最近、消費者がホームページや SNS 等で「健康に良い」「ダイエット効果あり」「バストアッ プ効果あり」や「有名女優も使用」などとうたう広告を見て、商品を通常価格より安い価格で購 入したところ、実際は定期購入だったというトラブルが急増しています。 インターネットの広告で「お試し価格 350 円」という健康食品があったので、注文した。一 度限りだと思っていたのに、また同じ商品が勝手に送られてきたうえ、今度は 8,500 円の請求 書が入っていた。事業者に 2 回目の注文はしていないと連絡したいが、電話がつながらず困って いる。どうすればよいか。 消費生活センターでこの商品のインターネット広告を確認すると、350 円で購入で きるのは初回のみで、2 回目以降の販売価格は 8,500 円、3 回以上購入する定期購 入が条件となっていました。また、この条件は広告の下部に非常に小さく表示されて いました。 1. 消費者の目を引く広告内容が強調されている反面、事例のように「3回以上の購入が条件」 といった、定期購入が条件であることが他の情報より小さい文字で表示されていたり、注 文画面とは別のページに表示されていたりする場合があるので、注意しましょう。 2. 事業者に電話が通じないからといって放置せず、曜日や時間帯を変えて複数回かけてみま しょう。電話が通じないときは、メールや郵便でも連絡してみましょう。 トラブルにあわないためには、注文する前に次のことを確認しましょう。 □ 事業者名や連絡先等の記載があるか □ 契約内容や解約条件について記載があるか 記載がある場合は □ 【契約の内容】 ・定期購入が条件になっていないかどうか □ 【解約の条件】 ・定期購入期間内に解約が可能か ・解約の申し出先や方法 2
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