『演劇体験ワークショップ』 摩美術大学大学院 芸術学専攻身体表現研究領域2年 丸 れいな 対象:演劇に興味がある人演劇を体験してみたい人なら誰でもOK。(初心者大歓迎) 人数:20名程度 場所:シェア奥沢 時間:約1時間30分 服装:動きやすい格好でお越しください(シャツ、パンツスタイル) 担当者:多摩美術大学大学院 芸術学専攻身体表現研究領域2年 丸 れいな コンセプト:「演じる事を楽しむ」をテーマとし、言葉、身体を自由に使って楽しくコ ミュニケーションスキルを磨けるワークショップになっています。アイスブレイク、エ チュードを通して誰でも演劇の基礎を学び体験することが出来ます。 演劇を皆さんのもっと身近な物にし、演劇を通して若者からシニア層までの方が交流し 一緒に演劇を楽しみましょう。 【ワークショップの流れ】 15:30(開場)ウエルカムティー 16:00〜17:00演劇ワークショップ 一部 ・ 皆で曲に合わせてストレッチを行う ・ エクササイズ 二部 ・ アイスブレイク ・ 身体を使ったエクササイズ ・ 言葉を使ったエクササイズ ・ エチュード 17:10〜18:00スタニスラフスキーの身体的行動の方法論についての講義 18:00〜交流会 スタニスラフスキーの講義について 私は、 『コンスタンチン•スタニスラフスキーの身体的行動の方法論 〜スタニスラフス キーシステムの演技法から俳優の身体と心情をめぐって〜』を修士論文の研究テーマと しています。 スタニスラフスキーが生み出した俳優訓練法は、20世紀の演劇界に多大な影響を与え ました。わざとらしい作り物の演技を排し、より現実に近い自然な演技について研究し 生み出されました。そんなスタニスラフスキーシステムとは、心理的な内面性、身体的 な外面性の両方から成り立っています。 有名な俳優でもあり演出家でもあったスタニスラフスキーが一生を通して研究し続け てきたスタニスラフスキーシステムを生み出すまでの経緯から、システムの意義を考察 していきます。 私は今までの11年間俳優として舞台やカメラの前で役になりきり演じてきました。 日々の中で、どうしたら与えられた役になりきり演技することが出来るか。又、良い演 技とは何かについて日々疑問を感じていました。 その中で私は大学院に入学した当初の2年前にスタニスラフスキーシステムと出会い ました。 スタニスラフスキーシステムを生み出した、スタニスラフスキーは、1863年にロシ アで生まれた俳優であり演出家でモスクワ芸術座を立ち上げた人物です。 彼が幼少期の頃から晩年まで研究し続け実践されてきたスタニスラフスキーシステム は、俳優の創造力を呼び起こし、作品が求めている状況のリアルさを表現する為に、そ うした状況や人物像を自分自身の感情や感覚に置き換えるにはどうするべきかを問う 稽古法です。 この演技法は、モスクワ芸術座やアメリカのアクターズ・スタジオをはじめとし、幅広 く応用されており、日本でも当時のシステムの受領者であった小山内薫によって、不完 全な形とはいえ新劇界へ持ち込まれ使われています。 私は、俳優を目指している人ならば学んでおくべきだとも考えます。 論文では、スタニスラフスキーが残した戯曲の読み方、過去の体験を呼び起こし、想像 を働かせ、身体的行動へと繋げる稽古法を理解しやすいように解りやすく解説していき たいです。
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