ERDAS IMAGINE 2014 アドオンモジュール対応表 (PDFファイル)

GEOSPATIAL 2014
IMAGINEアドオンモジュール
ERDAS IMAGINE® の機能をさらに拡張
[
2
ERDAS IMAGINE
スケーラーブルなソリューション
]
ERDAS IMAGINE 2014
ERDAS IMAGINE 2014 は、リモートセンシング、写真測量処理、そして、レーダー処理機能を一つにした、総合的
な地理空間情報データ処理ツールです。基盤となるコア製品は、3つのエディションから構成されており、必要な
機能をもつレベルの製品を選択できるスケーラーブルなソリューションを提供します。さらに、豊富なアドオンモ
ジュールも用意され、用途に合わせて最適な構成を柔軟に組み立てることができます。
ERDAS IMAGINE の3つの製品レベル
目的とする処理を実現することができる、適切な製
Professional
品を3つのレベルから選べるため、コスト面でも効
果的な選択肢を提供します。上位レベルの製品は、
下位レベルの製品の機能をすべて含みます。下位製
Advantage
品から上位レベルの製品へのアップグレードパスも
ご用意しています。
Essentials
IMAGINE Essentials
IMAGINE Advantage
IMAGINE Professional
IMAGINE Essentials は、低コストなが
ら強力な画像マッピングと視覚化を可
能にする入門レベルの製品です。
IMAGINE Advantage は、さらに上の
レベルの高精度マッピング、画像処理
機能、そしてレーダー画像解析の機能
が追加された、地理画像処理ツール
セットを提供します。
IMAGINE Professional は、最も洗練さ
れたプロユーザー向けの地理空間画
像処理ソフトウェアです。
様々な種類の地理データを画像と組
み合わせ、プロジェクトなどで使用す
るデータを素早く作成することので
きる、強力なツールセットを提供しま
複雑な画像解析、高度な分類ツール
や独自の処理フローを構築できる地
理空間モデリング機能を提供します。
す。
3
ERDAS IMAGINE コア製品の主な機能
機能
ESSENTIALS
ADVANTAGE
PROFESSIONAL
ビューアー間のデータを位置情報をもとに関連付け
•
•
•
MrSID, ECW, JPEG2000 形式への圧縮
•
•
•
190 以上のファイル形式 (ラスター/ベクター) に対応
•
•
•
画像、ベクター、LiDAR データの高速表示とローミング
•
•
•
シェープファイルの作成・編集
•
•
•
地図の作成・編集・印刷 (1000種類以上の投影座標系に対応)
•
•
•
Esri® ジオデータベース形式のデータの表示・解析
•
•
•
ポイントクラウドデータの 2D, 3D, およびプロファイル表示
•
•
•
画像の仮想モザイク化
•
•
•
画像の幾何補正 (多項式など)
•
•
•
バッチ処理
•
•
•
バッチの並列処理
•
•
単画像オルソ幾何補正
•
•
高度なモザイク処理 (単一画像へのモザイクおよびタイル化)
•
•
•
•
サーフェース補完処理
•
•
画像の空間・ラジオメトリック・スペクトル強調処理
•
•
レーダー画像の分析
•
•
ポイントクラウドデータの RGB -エンコード・編集・フィルター・
結合・分割
4
高度な画像分類 (教師つき分類 / ポイントクラウド分類)
•
グラフィカル・モデルによる画像解析
•
ハイパースペクトル画像解析
•
IMAGINE 2014 アドオンモジュール
IMAGINE のコア製品に加えて、豊富なアドオンモジュールを取り揃えています。用途に合わせて最適な構成を柔
IMAGINE
Auto DTM
IMAGINE のアドオンモジュールとコア製品レベル
コア製品にない機能は、アドオンモジュールとして個々の機能を追
IMAGINE Photogrammetry
ATCOR for IMAGINE
IMAGINE AAIC
IMAGINE SAR Interferometry
IMAGINE Expansion Pack
IMAGINE Terrain Editor
IMAGINE Stereo Analyst
IMAGINE MrSID Encoder
IMAGINE Map2PDF
IMAGINE Toolkit
ERDAS Engine
ルを追加可能です。
IMAGINE Objective
加できます。IMAGINE Professional は、すべてのアドオンモジュー
ORIMA
軟に組み立てられます。アドオンモジュールは、モジュールによって追加できるコア製品のレベルが異なります。
PROFESSIONAL
ADVANTAGE
ESSENTIALS
アドオンモジュールは、より高度で専門的な機能をコア機能に追加できます。柔軟に機能のパーツを組み合わせ
ることで、用途や業務に合った画像処理システムを得られます。
Expansion
Pack
IMAGINE
Objective
Expansion
Pack
IMAGINE のアドオンモジュールと機能
IMAGINE 2014 では、18 種類の専門的な処理に
AAIC
変化抽出
オブジェクト
ベース分類
ATCOR
Expansion
Pack
プションモジュールをパッケージ化し、
新しく Expansion Pack として提供し
画像
解析・分類
開発用
C/C++ API
データの
入出力
MrSID 形式
への出力
DEM 編集
写真測量
3D
データ
大規模
調整計算
標定・
オルソ作成
ORIMA
Photogra
-mmetry for
IMAGINE
3 次元
可視化
3 次元
の機能を IMAGINE に追加でき
Expansion
Pack
IMAGINE
MrSID
Encoder
NITF 2.1
DEM 抽出
IMAGINE
Auto DTM
するよりもより低いコストで、7つ
ます。
ステレオ SAR
DEM 抽出
機能拡張・
開発
IMAGINE
Terrain
Editor
IMAGINE
SAR
Interferometry
干渉 SAR
DEM・変化
抽出
レーダー
画像処理
バッチ処理
IMAGINE
Developers’
Toolkit
ています。個々のモジュールを購入
SAR 画像
オルソ化
並列処理
分散処理
ルを用意しています。また、人気の高いオ
画像の
位置合わせ
大気補正
ERDAS
Engine
対して、その機能に特化したアドオンモジュー
GeoPDF
形式へ出力
Expansion
Pack
フィーチャー
作成
IMAGINE
Map2PDF
Expansion
Pack
Stereo
Analyst for
IMAGINE
5
AutoSync による自動幾何補正処理。タイポイントを自動的に発生し、作業効率を向上。
写真測量の作業フローに沿ったシンプルで使いやすい IMAGINE Photogrammetry のインターフェース
6
イランのバム地震による地殻変動を IMAGINE SAR Interferometry で分析した結果
等高線表示により IMAGINE Terrain Editor で編集した結果をリアルタイムに確認
7
IMAGINE Expansion Pack
画像の幾何補正と位置合わせを半自動化
(旧 IMAGINE AutoSync)
AutoSync の機能により、複数の画像の位置合わせと幾何補正を精確、かつ
簡単に実施できます。変化抽出解析、パンシャープン処理やモザイクなど、画
像同士の位置合わせが重要な処理の前処理ツールとして最適です。
A
P
特徴:
• 2つのインターフェースを提供
ウィザード:設定を指定し、自動的にエッジの位置合わせや幾何補正を実行
ワークステーション:プレビューで結果を確認しながら、インタラクティブな位置合わ
せが可能。画像と画像の関連付けに使用するタイポイントを手動で取得し、より精確
な結果を得られます。
3D ビジュアライゼーション環境、解析ツール
(旧 IMAGINE VirtualGIS)
IMAGINE で3次元可視化を行うアドオンモジュールです。画像や GIS データを
3次元空間でリアルに表現できます。 360°設定可能な視点からの対象物の観
察、指定したフライトパスを飛行するリアルタイム 3D 表示、3D 表示時の属性
検索など、多彩な機能を提供します。
特徴:
• 大容量の画像や DEM を使った高速かつ高精度な 3D レンダリング
• ラスター、ベクター、アノテーション、DXF や OpenFlight など、各種フォーマットに対応
• 飛行経路の作成および、フライトシミュレーション
• DXF、VRML などの 3D モデルのアニメーション
• 霧や雲、太陽の移動など各種視覚効果
• 可視領域解析や洪水解析など各種解析機能
• TIFF などの画像ファイルや、MPEG などの動画ファイルへ出力
• 3D シーンを VRML2.0 や OpenFlight 形式に出力
A
P
2時期の画像から変化を抽出
(旧 IMAGINE DeltaCue)
異なる時期に取得した、同じ地域の2つの画像の変化を抽出するアドオンモ
ジュールです。複数の処理をウィザードベースで実行し、一連の処理を標準
化・自動化することで、異なるデータやターゲットの変化をより的確に捉え、
迅速に求める結果を得ることができます。
A
P
特徴:
• 2つの解析処理機能を提供
ウィザードツール: 広範囲のデータから変化を抽出
サイトモニタリングツール: 特定領域のデータを対象に変化を検出
• Tasseled Cap や強度など様々な変化アルゴリズムを使用した差分演算処理
• 自動または手動での変化の閾値設定が可能
• 様々な変化フィルターをもとに変化を抽出
• 専用のビューアー (Change Display) で処理の確認と解析
• 繰り返し試行を行うことで最適なパラメーターの設定が可能
• 抽出結果をシェープファイルで保存可能
各モジュールを追加するために必要になる製品:
E
8
IMAGINE Essentials
A
IMAGINE Advantage
P
IMAGINE Professional
Photo
IMAGINE Photogrammetry
NITF 2.0 / 2.1 / NSIF 1.0 ファイルの読み込みと出力
(旧 NITF for IMAGINE)
IMAGINE で NITF 2.1、2.0、NSIF (NATO Secondary Image Format) 1.0 形
式のデータのインポート、エクスポート等の機能を利用できるようになりま
す。NITF(National Image Transfer Format)は米国のインテリジェンス関係
者、国際標準化機構(ISO)、アメリカ規格協会(ISO/ANSI)と北大西洋条約機
構(NATO)で採用されているデジタルイメージの標準フォーマットです。
A
P
特徴:
• データのインポート・エクスポート時のメタデータの確認・編集
• メタデータの情報を地図作成時に利用
• 評価機関である JITC(Joint Interoperability Test Command)から最高レベルであ
る C Level 7 として認定を得ています。
ステレオ実体視下での3次元フィーチャーの作成
(旧 Stereo Analyst for IMAGINE)
ステレオ実体視を行いながら、精確な3次元ベクターデータの図化を行えま
す。例えば、IMAGINE Photogrammetry で処理した空中三角測量の結果を読
み込み、ステレオ3次元計測やベクターデータの作成が可能です。他のサード
パーティ製の CAD ソフトウェアは不要です。Stereo Analyst for IMAIGNE と
して、単体のアドオンモジュールを購入することも可能です。
特徴:
E
• 実体視を行いながら、ポイント、ライン、ポリゴン等のフィーチャを3次元的にデジタイズ
• 図化に作成したデータの三次元座標をもとに 3D モデルの作成
• 3D モデルの作成
• 3D シェープファイルから KML ファイルへの変換
• 3Dモデルにテクスチャーの貼り付け
A
P
SAR のステレオペア画像から DEM を作成
(旧 IMAGINE Stereo SAR DEM)
SAR 画像のステレオペアを使用して DEM を作成できます。異なる入射角で取
得された SAR 画像から、厳密な軌道モデルを構築し、通常の光学画像で長年
培われてきたステレオマッチング技術を用いた DEM の抽出が可能です。
A
Photo
A
P
P
特徴:
• RADARSAT-1 および RADARSAT-2 (中解像度) のデータに対応
• ウィザードベースの使いやすいインターフェースを提供
• SAR データのメタデータ-をもとに、正確な軌道モデルを構築
このシンボルが表記されている場合は、IMAGINE Photogrammetryが必須
IMAGINE Advantage 以上の製品にアドオンを追加可能
E
A
P
IMAGINE Essentials 以上の製品にアドオンを追加可能
9
SAR 画像の精確なオルソ幾何補正
(旧 IMAGINE OrthoRadar)
SAR センサーモデル、衛星の軌道情報、DEM をもとに SAR 画像の精確なオ
ルソ幾何補正およびジオコード処理が可能になります。SAR 画像特有の地形
による歪みを補正し、ユーザー指定の地図投影法に精密にジオコーディング
された SAR 画像を作成します。これにより光学の衛星画像や航空写真、GIS
データと容易に比較が可能になります。
A
P
特徴:
• 対応センサー: TerraSAR-X、TanDEM-X、RADARSAT-1、RADARSAT-2、ERS-1、
ERS-2、ENVISAT、COSMO-SkyMed、ALOS Palsar
• DEM や GCP を使用した位置・補正精度の向上
• メタデータ情報を作成すれば対応していない SAR センサーの画像の補正も可能
IMAGINE Objective
オブジェクトベースのフィーチャー抽出・分類 IMAGINE Objective は、オブジェクトベースの画像分類、フィーチャー抽出、
フィーチャーの整形処理により、衛星画像や航空写真から GIS データを作成
できます。独自に開発した機械学習とエキスパートナレッジに基づき、最小限
の後処理でフィーチャーデータを抽出することが可能です。
特徴:
• 自動処理により、手動によるデジタイズの作業時間、コスト、作業スタッフ等を削減
• 処理の設定は、フィーチャーモデルとして保存し、モデルの再利用や共有が可能
• 知識が豊富な熟練ユーザーがフィーチャモデルをカスタマイズし、一般ユーザーはカ
スタマイズしたモデルを利用することで様々なレベルのユーザーが使用可能
• 補助的なデータとして傾斜角度、斜面方位、DEM データ、テクスチャーデータなどを
処理に利用可能
• フィーチャーの形状のテンプレートを用意することで、最終的な整形処理でテンプレートの形状に置換
• ひとつのプロジェクト内で複数フィーチャーの抽出も可能
A
P
IMAGINE SAR Interferometry
干渉 SAR 技術による DEM・変化抽出 IMAGINE SAR Interferometry は、高度なインターフェロメトリー(干渉SAR)技
術により、DEM の作成(InSAR)、コヒーレンスによる変化抽出(CCD)、および差
分インターフェロメトリー(D-InSAR) による地殻変動などの地表高度の変化抽
出が可能です。
A
10
P
特徴:
• ユーザーフレンドリーなウィザードベースのインターフェース
• SAR データのメタデータ-から構築した精確な軌道モデルをもとに処理
• DLR(ドイツ航空宇宙センター)と共同開発した、洗練されたインターフェロメトリツール
• 以下の3つの機能を提供します。
InSAR: ウィザードに沿って処理を進めることで、簡単に DEM を抽出
CCD: 撮影時期の異なる2つのレーダー画像のコヒーレンス値の差分から変化を抽出。複
数の時系列データを利用したコヒーレンス変化抽出も可能。
D-InSAR: 差分干渉 SAR 手法により、地表面の変化を波長より細かいレベルでマッピン
グ。地震による地殻変動や地盤沈下などの把握に有効。
IMAGINE AAIC
DN 値から反射率への画像補正
IMAGINE AAIC は、衛星データの DN 値を地物の実際の反射率に変換する機
能を提供します。この処理により、データ撮影時の大気状態、センサーの視野
角など、様々な影響を低減させ、分析に適した画像に補正します。従来、細か
いパラメーターの指定が必要なこの処理を、ユーザーの入力を最小限にし、
自動化しています。Applied Analysis 社が提供する技術を採用しています。
A
P
特徴:
• 複雑なパラメーターの指定が不要
• DN 値から反射率に変換することで、より精確な地表物の反射特性を持つ画像を作成
• 画像分類や画像の数値解析の前処理として最適
• 350-2500nm の波長域の3バンド以上のデータに対応
• 対応センサ: IKONOS、QuickBird2、GEOEYE-1、PLEIADES、WorldView-2、SPOT(4, 5,
6)、Landsat MSS/TM(4, 5, 7)
ATCOR for IMAGINE
衛星画像の大気補正・ヘイズ除去
Atmospheric CORrection (ATCOR) は、衛星画像の大気補正機能を提供しま
す。ATCOR は、DLR( ドイツ航空宇宙センター)で開発されたアルゴリズムで、
ドイツの GEOSYSTEMS 社が提供する IMAGINE 専用のアドオンモジュールで
す。
特徴:
• ヘイズ除去と地表物の反射特定を持つ画像を作成
• 以下の2つのモジュールを提供します。
ATCOR2: 平坦な地域の大気補正処理
ATCOR3: 山岳地域など、DEM を使用して地形の効果を考慮した大気補正処理
• ウィザードにより反射スペクトルの計測、ユ-ザー定義の反射スペクトルライブラリーの作成
• 様々な大気モデル(郊外、都市、海上、砂漠)の指定が可能
• センサー固有のキャリブレーションファイルを使用した反射率への補正
• オプションとして、SAVI、LAI、FPAR、Ground Albedo など付加価値製品の作成
• BRDF (双方向反射率分布関数)の補正が可能
A
P
IMAGINE MrSID Encoder
MrSID 形式への画像出力
MrSID (Multi Resolution Seamless Image Database) フォーマットは、
LizardTech 社が特許を保持するウェーブレット技術による高圧縮率で精確な
ロスレス画像の生成が可能です。IMAGINE の標準機能でも 50MB (5000万ピ
クセル) までのデータ圧縮及びビューアでの無制限のデータ読み込みが可能
ですが、アドオンモジュールとして IMAGINE MrSID Encoder を追加すること
で、それ以上の画像サイズを圧縮が可能になります。
MrSID
E
A
P
特徴:
• MrSID テクノロジーの Generation 3 (MG3) に対応
• 2つのレベルから選択できます。
IMAGINE MrSID Desktop Encoder: 約500MB (5000 万~5 億ピクセル) までの圧縮
IMAGINE MrSID Workstation Encoder: 圧縮サイズ無制限の圧縮
11
Map2PDF for IMAGINE
IMAGINE で作成したマップを高品質な GeoPDF
形式に出力
IMAGINE Map2PDF は、TerraGo Technologies の Map2PDF 技術をもとに、
画像や成果図を位置情報と共に GeoPDF® ファイルへと変換する機能を 追加
します。GeoPDF は、Adobe® Reader で表示することができ、専門的な知識
を持たない多数のユーザーと空間情報を共有できます。また、PDF に変換す
ることでファイルサイズが軽量化されるため、現場での配布や社外への持ち
出しも容易になります。
E
A
P
特徴:
• IMAGINE で対応している135種類のデータ形式から GeoPDF を作成
• データ変換時に画像のバンド、解像度、圧縮率や画像強調など、様々な設定が可能
• TerraGo Technologies が無償で提供する TerraGo ツールバーをインストールすると
Acrobat Reader で GeoPDF 形式の地図や画像およびその位置情報へのアクセス、
計測、更新が可能
Stereo Analyst for IMAGINE
ステレオ実体視下での3次元フィーチャーの作成
IMAGINE でステレオ実体視を行いながら、精確な 3 次元ベクターデータの図
化を行えます。例えば、IMAGINE Photogrammetry で処理した空中三角測量
の結果を読み込み、ステレオ実体視を行いながら、3次元計測やベクターデ
ータの作成が可能です。他のサードパーティ製の CAD ソフトウェアは不要で
す。IMAGINE Essentials 上で動作します。
本モジュールは、IMAGINE Expansion Pack にも含まれています。
特徴:
• 3D 実体視下で、ポイント、ライン、ポリゴンフィーチャを3次元的にデジタイズ
• 図化で作成したデータの3次元座標をもとに 3D モデルの作成
• 建物の 3D モデルの作成
• 3D シェープファイルから KML ファイルへの変換
• 3D モデルにテクスチャーの貼り付け
E
A
P
Photogrammetry for IMAGINE
デジタル写真測量の機能を IMAGINE に追加
このアドオンモジュールにより、IMAGINE Photogrammetry (旧 LPS) と同等
の写真測量機能を IMAGINE に追加します。複雑になりがちな標定作業から
オルソモザイク作成までの工程をシンプルに実現可能です。 洗練されたイン
ターフェース、ウイザードベースのツール、自動化された処理により、一連の写
真測量プロジェクトに伴う作業時間と費用はもちろん、習得に要する時間を
大幅に減少することが可能です。従来の航空カメラ、衛星データやデジタルカ
メラの標定にも対応しています。
A
12
P
特徴:
• 写真測量プロジェクトの設定・管理、三角測量、オルソ幾何補正
• 航空写真、衛星画像、デジタルカメラ、ビデオカメラなど多数のデータに対応
• 自動内部標定、手動・自動ポイント計測(ステレオ表示対応)
• 高密度の DSM ポイントデータの生成(シングルモードのみ可)
対応センサー: ADS 40/80, ALOS PRISM (RPC, OP), ALOS AVNIR-2(OP), ASTER (OP), CARTOSAT-1 (RPC), デジタルカメラ, フレームカメラ, 非計測用カメラ, DEIMOS (RPC), DPPDB
(RPC), EROS A & B (OP), FORMOSAT2 (OP), GeoEye (RPC), IKONOS (RPC), IND High Res (RPC), IRS-1C/1D (PP), KOMPSAT 1,2,3 (RPC), Landsat MSS (PP), Landsat 7 ETM+ (PP),
ORBIMAGE (RPC), Pleiades (RPC, OP), QuickBird (RPC, OP), RapidEye (RPC), RESOURCESAT (RPC), SPOT 1 – 4 (PP), SPOT 5(OP), SPOT 6(RPC, OP), TH-01 (RPC), THEOS (OP),
Video Camera, VisionMap A3, WorldView (RPC, OP)
RPC = RPC(有理多項式)のセンサーモデル, OP = 軌道情報をもとにしたプッシュブルーム方式のセンサーモデル, PP = 多項式ベースのプッシュブルーム方式のセンサーモデル
IMAGINE Auto DTM
地形データの自動抽出
(旧 LPS ATE、旧 LPS eATE)
IMAGINE Auto DTM は、複数のステレオデータから地形データを高速に抽出
する機能を提供します。作成する DSM の密度や対応するセンサーモデルによ
り、3つの抽出モードから柔軟に選択できます。
Photo
A
P
特徴:
• 低密度マッチングモード(旧 LPS ATE)
•最も高速に地形データを抽出
•精度、品質、処理の詳細に関するレポートの出力
•カスタマイズ可能な DSM 抽出ストラテジーパラメーターや対象範囲の設定
•対応センサー: 航空機フレーム・デジタルカメラ、ビデオ・非計測用カメラ、
衛星センサー
•出力形式: ラスター、LTF TIN、3D シェープファイル、TerraModel TIN、ASCII 形式
• 高密度マッチングモード(旧 LPS eATE)
•ピクセルベースの画像マッチングにより、精確で高密度な地形データを抽出
•画像のフットプリント、対象領域、カスタマイズ可能な、相関マッチングのストラテジーなどパラメーターの指定や確認
•出力ポイントデータの RGB エンコード、フィルターによる間引き、ファイル分割、分類処理
•精度や処理の詳細に関する XML 形式のレポートの出力
•対応センサー: 航空機フレー ム・デジタルカメラ、ビデオ・非計測用カメラ、衛星センサー
•出力形式: LAS 1.3、ラスター、LTF TIN、3D シェープファイル、ASCII 形式
• SGM(Semi-Global Matching) モード(新機能)
•Semi-Global Matching アルゴリズム(ピクセルベース)により、高い処理パフォーマンスでより高密度なポイントクラウドデータを抽出
•ユーザーが行う設定を最小限にしたシンプルなインターフェース
•ポイントクラウドの間引き、RGB/FCIR エンコード処理
•対応センサー: デジタルカメラ (Leica RCD30、Z/I DMC、UAVセンサーなど)
•出力形式: LAS 1.3 形式
• バッチ処理時の並列処理によるパフォーマンスの最適化
IMAGINE Terrain Editor
ステレオ実体視下での地形データの編集
ステレオ画像を背景に表示しながら、ポイント、TIN、ラスター形式の地形デ
ータを編集するツールです。IMAGINE Auto DTM で自動抽出した地形デー
タの整形・編集に最適です。本製品は、IMAGINE Essentials 以上のコア製
品上で動作します。
特徴:
• 地形データに必要なツールを集約した専用のインターフェース
• ステレオ画像上にポイント、ライン、TIN や等高線として地形データを表示しなが
ら編集
• 地形の高さにカーソルの高さを自動的に合わせる地形追跡モード
E
A
P
• 画像 (ローミング、表示コントラスト、ステレオの表示タイプ) や地形データ (スタイル) の柔軟な表示設定
• IMAGINE Photogrammetry のプロジェクトファイルに登録されている、GCP やタイポイント、または参照 DEM データの表示。精度を確認しなが
ら、編集作業を実施可能
• 多様な編集ツール
•ブレークライン: U・V・ブルドーザー形状、ストリーム編集モード、バッファーの指定、インポート・エクスポートなど
•エリア処理: 高さのオフセット、スムージング、定数指定、サーフェースへのフィッティングや補間、点・ブレークラインの削除、スパイクの除去、ポイ
ントの間引き
•フェザリング: 境界のスムージング
• インタラクティブで効率的な編集を可能にする TopoMouse
など、写真測量用のマウスに対応
TM
13
ORIMA
大規模な航空写真プロジェクト向けの
高度な調整計算
ORIMA は、高性能の大規模ブロック調整用 (三角測量) のツールです。画像、
座標、地上基準点、GPS/IMU などを含む大容量データの処理が可能です。ア
ナログ/デジタルカメラや Leica Geosystems の ADS 40 や ADS 80 データなど
の航空写真に対して、効率よく調整計算を行えます。
Photo
A
P
特徴:
• 操作性の高いリボンインターフェース
• ブロック解析、ブランダーの識別・除去、空間後方交会、再測定のためのポイント&ク
リックによる画像領域指定など、インタラクティブなグラフィックツール
• GPS/IMU データの補正、セルフキャリブレーションおよびボアサイトキャリブレーシ
ョンに対応
ERDAS Engine
負荷の高い処理を効率的に分散処理
ERDAS Engine は、負荷が高く、コンピューターのリソースの集中的な利用が
必要になるプロセスを複数のワークステーション、または、同一のワークス
テーションのマルチコアに処理を分散させることで、IMAGINE や IMAGINE
Photogrammetry の機能を補間します。
IMAGINE Essentials には1つ、Advantage, Professional および IMAGINE
Photogrammetry には、4つの並列処理が可能な ERDAS Engine のライセン
スが提供されます。アドオンモジュールとして ERDAS Engine を追加購入する
ことで、並列処理が可能な数を増設することもできます。1台のマシンでの使
用だけではなく、Condor (ライセンスフリーのオープンソース処理エンジンソ
フトウェア)を使った分散コンピューティング環境で ERDAS Engine を利用し
た、複数台のワークステーションによる分散処理を行うことも可能です。
プロセス
プロセス
プロセス
E
A
P
ERDAS Engine の利用に適した処理例:
• 複数画像のインポート・エクスポート処理、ピラミッドレイヤー作成、統計情報の計算、異なる投影法への投影変換
• NITF 画像の RSETs 生成
• オルソ幾何補正時のリサンプリング処理
• 画像の切り出し、パンシャープン、レイヤースタック、NDVI 変換などの画像処理
• 複数画像の教師なし分類や画像のセグメンテーション
• IMAGINE Objective を使用したオブジェクト分類によるフィーチャー抽出
• IMAGINE Auto DTM を使用した地形 (ポイントクラウド) データ抽出
IMAGINE Developers’ Toolkit
C/C++
<.h>
+
+
E
14
WEBフォーラム
IMAGINE の機能を拡張するための開発者向け
ライブラリーとドキュメント
IMAGINE Developers’ Toolkit は、IMAGINE の機能を拡張したり、独自の機
能を追加するための C/C++ 言語の API とドキュメンテーションを提供するツ
ールキットです。Hexagon Geospatial が提供する Developers’ Toolkit 保守
ユーザー専用のディベロッパーネットワークの Web サイトへアクセスし、最新
の API や情報の入手、ユーザーフォーラムで他の開発者との情報共有を行え
ます。
A
P
Developers’ Toolkit の利用例:
• 独自のデータ形式のインポーター・エクスポーターやラスター DLL の作成
• 独自のアルゴリズムの追加
• 独自のセンサーモデルの追加
• IMAGINE 上で動作する独自アプリケーションの開発、など
IMAGINE 2014 における製品の再構成
IMAGINE 2014 では、すべての製品の見直しを行い、導入いただきやすい価格を維持しつつ、より多くの機能を追加してい
ます。製品の再構成により、複数のアドオンモジュールの統合、さらにいくつかのアドオン機能をIMAGINEのコア製品融合
することで、お客様にとってより価値の高い製品を提供できる、シンプルな製品構成になりました。
• アドオンモジュールの機能をコア製品に融合
コア製品
Essentials: ベクタートレース機能 (旧Easytrace)、ベクター読み込み・編集機能 (旧Vectorの一部)
への統合
3つの改善
Advantage: レーダー画像補正・強調機能 (旧Radar Interpreter)、ラジオメトリック色調補正機能 (旧Image Equalizer)
• 人気の高いアドオンモジュールをIMAGINE Expansion Packとして統合
アドオン
• Expansion Packに含まれる機能:
画像の位置合わせ機能(旧AutoSync)、3Dビジュアライゼーション・解析機能(旧VirtualGIS)、変化抽出機
モジュール
能 (旧DeltaCue)、SAR画像オルソ補正機能 (旧OrthoRadar)、SARのステレオペアからDSM抽出機能 (旧
の統合
写真測量
モジュールの
再構成
StereoSAR DEM)、3Dベクターの図化機能 (Stereo Analyst for IMAGINE)、NITFの入出力 (旧NITF)
• 写真測量製品をLPSからIMAGINE Photogrammetryに改名
• 地形抽出機能を、低・中・高密度の3段階のレベルのアルゴリズムから選択できる Auto DTMモジュールとして集約
• DTM編集機能のTerrain Editorにステレオ機能も付加し、IMAGINEのどのレベルのコア機能上でも利用可能に
新旧アドオンモジュールの対比
IMAGINE 2013 と IMAGINE 2014 では、アドオンモジュールの構成において下図のような変更があります。
リモートセンシング画像処理モジュールの変更
IMAGINE 2013
IMAGINE 2014
IMAGINE 2013
IMAGINE AutoSync
IMAGINE Easytrace
IMAGINE VirtualGIS
IMAGINE Vector
IMAGINE
Expansion
Pack
IMAGINE DeltaCue
IMAGINE Stereo SAR
IMAGINE Ortho Radar
Stereo Analyst for
IMAGINE
NITF
写真測量処理モジュールの変更
IMAGINE 2013
IMAGINE 2014
LPS Core
LPS Stereo
IMAGINE Photogrammetry
LPS eATE
(シングルモード)
IMAGINE 2013
LPS Terrain Editor
LPS Stereo
IMAGINE Terrain Editor
IMAGINE Essentials 以上の
コア製品に含む
7つの人気のあるアドオンモジュールを統合し、IMAGINE Expansion Pack と
して提供しています。ひとつのアドオンモジュールを購入することで、複数の
機能を利用できるようになります。
旧 IMAGINE Easytrace および旧 IMAGINE Vector の機能は、エントリーレベ
ル のコア製品である、IMAGINE Essentials に融合しました。これにより、す
べての IMAGINE 製品で、ベクターデータを最大限活用していただけます。
複数存在していた写真測量機能のモジュールをシンプルな3つのアドオン
モジュールにまとめました。写真測量処理のコアとなる製品は、IMAGINE
Photogrammetry と名称を改め、DEM データ抽出用の3つのアルゴリズム
は、ひとつのアドオンモジュール、IMAGINE Auto DTM として生まれ変わり
ました。さらに、地形データの編集が可能な、IMAGINE Terrain Editor は、
すべてのレベルの IMAGINE のコア製品上で動作します。これにより、編集
端末のライセンスを必要な機能だけ、柔軟に導入いただけます。
IMAGINE 2013
IMAGINE 2014
IMAGINE 2014
IMAGINE 2014
LPS ATE
LPS eATE
IMAGINE Auto DTM
(Semi-Global
Matching)*
* SGM は、IMAGINE 2014の新機能です。
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