共有場所へのアクセス権がある
必要があります。
¨ ローカルシステムアカウントを使用する場合は、Informatica Servicesを起動するユー
ザーにネットワーク上の場所へのアクセス権があることを確認します。
¨ Informatica Servicesを起動するユーザーが共有ストレージの場所にアクセスできない
場合は、ノード上のサービスプロセスが失敗するか、ノードまたはドメインが開始され
ません。
¨ システムユーザアカウントを設定する場合は、ユーザアカウントに Act as operating
system権限が必要です。詳細については、Windowsのマニュアルを参照してください。
Informatica Windowsサービスを設定する手順
1.
Windowsのコントロールパネルを開きます。
2.
[管理ツール]を選択します。
3.
[サービス]を選択します。
4.
[Informatica <バージョン>]をダブルクリックします。
[Informatica <バージョン>プロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
5.
[ログオン]タブをクリックします。
6.
[このアカウント]を選択します。
7.
ドメインおよびユーザー名を入力するか、[参照]をクリックしてシステムユーザー
を特定します。
8.
選択したユーザアカウントのパスワードを入力して確認します。
9.
[リカバリ]タブをクリックします。 サービスが失敗した場合は、オプションを選択
してInformatica Servicesを再起動します。
Windows上のサービスのシステムアカウントおよびサービスリスタートオプションの設定の
詳細については、Windowsのマニュアルを参照してください。
Informatica Windowsサービスの設定
91
第 7 章
Informaticaクライアントの
インストール前のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informaticaクライアントのインストール前のタスクの概要, 92 ページ
¨ システムユーザーアカウントの確認, 94 ページ
Informaticaクライアントのインストール前
のタスクの概要
WindowsにInformaticaクライアントをインストールする前に、最小システム要件とサード
パーティソフトウェアの要件が満たされていることを確認します。Informaticaクライアン
トをインストール先のマシンが正しく設定されていない場合、インストールに失敗する場
合があります。
最小システム要件の確認
すべてのInformaticaクライアントツールを同一のマシンにインストールすることや、別々
のマシンにインストールすることもできます。 クライアントを複数のマシンにインストー
ルすることもできます。 Informaticaクライアントの要件は、インストールするクライア
ントツールによって異なります。
以下の表に、PowerCenterクライアントを実行するための最小システム要件を一覧表示しま
す。
92
クライアント
プロセッサ
RAM
ディスク
スペース
PowerCenter Client
1 CPU
512 MB
1.2 GB
インストールのための一時的なディスク領域要件
インストーラによりハードディスクに一時ファイルが書き込まれます。 インストールをサ
ポートする、マシンに十分な利用可能なディスク容量があることを確認します。 インスト
ールが完了した場合、インストーラにより一時ファイルが削除され、ディスク容量が解放
されます。
以下の表に、インストール中の一時ディスク容量の要件を一覧表示します。
製品
ディスクスペース
Installer
1 GB
Informaticaクライアント
550 MB
PowerCenter Clientツールで必要なサードパーティの
ソフトウェアの確認
以下の表に、PowerCenter Clientツール用のサードパーティのソフトウェア要件を一覧表
示します。
クライアント
サードパーティ製ソフトウェ
ア
PowerCenter Mapping Architect for Visio
Microsoft Visio
.NET Framework
PowerCenter Mapping Analyst for Excel
Microsoft Office Excel
PowerCenter Mapping Architect for Visio
PowerCenterクラアイアントのインストールには、Microsoft Visioおよび .NET Framework
を必要とするMapping Architect for Visioが含まれます。 PowerCenterクライアントの
インストールを開始する前に、PowerCenterクライアントのインストールするマシンに、
Microsoft Visioバージョン2003または2007をインストールしておく必要があります。
PowerCenter Mapping Analyst for Excel
PowerCenterクライアントのインストールには、Mapping Analyst for Excelが含まれま
す。次のソフトウェアが必要です。
¨ Microsoft Office Excel 2007、またはMicrosoft Office Excel 2003(2007 Office互
換機能パックを適用)
¨ Javaバージョン1.5以降
PowerCenterクライアントのインストールを開始する前に、マシンにMicrosoft Excelと
Javaをインストールしておく必要があります。
Mapping Analyst for Excelには、Microsoft Excelに[メタデータ]メニューまたはリボ
ンを追加するExcelアドインがあります。 Excel 2003または2007用のアドインをインスト
Informaticaクライアントのインストール前のタスクの概要
93
ールできます。 ただし、改善されたユーザーインタフェースを利用するには、 Excel
2007を使用してください。
システムユーザーアカウントの確認
Informaticaクライアントのインストールに使用するユーザーアカウントに、インストール
ディレクトリおよびWindowsレジストリに対する書き込み権限があることを確認します。
94
第 7章: Informaticaクライアントのインストール前のタスク
第 8 章
Informaticaクライアントの
インストール
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informaticaクライアントのインストールの概要, 95 ページ
¨ グラフィカルモードでのインストール, 95 ページ
¨ サイレントモードでのインストール, 97 ページ
Informaticaクライアントのインストールの
概要
Informaticaクライアントは、Windowsではグラフィカルモードまたはサイレントモードで
インストールできます。
インストール前のタスクを完了させて、インストールの準備をします。Informaticaクライ
アントは複数のマシンにインストールできます。
グラフィカルモードでのインストール
Informaticaクライアントは、Windowsにグラフィカルモードでインストールできます。
1.
他のすべてのアプリケーションを終了します。
2.
ルートディレクトリからinstall.batを実行します。
ルートディレクトリからinstall.batファイル実行時に問題を検出した場合は、以下の
ファイルを実行します。
<InformaticaInstallationDir>/client/install.exe
3.
[Informatica 9.5.1クライアントのインストール]を選択し、[次へ]をクリック
します。
95
[インストールの前提条件]ページに、システム要件が表示されます。 インストール
要件すべてが満たされていることを確認してから、インストールを続行します。
4.
[次へ]をクリックします。
[アプリケーションクライアントの選択]ページで、インストールするInformaticaク
ライアントを選択します。
以下のInformaticaクライアントアプリケーションは、同じマシンにインストールでき
ます。
¨ Informatica Developer
¨ PowerCenter Client
¨ Data Transformation Studio
同時に複数のクライアントをインストールできます。
Informaticaデベロッパをインストールする場合は、Data Transformation Studioも
インストールする必要があります。
5.
[インストールディレクトリ]ページで、インストールディレクトリの絶対パスを入
力します。
インストールディレクトリは、現在のコンピュータ上にある必要があります。パスの
ディレクトリ名にスペースやドル記号($)を含めることはできません。許容されるパ
スの最大長は260文字です。
Data Transformation Studioをインストールする場合は、[Data Transformation
Studioの設定]ページが表示されます。
Data Transformation Studioをインストールしない場合は、[インストール前のサマ
リ]ページが表示されます。
6.
[次へ]をクリックします。
7.
Data Transformation Studioをインストールする場合は、Data Transformation
StudioのEclipseインストールオプションを選択し、[次へ]をクリックします。
8.
[インストール前のサマリ]ページで、インストール情報を確認し、[インストー
ル]をクリックします。
インストーラによって、Informaticaクライアントファイルがインストールディレクト
リにコピーされます。
[インストール後のサマリ]ページには、インストールが正常に完了したかどうかを
示すメッセージが表示されます。
9.
[完了]をクリックします。
インストールログファイルを表示して、インストーラによって実行されたタスクの詳細を
取得できます。
96
第 8章: Informaticaクライアントのインストール
サイレントモードでのインストール
ユーザーの操作なしでInformaticaクライアントをインストールするには、サイレントモー
ドでインストールします。
プロパティファイルを使用し、インストールオプションを指定します。 インストーラによ
りこのファイルが読み込まれ、インストールオプションが決定されます。 サイレントモー
ドによるインストールを使用して、Informaticaクライアントをネットワーク上の複数のマ
シンにインストールすることや、マシン全体のインストールを標準化することができま
す。
サイレントモードでインストールするには、以下のタスクを完了します。
1.
インストールプロパティファイルを設定し、そのプロパティファイル内でインストー
ルオプションを指定する。
2.
インストールプロパティファイルを使用してインストーラを実行する。
プロパティファイルの設定
Informaticaでは、インストーラで必要となるプロパティを含むサンプルのプロパティファ
イルが提供されています。 このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズしてプロパ
ティファイルを作成し、インストールのオプションを指定します。 次に、サイレントイン
ストールを実行します。
サンプルのSilentInput.propertiesファイルは、DVDまたはインストーラのダウンロード
場所であるルートディレクトリに格納されます。
1.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
2.
サンプルのSilentInput.propertiesファイルを検索します。
3.
SilentInput.propertiesファイルのバックアップコピーを作成します。
4.
テキストエディタを使用して、ファイル内のプロパティを開き、値を変更します。
以下の表に、変更可能なインストールプロパティを示します。
プロパティ名
説明
INSTALL_TYPE
Informaticaクライアントをインストールまたはアッ
プグレードするかどうかを示します。
値が0の場合、Informaticaクライアントは指定する
ディレクトリにインストールされます。 値が1の場
合、Informaticaクライアントはアップグレードされ
ます。
デフォルトは0です。
UPG_BACKUP_DIR
アップグレードするInformaticaクライアントの以前
のバージョンのディレクトリ。
USER_INSTALL_DIR
Informaticaクライアントのインストールディレクト
リ。
サイレントモードでのインストール
97
プロパティ名
説明
DXT_COMP
Informaticaデベロッパをインストールするかどうか
を指定します。
値が1の場合、デベロッパツールがインストールされ
ます。 値が0の場合、デベロッパツールはインストー
ルされません。
デフォルトは1です。
CLIENT_COMP
PowerCenterクライアントをインストールするかどう
かを示します。
値が1の場合、PowerCenterクライアントがインスト
ールされます。 値が0の場合、PowerCenterクライア
ントはインストールされません。
デフォルトは1です。
DT_COMP
Data Transformation Studioをインストールするか
どうかを示します。
値が1の場合、Data Transformation Studioがインス
トールされます。値が 0の場合、Data
Transformation Studioはインストールされません。
DXT_COMP=1の場合、このパラメータを1に設定しま
す。
NEW_ECLIPSE_SELE
CTION
このパラメータは、DT_COMP=1の場合に設定できま
す。インストーラにバンドルされているEclipseのコ
ピーをインストールするか、または使用するマシンに
インストールされているEclipse開発環境を使用する
かを示します。
値が0の場合は、マシンにインストールされている
Eclipse開発環境が使用されます。ECLIPSE_LOCATION
プロパティを設定してください。値が1の場合は、イ
ンストーラにバンドルされているEclipseのコピーが
設定時にインストールされます。デフォルトは1で
す。
ECLIPSE_LOCATION
NEW_ECLIPSE_SELECTION=0の場合は必須です。
既存のeclipse.exeファイルの絶対パスを指定しま
す。
5.
プロパティファイルを保存します。
サンプルのプロパティファイル
以下の例は、サンプルのSilentInput.propertiesファイルの内容を示します。
##########################################################
# Informatica Installer Build Details
# Copyright (c) Informatica Corporation 1998 - 2012
# This software contains confidential and proprietary
# information of Informatica Corporation.
# All Rights Reserved.
##########################################################
98
第 8章: Informaticaクライアントのインストール
#######
# Use this file (SilentInput.properties) to install or upgrade the Informatica clients without user
interaction.
#
Use this sample properties file to define the parameters for the silent installation or
upgrade.
# Use the following guidelines when you edit this file:
#
Back up the file before you modify it.
#
Any error condition that causes the installation or upgrade to fail, such as an installation
directory that is not valid, #
generates a log file in SYSTEM_DRIVE_ROOT. For example: c:
\silentErrorLog.log
#######
# The INSTALL_TYPE property determines whether to install or upgrade Informatica.
#
Value
0
Perform a new installation of Informatica.
#
Value
1
Upgrade a previous version of Informatica.
INSTALL_TYPE=0
# The USER_INSTALL_DIR property represents the directory in which to install the new version of
Informatica.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
The property must point to a valid directory with write permissions enabled.
USER_INSTALL_DIR=c:\Informatica\9.5.1
# The UPG_BACKUP_DIR property represents the directory that contains the PowerCenter or Informatica
version that you want to upgrade.
#
Set the property if you are upgrading Informatica.
#
This property must point to a valid PowerCenter or Informatica client installation.
UPG_BACKUP_DIR=c:\Informatica\9.5.0
# The DXT_COMP property determines whether to install Informatica Developer.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
Value
1
Install Informatica Developer.
#
Value
0
Do not install Informatica Developer.
DXT_COMP=1
# The CLIENT_COMP property determines whether to install the PowerCenter Client.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
Value
1
Install the PowerCenter Client.
#
Value
0
Do not install the PowerCenter Client.
CLIENT_COMP=1
# The DT_COMP property determines whether to install the Data Transformation Studio.
#
Set the property if you are installing or upgrading Informatica.
#
If DXT_COMP=1, set the property to 1.
#
Value
1
Install Data Transformation Studio.
#
Value
0
Do not install Data Transformation Studio.
DT_COMP=1
# The NEW_ECLIPSE_SELECTION property determines whether to install the copy of Eclipse that is
bundled with the installer or
#
use an Eclipse development environment that is already installed on your machine.
#
Set the property if DT_COMP=1.
#
Value
0
Install Data Transformation Studio to use the Eclipse development environment
that is already installed on your machine.
#
Value
1
Install Data Transformation Studio to use the copy of Eclipse that is bundled
with the installer.
NEW_ECLIPSE_SELECTION=1
サイレントモードでのインストール
99
# The ECLIPSE_LOCATION property represents the directory that contains the existing eclipse.exe
file.
#
Set the property to the existing Eclipse location if "NEW_ECLIPSE_SELECTION=0".
#
Do not set the property if NEW_ECLIPSE_SELECTION=1.
ECLIPSE_LOCATION=
#######
# After you create the properties file, save the file with the name SilentInput.properties and
#
run the silent installer to perform the Informatica client installation.
#######
/>インストーラの実行
プロパティファイルの設定後、コマンドウィンドウを開いてサイレントインストールを開
始します。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
インストールファイルを含むディレクトリのルートに移動します。
3.
編集して再保存したSilentInput.propertiesファイルがディレクトリに含まれている
ことを確認します。
4.
サイレントインストールを実行するには、silentInstall.batファイルをダブルクリ
ックします。
サイレントインストーラがバックグラウンドで実行します。プロセスにしばらく時間がか
かる場合があります。 サイレントインストールは、
Informatica_<Version>_Client_InstallLog.logファイルがインストールディレクトリに
作成された時点で完了します。
サイレントインストールは、プロパティファイルが正しく設定されない場合、または、イ
ンストールディレクトリにアクセスできない場合に失敗します。インストールログファイ
ルを確認し、エラーを修正します。それからサイレントインストールを再実行します。
100
第 8章: Informaticaクライアントのインストール
第 9 章
Informaticaクライアントの
インストール後のタスク
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informaticaクライアントのインストール後のタスクの概要, 101 ページ
¨ グラフィック表示サーバーが使用可能であることの確認, 101 ページ
¨ Webブラウザの設定, 102 ページ
¨ クライアントツール用の言語のインストール, 103 ページ
Informaticaクライアントのインストール後
のタスクの概要
Informaticaクライアントのインストール後、クライアントが適切に実行することを確認す
るためにインストール後のタスクを実行します。
グラフィック表示サーバーが使用可能である
ことの確認
UNIX上のゲートウェイノードでは、Informatica Administratorでドメインレポートを実
行するためにグラフィック表示サーバーが必要です。 グラフィックディスプレイサーバが
ない場合は、X Virtual Frame Buffer(Xvfb)をインストールして設定することができま
す。Xvfbは、グラフィックをグラフィックディスプレイデバイスではなく仮想メモリに表
示するXサーバです。
以下のオペレーティングシステム用のXvfbをダウンロードしてインストールすることがで
きます。
¨ HP-UX。Xvfbは、HP-UXオペレーティングシステムの一部です。 HP-UXパッチおよびグラ
フィカルパッケージをインストールして、オペレーティングシステムのインストール時
101
または最後のパッチ適用時に基づいてXvfbを実行します。HP-UX上でXvfbを実行する手
順については、以下のWebサイトを参照してください。
http://publib.boulder.ibm.com/tividd/td/ITM/GI10-5797-01/en_US/HTML/notesmst20.htm
¨ AIXおよびLinux。Xvfbをダウンロードしてインストールします。 AIXおよびLinux上で
Xvfbを実行する手順については、以下のWebサイトを参照してください。
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/iwphelp/v2r5m1/index.jsp?topic=/
com.ibm.wcs.ic.doc_2.5.1/install/i_inst_t_lwpsetup_xfvb_on_unx.html
¨ Solaris。 以下のWebサイトからSolaris用のXvfbをダウンロードすることができます。
http://ferret.pmel.noaa.gov/FERRET_17sep07/FAQ/graphics/Solaris_Xvfb.html
Solaris用のXvfbをダウンロードして設定します。以下のコマンドを使用してVirtual
Frame Bufferを開始し、表示1へのグラフィック出力を共有メモリに送信します。
% /usr/X11R6/bin/Xvfb :1 -screen 0 1152x900x8 &
これにより、表示1へのグラフィック出力が共有メモリに送信されます。
以下のコマンドを使用して、現在の表示でグラフィック表示用のフレームバッファがC
シェルで使用されるように設定します。
% setenv DISPLAY :1.0
Webブラウザの設定
Microsoft Internet ExplorerまたはMozilla Firefoxを使用して、Informaticaプラット
フォームのWebクライアントアプリケーションを起動することができます。
以下の表に、Webアプリケーションで使用できるブラウザを示します。
102
コンポーネント
Webブラウザ
Informatica
Administrator
Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox
Web Services Hub
コンソール
Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox
Metadata Manager
Service
Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox
Reporting Service
Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox
Reporting and
Dashboards
Service
Microsoft Internet Explorer、Mozilla Firefox
PowerCenter
Client
Microsoft Internet Explorer
注: Designer、Repository Manager、およびWorkflow
Manager用のスタートページを表示する必要があります。
第 9章: Informaticaクライアントのインストール後のタスク
アプリケーションにアクセスするには、ブラウザで以下のオプションを設定します。
¨ スクリプトおよびActiveX。Internet Explorerで、[アクティブスクリプト]、[スク
リプトによる貼り付け処理の許可]、[ActiveXコントロールとプラグインの実行]、
および[スクリプトを実行しても安全だとマークされているActiveXコントロールのス
クリプトの実行]を有効にする必要があります。 コントロールを設定するには、[ツ
ール]-[インターネットオプション]-[セキュリティ]-[カスタムレベル]をクリ
ックします。
¨ Javascript。Javascriptを有効にしてFirefoxを使用します。
¨ ポップアップブロックユーティリティ。Data AnalyzerおよびMetadata Managerページ
を表示するには、ブラウザのポップアップブロックユーティリティを無効にします。
¨ TLS 1.0。 64ビットAIX上で動作するドメインのInformatica Administratorに対して
HTTPSを設定する場合は、Internet ExplorerでTLS 1.0が必要です。TLS 1.0を有効に
するには、[ツール]-[インターネットオプション]-[詳細設定]をクリックしま
す。 TLS 1.0の設定は「セキュリティ」という見出しの下に表示されます。
¨ ブラウザキャッシュ。Internet Explorerで、Metadata Managerによって適切にページ
がキャッシュされ、ユーザー特権が適用されるようにするには、ブラウザのキャッシュ
オプションを設定します。 [ツール]-[インターネットオプション]をクリックしま
す。[参照履歴]で、[設定]をクリックします。[格納されているページの新バージ
ョンをチェック]で、[Webページを表示するたび]を選択します。
¨ コンテキストメニュー。 Firefoxでは、Metadata Managerでショートカットメニューが
表示されるようにするために、コンテキストメニューのオプションを設定する必要があ
ります。[ツール]-[オプション]をクリックします。[コンテンツ]タブで、
[JavaScriptを有効にする]オプションの隣にある[詳細設定]ボタンをクリックしま
す。[JavaScriptの詳細設定]ダイアログボックスで、[コンテキストメニューを無効
化または変更する]を選択します。
クライアントツール用の言語のインストール
システムロケール以外の言語を表示し、UTF-8コードページを使用するリポジトリで作業す
る必要がある場合は、Informaticaクライアントで使用する追加の言語をWindowsにインス
トールします。 また、Windows Input Method Editor (IME)を使用するための言語のイ
ンストールが必要となる場合があります。
言語をインストールするには:
1.
[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]をクリックします。
2.
[地域のプロパティ]をクリックします。
3.
システムの言語の設定の下で、インストールする言語を選択します。
4.
[適用]をクリックします。
Windowsでは、システムの再起動が必要な場合があります。
クライアントツール用の言語のインストール
103
第 10 章
Informaticaクライアントの
起動
¨ PowerCenter Clientの起動, 104 ページ
PowerCenter Clientの起動
PowerCenter Clientを起動する場合は、PowerCenterリポジトリに接続します。
1.
Windowsの[スタート]メニューから [プログラム] > [Informatica[バージョ
ン]] > [クライアント] > [クライアントツール名]をクリックします。
PowerCenterクライアントツールの初回実行時には、リポジトリを追加し、それに接続
する必要があります。
2.
[リポジトリ] > [リポジトリの追加]をクリックします。
[リポジトリの追加]ダイアログボックスが表示されます。
3.
リポジトリ名とユーザ名を入力します。
4.
[OK]をクリックします。
ナビゲータにリポジトリが表示されます。
5.
[リポジトリ] > [接続]をクリックします。
[リポジトリへの接続]ダイアログボックスが表示されます。
6.
接続設定のセクションで、[追加]をクリックしてドメインの接続情報を追加しま
す。
[ドメインの追加]ダイアログボックスが表示されます。
7.
ドメイン名、ゲートウェイホスト、およびゲートウェイのポート番号を入力します。
8.
[OK]をクリックします。
9.
[リポジトリへの接続]ダイアログボックスで、管理者ユーザー用のパスワードを入
力します。
10.
104
セキュリティドメインを選択します。
11.
[接続]をクリックします。
リポジトリに接続した後、オブジェクトを作成できます。
PowerCenter Clientの起動
105
第 11 章
Informaticaのインストール
のトラブルシューティング
この章では、以下の項目について説明します。
¨ インストールのトラブルシューティングの概要, 106 ページ
¨ インストールログファイル, 106 ページ
¨ ドメインおよびノードのトラブルシューティング, 109 ページ
¨ PowerCenterクライアントのトラブルシューティング, 111 ページ
¨ Data Transformation Serverのトラブルシューティング, 111 ページ
インストールのトラブルシューティングの概
要
この章では、Informaticaのインストール処理に関する情報、およびインストール中に発生
するエラーの原因と解決方法に関する情報について説明します。 この章に含まれている例
は一般的なトラブルシューティング戦略を説明しており、インストールの問題に関して起
こりうる原因の包括的なリストではありません。
インストールログファイル
以下のログファイルを使用して、Informaticaのインストールのトラブルシューティングを
行うことができます。
¨ インストールログファイル。 インストーラはインストール中およびインストール後に
ログファイルを作成します。これらのログファイルを使用して、インストーラで実行さ
れたタスクおよびインストール中に発生したエラーの詳細情報を取得することができま
す。インストールログファイルには、以下のログが含まれます。
- デバッグログ
106
- ファイルインストールログ
¨ Service Managerログファイル。ノードでService Managerを起動した際に生成される
ログファイルです。
デバッグログファイル
インストーラは、アクションおよびエラーをデバッグログファイルに書き込みます。ログ
ファイルの名前は、インストールするInformaticaコンポーネントによって異なります。
以下の表に、デバッグログファイルのプロパティを示します。
プロパテ
ィ
説明
ログファ
イル名
-
場所
インストールディレクトリ。
使用方法
インストーラが実行するアクションの詳細情報を取得し、インスト
ールのエラーの詳細情報を取得します。インストーラは、インスト
ール中にこのファイルに情報を書き込みます。インストーラでエラ
ーが生成された場合、このログを使用してエラーを解決することが
できます。
内容
インストーラにより実行された各アクション、インストーラに入力
した情報、インストーラが使用する各コマンドラインのコマンド、
およびコマンドにより返されたエラーコードの詳細なサマリ。
Informatica_<Version>_Services.log
Informatica_<Version>_Client.log
Informatica_<Version>_Services_Upgrade.log
Informatica_<Version>_Client_Upgrade.log
デバッグログには、ドメイン、ノード、アプリケーションサービスの作成に使用される
infacmdおよびinfasetupコマンドからの出力が含まれます。 デバッグログには、アプリケ
ーションサービスの起動情報も含まれます。
ファイルインストールログファイル
ファイルインストールログファイルには、インストールされたファイル情報が含まれま
す。
以下の表に、インストールログファイルのプロパティを示します。
プロパテ
ィ
説明
ログファ
イル名
- Informatica_<Version>_Services_InstallLog.log
- Informatica_<Version>_Client_InstallLog.log
場所
インストールディレクトリ。
インストールログファイル
107
プロパテ
ィ
説明
使用方法
インストールされたファイル、および作成されたレジストリエント
リに関する情報を取得します。
内容
作成されたディレクトリ、インストールされたファイルおよび実行
されたコマンドの名前、およびインストールされた各ファイルの状
態。
Service Managerログファイル
インストーラによりInformatica Servicesが起動します。 Informatica Servicesにより
ノード用にService Managerが起動します。 Service Managerは、ノードの起動状態を示
すログファイルを生成します。これらのファイルは、Informatica Servicesが起動に失敗
する場合やInformatica Administratorにログインできない場合に、問題のトラブルシュ
ーティングで使用します。Service Managerログファイルは各ノードに作成されます。
以下の表に、Service Managerによって生成されるファイルを示します。
プロパティ
説明
catalina.out
Service Managerを実行するJavaバーチャルマシン(JVM)か
らのログイベント。たとえば、インストール中にポートが使
用可能なのに、Service Managerを開始すると使用中になるこ
とがあります。このログを使用すると、Service Managerの開
始時に使用できなくなるポートの詳細情報を取得できます。
catalina.outファイルは、/tomcat/logsディレクトリにあり
ます。
node.log
ノードのService Managerの開始中に生成されるログイベン
ト。このログを使用して、ノードのService Managerが開始に
失敗した理由の詳細を取得することができます。たとえば、
Service Managerがドメイン環境設定データベースに30秒以内
に接続できない場合、Service Managerは開始に失敗します。
node.logファイルは、/tomcat/logsディレクトリにありま
す。
注: また、Log Managerが使用不能のときに、Service Managerは、node.logを使用して
イベントを記録します。たとえば、Service Managerが実行されるマシンにログイベントフ
ァイルを書き込むことができる十分なディスク領域がない場合、Log Managerは使用不能に
なります。
108
第 11章: Informaticaのインストールのトラブルシューティング
ドメインおよびノードのトラブルシューティ
ング
Informaticaのインストール中、ドメインやノードを作成および設定している際にインスト
ーラでエラーが発生する場合があります。
次のインストーラタスクで、エラーが発生することがあります。
¨ ドメイン環境設定データベースの追加
¨ ドメインの作成またはドメインへの参加
¨ Informaticaの起動
¨ ドメインをpingしています
¨ ライセンスの追加
ドメイン環境設定リポジトリの作成
ドメインを作成する場合、インストーラによりドメイン環境設定リポジトリが作成され、
ドメインメタデータが格納されます。 インストーラにより、インストール中に入力したオ
プションが使用され、設定メタデータがドメイン環境設定リポジトリに追加されます。 イ
ンストーラは、JDBCを使用してデータベースとやり取りします。Informatica Servicesの
インストール先マシンにODBCやネイティブ接続を設定する必要はありません。
インストーラではドメイン環境設定リポジトリデータベースでテーブルが作成または削除
され、接続情報が確認されます。 データベース用のユーザーアカウントには、データベー
スに対する作成特権が必要です。 各ドメインが個別のドメイン環境設定リポジトリを持つ
必要があります。
ドメインの作成またはドメインへの参加
ドメインを作成するかドメインに参加するかに応じて、インストーラにより異なるタスク
が実行されます。
¨ ドメインの作成。 インストーラによりinfasetup DefineDomainコマンドが実行され、
ドメインの設定ウィンドウに入力した情報に基づいて、現在のマシンにあるドメイン用
にドメインとゲートウェイノードが作成されます。
¨ ドメインへの参加。 インストーラによりinfasetup DefineWorkerNodeコマンドが実行
されて現在のマシンにノードが作成され、infacmd AddDomainNodeコマンドが実行され
てこのノードがドメインに追加されます。 インストーラは、[ドメインの設定]ウィ
ンドウに入力した情報を使用してコマンドを実行します。
ゲートウェイノードが使用不可能の場合、infasetupおよびinfacmdコマンドは失敗しま
す。 ゲートウェイノードが使用不可能の場合、Informatica Administratorにはログイン
できません。
たとえば、[接続テスト]をクリックし、接続テストを行って合格したにもかかわらず、
[次へ]をクリックする前にデータベースが使用不可になった場合、DefineDomainコマン
ドは失敗します。また、ホスト名またはIPアドレスが現在のマシンに属していない場合に
も、DefineDomainコマンドが失敗することもあります。ドメイン環境設定用のデータベー
スが使用可能であること、およびホスト名が正しいことを確認して再試行してください。
ドメインおよびノードのトラブルシューティング
109
AddDomainNodeコマンドが失敗する場合は、ゲートウェイノードでInformatica Services
が実行中であることを確認し、再試行します。
Informaticaの起動
インストーラによりinfaserviceが実行され、Informatica Servicesが起動します。
Informaticaが起動に失敗する場合の問題のトラブルシューティングを行うには、インスト
ールデバッグログ、そしてnode.logとcatalina.outというService Managerログファイル
の情報を使用してエラーの原因を特定します。
ドメインを作成する場合は、ドメインが使用可能であることをInformatica Servicesが確
認した後にInformatica Administratorにログインします。ドメインに参加する場合は、
ノードが正常に作成および開始されたことをInformatica Servicesが確認した後に
Informatica Administratorにログインします。
Informaticaは、以下の理由で起動に失敗することがあります。
¨ Service Managerのシステムメモリが不足している。 Informaticaを起動し、Service
Managerを実行するJava Runtime Environment(JRE)がシステムメモリ不足のため起
動しない可能性があります。 Informaticaで使用されるシステムメモリ量が設定される
ように、INFA_JAVA_OPTS環境変数を設定します。 UNIXでは、Informaticaの起動時に
メモリ構成を設定できます。
¨ ドメイン環境設定データベースが使用不可能である。ゲートウェイノードのService
Managerが30秒以内にドメイン環境設定データベースに接続できない場合、Informatica
はノードでの起動に失敗します。 ドメイン環境設定リポジトリが使用可能であること
を確認します。
¨ Informatica Servicesのユーザーアカウントが正しく設定されていない。Windowsでユ
ーザーアカウントを設定してInformatica Servicesを起動する際に、Windowsドメイ
ン、ユーザー名、またはパスワードが正しく設定されていない場合、Informaticaは起
動に失敗します。 また、ユーザーアカウントにはオペレーティングシステムの一部と
して機能の権限が必要です。
¨ PATH環境変数のコンテンツが最大許容長を超えている。Windowsでは、Informaticaで必
要とされるファイルやライブラリがシステムパスにない場合、Informaticaは起動に失
敗し、アクセスできません。 この問題は、PATH環境変数内の合計文字数が制限を超え
た場合に発生します。
¨ <InformaticaInstallationDir>ディレクトリ内のフォルダーの一部に適切な実行権限
がない。<InformaticaInstallationDir>ディレクトリに対する実行権限を付与しま
す。
ドメインのPing
インストーラは、インストールを続行する前に infacmd Pingコマンドを実行して、ドメイ
ンが使用可能であることを確認します。ドメインを使用可能にして、ライセンスオブジェ
クトをドメインに追加できるようにする必要があります。pingコマンドが失敗する場合
は、ゲートウェイノードでInformaticaを起動します。
110
第 11章: Informaticaのインストールのトラブルシューティング
ライセンスの追加
インストーラによりinfacmd AddLicenseコマンドが実行され、Informaticaライセンスキ
ーファイルが読み込まれ、ドメイン内にライセンスオブジェクトが作成されます。
Informatica Administratorでアプリケーションサービスを実行するには、有効なライセ
ンスオブジェクトがドメインに存在する必要があります。
差分ライセンスを使用してドメインに参加する場合、差分ライセンスのシリアル番号がド
メイン内の既存のライセンスオブジェクトのシリアル番号と一致する必要があります。シ
リアル番号が一致しない場合、AddLicenseコマンドは失敗します。
シリアル番号、バージョン、インストール、期限日、オペレーティングシステム、接続の
オプションなど、インストールで使用されるライセンスキーファイルのコンテンツに関し
て、インストールデバッグログで詳細情報を取得できます。 Informatica Administrator
で、ドメイン用の既存のライセンスに関する詳細情報を取得できます。
PowerCenterクライアントのトラブルシュー
ティング
PowerCenterクライアントをインストールしたが、Mapping Architect
for VisioがWindowsの[スタート]メニューに表示されず、クライアン
トディレクトリ内のMappingTemplateフォルダが空になっている。
Mapping Architect for Visioを正しくインストールするには、Microsoft .NET Framework
の正しいバージョンおよびサービスパックレベルが必要です。
PowerCenterクライアントをアンインストールし、Microsoft .NET Frameworkの正しいバ
ージョンをインストールして、PowerCenterクライアントを再インストールします。
Data Transformation Serverのトラブルシュ
ーティング
WindowsでData Transformation Serverをインストールした後、環境変
数が表示されません。
Windowsマシンからログオフして再度ログオンすると、環境変数が更新されます。
PowerCenterクライアントのトラブルシューティング
111
第 12 章
リポジトリデータベースの設
定
この章では、以下の項目について説明します。
¨ リポジトリデータベースの設定の概要, 112 ページ
¨ データベースユーザーアカウントの設定のガイドライン, 113 ページ
¨ PowerCenterレポジトリデータベースの要件, 113 ページ
¨ Data Analyzerリポジトリデータベースの要件, 114 ページ
¨ Metadata Managerリポジトリデータベースの要件, 116 ページ
リポジトリデータベースの設定の概要
PowerCenterにより、ドメインのリポジトリにデータとメタデータが格納されます。
PowerCenterアプリケーションサービスを作成する前に、リポジトリ用のデータベースとデ
ータベースユーザーアカウントを作成します。
以下のリポジトリ用のデータベースとユーザーアカウントを設定します。
¨ PowerCenterリポジトリ
¨ Data Analyzerリポジトリ
¨ Jaspersoftリポジトリ
¨ Metadata Managerリポジトリ
リポジトリは、以下のリレーショナルデータベースシステムで作成できます。
¨ Oracle
¨ IBM DB2
¨ Microsoft SQL Server
¨ Sybase ASE
データベース設定の詳細については、使用するデータベースシステムのマニュアルを参照
してください。
112
データベースユーザーアカウントの設定のガ
イドライン
ユーザーアカウントを設定する際には、以下のルールおよびガイドラインを使用します。
¨ データベースはInformaticaドメイン内のすべてのゲートウェイノードからアクセス可
能である必要があります。
¨ データベースユーザアカウントには、テーブル、インデックス、ビューの作成および削
除を行う権限、ならびにテーブルのデータを選択、挿入、更新、および削除する権限が
必要です。
¨ 7ビットASCIIを使用してアカウントのパスワードを作成します。
¨ 1つのリポジトリ内のデータベースエラーにより、他のリポジトリが影響を受けること
を防ぐには、異なるデータベースユーザーアカウントを使用して別々のデータベースス
キーマに各リポジトリを作成します。 リポジトリは、ドメイン設定リポジトリ、また
はドメイン内の他のリポジトリと同じデータベーススキーマでは作成しません。
PowerCenterレポジトリデータベースの要件
データベースの設定がPowerCenterリポジトリの要件を満たしていることを確認します。
Oracle
Oracleでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ テーブルスペースのストレージサイズを小さい数字に設定して、リポジトリでスペース
を過剰に使用するのを防ぎます。 また、リポジトリテーブルを所有するユーザーのデ
フォルトのテーブルスペースが小さいサイズに設定されていることも確認します。
以下の例に、REPOSITORYという名前のテーブルスペースの推奨ストレージパラメータを
設定する方法を示します。
ALTER TABLESPACE "REPOSITORY" DEFAULT STORAGE ( INITIAL 10K NEXT 10K MAXEXTENTS UNLIMITED
PCTINCREASE 50 );
これらのパラメータは、リポジトリの作成前に確認または変更しておく必要がありま
す。
¨ データベースユーザーアカウントには、CONNECT、RESOURCE、およびCREATE VIEW特権
が必要です。
IBM DB2
リポジトリのパフォーマンスを最適化するには、テーブルスペースと共に単一ノードでデ
ータベースを設定します。 テーブルスペースが単一ノードにある場合は、リポジトリテー
ブルが異なるデータベースノードに存在する場合よりも、PowerCenterクライアントと
PowerCenter Integration Serviceがリポジトリにより高速にアクセスします。
データベースユーザーアカウントの設定のガイドライン
113
リポジトリの作成、コピー、リストアを行う際には、単一ノードのテーブル領域名を指定
してください。テーブルスペース名を指定しない場合、DB2ではデフォルトのテーブルスペ
ースが使用されます。
Sybase ASE
Sybase ASEでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ データベースサーバーのページサイズは8KB以上に設定します。 この設定は、一度設定
したら後で変更することはできません。
¨ 次のデータベースオプションをTRUEに設定します。
- allow nulls by default
- ddl in tran
¨ データベースユーザーにCREATE TABLE特権とCREATE VIEW特権があることを確認しま
す。
¨ データベースのメモリ構成の要件を設定します。 以下の表に、メモリ構成の要件と推
奨される基準値を示します。
データベース設定
Sybase Systemのプロシージャ
値
開いているオブジェ
クトの数
sp_configure "number of open
objects"
5000
開いているインデッ
クスの数
sp_configure "number of open
indexes"
5000
開いているパーティ
ションの数
sp_configure "number of open
partitions"
8000
ロックの数
sp_configure "number of
locks"
100000
データベースで実行する操作に応じて、上記の推奨値を調整します。
Data Analyzerリポジトリデータベースの要
件
データベースの設定がData Analyzerリポジトリの要件を満たしていることを確認します。
114
第 12章:
リポジトリデータベースの設定
Oracle
Oracleでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ テーブルスペースのストレージサイズを小さい数字に設定して、リポジトリでスペース
を過剰に使用するのを防ぎます。 また、リポジトリテーブルを所有するユーザーのデ
フォルトのテーブルスペースが小さいサイズに設定されていることも確認します。
以下の例に、REPOSITORYという名前のテーブルスペースの推奨ストレージパラメータを
設定する方法を示します。
ALTER TABLESPACE "REPOSITORY" DEFAULT STORAGE ( INITIAL 10K NEXT 10K MAXEXTENTS UNLIMITED
PCTINCREASE 50 );
これらのパラメータは、リポジトリの作成前に確認または変更しておく必要がありま
す。
¨ データベースユーザーアカウントには、CONNECT、RESOURCE、およびCREATE VIEW特権
が必要です。
Microsoft SQL Server
Microsoft SQL Serverでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用しま
す。
¨ Microsoft SQL Server 2005でリポジトリを作成する場合は、大文字と小文字を区別す
る照合を使用してMicrosoft SQL Serverをインストールする必要があります。
¨ Microsoft SQL Server 2005でリポジトリを作成する場合は、リポジトリデータベース
には80以下のデータベース互換性レベルが必要です。 Data Analyzerでは、Microsoft
SQL Serverが80以下の互換性レベルのデータベース上でのみサポートする非ANSI SQL文
が使用されます。
データベース互換性レベルを80に設定するには、データベースに対して以下のクエリー
を実行します。
sp_dbcmptlevel ‘<DatabaseName>’, 80
または、Microsoft SQL Server Enterprise Managerを開き、データベースを右クリッ
クして[プロパティ]-[オプション]を選択します。[データベース互換性レベル]
を80に設定し、[OK]をクリックします。
Data Analyzerリポジトリデータベースの要件
115
Sybase ASE
Sybase ASEでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ データベースサーバーのページサイズは8KB以上に設定します。 この設定は、一度設定
したら後で変更することはできません。
Data Analyzerリポジトリのデータベースには少なくとも8KBのページサイズが必要とな
ります。 ページサイズが8KBより小さいSybase ASEインスタンス上にData Analyzerデ
ータベースを設定すると、レポートを実行したときにData Analyzerによってエラーが
生成されることがあります。 ページサイズを増やすと、Sybase ASEによって行サイズ
制限が緩和されます。
Data Analyzerでは、レポートのSQLクエリでGROUP BY句が指定されます。 レポートを
実行すると、Sybase ASEではすべてのGROUP BYが格納され、一時ワークテーブルにカラ
ムが集計されます。ワークテーブルの最大インデックス行サイズは、データベースのペ
ージサイズによって制限されます。例えば、Sybase ASEがデフォルトのページサイズで
ある2KBでインストールされている場合、インデックス行サイズは600バイトを超えるこ
とができません。 ただし、ほとんどのData AnalyzerレポートのSQLクエリのGROUP BY
句では、600バイトを超えるインデックス行サイズが生成されます。
¨ データベースユーザーにCREATE TABLE特権とCREATE VIEW特権があることを確認しま
す。
¨ データベースサーバーでDistributed Transaction Management(DTM)オプションを有
効にします。
¨ DTMユーザーアカウントを作成し、そのユーザーにdtm_tm_roleを付与します。 以下の
表に、dtm_tm_role値に対するDTM設定を示します。
DTM設定
Sybase Systemのプロシージャ
値
Distributed
Transaction
Management特権
sp_role "grant"
dtm_tm_role,
username
Metadata Managerリポジトリデータベースの
要件
データベースの設定がMetadata Managerリポジトリの要件を満たしていることを確認しま
す。
116
第 12章:
リポジトリデータベースの設定
Oracle
Oracleでリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ テーブルスペース用に以下のパラメータを設定します。
プロパティ
設定項目
コメント
<Temporary
tablespace>
2 GB以上に設定
-
CURSOR_SHAR
ING
FORCE
-
MEMORY_TARG
ET
4 GB以上
SELECT * FROM v
$memory_target_advice ORDER BY
memory_size; を実行して最適な
MEMORY_SIZEを判断します。
MEMORY_MAX_
TARGET
MEMORY_TARGETよりも大きな
サイズ
MEMORY_MAX_TARGETを指定し
ない場合、
MEMORY_MAX_TARGETは
MEMORY_TARGETと同じ値に設
定されます。
OPEN_CURSOR
S
500共有
オープンカーソルを監視し
て調整します。 v$sesstatにク
エリを実行し、現在オープ
ンしているカーソルの数を
確認します。 上限に近い数
のセッションが実行されて
いる場合、OPEN_CURSORSの
値を増やします。
UNDO_MANAGE
MENT
AUTO
-
¨ メタデータをマルチバイト言語でリポジトリに格納する必要がある場合は、データベー
スインスタンスでNLS_LENGTH_SEMANTICSパラメータをCHARに設定します。 デフォルト
はBYTEです。
¨ データベースユーザーアカウントには、CREATE SESSION、CREATE VIEW、ALTER
SESSION、およびCREATE SYNONYM特権が必要です。さらに、データベースユーザーアカ
ウントにはRESOURCEロールが割り当てられている必要があります。
IBM DB2
IBM DB2でリポジトリを設定する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ システムの一時テーブルスペースをデフォルトのページサイズである4KBより大きい値
に設定し、ヒープサイズを更新します。
4KBより大きいページサイズで定義されたテーブルスペースのテーブルに対して実行さ
れるクエリには、4KBより大きいページサイズを持つシステムの一時テーブルスペース
が必要です。 この値より大きいページサイズで定義されているシステムの一時テーブ
Metadata Managerリポジトリデータベースの要件
117
ルスペースがない場合、クエリは失敗します。 サーバーに、以下のエラーが表示され
ます。
SQL 1585N A system temporary table space with sufficient page size does not exist. SQLSTATE=54048
8KB、16KB、32KBのページサイズを持つシステムの一時テーブルスペースを作成しま
す。 以下のSQL文を各データベースで実行し、システムの一時テーブルスペースを設定
してヒープサイズを更新します。
CREATE Bufferpool RBF IMMEDIATE SIZE 1000 PAGESIZE 32 K EXTENDED STORAGE ;
CREATE Bufferpool STBF IMMEDIATE SIZE 2000 PAGESIZE 32 K EXTENDED STORAGE ;
CREATE REGULAR TABLESPACE REGTS32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('C:
\DB2\NODE0000\reg32' ) EXTENTSIZE 16 OVERHEAD 10.5 PREFETCHSIZE 16 TRANSFERRATE 0.33 BUFFERPOOL
RBF;
CREATE SYSTEM TEMPORARY TABLESPACE TEMP32 PAGESIZE 32 K MANAGED BY SYSTEM USING ('C:
\DB2\NODE0000\temp32' ) EXTENTSIZE 16 OVERHEAD 10.5 PREFETCHSIZE 16 TRANSFERRATE 0.33 BUFFERPOOL
STBF;
GRANT USE OF TABLESPACE REGTS32 TO USER <USERNAME>;
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING APP_CTL_HEAP_SZ 16384
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING APPLHEAPSZ 16384
UPDATE DBM CFG USING QUERY_HEAP_SZ 8000
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING LOGPRIMARY 100
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING LOGFILSIZ 2000
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING LOCKLIST 1000
UPDATE DB CFG FOR <DB NAME> USING DBHEAP 2400
"FORCE APPLICATIONS ALL"
DB2STOP
DB2START
¨ ロッキングパラメータを設定し、IBM DB2でMetadata Managerリポジトリにメタデータ
をロードする場合にデッドロックを回避します。
以下のロッキングパラメータを設定できます。
パラメータ名
値
IBM DB2の説明
LOCKLIST
8192
ロックリストの最大容量(4KB)
MAXLOCKS
10
アプリケーションごとのロックリストの
割合(%)
LOCKTIMEOUT
300
ロックのタイムアウト(秒)
DLCHKTIME
10000
デッドロックのチェック間隔(ミリ秒)
また、DB2_RR_TO_RSパラメータをYESに設定して、読み取りポリシーをRepeatable Read
からRead Stabilityに変更します。
注: IBM DB2をメタデータソースとして使用する場合、ソースデータベースには同じ設定要
件があります。
Microsoft SQL Server
リポジトリがメタデータをマルチバイト言語で格納する必要がある場合は、Microsoft SQL
Serverのインストール時にデータベースの照合をそのマルチバイト言語に設定します。こ
の設定は、一度設定したら変更することはできません。
118
第 12章:
リポジトリデータベースの設定
第 13 章
Informaticaプラットフォー
ムの接続
この章では、以下の項目について説明します。
¨ 接続性の概要, 119 ページ
¨ ドメイン接続性, 120 ページ
¨ PowerCenterの接続性, 120 ページ
¨ ネイティブ接続性, 125 ページ
¨ ODBCの接続, 126 ページ
¨ JDBCの接続, 127 ページ
接続性の概要
Informaticaプラットフォームは以下の接続タイプを使用して、クライアント、サービス、
およびドメイン内のその他のコンポーネント間で通信します。
¨ TCP/IPネットワークプロトコル。ドメイン内のアプリケーションサービスおよび
Service Managerは、TCP/IPネットワークプロトコルを使用して、他のノードおよびサ
ービスと通信します。 クライアントもまた、TCP/IPを使用して、アプリケーションサ
ービスと通信します。 Informatica Servicesのインストール時に、ノード上でTCP/IP
通信用のホスト名およびポート番号を設定できます。 インストール時または
Informatica Administratorにおいて、ノード上のサービスで使用されるポート番号を
設定できます。
¨ ネイティブドライバ。 PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenterリポジト
リサービスは、ネイティブドライバを使用してデータベースと通信します。 ネイティ
ブドライバは、データベースサーバーおよびクライアントソフトウェアにパッケージ化
されています。 PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenterリポジトリサー
ビスが実行されるマシンで、ネイティブデータベースクライアントソフトウェアをイン
ストールして設定します。
¨ ODBC。 ODBCドライバは、Informatica ServicesおよびInformaticaクライアントと共
にインストールされます。 Integration Serviceは、ODBCドライバを使用してデータベ
ースと通信します。
119
¨ JDBC。Reporting Serviceは、JDBCを使用してData Analyzerリポジトリとデータソー
スに接続します。 Metadata Manager Serviceは、JDBCを使用してMetadata Managerリ
ポジトリとメタデータソースリポジトリに接続します。
サーバーインストーラは、JDBCを使用してインストール時にドメイン環境設定リポジト
リに接続します。 Informaticaドメイン内のゲートウェイノードは、JDBCを使用してド
メイン環境設定リポジトリに接続します。
ドメイン接続性
Informaticaドメイン内のノード上のサービスは、TCP/IPを使用して他のノード上のサービ
スに接続します。 サービスはドメイン内の複数のノード上で実行するため、Service
Managerに依存して要求をルーティングします。 マスターゲートウェイ上のService
Managerはサービスの要求を取り扱い、要求されたサービスのアドレスに応答します。
ノードは、Informatica Servicesのインストール時に、ノード用に選択したポート上の
TCP/IPを介して通信します。 ノードを作成する場合、ノードのポート番号を選択します。
Service Managerにより、そのポートで入力されるTCP/IP接続がリスンされます。
PowerCenterの接続性
PowerCenterは、以下のPowerCenterコンポーネント間の通信に、TCP/IPネットワークプロ
トコル、ネイティブデータベースドライバ、ODBC、およびJDBCを使用します。
¨ PowerCenterリポジトリサービス。 PowerCenterリポジトリサービスは、ネイティブデ
ータベースドライバを使用してPowerCenterリポジトリと通信します。 PowerCenterリ
ポジトリサービスは、TCP/IPを使用して他のPowerCenterコンポーネントと通信しま
す。
¨ PowerCenter Integration Service。PowerCenter Integration Serviceは、ネイティ
ブデータベースの接続とODBCを使用して、ソースデータベースおよびターゲットデータ
ベースに接続します。 PowerCenter Integration Serviceは、TCP/IPを使用して他の
PowerCenterコンポーネントと通信します。
¨ Reporting ServiceおよびMetadata Manager Service。Data AnalyzerおよびMetadata
Managerは、JDBCとODBCを使用してデータソースとリポジトリにアクセスします。
¨ PowerCenter Client。PowerCenter Clientは、ODBCを使用してソースデータベースお
よびターゲットデータベースに接続します。 PowerCenter Clientは、TCP/IPを使用し
て、PowerCenterリポジトリサービスおよびPowerCenter Integration Serviceと通信
します。
120
第 13章:
Informaticaプラットフォームの接続
以下の表に、PowerCenterのコンポーネントと接続の概要を示します。
以下の表に、PowerCenterコンポーネントで使用されるドライバを一覧表示します。
コンポーネント
データベース
ドライバ
PowerCenterリポジト
リサービス
PowerCenterリポジトリ
ネイティブ
PowerCenter
Integration Service
ソース
ネイティブ
ターゲット
ODBC
Stored Procedure
ルックアップ
Reporting Service
Data Analyzerリポジトリ
JDBC
Reporting Service
Data Source
JDBC
ODBC(JDBC-ODBCブリッ
ジを使用)
Metadata Manager
Service
Metadata Managerリポジト
リ
JDBC
PowerCenter Client
PowerCenterリポジトリ
ネイティブ
PowerCenter Client
ソース
ODBC
ターゲット
Stored Procedure
ルックアップ
Custom Metadata
Configurator
Metadata Managerリポジト
リ
JDBC
(Metadata Manager
クライアント)
PowerCenterの接続性
121
Repository Serviceの接続性
PowerCenterリポジトリサービスでは、PowerCenterリポジトリデータベース内のメタデー
タが管理されます。 リポジトリに接続するアプリケーションはすべて、PowerCenterリポ
ジトリサービスに接続する必要があります。 PowerCenterリポジトリサービスは、ネイテ
ィブドライバを使用してリポジトリデータベースと通信します。
以下の表に、リポジトリサービスをリポジトリ、ソースデータベースおよびターゲットデ
ータベースに接続するために必要な接続を示します。
Repository Serviceの接続性
接続条件
PowerCenter Client
TCP/IP
PowerCenter Integration Service
TCP/IP
PowerCenterリポジトリデータベース
ネイティブデータベースドライバ
PowerCenter Integration Serviceは、ワークフローの実行時にリポジトリサービスに接
続してメタデータを取得します。
PowerCenterクライアントからの接続
PowerCenterクライアントからPowerCenterリポジトリサービスに接続するには、
PowerCenterクライアントツールでドメインとリポジトリを追加します。 PowerCenterク
ライアントツールからリポジトリに接続する場合、クライアントツールにより、ゲートウ
ェイノード上のService Managerに接続要求が送信されます。 Service Managerにより、
PowerCenterリポジトリサービスが実行されるノードのホスト名およびポート番号が返され
ます。 PowerCenterクライアントは、TCP/IPを使用してPowerCenterリポジトリサービス
に接続します。
データベースへの接続
PowerCenterリポジトリサービスからリポジトリデータベースへの接続を設定するには、
Informatica Administratorでデータベースのプロパティを設定します。PowerCenterリポ
ジトリサービスが実行されるマシンのリポジトリデータベース用に、ネイティブデータベ
ースドライバをインストールして設定する必要があります。
Integration Serviceの接続性
PowerCenter Integration Serviceは、リポジトリに接続してリポジトリオブジェクトを
読み込みます。 PowerCenter Integration Serviceは、PowerCenterリポジトリサービス
を介してリポジトリに接続します。 Informatica Administratorを使用して、
Integration Serviceに関連するリポジトリを設定します。
122
第 13章:
Informaticaプラットフォームの接続
以下の表に、PowerCenter Integration Serviceをプラットフォームコンポーネント、ソ
ースデータベース、およびターゲットデータベースに接続するために必要な接続を示しま
す。
PowerCenter Integration
Serviceの接続
接続条件
PowerCenter Client
TCP/IP
その他のPowerCenter
Integration Serviceプロ
セス
TCP/IP
Repository Service
TCP/IP
ソースおよびターゲットデ
ータベース
ネイティブデータベースドライバまたはODBC
注: WindowsとUNIXの両方で、PowerCenter
Integration ServiceはODBCドライバを使用して
データベースに接続できます。 ネイティブドラ
イバを使用すると、パフォーマンスを向上させる
ことができます。
PowerCenter Integration Serviceには、他のODBCソースへの接続に使用できるODBCライ
ブラリが含まれます。 Informaticaのインストールには、ODBCドライバが含まれます。
フラットファイル、XML、またはCOBOLソースの場合、NFSなどのネットワーク接続でデータ
にアクセスしたり、FTPソフトウェアを介してPowerCenter Integration Serviceノードに
データを転送したりすることができます。 他のODBCソースのための接続ソフトウェアの情
報については、使用しているデータベースのマニュアルを参照してください。
PowerCenter Clientからの接続
Workflow Managerは、TCP/IP接続を介してPowerCenter Integration Serviceプロセスと
通信します。 Workflow Managerは、ワークフローの開始やワークフローの詳細表示を行う
たびにPowerCenter Integration Serviceプロセスと通信します。
PowerCenterリポジトリサービスへの接続
PowerCenter Integration Serviceを作成する場合は、PowerCenter Integration Service
に関連付けるPowerCenterリポジトリサービスを指定します。 PowerCenter Integration
Serviceによりワークフローが実行される場合は、PowerCenter Integration Serviceは
TCP/IPを使用して関連付けられたPowerCenterリポジトリサービスに接続し、メタデータを
取得します。
データベースへの接続
Workflow Managerを使用して、データベースに対する接続を作成します。ネイティブデー
タベースドライバまたはODBCを使用して、接続を作成できます。 ネイティブドライバを使
用する場合は、各接続についてデータベースユーザー名、パスワード、ネイティブ接続文
字列を指定します。 PowerCenter Integration Serviceは、セッション実行時にこの情報
を使用してデータベースに接続します。
PowerCenterの接続性
123
注: PowerCenterでは、ISGナビゲータなどのODBCドライバがサポートされているため、接
続にユーザー名およびパスワードは必要ありません。 空の文字列やNULLの使用を回避する
には、データベース接続設定時のユーザー名およびパスワードとして、PmNullUserおよび
PmNullPasswdの予約語を使用します。 PowerCenter Integration Serviceにより、
PmNullUserはユーザーなし、PmNullPasswdはパスワードなしとして処理されます。
PowerCenter Clientの接続性
PowerCenter Clientでは、ODBCドライバとネイティブデータベースクライアント接続性ソ
フトウェアを使用して、データベースとやり取りします。またTCP/IPを使用して、
Integration Serviceおよびリポジトリとやり取りします。
以下の表に、PowerCenterクライアントをIntegration Service、リポジトリ、ソースデー
タベースおよびターゲットデータベースに接続するために必要な接続タイプを示します。
PowerCenter Clientの接続
接続条件
Integration Service
TCP/IP
Repository Service
TCP/IP
データベース
各データベースのODBC接続
リポジトリへの接続
PowerCenter Clientツールを使用すると、リポジトリに接続できます。リポジトリへの接
続、リポジトリオブジェクトの作成、オブジェクトクエリの実行などのタスクを実行する
ためにリポジトリにアクセスするたびに、すべてのPowerCenter Clientツールでは、TCP/
IPを使用して、Repository Serviceを介してリポジトリに接続します。
データベースへの接続
Designerからデータベースに接続するには、Windows ODBC Data Source Administratorを
使用して、アクセスする各データベース用のデータソースを作成します。 Designerでデー
タソース名を選択して、以下の操作を実行します。
¨ データベースからのテーブルまたはストアドプロシージャ定義のインポート。 Source
AnalyzerまたはTarget Designerを使用して、データベースからテーブルをインポート
します。 Transformation Developer、Mapplet Designer、またはMapping Designerを
使用して、Lookupトランスフォーメーションに使用するストアドプロシージャまたはテ
ーブルをインポートします。
データベースに接続するには、データベースユーザ名、パスワード、テーブルまたはス
トアドプロシージャのオーナ名も指定する必要があります。
¨ データのプレビュー。Source AnalyzerまたはTarget Designerでデータをプレビュー
する場合に、データソース名を選択できます。 データベースユーザ名、パスワード、
テーブルオーナ名も指定する必要があります。
124
第 13章:
Informaticaプラットフォームの接続
Integration Serviceへの接続
Workflow ManagerおよびWorkflow Monitorは、ワークフローの実行などセッションおよび
ワークフローに関連したタスクを実行する場合ごとにTCP/IPを介してIntegration Service
と直接やり取りします。Workflow ManagerまたはWorkflow Monitorを介してリポジトリに
ログインする場合、クライアントアプリケーションにより、Informatica Administrator
でリポジトリ用に設定されているIntegration Serviceが一覧表示されます。
Reporting ServiceおよびMetadata Manager Serviceの
接続
Data Analyzerリポジトリに接続するには、Reporting ServiceでJava Database
Connectivity(JDBC)ドライバが必要となります。 データソースに接続するには、
Reporting Serviceで、JDBCドライバ、またはODBCドライバとのJDBC-ODBCブリッジを使用
できます。
Metadata Managerリポジトリに接続するには、Metadata Manager ServiceでJDBCドライバ
が必要となります。 Custom Metadata Configuratorは、JDBCドライバを使用して
Metadata Managerリポジトリに接続します。
JDBCドライバは、Informatica ServicesおよびInformaticaクライアントと共にインスト
ールされます。 インストールされたJDBCドライバを使用して、Data Analyzerまたは
Metadata Managerのリポジトリ、データソース、PowerCenterリポジトリに接続できます。
Informaticaインストーラでは、Reporting ServiceまたはMetadata Manager Service用の
ODBCドライバまたはJDBC-ODBCブリッジはインストールされません。
ネイティブ接続性
アプリケーションサービスとデータベース間にネイティブ接続を確立するには、サービス
が実行されるマシンにデータベースクライアントソフトウェアをインストールする必要が
あります。
PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenterリポジトリサービスは、ネイティブ
ドライバを使用してソースデータベース、ターゲットデータベース、リポジトリデータベ
ースと通信します。
以下の表に、サポートされている各データベースシステムのネイティブ接続文字列の構文
を示します。
データベース
接続文字列構文
例
IBM DB2
dbname
mydatabase
Informix
dbname@servername
mydatabase@informix
Microsoft SQL
Server
servername@dbname
sqlserver@mydatabase
ネイティブ接続性
125
データベース
接続文字列構文
例
Oracle
dbname.world(TNSNAMESエン
トリと同じ)
oracle.world
Sybase ASE
servername@dbname
sambrown@mydatabase
注: Sybase ASEサーバー名
は、インタフェースファイ
ルからのAdaptive Server
の名前です。
Teradata
ODBC_data_source_nameまたは
TeradataODBC
ODBC_data_source_name@db_na
meまたは
TeradataODBC@mydatabase
ODBC_data_source_name@db_us
er_name
TeradataODBC@sambrown
注: Teradata ODBCドライ
バを使用して、ソースおよ
びターゲットデータベース
に接続します。
ODBCの接続
Open Database Connectivity(ODBC)により、異なるデータベースシステムと通信するた
めの共通の方法が提供されます。
PowerCenter Clientは、ODBCドライバを使用してソース、ターゲット、ルックアップのデ
ータベースに接続し、データベース内のストアドプロシージャを呼び出します。
PowerCenter Integration Serviceは、ODBCドライバを使用してデータベースに接続する
こともできます。
ODBCの接続を使用するには、Informatica Servicesやクライアントツールをホストしてい
るマシンに以下のコンポーネントをインストールする必要があります。
¨ データベースクライアントソフトウェア。 データベースシステム用のクライアントソ
フトウェアをインストールします。 これにより、データベースと接続するために必要
なクライアントライブラリがインストールされます。
注: ワイヤプロトコルが含まれているODBCドライバの場合、データベースクライアント
ソフトウェアは必要ありません。
¨ ODBCドライバ。Informaticaサービスのインストール時、DataDirectクローズド32ビッ
トまたは64ビットODBCドライバがインストールされます。 Informaticaクライアントの
インストール時、DataDirectクローズド32ビットODBCドライバがインストールされま
す。 データベースサーバーにはODBCドライバが含まれることもあります。
必要なコンポーネントをインストールした後は、接続する各データベース用のODBCデータ
ソースを設定する必要があります。 データソースには、データベース名やユーザー名、デ
ータベースパスワードなど、データベースを特定してアクセスするために必要な情報が収
められています。Windowsの場合、ODBCデータソースを使用してデータソース名を作成しま
す。UNIXの場合、システム$ODBCHOMEディレクトリに置かれているodbc.iniファイルにデー
タソースのエントリを追加します。
126
第 13章:
Informaticaプラットフォームの接続
ODBCデータソースを作成する際には、ODBC Driver Managerからデータベース呼び出しが
送られるドライバも指定する必要があります。
以下の表に、各データベースで使用する推奨ODBCドライバを示します。
データベース
ODBCドライバ
データベースクライアント
ソフトウェアが必要かどう
か
Informix
DataDirect Informix Wire
Protocol
いいえ
Microsoft
Access
Microsoft Accessドライバ
いいえ
Microsoft
Excel
Microsoft Excelドライバ
いいえ
Microsoft SQL
Server
DataDirect SQL Server
Wire Protocol
いいえ
Netezza
Netezza SQL
はい
Teradata
Teradata ODBCドライバ
はい
SAP HANA
SAP HANA ODBCドライバ
はい
JDBCの接続
JDBC(Java Database Connectivity)は、リレーショナルデータベースへの接続を提供す
るJava APIです。 Javaベースのアプリケーションは、JDBCドライバを使用してデータベー
スに接続できます。
以下のサービスおよびクライアントは、JDBCを使用してデータベースに接続します。
¨ Metadata Manager Service
¨ Reporting Service
¨ Custom Metadata Configurator
JDBCドライバは、Informatica ServicesおよびInformaticaクライアントと共にインスト
ールされます。
JDBCの接続
127
第 14 章
Informaticaユーティリティ
のインストール
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Informaticaユーティリティのインストールの概要, 128 ページ
¨ コマンドラインプログラムとユーティリティ, 129 ページ
¨ PowerCenterユーティリティの設定, 130 ページ
¨ Metadata Managerユーティリティの設定, 130 ページ
Informaticaユーティリティのインストール
の概要
Informaticaインストールには以下の製品のカスタマサポートツール、コマンドラインプロ
グラム、ユーティリティが含まれます。
¨ Data Explorer
¨ Data Quality
¨ データサービス
¨ Metadata Manager
¨ PowerCenter
¨ PowerExchange
Informatica ServicesやInformaticaクライアントをインストールした場合、コマンドラ
インプログラムとユーティリティがデフォルトでインストールされます。
また、Informatica製品をインストールすることなくあらゆるマシンでプログラムおよびユ
ーティリティをインストールおよび実行することもできます。 Informaticaでは、
Informatica製品がインストールされていないマシンでコマンドラインプログラムおよびユ
ーティリティをインストールする個別のZIPファイルが提供されています。
128
InformaticaユーティリティはZIPファイルに含まれます。 オペレーティングシステムに合
わせて以下のファイルをダウンロードします。
Informatica_<Version>_cmd_utilities_<OperatingSystem>.zip
ユーティリティをインストールするには、実行先マシンでこのファイルからユーティリテ
ィを抽出します。
コマンドラインユーテリティで必要とされるパスおよび環境変数を設定します。 コマンド
を実行するユーザーアカウントに、ユーティリティファイルに対する実行権限を付与しま
す。
コマンドラインプログラムとユーティリティ
Informaticaユーティリティを使用して、Informaticaドメインとアプリケーションサービ
スの管理、およびInformaticaドメインにアクセス可能なマシンにあるコマンドラインのオ
ブジェクトの管理を行うことができます。
以下の表に、Informaticaコマンドラインプログラムを示します。
コマンドラインプログ
ラム
製品
説明
infacmd
Data Explorer
リポジトリおよび
Integration Serviceを
含むInformaticaドメイ
ンとアプリケーションサ
ービスおよびプロセスを
管理します。 また、
infacmdを使用してライ
センスとログイベントへ
のアクセスおよび管理を
行い、オブジェクトとユ
ーザーアカウントのエク
スポートおよびインポー
トを行うこともできま
す。
Data Quality
データサービス
PowerCenter
PowerExchange
pmcmd
PowerCenter
ワークフローを管理しま
す。pmcmdを使用して、
ワークフローの開始、停
止、スケジュール設定、
および監視を行います。
pmpasswd
PowerCenter
pmcmdおよびpmrep環境変
数を使用する場合にパス
ワードを暗号化します。
pmrep
PowerCenter
リポジトリ管理操作を実
行します。pmrepを使用
して、リポジトリオブジ
ェクトの一覧表示、グル
コマンドラインプログラムとユーティリティ
129
コマンドラインプログ
ラム
製品
説明
ープの作成と編集、およ
びリポジトリのリストア
と削除を行います。
mmcmd
Metadata Manager
リソースをロードおよび
管理し、モデル、カスタ
ムリソース、ビジネス用
語集をインポートおよび
エクスポートします。
Metadata Managerリポ
ジトリのコンテンツを作
成および削除し、
PowerCenterリポジトリ
のコンテンツをリストア
します。
backupCmdLine
Metadata Manager
Metadata Managerリポ
ジトリをバックアップお
よびリストアします。
PowerCenterユーティリティの設定
PowerCenterユーティリティは、以下のディレクトリにインストールされます。
<UtilitiesInstallationDir>/PowerCenter/server/bin
また、infacmdコマンドラインプログラムは以下のディレクトリにインストールされます。
<UtilitiesInstallationDir>/PowerCenter/isp/bin
PowerCenterユーティリティを実行する前に、以下のガイドラインを使用して、プログラム
ファイルと変数を設定します。
¨ infacmdにはJavaディレクトリが必要です。
¨ pmrep、pmcmd、pmpasswdを実行するには、Informaticaドメインのdomains.infaファイ
ルをユーティリティディレクトリにコピーする必要があります。pmrep、pmcmd、
pmpasswdをUNIXで実行する場合はさらに、INFA_HOME、PATH環境変数、ライブラリパス
環境変数をユーティリティの場所に設定する必要があります。
Metadata Managerユーティリティの設定
Metadata Managerユーティリティでは、Informaticaドメインとサービスへのアクセスが
必要になります。 ユーティリティプログラムを変更し、JVMおよびInformaticaライブラリ
の場所と共に環境変数を設定します。
130
第 14章: Informaticaユーティリティのインストール
注: Informaticaユーティリティ、またはPowerCenterクライアントでインストールされた
mmcmdユーティリティを使用してMetadata Managerリポジトリのコンテンツを作成、更新、
削除することや、PowerCenterリポジトリのコンテンツをリストアすることはできません。
Integration Servicesでインストールされたmmcmdユーティリティを使用する必要がありま
す。
1.
ユーティリティファイルの抽出先ディレクトリに移動します。
Metadata Managerユーティリティは以下のディレクトリにあります。
<UtilitiesInstallationDir>\MetadataManager\utilities
2.
Windowsではmmcmd.batファイルを、UNIXではmcmd.shファイルをテキストエディタで
開きます。
3.
JAVA_HOME環境変数を、コマンドラインユーテリティのインストール内にある
PowerCenterのJavaディレクトリに設定します。
以下に例を示します。
set JAVA_HOME=<UtilitiesInstallationDir>\PowerCenter\java
4.
INFA_HOME環境変数を、コマンドラインユーテリティのインストール内にある
PowerCenterディレクトリに設定します。
以下に例を示します。
set INFA_HOME=<UtilitiesInstallationDir>\PowerCenter
5.
Solarisでは、LD_LIBRARY_PATH環境変数に以下のディレクトリが含まれていることを
確認します。
¨ Solaris x86 64ビット
${JAVA_HOME}/jre/lib/amd64/server:${JAVA_HOME}/jre/lib/amd64/jli
¨ Solaris Sparc 64ビット
${JAVA_HOME}/jre/lib/sparcv9/server:${JAVA_HOME}/jre/lib/sparcv9/jli
¨ Solaris Sparc
${JAVA_HOME}/jre/lib/sparc/server
6.
mmcmd.batまたはmmcmd.shファイルを保存します。
7.
WindowsではbackupCmdLine.batファイルを、UNIXではbackupCmdLine.shファイルをテ
キストエディタを使用して開きます。
8.
backupCmdLine.batファイルまたはbackupCmdLine.shファイルについては、
Installing Metadata Manager UtilitiesからInstalling Metadata Manager
Utilitiesまでの手順を繰り返します。
Metadata Managerユーティリティの設定
131
第 15 章
Informaticaマニュアルのイ
ンストール
この章では、以下の項目について説明します。
¨ マニュアルのインストールの概要, 132 ページ
¨ Informaticaマニュアルのインストール, 132 ページ
¨ Informatica製品マニュアルの表示, 133 ページ
¨ トラブルシューティング, 133 ページ
マニュアルのインストールの概要
Informatica Documentation DVDを使用して、Informatica製品マニュアル(PDF形式)を
Windowsにインストールします。
Informatica Documentation DVDには、以下のコンポーネントが含まれています。
¨ PDF形式のInformaticaのマニュアル.
¨ Informaticaのマニュアルを選択および表示するブラウザベースのアプリケーション
このアプリケーションを使用して、PDFファイルを選択および表示することができます。
PDFのマニュアルを表示するには、Acrobat ReaderなどのPDFビューアが必要です。
Informaticaマニュアルのインストール
1.
Informatica Documentation DVD、またはマニュアルをダウンロードする場所で、ル
ートディレクトリからマニュアルのインストールファイルを検索して実行します。
2.
インストールに使用する言語を選択します。
install.bat
ようこそウィンドウに、Informaticaのマニュアルのインストールが導入されます。
132
3.
[次へ]をクリックします。
[インストールディレクトリ]ウィンドウが表示されます。
4.
Informaticaのマニュアルをインストールするフォルダの完全パスを入力します。
[選択]をクリックし、そのフォルダを選択します。
5.
[次へ]をクリックします。
インストール前の概要ウィンドウに、PDFファイルのインストール先のディレクトリと
必要なディスク容量が表示されます。
6.
[インストール]をクリックします。
マニュアルのインストールが完了すると、[インストール後のサマリ]ウィンドウに
インストールが正常に完了したかどうかが示されます。
7.
[完了]をクリックします。
Informaticaのマニュアルのインストーラは、Informaticaのプログラムグループにマ
ニュアルのショートカットを作成します。
Informatica製品マニュアルの表示
Informaticaのマニュアルビューアのメニューページをナビゲートして、必要なマニュアル
を検索できます。 マニュアルファイルは製品およびバージョン別にグループ化されていま
す。
1.
Informaticaのマニュアルアプリケーションを起動するには、 [スタート] > [す
べてのプログラム] > [Informatica[バージョン]] > [マニュアル] > [マニ
ュアルの起動[言語]]の順に選択します。
WebブラウザにInformaticaのマニュアルのスタートページが開きます。
2.
InformaticaのマニュアルのWebページで、表示するマニュアルについて、 [製品フ
ァミリ] > [製品] > Version > [ガイドの選択]を選択します。
製品マニュアルを検索するには、検索フィールドにキーワードを入力し、[検索]をク
リックします。
3.
表示するマニュアルの名前をクリックします。
トラブルシューティング
PDFを表示しようとすると、次のエラーが表示されます。
Install Adobe Reader to view the document.
Adobe Readerがマシンにインストールされていることを確認します。インストールされて
いる場合はAdobe Readerを開き、[ヘルプ]、[アップデートの有無をチェック]の順に
クリックします。 新しいバージョンのAdobe Readerがある場合はインストールします。
Informatica製品マニュアルの表示
133
第 16 章
アンインストール
この章では、以下の項目について説明します。
¨ アンインストールの概要, 134 ページ
¨ Informaticaサーバーのアンインストール, 135 ページ
¨ Informaticaクライアントのアンインストール, 138 ページ
アンインストールの概要
Informaticaサーバーまたはクライアントをマシンから削除するには、Informaticaをアン
インストールします。
Informaticaのアンインストールプロセスは、マシンからすべてのInformaticaファイルを
削除し、すべてのInformatica設定を取り消します。アンインストールプロセスでは、
Informaticaと共にインストールされていないファイルは削除されません。たとえば、イン
ストールプロセスでは一時ディレクトリが作成されます。アンインストーラは、これらの
ディレクトリの記録を保持しないため、削除することができません。完全にアンインスト
ールするには、これらのディレクトリを手動で削除する必要があります。
InformaticaサーバーまたはInformaticaクライアントをインストールすると、インストー
ラはアンインストーラを作成します。アンインストーラはアンインストールディレクトリ
に格納されます。
以下の表に、インストールのタイプごとのアンインストールディレクトリを一覧表示しま
す。
インストール
アンインストールディレクトリの名前
Informaticaサーバ
ー
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
Informaticaクライ
アント
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Client
Informaticaをアンインストールするには、インストール中に作成されたアンインストーラ
を使用します。UNIXでは、コマンドラインからInformaticaをアンインストールします。
134
Windowsでは、Windowsの[スタート]メニューまたは[コントロールパネル]から
Informaticaをアンインストールします。
アンインストールに関するルールおよびガイドライン
Informaticaコンポーネントをアンインストールする際には、以下のルールおよびガイドラ
インを使用します。
¨ Informaticaサーバーのアンインストールモードは、Informaticaサーバーのインストー
ルに使用したモードによって異なります。例えば、Informaticaサーバーをコンソール
モードでインストールしたとします。アンインストーラを実行する場合、アンインスト
ーラはコンソールモードで実行されます。Informaticaクライアントのアンインストー
ルモードは、Informaticaクライアントのインストールに使用したモードには影響され
ません。例えば、Informaticaクライアントをサイレントモードでインストールしたと
します。アンインストーラを実行すると、グラフィカルモードで実行される場合も、サ
イレントモードで実行される場合もあります。
¨ Informaticaのアンインストールは、Informaticaリポジトリに影響しません。 アンイ
ンストーラにより、Informaticaのファイルは削除されます。 データベースのリポジト
リは削除されません。リポジトリを移動する必要がある場合は、リポジトリをバックア
ップして別のデータベースにリストアできます。
¨ Informaticaのアンインストールでは、メタデータテーブルはドメイン環境設定データ
ベースから削除されません。 同じドメイン環境設定データベースおよびユーザーアカ
ウントを使用してInformaticaを再度インストールする場合、手動でテーブルを削除す
るか、テーブルの上書きを選択する必要があります。 メタデータテーブルを上書きす
る前に、infasetup BackupDomainコマンドを使用して、ドメイン設定データベースをバ
ックアップすることができます。メタデータテーブルを手動で削除するには、アンイン
ストーラを実行する前にinfasetup DeleteDomainコマンドを使用します。
¨ Informaticaをアンインストールすると、 <InformaticaInstallationDir>ディレクトリからす
べてのインストールファイルおよびサブディレクトリが削除されます。Informaticaを
インストールする前に、すべてのInformaticaサービスおよびプロセスを停止し、イン
ストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じられていることを確認します。アン
インストールプロセスの最後に、アンインストーラは削除できなかったファイルおよび
ディレクトリの名前を表示します。
¨ Informaticaサーバーをインストールすると、Informatica Development Platform API
を使用して作成されたサードパーティのアダプタで必要となるファイルおよびライブラ
リ用に、以下のフォルダが作成されます。
<InformaticaInstallationDirectory>/services/shared/extensions
Informaticaサーバーをアンインストールすると、このフォルダとその下に作成された
すべてのサブフォルダが削除されます。アダプタファイルが/extensionsフォルダーに
格納されている場合は、アンインストールを開始する前にこのフォルダーをバックアッ
プします。
Informaticaサーバーのアンインストール
Informaticaサーバーは、UNIXまたはWindowsではグラフィカルモードとサイレントモード
で、UNIXではコンソールモードでアンインストールできます。
Informaticaサーバーのアンインストール
135
グラフィカルモードでのInformaticaサーバーのアンイ
ンストール
Informaticaサーバーをグラフィカルモードでインストールした場合、グラフィカルモード
でInformaticaサーバーをアンインストールします。
UNIXにおけるグラフィカルモードでのInformaticaサーバーのア
ンインストール
アンインストーラを実行する前に、すべてのInformatica Servicesおよびプロセスを停止
し、インストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。ア
ンインストールプロセスでは、実行中のサービスまたはプロセスによって開かれている、
または使用されているファイルを削除することはできません。
1.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
2.
以下のコマンドを入力してアンインストーラを実行します。
./uninstaller
Informaticaサーバーをグラフィカルモードでインストールした場合、アンインストー
ラはグラフィカルモードで起動します。
WindowsにおけるグラフィカルモードでのInformaticaサーバー
のアンインストール
アンインストーラを実行する前に、すべてのInformatica Servicesおよびプロセスを停止
し、インストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。ア
ンインストールプロセスでは、実行中のサービスまたはプロセスによって開かれている、
または使用されているファイルを削除することはできません。
1.
[スタート] > [プログラムファイル] > [Informatica[バージョン]] > [サ
ーバー] > [アンインストーラ]をクリックします。
[アンインストール]ページが表示されます。
2.
[アンインストール]をクリックしてアンインストールを開始します。
インストーラがディレクトリからすべてのInformaticaファイルを削除すると、[アン
インストール後のサマリ]ページが表示されます。
3.
[完了]をクリックしてアンインストーラを終了します。
Informaticaサーバーのアンインストール後、 <InformaticaInstallationDir>ディレクトリから
残ったフォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
¨ DT_<Version>_Backupフォルダ
¨ Informatica _<Version>_Client_InstallLog.logファイル
¨ Informatica_<Version>_Client.logファイル
Windows 64ビットマシンからInformaticaサーバーをアンインストールした場合は、
Informatica固有のCLASSPATHおよびPATH環境変数を取り消します。
136
第 16章: アンインストール
コンソールモードでのInformaticaサーバーのアンイン
ストール
Informaticaサーバーをコンソールモードでインストールした場合、コンソールモードで
Informaticaサーバーをアンインストールします。
UNIXにおけるコンソールモードでのInformaticaサーバーのアン
インストール
アンインストーラを実行する前に、すべてのInformatica Servicesおよびプロセスを停止
し、インストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。ア
ンインストールプロセスでは、実行中のサービスまたはプロセスによって開かれている、
または使用されているファイルを削除することはできません。
1.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
2.
以下のコマンドを入力してアンインストーラを実行します。
./uninstaller
Informaticaサーバーをコンソールモードでインストールした場合、アンインストーラ
はコンソールモードで起動します。
サイレントモードでのInformaticaサーバーのアンイン
ストール
Informaticaサーバーをサイレントモードでインストールした場合、サイレントモードで
Informaticaサーバーをアンインストールします。
UNIXにおけるサイレントモードでのInformaticaサーバーのアン
インストール
アンインストーラを実行する前に、すべてのInformatica Servicesおよびプロセスを停止
し、インストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。ア
ンインストールプロセスでは、実行中のサービスまたはプロセスによって開かれている、
または使用されているファイルを削除することはできません。
1.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
2.
以下のコマンドを入力してサイレントアンインストーラを実行します。
./uninstaller
Informaticaサーバーをサイレントモードでインストールした場合、アンインストーラ
はサイレントモードで起動します。サイレントアンインストーラがバックグラウンド
で実行されます。プロセスにしばらく時間がかかる場合があります。インストールデ
ィレクトリにアクセスできない場合、サイレントアンインストールは失敗します。
Informaticaサーバーのアンインストール後、 <InformaticaInstallationDir>ディレクトリから
残ったフォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
¨ DT_<Version>_Backupフォルダ
Informaticaサーバーのアンインストール
137
¨ Informatica _<Version>_Client_InstallLog.logファイル
¨ Informatica_<Version>_Client.logファイル
WindowsにおけるサイレントモードでのInformaticaサーバーの
アンインストール
アンインストーラを実行する前に、すべてのInformatica Servicesおよびプロセスを停止
し、インストールディレクトリ内のすべてのファイルが閉じていることを確認します。ア
ンインストールプロセスでは、実行中のサービスまたはプロセスによって開かれている、
または使用されているファイルを削除することはできません。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
以下のディレクトリに移動します。
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Server
3.
以下のファイルをダブルクリックしてサイレントアンインストールを実行します。
SilentUninstall.bat
サイレントアンインストーラがバックグラウンドで実行されます。プロセスにしばら
く時間がかかる場合があります。インストールディレクトリにアクセスできない場
合、サイレントアンインストールは失敗します。
Informaticaサーバーのアンインストール後、 <InformaticaInstallationDir>ディレクトリから
残ったフォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
¨ DT_<Version>_Backupフォルダ
¨ Informatica _<Version>_Client_InstallLog.logファイル
¨ Informatica_<Version>_Client.logファイル
Windows 64ビットマシンからInformaticaサーバーをアンインストールした場合は、マシン
からログアウトし、再びログインして、Informatica固有のCLASSPATHおよびPATH環境変数
を取り消します。
Informaticaクライアントのアンインストー
ル
Informaticaクライアントは、Windowsではグラフィカルモードとサイレントモードでアン
インストールできます。
138
第 16章: アンインストール
グラフィカルモードでのInformaticaクライアントのア
ンインストール
Informaticaクライアントをグラフィカルモードでインストールした場合は、グラフィカル
モードでInformaticaクライアントをアンインストールします。
グラフィカルモードでのInformaticaクライアントのアンインス
トール
1.
[スタート] > [プログラムファイル] > [Informatica[バージョン]] > [ク
ライアント] > [アンインストーラ]をクリックします。
[アンインストール]ページが表示されます。
2.
[次へ]をクリックします。
[アプリケーションクライアントのアンインストールの選択]ページが表示されま
す。
3.
アンインストールするクライアントアプリケーションを選択し、[アンインストー
ル]をクリックします。
4.
[完了]をクリックしてアンインストーラを終了します。
インストールが完了すると、[アンインストール後のサマリ]ページにアンインスト
ールの結果が表示されます。
Informaticaクライアントのアンインストール後、 <InformaticaInstallationDir>ディレクトリ
から残っているフォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
¨ DT_<Version>_Backupフォルダ
¨ Informatica _<Version>_Client_InstallLog.logファイル
¨ Informatica_<Version>_Client.logファイル
Windows 64ビットマシンからInformaticaクライアントをアンインストールした場合は、マ
シンからログアウトし、再びログインして、Informatica固有のCLASSPATHおよびPATH環境
変数を取り消します。
サイレントモードでのInformaticaクライアントのアン
インストール
Informaticaクライアントをサイレントモードでインストールした場合は、サイレントモー
ドでInformaticaクライアントをアンインストールします。
プロパティファイルの設定
Informaticaでは、インストーラで必要となるプロパティを含むサンプルのプロパティファ
イルが提供されています。
このサンプルのプロパティファイルをカスタマイズしてプロパティファイルを作成し、ア
ンインストールのオプションを指定します。次に、サイレントアンインストールを実行し
ます。
1.
<InformaticaInstallationDir>/Client/Uninstaller_Clientに移動します。
Informaticaクライアントのアンインストール
139
2.
サンプルのSilentInput.propertiesファイルを検索します。
3.
SilentInput.propertiesファイルのバックアップコピーを作成します。
4.
テキストエディタを使用して、プロパティファイルを開き、値を変更します。
以下の表に、変更可能なプロパティを示します。
プロパティ名
説明
DXT_COMP
Informatica Developerをアンイン
ストールするかどうかを指定しま
す。
値が1の場合、Developerツールがア
ンインストールされます。値が0の
場合、Developerツールはアンイン
ストールされません。
デフォルトは1です。
CLIENT_COMP
PowerCenter Clientをアンインスト
ールするかどうかを示します。
値が1の場合、PowerCenter Client
がアンインストールされます。値が
0の場合、PowerCenter Clientはア
ンインストールされません。
デフォルトは1です。
DT_COMP
Data Transformation Studioをアン
インストールするかどうかを示しま
す。
値が1の場合、Data Transformation
Studioがアンインストールされま
す。値が0の場合、Data
Transformation Studioはアンイン
ストールされません。
デフォルトは1です。
5.
SilentInput.propertiesファイルを保存します。
サイレントアンインストーラの実行
プロパティファイルの設定後、コマンドウィンドウを開いてサイレントアンインストール
を開始します。
1.
コマンドウィンドウを開きます。
2.
<InformaticaInstallationDir>/Uninstaller_Clientに移動します。
3.
サイレントインストールを実行するには、SilentUninstall.batファイルをダブルク
リックします。
サイレントアンインストーラがバックグラウンドで実行されます。プロセスにしばら
く時間がかかる場合があります。サイレントアンインストールは、プロパティファイ
ルが正しく設定されない場合、または、インストールディレクトリにアクセスできな
い場合に失敗します。
140
第 16章: アンインストール
Informaticaクライアントのアンインストール後、 <InformaticaInstallationDir>ディレクトリ
から残っているフォルダおよびファイルをすべて削除します。以下に例を示します。
¨ DT_<Version>_Backupフォルダ
¨ Informatica _<Version>_Client_InstallLog.logファイル
¨ Informatica_<Version>_Client.logファイル
Windows 64ビットマシンからInformaticaクライアントをアンインストールした場合は、マ
シンからログアウトし、再びログインして、Informatica固有のCLASSPATHおよびPATH環境
変数を取り消します。
Informaticaクライアントのアンインストール
141
付録 A
Windowsからのデータベース
への接続
この付録では、以下の項目について説明します。
¨ Windowsからのデータベースへの接続の概要, 142 ページ
¨ WindowsからIBM DB2ユニバーサルデータベースへの接続, 143 ページ
¨ Informixデータベースへの接続Windowsから, 143 ページ
¨ WindowsからMicrosoft AccessおよびMicrosoft Excelへの接続, 145 ページ
¨ WindowsからMicrosoft SQL Serverデータベースへの接続, 145 ページ
¨ WindowsからNetezzaデータベースへの接続, 146 ページ
¨ WindowsからOracleデータベースへの接続, 147 ページ
¨ WindowsからSybase ASEデータベースへの接続, 148 ページ
¨ WindowsからTeradataデータベースへの接続, 149 ページ
Windowsからのデータベースへの接続の概要
ネイティブ接続を使用するには、アクセスするデータベース用のデータベースクライアン
トソフトウェアをインストールして設定する必要があります。 アプリケーションサービス
とデータベース間の互換性を確認するには、データベースバージョンと互換性のあるクラ
イアントソフトウェアをインストールし、適切なデータベースクライアントライブラリを
使用します。 パフォーマンスを向上させるには、ネイティブ接続を使用します。
Informaticaのインストールには、DataDirect ODBCドライバが含まれます。 ドライバの
以前のバージョンで作成した既存のODBCデータソースがある場合、新しいドライバを使用
して新しいODBCデータソースを作成する必要があります。 Informaticaの提供する
DataDirect ODBCドライバ、またはレベル2以上準拠であるサードパーティのODBCドライバ
を使用して、ODBC接続を設定します。
142
WindowsからIBM DB2ユニバーサルデータベー
スへの接続
ネイティブ接続の場合は、IBM DB2データベースサーバーのバージョンに適したIBM DB2
Client Application Enabler(CAE)のバージョンをインストールします。 Informatica
とデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリ
を使用します。
ネイティブ接続性の設定
IBM DB2データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることがで
きます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順につい
ては、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
IBM DB2 Client Application Enabler(CAE)によって以下の環境変数が設定されて
いることを確認します。
DB2HOME=C:\IBM\SQLLIB
DB2INSTANCE=DB2
DB2CODEPAGE=1208 (Sometimes required. Use only if you encounter problems. Depends on the
locale, you may use other values.)
2.
PATH環境変数にIBM DB2のbinディレクトリが含まれていることを確認します。以下に
例を示します。
PATH=C:\WINNT\SYSTEM32;C:\SQLLIB\BIN;...
3.
4.
アクセス対象のデータベースに接続するように、IBM DB2クライアントを設定します。
IBM DB2クライアントを設定する手順:
a.
DB2 Configuration Assistantを起動します。
b.
データベース接続を追加します。
c.
接続をバインドします。
DB2 Command Line Processorで以下のコマンドを実行し、IBM DB2データベースに接
続できることを確認します。
CONNECT TO <`dbalias> USER <username> USING <password>
5.
接続が成功した場合は、TERMINATEコマンドを実行してデータベースから切断します。
接続に失敗した場合は、データベースのマニュアルを参照してください。
Informixデータベースへの接続Windowsから
ネイティブ接続の場合は、Informix Client SDKをインストールします。また、Informix
Connect(IConnect)の互換バージョンをインストールします。ODBC接続の場合は、
Informaticaと共にインストールされるDataDirect ODBCドライバを使用します。
Informaticaとデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアント
ライブラリを使用します。
WindowsからIBM DB2ユニバーサルデータベースへの接続
143
注: Informaticaによって提供されるDataDirect ODBCドライバを使用する場合、データベ
ースクライアントは必要ありません。 ODBCワイヤプロトコルでは、データベースクライア
ントソフトウェアはデータベースに接続する必要はありません。
ネイティブ接続性の設定
Informixデータベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることが
できます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な接続手順に
ついては、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
Informix Setnet32ユーティリティを設定し、サーバーおよびホスト情報を設定しま
す。
2.
INFORMIXDIR、INFORMIXSERVER、DBMONEY、DB_LOCALE、およびPATH環境変数を設定し
ます。
INFORMIXDIR。この変数に、データベースクライアントがインストールされているディ
レクトリを設定します。
以下に例を示します。
C:\databases\informix
INFORMIXSERVER。この変数にサーバの名前を設定します。
以下に例を示します。
INFORMIXSERVER=ids115
DBMONEY。この変数を設定して、InformixがMoneyデータ型にドル記号($)を付加し
ないようにします。
以下に例を示します。
DBMONEY=.
DB_LOCALE。この変数にデータベースサーバーのロケールを設定します。
以下に例を示します。
DB_LOCALE=en_US.819
CLIENT_LOCALE。この変数にクライアントインストールのロケールを設定します。サー
バーのロケールと互換性があることを確認します。
以下に例を示します。
CLIENT_LOCALE=en_US.819
3.
InformixクライアントのインストールディレクトリをPATHシステム変数に追加しま
す。
以下に例を示します。
PATH=C:\databases\Informix\bin;…
4.
マッピングでInformixのストアドプロシージャを呼び出す場合、すべての日付パラメ
ータをInformixデータ型の datetime year to fraction(5)に設定します。
5.
Informixクライアントインストーラとともに配布されているInformix ILoginプログ
ラムを実行し、Informixデータベースに接続できることを確認します。
データベースへの接続に失敗した場合は、情報をすべて正確に入力したかどうかを確
認します。
144
付録 A:
Windowsからのデータベースへの接続
ODBC接続性の設定
InformixデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
Informaticaの提供するInformix用のDataDirect ODBC Wire Protocolドライバを使用
して、ODBCデータソースを作成します。
2.
ODBCデータソースを使用してInformixデータベースに接続できることを確認します。
WindowsからMicrosoft Accessおよび
Microsoft Excelへの接続
Windowsの以下のInformaticaコンポーネントへの接続性を設定します。
¨ PowerCenter Integration Service。PowerCenter Integration Serviceプロセスが実
行されるマシンにMicrosoft AccessまたはExcelをインストールします。アクセスする
Microsoft AccessまたはExcelデータ用のODBCデータソースを作成します。
¨ PowerCenterクライアント。PowerCenterクライアントをホストするマシンに、
Microsoft AccessまたはExcelをインストールします。アクセスするMicrosoft Access
またはExcelデータ用のODBCデータソースを作成します。
ODBC接続性の設定
AccessまたはExcelデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
Microsoftの提供するドライバを使用して、ODBCデータソースを作成します。
2.
空の文字列やNULLの使用を避けるために、データベース接続を設定する際に、ユーザ
ー名にPmNullUser、パスワードにPmNullPasswdの予約語を使用します。
WindowsからMicrosoft SQL Serverデータベ
ースへの接続
ネイティブ接続では、InformaticaはMicrosoft OLE DB Provider for Microsoft SQL
Serverを使用してSQL Serverデータベースに接続します。Microsoft SQL Server
Management Studio Expressをインストールし、これを使用してSQL Serverデータベース
への接続性を確認します。
WindowsからMicrosoft AccessおよびMicrosoft Excelへの接続
145
ネイティブ接続性の設定
Microsoft SQL Serverデータベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上
させることができます。
OLE DBプロバイダはMicrosoft SQL Serverとともにインストールされます。データベース
に接続できない場合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。具体的
な接続手順については、データベースのマニュアルを参照してください。
WindowsからNetezzaデータベースへの接続
PowerCenter Integration Serviceプロセスが実行されるマシンおよび、PowerCenter
Clientをインストールするマシンに、ODBCをインストールして設定します。Windowsの以下
のInformaticaコンポーネントへの接続性を設定する必要があります。
¨ PowerCenter Integration Service: PowerCenter Integration Serviceプロセスが実
行されるマシンに、Netezza ODBCドライバをインストールします。 Microsoft ODBC
Data Source Administratorを使用して、ODBCの接続を設定します。
¨ PowerCenter Client: Netezzaデータベースにアクセスする各PowerCenter Clientマシ
ンに、Netezza ODBCドライバをインストールします。 Microsoft ODBC Data Source
Administratorを使用して、ODBCの接続を設定します。 Workflow Managerを使用して、
Netezzaデータベース用のデータベース接続オブジェクトを作成します。
ODBC接続の設定
NetezzaデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
アクセスする各Netezzaデータベースについて、ODBCデータソースを作成します。
ODBCデータソースを作成するには、Netezzaにより提供されるドライバを使用します。
Informaticaサービスをローカルシステムアカウントのログオンで起動させる場合、シ
ステムDSNを作成します。[このアカウント]ログインオプションを選択して
Informaticaサービスを起動させる場合、ユーザーDSNを作成します。
データソースの作成後に、データソースのプロパティを設定します。
2.
新しいODBCデータソースの名前を入力します。
3.
NetezzaサーバーのIPアドレスまたはホスト名、およびポート番号を入力します。
4.
データベースオブジェクトを作成するNetezzaスキーマの名前を入力します。
5.
ODBCログファイルのパスとファイル名を設定します。
6.
Netezzaデータベースに接続できることを確認します。
Microsoft ODBC Data Source Administratorを使用して、データベースへの接続をテ
ストすることができます。 接続をテストするには、Netezzaデータソースを選択して
[設定]をクリックします。 [テスト]タブで[テスト接続]をクリックして、
Netezzaスキーマの接続情報を入力します。
146
付録 A:
Windowsからのデータベースへの接続
WindowsからOracleデータベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、Oracleデータベースサーバーのバージョンに適したOracleクラ
イアントのバージョンをインストールします。 Informaticaとデータベース間の互換性を
確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。
互換性のあるバージョンのOracleクライアントとOracleデータベースサーバをインストー
ルする必要があります。また、必要とするすべてのマシンにOracleクライアントの同じバ
ージョンをインストールする必要があります。 互換性を確認するには、Oracleに問い合わ
せてください。
ネイティブ接続性の設定
Oracleデータベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることがで
きます。
以下の手順は、Oracle Net ServicesまたはNet8を使用してネイティブ接続を設定するた
めのガイドラインです。具体的な接続手順については、データベースのマニュアルを参照
してください。
1.
Oracleホームディレクトリが設定されていることを確認します。
以下に例を示します。
ORACLE_HOME=C:\Oracle
2.
PATH環境変数にOracle binディレクトリが含まれていることを確認します。
たとえば、Net8をインストールする場合、パスには以下のエントリが含まれます。
PATH=C:\ORANT\BIN;
3.
アクセス対象のデータベースに接続するようにOracleクライアントを設定し ます。
SQL*Net Easy Configurationユーティリティを起動するか、既存のtnsnames.oraファ
イルをホームディレクトリにコピーして編集します。
tnsnames.oraファイルは$ORACLE_HOME¥network¥adminディレクトリに収められてい
ます。
Oracle接続文字列として正しい構文を入力します。通常は、 databasename .worldで
す。 ここで入力するSIDは、Oracleサーバで定義されたデータベースサーバインスタ
ンスIDと一致していなければなりません。
次にtnsnames.oraの例を示します。データベースの情報を入力する必要があります。
mydatabase.world =
(DESCRIPTION
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS =
(COMMUNITY = mycompany.world
(PROTOCOL = TCP)
(Host = mymachine)
(Port = 1521)
)
)
(CONNECT_DATA =
(SID = MYORA7)
(GLOBAL_NAMES = mydatabase.world)
4.
NLS_LANG環境変数に、データベースクライアントおよびサーバへのログインで使用す
るlocale(言語、地域、および文字セット)を設定します。
WindowsからOracleデータベースへの接続
147
この変数の値は、環境設定に応じて異なります。たとえばこの値を
american_america.UTF8にするには、次のように変数を設定する必要があります。
NLS_LANG=american_america.UTF8;
この変数の値を決定するには、データベース管理者に問い合わせてください。
5.
Oracleデータベースに接続できることを確認してください。
データベースに接続するには、SQL *Plusを起動して接続性情報を入力します。接続に
失敗した場合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
tnsnames.oraに定義した接続文字列を使用します。
WindowsからSybase ASEデータベースへの接
続
ネイティブ接続の場合は、データベースバージョンに適したOpen Clientのバージョンをイ
ンストールします。 Informaticaとデータベース間の互換性を確認するには、適切なデー
タベースクライアントライブラリを使用します。
Sybase ASEデータベースサーバと互換性のあるバージョンのOpen Clientをインストールし
ます。また、Sybase ASEデータベースおよびInformaticaをホストするマシンに同じバージ
ョンのOpen Clientをインストールする必要もあります。 互換性を確認するには、Sybase
に問い合わせてください。
Sybase ASEリポジトリを作成、リストア、またはアップグレードするには、データベース
レベルでデフォルトによりNULL入力可 をTRUEに設定します。このオプションを設定する
と、SQL標準に合わせてカラムのデフォルトNULLタイプがNULLに変換されます。
ネイティブ接続性の設定
Sybase ASEデータベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させること
ができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順につい
ては、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
SYBASE環境変数にSybase ASEディレクトリが設定されていることを確認します。
以下に例を示します。
SYBASE=C:\SYBASE
2.
PATH環境変数にSybase OCSディレクトリが含まれていることを確認します。
以下に例を示します。
PATH=C:\SYBASE\OCS-15_0\BIN;C:\SYBASE\OCS-15_0\DLL
3.
アクセス対象のデータベースに接続するようにSybase Open Clientを設定します。
SQLEDITを使用してSybaseクライアントの環境設定を行うか、または%SYBASE%¥INIデ
ィレクトリにある既存のSQL.INIファイルをコピーして必要な変更を加えることができ
ます。
148
付録 A:
Windowsからのデータベースへの接続
Net-LibraryとしてNLWNSCKを選択して、Sybase ASEサーバ名を含めます。
Sybase ASEサーバ用のホスト名およびポート番号を入力します。ホスト名およびポー
ト番号が不明な場合は、システム管理者に問い合わせてください。
4.
Sybase ASEデータベースに接続できることを確認します。
データベースに接続するには、ISQLを起動して接続性情報を入力します。接続に失敗
した場合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
ユーザ名とデータベース名の大文字と小文字は区別します。
WindowsからTeradataデータベースへの接続
PowerCenter Integration Serviceプロセスが実行され、PowerCenterクライアントをイン
ストールするマシンに、ネイティブクライアントソフトウェアをインストールして設定し
ます。 Informaticaとデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクラ
イアントライブラリを使用します。Windowsの以下のInformaticaコンポーネントへの接続
性を設定する必要があります。
¨ PowerCenter Integration Service。Teradataクライアント、Teradata ODBCドライ
バ、およびPowerCenter Integration Serviceプロセスを実行するマシンで必要となる
可能性のある他のTeradataクライアントソフトウェアをインストールします。 さら
に、ODBC接続性を設定する必要があります。
¨ PowerCenter Client。Teradataクライアント、Teradata ODBCドライバ、および
Teradataにアクセスする各PowerCenter Clientマシンで必要となる可能性のある他の
Teradataクライアントソフトウェアをインストールします。 Workflow Managerを使用
して、Teradataデータベース用のデータベース接続オブジェクトを作成します。
注: InformaticaではTeradataの推奨事項に従い、ODBCを使用してTeradataに接続しま
す。ODBCはTeradataのネイティブインタフェースです。
ODBC接続の設定
TeradataデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
アクセスする各Teradataデータベースについて、ODBCデータソースを作成します。
ODBCデータソースを作成するには、Teradataの提供するドライバを使用します。
Informatica Servicesを ローカルシステムアカウントのログオンで起動させる場合、
システムDSNを作成します。 [このアカウント]ログインオプションを選択して
Informatica Servicesを起動させる場合、ユーザーDSNを作成します。
2.
新しいODBCデータソースの名前、およびTeradataサーバの名前(またはIPアドレス)
を入力します。
1つのTeradataデータベースへの接続を設定する場合は、DefaultDatabaseに名前を入
力します。デフォルトデータベースへの接続を1つ作成する場合は、ユーザ名とパスワ
WindowsからTeradataデータベースへの接続
149
ードを入力します。同じODBCデータソースを使用して複数のデータベースに接続する
場合は、DefaultDatabaseフィールドと、ユーザ名およびパスワードのフィールドを
空のままにします。
3.
[Options]ダイアログボックスで日付オプションを設定します。
[Teradata Options]ダイアログボックスで、[DateTime Format]に「AAA」を指定
します。
4.
[Options]ダイアログボックスの[Session Mode]を設定します。
ターゲットデータソースを作成する場合は、ANSIセッションモードを選択します。
ANSIセッションモードを選択すると、行エラーが検出されてもトランザクションがロ
ールバックされなくなります。Teradataセッションモードを選択すると、行エラーが
検出されたときにトランザクションがロールバックされます。Teradataモードの場
合、Integration Serviceではロールバックを検出できず、セッションログにも記録
されません。
5.
Teradataデータベースに接続できることを確認してください。
接続をテストする際には、WinDDI、BTEQ、Teradata Administrator、Teradata SQL
AssistantなどのTeradataクライアントプログラムを使用します。
150
付録 A:
Windowsからのデータベースへの接続
付録 B
UNIXからのデータベースへの
接続
この付録では、以下の項目について説明します。
¨ UNIXからのデータベースへの接続の概要, 151 ページ
¨ UNIXからIBM DB2ユニバーサルデータベースへの接続, 152 ページ
¨ UNIXからInformixデータベースへの接続, 154 ページ
¨ UNIXからMicrosoft SQL Serverへの接続, 156 ページ
¨ UNIXからNetezzaデータベースへの接続, 157 ページ
¨ UNIXからOracleデータベースへの接続, 160 ページ
¨ UNIXからSybase ASEデータベースへの接続, 163 ページ
¨ UNIXからTeradataデータベースへの接続, 166 ページ
¨ ODBCデータソースへの接続, 169 ページ
¨ odbc.iniファイルの例, 171 ページ
UNIXからのデータベースへの接続の概要
ネイティブ接続を使用するには、アクセスするデータベース用のデータベースクライアン
トソフトウェアをインストールして設定する必要があります。 アプリケーションサービス
とデータベース間の互換性を確認するには、データベースバージョンと互換性のあるクラ
イアントソフトウェアをインストールし、適切なデータベースクライアントライブラリを
使用します。 パフォーマンスを向上させるには、ネイティブ接続を使用します。
Informaticaのインストールには、DataDirect ODBCドライバが含まれます。 ドライバの
以前のバージョンで作成した既存のODBCデータソースがある場合、新しいドライバを使用
して新しいODBCデータソースを作成する必要があります。 Informaticaの提供する
DataDirect ODBCドライバ、またはレベル2以上準拠であるサードパーティのODBCドライバ
を使用して、ODBC接続を設定します。
151
LinuxまたはUNIXからデータベースに接続する場合は、以下のガイドラインを使用します。
¨ ネイティブドライバを使用して、IBM DB2、Oracle、またはSybase ASEデータベースに
接続します。
¨ ODBCを使用して、他のソースおよびターゲットに接続できます。
UNIXからIBM DB2ユニバーサルデータベース
への接続
ネイティブ接続の場合は、IBM DB2データベースサーバーのバージョンに適したIBM DB2
Client Application Enabler(CAE)のバージョンをインストールします。 Informatica
とデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリ
を使用します。
ネイティブ接続性の設定
IBM DB2データベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることがで
きます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順につい
ては、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
PowerCenter Integration Serviceまたはリポジトリサービスプロセスが実行される
マシン上で接続性を設定するには、サービスプロセスを開始できるユーザーとしてマ
シンにログインします。
2.
DB2INSTANCE、INSTHOME、DB2DIR、およびPATH環境変数を設定します。
UNIX IBM DB2ソフトウェアには、関連するユーザログイン(多くの場合db2admin)が
常に指定されています。これは、データベース設定のホルダとして動作します。この
ユーザは、DB2のインスタンスを保持しています。
DB2INSTANCE。 インスタンスホルダの名前。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ DB2INSTANCE=db2admin; export DB2INSTANCE
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv DB2INSTANCE db2admin
INSTHOME。 db2adminホームディレクトリパスです。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ INSTHOME=~db2admin
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv INSTHOME ~db2admin>
DB2DIR。 この変数に、IBM DB2 CAEインストールディレクトリを指す値を設定しま
す。例えばクライアントが/opt/IBM/db2/V9.7ディレクトリにインストールされてい
る場合:
152
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ DB2DIR=/opt/IBM/db2/V9.7; export DB2DIR
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv DB2DIR /opt/IBM/db2/V9.7
PATH。 IBM DB2コマンドラインプログラムを実行するには、この変数に、DB2 binデ
ィレクトリを含む値を設定します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:$DB2DIR/bin; export PATH
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$DB2DIR/bin
3.
共有ライブラリ変数に、DB2 libディレクトリを含む値を設定します。
IBM DB2クライアントソフトウェアには、PowerCenter Integration Serviceおよびリ
ポジトリサービスプロセスが動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネント
が含まれています。 実行時に共有ライブラリの場所を特定するには、共有ライブラリ
の環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informaticaインストールディレクトリ (server_dir) も含ま
れている必要があります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。オ
ペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
HP/UX
SHLIB_PATH
たとえば、SolarisとLinuxでは次の構文を使用します。
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib; export LD_LIBRARY_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib
HP-UXの場合:
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SHLIB_PATH=${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib; export SHLIB_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SHLIB_PATH ${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib
UNIXからIBM DB2ユニバーサルデータベースへの接続
153
AIXの場合:
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib; export LIBPATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$DB2DIR/lib
4.
.cshrcまたは.profileを編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを
保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
5.
DB2データベースが、PowerCenter Integration Serviceまたはリポジトリサービスプ
ロセスが実行されるマシンと同じマシン上に存在する場合、DB2インスタンスをリモー
トインスタンスとして設定します。
以下のコマンドを実行して、データベースのリモートエントリがあるかどうかを確認
します。
DB2 LIST DATABASE DIRECTORY
このコマンドは、DB2クライアントがアクセスできるすべてのデータベースおよびその
設定プロパティを一覧表示します。このコマンドによって「Remote」の「Directory
entry type」のエントリが一覧表示された場合は、ステップ6に進みます。
データベースがリモートとして設定されていない場合は、以下のコマンドを実行し
て、TCP/IPノードがホストに対してカタログ化されているかどうかを確認します。
DB2 LIST NODE DIRECTORY
ノード名が空の場合、リモートデータベースの設定時にノードを作成することができ
ます。以下のコマンドを使用してリモートデータベースを設定し、必要に応じてノー
ドを作成します。
db2 CATALOG TCPIP NODE <nodename> REMOTE <hostname_or_address> SERVER <port number>
以下のコマンドを実行して、データベースをカタログ化します。
db2 CATALOG DATABASE <dbname> as <dbalias> at NODE <nodename>
これらのコマンドの詳細については、データベースのマニュアルを参照してくださ
い。
6.
DB2データベースに接続できることを確認します。DB2 Command Line Processorを起
動して、次のコマンドを実行します。
CONNECT TO <dbalias> USER <username> USING <password>
接続が成功した場合、CONNECT RESETまたはTERMINATEコマンドを使用してクリーンアップ
します。
UNIXからInformixデータベースへの接続
ODBCを使用して、UNIX上のInformixデータベースに接続します。
154
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
ODBC接続の設定
InformixデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
ODBCHOME環境変数に、ODBCのインストールディレクトリを設定します。以下に例を示
します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=<Informatica server home>/ODBC7.0; export ODBCHOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME <Informatica server home>/ODBC7.0
2.
ODBCINI環境変数に、odbc.iniファイルの場所を設定します。例えば、odbc.iniファ
イルが$ODBCHOMEディレクトリにあるとします。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
ODBCINI=$ODBCHOME/odbc.ini; export ODBCINI
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCINI $ODBCHOME/odbc.ini
3.
$ODBCHOMEディレクトリ内の既存のodbc.iniファイルを編集するか、このodbc.iniフ
ァイルをUNIXホームディレクトリにコピーして編集します。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
4.
[ODBC Data Sources]セクションの下にInformixデータソースのエントリを追加
し、データソースを設定します。以下に例を示します。
[Informix Wire Protocol]
Driver=/export/home/build_root/ODBC_7.0/install/lib/DWifcl26.so
Description=DataDirect 7.0 Informix Wire Protocol
AlternateServers=
ApplicationUsingThreads=1
CancelDetectInterval=0
ConnectionRetryCount=0
ConnectionRetryDelay=3
Database=<database_name>
HostName=<Informix_host>
LoadBalancing=0
LogonID=
Password=
PortNumber=<Informix_server_port>
ReportCodePageConversionErrors=0
ServerName=<Informix_server>
TrimBlankFromIndexName=1
5.
PATH環境変数と共有ライブラリ環境変数は、$ODBCHOMEディレクトリ内のodbc.shスク
リプトまたはodbc.cshスクリプトを実行して設定します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
sh odbc.sh
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
source odbc.csh
6.
ODBCデータソースを使用してInformixデータベースに接続できることを確認します。
接続に失敗した場合は、データベースのマニュアルを参照してください。
UNIXからInformixデータベースへの接続
155
UNIXからMicrosoft SQL Serverへの接続
UNIXマシンからMicrosoft SQL Serverデータベースに接続するには、ODBCを使用します。
ODBC接続性の設定
Microsoft SQL ServerデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
ODBCHOME環境変数に、ODBCのインストールディレクトリを設定します。以下に例を示
します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=<Informatica server home>/ODBC7.0; export ODBCHOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME <Informatica server home>/ODBC7.0
2.
ODBCINI環境変数に、odbc.iniファイルの場所を設定します。例えば、odbc.iniファ
イルが$ODBCHOMEディレクトリにあるとします。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
ODBCINI=$ODBCHOME/odbc.ini; export ODBCINI
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCINI $ODBCHOME/odbc.ini
3.
$ODBCHOMEディレクトリ内の既存のodbc.iniファイルを編集するか、このodbc.iniフ
ァイルをUNIXホームディレクトリにコピーして編集します。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
4.
[ODBC Data Sources]セクションの下に、Informaticaの提供するDataDirect New SQL
Server Wire Protocolドライバである DWsqlsxx.soのエントリを追加し、データソース
を設定します。以下に例を示します。
[SQL Server Wire Protocol]
Driver=/export/home/build_root/ODBC_7.0/install/lib/DWsqls26.so
Description=DataDirect SQL Server Wire Protocol
Database=<database_name>
EnableBulkLoad=0
EnableQuotedIdentifiers=0
FailoverGranularity=0
FailoverMode=0
FailoverPreconnect=0
FetchTSWTZasTimestamp=0
FetchTWFSasTime=1
GSSClient=native
HostName=<SQL_Server_host>
EncryptionMethod=0
ValidateServerCertificate=0
TrustStore=
TrustStorePassword=
HostNameInCertificate=
InitializationString=
Language=
Microsoft SQL Serverリポジトリ内のデータに一貫性があることを確認するには、
[SQL Serverにデータソースを新規作成]ダイアログボックスに進み、[準備したSQL
文用に一時ストアドプロシージャを作成]チェックボックスをオフにします。
156
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
5.
PATH環境変数と共有ライブラリ環境変数は、$ODBCHOMEディレクトリ内のodbc.shスク
リプトまたはodbc.cshスクリプトを実行して設定します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
sh odbc.sh
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
source odbc.csh
6.
ODBCデータソースを使用してSQL Serverデータベースに接続できることを確認してく
ださい。接続に失敗した場合は、データベースのマニュアルを参照してください。
ODBCを介したSSL認証の設定
DataDirect New SQL Server Wire Protocolドライバを使用して、ODBCを介したMicrosoft
SQL ServerのSSL認証を設定することができます。
1.
odbc.iniファイルを開き、[ODBC Data Sources]セクションの下にODBCデータソースと
DataDirect New SQL Server Wire Protocolドライバのエントリを追加します。
2.
SSLを設定するための以下の属性をodbc.iniファイルに追加します。
属性
説明
EncryptionMethod
ドライバが、ドライバとデータベー
スサーバー間で送信されるデータの
暗号化に使用する方法。SSLを使用
してデータを暗号化するには、値を
1に設定します。
ValidateServerCertificate
SSL暗号化が有効な場合に、データ
ベースサーバが送信する証明書をド
ライバが検証するかどうかを決定し
ます。ドライバがサーバー証明書を
検証するようにするには、値を1に
設定します。
TrustStore
トラストストアファイルの場所と名
前。トラストストアファイルには、
ドライバがSSLサーバー認証に使用
する認証機関(CA)の一覧が含まれ
ています。
TrustStorePassword
トラストストアファイルの内容にア
クセスするためのパスワード。
HostNameInCertificate
オプション。ドライバが証明書に含
まれるホスト名を検証するために
SSL管理者が確定するホスト名。
UNIXからNetezzaデータベースへの接続
UNIXからNetezzaデータベースへの接続
157
PowerCenter Integration Serviceプロセスが実行されるマシンに、Netezza ODBCドライ
バをインストールして設定します。 Informatica製品に同梱されているDataDirectドライ
バパッケージにあるDataDirect Driver Managerを使用して、odbc.iniファイルのNetezza
データソースの詳細を設定します。
ODBC接続の設定
NetezzaデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
Integration Serviceプロセスの接続を設定するには、サービスプロセスを開始でき
るユーザーとしてマシンにログインします。
2.
ODBCHOME、NZ_ODBC_INI_PATH、およびPATHの各環境変数を設定します。
ODBCHOME。変数に、ODBCのインストールディレクトリを設定します。 以下に例を示し
ます。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=<Informatica server home>/ODBC7.0; export ODBCHOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME =<Informatica server home>/ODBC7.0
PATH。変数に、ODBCHOME/binディレクトリを設定します。 以下に例を示します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
PATH="${PATH}:$ODBCHOME/bin"
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$ODBCHOME/bin
NZ_ODBC_INI_PATH: odbc.iniファイルが格納されているディレクトリを指すように変
数を設定します。 例えば、odbc.iniファイルが$ODBCHOMEディレクトリにあるとしま
す。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
NZ_ODBC_INI_PATH=$ODBCHOME; export NZ_ODBC_INI_PATH
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv NZ_ODBC_INI_PATH $ODBCHOME
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、ODBCライブラリが含まれている必要があります。 また、
Informatica Servicesのインストールディレクトリ (server_dir)も含まれている必要
があります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。32
ビットのUNIXプラットフォームの場合は、Netezzaライブラリフォルダーを
<NetezzaInstallationDir>/libに設定します。 64ビットのUNIXプラットフォームの
158
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
場合は、Netezzaライブラリフォルダーを<NetezzaInstallationDir>/lib64に設定し
ます。 オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
HP/UX
SHLIB_PATH
たとえば、Solarisでは次の構文を使用します。
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/
lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64”
export LD_LIBRARY_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH "${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/
lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64"
HP-UXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SHLIB_PATH=${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64;
export SHLIB_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SHLIB_PATH ${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/
lib64
AIXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64; export
LIBPATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:<NetezzaInstallationDir>/lib64
4.
既存のodbc.iniファイルを編集するか、odbc.iniファイルをホームディレクトリにコ
ピーして編集します。
このファイルは、$ODBCHOMEディレクトリにあります。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
[ODBC Data Sources]セクションの下にNetezzaデータソースのエントリを追加し、デ
ータソースを設定します。
以下に例を示します。
[NZSQL]
Driver = /export/home/appsqa/thirdparty/netezza/lib64/libnzodbc.so
Description = NetezzaSQL ODBC
Servername = netezza1.informatica.com
Port = 5480
Database = infa
UNIXからNetezzaデータベースへの接続
159
Username = admin
Password = password
Debuglogging = true
StripCRLF = false
PreFetch = 256
Protocol = 7.0
ReadOnly = false
ShowSystemTables = false
Socket = 16384
DateFormat = 1
TranslationDLL =
TranslationName =
TranslationOption =
NumericAsChar = false
Netezzaの接続の詳細については、Netezza ODBCドライバのマニュアルを参照してく
ださい。
5.
odbc.iniファイルの最後のエントリがInstallDirになっていることを確認し、値を
ODBCのインストールディレクトリに設定します。
以下に例を示します。
InstallDir=/usr/odbc
6.
.cshrcファイルまたは.profileファイルを編集して、シェルコマンド一式を組み込み
ます。
7.
ファイルを保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行
します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
UNIXからOracleデータベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、Oracleデータベースサーバーのバージョンに適したOracleクラ
イアントのバージョンをインストールします。 Informaticaとデータベース間の互換性を
確認するには、適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。
互換性のあるバージョンのOracleクライアントとOracleデータベースサーバをインストー
ルする必要があります。また、必要とするすべてのマシンにOracleクライアントの同じバ
ージョンをインストールする必要があります。 互換性を確認するには、Oracleに問い合わ
せてください。
160
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
ネイティブ接続性の設定
Oracleデータベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させることがで
きます。
以下の手順は、Oracle Net ServicesまたはNet8でネイティブ接続を設定するためのガイ
ドラインです。具体的な手順については、データベースのマニュアルを参照してくださ
い。
1.
PowerCenter Integration Serviceまたはリポジトリサービスプロセスの接続性を設
定するには、サーバープロセスを開始できるユーザーとしてマシンにログインしま
す。
2.
ORACLE_HOME、NLS_LANG、TNS_ADMIN、およびPATH環境変数を設定します。
ORACLE_HOME。 この変数に、Oracleクライアントのインストールディレクトリを設定
します。たとえば、クライアントが/HOME2/oracleディレクトリにインストールされて
いる場合:
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ORACLE_HOME=/HOME2/oracle; export ORACLE_HOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ORACLE_HOME /HOME2/oracle
NLS_LANG。 この変数に、データベースクライアントおよびサーバへのログインで使用
するlocale(言語、地域、および文字セット)を設定します。この変数の値は、環境
設定に応じて異なります。たとえばこの値をamerican_america.UTF8にするには、次
のように変数を設定する必要があります。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ NLS_LANG=american_america.UTF8; export NLS_LANG
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ NLS_LANG american_america.UTF8
この変数の値を判断するには、管理者に問い合わせてください。
TNS_ADMIN。 この変数に、tnsnames.oraファイルが配置されているディレクトリを設
定します。たとえば、ファイルが/HOME2/oracle/network/adminディレクトリに配置
されている場合:
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ TNS_ADMIN=$HOME2/oracle/network/admin; export TNS_ADMIN
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv TNS_ADMIN=$HOME2/oracle/network/admin
TNS_ADMINの設定はオプションであり、設定によって異なります。
PATH。 Oracleコマンドラインプログラムを実行するには、この変数に、Oracle bin
ディレクトリを含む値を設定します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:$ORACLE_HOME/bin; export PATH
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:ORACLE_HOME/bin
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
UNIXからOracleデータベースへの接続
161
Oracleクライアントソフトウェアには、PowerCenter Integration Serviceおよびリ
ポジトリサービスプロセスが動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネント
が含まれています。実行時に共有ライブラリの場所を特定するには、共有ライブラリ
の環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informaticaインストールディレクトリ (server_dir) も含ま
れている必要があります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。オ
ペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
HP/UX
SHLIB_PATH
たとえば、SolarisとLinuxでは次の構文を使用します。
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib; export
LD_LIBRARY_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib
HP-UXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SHLIB_PATH=${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib; export SHLIB_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SHLIB_PATH ${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib
AIXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib; export LIBPATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ORACLE_HOME/lib
4.
.cshrcまたは.profileを編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを
保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
5.
162
Oracleクライアントがデータベースにアクセスできるように設定されていることを確
認します。
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
SQL*Net Easy Configurationユーティリティを使用するか、既存のtnsnames.oraファ
イルをホームディレクトリにコピーして変更します。
tnsnames.oraファイルは、$ORACLE_HOME/network/adminディレクトリに格納されてい
ます。
Oracle接続文字列として正しい構文を入力します。通常は、 databasename .worldです。
次にtnsnames.oraの例を示します。データベースの情報を入力する必要があります。
mydatabase.world =
(DESCRIPTION
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS =
(COMMUNITY = mycompany.world
(PROTOCOL = TCP)
(Host = mymachine)
(Port = 1521)
)
)
(CONNECT_DATA =
(SID = MYORA7)
(GLOBAL_NAMES = mydatabase.world)
6.
Oracleデータベースに接続できることを確認してください。
Oracleデータベースに接続するには、SQL *Plusを起動して接続性情報を入力しま
す。接続に失敗した場合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認しま
す。
tnsnames.oraで定義されたユーザー名および接続文字列を入力します。
UNIXからSybase ASEデータベースへの接続
ネイティブ接続の場合は、データベースバージョンに適したOpen Clientのバージョンをイ
ンストールします。 Informaticaとデータベース間の互換性を確認するには、適切なデー
タベースクライアントライブラリを使用します。
Sybase ASEデータベースサーバと互換性のあるバージョンのOpen Clientをインストールし
ます。また、Sybase ASEデータベースおよびInformaticaをホストするマシンに同じバージ
ョンのOpen Clientをインストールする必要もあります。 互換性を確認するには、Sybase
に問い合わせてください。
Sybase ASEリポジトリを作成、リストア、またはアップグレードするには、データベース
レベルでデフォルトによりNULL入力可 をTRUEに設定します。このオプションを設定する
と、SQL標準に合わせてカラムのデフォルトNULLタイプがNULLに変換されます。
UNIXからSybase ASEデータベースへの接続
163
ネイティブ接続性の設定
Sybase ASEデータベースへのネイティブ接続を設定し、パフォーマンスを向上させること
ができます。
以下の手順は、ネイティブ接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順につい
ては、データベースのマニュアルを参照してください。
1.
PowerCenter Integration Serviceまたはリポジトリサービスプロセスへの接続性を
設定するには、サーバープロセスを開始できるユーザーとしてマシンにログインしま
す。
2.
SYBASEおよびPATH環境変数を設定します。
SYBASE。 この変数に、Sybase Open Clientのインストールディレクトリを設定しま
す。たとえば、クライアントが/usr/sybaseディレクトリにインストールされている場
合:
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SYBASE=/usr/sybase; export SYBASE
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SYBASE /usr/sybase
PATH。 Sybaseコマンドラインプログラムを実行するには、この変数を、Sybase OCSの
binディレクトリを含むように設定します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:/usr/sybase/OCS-15_0/bin; export PATH
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:/usr/sybase/OCS-15_0/bin
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
Sybase Open Clientソフトウェアには、PowerCenter Integration Serviceおよび
Repository Serviceプロセスが動的にロードする多数の共有ライブラリコンポーネン
トが含まれています。実行時に共有ライブラリの場所を特定するには、共有ライブラ
リの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informatica Servicesのインストールディレクトリ
(server_dir) が含まれている必要もあります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。以
下の表に、オペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数のリストを示しま
す。
164
付録 B:
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
UNIXからのデータベースへの接続
オペレーティングシステム
変数
AIX
LIBPATH
HP/UX
SHLIB_PATH
たとえば、SolarisとLinuxでは次の構文を使用します。
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/
lib3p;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64; export LD_LIBRARY_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/
OCS-15_0/lib3p;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64;
HP-UXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SHLIB_PATH=${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p;
$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64; export SHLIB_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SHLIB_PATH ${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/
lib3p;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64;
AIXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p;$SYBASE/
OCS-15_0/lib3p64; export LIBPATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$SYBASE/OCS-15_0/lib;$SYBASE/OCS-15_0/lib3p;
$SYBASE/OCS-15_0/lib3p64;
4.
.cshrcまたは.profileを編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを
保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
5.
$SYBASEディレクトリに格納されているSybaseインタフェースファイル内のSybase ASE
サーバ名を確認します。
6.
Sybase ASEデータベースに接続できることを確認します。
Sybase ASEデータベースに接続するには、ISQLを起動して接続性情報を入力します。
接続に失敗した場合は、接続情報をすべて正確に入力したかどうかを確認します。
ユーザ名とデータベース名の大文字と小文字は区別します。
UNIXからSybase ASEデータベースへの接続
165
UNIXからTeradataデータベースへの接続
PowerCenter Integration Serviceプロセスが実行されるマシンおよびPowerCenterクライ
アントをインストールするマシンにネイティブクライアントソフトウェアをインストール
して、設定します。Informaticaとデータベース間の互換性を確認するには、適切なデータ
ベースクライアントライブラリを使用します。以下のInformaticaコンポーネントへの接続
を設定する必要があります。
¨ PowerCenter Integration Service。Teradataクライアント、Teradata ODBCドライ
バ、およびPowerCenter Integration Serviceプロセスを実行するマシンで必要となる
可能性のある他のTeradataクライアントソフトウェアをインストールします。 さら
に、ODBC接続性を設定する必要があります。
注: InformaticaではTeradataの推奨事項に従い、ODBCを使用してTeradataに接続しま
す。ODBCはTeradataのネイティブインタフェースです。
ODBC接続の設定
TeradataデータベースへのODBC接続を設定できます。
以下の手順は、ODBC接続を設定するためのガイドラインです。具体的な手順については、
データベースのマニュアルを参照してください。
1.
Integration Serviceプロセスの接続を設定するには、サービスプロセスを開始でき
るユーザーとしてマシンにログインします。
2.
TERADATA_HOME、ODBCHOME、およびPATH環境変数を設定します。
TERADATA_HOME。 この変数に、Teradataドライバのインストールディレクトリを設定
します。デフォルトは以下のとおりです。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ TERADATA_HOME=/teradata/usr; export TERADATA_HOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv TERADATA_HOME /teradata/usr
ODBCHOME。 この変数に、ODBCのインストールディレクトリを設定します。以下に例を
示します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=/usr/odbc; export ODBCHOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME /usr/odbc
PATH。 ddtestlibユーティリティを実行し、DataDirect ODBCドライバマネージャが
ドライバファイルをロードできることを確認するには、以下のように変数を設定しま
す。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
PATH="${PATH}:$ODBCHOME/bin:$TERADATA_HOME/bin"
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$ODBCHOME/bin:$TERADATA_HOME/bin
3.
166
共有ライブラリの環境変数を設定します。
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
Teradataソフトウェアには、Integration Serviceプロセスが動的にロードする多数
の共有ライブラリコンポーネントが含まれています。 実行時に共有ライブラリの場所
を特定するには、共有ライブラリの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informatica Servicesのインストールディレクトリ
(server_dir) が含まれている必要もあります。
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。オ
ペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
HP/UX
SHLIB_PATH
たとえば、Solarisでは次の構文を使用します。
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:
$TERADATA_HOME/lib:$TERADATA_HOME/odbc/lib";
export LD_LIBRARY_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH "${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib:$TERADATA_HOME/
lib:
$TERADATA_HOME/odbc/lib"
HP-UXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SHLIB_PATH=${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export SHLIB_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SHLIB_PATH ${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib
AIXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export LIBPATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib
4.
既存のodbc.iniファイルを編集するか、odbc.iniファイルをホームディレクトリにコ
ピーして編集します。
このファイルは、$ODBCHOMEディレクトリにあります。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
UNIXからTeradataデータベースへの接続
167
セクション[ODBC Data Sources]の下にTeradataデータソースのエントリを追加
し、データソースを設定します。
以下に例を示します。
MY_TERADATA_SOURCE=Teradata Driver
[MY_TERADATA_SOURCE]
Driver=/u01/app/teradata/td-tuf611/odbc/drivers/tdata.so
Description=NCR 3600 running Teradata V1R5.2
DBCName=208.199.59.208
DateTimeFormat=AAA
SessionMode=ANSI
DefaultDatabase=
Username=
Password=
5.
DateTimeFormatをTeradataデータODBC環境設定のAAAに設定します。
6.
必要に応じて、SessionModeをANSIに設定します。ANSIセッションモードを使用する
と、行エラーが検出されてもトランザクションがロールバックされなくなります。
Teradataセッションモードを選択すると、行エラーが検出されたときにトランザクシ
ョンがロールバックされます。Teradataモードの場合、Integration Serviceプロセ
スではロールバックを検出できず、セッションログにも記録されません。
7.
1つのTeradataデータベースへの接続を設定する場合は、DefaultDatabaseに名前を入
力します。デフォルトデータベースへの接続を1つ作成する場合は、ユーザ名とパスワ
ードを入力します。複数のデータベースに接続するには、同じODBC DSNを使用して、
DefaultDatabaseフィールドを空のままにしておきます。
Teradataの接続の詳細については、Teradata ODBCドライバのマニュアルを参照して
ください。
8.
odbc.iniの最後のエントリがInstallDirになっていることを確認し、値をODBCのイン
ストールディレクトリに設定します。
以下に例を示します。
InstallDir=/export/build/Informatica/9.5.1/ODBC7.0
9.
10.
.cshrcまたは.profileを編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。
ファイルを保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行
します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
11.
使用する各データソースについて、odbc.iniのデータソースエントリの
Driver=<parameter>の下のファイル名をメモします。 ddtestlibユーティリティを使
用して、DataDirect ODBCドライバマネージャがドライバファイルをロードできるこ
とを確認します。
例えば、次のようなドライバエントリがあるとします。
Driver=/u01/app/teradata/td-tuf611/odbc/drivers/tdata.so
以下のコマンドを実行します。
ddtestlib /u01/app/teradata/td-tuf611/odbc/drivers/tdata.so
12.
168
BTEQまたは別のTeradataクライアントツールを使用して接続をテストします。
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
ODBCデータソースへの接続
PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenterリポジトリサービスが実行されるマ
シンに、ネイティブクライアントソフトウェアをインストールして設定します。 また、
ODBCドライバで必要とされる、基本となるクライアントアクセスソフトウェアのすべてを
インストールして設定します。 Informaticaとデータベース間の互換性を確認するには、
適切なデータベースクライアントライブラリを使用します。 Microsoft ExcelやAccessな
どのWindowsのソースにアクセスするには、PowerChannelをインストールする必要がありま
す。
Informaticaのインストールには、DataDirect ODBCドライバが含まれます。 odbc.iniフ
ァイルにODBCドライバの以前のバージョンを使用する接続が含まれる場合、接続情報を更
新して新しいドライバを使用します。 システムDSNを使用して、Windows上のODBCデータソ
ースを指定します。
1.
PowerCenter Integration Serviceが実行されるマシンに、サービスプロセスを開始
できるユーザーとしてログインします。
2.
ODBCHOMEおよびPATH環境変数を設定します。
ODBCHOME。 DataDirect ODBCインストールディレクトリに設定します。例えば、イン
ストールディレクトリが/opt/ODBC7.0であるとします。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCHOME=/opt/ODBC7.0; export ODBCHOME
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCHOME /opt/ODBC7.0
PATH。 ddtestlibなどのODBCコマンドラインプログラムを実行するには、この変数
を、odbc binディレクトリを含むように設定します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ PATH=${PATH}:$ODBCHOME/bin; export PATH
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv PATH ${PATH}:$ODBCHOME/bin
ddtestlibユーティリティを実行して、DataDirect ODBCドライバマネージャがドライ
バファイルをロードできることを確認します。
3.
共有ライブラリの環境変数を設定します。
ODBCソフトウェアには、サービスプロセスが動的にロードする多数の共有ライブラリ
コンポーネントが含まれています。 実行時に共有ライブラリの場所を特定するには、
共有ライブラリの環境変数を設定します。
共有ライブラリパスには、Informaticaインストールディレクトリ (server_dir) も含ま
れている必要があります。
ODBCデータソースへの接続
169
オペレーティングシステムに基づいて、共有ライブラリの環境変数を設定します。オ
ペレーティングシステムごとの共有ライブラリ変数を次の表に示します。
オペレーティングシステム
変数
Solaris
LD_LIBRARY_PATH
Linux
LD_LIBRARY_PATH
AIX
LIBPATH
HP/UX
SHLIB_PATH
たとえば、SolarisとLinuxでは次の構文を使用します。
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export LD_LIBRARY_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LD_LIBRARY_PATH $HOME/server_dir:$ODBCHOME:${LD_LIBRARY_PATH}
HP-UXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ SHLIB_PATH=${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export SHLIB_PATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv SHLIB_PATH ${SHLIB_PATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib
AIXの場合
¨ Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ LIBPATH=${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib; export LIBPATH
¨ Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv LIBPATH ${LIBPATH}:$HOME/server_dir:$ODBCHOME/lib
4.
既存のodbc.iniファイルを編集するか、odbc.iniファイルをホームディレクトリにコ
ピーして編集します。
このファイルは、$ODBCHOMEディレクトリにあります。
$ cp $ODBCHOME/odbc.ini $HOME/.odbc.ini
セクション[ODBC Data Sources]の下にODBCデータソースのエントリを追加し、デ
ータソースを設定します。
以下に例を示します。
MY_MSSQLSERVER_ODBC_SOURCE=<Driver name or data source description>
[MY_SQLSERVER_ODBC_SOURCE]
Driver=<path to ODBC drivers>
Description=DataDirect 7.0 SQL Server Wire Protocol
Database=<SQLServer_database_name>
LogonID=<username>
Password=<password>
Address=<TCP/IP address>,<port number>
QuoteId=No
AnsiNPW=No
ApplicationsUsingThreads=1
170
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
1つ以上のODBCデータソースを設定している場合は、このファイルが既に存在している
可能性があります。
5.
odbc.iniの最後のエントリがInstallDirになっていることを確認し、値をODBCのイン
ストールディレクトリに設定します。
以下に例を示します。
InstallDir=/export/build/Informatica/9.5.1/ODBC7.0
6.
ホームディレクトリでodbc.iniファイルを使用する場合、ODBCINI環境変数を設定し
ます。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ ODBCINI=/$HOME/.odbc.ini; export ODBCINI
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ setenv ODBCINI $HOME/.odbc.ini
7.
.cshrcまたは.profileを編集して、シェルコマンド一式を組み込みます。ファイルを
保存し、ログアウトしてもう一度ログインするか、ソースコマンドを実行します。
Bourneシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .profile
Cシェルを使用している場合は次のように入力します。
$ source .cshrc
8.
ddtestlibユーティリティを使用して、odbc.iniファイルでデータソースに指定した
ドライバファイルをDataDirect ODBCマネージャがロードできることを確認します。
例えば、次のようなドライバエントリがあるとします。
Driver = /opt/odbc/lib/DWxxxx.so
以下のコマンドを実行します。
ddtestlib /opt/odbc/lib/DWxxxx.so
9.
ODBCドライバで必要とされる、基本となるクライアントアクセスソフトウェアのすべ
てをインストールおよび設定します。
注: いくつかのODBCドライバは自立型であり、情報がすべて.odbc.iniファイルに格
納されていますが、大半はそうではありません。例えば、ODBCドライバを使用して
Sybase IQにアクセスする場合、Sybase IQネットワーククライアントソフトウェアを
インストールして、適切な環境変数を設定する必要があります。
PATH環境変数と共有ライブラリパス環境変数を手動で設定する代わりに、
Informaticaの提供するODBCドライバ(DWxxxx26.so)を使用している場合は、
$ODBCHOMEフォルダ内にあるodbc.shスクリプトおよびodbc.cshスクリプトも実行でき
ます。このスクリプトによって、Informaticaの提供するODBCドライバで必要となる
PATH環境変数と共有ライブラリパス環境変数が設定されます。
odbc.iniファイルの例
[ODBC Data Sources]
Informix Wire Protocol=DataDirect 7.0 Informix Wire Protocol
SQL Server Wire Protocol=DataDirect 7.0 SQL Server Wire Protocol
odbc.iniファイルの例
171
[ODBC]
IANAAppCodePage=4
InstallDir=/export/home/install/Informatica/9.5.1
Trace=0
TraceFile=odbctrace.out
TraceDll=/export/home/install/Informatica/9.5.1/ODBC7.0/lib/DWtrc26.so
[Informix Wire Protocol]
Driver=/export/home/install/Informatica/9.5.1/ODBC7.0/lib/DWifcl26.so
Description=DataDirect 7.0 Informix Wire Protocol
AlternateServers=
ApplicationUsingThreads=1
CancelDetectInterval=0
ConnectionRetryCount=0
ConnectionRetryDelay=3
Database=<database_name>
HostName=<Informix_host>
LoadBalancing=0
LogonID=
Password=
PortNumber=<Informix_server_port>
ServerName=<Informix_server>
TrimBlankFromIndexName=1
UseDelimitedIdentifiers=0
[SQL Server Wire Protocol]
Driver=/export/home/install/Informatica/9.5.1/ODBC7.0/lib/DWsqls26.so
Description=DataDirect 7.0 New SQL Server Wire Protocol
AlternateServers=
AlwaysReportTriggerResults=0
AnsiNPW=1
ApplicationName=
ApplicationUsingThreads=1
AuthenticationMethod=1
BulkBinaryThreshold=32
BulkCharacterThreshold=-1
BulkLoadBatchSize=1024
BulkLoadOptions=2
ConnectionReset=0
ConnectionRetryCount=0
ConnectionRetryDelay=3
Database=<database_name>
EnableBulkLoad=0
EnableQuotedIdentifiers=0
EncryptionMethod=0
FailoverGranularity=0
FailoverMode=0
FailoverPreconnect=0
FetchTSWTZasTimestamp=0
FetchTWFSasTime=1
GSSClient=native
HostName=<SQL_Server_host>
HostNameInCertificate=
InitializationString=
Language=
LoadBalanceTimeout=0
LoadBalancing=0
LoginTimeout=15
LogonID=
MaxPoolSize=100
MinPoolSize=0
PacketSize=-1
Password=
Pooling=0
PortNumber=<SQL_Server_server_port>
QueryTimeout=0
ReportCodePageConversionErrors=0
SnapshotSerializable=0
TrustStore=
TrustStorePassword=
172
付録 B:
UNIXからのデータベースへの接続
ValidateServerCertificate=1
WorkStationID=
XML Describe Type=-10
[SAP HANA source]
Driver=/usr/sap/hdbclient/libodbcHDB.so
DriverUnicodeType=1
ServerNode=<server_node>:<port>
odbc.iniファイルの例
173
付録 C
DB2データベースの
DynamicSectionsパラメータ
の更新
この付録では、以下の項目について説明します。
¨ DynamicSectionsパラメータの概要, 174 ページ
¨ DynamicSectionsパラメータの更新, 174 ページ
DynamicSectionsパラメータの概要
IBM DB2パッケージには、データベースサーバーで実行されるSQL文が含まれています。
DB2データベースのDynamicSectionsパラメータによって、データベースドライバがパッケ
ージに含むことができる実行可能文の最大数が決定されます。 DynamicSectionsパラメー
タの値を累乗して、DB2パッケージ内のより多くの数の実行可能文を許可することができま
す。 DynamicSectionsパラメータを変更するには、BINDADD権限を持つシステム管理者の
ユーザーアカウントを使用して、データベースに接続します。
DynamicSectionsパラメータの更新
DataDirect Connect for JDBCユーティリティを使用して、DB2データベースの
DynamicSectionsパラメータの値を累乗します。
DataDirect Connect for JDBCユーティリティを使用してDynamicSectionsパラメータを更
新するには、以下のタスクを実行します。
¨ DataDirect Connect for JDBCユーティリティをダウンロードしてインストールする。
¨ Test for JDBC Toolを実行する。
174
DataDirect Connect for JDBCユーティリティのダウン
ロードとインストール
DataDirectのダウンロードWebサイトからDataDirect Connect for JDBCユーティリティ
を、DB2データベースサーバーへのアクセス権のあるマシンにダウンロードします。
connectjdbc.jarファイルのコンテンツを抽出し、インストーラを実行します。
1.
以下のDataDirectのダウンロードサイトに移動します。
http://www.datadirect.com/download/index.ssp
2.
JDBCリンクをクリックし、DataDirect Connect for JDBCユーティリティをダウンロ
ードするために登録します。
3.
DB2データベースサーバーへのアクセス権のあるマシンにユーティリティをダウンロー
ドします。
4.
connectjdbc.jarファイルのコンテンツを一時ディレクトリに抽出します。
5.
connectjdbc.jarファイルを抽出したディレクトリで、インストーラを実行します。
Windowsでは、installer.batを実行します。 UNIXでは、installer.shを実行しま
す。 ライセンスキーとして evalを使用することができます。
インストールが完了した場合、インストールプログラムにより、connectjdbc.jarファイル
を抽出したディレクトリにtestforjdbcという名前のフォルダが作成されます。
Test for JDBC Toolの実行
DataDirect Connect for JDBCユーティリティのインストール後、Test for JDBC Toolを
実行してDB2データベースに接続します。 データベースに接続するには、BINDADD権限を持
つシステム管理者のユーザーアカウントを使用する必要があります。
1.
DB2データベースで、BINDADD権限を持つシステム管理者のユーザーアカウントを設定
します。
2.
DataDirect Connect for JDBCユーティリティをインストールしたディレクトリで、
Test for JDBC Toolを実行します。
Windowsでは、testforjdbc.batを実行します。 UNIXでは、testforjdbc.shを実行し
ます。
3.
[Test for JDBC Tool]ウィンドウで、[Press Here to Continue]をクリックしま
す。
4.
[Connection]-[Connect to DB]の順にクリックします。
5.
[データベース]フィールドに、以下のテキストを入力します。
jdbc:datadirect:db2://
HostName:PortNumber;databaseName=DatabaseName;CreateDefaultPackage=TRUE;ReplacePackage=TRUE;Dyn
amicSections=3000
HostNameは、DB2データベースサーバーをホストするマシンの名前です。
PortNumberはデータベースのポート番号です。
DatabaseNameは、DB2データベースの名前です。
6.
[ユーザー名]フィールドおよび[パスワード]フィールドに、DB2データベースへの
接続に使用するシステム管理者のユーザー名およびパスワードを入力します。
7.
[接続]をクリックし、ウィンドウを閉じます。
DynamicSectionsパラメータの更新
175
付録 D
インストールと環境設定のチ
ェックリスト
この付録では、以下の項目について説明します。
¨ インストールチェックリストの概要, 176 ページ
¨ インストールの前に, 176 ページ
¨ Informatica Servicesのインストール, 178 ページ
¨ Informaticaクライアントのインストール, 178 ページ
¨ インストールした後に, 178 ページ
インストールチェックリストの概要
インストールと環境設定のチェックリストでは、インストールを完了するために実行する
必要のあるタスクについて要約します。Informatica製品を複数のマシンにインストールす
る場合は、このガイドの詳細な指示を使用して最初のインストールを完了してください。
その後のインストールは、このチェックリストを利用して実行できます。
インストールの前に
Informaticaサービスまたはクライアントをインストールする前に、インストールするマシ
ンを準備します。複数の製品をインストールする場合、インストール前の作業は1回だけ実
行します。
以下のインストール前の作業を完了します。
1.
176
Informaticaサービスおよびクライアントのシステム要件を確認します。
Informaticaインストール前(i9Pi)システムチェックツールを実行して、
Informaticaのサービスやクライアントをインストールするマシンがシステム要件とデ
ィスク容量要件を満たしていることを確認します。必要に応じて、インストールを開
始する前にマシンの設定を変更します。
2.
ライセンスキーを検証します。
ソフトウェアをインストールする前に、インストールする製品のライセンスキーを用
意します。ライセンスキーを所有していない場合、または差分ライセンスキーを所有
し、ドメインを作成する場合、Informaticaグローバルカスタマサポートに連絡してく
ださい。
3.
データトランスフォーメーションの以前のバージョンをアンインストールします(該
当する場合)。
データトランスフォーメーションをアンインストールする前に、基本のファイルをバ
ックアップします。
4.
AIX、HP-UX、およびzLinuxの場合は、Java Development Kitをインストールします。
5.
環境変数を設定します。
Informaticaのインストールで使用する環境変数を設定します。
6.
Informatica用のポートを確認します。
インストーラによって、Informaticaドメインにコンポーネント用のポートが設定され
ます。また、Informaticaをインストールするノードで実行されるアプリケーションサ
ービスプロセス用に使用するポートも指定されます。
¨ ドメインポート。デフォルトは6005です。
¨ Service Managerポート。デフォルトは6006です。
¨ Service Managerシャットダウンポート。デフォルトは6007です。
¨ Informatica Administratorポート。デフォルトは6008です。
¨ Informatica Administratorシャットダウンポート。デフォルトは6009です。
¨ アプリケーションサービス用のポートの範囲。デフォルトは6013~6113です。
7.
Informaticaをインストールするシステムユーザーアカウントを作成します。
インストールを実行し、Informatica のサービスまたはデーモンを実行するためのシ
ステムユーザーアカウントを作成します。Informaticaのインストールに使用するユー
ザーアカウントに、インストールディレクトリに対する書き込み権限があることを確
認します。
8.
必要に応じて、セキュリティ保護された接続用のキーストアファイルを設定します。
AdministratorツールおよびService Manager間でセキュリティ保護された接続を使用
するには、Informaticaで使用するキーストアを設定します。
9.
UNIXとLinuxの場合、ファイル記述子の設定を確認します。
オペレーティングシステムがファイル記述子の要件を満たしていることを確認しま
す。
10.
UNIXの場合、グラフィカルモードインストール用のX Windowサーバーを設定します。
グラフィカルモードで実行するには、Informaticaインストーラでグラフィック表示サ
ーバーが必要になります。
11.
AIXの場合、PowerCenter Integration Serviceに対してPOSIX Asynchronous I/Oが使
用可能であることを確認します。
12.
データベースおよびユーザーアカウントをドメイン環境設定リポジトリ用に設定しま
す。
データベースを設定する前に、データベース要件を確認します。要件は、ドメイン環
境設定リポジトリ用に使用するデータベースのタイプによって異なります。
13.
PowerCenter Clientの最小システム要件を確認します。
インストールの前に
177
関連項目:
¨ 「はじめる前に」
(ページ5)
Informatica Servicesのインストール
WindowsまたはUNIXマシンにInformaticaサービスをインストールするには、Informatica
サーバーインストーラを使用します。Informaticaサービスを複数のマシンにインストール
して複数のノードを作成できます。
関連項目:
¨ 「Informatica Servicesのインストール」
(ページ31)
Informaticaクライアントのインストール
WindowsにInformaticaクライアントをインストールするには、Informaticaクライアント
インストーラを使用します。
以下のInformaticaクライアントアプリケーションをインストールできます。
¨ Informaticaデベロッパ
¨ PowerCenterクライアント
¨ Data Transformation Studio
複数の製品をインストールする場合、以下のクライアントアプリケーションを1つのマシン
または別々のマシンにインストールできます。
¨ Data Explorer、Data Services、およびData Qualityで使用するInformatica
Developer。
¨ PowerCenterで使用するPowerCenter Client。
¨ Data Transformationで使用するData Tranformation Studio
関連項目:
¨ 「Informaticaクライアントのインストール」
(ページ95)
インストールした後に
Informatica製品をインストールしたら、Informaticaサービスおよびクライアントが適切
に実行されるように設定タスクを実行します。複数の製品をインストールした場合、イン
ストール後の作業は1回だけ実行します。
178
付録 D:
インストールと環境設定のチェックリスト
以下のインストール後の作業を実行します。
1.
環境変数を設定します。
アプリケーションサービスの実行時やクライアントへの接続時に使用される環境変数
を設定します。
2.
UNIX上で実行するゲートウェイノードの場合は、グラフィック表示サーバーを使用で
きることを確認します。
3.
Webブラウザを設定します。
Microsoft Internet ExplorerまたはMozilla Firefoxを使用して、Informaticaプラ
ットフォームのWebクライアントアプリケーションを起動することができます。
Informatica Webクライアントで使用するブラウザを設定します。
4.
Informaticaクライアントツール用の言語をインストールします。
UTF-16LEコードページを使用するリポジトリで作業するときにシステムロケール以外
の言語を表示するには、Informaticaクライアントで使用する追加の言語をWindowsに
インストールします。
5.
32ビットおよび64ビットプラットフォームの設定を確認します。
32ビットまたは64ビットプラットフォームでInformaticaを実行することができま
す。Informaticaを32ビットプラットフォームおよび64ビットプラットフォームの両
方で実行する場合、正しいライブラリ、データベースクライアント、およびセッショ
ンキャッシュサイズを使用するようにInformaticaを設定します。
6.
PowerCenter Integration ServiceおよびPowerCenter Repository Serviceが実行さ
れるマシンに、データベースクライアントソフトウェアをインストールします。
7.
サードパーティのソフトウェア要件を確認します。
Informaticaでは、特定の操作を行うにはサードパーティのソフトウェアとライブラリ
が必要です。Informaticaをインストールするマシンに、必要なソフトウェアまたはラ
イブラリがあることを確認します。
8.
コードページの互換性を確認します。
Informaticaでは、アプリケーションサービス用のコードページがドメイン内のコード
ページと互換性がある必要があります。Informaticaクライアントツールまたは
Administratorツールにアクセスするマシンでのロケール設定も、ドメイン内のコード
ページと互換性がある必要があります。
9.
必要に応じて、Informaticaユーティリティをインストールします。
10.
必要に応じて、Informatica製品マニュアルをインストールします。
関連項目:
¨ インストールした後に
¨ 「Informaticaユーティリティのインストール」
¨ 「Informaticaマニュアルのインストール」
(ページ128)
(ページ132)
インストールした後に
179
索引
数字
64ビットプラットフォーム
ガイドライン 81
サポートされているプラットフォーム 81
A
ActiveX
Microsoft Internet Explorer 102
AddLicense(infacmd)
トラブルシューティング 111
AIX
Javaコンポーネント 79
JREパスの設定 79
LIBPATH 79
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 101
C
catalina.out
インストールのトラブルシューティング 108
COBOL
接続性 122
D
Data Analyzer
JDBC-ODBCブリッジ 125
ODBC(Open Database Connectivity) 119
接続 125
Data Transformation Server
トラブルシューティング 111
DataDirect ODBCドライバ
必要なプラットフォーム固有のドライバ 126
dbs2接続
データベース接続のテスト 83
DISPLAY
環境変数 18
H
HP-UX
Javaコンポーネント 79
JREパスの設定 79
SHLIB_PATH 79
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 101
180
HTTPS
インストールの要件 13, 20
I
IATEMPDIR
環境変数 11, 18
IBM DB2
DB2CODEPAGEの設定 143
DB2INSTANCEの設定 143
Integration Service(Windows)への接続 143, 152
Metadata Managerリポジトリ 117
接続文字列の構文 125
単一ノードのテーブルスペース 113
infacmd
オブジェクトのping 110
ノード、ドメインへの追加 109
infasetup
作業ノード、定義 109
ドメイン、定義 109
Informatica
アンインストール 134
Informatica Administrator
ログイン 90
Informatica Developer
言語のインストール 103
Informaticaサービス
UNIX上での起動と停止 87
設定 91
トラブルシューティング 110
Informaticaクライアント
アンインストール 134, 138
Informaticaサーバー
アンインストール 134, 135
Informaticaドメイン
説明 3
Informix
Integration Service(UNIX)への接続 154, 155
Integration Service(Windows)への接続 143
接続文字列の構文 125
Integration Service
ODBC(Open Database Connectivity) 119
データベースクライアント 82
接続性 122
isql
データベース接続のテスト 83
J
Javascript
Firefoxでの設定 102
Javaコンポーネント
AIX 79
HP-UX 79
Javaトランスフォーメーション
JREパスの設定 79
JDBC(Java Database Connectivity)
概要 127
JDBC-ODBCブリッジ
Data Analyzer 125
JDBCドライバ
Data Analyzer 119
Metadata Manager 119
PowerCenterドメイン 119
Reference Table Manager 119
インストールされたドライバ 125
データベースへのMetadata Manager接続 125
リポジトリへのData Analyzer接続 125
JRE_HOME
環境変数 11, 18
L
LANG
環境変数 77
ロケール環境変数 11, 18
LC_ALL
環境変数 77
ロケール環境変数 11, 18
LC_CTYPE
環境変数 77
LIBPATH
AIX 79
Linux
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 101
データベースクライアント環境変数 83
ライブラリパス 78
M
Mapping Analyst for Excel
インストールの前提条件 93
インストールの要件 93
説明 93
Mapping Architect for Visio
インストールの前提条件 93
インストールの要件 93
説明 93
Metadata Manager
ODBC(Open Database Connectivity) 119
接続 125
Metadata Manager Client
トラブルシューティング 111
Metadata Managerリポジトリ
IBM DB2データベースの最適化 117
システムの一時テーブルスペース 117
ヒープ サイズ 117
Microsoft Access
Integration Serviceに接続 145
Microsoft Excel
Integration Serviceに接続 145
PmNullPasswdの使用 145
PmNullUserの使用 145
Microsoft SQL Server
Data Analyzerリポジトリデータベースの設定 115
Integration Serviceに接続 145
UNIXからの接続 156
接続文字列の構文 125
Mozilla Firefox
設定 102
N
Netezza
Informaticaクライアント(Windows)からの接続 146
Informaticaクライアント(UNIX)への接続 157
Integration Service(UNIX)への接続 157
Integration Service(Windows)からの接続 146
node.log
インストールのトラブルシューティング 108
O
odbc.iniファイル
サンプル 171
ODBC(Open Database Connectivity)
DataDirectドライバの問題 126
Integration Service 119
Metadata Manager 119
PowerCenter Client 119
PowerCenterクライアントの要件 124
接続の確立 126
ODBCデータソース
(UNIX)への接続 169
(Windows)への接続 142
Oracle
Integration Service(Windows)への接続 147
Integration Service(UNIX)への接続 160
接続文字列の構文 125
Oracle Net Services
Integration ServiceをOracle(Windows)に接続する場
合に使用 147
Integration ServiceをOracle(UNIX)に接続する場合
に使用 160
P
PATH
環境変数 11
PDFファイル
Informaticaのマニュアル 133
Ping(infacmd)
トラブルシューティング 110
PmNullPasswd
予約語 123
PmNullUser
予約語 123
索引
181
PowerCenter
接続 119
PowerCenter Client
ODBC(Open Database Connectivity) 119
TCP/IPネットワークプロトコル 119
言語のインストール 103
PowerCenterクライアント
接続 124
トラブルシューティング 111
PowerCenterドメイン
ping 110
TCP/IPネットワークプロトコル 119
接続 120
トラブルシューティング 109
PowerCenterリポジトリ
IBM DB2用に最適化 113
PowerCenter リポジトリサービス
接続の要件 122
PowerExchange for JMS
JREパスの設定 79
PowerExchange for Web Services
JREパスの設定 79
PowerExchange for WebMethods
JREパスの設定 79
S
Service Manager
ログファイル 108
SHLIB_PATH
HP-UX 79
Solaris
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)の設定 101
sqlplus
データベース接続のテスト 83
Sybase ASE
Integration Service(Windows)への接続 148
Integration Service(UNIX)への接続 163
接続文字列の構文 125
T
TCP/IPネットワークプロトコル
Integration Serviceの要件 124
PowerCenter Client 119
PowerCenterドメイン 119
ノード 119
Teradata
Informaticaクライアント(Windows)への接続 149
Informaticaクライアント(UNIX)への接続 166
Integration Service(UNIX)への接続 166
Integration Service(Windows)への接続 149
接続文字列の構文 125
ユーザーアカウント 13
ライブラリパス 78
W
Webブラウザ
設定 102
X
X Virtual Frame Buffer(Xvfb)
UNIXへのインストール 101
X Window Server
インストールの要件 14
あ
アンインストール
Data Transformation 6
アップグレードや移行の前 7
事前のファイルバックアップ 6
ルールおよびガイドライン 135
い
インストールの要件
Mapping Analyst for Excel 93
Mapping Architect for Visio 93
X Window Server 14
一時ディスク容量 93
キーストアファイル 13, 20
サードパーティのソフトウェア 93
サードパーティ製ソフトウェア 93
ディスク容量 10, 17
ドメイン環境設定リポジトリデータベース 24, 27
環境変数 11, 18
最小システム要件 10, 17
インストール
PowerCenterのマニュアル 132
インストールログ
説明 107
き
キーストアファイル
インストールの要件 13, 20
く
グラフィカルモード
インストールの要件 14
U
UNIX
ODBCデータソースへの接続 169
環境変数 75
データベースクライアント環境変数 83
データベースクライアント変数 83
182
索引
こ
コードページの互換性
locale 85
サービス 85
さ
サードパーティの要件
前提条件 83
サードパーティ製ソフトウェア
インストールの要件 93
サーバーコンポーネント
Informatica 3
最適化
PowerCenterリポジトリ 113
サービス
起動と停止 87
サンプル
odbc.iniファイル 171
し
システム要件
最小インストール要件 10, 17
せ
接続文字列
構文 125
ネイティブの接続 125
例 125
そ
ソースデータベース
ODBC(UNIX)を介した接続 169
た
ターゲットデータベース
ODBC(UNIX)を介した接続 169
て
ディスク容量の要件
インストールの要件 10, 17
クライアントのインストール要件 93
データベース
(UNIX)への接続 151
(Windows)への接続 142
Data Analyzerリポジトリ 113
IBM DB2への接続 143, 152
Informixへの接続 143, 154, 155
Metadata Managerリポジトリ 113
Microsoft Accessへの接続 145
Microsoft SQL Serverへの接続 145
Netezzaへの接続(UNIX) 157
Netezzaへの接続(Windows) 146
Oracleへの接続 147, 160
PowerCenterリポジトリ 113
Sybase ASEへの接続 148, 163
Teradata(UNIX)への接続 166
Teradata(Windows)への接続 149
接続のテスト 83
データベースクライアント
環境変数 83
設定 83
データベースドライバ
Integration Service 119
リポジトリサービス 119
データベースクライアント
Informaticaクライアントツールのインストール 82
データベースへの接続
JDBC 125
データベースユーザーアカウント
設定に関するガイドライン 113
デバッグログ
インストールのトラブルシューティング 107
テーブルスペース
単一ノード 113
と
ドメインアクティビティレポート
UNIX上での設定 101
ドメイン環境設定データベース
トラブルシューティング 109
ドメイン環境設定リポジトリデータベース
インストールの要件 24, 27
トラブルシューティング
Data Transformation Server 111
Informaticaサービス 110
Metadata Manager Client 111
PowerCenterクライアント 111
ドメイン環境設定データベース 109
ドメインのping 110
ドメインの作成 109
ドメインへの参加 109
ライセンス 111
の
ノード
TCP/IPネットワークプロトコル 119
トラブルシューティング 109
ふ
ファイルのバックアップ
アンインストールの前 6
フラットファイル
接続性 122
ほ
ポップアップブロッカ
Data Analyzerで使用しない 102
ま
マニュアル
インストール 132
索引
183
ビューアの使用 133
ゆ
ユーザーアカウント
UNIX 13
ら
ライセンス
追加 111
ライセンスキー
確認 5
ライブラリパス
環境変数 11
り
リポジトリサービス
データベースクライアント 82
184
索引
ろ
ログファイル
catalina.out 108
node.log 108
インストール 106
インストールログ 107
型 106
デバッグログ 107
ロケール環境変数
設定 77