自己検診の手順 乳房は女性ホルモンの影響を受けて、周期的に変化します。自己検診に適している のは、生理の開始から約1週間の、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が少ない 時期です。閉経後は、1か月に1度日にちを決めて行うと良いでしょう。 ①鏡の前で乳房を観察する まず、鏡の前で両手を 下げて自然に立ち、 左右の乳房の形や大きさ、 乳首に変化がないかを チェックします。 次に、バンザイをするよう に両手を上げて、乳房の くぼみ、ひきつれを観察 します。 ②入浴時に乳房を指で触る 入浴の時に、乳房のしこりを調べましょう。 乳房に石鹸を塗って、乳房と反対側の手の4本指をそろえ て、指の腹で小さな円を描くように触ります。乳頭を中心 にうずまき状に動かすか、肋骨に沿うように外側から内側 へと動かし、乳房全体をくまなく触ります。親指を使って 乳房をつかむと、正常な乳腺をしこりと間違えやすいので 注意しましょう。 乳頭の周囲を押して、分泌物が出ないかも調べます。 乳頭からの分泌物は、血液が混ざった茶褐色のものや黄色の透き通った ものが出ることがあります。 乳がんは自分で発見できる唯一のがんです。 横浜市乳がん検診は2年に1度ですので、自己検診はこまめに行いましょう。 また、自費での乳がん検診もおこなっていますので、40歳に達していない方や毎年乳がん 検診を実施したい方は受診可能です。 早期発見ができれば完治できる可能性も高くなりますので、定期的な乳がん検診にくわえて 月に一度は自己検診も行いましょう。
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