揖斐川町立北方小学校

揖斐川町立北方小学校
活動の種類
健康・安全
(複数回答可)
奉仕
その他( 地域との交流
全校
活動の単位
国際理解・親善
福祉
学年
)
委員会
クラブ
その他(
教育課程上の
教科
道徳
主な位置づけ
委員会・部活動
)
特別活動
学校行事
総合的な学習
児童会・生徒会活動
その他(
)
1.活動テーマ
仲間とともに進んでやりぬく子(協働・共同・協同)
2.学校紹介
本校は、創立139年の伝統ある小学校で、全校児童数112人の小規模校である。揖斐川上
流濃尾平野の西北部の揖斐川沿いに位置している。
生活科や総合的な学習の時間における学習活動の基盤として、北方踊りの伝統芸能の継承や地
域のお年寄りとの交流など、地域の特性を生かした学習を行っている。このような地域との交流
を通して、地域に誇りをもち、地域に貢献することができる子どもを育成している。
3.活動内容
(1)仲間とのふれあいを大切にした活動
①児童会によるあいさつ運動
児童会の代表委員会が積極的に働きかけて、あいさつ運動を行
っている。場にあった声の大きさや表情に注意を払いながら、玄関
に立って呼びかけたり、教室を回ってあいさつをしたりしている。心のこもったあいさつをす
る子が増え、自主的に校長室や職員室にまで来てていねいなあいさつ
をする子もいる。
②異年齢集団「ふれあい班」による活動
1~6年生までが8つのふれあい班に分かれ、年間を通して遊びや
掃除など様々な活動を行っている。4月は学校の裏山へのウォーキン
グ、10月は班ごとにゲームを準備して遊ぶ北方っ子集会、2月には
班対抗団縄大会の活動を通して、高学年はリーダーとして行動するこ
と、中学年は協力すること、低学年はきまりを守ることなど、活動を
通して学んでいる。
(2)地域とのふれあいを大切にした活動
①地域伝統芸能の継承
5・6年生が総合的な学習の時間に地域に伝わる北方踊りの体験学習
をしている。5年生は横笛の演奏、6年生はしないや太鼓を身に付けて
踊っている。今年度は、北方神社の春祭りで北方踊りの奉納、北海道芽
室町の友だちとの交流や岐阜県ジュニア文化祭、北方小運動会、北方地区運動会、公民館祭り
で披露した。子どもたちは地域の伝統芸能を学ぶことで、郷土への愛着を深
めている。
②地域のお年寄り「恵比寿会」との交流
全学年が年に3回ずつ「恵比寿会」との交流を行っている。学校で練習
した歌や合奏を聴いていただいたり、一緒に遊びをしたりしている。子ど
もたちが教えていただくことや教えてあげることもあり、心と心のふれあ
いを実感することができる。
③幼児園との交流
児童会行事である北方っ子集会に招待して一緒に遊んだり、6年生が幼
児園へ訪問して読み聞かせや遊びをしたりしている。相手に合わせた活動
を考えたり接したりすることで、思いやりの心を育んでいる。
④地域へ発信・奉仕する活動
5年生は、いつもお世話になっている地域の方々に感謝の気持ちを
伝えたいと考え、自分たちで育てた花を公共施設等においていただく
ことにした。夏はマリーゴールドやベコニア、百日草、春には、パン
ジーやノースポールなどの花をプランターに植えて、公民館やバス停、郵便局やJA等に届け
た。地域の方々に喜んでいただき、地域のために働くことの尊さを学ぶことができた。
学校の中だけの活動ではなく、地域の方々とのふれあいを通して地域から学
ここがポイント
ぶ活動にも取り組んでいる。地域の方々から教えていただくだけでなく、地
域へ発信する活動、奉仕する活動へと幅を広げる。
学校の仲間や地域の方々との様々なふれあいを通して、思いやりの心を育
ここがねらい
て、地域に貢献できる子どもを育てる。
異年齢集団での活動は、上級生は優しく下級生の世話をし、和やかな雰囲気
効
果
の中で仲良く活動することができた。地域との交流を通して、北方地域に愛
着をもつ子どもが育った。
学校等のコメント
仲間とのふれあい、地域とのふれあいという活動を今後も継続して行い、主
体的に仲良く助け合ったり、奉仕したりする心をさらに養っていきたいで
す。。