建交労本部発2008−025号 2008年10月1日 全国トラック部会 各位 建交労全国トラック部会 部会長 和渕 信春 トラック運輸の取引動向に関するアンケートと 請願署名のとりくみについて 建交労全国トラック部会の運動での奮闘に敬意を表します。 さて、中央運輸労使協議会で毎年とりくんでいる「トラック運輸の取引動向 に関するアンケート」の内容が9月26日に別紙のとおり確定し、10月から 本格的にとりくむことになります。併せて労使共同の請願署名(別紙:団体及 び個人)についても同時進行でとりくむようにします。 つきましては、トラック企業に対する別紙の「協力のお願い」文書とともに企 業へのはたらきかけを強めていただくようお願いします。 なお、アンケート用紙、請願署名用紙、 「協力のお願い」文書、料金後納払い の返信用封筒については早急に印刷をおこなって各組織に発送します。とりく みを急がれるところについては、メールかホームページからダウンロードして 活用していただくようお願いします。 以 上 2008年 事業主 月吉日 様 建交労中央運輸労使協議会事務局 トラック運輸の取引動向に関するアンケートと 請願署名へのご協力のお願い 謹 啓 時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 異常な燃油高騰をはじめ世界的な金融不安が進行するなかで、トラック輸送 産業における経営と労働者の状況は益々深刻な状態に追い込まれています。 建交労中央運輸労使協議会(「労使協議会」)はトラック運送事業の経営状況 や荷主との取引関係の実態を明らかにし必要な改善・是正をすすめることを目 的に毎年「トラック運輸の取引動向に関するアンケート」を実施しています。 昨年度は 1053 社からご協力をいただきました。 この調査結果は、労使共同による関係省官庁や荷主団体への要請に生かして います。今年(2008 年)も1月 28 日に国土交通省、総務省、経済産業省、社会 保険庁と日本産業ガス協会、全日本トラック協会へ要請行動を実施しました。 また「労使協議会」はアンケート結果なども踏まえ労使共通の課題で政府に 対する請願署名にもとりくんでいますが、今回は燃料高騰対策や高速道路料金 の抜本的引き下げなどを中心とする署名にとりくみます。 つきましては、トラック輸送業界の切実な声を政府に届ける運動として別紙 アンケート用紙での調査と団体・個人の請願署名に積極的なご協力を賜ります ようお願いする次第です。 謹 白 建交労中央運輸労使協議会 〒169-0073 東京都新宿区百人町 4-7-2 建交労気付 ℡03-3360-8021 FAX03-3360-8389 トラック運輸の取引動向に関するアンケート このアンケートは、トラック運送事業の経営状況や、荷主との取引関係の実態を明らかにし、 改善・是正をすすめるためのものです。調査結果は、報道機関に発表するとともに、関係省官庁 や荷主団体への要請に生かします。事業主の皆様のご協力をお願い致します。 ◆建交労中央運輸労使協議会/08年10月∼09年2月 (1)貴社または貴事業所のある都道府県名を回答欄に記入してください。 回答欄 (2)貴社の業態をお聞かせください。 1.特積み 2.石油等危険物・ケミカル輸送 3.海上コンテナ 5.鉄鋼材輸送 6.食品輸送 7.その他一般区域(2∼6以外) (3)貴社の企業規模(保有車両台数)をお聞かせください。 1.10台以下 2.11∼20台 3.21∼30台 4.31∼50台 6.101∼200台 7.201台以上 4.紙輸送 5.51∼100台 (4)貴社の主な取引先の運賃の、この1年間での変化についてお聞かせください。 イ.運賃は、変化しましたか。 1.上がった 2.変わらない 3.やや下がった 4.大幅に下がった ロ.変化があった(上がった、下がった)場合、対前年比で何パーセントくらいですか。 ( %) (5)貴社の主な取引先との運賃交渉状況をお聞かせください。 1.荷主・元請会社の主導権で運賃が決まる 2.荷主・元請会社と対等に話し合って決まる 3.自社の主導権で決まる 4.入札制で決まる (6)軽油値上げによるコスト増分について、荷主・元請に運賃値上げ交渉をしていますか。 1.すでに交渉した 2.交渉している 3.これから交渉する予定 4.交渉していない 5.燃料サーチャージ制の導入を運輸局に届け出た 6.燃料サーチャージの適用を要請した (7)貴社では軽油の値上がりによるコスト増分を、運賃に転嫁できていますか。 1.ほぼ転嫁できている 2.一部転嫁できている 3.まったく転嫁できていない (8)貴社の現在の経営状態をお聞かせ下さい。 1.採算はとれている 2.トントン 3.赤字経営だ 4.廃業も考えている ※ 裏面にも質問事項があります。 (9)収益悪化の主な要因をあげてください。(複数回答可) 1.運賃の下落 2.仕事総量の減少 3.燃料費など運行コストの増加 4.賃金など労務コストの増加 5.消費税、社会保険料など社会的コストの増加 6.ディーゼル排ガス規制など環境対策による負担増 7.その他( ) (10)経営環境悪化のなかで、貴社ではこの1年間でどのような対策をとられましたか。 (複数回答可) 1.事業内容を再検討し、不採算部門から撤退した 2.運賃引き上げを荷主・元請会社に申し入れた 3.営業活動を抜本的に強化した 4.IT化をすすめ、受注などの機能を強化した 5.業態の転換をすすめた 6.新規荷主を開拓・獲得した 7.資産を売却するなどして運営資金をねん出した 8.金融機関、監査法人の指摘などで、経営改善計画を出した 9.下請け、傭車、派遣運転手などを活用している 10.退職金や企業年金を切下げ・廃止し、積立金不足を解消・圧縮した 11.過積載、スピード超過の運行をやることもある 12.高速道路の使用を、可能な限りおさえている 13.会社役員の報酬を引き下げた 14.従業員の賃金を引き下げた 15.従業員の賞与を引き下げた 16.運行計画を見直し、運行日数の延長、長時間連続勤務などの回数を増やした 17.社会保険への加入を中止・制限した 18.その他(具体的に ) (11)貴社と荷主や元請会社との取引で該当するものがあれば選んでください。(複数回答可) 1.説明もなしに、一方的な運賃カットがおこなわれる 2.運送とは関係のない、商品やサービスが押しつけられる 3.消費税などを一方的に値引きさせられる 4.入札をくり返し運賃カットが強要される 5.協力金、賛助金などを要求される 6.無理な着時間指定、過積載を取引条件とされる 7.突然、取引停止・変更が告げられる 8.支払い手形のサイトが6か月を越える 9.取引内容が文書で示されない 10.燃料サーチャージの導入をお願いしたら取引停止や契約の不利益変更などがきた。 11.その他( ) ※その他ご意見があれば、お寄せください。 ご協力ありがとうございました。 軽油高騰分の運送業への直接補填と軽油引取税暫定税率廃止を求める請願書 年 衆議院議長 参議院議長 総務大臣 月 日 殿 殿 殿 【請願趣旨】 軽油価格の高騰は、運賃下落の一方で安全・環境対策などの過重なコストアップが重なる トラック経営の悪化に拍車をかけています。軽油価格高騰分の運賃引き上げを求める「燃料 サーチャージ制」も有効に機能しているとはいいがたい状況です。また、道路特定財源とさ れた17円10銭(1㍑当たり)の暫定税率や世界一高い高速道路料金も重い負担となって経営 を圧迫しています。さらには、世界的な金融不安を背景にした金融機関による中小企業への 貸し渋りが顕在化しています。 こうした要因が、法違反の車中12連泊や利用料金のかからない一般道での高速運行とい ったトラック運転手の労働環境悪化に直結し、労働者はもとより国民のいのちや健康、財産 を脅かす重大事故の危険性を増大させています。 日本経済の大動脈としての役割を担うトラック産業でのこうした危機を早急に打開するた め、以下の事項を請願します。 【請願事項】 1.石油製品の実効ある価格安定策を政府の責任でただちに講ずること 2.トラック運送業やダンプ労働者に対し、燃料高騰分を直接補てんすること 3.軽油やガソリンの暫定税率を廃止すること 4.高速道路料金の無料化も視野に入れた時間制限のない大幅な引き下げを実施すること 5.金融機関による中小企業への貸し渋りを止める有効な対策をおこなうこと 以 上 名 前 住 所 建交労中央運輸労使協議会 取扱団体 〒169-0073 東京都新宿区百人町 4-7-2 建交労気付 ℡.03-3360-8021 サイン 軽油高騰分の運送業への直接補填と軽油引取税暫定税率廃止を求める請願書 年 月 日 衆議院議長殿 参議院議長殿 総務大臣殿 【請願趣旨】 軽油価格の高騰は、運賃下落の一方で安全・環境対策などの過重なコストアップが重な るトラック経営の悪化に拍車をかけています。軽油価格高騰分の運賃引き上げを求める「燃 料サーチャージ制」も有効に機能しているとはいいがたい状況です。また、道路特定財源 とされた17円10銭(1㍑当たり)の暫定税率や世界一高い高速道路料金も重い負担となっ て経営を圧迫しています。さらには、世界的な金融不安を背景にした金融機関による中小 企業への貸し渋りが顕在化しています。 こうした要因が、法違反の車中12連泊や利用料金のかからない一般道での高速運行と いったトラック運転手の労働環境悪化に直結し、労働者はもとより国民のいのちや健康、 財産を脅かす重大事故の危険性を増大させています。 日本経済の大動脈としての役割を担うトラック産業でのこうした危機を早急に打開する ため、以下の事項を請願します。 【請願事項】 1.石油製品の実効ある価格安定策を政府の責任でただちに講ずること 2.トラック運送業やダンプ労働者に対し、燃料高騰分を直接補てんすること 3.軽油やガソリンの暫定税率を廃止すること 4.高速道路料金の無料化も視野に入れた時間制限のない大幅な引き下げを実施すること 5.金融機関による中小企業への貸し渋りを止める有効な対策をおこなうこと 以 上 企業・団体名 所 在 地 代 表 者 印 ※代表者ご署名は自筆でお願いします。 建交労中央運輸労使協議会 取扱団体 〒169-0073 東京都新宿区百人町 4-7-2 建交労気付 ℡.03-3360-8021
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