例 大 祭 - 太平山三吉神社

のご案内
宮司
田 村 泰 教
ようやく寒さが和らぐこの時季、北国では
草木が一斉に芽吹き、梅や桜もつぼみをつけ
る。四季の移ろいの中で、大地の胎動や自然
の力強さ、命の蘇りを五感で感じられる喜び。
春はやはり格別だ。▽春の息吹に触れると、
何か新しいことが始まるような、わくわくと
した前向きな気持ちになる。新生活のスター
トや、心機一転の再出発には、今の季節が最
も相応しい。▽まもなく農作業も本番を迎え
る。実り豊かな秋を迎えるためには、まずは
何より春の準備が大切。何かれとなく不安も
五月八日㈯
午前十一時
当日祭
六月初旬
奥宮御社殿起工式
月 次 祭
各月八日・十七日
午前十時
五月七日㈮ 午後六時
春季例大祭
宵宮祭
行事日程表
で新年度を始動したいものである。
新な気の力と生命力を頂いて、新鮮な気持ち
だろう。自然の中に満ち溢れる精気から、清
中、のんびりと散策など楽しんでみてはどう
一年を送るためにも、時には麗らかな日差し
多く、慌しく時間に追われる現代、充実した
春の里宮
平成22年4月10日
み よ し
(1) 126号
発 行 所
太平山頂上鎮座
太平山三吉神社総本宮
宮司 田 村 泰 教
秋田市広面字赤沼3の2
電 話 (018)834 ―3443
F A X (018)835 ―6864
h t t p : // w w w . m i y o s h i . o r . j p
春 季
例
大
祭
昨秋解体となった奥宮御社殿について、新
しい御社殿の設計がほぼ固まり、いよいよ今
春の雪解け後より改築工事に着工の予定とな
りました。
新御社殿は、木材に青森ヒバを使用し、約
九坪の流れ造・銅版屋根の本格的な神社建築
を計画しております。
開閉山祭で御遷座する御神体を納める祭壇
部分には御扉を設け、一般の登山者の方々に
立 面 図
田村
泰教
奥宮御社殿
改築工事について
宮
司
も靴を履いたまま気軽にお参り頂けるよう、 皆様からの温かいご支援を頂き、昨年竣功
入口の土間部分も以前より広くいたします。 となりました参籠所再建工事に引続き、本年
祭典・祈祷奉仕の折には、従来同様、御社殿 春より奥宮御社殿の改築工事と山頂一帯の整
内に参拝者が参列できる形式を予定しており
備工事に取り掛かることとなりました。
ます。
既にご案内の通り、以前の奥宮御社殿は老
また、奥宮御社殿改築工事と並行して、山 頂一帯の整備工事も行ないます。御社殿の防 朽化が著しく、大きな懸案事項でございまし
風壁を作るとともに、頂上の各種御神像や記 たが、参籠所不慮の火災により、本年着工の
念碑類を社殿周囲に整然と配置して、山頂の 運びとなりました。
スペースを有効に使えるよう配慮し、より多
工事期間中は、何かとご不便をお掛けする
くの方々が山頂からの眺望をゆっくりとお楽 こととなりますが、奥宮御社殿の無事竣功を
しみ頂けるようにしたいと存じます。
祈念し、ご理解とご協力を賜わりますようお
工期については、
本年雪解けの状況により、
願い申し上げる次第でございます。
概ね五月下旬から八月下旬を予定しておりま
すが、何分にも山頂の厳しい天候のもとでの 太平山奥宮は、当社にとりまして信仰発祥
工事となりますので多少の変更も予想されま の原点であり、時代が移った今も神社の中心
すが、遅くとも九月閉山祭までには、一連の 的な存在です。その維持管理は、里のお社と
太平山山頂整備事業を終えたいと考えており は比べようもないほどの困難を伴いますが、
ます。
歴代の神職、氏子崇敬者の遺志を体し、太平
尚、本年度の開山祭は、例年同様七月十七 山の信仰と素晴らしい自然環境、また登山を
日に斎行いたしますが、工事期間中は参籠所
通して心身を清め、鍛えるという美風を守り
内に仮殿を設けて、各種祭典・祈祷を奉仕を
続けていけるよう、太平山山頂整備事業完遂
することとなります。
参拝者・登山者の方々には大変にご不便を に向けて全力をあげて努力して参る所存でご
お掛けすることとなりますが、何卒、ご理解 ざいます。
ご協力の程、切にお願い申し上げる次第でご
ご関係の皆様には、何卒倍旧のお力添えを
ざいます。
賜わりますよう切にお願い申し上げます。
太平山山頂整備事業
奥宮御社殿改築工事今春着工予定
126号 (2)
み よ し
平成22年4月10日
進藤
金一
お力添えの お 願 い
三吉奉賛会会長
今 冬 の 山 頂
︵太平山三吉神社責任役員︶
この度の太平山山頂整備事業につきまして
は、広く県内外より多くの皆さまからご奉賛
賜わっておりますことに、心より厚く御礼申
し上げます。
お陰様をもちまして、不慮の火災により焼
失いたしました山頂の参籠所は昨年無事再建
となり、本年はいよいよ奥宮御社殿の改築工
事と山頂一帯の整備工事が開始となります。
奥宮御社殿は、申すまでも無く当社の信仰
の中心であり、古くから霊峰として敬われて
きました太平山のシンボルでもございます。
新しい御社殿が、事故なく無事竣功となり、
多くの参拝者、登山者の心の支えとなること
を、心より祈念するものでございます。
奉賛活動も本年秋をもって終了となりま
す。昨年の参籠所改築工事では、天候不順等
もあり、空輸費が当初の見積りより大幅に掛
かり増しとなりました。神社側といたしまし
ても、極力無駄を排し経費節減に努めており
ますが、本年の諸工事においても資材等の運
搬に大きな負担が見込まれております。
ご関係の皆さまには、重ねてのお願いで誠
に恐縮に存じますが、
整備事業完遂に向けて、
更なるお力添えと幅広いお声掛けの程切にお
願い申し上げる次第でございます。何卒宜し
くお願い申し上げます。
平 面 図
平成22年4月10日
み よ し
(3) 126号
三吉梵天と龍の彫刻
俳人斎藤諒一さんから一通の書簡
地元シリーズ
を受け取りました。
︱︱︱前略。三吉梵天俳句大会、
写真ありがとうございました。お
礼申し上げます。
臼 井 道 隆
諸先生にお会い出来、句会の熱
気にふれ、
勉強になりました。
﹁俳
︵投句数四十六句︶
によっ 星﹂にて俳句を読まれおりますと
秋田市広面の太平山三吉神社 二十三名
︵ 田村泰教宮司 ︶の﹁ 梵天祭り ﹂ て実施された。入選者五名を互選 のこと恐縮です。下手なりに、充
が行われた。一月十七日同神社の 決定した後、記念写真撮影、表彰 実感を求めている次第です。
コピーが送られて来ました。
境内は午前十時頃には大勢の見物 式を行い午後二時三十分より懇親
﹃無心にノミをふるう彫刻師﹄と
ところで三吉神社の彫物、彫刻
客で埋め尽くされて梵天が次から 会に移った。今年も三吉神社側の の龍などは彫師喝雲の作です。
いう書き出しの掲載文より一部抜
次へと奉納され、正午頃には先 ご協力によって、句会受付の午後 喝雲は現潟上市飯田川妹川出身 粋しますと、︱︱︱喝雲さんは、
陣争いで興奮のるつぼと化して、 十時から懇親会まで予定通り四時 で、私の祖母の弟︵故人︶です。 秋田市の護国神社や赤沼にある太
八十三本の梵天が奉納されたとい 三十分に盛会裡に終える事が出来 県の護国神社、男鹿市門前の長楽 平山三吉神社などの玄関彫刻を手
う。
ました事に対し心より感謝申し上 寺など社寺に多くの彫刻を遺して がけているが、見事な出来栄えに
います。三吉神社の龍の彫刻の裏 参拝者の間からは〝県内随一〟と
げます。
梵天のジョヤサジョヤサと
面には、喝雲の名が刻されている いわれているほど。向学心盛んな
進みけり さて本題に入ります。太平山三
吉神社総本宮の里宮社殿には、献 と思います。言わずもがなのこと 喝雲さんは二十五歳のとき、宮大
梵天の怒濤のうねり寄す正午
なれど、一寸ばかり一筆まで恐縮 工だけの修業だけではあきたら
道
隆 額の干支の絵や大凧が吊られ、又
恐縮、今後ともよろしくお願い申 ず、当時宮中の格天井の彫刻を手
秋田市俳句人連盟主催の恒例 正面欄間︵天井と鴨居のあいだに
の当日全県梵天俳句大会は、神 作った空間︶には、龍の彫刻が施 し上げます。
掛けた国内屈指の彫刻師、故佐藤
社 斎 館 に されていて、私は興味を持って写 ︱︱︱原文のまま
東太郎に師事して彫刻を学んだ正
お い て 正 真を撮影していましたが、不思議 こうして彫師喝雲の名を知り得 統派。以下省略︱︱︱︱
午 締 切 の と龍が浮き出る様な鮮明な写真が ましたが、もう少し詳細を知りた の文章から喝雲の腕前を知る事が
撮れずにおり くて、市立図書館明徳館に出向い 出来ました。
ましたし、ま て担当者に検索して貰いました
私は今度こそ敬虔な気持ちで龍
して彫師の名 が、喝雲に関する資料が見当らな の彫刻と対峙して、火を吐きなが
前すら存じて いとの回答でした。
ら浮き出る龍を撮りたいと思って
そこで再度斎藤さんに資料の有 いる昨今です。
おりませんで
無を問合せたところ、秋田魁新報
した。
社の記事︵昭和五十九年九月三日
ところが先
喝雲の龍が火を吐く荒梵天
般五城目町の 付︶が手元にあるとの事で、早速
道
隆
126号 (4)
み よ し
平成22年4月10日
佐
藤
元
昭
秋田での三年間
札幌三吉神社
禰 宜
権
まで行って良かったと言う達成感を得
ることが出来ました。
山頂での神明奉仕はとても清々し
く、初心にかえり、気持ちを引き締め
ることができ非常に良い経験でもあり
ました。
秋田では沢山の事を経験できまし
た。四月からは札幌の実家に戻っての
奉仕となります。三年間という短い時
間の中でありましたが、今後の自分に
とってプラスと為ることばかりでし
た。将来は宮司となり一社を運営して
いく立場となります。今以上に大変な
ことや辛いことが多々あるとは思いま
すが秋田で経験したことを糧に自社の
繁栄、また北海道の三吉信仰の発展に
努めて参りたいと思います。
秋田から離れることになってしまい
ましたが、春祭りや、秋祭りなど秋田
に行く機会はこれからもたくさんあり
ますのでその際は宜しく御願い致しま
す。
最後になりましたが、三年間面倒を
見てくださいました田村宮司様をはじ
め職員の皆様、またご関係の皆様方に
心より御礼申し上げます。短い間でし
たが有り難うございました。
人 事
転
任
菅野
和彦
新山神社宮司
札幌三吉神社権禰宜
佐藤
元昭
金
幣
金子
ヒロ
様
小川
高志
様
山頂 AED 一式
言挙げ
秋田にき
て か ら 三 年。
毎日があっと
いう間に過ぎ
ていった。貴
重な体験もた
くさんするこ
とができとても勉強になることばかり
でした。
また、年間を通し様々な行事が行わ
れる中、神社に協力をしてくださる
方々、地元の方々等たくさんの方々と
接するのも私にとってはとても勉強に
なっていました。はじめの頃は、右も
左もわからない、それに加え言葉も全
くといっていいほどわからない。日々
の生活に慣れていくことが一番大変な
ことでありました。
その中でももっとも印象に残ってい
るのが﹁太平山﹂での生活です。電気
や風呂がなく携帯電話も通じない。起
床してからは自分たちが使う水を汲み
にいく。考えたことのない生活環境で
したが、普段当たり前のように使って
いる物の大切さを身を以て経験するこ
とが出来ました。また、山頂から見え
る景色も格別で、辛い思いをして山頂
秋田蕗ライオンズクラブ 様
奉納者ご 芳 名
平成22年4月10日
み よ し
(5) 126号
新 任
原田
憲幸
小出
将嘉
出仕を命ずる
鈴木
寿興
様
色紙額
み よ し
126号 (6)
大御神に神饌を奉るお祭
外
宮
①
が行なわれています。
豊受大御神︵とようけ 古来から、神宮に参拝
のおおみかみ︶をお祭り する際は、まず外宮をお
する豊受大神宮は、内宮 参りしてから、内宮に参
に対して外宮︵げくう︶ 拝 す る の が な ら わ し と
と呼ばれます。
なっています。
約千五百年前に、夢の ︵建物やお祭りは、ほぼ
中で天照大御神身のお告 内宮と同様ですが、両宮
げを受けられた雄略天皇 は決して並列するもので
が、丹羽の国から現在の はなく、あくまで内宮が
内宮に程近い山田の原に 神宮の中心となります。
︶
豊受大御神をお祀りされ
ました。
豊受大御神は御饌都神
み( け つ か み と) も 呼 ば
れ、神々にお供えする食
物を司る神さまで、衣食
住や広く産業発展の守護
神として崇敬されていま
す。
御垣内の御饌殿では、
毎日の朝夕の二度、天照
平成22年4月10日
豊受大神宮
写真提供:神宮司庁
お
伊
勢
さ
ん
⑮
二六伊
十十勢
五二神
年回
︶式宮
に年で
関遷行
す宮
わ
る れ
企︵
画平る
成第
平成 22 年度梵天祭奉納団体ご芳名
お蔭様で大きな事故もなく無事終了いたしました。厚く御礼申し上げます。
㈱
秋
田
銀
行
㈱ T T K 秋 田 支 社
㈱ユアテック秋田支社
秋田大学工学資源学部有志
( 社 ) 秋 田 育 明 会
広 面 地 区 体 育 協 会
広 面 商 工 振 興 会
赤
沼
町
内
会
田 中 梵 天 保 存 会
広
面
町
内
会
濁 川 梵 天 有 志
桜
有
志
泉 梵 天 奉 納 会
土
崎
港
有
志
蛇 野・ 西 町・ 大 沢 町 内 会
蛇
野
町
内
会
神
田
有
志
大
吉
食
堂
㈲
エ
イ
ド
NTT東日本秋田グループ
東日本旅客鉄道㈱秋田保線技術センター
下
北
手
有
志
三吉剣道スポーツ少年団
日本生命秋田支社千秋営業所
羽 立 太 平 山 講 中
秋田市立東小学校バスケットボール部
東 部 瓦 斯 ㈱ 秋 田 支 社
(社)新成会老人保健施設友愛の郷
特別老人ホーム新成園
社会福祉法人こばと保育園
こばと学童保育クラブ
水 口 町 内 有 志
ボーイスカウト秋田第 33 団ビーバー隊
梶 ノ 目 町 内 会
赤
沼
子
供
会
柳
田
子
供
会
谷 内 佐 渡 若 葉 子 供 会
大
巻
子
供
会
神 武 館 三 吉 道 場
神 武 館 田 村 道 場
サンクス秋田広面北店
東日本旅客鉄道㈱秋田支社秋田駅
蛇 野 若 竹 子 供 会
全農物流㈱秋田県支店
造
酒
写
真
館
㈲ 斎 藤 昭 一 商 店
広 面 エ コ ク ラ ブ
レスリング北志館道場
村
越
農
産
㈱
石
川
建
設
㈱
北
都
銀
行
日本コムシス㈱秋田支店
学 校 法 人 伊 藤 学 園
学校法人伊藤学園秋田東幼稚園
( 財 ) 秋田県総合保健事業団
ボーイスカウト秋田第 57 団
秋田市立広面小学校3年部
柳
田
町
内
会
谷 内 佐 渡 町 内 会
太
平
有
志
原
田
ウ
タ
下 北 手 子 供 梵 天 会
梵 天 奉 納 有 志
三 吉 節 保 存 会
青少年育成秋田市民会議
浅
利
久
雄
太 平 山 神 人 有 志
新
極
真
会
新
政
酒
造
㈱
奥 羽 住 宅 産 業 ㈱
向
山
有
志
空 手 忍 会 総 本 部
高
橋
秀
造
下 北 手 還 暦 の 会
(順不同・敬称略)
平成22年4月10日
み よ し
(7) 126号
初
詣
師走大祓 ︵大晦日︶
煤払式 ︵十二月十三日︶
梵天反省会 ︵二月五日︶
新年を前に、斎竹で境内施
梵天祭の盛況を祝い、奉納
三ヶ日悪天候の中、十万人
罪けがれを祓い清める節目
設を祓い清めました。
者同士の懇親を深めました。
を超える多くの方々がお参り の神事を斎行いたしました。
されました。
厄年祓
どんと祭 ︵一月三十一日︶
厄年や還暦等の年祝いの方
古い守札や縁起物をお炊上 がお祓いを受けられました。
げいたしました。
︵年間を通して随時奉仕︶
春 季
のご案内
例
大
祭
宵
大
宮
祭
祭
五
月
八
日
︵
土
︶
午
前
十
一
時
五
月
七
日
︵
金
︶
午
後
六
時
︵八日︶
︽巫女舞︾浦安の舞
︽巫女舞︾悠久の舞
︵七日︶
︵各日とも、祭典後直会がございます。
︶
◎ ご 参 列 の 方 は、 四 月 二 十 五 日 ま で に 係
︵佐々木︶までご連絡下さい。
例
記
恒例により平成二十二年度春季例大祭を左
記の通り斎行いたします。
ご家族、お仲間同士お誘い合わせの上、多
数ご参列を賜りますようご案内申し上げます。
126号 (8)
み よ し
平成22年4月10日
当社の特殊神事梵天祭が斎行され、
七十三団体様から八十三本の梵天をご
奉納を頂きました。
本年は日曜日にあたり、秋田の冬の
風物詩を、多くの方々が拝観されまし
た。
平成22年1月17日
(日)