台湾へ輸出する際の 注意事項

台湾へ輸出する際の
注意事項
輸入禁制品
対象品目
・銃器、銃弾、爆薬、毒ガスとその他の兵器(部品、付属品を含む)
・共産主義を宣伝する或いはその他国策に違反する書籍、図画写真、文書及びその他物品
・偽造または変造の各種貨幣、有価証券、切手、収入印紙及びその他徴税表ライセンス証
・毒品危害防制条例に列挙された薬物及びその製剤、ケシの種、コカの種、及び大麻の種等
・稲、米粉、落花生、茶葉、種(中国大陸を原産地とし「輸入管理規定」の輸入規制緩和対象外の品目 ※
・宝くじ
※ 中国大陸物品の「輸入管理規定」
<主管省庁、機関> 経済部
<主管省庁、機関>
海關(台湾税関)
http://web.customs.gov.tw/mp.asp?mp=1
現地において確認が必要とされる主な項目および規制
米などの穀物・食糧
肉・肉製品
対象品目:もみ、玄米、もち米、その他精米、デンプン粉、
フレーク状、その他加工された穀物類の製品、
或いは穀物類調製食品(例えば:コーンフレー
ク)など米を使用している加工品でその米重量
が30%以上のもの
対象品目:牛肉、豚肉、鶏肉及び食肉加工品等、家畜
伝染病病原体などの侵入防止のために規制
行政院農業委員会発行の同意文書或いは
糧商登記証(ライセンス)のコピーが必要です。
農業委員会の同意書が必要です。また、台湾輸入前に
検疫を行い、(日本農林水産省で発行された)動物検疫
証明書の取得が必要です。
※日本から海外への米を輸出する際は日本農林水産省に輸
出数量の届出を行う必要があります。
※口蹄疫など伝染病の発生状況に応じて、輸入が禁止されて
いる場合があります。
<主管省庁、機関>
行政院農業委員會
http://www.coa.gov.tw/show_index.php
<主管省庁、機関>
行政院農業委員会 動植物防疫検疫局
http://www.baphiq.gov.tw/index/index.html
食品添加物
対象品目:グルタミン酸ソーダ、酸性食用染料、合成有機食用顔料、その他合成有機食用着色料
行政院衛生署発行の食品添加物許可証が必要です。
※サンプル、贈答品に当たる場合には、同署より発行される『食品(添加物)サンプル輸入審査通知書』の提出が必要
です。
輸入時に未許可の場合、破棄・罰金の対象となる場合があります。
<主管省庁、機関>
行政院衛生署
http://www.doh.gov.tw
酒・タバコ
対象品目:①一般料理酒、料理米酒、ビール(麦芽醸造)、
シャンパン、発泡酒、ワイン、穀物類酒、果実
類酒、蜂蜜酒、醸造飲料、未変性エタノール
(アルコール)、ブドウのブランデー、ウィス
キー、ラム酒、リキュール及びコーディアルな
ど、その他アルコール成分を含む飲料
②タバコ葉を含んだ各種葉巻、巻きタバコ、タ
バコ葉の代用品を含んだものも含む
・財政部発行のタバコ酒輸入業許可証のコピー或いは
財政部の同意文書が必要です。
・原産地証明書の原本が必要です。
<主管省庁、機関>
財政部
http://www.mof.gov.tw/
動物
対象品目:馬、牛、豚、ヤギ、鹿、ダチョウ(純血種繁殖
用)、飼養の鶏、アヒル、ガチョウ、七面鳥、
ホロホロチョウ(純血種繁殖用、重量185グラ
ム以上のもの)等
生きた動物は病気が発生した地域からの輸入は禁止
措置が採られるため、行政院農業委員会の同意文書が
必要です。
<主管省庁、機関>
行政院農業委員會
http://www.coa.gov.tw/show_index.php
化粧品
植物
対象品目:種(乾燥トウモロコシ、サヤエンドウ豆、インゲ
ン豆など)。その他飼料になるトウモロコシ、テ
ンサイの種子、アルファルファの種、ウマゴヤ
シの種など。糧秣植物、草本花卉植物、
野菜など栽培用の種子、果実と胞子
植物品種及び種苗管理の為、種苗業の登記証のコピー
が必要です。ただし輸入数量が100グラム以下ならば
免除されます。
<主管省庁、機関>
行政院農業委員會
http://www.coa.gov.tw/show_index.php
対象品目:薬用フェイスクリーム、薬用洗顔クリーム、薬
用乳液、化粧水、パーマ剤、毛染め剤、デオド
ラント剤、薬用せっけん
行政院衛生署による輸入許可が必要です。
輸入しようとする化粧品の用度・色素などにより申請方法
が異なるため注意が必要です。
<主管省庁、機関>
行政院衛生署
http://www.doh.gov.tw
医薬品
対象品目:①人体用薬品等、医薬品全般
②中医薬用を含めた以下のもの:乾燥海馬、虎骨(ココツ)、熊骨、亀甲、亀板、麻子仁(発芽活性をして
いないもの)朝鮮人参(ヒゲ、茎、破片を含む)、コカの葉、ケシ、杜仲など含む
行政院衛生署による輸入許可が必要です。
①人体用薬品(製剤及び医薬品原料、補助薬品類、人用生物製剤を含む)と②中医薬ではライセンスの種類が異なります。
また中医薬は、商品名称に中医薬材及び中文での本草名を注記する必要があります。
ただし、非乾燥商品を輸入する際には、前述の制限を受けません。
<主管省庁、機関>
行政院衛生署
http://www.doh.gov.tw
機械
対象品目:
①電機電子製品(デジタルカメラやビデオカメラ、家電製品、その他電子電機機器など)
経済部標準検験局(BMSI)の検査により製品証明登録(長期輸入の為の一括登録)か型式認証(輸入ごとの検査)が必
要です。
②エアコンなどの空調機器
7.1kw以下でクロロフルオロカーボンを含む空気調節器を輸入する場合、行政院環境保護署の同意文書を提出する
必要があります。
③光ディスク製造機器 経済部国際貿易局の同意文書が必要です。
<主管省庁、機関>
①経済部標準検験局 http://www.bsmi.gov.tw/wSite/mp?mp=1
②行政院環境保護署 http://www.epa.gov.tw/
③經濟部國際貿易局 http://cweb.trade.gov.tw/
※中古機械の場合
基本的に新品機械の輸入と同じ手続きが必要です。
電子電気機器などであれば、経済部標準検験局による検査を受けなければなりません。
衣料品、繊維製品
対象品目: ①中国大陸地区製造の品目に関しては、輸入数量と申告金額に規制がある場合が多く、
規制に該当する場合、1HSコードにつき24pcs、CIF32,000TWDを超えると輸入ができません。
②下着、子供服、寝具等ヒトの体と直接接触する可能性のあるもの。
これらは規制がある場合が多く、主管省庁により検査を求められる事があります。
規制の対象となる物は、衣服・織物の種類・用途ごとに規定が異なりますので、事前の確認が必要となります。
<主管省庁、機関>
経済部国際貿易局
http://www.trade.gov.tw/
経済部標準検験局
http://www.bsmi.gov.tw/wSite/index.jsp
※販売業ライセンスについて
・台湾税関への輸入申告時に扱う商品種類によっては販売業ライセンスの取得済みであることの証明が必要となります。
販売業のライセンスが国内販売時に必要なのか、それ以前の輸入申告時に必要なのか事前に確認が必要です。
・台湾で販売するものには、すべて中文ラベルが必要です。品物が食品以外の場合は、中文ラベルのサンプルにて通関
可能ですが、食品・加工食品の場合には中文ラベルを品物に貼り付けた上での通関となります。
その他注意点
【必要書類項目、規制事項を満たさない場合、台湾税関にて差し止め、品物の没収、破棄および返送となる可能性が
あります。】
※上記記載項目以外にも、輸送上の制限を受ける場合があります。
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